JPH10239778A - 透過形スクリーン - Google Patents

透過形スクリーン

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JPH10239778A
JPH10239778A JP9048129A JP4812997A JPH10239778A JP H10239778 A JPH10239778 A JP H10239778A JP 9048129 A JP9048129 A JP 9048129A JP 4812997 A JP4812997 A JP 4812997A JP H10239778 A JPH10239778 A JP H10239778A
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lenticular lens
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秀彦 堀
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B21/00Projectors or projection-type viewers; Accessories therefor
    • G03B21/54Accessories
    • G03B21/56Projection screens
    • G03B21/60Projection screens characterised by the nature of the surface
    • G03B21/62Translucent screens
    • G03B21/625Lenticular translucent screens

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Overhead Projectors And Projection Screens (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ざらつきがなく、光沢と奥行きを感じること
ができる映像を表示することができ、外光による映像品
質の劣化の少ない透過形スクリーンを提供する。 【解決手段】 入射した映像光を拡散させる拡散材5を
含有しており、映像光出射面側に互いに間隔をあけて並
列に配置された複数の半円柱状の第2のレンズ部4b
と、映像光出射面側であって第2のレンズ部4bの間の
映像光が通過しない非集光部4cとを有するレンチキュ
ラーレンズシート4を備えており、レンチキュラーレン
ズシート4の映像光出射面側に光沢があり光透過性を持
つ光沢透過性層6を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、背面投写型表示装
置等に組み込まれる画像表示用の透過形スクリーンに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図19は、従来の透過形スクリーンを組
み込んだ背面投写型表示装置の基本構成を概略的に示す
ものであり、同図(a)は表示装置の斜視図、同図
(b)は同図(a)のA部の水平断面を示す拡大図であ
る。
【0003】図19に示される表示装置においては、映
像発生装置1より発せられた映像光は、拡大投写されな
がら、即ち、発散しながら透過形スクリーン2へ向けら
れる。この発散光はフレネルレンズシート3を透過する
ことによって屈折されてほぼ平行光になり、レンチキュ
ラーレンズシート4に入射する。レンチキュラーレンズ
シート4に入射した映像光は、第1のレンズ部4aによ
って集光され、拡散材5と第2のレンズ部4bにより水
平垂直方向に適度に拡散されて観測者に到達する。尚、
拡散材5は、映像光を屈折及び散乱させることによっ
て、視野角を適度に広げる機能を持つ。また、図19に
おいて、4cは、映像光が透過しない非集光部4cであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図19
(b)に示されるように、レンチキュラーレンズシート
4に拡散材5を含有させた場合には、粒子状の拡散材5
の一部が映像光出射面から突出し、映像光出射面を粗面
