JPH10242595A - 回路基板 - Google Patents
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- JPH10242595A JPH10242595A JP9060032A JP6003297A JPH10242595A JP H10242595 A JPH10242595 A JP H10242595A JP 9060032 A JP9060032 A JP 9060032A JP 6003297 A JP6003297 A JP 6003297A JP H10242595 A JPH10242595 A JP H10242595A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 サーマルヘッドと回路基板とを光線の照射に
より加熱溶融されたハンダにより接続する場合に、パッ
ドから外れた部分に照射された光線の熱により基板材料
が焼き付かない回路基板を実現する。 【解決手段】 パッド52aの右隣およびパッド52b
の左隣に、それぞれ変質防止部53a,53bを形成す
る。これにより、光線70を照射開始位置54から照射
終了位置55まで走査した場合であっても、光線70の
照射部分56,57における焼き付けを防止できる。
より加熱溶融されたハンダにより接続する場合に、パッ
ドから外れた部分に照射された光線の熱により基板材料
が焼き付かない回路基板を実現する。 【解決手段】 パッド52aの右隣およびパッド52b
の左隣に、それぞれ変質防止部53a,53bを形成す
る。これにより、光線70を照射開始位置54から照射
終了位置55まで走査した場合であっても、光線70の
照射部分56,57における焼き付けを防止できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、接続部材を用いて
電気部品と電気的に接続するための導電部を有する回路
基板であって、その導電部と上記接続部材とを光線の照
射により加熱溶融されたハンダによりハンダ付けする回
路基板として好適なものに関する。
電気部品と電気的に接続するための導電部を有する回路
基板であって、その導電部と上記接続部材とを光線の照
射により加熱溶融されたハンダによりハンダ付けする回
路基板として好適なものに関する。
【0002】
【従来の技術】上記従来の回路基板の一例を図6を参照
して説明する。図6は、ファクシミリ装置に用いられる
サーマルヘッドを駆動する駆動回路が設けられた回路基
板の一部を示す説明図である。サーマルヘッド90の右
端の下部には、導電性材料で形成された複数のピン95
のそれぞれの一端を支持する基端93が長手方向に接続
されており、それらの接続部分は、樹脂製モールド材料
94によりモールドされている。また、回路基板80の
基板本体81上には、銅で膜状にパターン形成されたパ
ッド82が複数形成されており、各パッド82の上に
は、各ピン95の他端がそれぞれハンダ付けされてい
る。各ピン95の基端93は、サーマルヘッド90に設
けられた図示しないヘッドドライバICに接続されてお
り、各パッド82は、基板本体81上の図示しない駆動
回路と電気的に接続されている。
して説明する。図6は、ファクシミリ装置に用いられる
サーマルヘッドを駆動する駆動回路が設けられた回路基
板の一部を示す説明図である。サーマルヘッド90の右
端の下部には、導電性材料で形成された複数のピン95
のそれぞれの一端を支持する基端93が長手方向に接続
されており、それらの接続部分は、樹脂製モールド材料
94によりモールドされている。また、回路基板80の
基板本体81上には、銅で膜状にパターン形成されたパ
ッド82が複数形成されており、各パッド82の上に
は、各ピン95の他端がそれぞれハンダ付けされてい
る。各ピン95の基端93は、サーマルヘッド90に設
けられた図示しないヘッドドライバICに接続されてお
り、各パッド82は、基板本体81上の図示しない駆動
回路と電気的に接続されている。
【0003】なお、サーマルヘッド90には、複数の発
熱体91が長手方向に配列されている。そして、上記駆
動回路から出力された駆動信号は、パッド82、ピン9
5および基端93を介して上記ヘッドドライバICへ出
力され、ヘッドドライバICが発熱体91に通電するこ
とにより各発熱体91が発熱し、その熱によりインクを
溶融して図示しない記録用紙に印字が行われる。また、
サーマルヘッド90で発生した熱は、金属製の放熱板9
2により放熱される。
熱体91が長手方向に配列されている。そして、上記駆
動回路から出力された駆動信号は、パッド82、ピン9
5および基端93を介して上記ヘッドドライバICへ出
力され、ヘッドドライバICが発熱体91に通電するこ
とにより各発熱体91が発熱し、その熱によりインクを
溶融して図示しない記録用紙に印字が行われる。また、
サーマルヘッド90で発生した熱は、金属製の放熱板9
2により放熱される。
【0004】ピン95の他端と、それに対応するパッド
82とのハンダ付けは、図示しないハンダ付け装置によ
り行われる。このハンダ付け装置は、糸ハンダを送り出
すアーム60を備えており、そのアーム60から糸ハン
ダ61の先端を各ピン95の他端上に送り出し、その送
り出された糸ハンダ61の先端にレーザ光96を照射し
て加熱溶融する。
82とのハンダ付けは、図示しないハンダ付け装置によ
り行われる。このハンダ付け装置は、糸ハンダを送り出
すアーム60を備えており、そのアーム60から糸ハン
ダ61の先端を各ピン95の他端上に送り出し、その送
り出された糸ハンダ61の先端にレーザ光96を照射し
て加熱溶融する。
【0005】ところで、レーザ光96の照射範囲を複数
のピン95の内の右端のピン95a上から左端のピン9
5b上に設定した場合、照射開始位置が右端のピン95
a上から左方向にずれると、右端のピン95a上の糸ハ
ンダ61aが加熱溶融されないため、右端のピン95a
と、それに対応する右端のパッド82aとをハンダ付け
することができない。また、逆に、レーザ光96の照射
開始位置が右端のピン95aから右方向にずれると、左
端のピン95b上に到達する前に照射が終了することか
ら、左端のピン95b上の糸ハンダ61bを加熱溶融で
きないため、左端のピン95bと、それに対応する左端
のパッド82bとをハンダ付けすることができない。つ
まり、回路基板80とサーマルヘッド90との接続不良
が生じる。
のピン95の内の右端のピン95a上から左端のピン9
5b上に設定した場合、照射開始位置が右端のピン95
a上から左方向にずれると、右端のピン95a上の糸ハ
ンダ61aが加熱溶融されないため、右端のピン95a
と、それに対応する右端のパッド82aとをハンダ付け
することができない。また、逆に、レーザ光96の照射
開始位置が右端のピン95aから右方向にずれると、左
端のピン95b上に到達する前に照射が終了することか
ら、左端のピン95b上の糸ハンダ61bを加熱溶融で
きないため、左端のピン95bと、それに対応する左端
のパッド82bとをハンダ付けすることができない。つ
まり、回路基板80とサーマルヘッド90との接続不良
が生じる。
【0006】したがって、上記問題が生じないようにす
るためには、レーザ光96の照射位置合わせを高精度で
行う必要があるが、糸ハンダ61の径が非常に小さいた
め、照射位置を糸ハンダ61上に合わせるのが困難であ
る。また、位置合わせに時間がかかるため、ハンダ付け
の作業効率が低下し、ファクシミリ装置の製造歩留まり
が悪くなる。そこで、従来は、上記問題の発生を防止す
るため、図6に示すように、右端のパッド82aの右側
に隣接する基板本体81上の照射開始位置83からレー
ザ光96を照射開始し、レーザ光96を各糸ハンダ61
を加熱溶融しながら矢印F1で示す方向へ走査し、左端
のパッド82bの左側に隣接する基板本体81上の照射
