JPH10241541A - 回路遮断器のハンドルロック装置 - Google Patents

回路遮断器のハンドルロック装置

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JPH10241541A
JPH10241541A JP3892197A JP3892197A JPH10241541A JP H10241541 A JPH10241541 A JP H10241541A JP 3892197 A JP3892197 A JP 3892197A JP 3892197 A JP3892197 A JP 3892197A JP H10241541 A JPH10241541 A JP H10241541A
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JP
Japan
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lock
pin
lock cover
handle
operation handle
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Application number
JP3892197A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Nakamura
一裕 中村
Shigeru Sugiyama
茂 杉山
Eiji Kanamori
栄治 金森
Takashi Araki
貴志 荒木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba FA Systems Engineering Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba FA Systems Engineering Corp
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Publication date
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Publication of JPH10241541A publication Critical patent/JPH10241541A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H9/00Details of switching devices, not covered by groups H01H1/00 - H01H7/00
    • H01H9/20Interlocking, locking, or latching mechanisms
    • H01H9/28Interlocking, locking, or latching mechanisms for locking switch parts by a key or equivalent removable member
    • H01H9/281Interlocking, locking, or latching mechanisms for locking switch parts by a key or equivalent removable member making use of a padlock

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロックカバーの操作ハンドルに対する保持力
を高めること。 【解決手段】 ロックカバー13は、操作ハンドルに嵌
合されたキャップ部13aと、遮断器ケース11の開口
部11b内に位置するロック部13bとを有するもので
あり、操作ハンドルを回動操作しようとすると、ロック
部13bが開口部11bの内面に当接し、操作ハンドル
の回動が規制される。この構成の場合、ロックカバー1
3を通して操作ハンドルにピン14を挿入すると、ロッ
クカバー13と操作ハンドルとの間がピン14を介して
連結される。しかも、ピン14を回動操作し、ロックカ
バー13のキャップ部13aとフック部13fとの間に
押込むと、ピン14がフック部13fに係止され、抜止
め状態に保持されるので、ロックカバー13の保持力が