化している。このため、表示装置が明るい場所に設置さ
れた場合には、映像光出射面で反射した外光が散乱光と
なって観測者に到達するので、観測者は、映像にざらつ
きを認識し、映像に光沢と奥行きを感じることができ
ず、映像品質が低下するという問題があった。また、映
像光が出射されていない黒色の部分に拡散材5による外
光の散乱光が生じるので、観測者は黒色の部分が白濁し
ているように感じ、このためコントラストが低下すると
いう問題もあった。
【0005】このような問題を解消するために、例え
ば、図20に示されるような光透過性平板9をレンチキ
ュラーレンズシート4の観測者側に設置する対策も考え
られるが、光透過性平板9の表面で正反射した外光の反
射光が、映像光と重なり、映像品質を著しく劣化させて
しまうという問題があった。
【0006】そこで、本発明は、上記したような従来技
術の課題を解決するためになされたものであり、その目
的とするところは、ざらつきがなく、光沢と奥行きを感
じることができる映像を表示することができ、外光によ
る映像品質の劣化の少ない透過形スクリーンを提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の透過形スクリ
ーンは、入射した映像光を拡散させる拡散材を含有して
おり、映像光出射面側に互いに間隔をあけて並列に配置
された複数の半円柱状のレンズ部と、映像光出射面側で
あって前記レンズ部の間の映像光が通過しない非集光部
とを有するレンチキュラーレンズシートを備えたもので
あって、前記レンチキュラーレンズシートの映像光出射
面側に光沢があり光透過性を持つ光沢透過性層を備えた
ことを特徴としている。
【0008】また、請求項2の透過形スクリーンは、上
記請求項1の透過形スクリーンにおいて、前記光沢透過
性層に入射した外光の反射光が、一定の方向に進む正反
射光と、各方向に進む拡散反射光とから成り、前記一定
の方向に進む正反射光の光度と前記一定の方向に進む拡
散反射光の光度とを合計した全反射光の光度Itと、前
記拡散反射光の光度Idとの間に、 It ≧ 1.2 × Id の関係を持たせたことを特徴としている。
【0009】また、請求項3の透過形スクリーンは、上
記請求項1又は2のいずれかの透過形スクリーンにおい
て、前記光沢透過性層が、前記レンチキュラーレンズシ
ートの映像光出射面に塗布された塗料であることを特徴
としている。
【0010】また、請求項4の透過形スクリーンは、上
記請求項1又は2の透過形スクリーンにおいて、前記光
沢透過性層が、前記レンチキュラーレンズシートの映像
光出射面に貼付されたフィルムであることを特徴として
いる。
【0011】また、請求項5の透過形スクリーンは、上
記請求項1又は2の透過形スクリーンにおいて、前記光
沢透過性層が、前記レンチキュラーレンズシートの映像
光出射面側に備えられ、前記レンチキュラーレンズシー
トと一体に構成され、拡散材を含有しない樹脂であるこ
とを特徴としている。
【0012】また、請求項6の透過形スクリーンは、上
記請求項1乃至5のいずれかの透過形スクリーンにおい
て、前記光沢透過性層が、前記レンズ部の表面にのみ備
えられたことを特徴としている。
【0013】また、請求項7の透過形スクリーンは、上
記請求項1乃至6のいずれかの透過形スクリーンにおい
て、前記光沢透過性層が、光吸収特性のある物質で半透
明に着色されていることを特徴としている。
【0014】また、請求項8の透過形スクリーンは、上
記請求項4,6,7のいずれかの透過形スクリーンにお
いて、前記フィルムが、前記レンチキュラーレンズシー
トの映像光出射面に光透過性の接着剤により接着された
ことを特徴としている。
【0015】また、請求項9の透過形スクリーンは、上
記請求項8の透過形スクリーンにおいて、前記接着剤
が、光吸収特性のある物質で半透明に着色されているこ
とを特徴としている。
【0016】また、請求項10の透過形スクリーンは、
上記請求項8又は9の透過形スクリーンにおいて、前記
接着剤が、紫外線の照射によって硬化する紫外線硬化材
料、可視光線の照射によって硬化する可視光線硬化材
料、又は電磁波の照射によって硬化する電磁波硬化材料
のいずれかによって構成されていることを特徴としてい
る。