終了位置84で照射を終了している。つまり、レーザ光
96の照射開始位置が左右にずれた場合であっても、両
端のピン95aおよび95bが、両端のパッド82aお
よび82bに確実にハンダ付けされるようにしている。
るためには、レーザ光96の照射位置合わせを高精度で
行う必要があるが、糸ハンダ61の径が非常に小さいた
め、照射位置を糸ハンダ61上に合わせるのが困難であ
る。また、位置合わせに時間がかかるため、ハンダ付け
の作業効率が低下し、ファクシミリ装置の製造歩留まり
が悪くなる。そこで、従来は、上記問題の発生を防止す
るため、図6に示すように、右端のパッド82aの右側
に隣接する基板本体81上の照射開始位置83からレー
ザ光96を照射開始し、レーザ光96を各糸ハンダ61
を加熱溶融しながら矢印F1で示す方向へ走査し、左端
のパッド82bの左側に隣接する基板本体81上の照射
終了位置84で照射を終了している。つまり、レーザ光
96の照射開始位置が左右にずれた場合であっても、両
端のピン95aおよび95bが、両端のパッド82aお
よび82bに確実にハンダ付けされるようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のハ
ンダ付けによれば、レーザ光96が照射される部分とな
る、右端のパッド82aに隣接する部分85と、左端の
パッド82bに隣接する部分86とが、照射されたレー
ザ光96の熱により焼き付くという問題がある。特に、
基板本体81の端部が焼き付くと、その焼き付いた部分
から基板本体81の表面が剥離し易くなり、ファクシミ
リ装置を駆動している際の振動により上記剥離が進行す
ると、表面が剥離した部分の基板剛性が低下し、右端の
ピン95aとパッド82aとの接続不良が生じるという
問題が発生する。
ンダ付けによれば、レーザ光96が照射される部分とな
る、右端のパッド82aに隣接する部分85と、左端の
パッド82bに隣接する部分86とが、照射されたレー
ザ光96の熱により焼き付くという問題がある。特に、
基板本体81の端部が焼き付くと、その焼き付いた部分
から基板本体81の表面が剥離し易くなり、ファクシミ
リ装置を駆動している際の振動により上記剥離が進行す
ると、表面が剥離した部分の基板剛性が低下し、右端の
ピン95aとパッド82aとの接続不良が生じるという
問題が発生する。
【0008】そこで、本発明は、電気回路に電気的に接
続された導電部と所定の電気部品とを、光線の照射によ
り加熱溶融されたハンダによりハンダ付けする際に、そ
の光線の照射により上記基板本体が焼き付けられること
のない回路基板を実現することを目的とする。
続された導電部と所定の電気部品とを、光線の照射によ
り加熱溶融されたハンダによりハンダ付けする際に、そ
の光線の照射により上記基板本体が焼き付けられること
のない回路基板を実現することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、請求項1に記載の発明では、基板本体と、
この基板本体に設けられた電気回路と、前記基板本体に
設けられており、前記電気回路と所定の電気部品とを接
続部材により電気的に接続するための導電部とを有し、
前記導電部と前記接続部材とが、光線の照射により加熱
溶融されたハンダによりハンダ付けされる回路基板にお
いて、前記基板本体上の前記導電部に隣接する部分のう
ち、前記光線が照射される部分に、前記光線の照射によ
る基板材料の変質を防止する変質防止部が形成されてな
るという技術的手段を採用する。
成するため、請求項1に記載の発明では、基板本体と、
この基板本体に設けられた電気回路と、前記基板本体に
設けられており、前記電気回路と所定の電気部品とを接
続部材により電気的に接続するための導電部とを有し、
前記導電部と前記接続部材とが、光線の照射により加熱
溶融されたハンダによりハンダ付けされる回路基板にお
いて、前記基板本体上の前記導電部に隣接する部分のう
ち、前記光線が照射される部分に、前記光線の照射によ
る基板材料の変質を防止する変質防止部が形成されてな
るという技術的手段を採用する。
【0010】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の回路基板において、前記光線は、前記導電部の一端
に隣接する部分から他端に隣接する部分にかけて照射さ
れるものであり、前記一端に隣接する部分および前記他
端に隣接する部分の基板本体上に前記変質防止部が形成
されてなるという技術的手段を採用する。
載の回路基板において、前記光線は、前記導電部の一端
に隣接する部分から他端に隣接する部分にかけて照射さ
れるものであり、前記一端に隣接する部分および前記他
端に隣接する部分の基板本体上に前記変質防止部が形成
されてなるという技術的手段を採用する。
【0011】請求項3に記載の発明では、請求項1また
は請求項2に記載の回路基板において、前記接続部材
は、複数のピン形状の端子であるという技術的手段を採
用する。
は請求項2に記載の回路基板において、前記接続部材
は、複数のピン形状の端子であるという技術的手段を採
用する。
【0012】請求項4に記載の発明では、請求項1ない
し請求項3のいずれか1つに記載の回路基板において、
前記所定の電気部品は、駆動信号に基づいて発熱体を発
熱させることにより、記録媒体に画像情報の記録を行う
記録ヘッドであり、前記電気回路は、前記駆動信号を前
記導電部および接続部材を介して前記記録ヘッドへ出力
するものであり、前記導電部は、前記基板本体の両端の
近傍にそれぞれ設けられてなるという技術的手段を採用
する。
し請求項3のいずれか1つに記載の回路基板において、
前記所定の電気部品は、駆動信号に基づいて発熱体を発
熱させることにより、記録媒体に画像情報の記録を行う
記録ヘッドであり、前記電気回路は、前記駆動信号を前
記導電部および接続部材を介して前記記録ヘッドへ出力
するものであり、前記導電部は、前記基板本体の両端の
近傍にそれぞれ設けられてなるという技術的手段を採用
する。
【0013】請求項5に記載の発明では、請求項1ない
し請求項4のいずれか1つに記載の回路基板において、
前記変質防止部は、前記光線の照射される部分に、少な
くとも前記導電部と同じ材料により形成された部分を有
するという技術的手段を採用する。
し請求項4のいずれか1つに記載の回路基板において、
前記変質防止部は、前記光線の照射される部分に、少な
くとも前記導電部と同じ材料により形成された部分を有
するという技術的手段を採用する。
【0014】
【作用】請求項1ないし請求項5に記載の発明では、上
記基板本体上に設けられた上記導電部に隣接する部分の
うち、上記ハンダを加熱溶融させる光線が照射される部
分に、その光線の照射による基板材料の変質を防止する
変質防止部が形成されてなる。したがって、光線の照射
位置が上記導電部に隣接する部分に外れた場合であって
も、その部分に上記変質防止部が形成されていることに
より、その部分の光線の照射による基板材料の変質を防
止できる。
記基板本体上に設けられた上記導電部に隣接する部分の
うち、上記ハンダを加熱溶融させる光線が照射される部
分に、その光線の照射による基板材料の変質を防止する
変質防止部が形成されてなる。したがって、光線の照射
位置が上記導電部に隣接する部分に外れた場合であって
も、その部分に上記変質防止部が形成されていることに
より、その部分の光線の照射による基板材料の変質を防
止できる。
【0015】特に、請求項2に記載の発明では、上記光
線が、上記導電部の一端に隣接する部分から他端に隣接
する部分にかけて照射されるものである場合に、上記一
端に隣接する部分および上記他端に隣接する部分の基板
本体上に上記変質防止部が形成されてなるため、上記光
線の照射により、上記導電部の一端に隣接する部分およ
び他端に隣接する部分の基板材料の変質を防止できる。