向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回路遮断器の操作
ハンドルをオン位置およびオフ位置に拘束するハンドル
ロック装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】図9は上記ハンドルロ
ック装置の従来構成を示すものである。ここで、遮断器
ケース1には操作ハンドル2が装着されている。この操
作ハンドル2は、遮断器ケース1内に位置するベース部
2aと、遮断器ケース1の開口部1aを通して突出する
把手部2bとから構成されたものであり、操作ハンドル
2をオン位置およびオフ位置へ回動操作すると、遮断器
ケース1内に組込まれた主回路が閉路および開路され
る。
【0003】ロックカバー3は、キャップ部3aとロッ
ク部3bとを有するものであり、操作ハンドル2をオン
位置およびオフ位置に回動操作した後、把手部2bの外
面にキャップ部3aの内面を嵌合すると、ロック部3b
が開口部1a内に位置する。従って、操作ハンドル2を
回動操作しようとすると、ロック部3bが開口部1aの
内面に当接し、操作ハンドル2の回動操作が規制され
る。
【0004】ロックカバー3にはピン挿入孔3cおよび
錠挿入孔3dが形成されており、ピン挿入孔3cを通し
て把手部2bの貫通孔2cにピン4を挿入した後、錠挿
入孔3dに南京錠5のフック5aを挿入して施錠する
と、ピン4がフック5aにより抜止めされる。
【0005】上記構成の場合、南京錠5を使用しないと
きには、把手部2bとキャップ部3aとの間の摩擦力で
ロックカバー3を操作ハンドル2に保持していたので、
ロックカバー3の製造時の寸法ばらつき,ロックカバー
3の着脱に伴う嵌合面の摩耗等が原因でロックカバー3
の保持力が低下する虞れがあった。そこで、把手部2b
に凹部を形成すると共にキャップ部3aに突部を形成
し、これら凹部および突部間を係合させることに伴い、
ロックカバー3の保持力を高めることが考えられてい
る。
【0006】ところで、近年、回路遮断器の全体構成は
小形化され、回路遮断器の消弧室部分は、遮断容量の増
大に伴い大形化されている。これに対して遮断器ケース
に対する操作ハンドル2の突出位置は、使い勝手の点か
ら中央部に限定されている。このため、機構部の設計裕
度が制限が生じ、図10に示すように、操作ハンドル2
の把手部2bをベース部2aの円弧面に対して直角に突
出させることが不可能になっている。尚、θは、把手部
2bのベース部2aに対する傾斜角を示している。
【0007】上記構成の場合、把手部2bがベース部2
aの円弧面に対して直角に突出していないため、オン位
置およびオフ位置の一方にある操作レバー2にキャップ
部3aを被せたときにロック部3bが開口部1aの内面
に近接するように設計を行うと、オン位置およびオフ位
置の他方にある操作レバー2にキャップ部3aを被せた
ときにロック部3bが開口部1aの内面を乗越えてしま
うので、ロック部3bの長さ寸法が比較的短く設定され
ている。
【0008】従って、自動トリップ時に操作ハンドル2
がA位置からB位置まで回動するので、開口部1aの内
面からロック部3bを通してキャップ部3aに衝撃力が
作用する。このため、キャップ部3aの突部を操作ハン
ドル2の凹部に係合させる構成では、ロックカバー3の
操作ハンドル2に対する保持力が十分であるとは言い難
い。
【0009】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、ロックカバーの操作ハンドルに対す
る保持力を十分に高めることができる回路遮断器のハン
ドルロック装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の回路遮断
器のハンドルロック装置は、遮断器ケースの開口部を通
して突出する操作ハンドルをオン位置およびオフ位置に
拘束するものにおいて、前記操作ハンドルに嵌合される
キャップ部および前記開口部内に位置するロック部を有
するロックカバーと、前記キャップ部を通して前記操作
ハンドルに挿入されることに伴い前記ロックカバーおよ
び前記操作ハンドル間を連結するピンと、前記ロックカ
バーに設けられ前記ピンが係合されることに伴い前記ピ
ンを抜止め状態に保持するフック部とを備えたところに
特徴を有する。
【0011】上記手段によれば、ロックカバーを通して
