JPH10241226A - 信号記録装置 - Google Patents

信号記録装置

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Publication number
JPH10241226A
JPH10241226A JP9044123A JP4412397A JPH10241226A JP H10241226 A JPH10241226 A JP H10241226A JP 9044123 A JP9044123 A JP 9044123A JP 4412397 A JP4412397 A JP 4412397A JP H10241226 A JPH10241226 A JP H10241226A
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JP
Japan
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recording
time
signal
warning
mode
Prior art date
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Application number
JP9044123A
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English (en)
Inventor
Toshimichi Asai
俊通 浅井
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Brother Industries Ltd
Xing Inc
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Xing Inc
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Publication date
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Publication of JPH10241226A publication Critical patent/JPH10241226A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録媒体の記録可能な残量を使用者が常に気
にすることなくタイマ予約することができ、使用者の使
い勝手を向上させた信号記録装置を提供すること。 【解決手段】 ビデオテープレコーダVRは、テープT
Pの現在位置を検出し、検出された現在位置から記録最
終位置まで所定記録モードで信号を記録する際に、実際
に信号を記録できる記録可能時間を計測する。そして、
CPU18は、計測された記録可能時間と予約された予
約時間とを比較し、この比較の結果、予約時間の方が長
い場合には、警告装置26は警告を発する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、予約機能
付きのビデオテープレコーダ等の信号記録装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、信号記録装置としては、種々のも
のがあるが、その一例としてのビデオテープレコーダに
おいては、1日の時間単位での予約のみならず、1週間
分さらには1カ月分の予約が可能であって、かかる予約
機能を使えば、予約した映像信号を録画して、必要なと
きにそれを再生することができる。この予約機能の場
合、例えば、毎日または毎週の指定された時刻に繰り返
して録画する「くりかえし予約」も一度セットしてしま
えば、自動的に行えるのが普通である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、そのよ
うな録画をする場合、使用者は、ビデオテープレコーダ
用の記録テープの長さと、予約する録画時間をいつも考
慮にいれて予約しなければならない。例えば120分用
の記録テープ(ここではマージンを含めて122分録画
できるとする)に、10分番組を3倍速の記録モードで
毎日録画した場合には、36回分録画可能であるが、こ
れはテープ終わりまで1カ月以上かかるということにな
る。したがって、記録テープに録画し始めてから今日ま
で何回録画して、残量がまだあるかどうかを、使用者が
常に記憶していないと、気がついたときには記録テープ