したがって、光線を上記導電部の一端に隣接する部分か
ら、他端に隣接する部分まで連続して照射することによ
り、接続部材を導電部にハンダ付けする手法を積極的に
用いることが可能となる。
線が、上記導電部の一端に隣接する部分から他端に隣接
する部分にかけて照射されるものである場合に、上記一
端に隣接する部分および上記他端に隣接する部分の基板
本体上に上記変質防止部が形成されてなるため、上記光
線の照射により、上記導電部の一端に隣接する部分およ
び他端に隣接する部分の基板材料の変質を防止できる。
したがって、光線を上記導電部の一端に隣接する部分か
ら、他端に隣接する部分まで連続して照射することによ
り、接続部材を導電部にハンダ付けする手法を積極的に
用いることが可能となる。
【0016】また、上記請求項1または請求項2に記載
の技術的手段は、請求項3に記載の発明のように、上記
接続部材が、複数のピン形状の端子である場合に好適に
用いられる。つまり、上記接続部材が、複数のピン形状
の端子である場合には、光線の照射範囲を配列された複
数の端子の内の一端に位置する端子上から他端に位置す
る端子上に設定すると、上記光線の照射開始位置がずれ
た場合に、両端のいずれかの端子がハンダ付けされな
い。そこで、光線の照射開始位置が左右にずれた場合で
あっても、両端の端子がハンダ付けされるように、光線
を上記一端の端子がハンダ付けされる導電部に隣接する
部分から、他端の端子がハンダ付けされる導電部に隣接
する部分まで照射する手法が採られるが、その場合に
も、上記導電部に隣接する両部分に上記変質防止部を形
成しておくことにより、上記両部分の光線の照射による
焼き付けを防止できる。
の技術的手段は、請求項3に記載の発明のように、上記
接続部材が、複数のピン形状の端子である場合に好適に
用いられる。つまり、上記接続部材が、複数のピン形状
の端子である場合には、光線の照射範囲を配列された複
数の端子の内の一端に位置する端子上から他端に位置す
る端子上に設定すると、上記光線の照射開始位置がずれ
た場合に、両端のいずれかの端子がハンダ付けされな
い。そこで、光線の照射開始位置が左右にずれた場合で
あっても、両端の端子がハンダ付けされるように、光線
を上記一端の端子がハンダ付けされる導電部に隣接する
部分から、他端の端子がハンダ付けされる導電部に隣接
する部分まで照射する手法が採られるが、その場合に
も、上記導電部に隣接する両部分に上記変質防止部を形
成しておくことにより、上記両部分の光線の照射による
焼き付けを防止できる。
【0017】さらに、請求項1ないし請求項3のいずれ
か1つに記載の技術的手段は、請求項4に記載の発明の
ように、上記所定の電気部品が、駆動信号に基づいて発
熱体を発熱させることにより、記録媒体に画像情報の記
録を行う記録ヘッドである場合に、その記録ヘッドへ駆
動信号を出力する回路基板である場合に好適に用いられ
る。つまり、ファクシミリ装置に代表される画像記録装
置では、内蔵されたモータを用いた駆動機構による振動
が発生し、その振動は、回路基板と記録ヘッドとのハン
ダ付け部分にも伝達されることから、振動による接続不
良の発生を防止するために確実なハンダ付けが要求され
る。そこで、上記各技術的手段を用いることにより、確
実なハンダ付けをできるとともに、光線の照射による基
板材料の変質を防止できるため、上記要求を満たすこと
ができる。
か1つに記載の技術的手段は、請求項4に記載の発明の
ように、上記所定の電気部品が、駆動信号に基づいて発
熱体を発熱させることにより、記録媒体に画像情報の記
録を行う記録ヘッドである場合に、その記録ヘッドへ駆
動信号を出力する回路基板である場合に好適に用いられ
る。つまり、ファクシミリ装置に代表される画像記録装
置では、内蔵されたモータを用いた駆動機構による振動
が発生し、その振動は、回路基板と記録ヘッドとのハン
ダ付け部分にも伝達されることから、振動による接続不
良の発生を防止するために確実なハンダ付けが要求され
る。そこで、上記各技術的手段を用いることにより、確
実なハンダ付けをできるとともに、光線の照射による基
板材料の変質を防止できるため、上記要求を満たすこと
ができる。
【0018】また、請求項5に記載の発明では、上記変
質防止部は、上記光線の照射される部分に、少なくとも
上記導電部と同じ材料により形成された部分を有する。
つまり、基板本体上に導電部を形成するのと同じ工程で
上記部分を形成することができる。したがって、変質防
止部を形成するための特別の工程を設ける必要がないた
め、回路基板の製造効率を高めることができる。
質防止部は、上記光線の照射される部分に、少なくとも
上記導電部と同じ材料により形成された部分を有する。
つまり、基板本体上に導電部を形成するのと同じ工程で
上記部分を形成することができる。したがって、変質防
止部を形成するための特別の工程を設ける必要がないた
め、回路基板の製造効率を高めることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図1ないし図5を参照して説明する。なお、以下の実
施形態では、本発明の回路基板として、ファクシミリ装
置に用いられるサーマルヘッド(電気部品)に接続され
る回路基板を代表に説明する。まず、上記ファクシミリ
装置の主要構成について図1および図2を参照して説明
する。図1は、本実施形態の回路基板が用いられたファ
クシミリ装置の外観を示す説明図であり、図2は、図1
に示すファクシミリ装置の内部機構の一部を示す説明図
である。
て図1ないし図5を参照して説明する。なお、以下の実
施形態では、本発明の回路基板として、ファクシミリ装
置に用いられるサーマルヘッド(電気部品)に接続され
る回路基板を代表に説明する。まず、上記ファクシミリ
装置の主要構成について図1および図2を参照して説明
する。図1は、本実施形態の回路基板が用いられたファ
クシミリ装置の外観を示す説明図であり、図2は、図1
に示すファクシミリ装置の内部機構の一部を示す説明図
である。
【0020】図1に示すように、ファクシミリ装置10
の前部上面には、操作パネル20が備えられている。こ
の操作パネル20には、ダイヤルボタン21、短縮ダイ
ヤルボタン22、ファクシミリの開始および停止などを
行う機能ボタン23などが設けられており、操作パネル
20の後方には、ファクシミリで送信する原稿を挿入す
る原稿挿入ガイド11が設けられている。ファクシミリ
装置10の後部には、ファクシミリ通信で受信された画
像情報を印刷するための記録媒体たる用紙を収容する用
紙収容部12が開口形成された用紙収容ケース13が設
けられている。この用紙収容ケース13の前方には、印
刷された用紙を排出する用紙排出口14が設けられてい
る。
の前部上面には、操作パネル20が備えられている。こ
の操作パネル20には、ダイヤルボタン21、短縮ダイ
ヤルボタン22、ファクシミリの開始および停止などを
行う機能ボタン23などが設けられており、操作パネル
20の後方には、ファクシミリで送信する原稿を挿入す
る原稿挿入ガイド11が設けられている。ファクシミリ
装置10の後部には、ファクシミリ通信で受信された画
像情報を印刷するための記録媒体たる用紙を収容する用
紙収容部12が開口形成された用紙収容ケース13が設
けられている。この用紙収容ケース13の前方には、印
刷された用紙を排出する用紙排出口14が設けられてい
る。
【0021】次に、ファクシミリ装置10の主な内部機
構について図2を参照して説明する。なお、以下の説明
では、図2において紙面右側を前方と、紙面左側を後方
と、紙面上側を上方と、紙面下側を下方と称する。図2
に示すように、用紙収容部12の下方には、用紙15を
下方へ給紙する給紙ローラ16が設けられており、この
給紙ローラ16の給紙方向には、給紙ローラ16により
給紙された用紙15を案内する案内部材17が設けられ
ている。この案内部材17の案内側には、印字用プラテ
