JPH10242471A - 薄膜トランジスタおよびその製造方法 - Google Patents

薄膜トランジスタおよびその製造方法

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JPH10242471A
JPH10242471A JP4787497A JP4787497A JPH10242471A JP H10242471 A JPH10242471 A JP H10242471A JP 4787497 A JP4787497 A JP 4787497A JP 4787497 A JP4787497 A JP 4787497A JP H10242471 A JPH10242471 A JP H10242471A
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gate
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低温形成薄膜トランジスタにおけるアイラン
ド端部の段差によって発生するゲートリーク、配線の断
線を防止する。 【解決手段】 基板上にソースドレイン(3,4)、チ
ャネル(2)から成るアイランド化されたシリコン層の
上部に配置された第1の絶縁膜(5)をシリコン層より
も小さくすることで、アイランドエッジ端部の急峻さを
緩和し第2のゲート絶縁膜(6)による被覆性を向上さ
せる。本発明によりゲートリークの発生確率を大きく低
減することができる。さらに周辺部の膜厚が、チャネル
中心部上部の膜厚よりも小さいために、上部ゲート配線
の断線が発生する確率の低減も可能である。さらに、第
2の絶縁膜の誘電率を大きくすることで、より膜厚を大
きくしても従来と同等の電界効果が得られ、プロセス歩
留まりが向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】アクティブマトリックス液晶
ディスプレイパネル、密着型イメージセンサ等の入出力
装置、携帯機機器等に用いる薄膜トランジスタおよびそ
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ガラス基板上に薄膜トランジスタ(TF
T)を形成する代表的な技術として、水素化アモルファ
ス半導体TFT技術及び、多結晶シリコンTFT技術が
挙げられる。前者は作製プロセス最高温度300℃程度
であり、移動度1cm2/Vsec程度のキャリア移動度を実現
している。後者は、例えば石英基板を用いた1000度
程度のLSIと類似した高温プロセスを用いることで、
キャリア移動度30〜100cm2/Vsecの性能を容易に得
ることができる。
【0003】ところが、多結晶シリコンTFT技術にお
いて、上述のような高温プロセスを用いる場合、前者の
プロセスで用いることができる安価な低軟化点ガラスを
用いることができない。そこで多結晶シリコンTFTプ
ロセスの温度低減には、レーザ結晶化技術、ゲート絶縁
膜の低温形成技術、及び低温での良好な絶縁膜−シリコ
ン界面形成技術が必要となる。それらを解決する手段の
一つとして、アイイーイーイーエレクトロンデバイスレ
ターズ第15巻第2号第69項(IEEE ELECTRON DEVICE
LETTERS, Vol.15, No.2, page 69 ),記載の“High p
erformance poly-crystalline silicon thin film tran
sistors fabricated using remote plasma CVD of Si
O2”, (M. Sekiya, et al.)では、低温での良好な絶縁
膜−シリコン界面を形成することができるシリコン膜の
レーザ結晶化法と二酸化シリコン膜のリモートプラズマ
CVD法を複合化した装置および製造方法を提案してい
る。エキシマレーザ結晶化によって形成された高品質ポ
リシリコン薄膜を大気にさらすことなく、そのポリシリ
コン薄膜上にゲート絶縁膜を形成し、界面の清浄度を保
ち、低温での良好な絶縁膜−シリコン界面を維持しよう
というものである。この中で多結晶シリコンTFTの作
製方法として、以下のようなプロセスフローを報告して
