JPH10240188A - 画像表示装置及び画像表示方法 - Google Patents

画像表示装置及び画像表示方法

Info

Publication number
JPH10240188A
JPH10240188A JP9042583A JP4258397A JPH10240188A JP H10240188 A JPH10240188 A JP H10240188A JP 9042583 A JP9042583 A JP 9042583A JP 4258397 A JP4258397 A JP 4258397A JP H10240188 A JPH10240188 A JP H10240188A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
discharge
write
electrode
image display
display device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9042583A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuo Yamazaki
辰男 山崎
Koji Minami
浩次 南
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP9042583A priority Critical patent/JPH10240188A/ja
Publication of JPH10240188A publication Critical patent/JPH10240188A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Control Of Gas Discharge Display Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高解像度表示や、多階調表示が可能な画像表
示装置を提供することを目的の一つとする。また、発光
異常の目立ちにくい画像表示装置を提供することを目的
の一つとする。 【解決手段】 画面を構成する複数の画素が、パネル基
板上でマトリックス状に配置された画像表示装置であっ
て、走査線方向に配置され、走査線上の一連の画素につ
いて、プライミング放電、消去放電、書込放電及び維持
放電を行う対をなす電極素子Xn、Ynを走査線と交叉
する方向に複数配置した電極と、各画素に対応して前記
パネル基板19の一面に配置され、それぞれがパネル基
板19の反対面へ電気的に接続され、各画素の書込放電
を電極素子Xnとともに行う複数の書込電極Wmnとを
備えて構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像表示装置及び
画像表示方法に係り、さらに詳しくは、プラズマ・ディ
スプレイ装置において高解像度表示や多階調表示を行う
のに適したパネル構造及び駆動方法等に係るものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図12は、従来の画像表示装置の一例と
して、面放電ACメモリー型のプラズマ・ディスプレイ
・パネルの構造の一部を示した概略図である。このプラ
ズマ・ディスプレイ・パネル(以下、PDPと略称す
る)は、背面パネル10と前面パネル20とを備えて構
成され、これらの両パネル10、20間に形成された空
間に、例えば、ネオンガスとキセノンガスとの混合ガス
等を充填して、放電空間が形成されている。
【0003】前面パネル20は、ガラス基板29上に、
対をなす電極素子Xn、Ynを形成した後、さらに誘電
体層21およびMgO保護膜22を設けて構成される。
これらの電極素子Xn、Ynは、PDPの1画面の全走
査線数に相当する対数だけ形成され、全ての電極素子X
n、Ynは、走査線方向に互いに平行となる様に配置さ
れている。
【0004】一方、背面パネル10は、Agペーストを
用いた厚膜印刷法などの製法により、ガラス基板19上
に書込電極Wが形成されており、各書込電極Wmは、電
極素子Xn、Ynと直交する方向に配置されている。
【0005】書込電極Wmと、対をなす電極素子Xn、
Ynが交差する交点上にセルが形成される。このセルが
PDPの1画面を構成する最小単位であり、画素と呼ば
れる。対をなす一方の電極素子Xnは、対応する画素の
プライミング放電、消去放電、書込放電及び維持放電に
用いられ、走査電極と呼ばれる。一方、対をなす他方の
電極素子Ynは、この画素のプライミング放電、消去放
電及び維持放電に用いられ、維持電極と呼ばれる。な
お、この維持電極は共通電極とも呼ばれれる。
【0006】また、1画面をセル単位に区切るため、ガ
ラス基板19上には、書込電極Wと平行となる様にリブ
12が形成されている。さらに、PDPをカラー表示さ
せるために、放電空間における放電によって発生する紫
外線を可視光に変換する必要があり、赤、緑、青の各色
蛍光体13がリブ12に挟まれた書込電極W上に交互に
塗布されている。
【0007】図13は、図12に示した従来のPDPに
ついて画像表示部(画面)全体の構成を示した図であ
る。図中のXn(nは整数、1≦n≦N)は1画面に配
置された各電極素子であり、図12に示した走査電極X
と同様のものである。ここで、Nは1画面の全走査線数
を意味し、一般には500〜1000の値である。
【0008】また、図中のYn(nは整数、1≦n≦
N)は1画面に配置されている各電極素子であり、図1
2に示した維持電極Yと同様のものである。これらの電
極素子X1〜XN、Y1〜YNは、それぞれ背面パネル
10の左端側又は右端側から取り出されて、XY駆動部
(不図示)へと接続される。
【0009】一方、図中のWm(mは整数、1≦m≦
M)は、1画面に配置された各書込電極であり、図12
に示した書込電極Wと同様のものである。ここで、Mは
1走査線当たりのセル数を意味する。各書込電極W1〜
WMは、1画面の下端から上端まで一続きの電極として
構成され、それぞれが、全ての走査線と垂直に交差する
様に配置されている。また、これらの書込電極W1〜W
Mは、それぞれ背面パネル10の上端側又は下端側から
取り出されて、書込駆動部(不図示)へと接続される。
【0010】図12及び図13に示した従来のPDPを
駆動制御する方法の一例が、特開平7―199858号
公報に示されている。以下に、従来の制御方法の一例に
ついて図を用いて説明する。図14は、PDPの駆動波
形の一例を示すタイミングチャートであり、同図(a
1)〜(aN)は、それぞれ走査電極X1〜XNの駆動
波形、同図(b)は、維持電極Y1〜YNに共通に印加
される駆動波形、同図(c)は、書込電極W1〜WMの
データ駆動波形である。
【0011】PDPの放電動作は、プライミング放電、
消去放電、書込放電及び維持放電の4つに大別される。
プライミング放電とは、この後の書込放電を確実に形成
するために行われる放電であり、プライミング放電期間
tpにおいて、全ての走査電極X1〜XNに同一タイミ
ングのパルスPPを印加することにより、走査電極Xn
と維持電極Ynとの間で、1画面の全セルについて同時
にプライミング放電が行われる。
【0012】消去放電とは、このプライミング放電によ
って、セル内の走査電極Xnと維持電極Ynとの間に生
じた壁電荷を消去するための放電であり、消去放電期間
teにおいて、全ての維持電極Y1〜YNにパルスEP
を印加することにより、1画面の全セルについて同時に
消去放電が行われる。
【0013】書込放電とは、この後の維持放電による発
光又は非発光の状態を選択するために、走査電極Xnと
書込電極Wmとの間で発生される。書込放電期間twに
おいて、走査電極X1〜XNには、1走査線毎に線順次
に走査パルスSPが印加される。この時、書込電極W1
〜WMには、一走査線上の各セルの表示データに応じ
て、上記走査パルスSPと同一タイミングのデータパル
スDPが加えられる。この様にして、走査線毎に線順次
に書込放電を行うことにより、1画面を構成する全ての
セルについて書込放電を行うことができる。
【0014】従って、1つの走査線の書込放電に要する
期間twoと1画面の全走査線数Nとの積が、1サブフ
ィールドにおける書込放電期間twとなる。これは、高
解像度のHDTVやワークステーション用の表示装置の
ように走査線数Nが多いほど、書込放電に要する期間が
長くなることを意味する。
【0015】維持放電期間tsでは、各走査電極X1〜
XNに維持パルスSS1を印加する一方、各維持電極Y
1〜YNに維持パルスSS2を印加することにより、1
画面の全セルについて同時に放電を発生させ、前記書込
放電期間twにおいて書込放電した表示セルを維持放電
させて発光を維持させる。
【0016】次に、PDPで多階調表示を行う従来の駆
動制御方法について、図を用いて説明する。PDPは本
来オンとオフによる2値表示の発光素子であるため、T
V用途等に必要とされる多階調表示のPDPを提供する
ためには、1フィールドの時間を複数のサブフィールド
に分割し、各サブフィールド毎に表示(発光)する時間
を異ならせることが必要となる。
【0017】例えば、各サブフィールドの表示時間の相
対比を1対2対4対8・・・という様に、2のべき乗の
規則で異ならせておき、各セルについて、サブフィール
ドごとに発光させるか、発光させないかを選択すること
によって、階調表示を行うことができる。
【0018】図15は、1フィールドにおける発光シー
ケンスの一例を模式的に示した図である。同図(a)
は、1フィールドを8つのサブフィールドSF0〜SF
7に分割した様子を示している。各サブフィールドは、
アドレス期間及び維持放電期間により構成される。な
お、アドレス期間は、プライミング放電期間tp、消去
放電期間te及び書込放電期間twからなる期間であ
る。
【0019】同図(b)は、各サブフィールドにおける
一連の放電動作を模式的に示した図であり、図14のタ
イミングチャートと同様の動作を示したものである。即
ち、プライミング放電期間tp及び消去放電期間teに
おいて、それぞれ1画面の全セルについて同時に放電を