ンローラ18が設けられており、この印字用プラテンロ
ーラ18の下方には、用紙15に画像情報を印字する印
字部30が設けられている。
構について図2を参照して説明する。なお、以下の説明
では、図2において紙面右側を前方と、紙面左側を後方
と、紙面上側を上方と、紙面下側を下方と称する。図2
に示すように、用紙収容部12の下方には、用紙15を
下方へ給紙する給紙ローラ16が設けられており、この
給紙ローラ16の給紙方向には、給紙ローラ16により
給紙された用紙15を案内する案内部材17が設けられ
ている。この案内部材17の案内側には、印字用プラテ
ンローラ18が設けられており、この印字用プラテンロ
ーラ18の下方には、用紙15に画像情報を印字する印
字部30が設けられている。
【0022】この印字部30には、箱形状のハウジング
31が備えられている。このハウジング31は、底板3
2、底板32の両側縁からそれぞれ鉛直方向に形成され
た前方の側板33および後方の側板34から構成されて
いる。側板33には、係止孔33aが形成されており、
その係止孔33aには、サーマルヘッド40の放熱板4
4の後端に形成された係止片44aが係止されている。
係止孔33aは、係止片44aが上下動可能な大きさに
形成されている。側板34に形成された図示しない係止
孔には、放熱板44の前端に形成された係止片44bが
係止されている。つまり、放熱板44は、係止片44b
を支点にしてその前端を上下動できるようにハウジング
31に取付けられている(放熱板取付手段)。
31が備えられている。このハウジング31は、底板3
2、底板32の両側縁からそれぞれ鉛直方向に形成され
た前方の側板33および後方の側板34から構成されて
いる。側板33には、係止孔33aが形成されており、
その係止孔33aには、サーマルヘッド40の放熱板4
4の後端に形成された係止片44aが係止されている。
係止孔33aは、係止片44aが上下動可能な大きさに
形成されている。側板34に形成された図示しない係止
孔には、放熱板44の前端に形成された係止片44bが
係止されている。つまり、放熱板44は、係止片44b
を支点にしてその前端を上下動できるようにハウジング
31に取付けられている(放熱板取付手段)。
【0023】本発明の記録ヘッドたるサーマルヘッド4
0の後端には、サーマルヘッド40の樹脂モールド部4
5(図3(A)参照)にモールドされたヘッドドライバ
ICへ駆動信号を出力する回路基板50が接続されてお
り、この回路基板50は、放熱板44の上面に取付けら
れている。回路基板50には、インクリボンの有無を検
出するリボンセンサ59、電源リレー58などが取付け
られており(図3(B)参照)、電源リレー58の下部
(頭部)は、底板32に貫通形成された貫通孔32a内
に収容されている。電源リレー58は、給紙された用紙
15に印字が実行されるまではOFFしており、印字が
実行される際にONしてヘッドドライバICへ発熱体4
1への駆動電源を供給する。つまり、印字が行われない
間は、サーマルヘッド40の発熱体41への駆動電源の
供給を中断してサーマルヘッド40の寿命を延ばしてい
る。
0の後端には、サーマルヘッド40の樹脂モールド部4
5(図3(A)参照)にモールドされたヘッドドライバ
ICへ駆動信号を出力する回路基板50が接続されてお
り、この回路基板50は、放熱板44の上面に取付けら
れている。回路基板50には、インクリボンの有無を検
出するリボンセンサ59、電源リレー58などが取付け
られており(図3(B)参照)、電源リレー58の下部
(頭部)は、底板32に貫通形成された貫通孔32a内
に収容されている。電源リレー58は、給紙された用紙
15に印字が実行されるまではOFFしており、印字が
実行される際にONしてヘッドドライバICへ発熱体4
1への駆動電源を供給する。つまり、印字が行われない
間は、サーマルヘッド40の発熱体41への駆動電源の
供給を中断してサーマルヘッド40の寿命を延ばしてい
る。
【0024】印字用プラテンローラ18とサーマルヘッ
ド40との間には、インクリボン25が介在されてお
り、このインクリボン25は、印字の進行にしたがって
巻出ローラ23にから送り出され、巻取ローラ24によ
り巻き取られる。リボンセンサ59に取付けられた検出
スイッチ59aの先端は、インクリボン25により、下
方に押し下げられており、インクリボン25がなくなる
と、検出スイッチ59aが上昇してインクリボン25が
なくなったことが検出される。
ド40との間には、インクリボン25が介在されてお
り、このインクリボン25は、印字の進行にしたがって
巻出ローラ23にから送り出され、巻取ローラ24によ
り巻き取られる。リボンセンサ59に取付けられた検出
スイッチ59aの先端は、インクリボン25により、下
方に押し下げられており、インクリボン25がなくなる
と、検出スイッチ59aが上昇してインクリボン25が
なくなったことが検出される。
【0025】放熱板44の下面であってサーマルヘッド
40の取付面に対向する部分と、その部分に相対向する
底板32の上面との間には、スプリングバネ26が介在
されており、このスプリングバネ26の復元力により、
放熱板44は上方へ付勢されている。つまり、放熱板4
4の上面に取付けられたサーマルヘッド40は、印字用
プラテンローラ18の下面(印字面)に向けて付勢され
ており、サーマルヘッド40がインクリボン25を介し
て印字用プラテンローラ18に常に一定の圧力で接する
ようになっている。印字用プラテンローラ18の前方に
は、印字された用紙15を案内する案内部材19が設け
られており、この案内部材19の上方には、案内部材1
9により案内された用紙15を用紙排出口14へ排出す
る排出ローラ20,21が相対向して設けられている。
40の取付面に対向する部分と、その部分に相対向する
底板32の上面との間には、スプリングバネ26が介在
されており、このスプリングバネ26の復元力により、
放熱板44は上方へ付勢されている。つまり、放熱板4
4の上面に取付けられたサーマルヘッド40は、印字用
プラテンローラ18の下面(印字面)に向けて付勢され
ており、サーマルヘッド40がインクリボン25を介し
て印字用プラテンローラ18に常に一定の圧力で接する
ようになっている。印字用プラテンローラ18の前方に
は、印字された用紙15を案内する案内部材19が設け
られており、この案内部材19の上方には、案内部材1
9により案内された用紙15を用紙排出口14へ排出す
る排出ローラ20,21が相対向して設けられている。
【0026】次に、上記回路基板50の構成および作用
について図3および図5を参照して説明する。なお、サ
ーマルヘッド40は、2チャンネルで駆動されるため、
以下の説明では、サーマルヘッド40および回路基板5
0の両端において接続されている2組のピン51のう
ち、左チャンネルに対して信号の入出力を行うピン51
を51Lと、右チャンネルに対して信号の入出力を行う
ピン51を51Rと称する。回路基板50には、メイン
基板29に搭載されたCPU28の入出力ポートと接続
される入出力端子27aと、図示しない電源から電源を
入力する電源端子27bと、電源リレー58と、リボン
センサ59とが設けられている。
について図3および図5を参照して説明する。なお、サ
ーマルヘッド40は、2チャンネルで駆動されるため、
以下の説明では、サーマルヘッド40および回路基板5
0の両端において接続されている2組のピン51のう
ち、左チャンネルに対して信号の入出力を行うピン51
を51Lと、右チャンネルに対して信号の入出力を行う
ピン51を51Rと称する。回路基板50には、メイン
基板29に搭載されたCPU28の入出力ポートと接続
される入出力端子27aと、図示しない電源から電源を
入力する電源端子27bと、電源リレー58と、リボン
センサ59とが設けられている。
【0027】入出力端子27aのNo.1およびNo.