【0017】また、請求項11の透過形スクリーンは、
上記請求項8又は9の透過形スクリーンにおいて、前記
接着剤が、加熱によって可塑性を持つ熱可塑性材料によ
って構成されていることを特徴としている。
【0018】また、請求項12の透過形スクリーンは、
上記請求項4,6,7のいずれかの透過形スクリーンに
おいて、前記フィルムが、加熱によって可塑性を持つ熱
可塑性材料によって構成されていることを特徴としてい
る。
【0019】また、請求項13の透過形スクリーンは、
上記請求項1乃至12のいずれかの透過形スクリーンに
おいて、前記非集光部上に光吸収層を備えたことを特徴
としている。
【0020】また、請求項14の透過形スクリーンは、
映像光出射面側に互いに間隔をあけて並列に配置された
複数の半円柱状のレンズ部と、映像光出射面側であって
前記レンズ部の間の映像光が通過しない非集光部とを有
し、入射した映像光を拡散させる拡散材を含有するレン
チキュラーレンズシートを備え、映像発生装置より発せ
られた映像光を透過させて映像を表示するものであっ
て、前記非集光部の表面を鏡面化したことを特徴として
いる。
【0021】また、請求項15の透過形スクリーンは、
上記請求項1乃至12のいずれかの透過形スクリーンに
おいて、前記非集光部の表面を鏡面化したことを特徴と
している。
【0022】また、請求項16の透過形スクリーンは、
上記請求項13の透過形スクリーンにおいて、前記光吸
収層の表面を鏡面化したことを特徴としている。
【0023】また、請求項17の透過形スクリーンは、
上記請求項1乃至16のいずれかの透過形スクリーンに
おいて、前記レンチキュラーレンズシートの映像光入射
面及び映像光出射面の少なくともいずれか一方の面上に
反射防止膜を備えたことを特徴としている。
【0024】また、請求項18の透過形スクリーンは、
上記請求項17の透過形スクリーンにおいて、前記反射
防止膜が、非晶質フッ素樹脂をパーフルオロ溶剤に溶か
して得られる所望の濃度の溶液をスピン法又はディッピ
ング法により塗布して形成された膜であることを特徴と
している。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を添
付の図面に基づいて説明する。
【0026】実施の形態1 図1は、本発明の実施の形態1による透過形スクリーン
を組み込んだ背面投写型表示装置の基本構成を概略的に
示すものであり、同図(a)は、表示装置の斜視図、同
図(b)は、同図(a)のA部の水平断面を示す拡大図
である。
【0027】図1(a)に示されるように、この表示装
置は、ビデオプロジェクター等の映像発生装置1と、こ
の映像発生装置1から発せられた映像光を透過及び結像
させる透過形スクリーン2とを有する。
【0028】透過形スクリーン2は、映像発生装置1側
に配置されたフレネルレンズシート3と、このフレネル
レンズシート3とほぼ平行に配置されたレンチキュラー
レンズシート4とを有する。
【0029】レンチキュラーレンズシート4は、フレネ
ルレンズシート3に向き合う映像光入射面側に並列に配
置された複数の半円柱状の第1のレンズ部4aと、映像
光出射面側に互いに間隔をあけて並列に配置された複数
の半円柱状の第2のレンズ部4bと、映像光出射面側で
あって第2のレンズ部4bの間の映像光が通過しない領
域に設けられた凸状の非集光部4cとを有する。レンチ
キュラーレンズシート4は、第1のレンズ部4aと第2
のレンズ部4bとを互いに対応させている。また、レン
チキュラーレンズシート4は、第1のレンズ部4aの焦
点位置を第2のレンズ部4bの表面にほぼ一致させるよ
うに形成されている。
【0030】また、レンチキュラーレンズシート4に
は、図1(b)に示されるように、映像光を散乱させる
ために、粒子状の拡散材5を分散させて混入させてい
る。拡散材5は、レンチキュラーレンズシート4本体を
構成する物質と屈折率の異なる物質、例えばガラス粉末
やアクリル樹脂等から構成される。
【0031】また、図1(b)に示されるように、レン
チキュラーレンズシート4の映像光出射面の全域、即
ち、第2のレンズ部4bの表面と非集光部4cの表面の
全域には、光沢のある光透過性の塗料(以下、光沢透過
性塗料という。)6が塗布されている。実施の形態1に