行い、走査線ごとに線順次に放電が行われる書込放電期
間tw(=N×two)を経て、維持放電期間tsにお
いて、1画面の全セルについて同時に維持放電が行われ
る。
【0020】各サブフィールドの発光時間の相対比、即
ち、維持放電期間の相対比は、1対2対4対8対16対
32対64対128になっており、これらの発光、非発
光の組み合わせにより256の階調表示を行うことがで
きる。なお、発光、非発光の組合わせは、書込放電期間
twでのデータ書込みの有無により制御される。
【0021】例えば、127という階調を表示する場合
には、SF0からSF6を発光させ、SF7は非発光に
する。人間の目は、1フィールド内における様な短時間
の点滅には反応しないため、時間方向の積分効果によ
り、SF0からSF6の発光が人間の目により積分さ
れ、あたかも127という階調で表示されたかのように
知覚される。
【0022】この様にして、256階調の表示を行うP
DPの場合、図15(b)で示した一連の放電動作を8
回繰り返すことが必要となるが、さらに、画質を向上さ
せるため、階調数を増加させるならば、サブフィールド
数がさらに増加して、上記アドレス期間の数が増加する
ことになる。
【0023】ところが、1フィールド内で各サブフィー
ルドの発光シーケンスを終了する必要があることから、
1フィールド内のアドレス期間の数を増加させるなら
ば、維持放電期間が制限されることになる。その結果、
1フィールドに占める維持放電期間の割合が低下して、
表示画像の輝度が低下するという問題が生ずる。
【0024】また、解像度を向上させるため、走査線数
を増加させた場合には、各サブフィールド毎のアドレス
期間として、より多くの期間が必要となる。このため、
階調数を増加した場合と同様、1フィールドに占める維
持放電期間の割合が低下し、表示画像の輝度が低下する
ことになる。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】この様な階調数、解像
度の向上に伴う輝度の低下を解決するためには、アドレ
ス期間の大部分を占める書込放電期間tw(=N×tw
o)を短縮することが必要であり、各走査線毎に行われ
る書込放電を高速に行って、走査線ごとの書込時間tw
oを短縮する必要がある。ところが、安定で確実な書込
放電を行うには、高速動作にも限界があり、高解像度化
や多階調化には限界があった。
【0026】また、書込電極が1画面の下端から上端ま
での一続きの電極として構成されているため、一部の書
込電極に断線などの欠陥が発生した場合や、或いは、一
部の書込電極を駆動する書込駆動部に駆動異常が発生し
た場合に、画面の上から下まで一続きの発光異常として
容易に視認されるという問題があった。
【0027】本発明は、以上のような問題点を解決する
ためになされたもので、高解像度表示や、多階調表示が
可能な画像表示装置を提供することを目的の一つとす
る。また、発光異常の目立ちにくい画像表示装置を提供
することを目的の一つとする。
【0028】
【課題を解決するための手段】本発明による画像表示装
置は、画面を構成する複数の画素が、パネル基板上でマ
トリックス状に配置された画像表示装置であって、走査
線方向に配置され、走査線上の一連の画素について、プ
ライミング放電、消去放電、書込放電及び維持放電を行
う対をなす電極素子を走査線と交叉する方向に複数配置
した電極と、各画素に対応して前記パネル基板の一面に
配置され、それぞれがパネル基板の反対面へ電気的に接
続され、各画素の書込放電を電極素子とともに行う複数
の書込電極とを備えて構成される。
【0029】また、本発明による画像表示装置は、対を
なす電極素子の一方は、走査線上の一連の画素につい
て、プライミング放電、消去放電、書込放電及び維持放
電を行う走査電極であり、対をなす電極素子の他方は、
走査線上の一連の画素について、プライミング放電、消
去放電及び維持放電を行う維持電極であるとともに、書
込電極が走査電極とともに書込放電を行う構成とされ
る。
【0030】また、本発明による画像表示装置は、1フ
ィールドを構成する各サブフィールドごとに、書込放電
を行う画像表示装置であって、画像データを記憶する画
像記憶手段と、書込電極を駆動制御する第一の駆動手段
とを備え、画像記憶手段は、各サブフィールドの画像デ
ータを第一の駆動手段へ出力する手段であり、第一の駆
動手段は、各書込電極に対し、前記画像データに基づい
て、略同一のタイミングで駆動制御を行う手段であり、
各画素に対し、略同一のタイミングで書込放電を行う構
成とされる。
【0031】また、本発明による画像表示装置は、1フ
ィールドを構成する各サブフィールドごとに、書込放電
を行う画像表示装置であって、画像データを記憶する画
像記憶手段と、書込電極を駆動制御する第一の駆動手段
とを備え、各走査線を、それぞれが2以上の走査線を包
含する、2以上の走査線ブロックに分割し、画像記憶手
段が、一つの走査線ブロックについて、サブフィールド
の画像データを第一の駆動手段へ出力する手段であり、
第一の駆動手段が、この走査線ブロックの書込電極に対
し、前記画像データに基づいて、略同一のタイミングで
駆動制御を行う手段であり、各走査線ブロックごとに、
順次、略同一のタイミングで書込放電を行う構成とされ
る。
【0032】また、本発明による画像表示装置は、1フ
ィールドを構成する各サブフィールドごとに、プライミ
ング放電、消去放電及び書込放電を行う画像表示装置で
あって、第一の駆動手段が、プライミング放電、消去放
電の際、各画素の特性に応じて予め定められた所定の電
圧を書込電極に印加する手段として構成される。
【0033】また、本発明による画像表示装置は、1フ
ィールドを構成する各サブフィールドごとに、書込放電
及び維持放電を行う画像表示装置であって、第一の駆動
手段が、維持放電の際、各画素の特性に応じて予め定め
られた所定の電圧を書込電極に印加する手段として構成
される。
【0034】また、本発明による画像表示装置は、1フ
ィールドを構成する各サブフィールドごとに、プライミ
ング放電、消去放電及び書込放電を行う画像表示装置で
あって、電極素子を駆動制御する第二の駆動手段を備
え、第二の駆動手段が、プライミング放電の際、一つの
走査線ブロックの対をなす電極素子の一方に対し、略同
一のタイミングで駆動制御を行う一方、消去放電の際、
この走査線ブロックの対をなす電極素子の他方に対し、
略同一のタイミングで駆動制御を行う手段であり、走査
線ブロックごとに、順次、プライミング放電、消去放電
及び書込放電を行う構成とされる。
【0035】また、本発明による画像表示装置は、走査
線ブロックごとに、プライミング放電、消去放電及び書
込放電を行う画像表示装置であって、第一の駆動手段
が、プライミング放電又は消去放電の際、各画素の特性
に応じて予め定められた所定の電圧を書込電極に印加す
る手段として構成される。
【0036】一方、本発明による画像表示方法は、1フ
ィールドを構成する各サブフィールドごとに、書込放電
を行う画像表示方法であって、対をなす電極素子の一方
に対し、所定の走査パルスを印加するとともに、各書込
電極に対し、サブフィールドの画像データに基づいて、
データパルスを印加し、各画素に対し、略同一のタイミ
ングで書込放電を行う構成とされる。
【0037】また、本発明による画像表示方法は、1フ
ィールドを構成する各サブフィールドごとに、書込放電
を行う画像表示方法であって、各走査線を、それぞれが
2以上の走査線を包含する、2以上の走査線ブロックに
分割し、一つの走査線ブロックの対をなす電極素子の一
方に対し、走査パルスを印加するとともに、この走査線
ブロックの書込電極に対し、サブフィールドの画像デー
タに基づいて、データパルスを印加し、各走査線ブロッ
クごとに、順次、略同一のタイミングで書込放電を行う
構成とされる。
【0038】また、本発明による画像表示方法は、1フ
ィールドを構成する各サブフィールドごとに、プライミ
ング放電、消去放電及び書込放電を行う画像表示方法で
あって、プライミング放電の際、対をなす電極素子の一
方に対し放電パルスを印加するとともに、各画素の特性
に応じて予め定められた所定の電圧を書込電極に印加す
る構成とされる。
【0039】また、本発明による画像表示方法は、1フ
ィールドを構成する各サブフィールドごとに、プライミ
ング放電、消去放電及び書込放電を行う画像表示方法で
あって、消去放電の際、対をなす電極素子の他方に対し
消去パルスを印加するとともに、各画素の特性に応じて
予め定められた所定の電圧を書込電極に印加する構成と
される。
【0040】また、本発明による画像表示方法は、1フ
ィールドを構成する各サブフィールドごとに、書込放電
及び維持放電を行う画像表示方法であって、維持放電の
際、対をなす電極素子に対し維持パルスを印加するとと
もに、各画素の特性に応じて予め定められた所定の電圧
を書込電極に印加することを特徴とする画像表示方法。
【0041】また、本発明による画像表示方法は、1フ
ィールドを構成する各サブフィールドごとに、プライミ
ング放電、消去放電及び書込放電を行う画像表示方法で
あって、一つの走査線ブロックの対をなす電極素子の一
方に対し、走査パルスを印加して、略同一のタイミング
でプライミング放電を行った後、この走査線ブロックの
対をなす電極素子の他方に対し、消去パルスを印加し
て、略同一のタイミングで消去放電を行い、さらに、こ
の走査線ブロックの書込電極に対し、略同一のタイミン
グで書込放電を行い、各走査線ブロックごとに、順次、
プライミング放電、消去放電及び書込放電を行う構成と
される。
【0042】また、本発明による画像表示方法は、走査
線ブロックごとに、プライミング放電及び消去放電を行
う画像表示方法であって、プライミング放電の際、プラ
イミング放電を行う走査線ブロックの書込電極に対し、
各画素の特性に応じて予め定められた所定の電圧を印加
する構成とされる。
【0043】また、本発明による画像表示方法は、走査
線ブロックごとに、プライミング放電及び消去放電を行
う画像表示方法であって、消去放電の際、消去放電を行
う走査線ブロックの書込電極に対し、各画素の特性に応