が終わりに近づいて、残りの録画可能時間に対して予約
録画時間が長く(例えば37回目)なって、その録画が
尻切れ状態になってしまう。そのため、タイマ予約する
際には、使用者は記録テープ(記録媒体)等の記録可能
な残量を気にしてなければならない。本発明は、上述し
た問題点を解決するためになされたものであり、記録媒
体の記録可能な残量を使用者が常に気にすることなくタ
イマ予約することができ、使用者の使い勝手を向上させ
た信号記録装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明によれば、予約時刻の時に記
録媒体に信号を記録することができる信号記録装置にお
いて、前記記録媒体に記録するに際しその現在位置を検
出する検出手段と、検出された現在位置から記録最終位
置まで所定記録モードで信号を記録するに際して、実際
に信号を記録できる記録可能時間を計測する計測手段
と、この計測手段により計測された記録可能時間と予約
された予約時間とを比較する比較手段と、この比較手段
による比較の結果、予約時間の方が長い場合には、警告
を発する警告手段とを備えている。そして、比較手段
は、計測された記録可能時間と予約された予約時間とを
比較し、この比較の結果予約時間の方が長い場合には、
警告手段は警告を発する。そのため、警告手段がその警
告を発すると、使用者はその事態を容易に把握でき、記
録媒体の記録可能な残量を常に気にすることなくタイマ
予約することができて信号記録装置の使い勝手が向上す
る。
【0005】請求項2に記載の信号記録装置によれば、
少なくとも所定単位の信号の記録が完了する毎に、前記
計測された記録可能時間からその信号の記録に要した時
間を減算し、減算された記録可能時間と予約済みの残り
の予約時間とを比較して、残りの予約時間の方が長い場
合には警告を発する。それにより、計測された記録可能
時間から所定単位の信号の記録に要した時間を減算した
記録可能時間と予約済みの残りの予約時間とを、信号の
記録が完了する毎に比較して、残りの予約時間の方が長
い場合に警告を発する。従って、警告手段がその警告を
発すると、使用者は容易にその事態を把握できるので、
信号記録装置の使い勝手が極めて向上する。
【0006】請求項3に記載の信号記録装置によれば、
前記記録媒体の現在位置で記録する記録部を記録媒体に
対して相対的に移動させる移動手段と、前記記録媒体の
現在位置から記録最終位置までをカウントする第1のカ
ウンタと、前記記録媒体の現在位置から記録最終位置ま
でを所定記録モードで信号を記録する際の時間をカウン
トする第2のカウンタとを備えている。それにより、移
動手段が記録部を記録媒体の現在位置から記録最終位置
まで相対的に移動させる際に、位置カウンタは、記録媒
体の現在位置から記録最終位置までをカウントするの
で、このカウント値を用いれば、移動手段が記録部を記
録媒体の記録最終位置から現在位置まで相対的に移動さ
せることができる。また、時間カウンタは、記録媒体の
現在位置から前記記録最終位置までを所定記録モードで
記録する際に要する時間をカウントすることができる。
従って、この信号記録装置は、記録媒体の現在位置から
記録最終位置まで所定記録モードで信号を記録する際
に、その記録の時間を正確に測定できる。
【0007】請求項4に記載の信号記録装置によれば、
前記記録可能時間に比較して、予約時間の方が長い場合
に警告を発する警告モードと、この警告モードを使用し
ないモードとの内のいずれかを選択する選択手段を備え
る。それにより、利用者は、選択手段を使用して警告モ
ードを選択した場合、記録可能記録時間に比較して、予
約時間の方が長い旨の警告を発するのに対し、選択手段
を使用して警告モードを選択しない場合、かかる警告を
発しない。それにより、使い勝手が優れた信号記録装置
となる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る信号記録装置
を、ビデオテープレコーダにおいて具体化した一実施の
形態について図面を参照して説明する。この実施の形態
のビデオテープレコーダVRにおいては、図1に概略的
に示される記録ヘッド(記録部)HDが、一対のテープ
リール(支持部)TRに巻装された録画再生用記録テー
プ(記録媒体)TPの現在の記録位置に対し映像及び音
声信号(信号)を記録させながら、記録ヘッドHDに対
して相対的に録画再生用記録テープTP(以下テープT
Pと略称する)を走行させる。それにより、テープリー
