JPH10241768A - 雌型電気端子 - Google Patents

雌型電気端子

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Publication number
JPH10241768A
JPH10241768A JP5703397A JP5703397A JPH10241768A JP H10241768 A JPH10241768 A JP H10241768A JP 5703397 A JP5703397 A JP 5703397A JP 5703397 A JP5703397 A JP 5703397A JP H10241768 A JPH10241768 A JP H10241768A
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JP
Japan
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terminal
slot
contact
contact part
projections
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Pending
Application number
JP5703397A
Other languages
English (en)
Inventor
Daiki Matsuura
大樹 松浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AMP Japan Ltd
Original Assignee
AMP Japan Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 嵌合時端子同士の衝接によても接触部の塑性
変形が生じない雌型電気端子を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 雌型電気端子1は略箱形の接触部2と電
線接続部4を有する。接触部2には、接触部2の中の相
手方端子との接点部と電線接続部4の間に、スロット1
4を設けると共に、スロット14の対向する内縁14
a、14bに接触部2が撓んだときに互いに当接する突
起20a、20bを夫々設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は雌型電気端子、特に
微摺動磨耗防止用のスロットを有する雌型電気端子に関
する。
【0002】
【従来の技術】自動車等に取り付けられる電気コネクタ
は振動に晒される為、それに使用される電気端子(以下
単に端子という)同士の接触部に微摺動磨耗(フレッチ
ングコロ−ジョン)が生じることがある。これは例えば
ピン端子とそれと接触している雌端子の接触片が振動に
より擦れ合うことにより発生し、表面のめっき剥れ、そ
れに伴う酸化等により電気的接触の信頼性が損なわれ
る。
【0003】この為、例えば図8に示す如き、特開平7
−296886号に開示された端子100が公知であ
る。この端子100は相手型の端子(図示せず)と接触
する接触部102と電線接続部104との間にばね部1
06を有する。このばね部106には端子100の軸線
方向に直交する複数のスロット110、112、11
4、116が形成され、接触部102を電線接続部10
4に対し軸線方向に僅かに移動可能としている。これに
より、相手端子と接触する接触片118の接点120が
振動に追随するようになり、接点120での互いの摺動
による磨耗が防止される。
【0004】
【発明が解決すべき課題】前述の公知例に於いては、接
触部102へ挿入される相手方の端子が前端に当接する
ような場合、あるいは取扱い中、またハウジングへの挿
入時等の場合に接触部102が軸線から変位して側方に
撓み塑性変形を起こしてしまう慮れがある。
【0005】本発明は、以上の点に鑑みてなされたもの
であり、端子同士の当接等によっても接触部の塑性変形
を生じない端子を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の端子は、相手方
の端子と接触する接点部を有する接触部と、電線接続部
とを有し、前記接点部と前記電線接続部の間に軸線方向
に弾力性を付与するスロットを設けた雌型電気端子にお
いて、前記スロットの対向する内縁の少なくとも一方に
は、変形時に対向部と当接して過応力を防止する突起を
設けることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について添付図を参照して詳細に説明する。図1は本発
明の端子1の平面図であり、図2は図1の端子の正面図
であり、図3は図1の端子の底面図であり、図4は図1
の端子の背面図である。
【0008】最初に図1を参照すると、端子1は略箱型
の接触部2、及び電線(図示せず)を圧着接続する為の
電線接続部(以下単に接続部という)4を有する。接触
部2は、前方、即ち図に於いて、右側からピン端子の如
き相手方の端子を受容する。他方接続部4は電線の剥離
された導体端部に加締められる導体圧着バレル6、及び
電線の絶縁外被に圧着される絶縁体バレル8を有する。
なお、これらのバレル6、8については従来公知であ
り、詳細な説明は省略する。
【0009】接触部2は断面略箱形に折り曲げられて頂
壁10が、側壁12の上端から延びて折り曲げられた係
止片12a、12bによって係止されている。頂壁10
の後部にはスロット14が形成される。スロット14は
頂壁10から側壁16を通過し底壁18(図3参照)ま
で及んでおり、側面からみてコ字状に形成されている。
スロット14の対向する内縁14a、14bには夫々突
起20a、20bが設けられている。スロット14は、
接触部2のスロット14より前方部分を電線接続部4に
対し軸線Xに沿って僅かに移動可能にする為の弾性を付
与している。またコ字状のスロットが頂壁を横断してい
ない為、頂壁の後端にダブルロック(二次係止)部材
(図示せず)が係合するような場合でも強度を確保する
ことができる。
【0010】相手方のタブ或いはピン形状の端子36
(図6参照)と端子1が係合する際、タブ端子の先端が
接触部2の前端22に当接すると接触部2はスロット1
4の回りに矢印A方向へ振れる。その時、突起20aと