おいて、光沢透過性塗料6は、無色透明であり、レンチ
キュラーレンズシート4を構成する材料と密着性があ
り、かつ、この材料を変質させることのない成分から構
成する。好ましい光沢透過性塗料6の種類は、使用され
るレンチキュラーレンズシート4の材料物質によって異
なるが、例えば、レンチキュラーレンズシート4がアク
リル製の場合には、アクリル樹脂系塗料、ウレタン樹脂
系塗料、又は、アクリル・ウレタン樹脂系塗料等を用い
ることができる。ただし、レンチキュラーレンズシート
4の材質及び光沢透過性塗料6の種類は、これら例示し
たものに限定されない。
【0032】また、光沢透過性塗料6は映像光出射面か
ら突出した拡散材5を完全に覆い、且つ、その表面の粗
面度が低く、光沢を有するように塗布する。一般に、拡
散材5の直径は、10〜20μm程度であるので、光沢
透過性塗料6の厚さは、拡散材5の直径以上の厚さ(例
えば、20〜30μm程度)とすることが望ましい。た
だし、拡散材の直径及び光沢透過性塗料6の厚さは、上
記例示した範囲に限定されない。
【0033】さらに、光沢透過性塗料6上には非集光部
4cのみを覆うように、光吸収帯7が形成されている。
光吸収帯7は、例えば、カーボンブラックを配合させた
印刷用インクから構成され、外光の一部を吸収し、外光
の反射光による映像品質の劣化を防止する。
【0034】図1に示される表示装置においては、映像
発生装置1より発せられた映像光は、拡大投写されなが
ら、即ち、発散しながら透過形スクリーン2へ向けられ
る。この発散光はフレネルレンズシート3を透過するこ
とによって屈折されてほぼ平行光になり、その後、レン
チキュラーレンズシート4に入射する。レンチキュラー
レンズシート4に入射した映像光は、第1のレンズ部4
aによって集光され、拡散材5と第2のレンズ部4bに
より水平垂直方向に適度に拡散され、光沢透過性塗料6
を通して観測者に到達する。
【0035】図2は、レンチキュラーレンズシート4に
塗布された光沢透過性塗料6の光沢に関する説明図であ
る。図2において、L1は、レンチキュラーレンズシー
ト4の映像光出射面側の光沢透過性塗料6に入射する外
光を示し、破線は、外光L1が照射された点P1からの
反射光の分布を示す。光沢透過性塗料6に入射した外光
L1の反射光は、正反射によって光沢透過性塗料6の表
面に垂直な方向に進む正反射光と、乱反射によって各方
向に進む拡散反射光とから成る。実施の形態1において
は、正反射光の光度とこれと同じ方向に進む拡散反射光
の光度とを合計した全反射光の光度Itと、拡散反射光
の光度Idとの間に、概ね、 It ≧ 1.2 × Id の関係を持たせたることが好ましい。この関係を持たせ
る理由は、全反射光の光度Itを拡散反射光の光度Id
よりも20%程度大きくすれば、拡散光の中で、確実に
全反射光を識別することができるからである。これに対
し、全反射光の光度Itを拡散反射光の光度Idよりも
10%程度大きくした場合には、拡散光の中で、全反射
光を識別できる人とできない人がでてくる。全反射光の
光度Itを拡散反射光の光度Idよりも20%程度大き
くするという条件は、経験により求められたものであ
り、例えば、全反射光の光度Itを拡散反射光の光度I
dよりも19.9%大きくしたものであってもよい。
【0036】図3(a)は、光沢透過性塗料6を備えな
い従来のレンチキュラーレンズシートの映像光出射面に
おいて外光L1が反射される様子を示す説明図であり、
図3(b)は、実施の形態1の光沢透過性塗料6の表面
において外光L1が反射される様子を示す説明図であ
る。図3(a)に示されるように、光沢透過性塗料6を
備えない場合には、第2のレンズ部4bに入射した外光
L1の反射光が散乱し、破線で示すような広がりを持っ
た分布を示す。このため、観測者の目には、図3(a)
に示した点P1からの正反射光だけではなく、点P1の
近傍に入射した外光の拡散反射光も入射する。即ち、観
測者の目には、映像光(図3には、図示せず)に重ねて
幅の広い範囲からの反射光が入射する。この結果、観測
者は、反射光を映像のざらつきと認識し、映像が全体的
に白く浮いたように感じる。
【0037】これに対し、図3(b)に示されるよう
に、光沢透過性塗料6を備えた場合には、第2のレンズ