ルTRは、テープ(記録媒体)TPの現在位置で記録す
るヘッドHDをテープTPに対して相対的に移動させる
移動手段を構成するが、この録画再生方式および機構に
ついては公知のものと同様であるので、詳細な説明を省
略する。また、前記ビデオテープレコーダVRは、その
本体の操作しやすい前面部に種々のキー群KEを配設し
ており、これらキー群KEは、予約モード選択キー部
2、数値入力用テンキー部4、録画可能時間計測モード
キー部6、録画可能時間自動計測開始キー7、残量表示
モード選択キー部8を備えている。
【0009】この予約モード選択キー部2を操作するこ
とにより、使用者は予約開始時刻および予約録画終了時
刻のモード設定ができるほか、録画スピードの変更や、
毎日または毎週の一定時刻の繰り返し録画できる繰り返
しモードを設定することができる。具体的には、予約モ
ード選択キー部2には、図4(a)に示されるように、
モード選択キー2a、設定順序表示部2b、録画モード
切替スイッチ2c、毎日毎週等の日設定キー2dが配設
されている。
【0010】そして、利用者は、モード選択キー2aを
適宜押下すると、その押下の毎に設定順序表示部2bの
内の「なし(解除)」、「開始時刻」、「終了時刻」、
「予約設定」の表示部の点灯表示が、順次矢印方向に移
行しながら、開始時刻または終了時刻を入力できる状態
になり、更に予約設定または予約の解除をすることがで
きる。そのため、例えば、「開始時刻」に設定した状態
で、数値入力用テンキー部4を用いて開始時刻を入力す
れば、開始時刻が設定でき、更に「終了時刻」に設定し
た状態で、数値入力用テンキー部4を用いて終了時刻を
入力すれば、終了時刻が設定できる。また、利用者が、
録画モード切替スイッチ2cを左方(LP)または右方
(SP)のいずれかの位置に切り替えることにより、ビ
デオテープレコーダVRの録画モードを変更できるが、
録画モードが変わった結果、同じテープ長に対して録画
できる時間が変わる。また、日設定キー2dの内の「毎
日」、「毎週」、「曜日」、「平日」、「日曜」のいず
れかを押下すると、録画したい日、すなわち、「毎
日」、「毎週」、「曜日」、「平日」、「日曜」のいず
れかを選ぶことができる。
【0011】また、使用者は数字入力用テンキー部4を
押すことにより、予約の日時の入力ができるほか、数値
入力ができるようになっている。具体的には、数字入力
用テンキー部4には、図4(b)に示されるように、
「0」から「9」までのテンキー部4a、「年」、
「月」、「日」、「時」、「分」の日時入力部4b、
「修正」4c、「取消」4d、「確定」4eが配設され
ている。それにより、「0」から「9」までのテンキー
部4aを適宜押下するとともに、「年」、「月」、
「日」、「時」、「分」の日時入力部4bを適宜押下す
ることにより、所定の年月日、更には所定の時分を入力
することができる。
【0012】また、録画可能時間計測モードキー部6に
は、図4(c)に示されるように、計測モードを選択す
るための選択キー6aと、自動開始キー7とを備えてお
り、「計測モード選択」における「選択しないモード」
(しない)6b、利用者が「録画時間をテンキー部4a
を使って入力するモード」(マニュアル入力)6c、
「自動計測モードの選択」(自動)6dのいずれかに、
選択キー6aを切り替えることにより、計測モードを切
り替えることができる。そして利用者が選択キー6aを
「自動計測モードの選択」(自動)6dに選択して自動
開始キー7を押下すると、ビデオテープレコーダVR
は、セットされたテープTPの録画可能時間(例えば、
そのテープTPが記録開始位置まで巻き戻されている場
合は録画可能な最大時間、また、前記テープTPが使用
途中にある場合はその現在位置から前記テープTPの終
わり(記録最終位置)までの残り時間)を後述する態様
で検出できる。また、選択キー6aを「録画時間をテン
キー部4aを使って入力するモード」(マニュアル入
力)6cにすると、テンキー部4を使って録画時間の数
値をマニュアルで入力でき、また、選択キー6aを「計
測モードを選択しないモード」(しない)6bにする
と、計測モードを割愛することができる。従って、選択
キー6bは、計測モード及び計測モードを採用しないモ
ードのいずれかを選択する選択手段を構成する。
【0013】さらに、残量表示モード選択キー部8に
は、図4(d)に示されるように、選択キー8aと警告
選択部8bとを備えているので、利用者は選択キー8a
を「残量の警告」「しない8c」あるいは「する8d」