2の端子には、発熱体41の温度を検出する図示しない
2個のサーミスタから出力される検出信号TM1,TM
2がそれぞれ入力され、No.3の端子から、リボンセ
ンサ59およびピン51Lに5Vの電圧が供給される。
No.4の端子からは、ピン51Lにストローブ信号S
T2が出力され、No.5の端子からは、CPU28か
ら出力された画像データがピン51Lに出力される。N
o.6の端子からは、ピン51Rにストローブ信号ST
1が出力され、No.8の端子には、リボンセンサ59
から出力された検出信号が入力される。No.9の端子
からは、クロック信号が出力され、No.10の端子に
は、ピン51Rから出力されたスムージングを行うため
のデータが入力される。No.11の端子からは、ピン
51Rにラッチ信号が出力される。なお、図5におい
て、回路基板50として破線で囲んだ範囲の回路が、本
発明の電気回路に相当する。
2の端子には、発熱体41の温度を検出する図示しない
2個のサーミスタから出力される検出信号TM1,TM
2がそれぞれ入力され、No.3の端子から、リボンセ
ンサ59およびピン51Lに5Vの電圧が供給される。
No.4の端子からは、ピン51Lにストローブ信号S
T2が出力され、No.5の端子からは、CPU28か
ら出力された画像データがピン51Lに出力される。N
o.6の端子からは、ピン51Rにストローブ信号ST
1が出力され、No.8の端子には、リボンセンサ59
から出力された検出信号が入力される。No.9の端子
からは、クロック信号が出力され、No.10の端子に
は、ピン51Rから出力されたスムージングを行うため
のデータが入力される。No.11の端子からは、ピン
51Rにラッチ信号が出力される。なお、図5におい
て、回路基板50として破線で囲んだ範囲の回路が、本
発明の電気回路に相当する。
【0028】次に、回路基板50とサーマルヘッド40
との接続構造について図3および図4を参照して説明す
る。図3(A)は、サーマルヘッド40に回路基板50
が接続された状態を印字面側から見た正面図であり、同
図(B)は、同図(A)の底面図であり、同図(C)
は、同図(A)の左側面図である。図4は、図3(A)
に示すA部の拡大説明図である。
との接続構造について図3および図4を参照して説明す
る。図3(A)は、サーマルヘッド40に回路基板50
が接続された状態を印字面側から見た正面図であり、同
図(B)は、同図(A)の底面図であり、同図(C)
は、同図(A)の左側面図である。図4は、図3(A)
に示すA部の拡大説明図である。
【0029】サーマルヘッド40は、用紙15の幅方向
に沿った横長に形成されており、その長手方向に沿って
複数(たとえば、1728個)の発熱体41が配列され
ている。それら発熱体41の下方には、長手方向に沿っ
て樹脂モールド部45が形成されており、この樹脂モー
ルド部45には、長手方向に沿って複数(たとえば、1
2個)のヘッドドライバICがモールドされている。サ
ーマルヘッド40の前端(図3(A)において上端)に
は、その前端に沿って、発熱体41から発生した熱を放
熱する放熱板44が取付けられており、サーマルヘッド
40の後端(図3(A)において下端)には、その長手
方向に沿って回路基板50が接続されている。なお、本
実施形態では、サーマルヘッド40はセラミックで形成
されており、放熱板は、鉄で形成されている。
に沿った横長に形成されており、その長手方向に沿って
複数(たとえば、1728個)の発熱体41が配列され
ている。それら発熱体41の下方には、長手方向に沿っ
て樹脂モールド部45が形成されており、この樹脂モー
ルド部45には、長手方向に沿って複数(たとえば、1
2個)のヘッドドライバICがモールドされている。サ
ーマルヘッド40の前端(図3(A)において上端)に
は、その前端に沿って、発熱体41から発生した熱を放
熱する放熱板44が取付けられており、サーマルヘッド
40の後端(図3(A)において下端)には、その長手
方向に沿って回路基板50が接続されている。なお、本
実施形態では、サーマルヘッド40はセラミックで形成
されており、放熱板は、鉄で形成されている。
【0030】サーマルヘッド40と回路基板50とは、
左右両端部において接続されているが、その接続構造
は、左右両端部で同じであるため、図3(A)にAで示
す右の端部の接続構造について図4を参照して説明す
る。サーマルヘッド40の右側下端には、本発明の接続
部材たる9本のピン51の一端を支持する基端42がそ
れぞれ長手方向に沿って接続されており、それら基端4
2の接続部分は、樹脂モールド部材43によりモールド
されており、気密性が確保されている他、その樹脂モー
ルド部材43が有する弾性により、サーマルヘッド40
と回路基板50との接続部分に加わる力が緩衝されるよ
うになっている。つまり、前述のように、サーマルヘッ
ド40はスプリングバネ26により上下動可能に指示さ
れているため、サーマルヘッド40が上下動した場合に
上記接続部分に加わる力が、上記樹脂モールド部材43
により緩衝される。
左右両端部において接続されているが、その接続構造
は、左右両端部で同じであるため、図3(A)にAで示
す右の端部の接続構造について図4を参照して説明す
る。サーマルヘッド40の右側下端には、本発明の接続
部材たる9本のピン51の一端を支持する基端42がそ
れぞれ長手方向に沿って接続されており、それら基端4
2の接続部分は、樹脂モールド部材43によりモールド
されており、気密性が確保されている他、その樹脂モー
ルド部材43が有する弾性により、サーマルヘッド40
と回路基板50との接続部分に加わる力が緩衝されるよ
うになっている。つまり、前述のように、サーマルヘッ
ド40はスプリングバネ26により上下動可能に指示さ
れているため、サーマルヘッド40が上下動した場合に
上記接続部分に加わる力が、上記樹脂モールド部材43
により緩衝される。
【0031】回路基板50の基板本体50aの右上角部
であって、上記各基端42に相対向する部分には、本発
明の導電部たるパッド52がそれぞれ膜状にパターン形
成されており、各パッド52の上にピン51の他端が、
後述する手法により、それぞれハンダ付けされている。
右端のパッド52aの右側(導電部の一端)に隣接する
基板本体50a上には、本発明の変質防止部53aが膜
状に形成されており、左端のパッド52bの左側(導電
部の他端)に隣接する基板本体50a上には、変質防止
部53bが膜状に形成されている。
であって、上記各基端42に相対向する部分には、本発
明の導電部たるパッド52がそれぞれ膜状にパターン形
成されており、各パッド52の上にピン51の他端が、
後述する手法により、それぞれハンダ付けされている。
右端のパッド52aの右側(導電部の一端)に隣接する
基板本体50a上には、本発明の変質防止部53aが膜
状に形成されており、左端のパッド52bの左側(導電
部の他端)に隣接する基板本体50a上には、変質防止
部53bが膜状に形成されている。
【0032】本実施形態では、各パッド52は、エッチ
ングにより銅で形成されており、各パッド52間には、
図示しないが、ソルダーレジストがスクリーン印刷によ
り形成されている。また、変質防止部53aおよび変質
防止部53bは、銅パターン上にソルダーレジストが形
成された構造であり、その銅パターンは、各パッド52
をエッチングして形成する際に同時に形成され、ソルダ
ーレジストは、各パッド52間にソルダーレジストをス
クリーン印刷する際に同時に形成される。これにより、
変質防止部53aおよび変質防止部53bを形成する工
程を特別に設ける必要がないため、回路基板50の製造
効率を高めることができる。
ングにより銅で形成されており、各パッド52間には、
図示しないが、ソルダーレジストがスクリーン印刷によ
り形成されている。また、変質防止部53aおよび変質
防止部53bは、銅パターン上にソルダーレジストが形