操作ハンドルにピンを挿入すると、ロックカバーと操作
ハンドルとの間がピンを介して連結される。しかも、ロ
ックカバーのフック部にピンを係合すると、ピンが抜止
めされるので、ロックカバーの寸法ばらつき,ロックカ
バーの着脱に伴う嵌合面の摩耗等に影響されず、ロック
カバーの保持力が向上する。
【0012】請求項2記載の回路遮断器のハンドルロッ
ク装置は、錠が装着される錠装着部がロックカバーに設
けられ、ピンが前記錠に係止されることに伴いフック部
から外れる方向へ回動規制されるところに特徴を有す
る。上記手段によれば、ロックカバーの錠装着部に錠を
装着すると、ピンが錠に係止され、フック部から外れる
方向へ回動規制される。このため、ピンがフック部から
外れ難くなるので、ロックカバーの保持力が一層向上す
る。
【0013】請求項3記載の回路遮断器のハンドルロッ
ク装置は、錠が装着される錠装着部がロックカバーに設
けられ、ピンが前記錠に係止されることに伴い前記ロッ
クカバーから抜ける方向へスライド規制されるところに
特徴を有する。上記手段によれば、ロックカバーの錠装
着部に錠を装着すると、ピンが錠に係止され、ロックカ
バーから抜ける方向へスライド規制される。このため、
ピンがロックカバーから抜け難くなるので、ロックカバ
ーの保持力が一層向上する。
【0014】請求項4記載の回路遮断器のハンドルロッ
ク装置は、ピンが、ロックカバーを通して操作ハンドル
に挿入される本体部と、この本体部の回動に伴いロック
カバーとフック部との間に押込まれる第1の係合部と、
この第1の係合部がロックカバーとフック部との間に押
込まれることに伴いフック部の端面に係合する第2の係
合部とを備えているところに特徴を有する。
【0015】上記手段によれば、ピンの本体部をロック
カバーおよび操作ハンドルに挿入して回動操作すると、
ピンの第1の係合部がロックカバーとフック部との間に
押込まれ、ピンの第2の係合部がフック部の端面に係合
する。このため、フック部がピンを第1および第2の係
合部の2ヶ所で保持することになるので、ロックカバー
の保持力が一層向上する。
【0016】請求項5記載の回路遮断器のハンドルロッ
ク装置は、ピンが、ロックカバーを通して操作ハンドル
に挿入される本体部と、フック部に係合され本体部に対
して傾斜する傾斜部とを備え、前記フック部が、前記傾
斜部に沿って傾斜しているところに特徴を有する。上記
手段によれば、ピンをロックカバーおよび操作ハンドル
から引抜こうとすると、ピンの傾斜部がフック部に圧接
する。このため、ピンがロックカバーから抜け難くなる
ので、ロックカバーの保持力が一層向上する。
【0017】請求項6記載の回路遮断器のハンドルロッ
ク装置は、遮断器ケースの開口部を通して突出する操作
ハンドルをオン位置およびオフ位置に拘束するものにお
いて、前記操作ハンドルに嵌合されるキャップ部および
前記開口部内に位置するロック部を有するロックカバー
と、頭部を有し前記キャップ部を通して前記操作ハンド
ルに挿入されることに伴い前記ロックカバーおよび前記
操作ハンドル間を連結するピンと、前記ロックカバーに
設けられ錠が装着される錠装着部とを備え、前記ピンの
頭部が前記錠に係止されることに伴い、前記ピンが前記
ロックカバーから抜止めされるところに特徴を有する。
【0018】上記手段によれば、ロックカバーを通して
操作ハンドルにピンを挿入すると、ロックカバーと操作
ハンドルとの間がピンを介して連結される。しかも、ロ
ックカバーの錠装着部に錠を装着すると、ピンの頭部が
錠に係止され、ピンがロックカバーから抜止めされるの
で、施錠専用装置において、ロックカバーの寸法ばらつ
き,ロックカバーの着脱に伴う嵌合面の摩耗等に影響さ
れず、ロックカバーの保持力が向上する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例を図1
ないし図4に基づいて説明する。まず、図2において、
配線用遮断器の遮断器ケース11には突部11aが形成
されている。この突部11aは、配電盤(図示せず)等
のパネルカット部内に挿入されるものであり、突部11
aには開口部11bが形成されている。
【0020】遮断器ケース11には、アセタール樹脂製
の操作ハンドル12が回動可能に装着されている。この
操作ハンドル12は、遮断器ケース11内に位置するベ
ース部12aと、開口部11bを通して突出する把手部