部4b上の光沢透過性塗料6に入射した外光の反射光の
多くが正反射光となる。このため、観測者の目には、映
像光(図3には、図示せず)に重ねて図3(b)で示し
た点P1からの反射光は入射するが、点P1の近傍に入
射した外光の拡散反射光は僅かしか入射しない。また、
光沢透過性塗料6の表面は、円柱状の第2のレンズ部4
bの表面と同様の凸状の曲面である。図4(a)及び
(b)は、観測者の目に点P1からの反射光L2のみが
入射する様子を説明するための図であり、外光の発生源
が水平方向に長い棒状の蛍光燈である場合を示してい
る。図3(b)及び図4の場合には、観測者の目に入射
する反射光は主に正反射光であり、且つ、図4(a)に
符号8で示すように、観測者の目に入射する反射光の幅
が非常に狭い。この理由は、図4(b)に示されるよう
に、外光は光沢透過性塗料6の表面、即ち、曲面上で反
射するので、光が反射する位置によって反射光が進む方
向が異なり、その結果、観測者の目に入る反射光L2
は、曲面上の狭い部分から反射したものに限られるから
である。これに対し、外光を平面上で反射させる図5
(b)の場合には、光が反射する位置かかわらず反射光
の進む方向が同じなので、観測者の目に入る反射光L3
は、平面上の広い部分から反射したものとなる。このた
め、図4に示される透過形スクリーンの場合には、観測
者は、反射光L2を外光の反射光として認識するのでは
なく、点P1に表示されている映像の光沢として認識
し、映像に奥行きを感じることができる。
【0038】尚、光透過性平板9を備えた従来の表示装
置の場合には、図5(a)に斜線部分10で示したよう
に(図5(a)は、外光の発生源が水平方向に長い棒状
の蛍光燈である場合を示している。)、また、図5
(b)に3本の矢印で示したように、観測者の目にはあ
る幅をもった正反射光L3が入射するので、観測者は、
反射光を外光の写り込みと認識し、映像光と重なるた
め、映像品質を著しく劣化させてしまう。
【0039】以上説明したように、実施の形態1の透過
形スクリーンによれば、映像光に重なって観測者の目に
入射する反射光の多くを、幅の非常に狭い正反射光とす
ることができる。このため、実施の形態1の透過形スク
リーンによれば、観測者は、散乱反射光が映像光に重な
って観測者の目に入射する場合に生じる映像のざらつき
感や、幅の広い正反射光が映像光に重なって観測者の目
に入射する場合に生じる外光の写り込み等の品質劣化を
感じることがない。実施の形態1の透過形スクリーンに
よれば、幅の非常に狭い正反射光を映像光に積極的に重
ねることによって、観測者に光沢と奥行きのある良質な
映像であると感じさせることができる。
【0040】実施の形態2 図6は、本発明の実施の形態2による透過形スクリーン
を組み込んだ背面投写型表示装置の基本構成を概略的に
示すものであり、同図(a)は表示装置の斜視図、同図
(b)は同図(a)のA部の水平断面を示す拡大図であ
る。図6において、図1と同一の構成には同一の符号を
付す。
【0041】実施の形態2における透過形スクリーン
は、光沢透過性塗料11をレンチキュラーレンズシート
4の映像光出射面側の第2のレンズ部4bの表面にのみ
塗布し、非集光部4cの表面には塗布していない点が、
上記実施の形態1の透過形スクリーンと相違する。
【0042】図7(a)は、図6のレンチキュラーレン
ズシートの製造方法の一例を示す説明図であり、図7
(b)は、図7(a)をS7−S7線で切る概略的な断
面図である。
【0043】図7において、21は、レンチキュラーレ
ンズシート4の基となる基材20を所望の厚さに押し出
す押出成形機であり、22は、映像光入射面成形用のロ
ールを示し、23は、映像光出射面成形用のロールを示
す。30は、レンチキュラーレンズシート4の基材20
の映像光出射面に光沢透過性塗料6を塗布するロールで
あり、31は、ロール30に光沢透過性塗料6を供給す
るロールである。ロール30は、その外周に、レンチキ
ュラーレンズシートの映像光出射面側の第2のレンズ部
(図6の4b)に塗料を塗布するための凹状の曲面部3
0aと、レンチキュラーレンズシートの非集光部(図6
の4c)に塗料を塗布しないための凹部30bとを有す
る。また、ロール31は、その外周にレンチキュラーレ
ンズシート4の映像光出射面側の第2のレンズ部(図6
