JPH10241261A - ディスク型映像信号再生装置及び再生速度指令装置 - Google Patents

ディスク型映像信号再生装置及び再生速度指令装置

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JPH10241261A
JPH10241261A JP4246197A JP4246197A JPH10241261A JP H10241261 A JPH10241261 A JP H10241261A JP 4246197 A JP4246197 A JP 4246197A JP 4246197 A JP4246197 A JP 4246197A JP H10241261 A JPH10241261 A JP H10241261A
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JP
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disk
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JP4246197A
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Ikuo Terauchi
伊久郎 寺内
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスク型映像信号再生装置における速度変
化に対する追従を従来のVTRと同等となるよう擬似的
に行うことにより、速度変化がスムーズで見た目に不自
然さのない特殊再生を実現するディスク型映像信号再生
装置及び再生速度指令装置を提供する。 【解決手段】 与えられた走行速度指令に応じて映像信
号の再生速度を変化させることができるディスク型映像
信号再生装置であって、再生速度設定手段17により与え
られた走行速度指令に対する現在速度からの変化を複数
の速度ステップに分解して実行する速度指示手段16を備
えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像信号が記録さ
れたディスクを様々な速度で再生できるディスク型映像
信号再生装置及び、そのディスク型映像信号再生装置に
再生速度を指令設定する再生速度指令装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来のテープ型映像信号記録再生装置に
代わる新しい映像記録再生装置として、特に有望なもの
の1つにディスク型映像信号記録再生装置がある。ディ
スク型映像信号記録再生装置及び映像信号再生装置に
は、ハードディスクや光ディスクなどを使用したものが
あり、光ディスクには再生専用のCD−ROMや今後普
及が期待されるDVD(ディジタルビデオディスク)等が
ある。
【0003】ところでこれらディスク型映像信号再生装
置は、ヘッドがディスクの半径方向のどの位置へでも高
速アクセスができ、ヘッドの位置を制御するだけでスチ
ル再生から高速再生まで行えるという特徴があり、以下
に示すようなVTRなどのテープ型映像信号再生装置と
異なる制御方法で特殊再生(スロー再生や高速再生)を行
っている。
【0004】以下、従来のディスク型映像信号再生装置
の特殊再生例について図面を参照しつつ説明する。本例
に示すディスク型映像信号再生装置は、同心円状のトラ
ック構成であり、また1フレーム分の映像信号が1トラ
ックに記録されているものとして説明する。
【0005】ディスク型映像信号再生装置では、スロー
再生や高速再生等の特殊再生をスチル再生とトラックジ
ャンプの組み合わせにより行う。図6は一般的ディスク
型映像信号再生装置の通常再生時の映像出力とトラック
ジャンプの関係を示す模式図、図7は一般的ディスク型
映像信号再生装置の1/2倍速スロー再生時の映像出力
とトラックジャンプの関係を示す模式図であり、映像出
力は時間経過とともに図の左から右方向へ出力が行われ
て行くものとする。図において、フレームN/N+1/
N+2等は各出力映像フレームを区別するために便宜上
付加した名称である。
【0006】トラック構成が同心円状である場合、通常
再生時は1フレーム(1トラック)を再生する度に次のト
ラックへジャンプを行う。その繰り返しによって通常速
度の再生を行っている。次に1/2倍速スロー再生の場
合について説明する。この場合は、同一トラックを2回