12bとから構成されたものであり、操作ハンドル12
をオン位置に回動操作すると、遮断器ケース11内に組
込まれた主回路(図示せず)が閉路され、操作ハンドル
12をオフ位置に回動操作すると、主回路が開路され
る。
【0021】操作ハンドル12には、アセタール樹脂製
のロックカバー13が装着されている。このロックカバ
ー13は、図4に示すように、上面が閉塞された角筒状
のキャップ部13aと、キャップ部13aから突出する
アーム状のロック部13bとを有するものであり、図2
に示すように、キャップ部13aは把手部12bの外面
に先端側から嵌合され、ロック部13bは、ベース部1
2aの円弧面に沿って遮断器ケース11の開口部11b
内に位置している。
【0022】キャップ部13aの各側板部には、図3に
示すように、下端部に位置して爪部13cが一体形成さ
れている。そして、把手部12bの各側面には矩形状の
枠部12cが一体形成されており、把手部12bの外面
にキャップ部13aの内面を嵌合すると、各爪部13c
が枠部12cにより押圧され、キャップ部13aの各側
板部が把手部12bから離間する方向へ弾性変形するこ
とに伴い、各爪部13cが枠部12cの下面に係合す
る。尚、キャップ部13aの天井部には、各側板部の弾
性変形を容易化する機能,爪部13cがアンダカットに
なることを防止する機能を有する開口部13dが形成さ
れている。
【0023】ピン14は、図4に示すように、長尺な本
体部14aと、本体部14aに対して直交する第1の折
曲部14bと、第1の折曲部14bに対して直交する第
2の折曲部14cとを有するものであり、1本の金属棒
を折曲することにより形成されている。
【0024】キャップ部13aの各側板部にはピン挿入
孔13eが形成されており、図3に示すように、一方の
ピン挿入孔13eにはピン14の本体部14aが挿入さ
れている。そして、操作ハンドル12の把手部12bに
は、枠部12c内に位置してピン挿入孔12dが形成さ
れており、ピン14の本体部14aは、一方のピン挿入
孔13eからピン挿入孔12dに挿入され、図1に示す
ように、他方のピン挿入孔13eを通してキャップ部1
3aの外部に突出している。
【0025】キャップ部13aの一方の側板部には、図
4に示すように、フック部13fが一体形成されてい
る。このフック部13fは、図1に示すように、先端部
に抜止突部13gを有するものであり、キャップ部13
aの一方の側板部に所定間隔を存して対向している。
【0026】従って、図2に二点鎖線で示すように、ロ
ックカバー13および操作ハンドル12にピン14の本
体部14aを挿入した後、ピン14を矢印A方向へ回動
操作すると、図1において、抜止突部13gがピン14
の第1の折曲部14bにより押圧され、フック部13f
がキャップ部13aから離間する方向へ弾性変形する。
これにより、キャップ部13aとフック部13fとの間
に第1の折曲部14bが押込まれ、第1の折曲部14b
が抜止突部13gに係止されることに伴い、ピン14が
ロックカバー13に抜止め状態に保持される。
【0027】キャップ部13aの上面には、図4に示す
ように、略三角形状をなす錠装着部13hが一体形成さ
れており、この錠装着部13hには錠挿入孔13iが形
成されている。そして、この錠挿入孔13i内には、図
2に示すように、南京錠15のフック15aが挿入され
ており、このフック15aは、ピン14の第2の折曲部
14cを係止することに伴い(図1参照)、ピン14を
反矢印A方向(フック部13fから外れる方向)へ回動
規制している。
【0028】次にハンドルロック装置の装着手順につい
て説明する。操作ハンドル12をオン位置またはオフ位
置に回動操作した後、操作ハンドル12の把手部12b
にロックカバー13のキャップ部13aを被せる。そし
て、ロックカバー13の一方のピン挿入孔13eから操
作ハンドル12のピン挿入孔12dを通してロックカバ
ー13の他方のピン挿入孔13eにピン14の本体部1
4aを挿入した後、ピン14を矢印A方向へ回動操作
し、ピン14の第1の折曲部14bをキャップ部13a
とフック部13fとの間に押込む。この後、南京錠15
のフック15aを必要に応じてロックカバー13の錠挿
入孔13i内に挿入し、施錠する。
【0029】尚、ハンドルロック装置を取外すにあたっ
ては、南京錠15を解錠し、錠装着部13hから取外し
た後、ピン14を反矢印A方向へ回動操作し、ピン14