の4b)と同じ断面形状を有する凸状の曲面部31aを
有する。
【0044】ロール31の表面に塗料を塗布し、ロール
31を回転させると、ロール30の曲面部30aには塗
料が供給され、このロール30に接触する基材20の表
面に塗料が転写される。ロール31の互いに隣り合う曲
面部31aの間の部分は突起していない平面部31bで
あり、ロール30の凹部30bには接触していないの
で、ロール30の凹部30bには塗料は供給されない。
このため、光沢透過性塗料11は、図6(b)に示され
るように、第2のレンズ部4bの表面にのみ塗布され
る。
【0045】尚、光沢透過性塗料11を、第2のレンズ
部4bの表面にのみ塗布する他の方法としては、非集光
部4c上にマスクを形成し、第2のレンズ部4b及び非
集光部4cの全域に塗料を塗布した後に、マスクを除去
する方法がある。
【0046】実施の形態2における透過形スクリーンに
よっても、上記実施の形態1の場合と同様の効果が得ら
れる。尚、実施の形態2において、上記以外の点は、上
記実施の形態1の場合と同一である。
【0047】実施の形態3 実施の形態3の透過形スクリーンは、光沢透過性塗料6
に、光吸収特性のある物質を含有させて、半透明に着色
している点のみが、上記実施の形態1の場合と相違す
る。尚、この光吸収特性のある物質を含有させた光沢透
過性塗料11を、上記実施の形態2の透過型スクリーン
に適用することもできる。
【0048】図8は、外光の影響を説明するための図で
あり、同図(a)は光沢透過性塗料6が着色されている
場合(実施の形態3の場合)、同図(b)は着色されて
いない場合(実施の形態1の場合)を示す。図8におい
て、4はレンチキュラーレンズシートを示し、6は光沢
透過性塗料を示し、太い矢印内の数字は光の強度を示す
相対値である。尚、ここでは、説明を簡略化するため
に、レンチキュラーレンズシート4の光透過率を100
%とし、レンチキュラーレンズシート4の映像光入射面
(映像発生装置側)における外光の反射率を100%と
している。また、着色は、顔料、染料、金属、酸化物、
カーボン等を光沢透過性塗料6に含有させることにより
なされる。着色後の光沢透過性塗料6の光透過率は、着
色なしの場合を100%とした場合に、通常95〜70
%であるが限定されない。
【0049】図8(a)に示されるように、光沢透過性
塗料6が着色されている場合に映像光入射面に入射する
映像光の強度を100とし、映像光出射面に入射する外
光の強度を10とし、レンチキュラーレンズシート4の
光透過率を100%とし、光吸収特性のある物質で半透
明に着色された光沢透過性塗料6の光透過率を70%と
する。この場合には、観測者に届く映像光は、光沢透過
性塗料6により70に減少するが、観測者に届く外光
は、光沢透過性塗料6を2度通過するために、約5とな
り、明部と暗部の比率であるコントラスト比は14:1
となる。
【0050】一方、図8(b)に示されるように、光沢
透過性塗料6が着色されていない場合に入射する映像光
の強度を100とし、映像光出射面に入射する外光の強
度を10とし、レンチキュラーレンズシート4の光透過
率を100%とし、光沢透過性塗料6の光透過率を10
0%とする。この場合には、観測者に届く映像光は、光
沢透過性塗料6により減衰せず100であるが、観測者
に届く外光の強度も10であり、コントラスト比は1
0:1となる。
【0051】従って、例えば、光沢透過性塗料6を光透
過率が70%になるように半透明に着色した場合には、
コントラスト比が改善される。このように、実施の形態
3の透過形スクリーンによれば、映像光の減衰に比べ
て、外光をより効果的に吸収することができるので、外
光による映像品質の劣化を軽減することができる。尚、
実施の形態3において、上記以外の点は、上記実施の形
態1の場合と同一である。
【0052】実施の形態4 図9は、本発明の実施の形態4による透過形スクリーン
を組み込んだ背面投写型表示装置の基本構成を概略的に
示すものであり、同図(a)は表示装置の斜視図、同図
(b)は同図(a)のA部の水平断面を示す拡大図であ
る。図9において、図1と同一の構成には同一の符号を
付す。
【0053】実施の形態4における透過形スクリーン
は、光沢透過性塗料6に代えて光沢があり光透過性のフ