いる。ソースドレイン層(膜厚20nm)を島状に形成し
た後、シリコン(20nm)層を形成する。次にレーザ結
晶化、レーザ結晶化直後の水素処理、さらに第1の絶縁
膜(SiO2 100nm)の成膜を連続して行なう。こう
することにより低温での良好な絶縁膜−シリコン界面が
得られるというものである。この後シリコン層を島状に
パターニングする。ここで第2の絶縁膜(100nm)を
さらに形成してシリコン−電極間分離を図るという方法
を提案している。
【0004】ところが、液晶ディスプレイや、イメージ
センサなどの低消費電力化・低電圧駆動化に伴い、界面
の清浄化による駆動能力の向上ばかりでなくTFTの動
作しきい電圧の低減が必要となっている。動作しきい電
圧の低電圧化にはゲート絶縁膜の薄膜化が有効であり、
これらの手法をプレーナ型薄膜トランジスタに応用した
場合を、図9を用いて説明する。図9(a)はその上面
図、(b)はそのA−A’断面図、(c)はそのB−
B’断面図である。ソースドレイン領域(3,4)及び
チャネル領域(2)を形成する半導体層上に、前記半導
体層と連続的に形成、島状にパターニングされた第1の
絶縁膜(2)が配置され、さらにその半導体層及び第1
の絶縁膜層からなる島を覆うように形成された第2の絶
縁膜(6)及びゲート電極(7)が配置される。ここ
で、前述のごとくしきい電圧の低減を図るためには、2
層からなるゲート絶縁膜(5,6)の膜厚の和をより薄
くする必要が生じる。容量が増大し、低電圧でも十分な
電界効果が得られるためである。一方、半導体層はイオ
ン注入等による不純物の導入や、レーザ結晶化時のプロ
セスマージンの確保のためには、ゲート絶縁膜ほどの薄
膜化は困難である。したがって、上述のようにしきい電
圧の低減を図るためにゲート酸化膜厚を薄くすると、半
導体層と第1のゲート絶縁膜との段差に比べて第2のゲ
ート絶縁膜が薄くなり被覆性が悪くなる。このため、ゲ
ート−ソース・ドレイン間の短絡(ゲートリーク)が発
生しやすいという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような問題を解決
する手段として、特開平6−85258号公報において
以下のような方法が開示されている。すなわち、図10
に示すように絶縁基板11上に島状に形成した半導体膜
12とこの島状の半導体膜上に形成した第1の絶縁膜1
3とからなる島状部分の周囲の段差を覆って第2の絶縁
膜21を形成し、この第2の絶縁膜で囲まれた前記第1
の絶縁膜13上にゲート電極14を形成したことによ
り、半導体膜12とゲート電極14とが完全に絶縁さ
れ、半導体膜とゲート電極間すなわち、ゲート−ソース
・ドレイン間の短絡(ゲートリーク)の発生を防止する
というものである。このような構造を実現するために
は、第2の絶縁膜21を全面に被覆した後に、島状部分
の上部のみ選択的にエッチングする必要がある。すなわ
ち、第2の絶縁膜21は第1の絶縁膜13に対し選択的
にエッチング可能な材料、もしくは選択的にエッチング
可能なエッチング方法が要求される。特にスループット
や性能の向上を狙って第1の絶縁膜13をより薄膜化す
る場合、非常に高いエッチング選択比が要求され、ゲー
ト絶縁膜または絶縁膜半導体界面へのプラズマダメージ
のないドライエッチング法などが要求される。
【0006】また特開平6−61490号公報には、2
層絶縁膜を用い電極間の絶縁性を確保する方法として各
層の厚さやその断面形状の最適化、及び薄膜トランジス
タの性能確保のために必要な高誘電体薄膜を用いること
の2層化に関する従来技術が開示されている。すなわ
ち、図11に示すように、段差となるゲート電極(10
13a、b)を被覆する第1の絶縁膜(1014a)の
形状によらず、第2の絶縁膜形状(1014b)を最適
化することにより、絶縁性・信頼性の高い絶縁構造を提
供するものである。また、下部電極となるゲート金属を
酸化タングステンで被覆した後、水素化アモルファスシ
リコンと良好なMIS界面を形成できるチッ化シリコン
膜を形成した後、水素化アモルファスシリコン膜及び、
ソースドレイン層を形成するというものである。本公報
に示すような2層絶縁膜による段差被覆法は、配線や半