じて予め定められた所定の電圧を印加する構成とされ
る。
【0044】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下に、本発明の実施の形態1について
図を用いて説明する。図1は、実施の形態1による画像
表示装置について、画像表示部(画面)全体の構成例を
示した図である。
【0045】この画像表示装置は、従来の画像表示装置
と同様の電極素子X1〜XN及びY1〜YNを備えて構
成されている。即ち、図中のXnは走査線方向に配置さ
れている各走査電極であり、Ynは走査線方向に配置さ
れている各維持電極である。一対をなす電極素子として
の走査電極Xn及び維持電極Ynは、n番目の走査線上
に配列された一連の画素に対応して設けられ、画面を構
成している全走査線の数をNとすれば、対をなす電極素
子が走査線方向と交叉する方向にN組だけ配置されてい
る。
【0046】一方、この画像表示装置は、従来の画像表
示装置と異なり、1画面を構成する全てのセルについ
て、各セルごとに1個の独立した書込電極Wmnが設け
られており、書込電極の数は1画面のセル数N×Mに等
しくなっている。即ち、図中のWmnはn番目の走査線
上の最左端からm番目のセルに対応して設けられた書込
電極である。ここで、mは1≦m≦Mを満たす整数であ
り、Mは1走査線当たりのセル数を意味し、nは1≦n
≦Nを満たす整数であり、Nは1画面を構成する全走査
線の数を意味する。例えば、書込電極W21は一番上の
走査線上の最左端から2番目のセルに設けられた書込電
極を意味する。
【0047】図2は、図1に示した画面表示部の背面パ
ネルの構造の一部を例示した概略図である。図2(a)
は背面パネル10を前面パネル側(上側)から見た図で
あり、図中のWmnは各セルごとに対応して背面パネル
に設けられた書込電極である。この書込電極Wmnは、
各セルの位置に対応して配置される様に、ガラス基板1
9と一体に形成されており、その幅及び長さはパネルの
セル寸法よりやや小さくなっている。
【0048】図2(b)は、図2(a)に示した背面パ
ネル10のI−I断面を示した図である。書込電極Wm
nは、背面パネル10の放電空間とは反対側において、
取出し端子14として使用するのに必要な所定の長さだ
けガラス基板19から表出しており、放電空間側では、
書込電極として使用するためにガラス基板19から僅か
に表出している。そして、背面パネル10の裏側に表出
した部分が、各書込電極Wmnの取出し端子14とな
り、これらの各取出し端子14は後述の書込駆動部51
に接続される。
【0049】この背面パネル10は、例えば、ガラス基
板よりも高い融点温度を持つ金属材料から成る書込電極
Wmnをガラス基板19と一体構造に形成することによ
り製造することができる。例えば、書込電極Wmnの材
料として、ガラスの融点温度の2〜3倍の融点温度をも
つAg、Cu、Crなどの金属材料を使用し、各セルの
配置に対応する様に、各書込電極Wmnの間隔を均等に
保ちながら、書込電極Wmnとガラス材とが一体構造に
なる様にガラス基板19を形成すればよい。
【0050】このような一体構造を形成するための方法
としては、例えば、インサート成形がある。インサート
成形とは、金属で作られている部品を金型に挿入して、
プラスチックなどの溶融材料との一体物として射出成形
するものである。このインサート成形によって、金属材
料からなる各書込電極Wmnと溶融したガラスとの一体
物として、ガラス基板19を容易に成形できる。
【0051】前面パネル20は、図12に示した従来の
画像表示装置と同様、ガラス基板29の上に走査電極X
nと維持電極Ynが、該PDPの1画面の全走査線数N
に相当する対数だけ形成され、全ての走査電極X1〜X
N及び維持電極Y1〜YNは、走査線方向に互いに平行
となる様に配置されている。
【0052】また、従来の画像表示装置と同様、1画面
をセル単位に区切るために、走査電極に垂直な方向にリ
ブ12が形成され、各セル内の放電空間において放電に
より発生する紫外線を可視光に変換するため、赤、緑、
青の各色蛍光体13がリブ12に挟まれた書込電極Wm
nの上に交互に塗布されている。
【0053】この様にして、各セルに対応して書込電極
を設けたPDPを用いれば、いずれかの書込電極に欠陥
が生じた場合であっても、当該書込電極の対応するセル
について、発光異常が生ずるのみである。即ち、いずれ
かの書込電極の断線などによって、画面の上から下まで
一続きのセルについて、発光異常が生ずる従来の画像表
示装置に比べて、欠陥の目立ちにくい画像表示装置を実
現することができる。
【0054】図3は、本実施の形態による画像表示装置
全体の概略構成を示したブロック図である。図中の1は
映像信号を入力する入力端子であり、2は同期信号を入
力する入力端子であり、3は入力端子1に入力された映
像信号をディジタル信号に変換するA/D変換部であ
る。
【0055】4は画像記憶手段としてのフレームメモリ
部であり、ディジタル化された映像信号を2フレーム分
記憶することができる。このフレームメモリ部4に記憶
される画像データは、各データが各画素の輝度(表示階
調)に対応し、その各ビットb0〜b7が、サブフィー
ルドのSF0〜SF7にそれぞれ対応している。
【0056】51は第一の駆動手段としての書込駆動部
(W駆動部)であり、書込放電期間twにおいてフレー
ムメモリ部4から読み出したデータ及び後述の制御部6
の出力信号に基づいて、PDP7にデータ書込みを行
う。このデータ書込みは、背面パネル19の裏側に設け
られた取出端子14を介して、各書込電極Wmnを駆動
することにより行われる。なお、この書込駆動部51
は、各書込電極Wmnをそれぞれ駆動する回路を備えて
構成されている。即ち、書込駆動部51は、各書込電極
Wmnのそれぞれに対応した構成となっており、各セル
ごとの書込データに基づき、全セルについて同一のタイ
ミングで、各書込電極Wmnを駆動することができる。
【0057】52は、第二の駆動手段としてのXY駆動
部であり、プライミング放電、消去放電、書込放電及び
維持放電において後述の制御部6の出力信号に基づい
て、走査電極Xや維持電極Yを駆動する。6は同期信号
を基準としてA/D変換部3、フレームメモリ部4、書
込駆動部51及びXY駆動部52を制御する制御部であ
り、7はPDPである。
【0058】次に、この画像表示装置の動作について、
図4を用いて説明する。本実施の形態では、図15
(a)の場合と同様、1フィールドを8個のサブフィー
ルドSF0〜SF7に分割して256階調の階調表示を
行っている。また、図15の場合と同様、プライミング
放電期間tpと消去放電期間teは、それぞれ1画面の
全セルについて同時に放電動作させている。
【0059】入力端子1より入力された映像信号は、A
/D変換部3で8ビットのディジタル信号に変換され、
フレームメモリ部4が2フレーム分を記憶する。フレー
ムメモリ部4は2つのフレームメモリを持っており、入
力された信号は、フレーム毎に1フレーム目のメモリと
2フレーム目のメモリに交互に書込まれる。
【0060】図4(a)に示したサブフィールドSF0
のアドレス期間において、制御部6はXY駆動部52を
制御することによりプライミング放電及び消去放電を行
う。次に、制御部6によりフレームメモリ部4が制御さ
れ、ビットb0のデータがフレームメモリ部4から読み
出される。この場合、2フレーム分あるメモリのうち、
書込み動作が行われていないフレームメモリから読み出
される。
【0061】読み出されたデータは書込駆動部51を通
して、書込放電期間twにおいてPDP7に書込まれ
る。AC型PDPの場合には、パネルにメモリ効果があ
るため、書き込まれたデータは、1画面全体のデータが
順次PDP7に書込まれる間保持される。そして、次の
維持放電期間tsにおいて、制御部6がXY駆動部52
を制御することによって、ビットb0の表示データが書
込まれたセルのみが発光を行う。
【0062】次のサブフィールドSF1のアドレス期間
でも、前記SF0のアドレス期間と同様に動作する。即
ち、プライミング放電及び消去放電の後、フレームメモ
リ部4から読み出されたビットb1のデータが、書込駆
動部51を経由してPDP7に書込まれる。そして、維
持放電期間にはSF0の2倍の時間だけ発光を行う。
【0063】以下、SF2からSF7のアドレス期間で
も同様にして、プライミング放電及び消去放電の後、フ
レームメモリ部4から読み出された対応するビットb2
からb7が、書込駆動部51を経由してPDP7に書込
まれ、維持放電期間tsにおいて、サブフィールドSF
0の場合のそれぞれ4倍〜128倍の時間の発光を行
う。
【0064】本実施の形態では、各書込電極が走査線間
で互いに個別の構成になっているので、各走査線につい
て完全に並列に書込みを行うことが可能である。従っ
て、1画面の全セルについての書込放電期間twは、従
来の画像表示装置における1走査線についての書込期間
twoに等しくなる。なお、維持放電期間tsは、各サ
ブフィールドに対応して重みづけされた所定の期間であ
る。
【0065】図5は、各電極の駆動波形を示したタイミ
ングチャートである。同図(a1)〜(aN)はそれぞ
れ走査電極X1〜XNの駆動波形であり、同図(b)は
維持電極Y1〜YNに共通に印加される駆動波形であ
り、同図(c)は書込電極Wmn(1≦m≦M、1≦n
≦N)のデータ駆動波形である。
【0066】プライミング放電期間tpでは、従来例と
同様に、この後の書込放電を確実に形成するために、図
5(a1)〜(aN)に示した走査電極X1〜XNに関
する同一タイミングの放電パルスPPによって1画面の
全セルについて同時に放電を行う。
【0067】次の消去放電期間teにおいては、前記プ
ライミング放電によってセル内に生じた壁電荷を消去す
るために、図5(b)の維持電極の消去パルスEPによ
って1画面の全セルについて同時に消去放電を行う。
【0068】書込放電期間twでは、走査電極X1〜X
Nと書込電極Wmnとの間で放電を発生させる。図5
(a1)〜(aN)に示す様に、走査電極X1〜XNに
は、各走査線について同一タイミングの走査パルスSP