成された構造であり、その銅パターンは、各パッド52
をエッチングして形成する際に同時に形成され、ソルダ
ーレジストは、各パッド52間にソルダーレジストをス
クリーン印刷する際に同時に形成される。これにより、
変質防止部53aおよび変質防止部53bを形成する工
程を特別に設ける必要がないため、回路基板50の製造
効率を高めることができる。
【0033】さらに、各ピン51の反対側(図4の紙面
裏側)には、図3(B)に示すように、もう1組のピン
51が相対向して接続されており、それら2組のピン5
1により、回路基板50の上端が挟持されている。な
お、本実施形態では、基板本体50aは紙フェノールで
形成されており、パッド52は銅で形成されている。ま
た、ハンダには、すず60%、フラックス2.7ないし
2.9%のものが用いられる。さらに、変質防止部53
a、53bおよび各パッド52間のソルダーレジスト
は、紫外線硬化性エポキシ系樹脂をスクリーン印刷する
ことにより形成される。
裏側)には、図3(B)に示すように、もう1組のピン
51が相対向して接続されており、それら2組のピン5
1により、回路基板50の上端が挟持されている。な
お、本実施形態では、基板本体50aは紙フェノールで
形成されており、パッド52は銅で形成されている。ま
た、ハンダには、すず60%、フラックス2.7ないし
2.9%のものが用いられる。さらに、変質防止部53
a、53bおよび各パッド52間のソルダーレジスト
は、紫外線硬化性エポキシ系樹脂をスクリーン印刷する
ことにより形成される。
【0034】ここで、各ピン51と、それに対応するパ
ッド52とをハンダ付けする手法について説明する。な
お、本実施形態では、ハンダを加熱溶融する光線とし
て、キセノンランプの光を集光したものを用いる。ま
ず、図示しないハンダ付け装置が、糸ハンダの送り出し
を行うアーム60から9本の糸ハンダ61の先端を各ピ
ン51の上に送り出す。続いて、光線70を変質防止部
53a上の照射開始位置54から変質防止部53b上の
照射終了位置まで走査する(走査手段)。
ッド52とをハンダ付けする手法について説明する。な
お、本実施形態では、ハンダを加熱溶融する光線とし
て、キセノンランプの光を集光したものを用いる。ま
ず、図示しないハンダ付け装置が、糸ハンダの送り出し
を行うアーム60から9本の糸ハンダ61の先端を各ピ
ン51の上に送り出す。続いて、光線70を変質防止部
53a上の照射開始位置54から変質防止部53b上の
照射終了位置まで走査する(走査手段)。
【0035】つまり、ピン51の径が細い(たとえば、
0.5mm)ため、光線70の照射範囲を右端の糸ハン
ダ61a上から左端の糸ハンダ61b上に設定すると、
照射開始位置54が右端の糸ハンダ61a上から左方向
にずれると右端の糸ハンダ61a上に光線70が照射さ
れないため、右端の糸ハンダ61aを加熱溶融すること
ができず、右端のピン51aを右端のパッド52aにハ
ンダ付けできない。また、光線70の照射開始位置54
が右端の糸ハンダ61a上から右方向にずれると左端の
糸ハンダ61b上に光線70が照射されないため、左端
の糸ハンダ61bを加熱溶融することができず、左端の
ピン51bを左端のパッド52bにハンダ付けできな
い。
0.5mm)ため、光線70の照射範囲を右端の糸ハン
ダ61a上から左端の糸ハンダ61b上に設定すると、
照射開始位置54が右端の糸ハンダ61a上から左方向
にずれると右端の糸ハンダ61a上に光線70が照射さ
れないため、右端の糸ハンダ61aを加熱溶融すること
ができず、右端のピン51aを右端のパッド52aにハ
ンダ付けできない。また、光線70の照射開始位置54
が右端の糸ハンダ61a上から右方向にずれると左端の
糸ハンダ61b上に光線70が照射されないため、左端
の糸ハンダ61bを加熱溶融することができず、左端の
ピン51bを左端のパッド52bにハンダ付けできな
い。
【0036】そこで、光線70の照射開始位置を右端の
ピン51aから右方向にずれた位置に設定し、照射終了
位置を左端のピン51bから左方向にずれた位置に設定
することにより、照射開始位置が左右にずれた場合であ
っても両端のピン51a,51bをそれぞれパッド52
a,52bに確実にハンダ付けすることができる。しか
も、光線70の照射開始位置54から右端のパッド52
aの右端に達するまでの照射部分56と、左端のパッド
52bの左端から光線70の照射終了位置55に達する
までの照射部分57には、それぞれ変質防止部53a,
53bが形成されていることから、光線70が基板本体
50aに直接照射されるのを防止できるため、照射され
る光線70の熱により、照射部分56,57の基板材料
の変質たる焼き付けを防止できる。
ピン51aから右方向にずれた位置に設定し、照射終了
位置を左端のピン51bから左方向にずれた位置に設定
することにより、照射開始位置が左右にずれた場合であ
っても両端のピン51a,51bをそれぞれパッド52
a,52bに確実にハンダ付けすることができる。しか
も、光線70の照射開始位置54から右端のパッド52
aの右端に達するまでの照射部分56と、左端のパッド
52bの左端から光線70の照射終了位置55に達する
までの照射部分57には、それぞれ変質防止部53a,
53bが形成されていることから、光線70が基板本体
50aに直接照射されるのを防止できるため、照射され
る光線70の熱により、照射部分56,57の基板材料
の変質たる焼き付けを防止できる。
【0037】以上のように、本実施形態の回路基板50
を用いれば、光線70の照射開始位置54から右端のパ
ッド52aの右端に達するまでの光線70の照射部分5
6には、変質防止部53aが形成されており、また、左
端のパッド52aの左端から光線70の照射終了位置5
5に達するまでの光線の照射部分57には、変質防止部
53bが形成されているため、照射された光線70の熱
による基板材料の変質たる焼き付けを防止することがで
きる。つまり、基板本体50aの焼き付け部分から基板
表面が剥離してピン51とパッド52との接続不良が発
生したり、剥離部分の基板本体50aの剛性が低下した
りするのを防止できる。
を用いれば、光線70の照射開始位置54から右端のパ
ッド52aの右端に達するまでの光線70の照射部分5
6には、変質防止部53aが形成されており、また、左
端のパッド52aの左端から光線70の照射終了位置5
5に達するまでの光線の照射部分57には、変質防止部
53bが形成されているため、照射された光線70の熱
による基板材料の変質たる焼き付けを防止することがで
きる。つまり、基板本体50aの焼き付け部分から基板
表面が剥離してピン51とパッド52との接続不良が発
生したり、剥離部分の基板本体50aの剛性が低下した
りするのを防止できる。
【0038】なお、光線70の照射精度を高めることに
より、変質防止部53a,53bを形成しない手法も考
えられるが、位置合わせに時間がかかるため、ファクシ
ミリ装置10の製造効率を高める上で好ましくない。特
に、サーマルヘッド40と回路基板50との接続作業
は、ファクシミリ装置10を製造する工程の中で他の工
程と連続した流れの中で行われることから、光線70の
位置合わせに要する時間を短縮することが望ましい。そ
こで、本実施形態の回路基板50を用いれば、光線70
の照射位置を高精度に制御する必要がないことから、照
射位置合わせに要する時間を短縮できるため、ファクシ
ミリ装置10の製造効率を高めることができる。
より、変質防止部53a,53bを形成しない手法も考
えられるが、位置合わせに時間がかかるため、ファクシ
ミリ装置10の製造効率を高める上で好ましくない。特
に、サーマルヘッド40と回路基板50との接続作業
は、ファクシミリ装置10を製造する工程の中で他の工
程と連続した流れの中で行われることから、光線70の
位置合わせに要する時間を短縮することが望ましい。そ
こで、本実施形態の回路基板50を用いれば、光線70
