JPH10241765A - 電気回路接続用接着シートおよびその製造方法 - Google Patents

電気回路接続用接着シートおよびその製造方法

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JPH10241765A
JPH10241765A JP3919797A JP3919797A JPH10241765A JP H10241765 A JPH10241765 A JP H10241765A JP 3919797 A JP3919797 A JP 3919797A JP 3919797 A JP3919797 A JP 3919797A JP H10241765 A JPH10241765 A JP H10241765A
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adhesive
layer
conductive layer
adhesive sheet
sheet
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JP3919797A
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Akira Ichikawa
川 章 市
Iwao Usui
井 岩 男 薄
Keiji Aizawa
沢 恵 二 相
Shigeo Ogawa
川 重 夫 小
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Original Assignee
Lintec Corp
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/32Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits

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  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 凹凸のある導電回路表面に対応して貼付で
き、確実に導通を得られ、しかも耐屈曲性に優れた電気
回路接続用接着シートおよびその製造方法を提供するこ
と。 【解決手段】 本発明に係る電気回路接続用接着シート
は、基材フィルムと、該基材フィルムの少なくとも片面
に形成された接着剤層と、該接着剤層上に形成された所
定形状の柔軟性導電層とからなることを特徴としてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は電気回路接続用接着シート
およびその製造方法に関し、さらに詳しくは凹凸のある
導電回路表面に対応して貼付でき、確実に導通を得られ
る電気回路接続用接着シートおよびその製造方法に関す
る。
【0002】
【発明の技術的背景】各種電気回路の接続に際し、導電
性物質と接着剤層とを備えた接着シートを使用すること
が種々検討されている(たとえば、実開昭61−151
273号公報、実開平1−143145号公報等参
照)。
【0003】ところで、近年、各種電子部品について、
小型化、軽量化の要請が一層高まってきている。上記の
ような導電性物質層を備えた接着シートは、かかる小型
化、軽量化の要請に応えうるものである。しかしなが
ら、従来の導電性接着シートでは、導電性物質層の柔軟
性が劣るため、特に凹凸のある回路表面には適応せず、
接続不良や断線することがあった。たとえば、現在携帯
用電子機器に採用されているボタン電池の厚さは、1.
0〜5.0mm程度であり、このようなボタン電池から導
通をとるためには、ボタン電池の厚さ分の凹凸差に耐え
る必要があるが、従来の導電性接着シートでは、このよ
うな凹凸差に適合できず、接続不良や断線することがあ
った。
【0004】また、このような導電性接着シートを被着
物に貼付する際には、該シートが相当屈曲することがあ
るが、従来の導電性接着シートでは、このような屈曲に
よって、導電層にひび割れが発生し、製品不良の原因と
なることがあった。
【0005】
【発明の目的】本発明は、上記のような従来技術に伴な
う問題点を解決しようとするものであり、凹凸のある導
電回路表面に対応して貼付でき、確実に導通を得られ、
しかも耐屈曲性に優れた電気回路接続用接着シートおよ
びその製造方法を提供することを目的としている。
【0006】
【発明の概要】本発明に係る第1の電気回路接続用接着
シートは、基材フィルムと、該基材フィルムの少なくと
も片面に形成された接着剤層と、該接着剤層上に形成さ
れた所定形状の柔軟性導電層とからなることを特徴とし
ている。
【0007】このような第1の電気回路接続用接着シー
トは、離型シートの離型面に、所望形状の柔軟性導電層