トレースするスチル再生を行う。スチル再生はヘッドを
移動させないことにより容易に行うことができる。即
ち、トラックジャンプを通常再生に比べて1/2回の割
合で行うことにより1/2倍速再生を行うことができ
る。他のスロー速度においてもスチル再生状態を挿入す
ることにより、通常再生速度よりも低速度で再生すると
いう手順は同じである。
【0007】図8は一般的ディスク型映像信号再生装置
において、速度指令と実際の速度変化の関係を示す模式
図であり、1/2倍速から1倍速へ速度変化した後に再
び1/4倍速へと変化する場合の速度指令と実際の再生
速度の関係を示した図である。ディスク型映像信号再生
装置の場合はスチル再生とトラックジャンプでスロー再
生を行うため、速度変化の指令が行われるとスチル再生
動作をやめるだけで1/2倍速から1倍速へと即座に速
度を変化させることができる。また、スチル再生の時間
(回数)を増やすだけで簡単に1/4倍速にすることがで
きる。そのため、図8に示すように速度指令とほぼ同時
に速度を変化させることができることになる。
【0008】次に、ディスク型映像信号再生装置の高速
再生の例を図9を用いて説明する。図9は一般的ディス
ク型映像信号再生装置の2倍速再生時の映像出力とトラ
ックジャンプの関係を示す模式図であり、高速再生の場
合は、トラックジャンプの際のジャンプトラック数を通
常再生時と変えることにより行う。2倍速再生の場合に
は、通常再生時のように次トラックへのジャンプではな
く、1トラック跳び(次の次トラックへ)のジャンプを行
う。そうすることにより、1トラックおきに映像信号が
再生されることになり、2倍速再生を実現することがで
きる。また、ジャンプするトラック数を例えば4トラッ
クにすることにより簡単に5倍速再生を行うことも可能
であるため、図8に示すように速度指令を受けると同時
に速度を変化させることができ、またスロー再生と高速
再生間のダイレクトな速度変化も可能である。この高速
再生は、非常に高速にヘッドを動かすことが可能である
ディスク型映像信号再生装置の特徴を生かしたものであ
り、テープ型映像信号再生装置では不可能である。
【0009】続いて、比較のためテープ型映像信号再生
装置であるVTRの特殊再生について例を述べる。ここ
では、回転ヘッドによりヘリカルスキャン方式で記録再
生する一般的なVTRについて特殊再生の一例を説明す
る。回転ヘッド方式のVTRにおいて、通常再生時には
シリンダ上の再生ヘッドがすべてのトラックを順次トレ
ースする。しかし、スロー再生時には通常再生時に比べ
てテープ走行速度を遅くするため再生ヘッドがトラック
を複数回に亘って繰り返しトレースすることになる。逆
に、高速再生の場合にはテープ速度が速くなるため、複
数のトラックを横切ってトレースすることになり画面に
ノイズバーが出るなどして、ディスク型映像信号再生装
置と異なりVTRでは完全な再生出力は得られない。
【0010】現在の多くの放送用,業務用VTRは可動
ヘッドをもっているため、スロー再生時においては複数
回トレースする間も再生ヘッドがトラックからずれるこ
となく正しく操作できる。可動ヘッドとは、例えばピエ
ゾ素子を介してシリンダに取り付けられているヘッド
で、素子に駆動電圧を印加することによってトラックの
幅方向にヘッドを変位させることができるため、スロー
再生時においてもヘッドをトラック上に確実にトレース
させることができる。可動ヘッドを備えたヘリカルスキ
ャン方式のVTRではテープに形成されたトラックとヘ
ッドの再生走査軌跡とのずれを補正して、両者を一致さ
せた状態で再生することができるため、スローを始めと
して、スチルや逆転再生等でもノイズのない再生画像を
得ることができる。ここではディスク型映像信号再生装
置と同様にスロー再生について説明する。
【0011】上記のような構成の可動ヘッドを持つ従来
のVTRにおけるスロー再生時の出力について以下に詳
しく述べる。まず、通常再生時での映像出力の様子はト
ラックジャンプがないことを除けば、図6とまったく同
様になる。図10は可動ヘッドを持つVTRにおける通常
再生時の映像出力の様子を示す模式図であり、図11は同
VTRにおける1/2倍速スロー再生時の映像出力の様
子を示す模式図である。再生出力映像は同じであるが、
VTRの場合1/2倍速ではテープ速度そのものが通常
再生時の1/2の速度になる点がディスクと大きく異な
る点である。テープ速度が1/2になってもシリンダの