の第1の折曲部14bとフック部13fの抜止突部13
gとの係合を解除する。次に、ピン14を操作ハンドル
12およびロックカバー13から引抜いた後、キャップ
部13aを上方へ引張ることに伴い、操作ハンドル12
から取外す。
【0030】次に上記構成の作用について説明する。オ
ン位置にある操作ハンドル12にハンドルロック装置を
装着した後、操作ハンドル12をオフ位置に回動操作し
ようとすると、ロック部13bが開口部11bの内面に
当接し、操作ハンドル12の回動が規制される。また、
オフ位置にある操作ハンドル12にハンドルロック装置
を装着した後、操作ハンドル12をオン位置に回動操作
しようとすると、ロック部13bが開口部11bの内面
に当接し、操作ハンドル12の回動が規制される。
【0031】また、遮断器ケース11内の電流検出機構
(図示せず)が過電流を検出し、遮断器ケース11内の
引外し機構(図示せず)が作動すると、主回路が開路さ
れ、操作ハンドル12がオン位置からトリップ位置に向
って回動しようとする(いわゆるトリップ動作)。この
とき、ロック部13bが開口部11bの内面に当接する
ことに伴い、操作ハンドル12の回動が規制される。
【0032】上記実施例によれば、ロックカバー13を
通して操作ハンドル12にピン14を挿入することに伴
い、ピン14を介してロックカバー13と操作ハンドル
12とを連結した。しかも、ピン14の第1の折曲部1
4bをキャップ部13aとフック部13fとの間に押込
むことに伴い、ピン14を抜止めした。このため、ロッ
クカバー13の寸法ばらつき,ロックカバー13の着脱
に伴う嵌合面の摩耗等に影響されず、ロックカバー13
の保持力が大幅に向上するので、トリップ時にロック部
13bが開口部11bの内面に衝突しても、ロックカバ
ー13の脱落が確実に防止される。
【0033】また、ロックカバー13の錠装着部13h
に南京錠15を装着することに伴い、南京錠15のフッ
ク15aによりピン14の第2の折曲部14cを係止
し、ピン14がフック部13fから外れる反矢印A方向
へ回動することを規制した。このため、ピン14の第1
の折曲部14bがフック部13fから外れ難くなるの
で、ロックカバー13の保持力が一層向上する。
【0034】ところで、図9に示す従来構成の場合、貫
通孔2cが原因で操作ハンドル2の型抜きが2方向にな
り(抜き方向を図9に矢印Xおよび矢印Yで示す)、成
形型が複雑化されるので、操作ハンドル2の成形後に特
別な孔明加工を施すことに伴い、貫通孔2cを形成する
面倒な作業を行う必要があった。
【0035】これに対して本実施例の場合、キャップ部
13aの錠挿入孔13iに南京錠15のフック15aを
挿入することに伴い、南京錠15によりピン14を抜止
めしたので、操作ハンドル12の型抜きが1方向で済む
(抜き方向を図3に矢印Xで示す)。このため、操作ハ
ンドル12に貫通孔を別途形成したり、操作ハンドル1
2を2方向から型抜きする必要がなくなるので、製造コ
ストが低減される。
【0036】次に本発明の第2実施例を図5および図6
に基づいて説明する。尚、上記第1実施例と同一の部材
については同一の符号を付して説明を省略し、以下、異
なる部材についてのみ説明を行う。まず、図5におい
て、ピン16は、1本の金属棒を折曲形成してなるもの
であり、長尺な本体部16aと、本体部16aに対して
直交する折曲部16bと、この折曲部16bに対して直
交する第1の係合部16cと、この第1の係合部16c
に対して直交する短尺な第2の係合部16dとを有して
いる。
【0037】ロックカバー13のロック部13bには、
フック部13jが一体形成されている。このフック部1
3jは、先端部に抜止突部13kを有するものであり、
フック部13jとキャップ部13aとの間には、上方へ
開口する空間部が形成されている。また、キャップ部1
3aの一方の側板部には、錠装着部13lが一体形成さ
れており、この錠装着部13lには錠挿入孔13mが形
成されている。尚、ロック部13bに形成された開口部
13nは、フック部13lがアンダカットになることを
防止するためのものである。
【0038】上記実施例によれば、図6に二点鎖線で示
すように、ピン16の本体部16aをロックカバー13
の一方のピン挿入孔13eから操作ハンドル12のピン
挿入孔12dを通して他方のピン挿入孔13eに挿入し
た後、ピン16を反矢印A方向へ回動操作すると、抜止