ィルム(以下、光沢透過性フィルムという。)12をレ
ンチキュラーレンズシート4の映像光出射面に貼り付け
ている点のみが、上記実施の形態1の場合と相違する。
レンチキュラーレンズシート4がアクリル製である場合
には、光沢透過性フィルム12の材質は、塩化ビニルシ
ート等のような融解温度がアクリルよりも低い材質であ
ることが好ましい。実施の形態4における光沢透過性フ
ィルム12は、上記実施の形態1における光沢透過性塗
料6と同様の機能を有する。このため、実施の形態4に
おける透過形スクリーンによっても、上記実施の形態1
の場合と同様の効果が得られる。尚、実施の形態4にお
いて、上記以外の点は、上記実施の形態1の場合と同一
である。
【0054】実施の形態5 図10は、本発明の実施の形態5による透過形スクリー
ンを組み込んだ背面投写型表示装置の基本構成を概略的
に示すものであり、同図(a)は表示装置の斜視図、同
図(b)は同図(a)のA部の水平断面を示す拡大図で
ある。図10において、図1と同一の構成には同一の符
号を付す。
【0055】実施の形態5における透過形スクリーン
は、光沢透過性フィルム13をレンチキュラーレンズシ
ート4の映像光出射面側の第2のレンズ部4bの表面に
のみ備え、非集光部4cの表面には光吸収帯7を直接備
えた点のみが、上記実施の形態4の場合と相違する。実
施の形態5における透過形スクリーンによっても、上記
実施の形態4の場合と同様の効果が得られる。尚、実施
の形態5において、上記以外の点は、上記実施の形態4
の場合と同一である。
【0056】実施の形態6 実施の形態6の透過形スクリーンは、光沢透過性フィル
ム12に、光吸収特性のある物質を含有させて、半透明
に着色している点のみが、上記実施の形態4の場合と相
違する。尚、この光吸収特性のある物質を含有させた光
沢透過性フィルム13を、上記実施の形態5の透過型ス
クリーンに適用することもできる。
【0057】実施の形態6の透過形スクリーンによれ
ば、実施の形態3において説明した原理により、映像光
の減衰に比べて、外光をより効果的に吸収することがで
きるので、外光による映像の劣化を軽減することができ
る。尚、実施の形態6において、上記以外の点は、上記
実施の形態4の場合と同一である。
【0058】実施の形態7 図11は、本発明の実施の形態7による透過形スクリー
ンを組み込んだ背面投写型表示装置の基本構成を概略的
に示すものであり、同図(a)は表示装置の斜視図、同
図(b)は同図(a)のA部の水平断面を示す拡大図で
ある。図11において、図9と同一の構成には同一の符
号を付す。
【0059】実施の形態7の透過形スクリーンにおいて
は、光沢透過性フィルム12を映像光出射面の全域に、
透明の接着剤14を用いて接着している点のみが、上記
実施の形態4の場合と相違する。実施の形態7における
透過形スクリーンによっても、上記実施の形態1の場合
と同様の効果が得られる。尚、実施の形態7において、
上記以外の点は、上記実施の形態4の場合と同一であ
る。また、実施の形態7における接着剤を、上記実施の
形態5又は6の透過形スクリーンに適用することもでき
る。
【0060】実施の形態8 実施の形態8の透過形スクリーンは、接着剤14に、光
吸収特性のある物質を含有させて、半透明に着色してい
る点のみが、上記実施の形態7の場合と相違する。
【0061】実施の形態8の透過形スクリーンによれ
ば、実施の形態3において説明した原理により、映像光
の減衰に比べて、外光をより効果的に吸収することがで
きるので、外光による映像の劣化を軽減することができ
る。尚、実施の形態8において、上記以外の点は、上記
実施の形態7の場合と同一である。
【0062】実施の形態9 図12は、本発明の実施の形態9によるレンチキュラー
レンズシートの製造方法を示す説明図であり、図11の
レンチキュラーレンズシート(実施の形態7又は8)の
製造に適用できる。
【0063】図12において、21は、レンチキュラー
レンズシート4の基となる基材20を所望の厚さに押し
出す押出成形機であり、22は、映像光入射面を成形す
るためのロールであり、23は、映像光出射面を成形す
るためのロールである。また、24は、光透過性の接着
剤14を基材20に塗布する接着剤塗布用ロールであ