回転は通常再生時と同一であるので、再生ヘッドがトラ
ックを複数回トレースすることになるのであるが、各ト
ラックは可動ヘッドにより完全にトレースされている。
図11のように1/2倍速では再生ヘッドが同一トラック
を2回ずつトレースするため、同一フレームが2回繰り
返し出力されることになる。図11に示すように例えばフ
レームNが2回ずつ出力されていくことにより、1/2
倍速を実現する。上記の例のような、1/2倍速の場合
以外にも、VTRではさまざまなスロー速度が存在す
る。VTRでは可動ヘッドでトラックをトレースしなが
ら、テープ速度を設定するスロー速度で走行させるとい
う単純な仕組みであらゆるスロー速度の実現を行ってい
る。図12はVTRにおいて、速度指令と実際の速度変化
の関係を示す模式図であり、VTRの場合には、再生速
度変化はテープ速度そのものの変化であるため、テープ
速度はそれがたとえデジタルVTRだとしてもアナログ
的な変化であり、1/2倍速から1倍速へは徐々にすべ
ての速度を経過しながら、ある時間後に変化が完了す
る。そのため、図12に示すように速度指令から速度変化
が完了するまで時間がかかり、またテープのリールの慣
性からテープ速度制御は速度変化の初速と終速で変化が
小さくなる傾向になる。
【0012】なお、上記各例では、フレーム単位での再
生出力の様子をディスク型映像信号再生装置及びテープ
型映像信号再生装置について示したが、実際にはフレー
ムはフィールドにより構成されており、特殊再生もその
単位で行われることが多いが本例では説明簡略化のため
フレームとした。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のディスク型映像信号再生装置は次のような問
題点を有している。即ち、スロー再生の場合をディスク
型映像信号再生装置とテープ型映像信号再生装置で比較
すると、速度変化のない定常状態ではどちらも同じであ
るが、速度変化があった場合、両者の速度変化への追従
は前記従来例で述べたように大きく異なる。このような
速度変化時の両者の違いは夫々の機器の特徴でもある
が、見る者にとっての映像出力という意味においてはデ
ィスク型映像信号再生装置のように急に速度が変化する
よりも、VTRのように徐々に速度が変化した方がよい
場合が多くある。例えば、スロー再生を多く用いるスポ
ーツ映像の場合には、ディスク型映像信号再生装置にお
いては外部のコントローラの速度レバーなどを用いて、
速度をスムーズに変化させる必要性がある。
【0014】また高速再生の場合にも、ディスク型映像
信号再生装置はジャンプするトラック数を変化させるだ
けで急激に速度変化させることができるのに対して、V
TRでは高速再生時に高速の映像信号を正しく出力する
ことはできないが、速度変化は滑らかに行われる。ディ
スク型映像信号再生装置の場合は高速再生時の映像信号
を正しく出力することになるので、高速再生時にも滑ら
かな速度変化が望まれる場合も多い。
【0015】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
であり、ディスク型映像信号再生装置における速度変化
に対する追従を従来のVTRと同等となるよう擬似的に
行うことにより、速度変化がスムーズで見た目に不自然
さのない特殊再生を実現するディスク型映像信号再生装
置及び再生速度指令装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明のディスク型映像
信号再生装置及び再生速度指令装置は、本体キーや外部
コントローラから与えられた走行速度指令に対する現在
速度からの変化を複数の速度ステップに分解して実行す
るようにしたものである。
【0017】この発明によれば、ディスク型映像信号再
生装置であるにも拘らず再生速度変化時の滑らかな変化
が得られる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施の形態につ
いて、図面を参照しつつ説明する。
【0019】(実施の形態1)図1は本発明のディスク
型映像信号再生装置の実施の形態1における構成を示す
ブロック図であり、図中、10はディスク、11はディスク
10からデータを読み出すピックアップ、12はディスク10
からの再生信号を復調する復調回路、13は再生データの
誤り訂正を行うエラー訂正回路、14は再生データを映像
信号として出力する信号処理回路、15はディスク10の回