突部13kがピン16の第1の係合部16cにより押圧
され、フック部13jがキャップ部13aから離間する
方向へ弾性変形する。そして、第1の係合部16cがフ
ック部13jとキャップ部13aとの間に押込まれ、第
2の係合部16dがフック部13jの端面に係合する。
このため、フック部13jがピン16を第1の係合部1
6cおよび第2の係合部16dの2ヶ所で保持すること
になるので、ロックカバー13の保持力が一層向上す
る。
【0039】ロックカバー13にピン16を装着した
ら、図5において、錠挿入孔13mに南京錠15のフッ
ク15aを必要に応じて挿入し、施錠する。すると、ピ
ン16の折曲部16bがフック15aに係止され、ピン
16がロックカバー13から抜ける矢印B方向へスライ
ド規制される。このため、ピン16がロックカバー13
から一層抜け難くなるので、ロックカバー13の保持力
がより一層向上する。
【0040】尚、ハンドルロック装置を取外すにあたっ
ては、南京錠15を解錠し、錠装着部13lから取外し
た後、ピン16を矢印A方向へ回動操作し、ピン16の
第1の係合部16cとフック部13jの抜止突部13k
との係合,ピン16の第2の係合部16dとフック部1
3jの端面との係合を解除する。次に、ピン16を操作
ハンドル12およびロックカバー13から引抜いた後、
キャップ部13aを上方へ引張ることに伴い、操作ハン
ドル12から取外す。
【0041】次に本発明の第3実施例を図7に基づいて
説明する。尚、上記第2実施例と同一の部材については
同一の符号を付して説明を省略し、以下、異なる部材に
ついてのみ説明を行う。ピン17は、1本の金属棒を折
曲形成してなるものであり、長尺な本体部17aと、本
体部17aに対して直交する折曲部17bと、折曲部1
7bから突出する傾斜部17cとを有している。この場
合、傾斜部17cは、先端部へ向うに従って本体部17
aから離間する傾斜状をなしており、フック部13jは
傾斜部17cに沿って傾斜している。
【0042】上記実施例によれば、ピン17の本体部1
7aをロックカバー13の一方のピン挿入孔13eから
操作ハンドル12のピン挿入孔12dを通して他方のピ
ン挿入孔13eに挿入した後、ピン17を回動操作する
と、フック部13jの抜止突部13kがピン17の傾斜
部17cにより押圧され、傾斜部17cがフック部13
jとキャップ部13aとの間に押込まれる。このため、
ピン17を矢印B方向へ引張ると(ロックカバー13か
ら引抜こうとすると)、傾斜部17cがフック部13j
に圧接し、ピン17がロックカバー13から抜け難くな
るので、製造し易い単純な形状のピン17により、ロッ
クカバー13の保持力が一層向上する。
【0043】ロックカバー13にピン17を装着した
ら、錠挿入孔13mに南京錠15のフック15aを必要
に応じて挿入し、施錠する。すると、ピン17の折曲部
17bがフック15aに係止され、ピン17がロックカ
バー13から抜ける矢印B方向へスライド規制される。
【0044】尚、ハンドルロック装置を取外すにあたっ
ては、南京錠15を解錠し、錠装着部13lから取外し
た後、ピン17を回動操作し、ピン17の傾斜部17c
とフック部13jの抜止突部13kとの係合を解除す
る。次に、ピン17を操作ハンドル12およびロックカ
バー13から引抜いた後、キャップ部13aを上方へ引
張ることに伴い、操作ハンドル12から取外す。
【0045】次に本発明の第4実施例を図8に基づいて
説明する。尚、上記第2実施例と同一の部材については
同一の符号を付して説明を省略し、以下、異なる部材に
ついてのみ説明を行う。ピン18は、なべ小ねじまたは
リベット等からなるものであり、長尺な本体部18a
と、頭部18bとを有している。
【0046】上記実施例によれば、ピン18の本体部1
8aをロックカバー13の一方のピン挿入孔13eから
操作ハンドル12のピン挿入孔12dを通して他方のピ
ン挿入孔13eに挿入すると、ロックカバー13と操作
ハンドル12との間がピン18を介して連結され、頭部
18bがキャップ部13aに係止されることに伴い、ピ
ン18が反矢印B方向に対して抜止めされる。
【0047】しかも、錠挿入孔13mに南京錠15のフ
ック15aを挿入して施錠すると、ピン18の頭部18
bがフック15aに係止され、ピン18が矢印B方向に
対して抜止めされる。このため、施錠専用装置におい