のいずれかに配置することができる。そして、選択キー
8aを残量の警告「する8c」に配置することにより、
警告モードに設定することができる。この警告モードに
設定された場合であっても、警告選択部8bを「アラー
ム」または「点滅表示」にすることにより、残量警告は
音で知らせるかあるいは表示点滅で知らせるかを選択す
ることができる。従って、その選択キー8aは、記録可
能時間に比較して、予約時間の方が長い場合に警告を発
する警告モードと、この警告モードを使用しないモード
との内のいずれかを選択する選択手段を構成する。
【0014】また、ビデオテープレコーダVRの全体制
御をつかさどる制御部20(具体的にはマイクロプロセ
ッサ)は、図1に示されるように、CPU18と、この
ビデオテープレコーダVRの表示及び制御のためのプロ
グラムやデータが格納されているROM14と、ワーク
メモリとして処理に必要な入力情報や出力情報を一時的
に記憶するRAM16とから構成されている。この制御
部20は、前記各キー群KE(キー部2、4、6、7、
8)を含む入力装置10と、インターフェース回路12
を介して接続されており、入力装置10からの情報は、
インターフェース回路12を介して使用者の入力情報と
して取り込めるように構成されている。また、制御部2
0は、前記テープTPの現在位置の変化を検出および記
憶するテープ現在位置記憶装置(以下単に記憶装置と略
称する)30とインターフェース回路28を介して接続
されており、記憶装置30からの情報をインターフェー
ス回路28を介して取り込むとともに、テープTPに対
して種々のデータを記録させれるように構成されてい
る。具体的には、その記憶装置30は、記録ヘッドHD
と接続されており、この記録ヘッドHDはテープTPに
当接して走行するテープTPに映像信号または音声信号
更にはパイロット信号等を記録したり、それら信号を読
み出すことができる。
【0015】さらに、前記制御部20は、インターフェ
ース回路22を介して表示装置24と警告装置26とに
それぞれ接続されており、制御部20の処理結果に応じ
て、インターフェース回路22を介して、表示装置24
と警告手段としての警告装置26の表示動作及び警告動
作を制御することができる。尚、前記表示装置24は、
ビデオテープレコーダVRの電気的状態および設定状態
を表示するためのものであり、一例としては、液晶表示
装置またはCRTディスプレイ等からなっている。ま
た、前記警告装置26は、使用者の操作ミスや設定ミス
をブザー音や赤色LEDによって警告するためのもので
ある。
【0016】次に、以上の構成を有するビデオテープレ
コーダVRにおけるタイマ予約及び録画設定処理の動作
について図2および図3を参照して説明する。なお、図
2および図3に示すフローチャートは、図1におけるR
OM14内において予めプログラム化されており、CP
U18は、このプログラムを実行する。また、図2は、
ビデオテープレコーダでテープ録画時間を計測する際の
フローチャートであり、図3は、ビデオテープレコーダ
で1つのタイマ予約録画が終了した際のフローチャート
である。もっとも、これら図2及び3のフローチャート
は、所定の間隔またはある条件で随時実行されるように
構成されていてもよい。
【0017】最初に、ビデオテープレコーダVRの電源
が入った状態で、前記テープTPがビデオテープレコー
ダVRにセットされ、かつ、ビデオテープレコーダVR
は、待機状態にある。まず、CPU18は、図2におい
て、テープ録画可能時間計測モードか否かを判断する
(S1)。これは、使用者がテープ録画可能時間を計測
しようと前記キー6aを操作するので、CPU18はキ
ー6aが計測モード選択のどの状態にあるか否かを検出
する必要があるからである。CPU18がキー6aが
「計測モード選択しない」(しない)6bにあると検出
した場合(S1:NO)、図2のフローチャートのメイ
ンルーチンを実行することなく終了する。
【0018】CPU18がキー6aが「計測モード選択
しない」6bにはないことを検出した場合(S1:YE
S)、マニュアルモード、すなわち、キー6aがマニュ
アル入力6cにあるか否かを検出する(S2)。マニュ
アルモードである場合(S2:YES)、利用者はキー
2、4を操作して任意の時間を入力するので(S1
4)、制御部はテンキー入力処理を行って、CPU18
はその値を録画可能時間として記憶メモリであるRAM
16にセットする(S15)。そして、CPU18はテ