転やピックアップ11の位置を制御しスチル再生やスロー
再生などの特殊再生を制御するサーボ回路、16は与えら
れた走行速度指令に対する現在速度からの変化を複数の
速度ステップに分解して実行する速度指示手段であり、
通常はマイコンにより構成される。17は再生速度を設定
するためのキーやダイヤルなどの再生速度設定手段、18
は外部から再生速度を入力するための通信インターフェ
ースである。
【0020】次にその動作を説明する。サーボ回路15は
速度指示手段16の指示に従ってディスク10の回転制御や
ピックアップ11の位置制御を行う。それらの制御により
通常再生時ではディスク10を回転させると共にピックア
ップ11を移動させ、スチル再生ではディスク10を回転さ
せながらピックアップを停止(映像1フレームを複数回
トレース)または高速に移動させることによりジャンプ
動作を行わせることができる。そして、それらの組み合
わせにより特殊再生を実現している速度指示手段16がサ
ーボ回路15に指示する再生速度は、本体に内蔵させたキ
ーやダイヤル等の再生速度設定手段17により決定される
場合と、外部コントローラから通信インターフェース18
を介して決定される場合がある。
【0021】通常再生や特殊再生などデータが再生され
ているとき、ピックアップ11で読み取られた再生データ
は、復調回路12を経てエラー訂正回路13でエラー訂正を
受けた後、信号処理回路14へ与えられ、信号処理回路14
ではこれを映像出力信号として外部へ出力する。
【0022】図2は本発明のディスク型映像信号再生装
置の実施の形態1における速度指示手段によるマイコン
処理の特殊再生時における処理フローチャートであり、
まず、フローチャートの先頭部ではステップ的な速度変
化をさせるか、させないかを切り換えている(ステップ
1)。OFFの場合には、従来の速度制御を行い、速度
指示がキーあるいは外部通信により行われたかどうかを
判断し(ステップ2)、速度指示がない場合にはなにもし
ないが、速度指示があった場合にはその指示速度をサー
ボ回路15に指令し(ステップ3)処理を終了する。ステッ
プ1でONの場合には、本発明の速度制御処理を行い、
速度指示がキーあるいは外部通信により行われたかどう
かを判断し(ステップ4)、速度指示があった場合には現
在の再生速度と指示速度からステップ的に変化させる速
度を計算する(ステップ5)。計算した最初のステップ速
度をまず目標速度として設定し(ステップ6)、サーボ回
路15に指令する(ステップ7)。次にステップ7で指令し
た目標速度に到達したかをチェックする(ステップ8)。
目標速度に達したならば、それが最終到達速度である指
示速度であるかどうかをチェックする(ステップ9)。指
示速度に達していない場合には、次のステップ速度を目
標速度として設定し(ステップ10)、さらにそれを再びサ
ーボ回路15に指令する(ステップ7)。ステップ7からス
テップ10を繰り返すことにより、目標速度を次々設定し
て最終的にキー等で指示された速度に到達する。指示速
度に到達したとき処理を終了する(ステップ9のYE
S)。
【0023】このように本実施の形態によれば、キーや
外部通信により指示される速度を、計算により内部で複
数のステップに分解して実行することにより、ディスク
型映像再生装置においてもVTRと同様な滑らかな速度
変化で指示速度に至るよう制御される。
【0024】(実施の形態2)図3は本発明の再生速度
指令装置の実施の形態2における構成を示すブロック図
であり、図中、30はキーやレバー等の再生速度設定手
段、31は与えられた走行速度指令に対する現在速度から
の変化を複数の速度ステップに分解して指令する速度指
令手段であり、通常はマイコンにより構成される。32は
外部に接続したVTRやディスク型映像信号再生装置な
どに指令を与えるための通信インターフェースである。
【0025】キーや速度設定レバーなどの再生速度設定
手段30により再生速度が設定されると、速度指令手段31
がそれを読み取る。速度指令手段31では通信インターフ
ェース32を通じて設定する再生速度指令が生成される。
それは通信インターフェース32を通じてディスク型映像
信号再生装置などの外部機器に指令される。
【0026】それにより、外部機器は指令された速度で
ディスクやテープを再生開始させ、指令された速度に到
達した時点で例えばアクノリッジ信号(以下ACK信号
という)を速度指令装置に返送してくる。それ以外で