導体層のみからなる段差を被覆するには有効である。し
かし、前述の半導体層及び第1のゲート絶縁膜からなる
段差を被覆するための第2の絶縁膜についての知見は何
ら与えてくれない。
【0007】本発明の目的は、構造設計、作製プロセス
における薄膜材料の選択の自由度を増し、かつ高い均一
性、再現性を要求されるドライエッチング工程を必要と
しない薄膜トランジスタ構造、およびその製造方法を提
供し、低温プロセスにおいてもMOS界面特性の良好な
薄膜トランジスタを提供することにある。また、過度の
プロセス数の増加をすることなく、絶縁性の高いMOS
構造を提供し、低しきい電圧駆動が可能なTFTを実用
的なプロセスによって提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】絶縁体上に島状に形成さ
れた半導体層、ゲート絶縁膜、ゲート電極とからなり、
前記半導体層がチャネル領域、ソース領域、ドレイン領
域とから構成される薄膜トランジスタにおいて、図1、
図2に示すように、少なくともゲート電極が横切るB−
B’方向のゲート絶縁膜の幅が、シリコンチャネル領域
より小さいゲート絶縁膜を形成した後、その上から再度
ゲート絶縁膜を被覆する。これにより少なくとも前記ゲ
ート電極下の前記ゲート絶縁膜の膜厚が前記半導体層の
端部よりも中央部の方が厚いことを特徴とする薄膜トラ
ンジスタを得ることができる。
【0009】したがって、本発明の薄膜トランジスタは
IEEE ELECTRON DEVICE LETTERS, Vol.15, No.2, page 6
9, High performance poly-crystalline silicon thin
filmtransistors fabricated using remote plasma CVD
of SiO2, (M. Sekiya, etal.)に記載のような、良好な
絶縁膜−シリコン界面が形成できるとともに、特開平6
−85258号公報において開示されている段差被覆法
を採ることなく、簡単にゲートリーク電流の抑制を図る
ことができるものである。すなわち、島状の半導体層端
部の急峻さを緩和することができるため、この部分での
ゲートリークを防止することができる。
【0010】さらに、絶縁体上に島状に形成された半導
体層、ゲート絶縁膜、ゲート電極とからなる薄膜トラン
ジスタにおいて、前記ゲート絶縁膜が前記半導体層と同
様な島状に形成された第1の絶縁膜と、前記島状に形成
された半導体層及び第1の絶縁膜層とからなる段差形状
を被覆するように形成された第2の絶縁膜とからなり、
第1の絶縁膜厚d1 と第2の絶縁膜厚d2 とが d1 <d2 の関係にあることを特徴とすることにより、薄膜トラン
ジスタのゲートリーク電流をより再現性よく抑制するこ
とが可能である。
【0011】さらに、前記半導体層厚dsi、前記第1の
絶縁膜厚d1 と前記第2の絶縁膜厚d2 とが dsi+d1 <d2 の関係にあることを特徴とすることによっても、薄膜ト
ランジスタのゲートリーク電流をより再現性よく抑制す
ることが可能である。
【0012】また、ゲート絶縁膜を2種以上の材料の積
層構造とし、半導体との界面を形成する第1の絶縁膜層
の誘電率に比べ、第2の絶縁膜を構成する材料の誘電率
を大きくすることによって、第2の絶縁膜厚を大きくし
た場合においても、ゲートへの印加電圧を上げること無
く、従来と同様のドレイン電流を得ることが可能にな
る。特に、第1の絶縁膜材料が二酸化シリコン膜、第2
の絶縁膜を構成する材料の一つが窒化シリコン膜である
ことを特徴とする薄膜トランジスタは、第2の絶縁膜を
二酸化シリコンとした場合に比べ、性能を低下させるこ
となく第2の絶縁膜厚を大きくとることができるため、
ゲートリークを抑制可能となる。
【0013】また、本発明の薄膜トランジスタの製造方
法は、少なくともその一平面が絶縁体である基板の絶縁
体上に、半導体薄膜を形成する工程と、前記半導体薄膜
上に第1のゲート絶縁膜を形成する工程と、前記第1の
ゲート絶縁膜を少なくともゲート電極の横切る方向で薄
膜トランジスタのチャネル、ソースドレイン領域となる
領域の幅よりも狭く残してエッチングする工程と、前記