を印加する一方、書込電極Wmnには、各走査線上の各
セルの表示データに応じて上記走査パルスSPと同一タ
イミングのデータパルスDPが加えられ、各走査線につ
いて全セル同時に書込放電を発生させる。従って、PD
Pの1画面の全セルに関する書込放電の所要期間が一走
査線の書込期間twoに等しくなり、従来例の図14及
び図15における書込放電期間の1/Nとなる。
【0069】従って、1画面の全セルに関する、プライ
ミング放電期間、消去放電期間、及び書込放電期間を合
計したアドレス期間は、(tp+te+two)とな
り、従来例に比して大幅な期間短縮が実現できる。
【0070】なお、維持放電期間tsでは、従来例と同
様に、走査電極Xnと維持電極Ynとにそれぞれ印加す
る維持パルスSS1とSS2によって全セル同時に放電
を発生させ、書込放電期間において書込放電した表示セ
ルを維持放電させて発光を維持させる。
【0071】また、本実施の形態の様に、1フィールド
を8つのサブフィールドに時間的に分割して発光させる
場合には、図3に示した各サブフィールド毎の一連の放
電動作を合計8回行うことになるため、アドレス期間の
短縮の効果が更に増大する。その結果、前記の相対比に
準じた各サブフィールドの維持放電期間をより長く設定
することができ、輝度の向上が見込める。
【0072】さらに、本実施の形態では、書込駆動部5
1が、書込電極Wmn(1≦n≦N、1≦m≦M)に個
々に対応した構成になっているので、1画面の全セルへ
の書込放電期間tw以外の期間、例えばプライミング放
電期間、において各書込電極Wmnを駆動する必要が生
じた場合にも各セルごとに個々に対応することが可能で
ある。
【0073】従来の画像表示装置においても、走査電極
X1〜XN、維持電極Y1〜YN間での正規のプライミ
ング放電とは別に、維持電極Y1〜YN、書込電極間
や、走査電極X1〜XN、書込電極間で誤った放電が発
生することを防止する目的で、プライミング放電期間t
pにおいて書込電極に所定の電圧を印加する場合があ
る。
【0074】一般には、1画面内の全てのセルの放電特
性は概ね揃っているが、厳密には製造工程などに起因し
て各セルごとに放電特性が異なるので、プライミング放
電期間tpにおいて、書込電極に印加する電圧も各セル
ごとに調整することが望ましい。ところが、従来の画像
表示装置は、書込電極が1画面の下端から上端までの一
続きの電極として構成されているため、走査線ごとに、
或いは、各画素ごとに印加電圧を異ならせることはでき
なかった。
【0075】本実施の形態においては、各書込電極Wm
nがそれぞれ画素に対応しており、かつ、書込駆動部5
1が各書込電極Wmnに対応しているため、プライミン
グ放電期間tpにおいて、各セルごとに、その特性に応
じた最適な電圧を対応する書込電極Wmnに印加するこ
とができ、従来の画像表示装置に比べて、より安定した
プライミング放電を行うことができる。特に、大画面の
PDPを使用する場合には、画面内の位置によって、各
セルの放電特性のばらつきが増加しやすいため、各セル
ごとの印加電圧の調整による効果が大きい。
【0076】また、安定した消去放電を行うために、消
去放電期間teにおいて書込電極に所定の電圧を印加す
ることができ、プライミング放電の場合と同様に、各セ
ルごとに印加電圧を調整することによって、消去放電を
より安定させることができる。また、走査電極X1〜X
N、維持電極Y1〜YN間で放電を行う維持放電期間t
sにおいても、書込電極Wmnに所定の電圧を印加する
ことができ、各セル毎に印加電圧を調整することによっ
て、例えば走査電極X1〜XN、書込電極Wmn間で発
生しやすい誤った放電をより確実に防止することができ
る。特に大画面のPDPにおいて、これらの効果が大き
い。
【0077】さらに、書込駆動部51が各書込電極Wm
nに対応し、かつ、各書込電極がそれぞれ各セルに対応
しているため、書込駆動部51の一部、即ち、いずれか
の書込電極Wmnに対応する回路部分に欠陥が生じた場
合であっても、当該書込電極Wmnが対応するセルにつ
いて、発光異常が生ずるのみである。また、一部の書込
電極Wmnに断線などが生じた場合であっても、当該書
込電極Wmnが対応するセルについて、発光異常が生ず
るのみである。即ち、書込駆動部又は書込電極の一部の
欠陥により、画面の上から下まで一続きのセルについ
て、発光異常が生ずる従来の画像表示装置に比べて、欠
陥の目立ちにくい画像表示装置を実現することができ
る。
【0078】なお、本実施例における「同一タイミン
グ」とは、従来の各サブフィールドごとのアドレス期間
(tp+te+N×two)と比較して、十分に短い期
間内において各動作が一斉に行われることを意味してお
り、「略同一のタイミング」と同義である。以下の各実
施例についても同様である。
【0079】また、本実施例では、ノンインタレース走
査の場合について説明したが、本発明は、インタレース
走査の場合にも適用することができる。例えば、2フィ
ールドで1フレームを構成する場合には、プライミング
放電、消去放電及び書込放電を、各フィールドにおいて
1画面を構成する全走査線の約半分についてのみ行い、
1フレーム内で、全セルに関し、これらの各放電が行わ
れる様に構成してもよい。以下の各実施の形態について
も同様である。
【0080】実施の形態2.実施の形態1では、書込放
電期間twにおいて、1画面内の全セルについて表示デ
ータを同時に書込放電していたので、電力消費が書込放
電時の書込駆動部51に集中していた。そこで、実施の
形態2では、複数回に分けて全セルの書込放電を行っ
て、電力消費の集中を避けながら、各サブフィールド毎
の書込みに要する時間を短縮して高解像度化や多階調化
を実現する方式について説明する。
【0081】図6は、実施の形態2による画像表示装置
について、画像表示部(画面)全体の構成例を示した図
である。1画面はN本の走査線により構成されており、
これらの走査線が垂直方向に3つの走査線ブロックBL
1〜BL3に分けられている。第1ブロックBL1はR
本の走査線から成り、第2ブロックBL2はS本の走査
線から成り、第3ブロックBL3はT本の走査線から成
る。
【0082】図中のX1r(rは正整数、1≦r≦R)
が第1ブロックBL1に該当する走査電極であり、X2
s(sは正整数、1≦s≦S)が第2ブロックBL2に
該当する走査電極であり、X3t(tは正整数、1≦t
≦T)が第3ブロックBL3に該当する走査電極であ
る。
【0083】図6において、書込電極は、前記実施の形
態1と同じく、各セルに対応して個々に設けられてお
り、各書込電極には書込駆動部51が接続されている。
W1mr(1≦m≦M、1≦r≦R)が第1ブロックB
L1に該当する書込電極であり、W2ms(1≦m≦
M、1≦s≦S)が第2ブロックBL2に該当する書込
電極であり、W3mt(1≦m≦M、1≦t≦T)が第
3ブロックBL3に該当する書込電極である。なお、
m、r、s及びtはいずれも整数であり、R、S及びT
の和はNである。
【0084】本実施の形態において画像表示装置の階調
表示を実現する方法は、図4(a)に示した前記実施の
形態1の方法と同様である。また、本実施の形態による
画像表示装置の概略構成は、図3に示した前記実施の形
態1の構成と同様であり、書込駆動部51は、N×M個
の各書込電極W1mr、W2ms、W3mtに個々に対
応した構成となっている。
【0085】図7は、実施の形態2による各サブフィー
ルドにおける一連の放電動作を模擬的に示した図であ
る。プライミング放電期間tp及び消去放電期間teに
おいては、実施の形態1と同様、それぞれ1画面の全セ
ルについて、同時に放電動作を行う。一方、書込放電期
間twにおいては、各ブロックBL1〜BL3ごとに順
次に書込放電が行われる。
【0086】まず、第1ブロックBL1に属する全セ
ル、即ち、第1ブロックBL1の全走査電極X1r(1
≦r≦R)が対応しているセルに対し、同時に書込放電
を行う。この書込放電動作により、これらの各セルにそ
れぞれの表示データが書き込まれる。第一のブロックB
L1についての書き込みが終了すると、次に第2ブロッ
クBL2に属する全セルに対し、同時に書込放電を行っ
て、それぞれの表示データを書き込む。そして、最後
に、第3ブロックBL3に属する全セルに対し、同時に
書込放電を行って、それぞれの表示データを書き込む。
【0087】図7(b)中に斜線を付して示した3つの
領域が、それぞれ各ブロックBL1〜BL3についての
書込放電の期間である。この様にして、1画面の全セル
に対して表示データの書き込みを行った場合の書込放電
期間twは3×twoとなり、従来の画像表示装置の書
込放電期間N×twoに比べて大幅に短縮される。
【0088】なお、各ブロックの書込みについては、上
記のBL1、BL2、BL3の順番でなくてもよく、任
意に設定ができる。また、分割するブロック数は3つに
限定されるものではない。さらに、インタレース走査を
採用する場合には、各フィールドにおいて走査される走
査線に関し、2以上の走査線ブロックに分割して、各フ
ィールド内で本実施の形態に例示した動作を行うことも
でき、本実施の形態の場合と同様の効果を得ることがで
きる。
【0089】図8は、各電極の駆動波形を示したタイミ
ングチャートである。同図(a1)は、第1ブロックB
L1の走査電極X11〜X1Rについて、(a2)は、
第2ブロックBL2の走査電極X21〜X2Sについ
て、(a3)は、第3ブロックBL3の走査電極X31
〜X3Tについて、それぞれの駆動波形を示した図であ
る。また、同図(b)は、全ての維持電極Y1〜YNに
共通に印加される駆動波形を示した図である。
【0090】さらに、同図(c1)は、第1ブロックB
L1の各書込電極W1mr(1≦m≦M、1≦r≦R)
について、(c2)は、第2ブロックBL2の各書込電
極W2ms(1≦m≦M、1≦s≦S)について、(c
3)は、第3ブロックBL3の各書込電極W3mt(1
≦m≦M、1≦t≦T)について、それぞれのデータ駆
動波形を示した図である。
【0091】プライミング放電期間tpでは、この後の
書込放電を確実に形成するため、図8(a1)〜(a