ープ走行カウンタを初期化(S16)して終了する。
尚、テープ走行カウンタとは、録画状態の合計時間を記
憶しておくためのカウンタであるが、CPU18と協同
するRAM16の一部がそのテープ走行カウンタ機能を
果たしてもよいし、別個のカウンタから構成されていて
もよい。また、テープ走行カウンタは、通常の録画時間
の他、タイマ予約時の録画時間もカウントすることがで
きるので、テープTP(記録媒体)の記録最終位置から
現在位置までを所定記録モードで記録する際に要する時
間をカウントする第2のカウンタとしての役割を果た
す。
【0019】そして、使用者がマニュアルモードを選択
せずオートモード(自動)6dをキー6aにより選択す
る(S2:NO)場合、CPU18は自動計測開始キー
7が押されたか否かを検出し(S3)、検出されるまで
待機状態にある(S3:NO)。ここで自動計測開始キ
ー7が押された場合(S3:YES)、まずテープTP
の現在の位置を記憶すべく位置カウンタを初期化(S
4)し、時間計測のための時間カウンタのカウンタ値を
0に初期化する(S5)。ここで位置カウンタとは、例
えば、テープリールTRの巻き取り軸に連結され、プロ
グラムとは無関係に、その巻き取り軸が回転すればカウ
ントされる機械的なカウンタである。この場合、位置カ
ウンタは、テープTP(記録媒体)の現在位置から記録
最終位置までをカウントする第1のカウンタとしての役
割を果たすとともに、テープTP(記録媒体)に記録す
るに際しその現在位置を検出する検出手段となる。
【0020】次に、制御部20は、テープ現在位置記憶
装置30を制御して、テープTPの一部に設けられたテ
ープコントロール信号エリアに、所定タイミング毎に時
間計測用のパイロット信号を記録(S6)しながら、時
間カウンタをカウントアップする(S7)。そして、C
PU18は、テープTPの終わり(記録最終位置)か否
かを判断し(S8)、テープTPが終わり(記録最終位
置)まで達していない(S8:NO)場合、そのパイロ
ット信号の記録の続行及び時間カウンタのカウンタアッ
プの続行を行うべく、S6とS7の処理を繰り返して行
う。テープTPの終わり(記録最終位置)に達した場合
(S8:YES)、時間カウンタからカウンタ値を読み
だして、そのカウンタ値をRAM16内に録画可能時間
として設定する(S9)。従って、時間カウンタは検出
された現在位置から記録最終位置まで所定記録モードで
信号を記録する際して、実際に信号を記録できる記録可
能時間を計測する計測手段を構成する。
【0021】その後、制御部20は、テープ現在位置記
憶装置30を制御してテープリールTRを駆動させ、テ
ープTPを時間計測開始位置に戻すため、テープ巻き戻
し処理を行う(S10)。その際、記録ヘッドHDがテ
ープTPのテープコントロール信号エリアに記録された
パイロット信号を読み出すことによって、CPU18は
時間カウンタをカウントダウンする(S11)。そし
て、CPU18は、計測開始位置(すなわち、位置カウ
ンタ値が0)か否かを判断する(S12)。位置カウン
タ値が0でない場合(S12:NO)、S10とS11
の処理を繰り返して行う。ここで、位置カウンタ値が0
になった場合(S12:YES)、記録ヘッドHDがテ
ープTPにおける最初に位置した計測開始位置(記録媒
体の現在位置)であると判断して、テープTPの走行を
停止させる(S13)。そして、マニュアルモードと同
様に、テープ走行カウンタを0に初期化する(S1
6)。
【0022】このようにテープリールTR(移動手段)
が、静止した記録ヘッドHD(記録部)に対してテープ
TP(記録媒体)の計測開始位置(現在位置)から(記
録最終位置)まで移動させる際に、時間カウンタは、テ
ープTP(記録媒体)の計測開始位置(現在位置)から
テープTPの終わり(記録最終位置)までの所定記録モ
ードで記録する際に要する時間をカウントする。そし
て、テープTPの終わり(記録最終位置)から計測開始
位置(現在位置)まで相対的に移動させる際、位置カウ
ンタは、テープTPの終わり(記録最終位置)から計測
開始位置(現在位置)までを戻すことができる。従っ
て、このビデオテープレコーダVR(信号記録装置)
は、テープTP(記録媒体)の計測開始位置(現在位
置)からテープTPの終わり(記録最終位置)まで所定
記録モードで信号を記録する際に、その記録に要する時
間を正確に測定できる。
【0023】次に、図3を用いてタイマ予約時における
録画終了時の処理と、残量不足警告処理について説明す