て、ロックカバー13の寸法ばらつき,ロックカバー1
3の着脱に伴う嵌合面の摩耗等に影響されず、ロックカ
バー13の保持力が大幅に向上するので、トリップ時に
ロック部13bが開口部11bの内面に衝突しても、ロ
ックカバー13の脱落が確実に防止される。
【0048】尚、ハンドルロック装置を取外すにあたっ
ては、南京錠15を解錠し、錠装着部13lから取外し
た後、ピン18を操作ハンドル12およびロックカバー
13から引抜く。次に、キャップ部13aを上方へ引張
ることに伴い、操作ハンドル12から取外す。
【0049】また、上記第1〜第4実施例においては、
ピン14,16〜18を金属により形成したが、これに
限定されるものではなく、例えば合成樹脂,セラミック
等により形成しても良い。
【0050】また、上記第1〜第4実施例においては、
ロックカバー13をアセタール樹脂により形成したが、
これに限定されるものではなく、例えば合成樹脂等、比
較的弾性を有する材料であれば良い。
【0051】また、上記第1〜第4実施例においては、
本発明を配線用遮断器のハンドルロック装置に適用した
が、これに限定されるものではなく、例えば漏電遮断器
のハンドルロック装置に適用しても良い。
【0052】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の回路遮断器のハンドルロック装置は次の効果を奏す
る。請求項1記載の手段によれば、ロックカバーを通し
て操作ハンドルにピンを挿入することに伴い、ピンを介
してロックカバーと操作ハンドルとを連結した。しか
も、ピンをフック部に係合させることに伴い抜止めし
た。このため、ロックカバーの寸法ばらつき,ロックカ
バーの着脱に伴う嵌合面の摩耗等に影響されず、ロック
カバーの保持力が大幅に向上するので、ロックカバーに
衝撃力が作用した場合でも、ロックカバーの脱落が確実
に防止される。
【0053】請求項2記載の手段によれば、ロックカバ
ーの錠装着部に錠を装着することに伴い、ピンがフック
部から外れる方向へ回動することを規制した。このた
め、ピンがフック部から外れ難くなるので、ロックカバ
ーの保持力が一層向上する。請求項3記載の手段によれ
ば、ロックカバーの錠装着部に錠を装着することに伴
い、ピンがロックカバーから抜ける方向へスライドする
ことを規制した。このため、ピンがロックカバーから抜
け難くなるので、ロックカバーの保持力が一層向上す
る。
【0054】請求項4記載の手段によれば、ピンの回動
操作に伴い、ピンの第1の係合部をフック部とキャップ
部との間に押込むと共に、第2の係合部をフック部の端
面に係合させた。このため、フック部がピンを第1の係
合部および第2の係合部の2ヶ所で保持するので、ロッ
クカバーの保持力が一層向上する。請求項5記載の手段
によれば、ピンに傾斜部を設けると共に、この傾斜部に
沿ってフック部を傾斜させた。このため、ピンをロック
カバーから引抜こうとすると、傾斜部がフック部に圧接
し、ピンがロックカバーから抜け難くなるので、製造し
易い単純な形状のピンにより、ロックカバーの保持力が
一層向上する。
【0055】請求項6記載の手段によれば、ピンをロッ
クカバーおよび操作ハンドルに挿入することに伴い、ロ
ックカバーと操作ハンドルとの間をピンを介して連結し
た。しかも、錠挿入部に錠を装着することに伴い、ピン
を抜止めした。このため、施錠専用装置において、ロッ
クカバーの寸法ばらつき,ロックカバーの着脱に伴う嵌
合面の摩耗等に影響されず、ロックカバーの保持力が大
幅に向上するので、ロックカバーに衝撃力が作用した場
合でも、ロックカバーの脱落が確実に防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す図(操作ハンドルに
ロックカバーを装着した状態を示す上面図)
【図2】図1のイ−イ線に沿う断面図
【図3】図1のロ−ロ線に沿う部分断面図
【図4】ロックカバー,ピンを示す斜視図
【図5】本発明の第2実施例を示す図4相当図
【図6】図2相当図
【図7】本発明の第3実施例を示す図1相当図
【図8】本発明の第4実施例を示す図1相当図
【図9】従来例を示す図
【図10】ロックカバーに衝撃力が作用することを説明
するための図
【符号の説明】
11は遮断器ケース、11bは開口部、12は操作ハン
ドル、13はロックカバー、13aはキャップ部、13
bはロック部、13fはフック部、13hは錠装着部、