半導体薄膜を薄膜トランジスタのチャネル、ソースドレ
イン領域となる領域を残してエッチングする工程と、前
記第1のゲート絶縁膜および前記半導体薄膜を覆う第2
のゲート絶縁膜を形成する工程と、この第2の絶縁膜上
にゲート電極を形成する工程とを有することを特徴とす
る。これにより請求項1記載の薄膜トランジスタを得る
ことができる。
【0014】また、請求項1に係る発明の薄膜トランジ
スタの他の製造方法は、少なくともその一平面が絶縁体
である基板の絶縁体上に、半導体薄膜を形成する工程
と、前記半導体薄膜上に第1のゲート絶縁膜を形成する
工程と、前記第1のゲート絶縁膜および前記半導体薄膜
を薄膜トランジスタのチャネル、ソースドレイン領域と
なる領域を残してエッチングする工程と、前記第1のゲ
ート絶縁膜および前記半導体薄膜を覆う第2のゲート絶
縁膜を形成する工程と、この第2の絶縁膜上にゲート電
極を形成する工程とを有し、前記第1のゲート絶縁膜
と、前記半導体薄膜のエッチング速度が、 第1のゲート絶縁膜のエッチング速度>半導体薄膜のエ
ッチング速度 であることを特徴とする。
【0015】ここで、前記半導体薄膜上に前記ゲート絶
縁膜の少なくとも一層を形成した後に、レーザ照射する
ことで、半導体薄膜と半導体薄膜上に形成されたゲート
絶縁膜の一部とが、同時にレーザ照射されることによ
り、ゲート絶縁膜形成前にレーザ照射をする方法に比
べ、半導体−絶縁膜界面へのレーザの吸収により発生す
る熱により、界面の熱処理が可能となるため、良好な界
面を形成することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)図1は請求項1にかかる発明の実施の形
態を表す(a)上面図、(b)A−A’断面図、(c)
B−B’断面図である。図1に示す薄膜トランジスタ
は、絶縁体であるガラス基板1上に、ソース領域4、ド
レイン領域3、チャネル領域2からなるシリコン層が島
状に形成されている。その上に形成されている第1のゲ
ート絶縁膜5はこのシリコン層のソース、ドレイン方向
すなわちA−A’方向の幅がシリコン層と同じで、ゲー
ト電極の横切っている方向すなわちB−B’方向の幅が
シリコン層よりも狭くなっている。第2のゲート絶縁膜
6は、これらシリコン層と第1のゲート絶縁膜5を覆う
ように形成され、この第2のゲート絶縁膜6の上にゲー
ト電極7が形成される。このように形成することで図1
(c)に示すように、シリコン層端部の膜厚de よりも
中央部の膜厚dc の方が厚くなり、島状のシリコン層端
部の急峻さを緩和することができる。このため第2のゲ
ート絶縁膜6の段差被覆性が良くなり、ゲート電極とシ
リコン層とのリークがなくなる。
【0017】このとき第1、第2のゲート絶縁膜には二
酸化シリコン、窒化シリコン、酸化アルミニウム、酸化
タンタル等を用いることができる。特に、第1のゲート
絶縁膜に二酸化シリコンを用い、第2のゲート絶縁膜に
窒化シリコンを用いるとよい。というのは、シリコン層
とゲート絶縁膜の界面は二酸化シリコンが他の材料に比
べ優れていることが知られており、窒化シリコンは二酸
化シリコンよりも誘電率が高いためゲート絶縁膜の極度
の薄膜化を実施することなく所望のMOS容量を得るこ
とが可能になり、その結果、薄膜トランジスタ動作時の
しきい値の低減が可能になるからである。
【0018】なお、本発明の薄膜トランジスタは、シリ
コンチャネル領域または第1のゲート絶縁膜の断面形状
における側面が基板材料面にたいし90度よりも小さい
角度で交わる、いわゆるテーパ形状を有する事も可能で
ある。
【0019】次に、この薄膜トランジスタの製造方法を
図5を用いて説明する。
【0020】図5(a)〜(g)は図1(a)のA−
A’断面から見た工程図であり、図5(h)〜(j)は
図1(a)のB−B’断面から見た工程図を示す。絶縁
体であるガラス基板1(これはCVDまたはスパッタで
形成された酸化シリコン膜または窒化シリコン膜がオー
バーコートされていることが望ましい)上に、アモルフ
ァスシリコン膜502をLPCVD法により50nm堆積
したのち二酸化シリコン膜503を20nm堆積する。そ
こで、二酸化シリコン膜503を通して、KrFエキシ