の照射位置を高精度に制御する必要がないことから、照
射位置合わせに要する時間を短縮できるため、ファクシ
ミリ装置10の製造効率を高めることができる。
【0039】ところで、従来、上記電源リレー58は、
メイン基板29(図5参照)に取り付けられていたが、
メイン基板29は、多層構造であり、面積が大きくなる
ほど製造コストが高い。一方、回路基板50には、リボ
ンセンサ59の他に取付けられている素子が少ないた
め、素子の取付スペースには余裕があった。そこで、上
述のように、電源リレー58を回路基板50に取付ける
ことにより、メイン基板29上の電源リレー59が取り
付けられていた部分に、メイン基板29上の他の素子を
取付けることができるため、その分、メイン基板29の
面積を縮小することができることから、メイン基板29
の製造コスト、ひいてはファクシミリ装置10の製造コ
ストを低減することができる。特に、電源リレー58
は、メイン基板29上の他の素子に比べて容積が大きい
ため、上記他の素子を回路基板50へ移動した場合より
も、メイン基板29の面積を縮小できる。
メイン基板29(図5参照)に取り付けられていたが、
メイン基板29は、多層構造であり、面積が大きくなる
ほど製造コストが高い。一方、回路基板50には、リボ
ンセンサ59の他に取付けられている素子が少ないた
め、素子の取付スペースには余裕があった。そこで、上
述のように、電源リレー58を回路基板50に取付ける
ことにより、メイン基板29上の電源リレー59が取り
付けられていた部分に、メイン基板29上の他の素子を
取付けることができるため、その分、メイン基板29の
面積を縮小することができることから、メイン基板29
の製造コスト、ひいてはファクシミリ装置10の製造コ
ストを低減することができる。特に、電源リレー58
は、メイン基板29上の他の素子に比べて容積が大きい
ため、上記他の素子を回路基板50へ移動した場合より
も、メイン基板29の面積を縮小できる。
【0040】なお、上記実施形態では、変質防止部53
aおよび変質防止部53bは、銅パターン上にソルダー
レジストが形成された構造であったが、ソルダーレジス
トを形成せずに銅パターンのみの構造でも照射された光
線70の熱による基板本体50aの焼き付けを防止でき
る。また、変質防止部53aおよび変質防止部53bの
下地となる銅パターンは、銅以外の金属で形成すること
もできる。さらに、上記実施形態では、糸ハンダ61を
加熱溶融する光線70としてキセノンランプの光を集光
したものを用いたが、YAGレーザ、エキシマレーザな
どを用いることもできる。そしてさらに、本発明の回路
基板は、上記実施形態で述べた糸ハンダ61の供給方法
によるハンダ付けの他に、1本の糸ハンダ61を光線7
0の照射位置に追従させながら供給する方法によりハン
ダ付けする場合にも用いることもできる。
aおよび変質防止部53bは、銅パターン上にソルダー
レジストが形成された構造であったが、ソルダーレジス
トを形成せずに銅パターンのみの構造でも照射された光
線70の熱による基板本体50aの焼き付けを防止でき
る。また、変質防止部53aおよび変質防止部53bの
下地となる銅パターンは、銅以外の金属で形成すること
もできる。さらに、上記実施形態では、糸ハンダ61を
加熱溶融する光線70としてキセノンランプの光を集光
したものを用いたが、YAGレーザ、エキシマレーザな
どを用いることもできる。そしてさらに、本発明の回路
基板は、上記実施形態で述べた糸ハンダ61の供給方法
によるハンダ付けの他に、1本の糸ハンダ61を光線7
0の照射位置に追従させながら供給する方法によりハン
ダ付けする場合にも用いることもできる。
【0041】
【発明の効果】以上のように、請求項1ないし請求項5
に記載の発明によれば、光線の照射位置が上記導電部に
隣接する部分に外れた場合であっても、その部分に上記
変質防止部が形成されていることにより、その部分の光
線の照射による基板材料の変質を防止できる。
に記載の発明によれば、光線の照射位置が上記導電部に
隣接する部分に外れた場合であっても、その部分に上記
変質防止部が形成されていることにより、その部分の光
線の照射による基板材料の変質を防止できる。
【0042】特に、請求項2に記載の発明によれば、上
記光線を上記導電部の一端に隣接する部分から、他端に
隣接する部分まで連続して照射することにより、接続部
材を導電部にハンダ付けする手法を積極的に用いること
が可能となる。
記光線を上記導電部の一端に隣接する部分から、他端に
隣接する部分まで連続して照射することにより、接続部
材を導電部にハンダ付けする手法を積極的に用いること
が可能となる。
【0043】また、請求項1または請求項2に記載の発
明は、請求項3に記載の発明のように、上記接続部材
が、複数のピン形状の端子である場合に、光線を一端の
端子がハンダ付けされる導電部に隣接する部分から、他
端の端子がハンダ付けされる導電部に隣接する部分まで
照射した場合であっても、それら両部分の光線の照射に
よる焼き付けを防止できる。
明は、請求項3に記載の発明のように、上記接続部材
が、複数のピン形状の端子である場合に、光線を一端の
端子がハンダ付けされる導電部に隣接する部分から、他
端の端子がハンダ付けされる導電部に隣接する部分まで
照射した場合であっても、それら両部分の光線の照射に
よる焼き付けを防止できる。
【0044】さらに、請求項1ないし請求項3のいずれ
か1つに記載の発明は、請求項4に記載の発明のよう
に、上記所定の電気部品が、駆動信号に基づいて発熱体
を発熱させることにより、記録媒体に画像情報の記録を
行う記録ヘッド、たとえば、ファクシミリ装置に代表さ
れる画像記録装置に用いられる記録ヘッドであり、上記
回路基板がその記録ヘッドへ駆動信号を出力する回路基
板である場合にも、確実なハンダ付けおよび光線の照射
による基板材料の変質防止を実現できるため、上記画像
記録装置の駆動機構による振動が発生した場合であって
も、その振動により接続不良が発生するのを防止でき
る。
か1つに記載の発明は、請求項4に記載の発明のよう
に、上記所定の電気部品が、駆動信号に基づいて発熱体
を発熱させることにより、記録媒体に画像情報の記録を
行う記録ヘッド、たとえば、ファクシミリ装置に代表さ
れる画像記録装置に用いられる記録ヘッドであり、上記
回路基板がその記録ヘッドへ駆動信号を出力する回路基
板である場合にも、確実なハンダ付けおよび光線の照射
による基板材料の変質防止を実現できるため、上記画像
記録装置の駆動機構による振動が発生した場合であって
も、その振動により接続不良が発生するのを防止でき
る。
【0045】また、請求項5に記載の発明によれば、上
記変質防止部は上記光線の照射される部分に、少なくと
も上記導電部と同じ材料により形成された部分を有す
る。つまり、基板本体上に導電部を形成するのと同じ工
程で上記部分を形成することができることから、変質防
止部を形成するための特別の工程を設ける必要がないた
め、回路基板の製造効率を高めることができる。
記変質防止部は上記光線の照射される部分に、少なくと
も上記導電部と同じ材料により形成された部分を有す
る。つまり、基板本体上に導電部を形成するのと同じ工
程で上記部分を形成することができることから、変質防
止部を形成するための特別の工程を設ける必要がないた
め、回路基板の製造効率を高めることができる。
【図1】本発明実施形態の回路基板が用いられたファク
シミリ装置の外観を示す説明図である。
シミリ装置の外観を示す説明図である。
【図2】図1に示すファクシミリ装置の内部機構の一部
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図3】(A)は、サーマルヘッド40に回路基板50
が接続された状態を示す正面図であり、(B)は、
(A)の底面図であり、(C)は、(A)の左側面図で
ある。
が接続された状態を示す正面図であり、(B)は、