を形成し、該導電層を含む離型面上に、基材フィルムの
少なくとも片面に接着剤層が形成された接着シートの接
着剤層面を積層することにより製造できる。
【0008】本発明に係る第2の電気回路接続用接着シ
ートは、基材フィルムと、該基材フィルムの少なくとも
片面に形成された接着剤層と、該接着剤層上に形成され
た所定形状の導電層と、該導電層上の所望箇所に形成さ
れた絶縁層とからなることを特徴としている。
【0009】このような第2の電気回路接続用接着シー
トは、離型シートの離型面の所望箇所に絶縁層を形成
し、該絶縁層上に導電層の一部が積層されるように、絶
縁層を含む離型面上に所定形状の導電層を形成し、該導
電層を含む離型面上に、基材フィルムの少なくとも片面
に接着剤層が形成された接着シートの接着剤層面を積層
することにより製造できる。
【0010】
【発明の具体的説明】以下、本発明について、図面を参
照しながらさらに具体的に説明する。図1に示すよう
に、本発明に係る第1の電気回路接続用接着シート10
は、基材フィルム1と、該基材フィルム1の少なくとも
片面に形成された接着剤層2と、該接着剤層2上に形成
された所定形状の柔軟性導電層3aとからなる。また、
使用に先立ち、接着剤層2を保護するために、接着剤層
側に離型シートを貼付しておくことが好ましい。離型シ
ートとしては、紙、合成樹脂フィルムなどのシート基材
にシリコーン樹脂などの離型剤層が施されたものであ
り、種々の汎用のものが特に制限されることなく用いら
れる。
【0011】基材フィルム1は、特に限定はされない
が、絶縁性、耐水性および耐熱性に優れているものが適
し、合成樹脂フィルム、各種合成紙、含浸紙等が用いら
れる。これらの中でも、特に合成樹脂フィルムが好まし
い。
【0012】このような合成樹脂フィルムとしては、具
体的には、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン
ナフタレート、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖
低密度ポリエチレン(LLDPE)、エチレン・プロピ
レン共重合体、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリブタ
ジエン、ポリメチルペンテン、エチレン・酢酸ビニル共
重合体、エチレン・(メタ)アクリル酸共重合体、エチ
レン・(メタ)アクリル酸メチル共重合体、エチレン・
(メタ)アクリル酸エチル共重合体、ポリ塩化ビニル、
塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体、エチレン・塩化ビニ
ル・酢酸ビニル共重合体、ポリウレタンフィルム、ポリ
アミドフィルム、ポリイミドフィルム、アイオノマー等
からなるフィルムなどが用いられる。また、これら合成
樹脂フィルムは、2種以上を積層したり、組み合わせて
用いることもできる。さらに、これらフィルムを着色し
たもの、あるいは印刷を施したもの等も使用することが
できる。
【0013】基材フィルム1の厚さは、通常5〜500
μmであり、好ましくは10〜300μmである。ま
た、基材フィルム1の接着剤層2と接する面には接着剤
層2との密着性を向上するために、コロナ処理を施した
りプライマー等の他の層を設けてもよい。
【0014】電気回路接続用接着シート10の接着剤層
2は、酢酸ビニル樹脂系、塩化ビニル樹脂系、アクリル
樹脂系等の溶剤型接着剤;エチレン−酢酸ビニル共重合
体、ポリオレフィン樹脂系、ポリアミド樹脂系、ポリエ
ステル樹脂系等の熱感応型接着剤;合成ゴム系、アクリ
ル樹脂系、シリコーン樹脂系、ポリビニルエーテル樹脂
系等の感圧型接着剤など従来公知の種々の接着剤により
形成される。このような接着剤の特性としては、絶縁性
を有するものが好ましい。また、本発明において、作業
性などを考慮すると感圧型接着剤が好ましく用いられ
る。
【0015】接着剤層2の厚さは、その材質にもよる
が、通常は3〜100μm程度であり、好ましくは10
〜50μm程度である。柔軟性導電層3aは、用途に応
じて様々なパターン状に形成される。たとえば、電池の
正極または負極との接触を行う際には、導通を確実に行
うために、導電層3aを格子状に形成することが好まし
い。また、導電層3aにアンテナやコイル、コンデンサ
ーとしての機能を付与するためには、それに適した形状
を付与すればよい。例えばアンテナとして周波数が異な
るように形成した電気回路接続用接着シートを用意すれ
ば、必要に応じ該シートを貼るだけで、異なる周波数の
発信・受信に対応することができる。なお、図1に示し
たものは断面図であるので、これら導電層3aの平面形
状は表出されていない。
【0016】導電層3aは、回路表面の凹凸によく適応
し、また、電気回路接続用接着シート10の貼付時にお