も、外部機器との通信によりその状態を随時知ることも
できる。
【0027】図4は、速度指令手段によるマイコン処理
の特殊再生時における処理のフローチャートである。ま
ず、フローチャートの先頭部では、キーやレバーで構成
される再生速度設定手段30から速度情報を読み取る(ス
テップ1)。次にステップ的な速度変化をさせるかさせ
ないかを切り換えている(ステップ2)。OFFの場合に
は、従来の速度制御を行い、再生速度設定手段30により
速度変化が行われたかどうかを判断し(ステップ3)、速
度変化がない場合にはなにもしないが、速度変化かあっ
た場合にはその読み取った速度情報を通信インターフェ
ース32を通じて外部に接続されている機器に指令する
(ステップ4)。
【0028】ステップ2がONの場合には、本発明の速
度制御処理を行い、速度変化が発生したかどうかを判断
し(ステップ5)、速度変化があった場合には現在の外部
機器の再生速度と読み取った速度情報からステップ的に
変化させる速度を計算する(ステップ6)。計算した最初
のステップ速度をまず目標速度として設定し(ステップ
7)、通信インターフェース32を通じて外部に指令する
(ステップ8)。次にステップ7で指令した目標速度に到
達したかをチェックする(ステップ9)。通信インターフ
ェース32より外部の情報を取得し、例えばACK信号を
受信したとき、目標速度に達したと判断する。次に、再
生速度設定手段30からの速度情報である最終到達速度に
到達したかどうかをチェックする(ステップ10)。最終速
度に達していない場合には、次のステップ速度を目標速
度として設定し(ステップ11)、さらにそれを再び通信イ
ンターフェース32を通じて指令する(ステップ8)。ステ
ップ8からステップ11を繰り返すことにより、目標速度
を次々設定して最終的に再生速度設定手段30から読み出
した速度にする。最終速度に到達したとき処理を終了す
る(ステップ10のYES)。
【0029】なお、ステップ6の速度計算において、も
し現在再生速度と再生速度設定手段30からの速度情報が
非常に近い速度の場合には、最初の目標速度と最終速度
が同じになり、挿入するステップ速度が1つもない場合
もある。また、変化させるステップ速度は、現在の走行
速度からの変化開始直後と指令走行速度への変化完了直
前は、速度変化率をそれ以外の場合より下げるように計
算される。
【0030】図5に、本発明の実施の形態1及び2に示
したステップ的な速度制御を行った場合の速度指令と実
際の速度変化の関係を示す模式図を示す。従来ディスク
型映像信号再生装置では図8のような速度変化をしてい
たものが、図12に示したVTRでの速度変化に近づいて
いるのが分かる。
【0031】図5に示した例では、変化させるステップ
速度は、現在の走行速度からの変化直前と指令走行速度
への変化完了直前は、速度変化率をそれ以外の場合より
下げている。なお実際には、速度計算の簡略化のためそ
のような変化率を変えることはせず同一変化率で制御す
る場合も考えられる。
【0032】このように、本実施の形態によれば前記実
施の形態1に示した機能を持たないディスク型映像記録
再生装置に対しても、指示される速度を内部で複数のス
テップに分解し外部に指令する本再生速度指令装置を用
いることにより、VTRと同様な滑らかな速度変化で指
示速度に至るよう制御される。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ディスク
型映像信号再生装置における特殊再生での速度変化時の
映像出力を、スムーズにかつ見た目に不自然さを与えず
に変化させることができるという有利な効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディスク型映像信号再生装置の実施の
形態1における構成を示すブロック図である。
【図2】本発明のディスク型映像信号再生装置の実施の
形態1における速度指示手段によるマイコン処理の特殊
再生時における処理フローチャートである。
【図3】本発明の再生速度指令装置の実施の形態2にお
ける構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の再生速度指令装置の実施の形態2にお
ける速度指令手段によるマイコン処理の特殊再生時にお
ける処理フローチャートである。
【図5】本発明のディスク型映像信号再生装置及び再生