(A)の底面図であり、(C)は、(A)の左側面図で
ある。
【図4】図3(A)に示すA部の拡大説明図である。
【図5】回路基板50に設けられた電気回路を示す回路
図である。
図である。
【図6】従来の回路基板の部分説明図である。
10 ファクシミリ装置 15 用紙 18 印字用プラテンローラ 25 インクリボン 40 サーマルヘッド 44 放熱板 50 回路基板 50a 基板本体 51 ピン 52 パッド 53a,53b 変質防止部 58 電源リレー 61 糸ハンダ
Claims (5)
- 【請求項1】 基板本体と、 この基板本体に設けられた電気回路と、 前記基板本体に設けられており、前記電気回路と所定の
電気部品とを接続部材により電気的に接続するための導
電部とを有し、 前記導電部と前記接続部材とが、光線の照射により加熱
溶融されたハンダによりハンダ付けされる回路基板にお
いて、 前記基板本体上の前記導電部に隣接する部分のうち、前
記光線が照射される部分に、前記光線の照射による基板
材料の変質を防止する変質防止部が形成されてなること
を特徴とする回路基板。 - 【請求項2】 前記光線は、前記導電部の一端に隣接す
る部分から他端に隣接する部分にかけて照射されるもの
であり、 前記一端に隣接する部分および前記他端に隣接する部分
の基板本体上に前記変質防止部が形成されてなることを
特徴とする請求項1に記載の回路基板。 - 【請求項3】 前記接続部材は、複数のピン形状の端子
であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載
の回路基板。 - 【請求項4】 前記所定の電気部品は、駆動信号に基づ
いて発熱体を発熱させることにより、記録媒体に画像情
報の記録を行う記録ヘッドであり、 前記電気回路は、前記駆動信号を前記導電部および接続
部材を介して前記記録ヘッドへ出力するものであり、 前記導電部は、前記基板本体の両端の近傍にそれぞれ設
けられてなるものであることを特徴とする請求項1ない
し請求項3のいずれか1つに記載の回路基板。 - 【請求項5】 前記変質防止部は、前記光線の照射され
る部分に、少なくとも前記導電部と同じ材料により形成
された部分を有することを特徴とする請求項1ないし請
求項4のいずれか1つに記載の回路基板。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9060032A JPH10242595A (ja) | 1997-02-26 | 1997-02-26 | 回路基板 |
US09/018,947 US6013897A (en) | 1997-02-26 | 1998-02-05 | Electric circuit board having protective part against light beam soldering |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9060032A JPH10242595A (ja) | 1997-02-26 | 1997-02-26 | 回路基板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10242595A true JPH10242595A (ja) | 1998-09-11 |
Family
ID=13130335
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9060032A Pending JPH10242595A (ja) | 1997-02-26 | 1997-02-26 | 回路基板 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6013897A (ja) |
JP (1) | JPH10242595A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ES2140340B1 (es) * | 1998-03-13 | 2000-10-16 | Mecanismos Aux Es Ind S A M A | Procedimiento de soldadura laser aplicable a la union de pines sobre circuitos impresos. |
US20050151273A1 (en) * | 2003-12-30 | 2005-07-14 | Arnold Richard W. | Semiconductor chip package |
JP2005294055A (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-20 | Fci Asia Technology Pte Ltd | 光ビーム接合 |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6063175A (ja) * | 1983-09-16 | 1985-04-11 | Rohm Co Ltd | サ−マルプリントヘツド |
JPS62116165A (ja) * | 1985-10-31 | 1987-05-27 | Toshiba Corp | サ−マルヘツド |
US5021630A (en) * | 1990-05-02 | 1991-06-04 | At&T Bell Laboratories | Laser soldering method and apparatus |
JPH0471257U (ja) * | 1990-10-31 | 1992-06-24 | ||
JP3228974B2 (ja) * | 1990-12-19 | 2001-11-12 | ローム株式会社 | ライン型サーマルプリントヘッド |
US5175410A (en) * | 1991-06-28 | 1992-12-29 | Digital Equipment Corporation | IC package hold-down fixture |
US5298715A (en) * | 1992-04-27 | 1994-03-29 | International Business Machines Corporation | Lasersonic soldering of fine insulated wires to heat-sensitive substrates |
JPH06198879A (ja) * | 1993-01-07 | 1994-07-19 | Ricoh Co Ltd | インクジェット用ヘッド |
US5274210A (en) * | 1993-03-02 | 1993-12-28 | Digital Equipment Corporation | Laser bonding highly reflective surfaces |
-
1997
- 1997-02-26 JP JP9060032A patent/JPH10242595A/ja active Pending
-
1998
- 1998-02-05 US US09/018,947 patent/US6013897A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US6013897A (en) | 2000-01-11 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040226 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20051207 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060711 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20061121 |