3)に示した様に、各ブロックの走査電極X11〜X1
R、X21〜X2S、X31〜X3Tに対し、同一タイ
ミングのパルスPPを印加して、1画面の全セルについ
て同時にプライミング放電を行う。
【0092】次に、消去放電期間teでは、前記プライ
ミング放電によってセル内に生じた壁電荷を消去するた
め、図8(b)に示した様に、全ての維持電極Y1〜Y
Nに対して、消去パルスEPを印加して、1画面の全セ
ルについて同時に消去放電を行う。
【0093】消去放電期間te後の書込放電期間twに
おいて、書込放電が行われる。書込放電は、走査電極と
書込電極の間で放電を発生させることにより行われる。
まず、図8(a1)及び(c1)に示した様に、第1ブ
ロックの各走査電極X1rに、同一タイミングで走査パ
ルスSP1を印加するとともに、第1ブロックBL1の
各書込電極W1mrには、各セルの表示データに応じ
て、走査パルスSP1と同一タイミングのデータパルス
DP1が加えられる。これにより、書込電極W1mr、
走査電極X1r間で、同時に書込放電が発生し、第1ブ
ロックBL1内の全セルについてデータ書き込みが行わ
れる。従って、第1ブロックBL1に関する書込放電の
所要期間はtwoとなる。
【0094】次に、図8(a2)及び(c2)に示した
様に、第2ブロックBL2の各走査電極X2sに、同一
タイミングで走査パルスSP2を印加するとともに、第
2ブロックBL2の各書込電極W2msには、各セルの
表示データに応じて、走査パルスSP2と同一タイミン
グのデータパルスDP2が加えられる。これにより、書
込電極W2ms、走査電極X2s間で、同時に書込放電
が発生し、第2ブロックBL2内の全セルについてデー
タ書き込みが行われる。従って、第2ブロックBL2に
関する書込放電の所要期間もまたtwoとなる。
【0095】最後に、図7(a3)及び(c3)に示し
た様に、第3ブロックBL3の走査電極X3tに、同一
タイミングで走査パルスSP3を印加するとともに、第
3ブロックBL3の書込電極W3mtには、各セルの表
示データに応じて、走査パルスSP3と同一タイミング
のデータパルスDP3が加えられる。これにより、書込
電極W3mt、走査電極X3t間で、同時に書込放電が
発生し、第3ブロックBL3内の全セルについてデータ
書き込みが行われる。従って、第3ブロックBL3に関
する書込放電の所要期間もまたtwoとなる。
【0096】この様にして書込放電を行った場合、1画
面の全セルについての書込放電期間twは、各ブロック
BL1〜BL3に関する書込放電の所要時間の合計とな
る。即ち、書込放電時間twは3×twoであり、図1
4に示した従来例における書込放電期間twの3/N倍
となる。また、この時、1画面の全セルについてのアド
レス期間は(tp+te+3×two)であり、従来例
に比して大幅な期間短縮が実現できる。
【0097】また、維持放電期間tsでは、従来例と同
様に、走査電極X11〜X1R、X21〜X2S、X3
1〜X3Tと維持電極Y1〜YNとの間に印加する維持
パルスSS1とSS2によって、1画面の全セルについ
て同時に放電を発生させ、書込放電期間twにおいて書
込放電した表示セルを維持放電させて発光を維持させ
る。
【0098】また、本実施の形態では、書込駆動部51
が、前記書込電極Wmn(1≦n≦N、1≦m≦M)に
個々に対応した構成になっているので、実施の形態1の
場合と全く同様にして、書込放電期間tw以外の期間、
例えばプライミング放電期間tpにおいて、各セルの特
性に応じて、1画面の全セルの書込電極W1mr、W2
ms、W3mtを駆動する必要が生じた場合にも各セル
ごとに個々に対応することができる。
【0099】即ち、各書込電極Wmnがそれぞれ画素に
対応していれば、プライミング放電期間tpにおいて、
各セルごとに、その特性に応じた最適な電圧を対応する
書込電極Wmnに同時に印加することができ、従来の画
像表示装置に比べて、より安定したプライミング放電を
行うことができる。特に、大画面のPDPを使用する場
合には、画面内の位置によって、各セルの放電特性のば
らつきが増加しやすいため、各セルごとの印加電圧の調
整による効果が大きい。
【0100】また、安定した消去放電を行うために、消
去放電期間teにおいて書込電極に所定の電圧を印加す
ることができ、プライミング放電の場合と同様に、各セ
ルごとに印加電圧を調整することによって、消去放電を
より安定させることができる。また、走査電極X1〜X
N、維持電極Y1〜YN間で放電を行う維持放電期間t
sにおいても、書込電極Wmnに所定の電圧を印加する
ことができ、各セル毎に印加電圧を調整することによっ
て、例えば走査電極X1〜XN、書込電極Wmn間で発
生しやすい誤った放電をより確実に防止することができ
る。特に大画面のPDPにおいて、これらの効果が大き
い。
【0101】一方、書込放電期間twのみにおいて書込
電極を駆動させ、それ以外の期間において書込電極を駆
動させない構成とすることもでき、この場合、書込駆動
部51の構成を簡略化できる。即ち、本実施の形態で
は、各ブロックBL1〜BL3に関し、各アドレス期間
中の書込放電期間は、ブロック同士で時間的に重複しな
い。このため、書込駆動部51が、第1ブロックBL1
〜第3ブロックBL3のなかで最も多くの走査線を有す
るブロックに含まれる書込電極に対応した構成であれ
ば、全セルについて書込放電を行うことができる。
【0102】なお、本実施の形態の様に、1フィールド
を8つのサブフィールドに時間的に分割して発光させる
場合には、図7(b)で示した各サブフィールド毎の一
連の放電動作を合計8回行うことになり、アドレス期間
の短縮の効果が更に増大する。その結果、前記の相対比
に準じた各サブフィールドの維持放電期間をより長く設
定することができるので、輝度の向上が見込める。
【0103】実施の形態3.実施の形態1では、書込駆
動部51が、表示データの書込みを行う書込電極Wmn
(1≦m≦M、1≦n≦N)に個々に対応する構成が必
要であった。そこで、書込駆動部51の構成を簡略化し
ながら、各サブフィールド毎の書込放電に要する時間を
短縮して高解像度化や多階調化を実現する方式を示す。
【0104】図9は、実施の形態3による画像表示装置
について、画像表示部(画面)全体の構成例を示した図
である。実施の形態2の場合と同様、N本の走査電極が
3つの走査線ブロックBL1〜BL3に分けられてい
る。X1r(1≦r≦R)が第1ブロックBL1に該当
するR本の走査電極であり、X2s(1≦s≦S)が第
2ブロックBL2に該当するS本の走査電極であり、X
3t(1≦t≦T)が第3ブロックBL3に該当するT
本の走査電極である。
【0105】また、本実施の形態では、N本ある維持電
極も、3つの走査線ブロックBL1〜BL3に分けられ
ている。即ち、Y1r(1≦r≦R)が第1ブロックB
L1に該当するR本の維持電極であり、Y2s(1≦s
≦S)が第2ブロックBL2に該当するS本の維持電極
であり、Y3t(1≦t≦T)が第3ブロックBL3に
該当するT本の維持電極である。
【0106】書込電極は、実施の形態2の場合と同様、
各セルに対応して個々に設られており、W1mr(1≦
m≦M、1≦r≦R)が第1ブロックBL1に該当する
書込電極であり、W2ms(1≦m≦M、1≦s≦S)
が第2ブロックBL2に該当する書込電極であり、W3
mt(1≦m≦M、1≦t≦T)が第3ブロックBL3
に該当する書込電極である。なお、m、r、s及びtは
いずれも整数であり、R、S及びTの和はNである。
【0107】本実施の形態において画像表示装置の階調
表示を実現する方法は、図4(a)に示した前記実施の
形態1の方法と同様である。また、本実施の形態による
画像表示装置の概略構成は、図3に示した実施の形態1
の構成と同様であるが、書込駆動部51は、一つの走査
線ブロックの各書込電極については、個々に対応するこ
とができる構成、即ち、最も多くの走査線を有するブロ
ックに含まれる書込電極に対応した構成となっている。
【0108】図10は、実施の形態3による各サブフィ
ールドにおける一連の放電動作を模擬的に示した図であ
る。プライミング放電、消去放電及び書込放電は、いず
れも各ブロックBL1〜BL3ごとに行われている。即
ち、まず、第1ブロックBL1に含まれるR本の全走査
線上の全セルについて同時にプライミング放電を行った
後に、同一のセルについて同時に消去放電を行う。そし
て、書込放電動作は第1ブロックBL1の全走査線上の
セルについて、その表示データに基づいて、前記書込駆
動部51を経由して書込放電を同時に行う。
【0109】第1ブロックBL1に続いて、第2ブロッ
クBL2に含まれるS本の全走査線上の全セルについて
も、第1ブロックと同様に、プライミング放電期間tp
に同時にプライミング放電を行った後、消去放電期間t
e同時に消去放電を行う。そして、書込放電動作は、書
込放電期間twに、第2ブロックBL2の全走査線上の
各セルの表示データに基づいて、書込駆動部51を経由
して書込放電を同時に行う。
【0110】最後に第3ブロックBL3に含まれるT本
の全走査線における全セルについても、第1ブロックB
L1及び第2ブロックBL2と同様、同時にプライミン
グ放電を行った後、同時に消去放電を行う。そして、書
込放電動作は第3ブロックBL3の全走査線上の全セル
の表示データに基づいて、書込駆動部51を経由して書
込放電を同時に行う。
【0111】この様にして各放電を行った場合、1画面
の全セルについてのアドレス期間は、各ブロックBL1
〜BL3に関するアドレス期間の合計となる。各ブロッ
クBL1〜BL3のアドレス期間は、プライミング放
電、消去放電及び書込放電を合計した期間(tp+te
+tw)であり、1画面内の全セルにおけるアドレス期
間は、3×(tp+te+tw)となる。
【0112】本実施の形態では、実施の形態2の場合と
同様、各ブロックBL1〜BL3における各アドレス期
間の中の書込放電期間は、ブロック同士で時間的に重複
しない。従って、書込駆動部51は、第1ブロックBL
1〜第3ブロックBL3のなかで最も多くの走査線を保
有するブロックに該当している各書込電極に対応した構