る。このフローチャートは、タイマ予約の1つ番組の録
画処理(所定単位の信号)の終了毎に実行される。ま
ず、CPU18はテープ残量不足の警告モードであるか
否かを判断する(P1)。そして、テープ残量不足警告
モードでないの場合(P1:NO)、すなわち、選択キ
ー8aが残量の警告「しない8c」に配置されている場
合、図3のフローチャートを抜け出て終了する。また、
CPU18が警告モードであると判断した(P1:YE
S)場合、すなわち、選択キー8aが残量の警告「する
8d」に配置されている場合、トータル録画時間が格納
されているテープ走行カウンタを読みだす(P2)。
【0024】そして、CPU18はRAM16より読み
出されたカウンタ値、すなわち、設定または計測された
録画可能時間から、1つ番組の録画処理(所定単位の信
号)に要した時間を減算する(P3)。この減算した結
果も、テープ残量時間であるから、CPU18は、この
減算結果をテープ残量時間としてRAM16に格納させ
る(P4)。その後、CPU18は現在予約されている
1つ1つのタイマ予約の開始時刻および終了時刻からタ
イマ予約全体の合計の録画時間を計算する(P5)。そ
して、CPU18は合計された録画時間の結果をRAM
16に記憶させる(P6)。比較手段としてのCPU1
8は、予約された合計の録画時間とテープ残量とを比較
して、テープ残量の方が小さいか否かを判断する(P
7)。
【0025】ここでテープ残量の方が合計録画時間より
小さい(P7:YES)場合、残りのテープTPでは予
約された番組を全部録画できないことから、警告処理
(P8)を行う。この警告処理は、警告音の発生であっ
てもよいし、点滅表示であってもよい。一方、テープ残
量の方が合計録画時間より大きい(P7:NO)場合、
タイマ予約による録画は失敗することなく、予約したす
べての番組を完全に録画できるので、そのまま終了す
る。このように1つの予約録画終了ごとに警告処理を行
うので、予約を設定したままで警告を出すことができ、
利用者はテープ残量の多い少ないを気にすることなく、
繰り返し録画をする事ができる。
【0026】以上説明したことから明かなように、この
実施の形態によれば、予約時刻にテープ(記録媒体)T
Pに信号を記録することができるビデオテープレコーダ
(信号記録装置)VRにおいて、前記テープ(記録媒
体)TPに記録するに際しその現在位置を検出するテー
プ現在位置記録装置30(検出手段)と、検出された現
在位置から記録最終位置まで所定記録モードで信号を記
録する際して、実際に信号を記録できる記録可能時間を
計測する時間カウンタ(計測手段)と、この時間カウン
タ(計測手段)により計測された記録可能時間と予約さ
れた予約時間とを比較するCPU18(比較手段)と、
このCPU18(比較手段)による比較の結果、予約時
間の方が長い場合には、警告を発する警告装置26(警
告手段)とを備えている。そして、CPU18(比較手
段)は、計測された記録可能時間と予約された予約時間
とを比較し、この比較の結果、予約時間の方が長い場合
には、警告装置26(警告手段)は警告を発する。その
ため、従来の予約機能付きの信号記録装置では、テープ
残量のことを考慮せずに毎日または毎週の繰り返し録画
を予約できるため、テープ残量が予約された時間に満た
ない場合でも警告されず、録画を失敗してしまったの
が、この実施の形態の警告装置26(警告手段)は、記
録可能時間より予約時間の方が長い旨の警告を使用者に
発することができるので、予約された時間に対してテー
プ残量が不足した場合であっても、タイマ予約の失敗を
防止できる効果がある。尚、信号記録装置は、予約時刻
の時に記録媒体に信号を記録することができるビデオテ
ープレコーダVR以外のものであってもよく、また、上
記以外の態様でテープ録画可能な時間の検出手段または
テープ残量検出手段を設けてもよい。
【0027】また、本発明はこの実施の形態に限定され
ることなく、種々の変形例が考えられる。例えば、この
実施の形態においては、一つの録画が完了する毎に前記
計測された記録可能時間からその録画に要した時間を減
算し、減算された記録可能時間と予約済みの残りの予約
時間とを比較して、残りの予約時間の方が長い場合には
警告を発する態様を採用するのが望ましいが、必ずしも
その態様に限定される訳ではない。要は使用者の設定し
た時間を超えて予約された番組等があった場合であって
も、使用者に残量不足を警告することで、タイマ予約録
画の失敗を防止できればよい。また、この実施の形態で