20bが互いに当接し接触部2の必要以上の動きを規制
する。この場合、相手方の突起が夫々の突起の対向部と
なる。これにより接触部2が横に僅かに変位した状態で
塑性変形することが防止される。端子1を、図示しない
コネクタのハウジングに挿入したときに、図中側壁12
の略中間に位置する切欠き24にコネクタのハウジング
ランスが係合して、端子1がハウジングに保持される。
【0011】次に図2の正面図を参照すると、スロット
14には、頂壁10と対向する底壁18側にも同様の突
起20c、20dが形成されているのが見える。これら
の突起20c、20dは突起20a、20bと同様の作
用をなすものである。なおこれら突起20a〜dを総括
して突起20という。この突起20を頂壁10と底壁1
8に設けたことにより、突起20同士の当接時に接触部
2が横方向に変位しないようにしている。図中26で示
す部分は側壁16の略中心を軸線Xに沿って延びるビー
ドである。このビード26は側壁16の外部から内方へ
打出されて形成される。
【0012】図3の底面図を参照すると、スロット14
は底壁18にも及んでいることがよりよく理解できよ
う。スロット14の端部は頂壁10の場合と同様に応力
集中を防止する為円弧状に形成される。スロット14の
長さは底壁18の略中央まで延びており頂壁10のスロ
ット14より長くなっている。これに伴い突起20c及
び20dは幅、即ちスロット14の内縁14c、14d
に沿う長さが突起20a、20bより大きくなってい
る。底壁18には更にスタビライザ28が一体に設けら
れており、端子1の誤挿入を防止し、且つ安定的に挿入
できるようにしている。
【0013】次に図4の背面図を参照すると、側壁12
の上縁から係止片12a、12bが紙面と直交して向こ
う側に延びている。相手方の端子と接触する接触片30
は頂壁10から垂下する連結片32の後端から前方へ折
り返して形成される。この詳細は後述する。
【0014】図5は図2の矢視Bから見た側面図であ
る。側壁12の先端から直角に内側に折れ曲がって延び
るのは接触片30を保護する保護壁34である。
【0015】図6は図2のVI−VI線に沿う拡大断面
図である。接触片30が連結片32の後端から前方に折
り返されている形状が容易に理解されよう。また、ピン
又はタブ状の相手方の端子36はビード26と接触片3
0の間に挿入され、接触片の接点となるディンプル(接
点部)38と接触する。この図からスロット14は頂壁
10の側では頂壁10の幅の約半分の長さを有している
ことが理解できよう。
【0016】本実施形態の一実施例ではスロット14の
幅Wは約0.5mmであり、突起20a、20bの間隙
Gは約0.3mmである。微振動は約0.09mm〜
0.14mmであり間隙Gは微振動即ち微摺動を十分吸
収可能である。
【0017】図7は図2のVII−VII線に沿う拡大
断面図である。この図により接触部2が一枚の金属板か
ら略箱形に折り曲げられて形成されているのが容易に理
解できよう。
【0018】以上、本発明の好適実施形態について詳細
に説明したが、種々の変形・変更が可能であることはい
うまでもない。例えば、突起は対向する内縁の片方に設
けてもよく、突起の高さを高くすることによって同様な
効果を得ることができる。その場合、突起が当接する内
縁の部分が対向部となる。
【0019】
【発明の効果】本発明の微摺動磨耗防止の為に弾力を付
与するスロットの対向する内縁の少なくとも一方に変形
時に対向部と当接して過応力を防止する突起を設けたの
で次の効果を奏する。
【0020】即ち、嵌合の際相手方の端子が衝接して接
触部が軸線方向に撓んでも塑性変形が阻止されるので電
気的接続の信頼性が確保される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の雌型電気端子の平面図である。
【図2】 本発明の雌型電気端子の正面図である。
【図3】 図2の端子の底面図である。
【図4】 図2の端子の背面図である。
【図5】 図2の端子の拡大側面図である。
【図6】 図2のVI−VI線に沿う拡大断面図であ
る。
【図7】 図2のVII−VII線に沿う拡大断面図
である。
【図8】 従来の端子を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 雌型電気端子 2 接触部 4 電線接続部 14 スロット 14a、14b、14c、14d 内縁 20a、20b、20c、20d 突起 36 相手方の端子 38 接点部(ディンプル)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相手方の端子と接触する接点部を有する
    接触部と、電線接続部とを有し、前記接点部と前記電線
    接続部の間に軸線方向に弾力性を付与するスロットを設
    けた雌型電気端子において、 前記スロットの対向する内縁の少なくとも一方には、変
    形時に対向部と当接して過応力を防止する突起を設ける
    ことを特徴とする雌型電気端子。
JP5703397A 1997-02-25 1997-02-25 雌型電気端子 Pending JPH10241768A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5703397A JPH10241768A (ja) 1997-02-25 1997-02-25 雌型電気端子

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JP5703397A JPH10241768A (ja) 1997-02-25 1997-02-25 雌型電気端子

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JPH10241768A true JPH10241768A (ja) 1998-09-11

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JP5703397A Pending JPH10241768A (ja) 1997-02-25 1997-02-25 雌型電気端子

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