成であればよい。
【0113】なお、各ブロックの書込みについては、上
記のBL1、BL2、BL3の順番でなくてもよく、任
意に設定ができる。また、分割するブロック数は3つに
限定されるものではない。
【0114】図11は、各電極の駆動波形を示したタイ
ミングチャートである。同図(a1)は、第1ブロック
BL1の走査電極X11〜X1Rについて、(a2)
は、第2ブロックBL2の走査電極X21〜X2Sにつ
いて、(a3)は、第3ブロックBL3の走査電極X3
1〜X3Tについて、それぞれの駆動波形を示した図で
ある。
【0115】また、同図(b1)は、第1ブロックBL
1の維持電極Y11〜Y1Rについて、(b2)は、第
2ブロックBL2の維持電極Y21〜Y2Sについて、
(b3)は、第3ブロックBL3の維持電極Y31〜Y
3Tについて、それぞれの駆動波形を示した図である。
【0116】さらに、同図(c1)は、第1ブロックB
L1の各書込電極W1mr(1≦m≦M、1≦r≦R)
について、(c2)は、第2ブロックBL2の各書込電
極W2ms(1≦m≦M、1≦s≦S)について、(c
3)は、第3ブロックBL3の各書込電極W3mt(1
≦m≦M、1≦t≦T)について、それぞれのデータ駆
動波形を示した図である。
【0117】まず、第1ブロックBL1におけるアドレ
ス期間について説明する。このアドレス期間は、プライ
ミング放電、消去放電及び書込放電により構成される。
プライミング放電期間tpでは、図11(a1)に示し
た様に、第1ブロックBL1の各走査電極X11〜X1
Rに対し、同一タイミングのパルスPP1を印加して、
第1ブロックBL1の全セルについて同時にプライミン
グ放電を行う。
【0118】次に、消去放電期間teにおいては、図1
1(b1)に示した様に、第1ブロックBL1の各維持
電極Y11〜Y1Rに対し、同一タイミングの消去パル
スEP1を印加して、第1ブロックBL1の全セルにつ
いて同時に消去放電を行う。
【0119】さらに、書込放電期間twでは、図11
(a1)及び(c1)に示した様に、第1ブロックBL
1の走査電極X1rに、同一タイミングで走査パルスS
P1を印加するとともに、第1ブロックBL1の書込電
極W1mrには、各セルの表示データに応じて、走査パ
ルスSP1と同一タイミングのデータパルスDP1が加
えられる。これにより、書込電極W1mr、走査電極X
1r間で、同時に書込放電が発生し、第1ブロックBL
1内の全セルについてデータ書き込みが行われる。
【0120】次に、第2ブロックBL2においても、第
1ブロックBL1の場合と同様にして、プライミング放
電、消去放電及び書込放電を順次に行う。即ち、図11
(a2)に示した様に、各走査電極X21〜X2Sに対
し、パルスPP2を印加して、第2ブロックBL2の全
セルについて同時に放電を行った後、図11(b2)に
示した様に、維持電極Y21〜Y2Sに対しパルスEP
2を印加して、第2ブロックBL2の全セルについて同
時に消去放電を行う。そして、図11(a2)及び(c
2)に示した様に、各走査電極X2s、各書込電極W2
msに対し、同一タイミングでそれぞれ走査パルスSP
2、データパルスDP2を印加して、第2ブロックBL
2内の全セルについて同時に書込放電を発生させる。
【0121】最後に、第3ブロックBL3についても、
第1ブロックBL1及び第二のブロックBL2の場合と
同様にして、プライミング放電、消去放電及び書込放電
を順次に行う。この様子を図11(a3)、(b3)及
び(c3)に示す。
【0122】この様にして書込放電を行った場合、1画
面の全セルについてのアドレス期間は、各ブロックBL
1〜BL3についてのアドレス期間の合計、即ち、3×
(tp+te+two)になり、従来例に比して大幅な
期間短縮が実現できる。
【0123】なお、維持放電期間tsでは、第1ブロッ
クBL1では、走査電極X1rと維持電極Y1rとに印
加される維持パルスSS1とSS2によって第1ブロッ
クBL1の全セル同時に放電を発生させる。第2ブロッ
クBL2の走査電極X2sと維持電極Y2s、及び、第
3ブロックBL3の走査電極X3tと維持電極Y3tに
ついても同様に、維持パルスSS1とSS2によって放
電を発生させ、1画面を構成する全セルについて、各書
込放電期間において書込放電した表示セルを同時に維持
放電させて発光を維持させる。
【0124】また、本実施の形態では、各ブロックBL
1〜BL3のアドレス期間は重複していないため、書込
放電期間もブロック同士で時間的に重複していない。こ
のため、書込駆動部51は、各ブロックBL1〜BL3
のなかで最も多くの走査線を保有するブロックに該当し
ている各書込電極に対応した構成とすることができる。
【0125】特に、本実施の形態においては、各ブロッ
クBL1〜BL3のプライミング放電期間、消去放電期
間も重複していないため、書込駆動部51が、最大の走
査線を保有するブロックの各書込電極に対応していれ
ば、各ブロックの全セルへの書込放電期間tw以外の期
間、例えばプライミング放電期間において、書込電極を
駆動する必要が生じた場合にも、対応が可能である。
【0126】即ち、プライミング放電が各ブロックごと
に行われるため、各ブロックのプライミング放電期間t
pにおいて、プライミング放電されるブロック内の各セ
ルの書込電極に対し、セルの放電特性に応じた電圧を個
々に印加することができる。また、消去放電も各ブロッ
クごとに行われるため、各ブロックの消去放電期間te
においても、プライミング放電時と全く同様にして、そ
のブロック内の各セルの書込電極に対し、セルの放電特
性に応じた電圧を印加することができる。
【0127】なお、本実施の形態の様に、1フィールド
を8つのサブフィールドに時間的に分割して発光させる
場合には、図10(b)で示した各サブフィールド毎の
一連の放電動作を合計8回行うことになり、アドレス期
間の短縮の効果が更に増大する。その結果、前記の相対
比に準じた各サブフィールドの維持放電期間をより長く
設定することができるので、輝度の向上が見込める。
【0128】
【発明の効果】本発明による画像表示装置は、走査線上
の一連の画素に対応して、対をなす電極素子を配置する
とともに、各画素に対応して書込電極を配置し、各書込
電極をパネル基板の反対面へ電気的に接続して構成され
る。従って、同一走査線上の画素に対してのみならず、
異なる走査線上の画素に対しても、略同一タイミングで
書込放電を行うことができ、書込放電期間を短縮するこ
とができる。また、書込電極が各画素に対応して設けら
れているため、いずれかの書込電極に欠陥が生じた場合
であっても画面上では目立ちにくい。
【0129】また、本発明による画像表示装置は、対を
なす電極素子の一方が走査電極であり、他方が維持電極
であり、書込電極が走査電極とともに書込放電を行う様
に構成される。従って、異なる走査線上の画素に対して
も、略同一タイミングで書込放電を行うことができ、書
込放電期間を短縮することができる。
【0130】また、本発明による画像表示装置は、画像
記憶手段が、各サブフィールドの画像データを出力し、
第一の駆動手段が、各書込電極に対し、前記画像データ
に基づいて、略同一のタイミングで駆動制御を行って、
各画素に対し、略同一のタイミングで書込放電を行う。
このため、書込放電期間の短縮により、発光シーケンス
におけるアドレス期間を短縮することができる。従っ
て、表示画像の輝度を向上させることができ、より高解
像度化し、或いは、より多階調化することが可能とな
る。
【0131】また、本発明による画像表示装置は、各走
査線を2以上の走査線ブロックに分割し、一つの走査線
ブロックの書込電極に対し、略同一のタイミングで書込
放電を行って、各走査線ブロックについて順次に書込放
電を行う。従って、書込放電による電力消費が一時に集
中するのを緩和しつつ、発光シーケンスにおけるアドレ
ス期間を短縮し、表示画像の輝度を向上させることがで
きるので、より高解像度化し、或いは、より多階調化す
ることが可能となる。
【0132】また、本発明による画像表示装置は、前記
第一の駆動手段が、プライミング放電又は消去放電の
際、各画素の書込電極に対し、各画素の特性に応じて予
め定められた所定の電圧を印加する手段として構成され
る。従って、プライミング放電又は消去放電を行う際、
書込電極への印加電圧を各セルごとに調節し、より安定
した放電を行わせることができる。
【0133】また、本発明による画像表示装置は、前記
第一の駆動手段が、維持放電の際、各画素の書込電極に
対し、各画素の特性に応じて予め定められた所定の電圧
を印加する手段として構成される。従って、維持放電を
行う際、書込電極への印加電圧を各セルごとに調節し、
より安定した放電を行わせることができる。
【0134】また、本発明による画像表示装置は、各走
査線を2以上の走査線ブロックに分割し、第二の駆動手
段が、プライミング放電の際、一つの走査線ブロックに
対し、略同一のタイミングで駆動制御を行うとともに、
消去放電の際、一つの走査線ブロックに対し、略同一の
タイミングで駆動制御を行い、第一の駆動手段が、書込
放電の際、この走査線ブロックに対し、略同一のタイミ
ングで駆動制御を行う。即ち、各ブロックごとに、順次
にプライミング放電、消去放電及び書込放電を行う。従
って、第一の駆動手段が、全ての書込電極に対応してい
なくとも、一つの走査線ブロックの各書込電極に対応し
ていればよいので、簡単な回路構成により、発光シーケ
ンスにおけるアドレス期間を短縮し、表示画像の輝度を
向上させることができる。
【0135】また、本発明による画像表示装置は、各走
査線を2以上の走査線ブロックに分割し、各走査線ブロ
ックごとに、順次にプライミング放電、消去放電及び書
込放電を行う装置であって、第一の駆動手段が、プライ
ミング放電又は消去放電の際、対象となる走査線ブロッ
クの書込電極に対し、各画素の特性に応じて予め定めら
れた所定の電圧を印加する。従って、第一の駆動手段
が、一つの走査線ブロックの各書込電極に対応している
だけで、プライミング放電又は消去放電を行う際、書込
電極への印加電圧を各セルごとに調節し、より安定した
放電を行わせることができる。