は、テープTPにコントロール信号を記録しながら時間
を計測したが、テープTPを一定速度で早送りしテープ
TPの終わりまでに要した時間を計測しても良い。ま
た、従来の残量検出機構のように光センサを用いてテー
プTP(供給側)の巻き取り量(中心からの厚さ)から
時間を算出しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の信号記録装置をビデオテープレコー
ダにおいて具体化した実施の形態の電気的構成を示すブ
ロック図である。
【図2】上記実施の形態のビデオテープレコーダの動作
を示すフローチャートである。
【図3】上記実施の形態のビデオテープレコーダの動作
を示すフローチャートである。
【図4】上記実施の形態のビデオテープレコーダの操作
部を拡大して示す平面図である。
【符号の説明】
2 予約モード選択キー部 4 数値入力用テンキー部 6 録画可能時間計測モードキー部 7 録画可能時間自動計測開始キー 8 残量表示モード選択キー部 10 入力装置 20 制御部 24 表示装置 26 警告装置 30 テープ現在位置記憶装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予約時刻の時に記録媒体に信号を記録す
    ることができる信号記録装置において、 前記記録媒体に記録するに際しその現在位置を検出する
    検出手段と、 検出された現在位置から記録最終位置まで所定記録モー
    ドで信号を記録するに際して、実際に信号を記録できる
    記録可能時間を計測する計測手段と、 この計測手段により計測された記録可能時間と予約され
    た予約時間とを比較する比較手段と、 この比較手段による比較の結果、予約時間の方が長い場
    合には、警告を発する警告手段とを備えていることを特
    徴とする信号記録装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の信号記録装置におい
    て、 少なくとも所定単位の信号の記録が完了する毎に、前記
    計測された記録可能時間からその信号の記録に要した時
    間を減算し、減算された記録可能時間と予約済みの残り
    の予約時間とを比較して、残りの予約時間の方が長い場
    合には警告を発することを特徴とする信号記録装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の信号記録装置
    において、 前記記録媒体の現在位置で記録する記録部を記録媒体に
    対して相対的に移動させる移動手段と、前記記録媒体の
    現在位置から記録最終位置までをカウントする第1のカ
    ウンタと、前記記録媒体の現在位置から記録最終位置ま
    でを所定記録モードで信号を記録する際の時間をカウン
    トする第2のカウンタとを備えていることを特徴とする
    信号記録装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の信号記
    録装置において、 前記記録可能時間に比較して、予約時間の方が長い場合
    に警告を発する警告モードと、この警告モードを使用し
    ないモードとの内のいずれかを選択する選択手段を備え
    ることを特徴とする信号記録装置。
JP9044123A 1997-02-27 1997-02-27 信号記録装置 Pending JPH10241226A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7319810B2 (en) 1999-11-30 2008-01-15 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Program recording apparatus and program recording medium

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US7319810B2 (en) 1999-11-30 2008-01-15 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Program recording apparatus and program recording medium

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