マレーザを照射し多結晶シリコン膜を形成する。多結晶
シリコン膜の形成方法は、XeCl、XeFエキシマレ
ーザまたはYAGレーザ照射による方法が可能である。
次に、2回のフォトリソグラフィとエッチング工程によ
り図5(d)及び(h)に示すような構造を形成する。
まず、所望の二酸化シリコン膜形状を得るためのレジス
トパターンを形成し、二酸化シリコン膜をパターニング
する。このとき、エッチングガスとしてCF4 を10sc
cm、CHF3 を40sccm流し、平行平板型のRFプラズ
マエッチング装置により、投入電力400W、ガス圧6
Paの条件でエッチングを行った。この条件では多結晶
シリコン膜に比べ二酸化シリコン膜のエッチング速度が
20倍以上になるため、二酸化シリコン膜のみ選択的に
エッチングすることができる。次に多結晶シリコン膜の
形状を得るためのレジストパターンを形成し、再度ドラ
イエッチングを行うことで、図5(d)及び(h)に示
すような構造を得ることができる。多結晶シリコン膜の
エッチング時には、CF4 142sccm酸素7sccm、20
Pa、300Wの条件でエッチングした。この条件は、
上部二酸化シリコン膜および下部ガラス基板に対する選
択比10以上を実現できる。
【0021】再度二酸化シリコン膜504を80nm、ゲ
ート電極としてAl/n+ Si(505)を形成する。
ここまでで図1に示す構造が形成できる。次に、ゲート
電極のパターニングに併せてゲート絶縁膜を除去し、露
出したシリコン層に所望の不純物、例えばリンもしくは
ボロンを自己整合的にイオン注入する。不純物の注入手
段としては、質量分離を行うことなく水素を同時に注入
するイオンドーピング法を用いることも可能である。不
純物の活性化は再度レーザを照射、もしくは600℃程
度の熱処理で行うことができる。さらに、層間絶縁膜5
06、コンタクトホールを形成しAlで電極配線507
を形成する。
【0022】パルスレーザ照射時には、シリコン薄膜の
溶融再結晶化プロセスを経るため、不純物に対しては通
常の半導体プロセスと同様の注意が必要である。シリコ
ン−絶縁膜界面を形成した後にレーザ結晶化を行うこと
により、清浄な界面を保ったまま結晶化が可能になると
いう利点を有する。また、シリコン層上部に二酸化シリ
コン層を形成した後レーザ結晶化を行うことで、基板界
面及び上部二酸化シリコン界面双方が結晶化時の核形成
サイトとして働き、粒径のそろった均一性の高い多結晶
薄膜を得られる。この効果は、レーザ照射強度変化に対
し粒径変化の小さい多結晶シリコン薄膜を得るために有
効である。
【0023】(実施形態2)図2は請求項1の第2の形
態を表す(a)上面図、(b)A−A’断面図、(c)
B−B’である。図2に示す薄膜トランジスタは、絶縁
体であるガラス基板1上に、島状に形成されたソース領
域4、ドレイン領域3、チャネル領域2からなるシリコ
ン層、第1のゲート絶縁膜5、第2のゲート絶縁膜6、
ゲート電極7とから構成される。前記チャネル領域、ゲ
ート絶縁膜、ゲート電極は、いわゆる金属−絶縁体−半
導体構造を形成しているため、ゲート電極への印加電圧
を制御することによりドレイン電流を制御することが可
能になる。このとき第1、第2のゲート絶縁膜には二酸
化シリコン、窒化シリコン、酸化アルミニウム、酸化タ
ンタル等を用いることができる。図2(b)及び(c)
に示すように、シリコンチャネル領域に比べ第1のゲー
ト絶縁膜の幅、長さを小さくし、その上から第2のゲー
ト絶縁膜を形成することにより、前記島状に形成された
シリコン層端部の内側近傍上面におけるゲート絶縁膜厚
deと、前記島状に形成されたシリコン層の一部である
薄膜トランジスタのチャネル中心部、その上面における
絶縁膜厚dcとが de <dc の関係にある薄膜トランジスタを形成できる。
【0024】図2(b)及び(c)に示すような、シリ
コンチャネル領域に比べ第1のゲート絶縁膜の幅、長さ
が小さい構造をとるために以下のような方法をとること
もできる。絶縁体であるガラス基板1上に、ソース領域
4、ドレイン領域3、チャネル領域2を有するシリコン
層、第1のゲート絶縁膜5を堆積し、シリコン層を所望