【0136】一方、本発明による画像表示方法は、対を
なす電極素子の一方に対し、所定の走査パルスを印加す
るとともに、各書込電極に対し、データパルスを印加し
て、各画素に対し、略同一のタイミングで書込放電を行
う。従って、発光シーケンスにおけるアドレス期間を短
縮し、表示画像の輝度を向上させることができるので、
より高解像度化し、或いは、より多階調化することが可
能となる。
【0137】また、本発明による画像表示方法は、各走
査線を2以上の走査線ブロックに分割し、一つの走査線
ブロックの対をなす電極素子の一方に対し、走査パルス
を印加するとともに、この走査線ブロックの書込電極に
対し、データパルスを印加し、各画素ブロックごとに、
順次に略同一のタイミングで書込放電を行う。従って、
書込放電による電力消費が一時に集中するのを緩和しつ
つ、発光シーケンスにおけるアドレス期間を短縮し、表
示画像の輝度を向上させることができるので、より高解
像度化し、或いは、より多階調化することが可能とな
る。
【0138】また、本発明による画像表示方法は、対を
なす電極素子の一方に対し、放電パルスを印加するとと
もに、書込電極に対し、各画素の特性に応じて予め定め
られた所定の電圧を印加する。従って、プライミング放
電を行う際、書込電極への印加電圧を各セルごとに調節
し、より安定した放電を行わせることができる。
【0139】また、本発明による画像表示方法は、対を
なす電極素子の他方に対し、消去パルスを印加するとと
もに、書込電極に対し、各画素の特性に応じて予め定め
られた所定の電圧を印加する。従って、消去放電を行う
際、書込電極への印加電圧を各セルごとに調節し、より
安定した放電を行わせることができる。
【0140】また、本発明による画像表示方法は、対を
なす電極素子に対し、維持パルスを印加するとともに、
書込電極に対し、各画素の特性に応じて予め定められた
所定の電圧を印加する。従って、維持放電を行う際、書
込電極への印加電圧を各セルごとに調節し、より安定し
た放電を行わせることができる。
【0141】また、本発明による画像表示方法は、各走
査線を2以上の走査線ブロックに分割し、一つの走査線
ブロックの対をなす電極素子の一方に対し、略同一のタ
イミングでプライミング放電を行った後、この走査線ブ
ロックの対をなす電極素子の他方に対し、略同一のタイ
ミングで消去放電を行い、さらに、この走査線ブロック
の書込電極に対し、略同一のタイミングで書込放電を行
う。即ち、各走査線ブロックごとに順次にプライミング
放電、消去放電及び書込放電を行う。従って、第一の書
込電極の駆動手段が、各書込電極に対応していなくと
も、一つの走査線ブロックの各書込電極に対応していれ
ばよいので、簡単な回路構成により、発光シーケンスに
おけるアドレス期間を短縮し、表示画像の輝度を向上さ
せることができる。
【0142】また、本発明による画像表示方法は、各走
査線を2以上の走査線ブロックに分割し、各走査線ブロ
ックごとに、順次にプライミング放電、消去放電及び書
込放電を行う方法であって、プライミング放電の際、対
象となる走査線ブロックの書込電極に対し、各画素の特
性に応じて予め定められた所定の電圧を印加する。従っ
て、書込電極の駆動手段が、一つの走査線ブロックの各
書込電極に対応しているだけで、プライミング放電を行
う際、書込電極への印加電圧を各セルごとに調節し、よ
り安定した放電を行わせることができる。
【0143】また、本発明による画像表示方法は、各走
査線を2以上の走査線ブロックに分割し、各走査線ブロ
ックごとに、順次にプライミング放電、消去放電及び書
込放電を行う方法であって、消去放電の際、対象となる
走査線ブロックの書込電極に対し、各画素の特性に応じ
て予め定められた所定の電圧を印加する。従って、書込
電極の駆動手段が、一つの走査線ブロックの各書込電極
に対応しているだけで、消去放電を行う際、書込電極へ
の印加電圧を各セルごとに調節し、より安定した放電を
行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1による画像表示装置について、
画像表示部(画面)全体の構成例を示した図である。
【図2】 図1に示した画面表示部の背面パネルの構造
の一部を例示した概略図である。
【図3】 画像表示装置全体の概略構成を示したブロッ
ク図である。
【図4】 各サブフィールドにおける一連の放電動作を
模擬的に示した図である。
【図5】 各電極の駆動波形を示したタイミングチャー
トである。
【図6】 実施の形態2による画像表示装置について、
画像表示部(画面)全体の構成例を示した図である。
【図7】 各サブフィールドにおける一連の放電動作を
模擬的に示した図である。
【図8】 各電極の駆動波形を示したタイミングチャー
トである。
【図9】 実施の形態2による画像表示装置について、
画像表示部(画面)全体の構成例を示した図である。
【図10】 各サブフィールドにおける一連の放電動作
を模擬的に示した図である。
【図11】 各電極の駆動波形を示したタイミングチャ
ートである。
【図12】 従来のプラズマ・ディスプレイ・パネルの
構造の一部を示した概略図である。
【図13】 図12に示した従来のPDPについて画像
表示部(画面)全体の構成を示した図である。
【図14】 PDPの各電極の駆動波形の一例を示すタ
イミングチャートである。
【図15】 1フィールドにおける発光シーケンスの一
例を模式的に示した図である。
【符号の説明】
10 背面パネル、 12 リブ、 1
3 蛍光体 14 取出し端子、 19 ガラス基板 20 前面パネル 21 誘電体、 2
2 保護膜 29 ガラス基板 1 映像信号、 2 同期信号、 3
A/D変換部 4 フレームメモリ部、51 書込駆動部、 5
2 XY駆動部 6 制御部、 7 プラズマ・ディスプレ
イ・パネル(PDP) BL1〜BL3 走査線ブロック SF0〜SF7 サブフィールド N 全走査線の数 R 第1ブロックに含まれる走査線の数 S 第2ブロックに含まれる走査線の数 T 第3ブロックに含まれる走査線の数 X、X1〜XN、X11〜X1R、X21〜X2S、X
31〜X3T 走査電極 Y、Y1〜XN、Y11〜Y1R、Y21〜Y2S、Y
31〜Y3T 維持電極 W、W1〜WN、Wmn、W1mr、W2ms、W3m
t 書込電極 tp プライミング放電期間 te 消去放電期間 tw 書込放電期間 two 一走査線についての書込放電の期間 ts 維持放電期間 PP、PP1、PP2、PP3 放電パルス EP、EP1、EP2、EP3 消去パルス SP、SP1、SP2、SP3 走査パルス SS1、SS2 維持パルス

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画面を構成する複数の画素が、パネル基
    板上でマトリックス状に配置された画像表示装置におい
    て、 走査線方向に配置され、走査線上の一連の画素につい
    て、プライミング放電、消去放電、書込放電及び維持放
    電を行う対をなす電極素子を走査線と交叉する方向に複
    数配置した電極と、 各画素に対応して前記パネル基板の一面に配置され、そ
    れぞれがパネル基板の反対面へ電気的に接続され、各画
    素の書込放電を電極素子とともに行う複数の書込電極と
    を備えたことを特徴とする画像表示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像表示装置におい
    て、 対をなす電極素子の一方は、走査線上の一連の画素につ
    いて、プライミング放電、消去放電、書込放電及び維持
    放電を行う走査電極であり、 対をなす電極素子の他方は、走査線上の一連の画素につ
    いて、プライミング放電、消去放電及び維持放電を行う
    維持電極であるとともに、 書込電極が、走査電極とともに書込放電を行うことを特
    徴とする画像表示装置。
  3. 【請求項3】 1フィールドを構成する各サブフィール
    ドごとに、書込放電を行う請求項1又は2に記載の画像
    表示装置において、 画像データを記憶する画像記憶手段と、書込電極を駆動
    制御する第一の駆動手段とを備え、 画像記憶手段は、各サブフィールドの画像データを第一
    の駆動手段へ出力する手段として構成され、 第一の駆動手段は、各書込電極に対し、前記画像データ
    に基づいて、略同一のタイミングで駆動制御を行う手段
    として構成され、 各画素に対し、略同一のタイミングで書込放電を行うこ
    とを特徴とする画像表示装置。
  4. 【請求項4】 1フィールドを構成する各サブフィール
    ドごとに、書込放電を行う請求項1又は2に記載の画像
    表示装置において、 画像データを記憶する画像記憶手段と、書込電極を駆動
    制御する第一の駆動手段とを備え、 各走査線を、それぞれが2以上の走査線を包含する、2
    以上の走査線ブロックに分割し、 画像記憶手段が、一つの走査線ブロックについて、サブ
    フィールドの画像データを第一の駆動手段へ出力する手
    段として構成され、 第一の駆動手段が、この走査線ブロックの書込電極に対
    し、前記画像データに基づいて、略同一のタイミングで
    駆動制御を行う手段として構成され、 各走査線ブロックごとに、順次、略同一のタイミングで
    書込放電を行うことを特徴とする画像表示装置。
  5. 【請求項5】 1フィールドを構成する各サブフィール
    ドごとに、プライミング放電又は消去放電を行う請求項
    3又は4に記載の画像表示装置において、 第一の駆動手段が、プライミング放電又は消去放電の
    際、各画素の特性に応じて予め定められた所定の電圧を
    書込電極に印加する手段として構成されることを特徴と
    する画像表示装置。
  6. 【請求項6】 1フィールドを構成する各サブフィール
    ドごとに、維持放電を行う請求項3又は4に記載の画像
    表示装置において、 第一の駆動手段が、維持放電の際、各画素の特性に応じ
    て予め定められた所定の電圧を書込電極に印加する手段