速度指令装置において、ステップ的速度制御を行った場
合の速度指令と実際の速度変化の関係を示す模式図であ
る。
【図6】一般的ディスク型映像信号再生装置において、
通常再生時の映像出力とトラックジャンプの関係を示す
模式図である。
【図7】一般的ディスク型映像信号再生装置において、
1/2倍速スロー再生時の映像出力とトラックジャンプ
の関係を示す模式図である。
【図8】一般的ディスク型映像信号再生装置において、
速度指令と実際の速度変化の関係を示す模式図である。
【図9】一般的ディスク型映像信号再生装置において、
2倍速高速再生時の映像出力とトラックジャンプの関係
を示す模式図である。
【図10】可動ヘッドを持つVTRにおける通常再生時
の映像出力の様子を示す模式図である。
【図11】可動ヘッドを持つVTRにおける1/2倍速
スロー再生時の映像出力の様子を示す模式図である。
【図12】VTRにおいて、速度指令と実際の速度変化
の関係を示す模式図である。
【符号の説明】
10…ディスク、 11…ピックアップ、 12…復調回路、
13…エラー訂正回路、14…信号処理回路、 15…サー
ボ回路、 16…速度指示手段、 17,30…再生速度設定
手段、 31…速度指令手段、 18,32…通信インターフ
ェース。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 与えられた走行速度指令に応じて映像信
    号の再生速度を変化させることができるディスク型映像
    信号再生装置であって、与えられた走行速度指令に対す
    る現在速度からの変化を複数の速度ステップに分解して
    実行する速度指示手段を備えたことを特徴とするディス
    ク型映像信号再生装置。
  2. 【請求項2】 速度指示手段は、指令走行速度と現在の
    走行速度間の速度差に基づいて、その速度差間にある実
    現可能な走行速度を計算し、順次実行することを特徴と
    する請求項1記載のディスク型映像信号再生装置。
  3. 【請求項3】 速度指示手段は、現在の走行速度から指
    令された走行速度へステップ的に移行する際、現在の走
    行速度からの変化開始直後と指令走行速度への変化完了
    直前においては、その速度変化率をそれ以外の場合より
    下げるような速度変化でこれを実行することを特徴とす
    る請求項1または請求項2記載のディスク型映像信号再
    生装置。
  4. 【請求項4】 走行速度指令は、外部のコントローラに
    よる通信において与えられることを特徴とする請求項1
    ないし請求項3のいずれか一つに記載のディスク型映像
    信号再生装置。
  5. 【請求項5】 走行速度指令は、本体に付属したキーや
    ダイヤル等の速度指令操作部により与えられることを特
    徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一つに記載
    のディスク型映像信号再生装置。
  6. 【請求項6】 速度指示手段は、これによるステップ的
    な速度追従を実行するかどうかの切り替えが可能である
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一
    つに記載のディスク型映像信号再生装置。
  7. 【請求項7】 与えられた走行速度指令に応じて映像信
    号の再生速度を変化させることができるディスク型映像
    信号再生装置に再生速度を指令する再生速度指令装置で
    あって、与えられた走行速度に対する現在速度からの変
    化を複数の速度ステップに分解して指令する速度指令手
    段を備えたことを特徴とする再生速度指令装置。
  8. 【請求項8】 速度指令手段は、現在の走行速度から指
    令走行速度へステップ的に移行する際、現在の走行速度
    からの変化開始直後と指令走行速度への変化完了直前に
    おいては、その速度変化率をそれ以外の場合より下げる
    ような速度変化でこれを指令することを特徴とする請求
    項7記載の再生速度指令装置。
  9. 【請求項9】 速度指令手段は、ステップ的な速度追従
    を指令するかどうかの切り替えが可能であることを特徴
    とする請求項7または請求項8記載の再生速度指令装
    置。
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