ける屈曲に耐えうるように、柔軟性の導電性材料から形
成されている。
【0017】このような柔軟性導電性材料としては、市
販されているポリアニリン等を主成分とする導電性樹脂
や、カーボン、カーボン繊維、グラファイト、金属粒
子、金属酸化物等の導電性充填材を、アクリル樹脂、ポ
リエステル樹脂、ウレタン樹脂、ウレタンアクリレート
樹脂などの高分子材料中に分散させた導電性インクや導
電性ペイントなどが用いられる。
【0018】本発明においては、上述した各種樹脂のガ
ラス転移温度(Tg)が室温より低いものが好ましく用
いられ、特に、ポリエステル系樹脂中に銀粒子が分散さ
れた導電性材料が好ましく用いられる。
【0019】このような導電層3aの厚さは、その材質
にもよるが、通常は5〜80μm程度であり、好ましく
は10〜50μm程度である。また、その巾は用途によ
り様々であるが、通常は0.1〜10mm程度であり、好
ましくは0.5〜5mm程度である。
【0020】このような本発明に係る第1の電気回路接
続用接着シート10は、種々の電子回路の接続に用いら
れる。特に、たとえば、図2に示すように、ボタン電池
6を用いて小型電子部品7を駆動する際に好適に用いら
れる。
【0021】図2においては、基材4上に形成された下
部電極5に、ボタン電池6を載置する。これによって、
ボタン電池の負極と下部電極5とが接触する。次いで、
電気回路接続用接着シート10をこの上に貼付すること
で、導電層3aとボタン電池の正極と下部電極5’とが
電気的に接合する。この結果、導通が得られ、小型電子
部品7を駆動することができる。
【0022】また、電子部品7を基材4上に形成するこ
とで、電池、電子部品、回路等を全て接着シート10と
基材4との間に封止できるので、機器の耐水性を向上す
ることができる。
【0023】さらに、基材4の裏面に接着剤層を形成し
たり、両面接着テープを設けることで、このような電子
機器を所望の箇所に容易に貼着することができる。本発
明に係る第1の電気回路接続用接着シート10は、離型
シートの離型面に、所望形状の柔軟性導電層3aを形成
し、該導電層3aを含む離型面上に、基材フィルム1の
少なくとも片面に接着剤層2が形成された接着シートの
接着剤層面を積層することにより製造できる。
【0024】離型シートとしては、上述した離型シート
と同様に種々の汎用の離型シートが特に制限されること
なく使用できる。柔軟性導電層3aは、上述したような
導電性材料を含む塗布液を、離型シートの離型面に所定
の膜厚となるように塗布・乾燥することにより形成され
る。次いで、基材フィルム1および接着剤2からなる接
着シートの接着剤層面を、該導電層3aを含む離型面上
に積層することにより、接着剤層面に該導電層3aを転
写形成し、電気回路接続用接着シート10が得られる。
なお、接着シートを積層する際、接着剤2が感圧型接着
剤の場合は、既に接着力が発現されているので、何ら処
理は必要ないが、溶剤型接着剤では溶剤を塗布したり、
また、熱感応型接着剤では、加熱するなどの処理を行
い、接着剤層面に接着力を発現させる必要がある。
【0025】次に、本発明に係る第2の電気回路接続用
接着シートについて図3を参照しながら説明する。本発
明に係る第2の電気回路接続用接着シート11は、基材
フィルム1と、該基材フィルム1の少なくとも片面に形
成された接着剤層2と、該接着剤層2上に形成された所
定形状の導電層3bと、該導電層3b上の所望箇所に形
成された絶縁層8とからなることを特徴としている。
【0026】ここで、基材フィルム1および接着剤2と
しては、前記第1の電気回路接続用接着シート10で説
明したものと同様のものが用いられる。導電層3bとし
ても、前記導電層3aと同様のものが好ましく用いられ
るが、他にも、柔軟性が必ずしも高くない金属薄膜層、
金属蒸着層、金属メッキ層などの導電製薄膜層等も用い
ることができる。すなわち、第2の接着シート11にお
いては、導電層3b上の所望箇所(たとえば回路表面の
凹凸が大きな箇所に対応する部分、あるいは貼付時に大
きく屈曲する可能性のある箇所に対応する部分)を、後
述する絶縁層8にて補強しているため、導電層3bが保
護され、導電層3bの断線が防止されるためである。
【0027】導電層3bの膜厚等は、前記導電層3aと
同様である。絶縁層8は、各種の絶縁性材料から形成さ
れうるが、特に柔軟性に富む材料を用いることが好まし
い。
【0028】このような絶縁性材料としては、アクリル
樹脂、ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂、ウレタンアク
リレート樹脂、ポリオレフィン樹脂、シリコーン樹脂等
が用いられる。また、これら1種単独で、あるいは2種
以上を組み合わせて用いることができる。
【0029】このような絶縁層8の厚さは、その材質に