    として構成されることを特徴とする画像表示装置。
  7. 【請求項7】 1フィールドを構成する各サブフィール
    ドごとに、プライミング放電及び消去放電を行う請求項
    4に記載の画像表示装置において、 電極素子を駆動制御する第二の駆動手段を備え、 第二の駆動手段が、プライミング放電の際、一つの走査
    線ブロックの対をなす電極素子の一方に対し、略同一の
    タイミングで駆動制御を行う一方、 消去放電の際、この走査線ブロックの対をなす電極素子
    の他方に対し、略同一のタイミングで駆動制御を行う手
    段として構成され、 走査線ブロックごとに、順次、プライミング放電、消去
    放電及び書込放電を行うことを特徴とする画像表示装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の画像表示装置におい
    て、前記第一の駆動手段が、プライミング放電又は消去
    放電の際、各画素の特性に応じて予め定められた所定の
    電圧を書込電極に印加する手段として構成されることを
    特徴とする画像表示装置。
  9. 【請求項9】 請求項1又は2に記載の画像表示装置に
    おいて、1フィールドを構成する各サブフィールドごと
    に、書込放電を行う画像表示方法であって、 対をなす電極素子の一方に対し、所定の走査パルスを印
    加するとともに、各書込電極に対し、サブフィールドの
    画像データに基づいて、データパルスを印加し、 各画素に対し、略同一のタイミングで書込放電を行うこ
    とを特徴とする画像表示方法。
  10. 【請求項10】 請求項1又は2に記載の画像表示装置
    において、1フィールドを構成する各サブフィールドご
    とに、書込放電を行う画像表示方法であって、 各走査線を、それぞれが2以上の走査線を包含する、2
    以上の走査線ブロックに分割し、 一つの走査線ブロックの対をなす電極素子の一方に対
    し、走査パルスを印加するとともに、この走査線ブロッ
    クの書込電極に対し、サブフィールドの画像データに基
    づいて、データパルスを印加し、 各走査線ブロックごとに、順次、略同一のタイミングで
    書込放電を行うことを特徴とする画像表示方法。
  11. 【請求項11】 1フィールドを構成する各サブフィー
    ルドごとに、プライミング放電及び消去放電を行う請求
    項9又は10に記載の画像表示方法であって、 プライミング放電の際、対をなす電極素子の一方に対し
    放電パルスを印加するとともに、各画素の特性に応じて
    予め定められた所定の電圧を書込電極に印加することを
    特徴とする画像表示方法。
  12. 【請求項12】 1フィールドを構成する各サブフィー
    ルドごとに、プライミング放電及び消去放電を行う請求
    項9又は10に記載の画像表示方法であって、 消去放電の際、対をなす電極素子の他方に対し消去パル
    スを印加するとともに、各画素の特性に応じて予め定め
    られた所定の電圧を書込電極に印加することを特徴とす
    る画像表示方法。
  13. 【請求項13】 1フィールドを構成する各サブフィー
    ルドごとに、維持放電を行う請求項9又は10に記載の
    画像表示方法であって、 維持放電の際、対をなす電極素子に対し維持パルスを印
    加するとともに、各画素の特性に応じて予め定められた
    所定の電圧を書込電極に印加することを特徴とする画像
    表示方法。
  14. 【請求項14】 1フィールドを構成する各サブフィー
    ルドごとに、プライミング放電及び消去放電を行う請求
    項10に記載の画像表示方法であって、 一つの走査線ブロックの対をなす電極素子の一方に対
    し、走査パルスを印加して、略同一のタイミングでプラ
    イミング放電を行った後、 この走査線ブロックの対をなす電極素子の他方に対し、
    消去パルスを印加して、略同一のタイミングで消去放電
    を行い、 さらに、この走査線ブロックの書込電極に対し、略同一
    のタイミングで書込放電を行い、 各走査線ブロックごとに、順次、プライミング放電、消
    去放電及び書込放電を行うことを特徴とする画像表示方
    法。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載の画像表示方法であ
    って、プライミング放電の際、プライミング放電を行う
    走査線ブロックの書込電極に対し、各画素の特性に応じ
    て予め定められた所定の電圧を印加することを特徴とす
    る画像表示方法。
  16. 【請求項16】 請求項14に記載の画像表示方法であ
    って、消去放電の際、消去放電を行う走査線ブロックの
    書込電極に対し、各画素の特性に応じて予め定められた
    所定の電圧を印加することを特徴とする画像表示方法。
JP9042583A 1997-02-26 1997-02-26 画像表示装置及び画像表示方法 Pending JPH10240188A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9042583A JPH10240188A (ja) 1997-02-26 1997-02-26 画像表示装置及び画像表示方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9042583A JPH10240188A (ja) 1997-02-26 1997-02-26 画像表示装置及び画像表示方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10240188A true JPH10240188A (ja) 1998-09-11

Family

ID=12640101

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9042583A Pending JPH10240188A (ja) 1997-02-26 1997-02-26 画像表示装置及び画像表示方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10240188A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001236038A (ja) * 1999-12-14 2001-08-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd プラズマディスプレイパネルの駆動方法及びプラズマディスプレイ装置
US6744203B2 (en) 2001-03-13 2004-06-01 Samsung Sdi Co., Ltd. Plasma display panel having reduced addressing time and increased sustaining discharge time

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001236038A (ja) * 1999-12-14 2001-08-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd プラズマディスプレイパネルの駆動方法及びプラズマディスプレイ装置
US6744203B2 (en) 2001-03-13 2004-06-01 Samsung Sdi Co., Ltd. Plasma display panel having reduced addressing time and increased sustaining discharge time

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11282398A (ja) 表示装置および該表示装置の駆動方法
JPH1195718A (ja) Ac型pdpの駆動方法及びプラズマ表示装置
JPH1124628A (ja) プラズマディスプレイパネルの階調表示方法
JPH11352925A (ja) Pdpの駆動方法
JP3524323B2 (ja) プラズマディスプレイパネルの駆動装置
JP4089759B2 (ja) Ac型pdpの駆動方法
JPH10319901A (ja) プラズマディスプレイパネルの駆動方法
KR20030091046A (ko) 디스플레이 디바이스 상에서의 디스플레이를 위해 비디오화상을 처리하기 위한 방법
KR100573119B1 (ko) 패널구동장치
KR100596546B1 (ko) 플라즈마 디스플레이 패널의 구동 방법
JPH10177365A (ja) プラズマディスプレイパネル表示装置の駆動制御装置
JPH11265163A (ja) Ac型pdpの駆動方法
JPH10240188A (ja) 画像表示装置及び画像表示方法
JPH11119728A (ja) Ac型pdpの駆動方法及びプラズマ表示装置
US20050083250A1 (en) Addressing cells of a display panel
JPH09305142A (ja) ディスプレイ装置
KR20040018496A (ko) 플라즈마 디스플레이 패널 표시장치와 그 구동방법
JPH10177364A (ja) プラズマディスプレイパネル表示装置の駆動制御装置
KR100564300B1 (ko) 플라즈마 디스플레이 패널의 구동 방법
JPH10177366A (ja) プラズマディスプレイパネル表示装置の駆動制御装置
JP4977963B2 (ja) プラズマディスプレイパネルの駆動方法
KR100481324B1 (ko) 플라즈마 디스플레이 패널의 구동장치 및 방법
JP2777125B2 (ja) 表示装置、駆動回路、及び階調表示方法
KR100603305B1 (ko) 패널구동장치
JP2005215246A (ja) プラズマディスプレイパネルの駆動方法及びその装置並びにプラズマ表示装置