のサイズに形成すべくレジストパターンをフォトリソグ
ラフィにより形成する。次に、エッチングによりレジス
トパターンを反映した島状のシリコン/絶縁膜積層構造
を得る。このときエッチング条件として (シリコン膜のエッチングレート)<(ゲート絶縁膜の
エッチングレート) となるような条件を選ぶことにより、シリコンチャネル
領域に比べ第1のゲート絶縁膜の幅、長さが小さい構造
が実現される。
【0025】以下に、この薄膜トランジスタの製造方法
を図6を用いて説明する。図6(a)〜(g)は図2
(a)のA−A’断面から見た工程図であり、図6
(h)〜(j)は図2(a)のB−B’断面から見た工
程図を示す。絶縁体であるガラス基板1(これはCVD
またはスパッタで形成された酸化シリコン膜、窒化シリ
コン膜がオーバーコートされていることが望ましい)上
に、アモルファスシリコン膜をLPCVD法により75
nm堆積したのち、KrFエキシマレーザを照射し多結晶
シリコン膜502を形成する。多結晶シリコン膜の形成
方法は、XeCl、XeFエキシマレーザ照射による方
法や、固相成長法によることも可能である。また、前記
のごとくレーザ結晶化工程を経て形成される多結晶シリ
コン薄膜は、レーザ結晶化時の照射強度条件によりその
表面凹凸が大きくなることが知られている。本発明の効
果を確認するに当たり、前記表面凹凸が小さくなり、表
面からのゲートリーク電流が発生しない条件:すなわち
低照射強度条件下での比較を併せてすべく、レーザ照射
強度は150〜350mJ/cm2の範囲で行った。次に、二
酸化シリコン膜503を10nm堆積する。フォトリソグ
ラフィとエッチング工程により図6(d)に示すような
構造を形成した。このとき、エッチングガスとしてCF
4 を25sccm、CHF3 を25sccm流し、平行平板型の
RFプラズマエッチング装置により、投入電力400
W、ガス圧6Paの条件でエッチングを行った。この条
件下では、CF4分圧によって、シリコン層のエッチン
グレートにたいする2酸化シリコン膜のエッチングレー
トが変化する。本実施例ではエッチングレート比がSi
2 /Si=5/1の条件を用いている。再度二酸化シ
リコン膜504を30nm、ゲート電極としてAl/n+
Si(505)を形成する。この段階で図2に示す構造
が得られる。次に、ゲート電極のパターニングに併せて
ゲート絶縁膜を除去し、露出したシリコン層に所望の不
純物、例えばリンもしくはボロンを自己整合的にイオン
注入する。不純物の注入手段としては、水素を同時に注
入するイオンドーピング法を用いることも可能である。
不純物の活性化は再度レーザを照射、もしくは600℃
程度の熱処理で行うことができる。さらに、層間絶縁膜
506、コンタクトホールを形成しAlで電極配線50
7を形成する。
【0026】このような方法でチャネル長/幅=10/
10ミクロンの薄膜トランジスタを作製した。それぞれ
の寸法はシリコン層の厚さ:75nm、チャネル幅10μ
m 、第1の絶縁膜として2酸化シリコン膜の膜厚10n
m、幅8μm 、第2の絶縁膜として2酸化シリコン膜厚
さ30nmである。従って、ソース領域からドレイン領域
への方向に位置するチャネル領域を含む端部の内側近傍
上面におけるゲート絶縁膜厚は30nm(=ds )、前記
島状に形成されたシリコン層の一部である薄膜トランジ
スタのチャネル中心部、その上面における絶縁膜厚は4
0nm(=dc )である薄膜トランジスタとなる。このと
きのゲート電圧−ドレイン電流特性を図7に示す。一
方、従来の方法で作成した薄膜トランジスタ(チャネル
長/幅=10/10ミクロン、シリコン層の厚さ:75
nm、チャネル幅10μm 、第1の絶縁膜として2酸化シ
リコン膜の膜厚10nm、幅10μm 、第2の絶縁膜とし
て2酸化シリコン膜厚さ30nm)においては図8に示す
ようなゲート電圧−ドレイン電流特性が得られた。とも
に、実線がn−chTFT、p−chTFTのゲート電
圧−ドレイン電流特性、点線がn−chTFTのゲート
リーク電流、破線がp−chTFTのゲートリーク電流
を示している。図7,図8から明らかなように、本発明
の構造ではゲートリーク電流が抑制され、良好なトラン
ジスタ特性を示すことが示されている。さらにすでに述