もよるが、通常は5〜150μm程度であり、好ましく
は10〜100μm程度である。また、その巾は用途に
様々であるが、通常は0.5〜15mm程度であり、好ま
しくは1〜10mm程度である。また絶縁層8は、前述し
たように柔軟性に富むことが好ましい。
【0030】また、第2の電気回路接続用接着シート1
1においても、前記第1の接着シート10の場合と同様
に、使用に先立ち、接着剤層2を保護するために、接着
剤層側に離型シートを貼付しておくことが好ましい。
【0031】このような本発明に係る第2の電気回路接
続用接着シート11は、種々の電子回路の接続に用いら
れる。特に、たとえば、図4に示すように、ボタン電池
6を用いて小型電子部品7を駆動する際に好適に用いら
れる。
【0032】図4においては、基材4上に形成された下
部電極5に、ボタン電池6を載置する。これによって、
ボタン電池の負極と下部電極5とが接触する。次いで、
電気回路接続用接着シート11をこの上に貼付すること
で、導電層3bとボタン電池6の正極と下部電極5’と
が電気的に接合する。この結果、導通が得られ、小型電
子部品7を駆動することができる。
【0033】導電層3b上には、絶縁層8が形成されて
いるので、電子機器に異常な外圧が負荷されたとして
も、正極と負極とが短絡することはない。また、このよ
うな外圧が負荷されたとしても、導電層3bは絶縁層8
によって保護されているので、導電層3bが断線するこ
ともない。
【0034】また、電子部品7を基材4上に形成するこ
とで、電池、電子部品、回路等を全て接着シート11と
基材4との間に封止できるので、機器の耐水性を向上す
ることができる。
【0035】さらに、基材4の裏面に接着剤層を形成し
たり、両面接着テープを設けることで、このような電子
機器を所望の箇所に容易に貼着することができる。この
ような第2の電気回路接続用接着シート11は、離型シ
ートの離型面の所望箇所に絶縁層8を形成し、該絶縁層
8上に導電層3bの一部が積層されるように、絶縁層8
を含む離型面上に所定形状の導電層3bを形成し、該導
電層3bを含む離型面上に、基材フィルム1の少なくと
も片面に接着剤層2が形成された接着シートの接着剤層
面を積層することにより製造できる。
【0036】絶縁層8は、前述した絶縁性材料を含む塗
布液を、離型面上の所望箇所に所定の厚さで塗布・乾燥
することにより形成される。以下、第1の電気回路接続
用接着シート10の製造時と同様の工程を行うことで、
電気回路接続用接着シート11を製造できる。
【0037】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、凹凸のある導電回路表面に対応して貼付でき、確実
に導通を得られ、しかも耐屈曲性に優れた電気回路接続
用接着シートおよびその製造方法が提供される。また、
導電回路として種々の形状や容量のアンテナ、コンデン
サー、コイル等を形成しておけば、本シートを基材に貼
ることで容易に所望の性能を有する回路を形成できる。
【0038】
【実施例】以下本発明を実施例により説明するが、本発
明はこれら実施例に限定されるものではない。
【0039】
【実施例1】厚さ38μmのポリエチレンテレフタレー
トフィルムの片面に、シリコーン樹脂による離型剤層を
施した離型シートの離型面に、導電性インク(「Electr
odag461ss」日本アチソン(株)製:平均粒径15μm
の銀粒子77重量部と室温以下のガラス転移温度である
ポリエステル系樹脂23重量部から成る)を使用して、
線巾1mmで乾燥後の厚さ30μmとなるように、線と円
(円の直径8mm、円の内部は1mm巾の線が格子間隔3mm
で円外周部を含め互いに接している)からなる回路接続
用の柔軟性導電層をスクリーン印刷法にて形成した。
【0040】厚さ75μmのポリエチレンテレフタレー
トフィルムの片面に厚さ30μmのアクリル系感圧型接
着剤層が施された接着シートの接着剤層面を上記導電層
が形成された離型シートの離型面上に積層し、本発明の
電気回路接続用接着シートを作成した。
【0041】他方、厚さ100μmのポリエチレンテレ
フタレートフィルム上に、上述の導電性インクを用い、
線巾1mmで乾燥後の厚さ20μmとなるように、線と円
(円の直径13mm、円の内部は1mm巾の線が格子間隔3
mmで円外周部を含め互いに接している)からなる下部電
極を印刷形成し、下部電極部材を作成した。
【0042】下部電極部材上の円形電極上にボタン電池
(厚さ1.2mm、直径20mm)の負極側を載置し、ま
た、電波発信受信機能を有するICチップからなる電子
部品(2mm×3mm、厚さ0.8mm)を他の電極上に載置
した後、その上に、離型シートから剥離した上記電気回
路接続用接着シートを貼付し、35mm×35mm形状に打
抜き、封止構造体を作成した。この封止構造体から電波