13jはフック部、13lは錠装着部、14はピン、1
4aは本体部、15は南京錠(錠)、16はピン、16
aは本体部、16cは第1の係合部、16dは第2の係
合部、17はピン、17aは本体部、17cは傾斜部、
18はピン、18bは頭部を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉山 茂 三重県三重郡朝日町大字繩生2121番地 株 式会社東芝三重工場内 (72)発明者 金森 栄治 三重県三重郡朝日町大字繩生2121番地 株 式会社東芝三重工場内 (72)発明者 荒木 貴志 三重県三重郡朝日町大字繩生2121番地 株 式会社東芝三重工場内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遮断器ケースの開口部を通して突出する
    操作ハンドルをオン位置およびオフ位置に拘束するハン
    ドルロック装置において、 前記操作ハンドルに嵌合されるキャップ部および前記開
    口部内に位置するロック部を有するロックカバーと、 前記キャップ部を通して前記操作ハンドルに挿入される
    ことに伴い、前記ロックカバーおよび前記操作ハンドル
    間を連結するピンと、 前記ロックカバーに設けられ、前記ピンが係合されるこ
    とに伴い前記ピンを抜止め状態に保持するフック部とを
    備えたことを特徴とする回路遮断器のハンドルロック装
    置。
  2. 【請求項2】 ロックカバーには、錠が装着される錠装
    着部が設けられ、 ピンは、前記錠に係止されることに伴いフック部から外
    れる方向へ回動規制されることを特徴とする請求項1記
    載の回路遮断器のハンドルロック装置。
  3. 【請求項3】 ロックカバーには、錠が装着される錠装
    着部が設けられ、 ピンは、前記錠に係止されることに伴い前記ロックカバ
    ーから抜ける方向へスライド規制されることを特徴とす
    る請求項1記載の回路遮断器のハンドルロック装置。
  4. 【請求項4】 ピンは、 ロックカバーを通して操作ハンドルに挿入される本体部
    と、 この本体部の回動に伴い、ロックカバーとフック部との
    間に押込まれる第1の係合部と、 この第1の係合部がロックカバーとフック部との間に押
    込まれることに伴い、フック部の端面に係合する第2の
    係合部とを備えていることを特徴とする請求項1記載の
    回路遮断器のハンドルロック装置。
  5. 【請求項5】 ピンは、 ロックカバーを通して操作ハンドルに挿入される本体部
    と、 フック部に係合され、本体部に対して傾斜する傾斜部と
    を備え、 前記フック部は、前記傾斜部に沿って傾斜していること
    を特徴とする請求項1記載の回路遮断器のハンドルロッ
    ク装置。
  6. 【請求項6】 遮断器ケースの開口部を通して突出する
    操作ハンドルをオン位置およびオフ位置に拘束するハン
    ドルロック装置において、 前記操作ハンドルに嵌合されるキャップ部および前記開
    口部内に位置するロック部を有するロックカバーと、 頭部を有し、前記キャップ部を通して前記操作ハンドル
    に挿入されることに伴い前記ロックカバーおよび前記操
    作ハンドル間を連結するピンと、 前記ロックカバーに設けられ、錠が装着される錠装着部
    とを備え、 前記ピンは、頭部が前記錠に係止されることに伴い前記
    ロックカバーから抜止めされることを特徴とする回路遮
    断器のハンドルロック装置。
JP3892197A 1997-02-24 1997-02-24 回路遮断器のハンドルロック装置 Pending JPH10241541A (ja)

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JP (1) JPH10241541A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4641119B2 (ja) * 2001-05-28 2011-03-02 日東工業株式会社 ハンドルロック機構

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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