べたとおり、本発明の効果を確認するに当たり、前記表
面凹凸が小さく、表面からのゲートリーク電流が発生し
ない条件:すなわち低照射強度条件下での比較をするた
めに、レーザ照射強度は150〜350mJ/cm2の範囲で
行った。図に示されたTFT特性のばらつきはこのレー
ザ照射強度の相違によるものである。レーザ照射強度に
よらず、リーク電流の差が図7、図8において顕著であ
ることから本発明の効果が確認できた。
【0027】なお、上記実施形態2では、平行平板型の
RFプラズマエッチング装置により、エッチングレート
比がSiO2 /Si=5/1の条件でエッチングしてい
るが、 第1のゲート絶縁膜のエッチング速度>半導体薄膜のエ
ッチング速度 であれば、どのようなエッチング方法を用いてもよいこ
とは言うまでもない。
【0028】(実施形態3)次に、請求項2の実施の形
態を図3を用いて以下に述べる。図3は請求項2の実施
の形態を表す(a)上面図、(b)A−A’断面図、
(c)B−B’である。図3に示す薄膜トランジスタ
は、絶縁体であるガラス基板1上に、島状に形成された
ソース領域4、ドレイン領域3、チャネル領域2からな
るシリコン層、第1のゲート絶縁膜5、第2のゲート絶
縁膜6、ゲート電極7とから構成される。前記チャネル
領域、ゲート絶縁膜、ゲート電極は、いわゆる金属−絶
縁体−半導体構造を形成しているため、ゲート電極への
印加電圧を制御することによりドレイン電流を制御する
ことが可能になる。このとき第1、第2のゲート絶縁膜
には二酸化シリコン、窒化シリコン、酸化アルミニウ
ム、酸化タンタル等を用いることができる。図3(c)
に示すように、第1のゲート絶縁膜厚d1 よりも第2の
ゲート絶縁膜厚d2 を厚く形成した。このような構造を
とることにより、チャネル領域を形成するシリコン層と
第1のゲート絶縁膜から形成された段差を信頼性良く被
覆することができる。本実施例においては、図3(b)
に示すような断面図を用いて述べたが、薄膜トランジス
タの製造工程において、ゲート電極に被覆されない領域
に存在する絶縁膜層が除去されても、本発明の本質とは
変わることはない。
【0029】(実施形態4)請求項2の発明をより発展
させたものが請求項3にかかる発明である。図4に請求
項3に係る発明の実施形態の断面図を示す。ガラス基板
1上に島状に形成されたソース領域、ドレイン領域、チ
ャネル領域2からなるシリコン層、第1のゲート絶縁膜
5、第2のゲート絶縁膜6、ゲート電極7とから構成さ
れる。このときシリコン層厚dsi、第1の絶縁膜厚d1
と第2の絶縁膜厚d2 とが dsi+d1 <d2 を満たすことにより、段差に起因したリーク電流の発生
をより防止可能になる。またこの構造は、請求項4,請
求項5に記述したような誘電率の異なる材料を積層した
場合に効果が生じる。すなわち誘電率の高い材料を用い
て同様のMOS容量を得るためには、膜厚を厚くする必
要があるためである。言い換えれば、誘電率の高い材料
を用いることで、ゲート絶縁膜の極度の薄膜化を実施す
ることなく所望のMOS容量を得ることが可能になり、
その結果、薄膜トランジスタ動作時のしきい値の低減が
可能になる。
【0030】
【発明の効果】本発明により、良好なシリコン−絶縁膜
界面を300℃程度の低温で形成すると共に、ゲートリ
ークの発生、ゲート電極層の断線が防止される。その結
果、信頼性の高い高性能薄膜トランジスタを提供するこ
とが可能になった。
【0031】また、本発明の薄膜トランジスタの製造方
法により、材料選択、作製プロセスの自由度が増し、簡
単に高性能薄膜トランジスタを得ることが可能になっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1を示す図。
【図2】本発明の実施の形態2を示す図。
【図3】本発明の実施の形態3を示す図。
【図4】本発明の実施の形態4を示す図。
【図5】本発明の薄膜トランジスタの製造方法を示す行
程図。
【図6】本発明の薄膜トランジスタの製造方法を示す行
程図。
【図7】本発明の薄膜トランジスタのゲート電圧対ドレ
イン電流特性図。
【図8】従来例の薄膜トランジスタのゲート電圧対ドレ
イン電流特性図。