が発信されていることが測定機により確認され、導通し
ていることが確かめられた。
【0043】また、35mm×35mm形状の両面粘着テー
プ(不織布を芯材とし、両面にアクリル系粘着剤層が設
けられている)を構造体裏面に設け、本構造体を任意の
ところに貼付することができた。
【0044】
【実施例2】実施例1で用いた離型面に、絶縁性樹脂
(「Electrodag 452ss」日本アチソン(株)製:ウレタ
ンアクリレート樹脂からなるUV硬化性樹脂)を使用し
て3mm×12mmで厚さ30μmとなるように絶縁層をス
クリーン印刷法にて形成した。次いで実施例1で用いた
導電性インクにて、該絶縁層上に導電層の一部が積層さ
れるように、絶縁層を含む離型面上に、実施例1と同形
状、同厚の線と円から成る導電層をスクリーン印刷法に
て形成した。なお、絶縁層は、該導電層の円と線の接続
部を中心として形成されている。
【0045】厚さ75μmのポリエチレンテレフタレー
トフィルムの片面に厚さ35μmの熱感応型接着剤層
(「BV300-I」東洋紡績(株)製:ポリエステル系ホッ
トメルト型接着剤)が施された接着シートの接着剤層面
をドライヤーにて加熱した後、上記導電層が形成された
離型シートの離型面上に積層し、本発明の電気回路接続
用接着シートを作成した。
【0046】他方、厚さ100μmのポリエチレンテレ
フタレートフィルムの片面に、アクリル系樹脂から成る
感圧型接着剤層(厚さ25μm),離型紙が順に積層さ
れ、他面に実施例1と同様の下部電極が印刷形成された
下部電極部材を作成した。
【0047】下部電極部材上に実施例1と同様にボタン
電池と電子部品を載置した後、離型シートから剥離した
上記電気回路接続用接着シートを熱圧着(ヒートシール
温度120℃で3秒)し、35mm×35mmの形状に打抜
き、封止構造体を作成した。この封止構造体から電波が
発信されていることが測定機により確認され、導通して
いることが確かめられた。
【0048】また下部電極部材裏面の離型紙を剥離し、
任意の被着体に貼付することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の電気回路接続用接着シート
を示す。
【図2】本発明に係る第1の電気回路接続用接着シート
の使用状況を示す。
【図3】本発明に係る第2の電気回路接続用接着シート
を示す。
【図4】本発明に係る第2の電気回路接続用接着シート
の使用状況を示す。
【符号の説明】
1…基材フィルム 2…接着剤層 3a…柔軟性導電層 3b…導電層 4…基材 5…下部電極 5’…下部電極 6…ボタン電池 7…電子部品 8…絶縁層 10…第1の電気回路接続用接着シート 11…第2の電気回路接続用接着シート

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材フィルムと、該基材フィルムの少な
    くとも片面に形成された接着剤層と、該接着剤層上に形
    成された所定形状の柔軟性導電層とからなることを特徴
    とする電気回路接続用接着シート。
  2. 【請求項2】 基材フィルムと、該基材フィルムの少な
    くとも片面に形成された接着剤層と、該接着剤層上に形
    成された所定形状の導電層と、該導電層上の所望箇所に
    形成された絶縁層とからなることを特徴とする電気回路
    接続用接着シート。
  3. 【請求項3】 離型シートの離型面に、 所望形状の柔軟性導電層を形成し、該導電層を含む離型
    面上に、 基材フィルムの少なくとも片面に接着剤層が形成された
    接着シートの接着剤層面を積層する工程を含む電気回路
    接続用接着シートの製造方法。
  4. 【請求項4】 離型シートの離型面の所望箇所に絶縁層
    を形成し、 該絶縁層上に導電層の一部が積層されるように、絶縁層
    を含む離型面上に所定形状の導電層を形成し、該導電層
    を含む離型面上に、 基材フィルムの少なくとも片面に接着剤層が形成された
    接着シートの接着剤層面を積層する工程を含む電気回路
    接続用接着シートの製造方法。
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WO2008029580A1 (fr) * 2006-08-29 2008-03-13 Hitachi Chemical Company, Ltd. Ruban conducteur anisotrope et procédé de fabrication correspondant, structure connectée et procédé de connexion de membre de circuit en utilisant le ruban
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