【図9】従来例を示す図。
【図10】従来例を示す図。
【図11】従来例を示す図。
【符号の説明】
1 ガラス基板 2 チャネル領域 3 ドレイン領域 4 ソース領域 5 第1の絶縁膜 6 第2の絶縁膜 7 ゲート電極 502 シリコン膜 503 第1のゲート絶縁膜 504 第2のゲート絶縁膜 505 ゲート電極 506 層間絶縁膜 507 配線金属

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁体上に島状に形成された半導体層、そ
    の半導体層を覆うゲート絶縁膜、そのゲート絶縁膜上の
    ゲート電極とからな薄膜トランジスタにおいて、少なく
    とも前記ゲート電極下の前記ゲート絶縁膜の膜厚が前記
    半導体層の端部よりも中央部の方が厚いことを特徴とす
    る薄膜トランジスタ。
  2. 【請求項2】絶縁体上に島状に形成された半導体層、そ
    の半導体層を覆うゲート絶縁膜、そのゲート絶縁膜上の
    ゲート電極とからなる薄膜トランジスタにおいて、 前記ゲート絶縁膜が前記半導体層と同様な島状に形成さ
    れた第1の絶縁膜と、前記島状に形成された半導体層及
    び第1の絶縁膜層とからなる段差形状を被覆するように
    形成された第2の絶縁膜とからなり、第1の絶縁膜厚d
    1 と第2の絶縁膜厚d2 とが d1 <d2 の関係にあることを特徴とする薄膜トランジスタ。
  3. 【請求項3】前記半導体層厚dsi、前記第1の絶縁膜厚
    1 と前記第2の絶縁膜厚d2 とが dsi+d1 <d2 の関係にあることを特徴とする請求項2記載の薄膜トラ
    ンジスタ。
  4. 【請求項4】ゲート絶縁膜が2種以上の材料の積層構造
    となっており、半導体との界面を形成する絶縁膜層の誘
    電率が、その層を除く他の絶縁膜を構成する他の材料の
    誘電率よりも小さいことを特徴とする請求項1ないし3
    のいずれかに記載の薄膜トランジスタ。
  5. 【請求項5】第1の絶縁膜材料が二酸化シリコン膜、他
    の絶縁膜を構成する材料の少なくとも一つが窒化シリコ
    ン膜であることを特徴とする請求項4記載の薄膜トラン
    ジスタ。
  6. 【請求項6】少なくともその一平面が絶縁体である基板
    の絶縁体上に、半導体薄膜を形成する工程と、前記半導
    体薄膜上に第1のゲート絶縁膜を形成する工程と、前記
    第1のゲート絶縁膜を少なくともゲート電極の横切る方
    向で薄膜トランジスタのチャネル、ソースドレイン領域
    となる領域の幅よりも狭く残してエッチングする工程
    と、前記半導体薄膜を薄膜トランジスタのチャネル、ソ
    ースドレイン領域となる領域を残してエッチングする工
    程と、前記第1のゲート絶縁膜および前記半導体薄膜を
    覆う第2のゲート絶縁膜を形成する工程と、この第2の
    絶縁膜上にゲート電極を形成する工程とを有することを
    特徴とする薄膜トランジスタの製造方法。
  7. 【請求項7】少なくともその一平面が絶縁体である基板
    の絶縁体上に、半導体薄膜を形成する工程と、前記半導
    体薄膜上に第1のゲート絶縁膜を形成する工程と、前記
    第1のゲート絶縁膜および前記半導体薄膜を薄膜トラン
    ジスタのチャネル、ソースドレイン領域となる領域を残
    してエッチングする工程と、前記第1のゲート絶縁膜お
    よび前記半導体薄膜を覆う第2のゲート絶縁膜を形成す
    る工程と、この第2の絶縁膜上にゲート電極を形成する
    工程とを有し、前記第1のゲート絶縁膜と、前記半導体
    薄膜のエッチング速度が、 第1のゲート絶縁膜のエッチング速度>半導体薄膜のエ
    ッチング速度 であることを特徴とする薄膜トランジスタの製造方法。
  8. 【請求項8】前記半導体薄膜上に前記ゲート絶縁膜の少
    なくとも一層を形成した後に、レーザ照射することを特
    徴とする請求項6または7記載の薄膜トランジスタの製
    造方法。
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