り、25は、光沢透過性フィルム12を基材20に圧着
する圧着ロールであり、26は、照射装置を示す。ここ
で、接着剤14が紫外線硬化性の場合には、照射装置2
6は紫外線照射装置であり、接着剤14が可視光線硬化
性の場合には、照射装置26は可視光線照射装置であ
り、接着剤14が電磁波硬化性の場合には、照射装置2
6は電磁波照射装置である。
【0064】次に、透過性接着剤14が紫外線硬化性の
場合の光沢透過性フィルム12の接着工程について説明
する。図12に示されるように、押出成形機21から所
望の厚さで押し出された基材20は、映像光入射面成形
用のロール22と映像光出射面成形用のロール23とに
よって加圧され、それぞれ映像光入射面と映像光出射面
が成形される。そして、映像光入射面と映像光出射面が
変形しない程度冷却されたのち、映像光出射面上に接着
剤塗布ロール24によって紫外線硬化性の接着剤14を
塗布する。そして、圧着ロール25によって光沢透過性
フィルム12を押し付けて、映像光出射面の形状に沿う
ように密着させる。その後、照射装置26によって紫外
線を照射し、紫外線硬化性の透過性接着剤14を硬化さ
せることによって光沢透過性フィルム12は基材20の
映像光出射面上に接着される。
【0065】尚、上記説明においては、透過性接着剤1
4が紫外線硬化性である場合の動作について説明した
が、透過性接着剤14が可視光線または電磁波硬化性の
場合も同様である。
【0066】実施の形態10 図13は、本発明の実施の形態10によるレンチキュラ
ーレンズシートの製造方法を示す説明図であり、図11
のレンチキュラーレンズシート(実施の形態7又は8)
の製造に適用できる。
【0067】図13において、図12の場合と同一の構
成には同一の符号を付す。図13において、27は、光
沢透過性フィルム12を基材20に圧着する圧着ロール
を示し、28は、熱可塑性があり光透過性の接着剤を示
す。圧着ロール27には、接着剤28を加熱できるよう
にヒーター等が内蔵されている。
【0068】次に、接着剤28が熱可塑性の場合の光沢
透過性フィルム12の接着工程について説明する。図1
3に示されるように、押出成形機20から所望の厚さで
押し出された基材20は、ロール22とロール23とに
よって加圧され、映像光入射面と映像光出射面が成形さ
れる。そして、映像光入射面と映像光出射面が変形しな
い程度冷却されたのち、接着剤塗布ロール24によって
熱可塑性の透過性接着剤28を塗布する。そして、圧着
ロール25によって光沢透過性フィルム12を映像光出
射面の形状に沿うように密着させる。その後、ロール2
7によって加熱することによって光沢透過性フィルム1
2は基材20の映像光出射面上に接着される。
【0069】実施の形態11 図14は、本発明の実施の形態11によるレンチキュラ
ーレンズシートの製造方法を示す説明図であり、図9又
は図10のレンチキュラーレンズシート(実施の形態4
乃至6)の製造に適用できる。
【0070】図14において、図12の場合と同一又は
対応する構成には同一の符号を付す。図14において、
光沢透過性フィルム12は熱可塑性があり、圧着ロール
29は、光沢透過性フィルム12を加熱できるようにヒ
ーター等を内蔵している。
【0071】次に、光沢透過性フィルム12が熱可塑性
の場合の接着工程について説明する。図14に示される
ように、押出成形機21から所望の厚さで押し出された
基材20は、ロール22とロール23とによって加圧さ
れ、映像光入射面と映像光出射面が成形される。そし
て、映像光入射面と映像光出射面が変形しない程度冷却
されたのち、光沢透過性フィルム12を圧着ロール29
によって映像光出射面の形状に沿うように密着させる。
そして、その後の温度低下により熱可塑性の光沢透過性
フィルム12が硬化することで基材12に固着する。
【0072】実施の形態12 図15は、本発明の実施の形態12による透過形スクリ
ーンを組み込んだ背面投写型表示装置の基本構成を概略
的に示すものであり、同図(a)は表示装置の斜視図、
同図(b)は同図(a)のA部の水平断面を示す拡大図
である。図15において、図1と同一の構成には同一の
符号を付す。
【0073】実施の形態12における透過形スクリーン
は、レンチキュラーレンズシート4が拡散材5を含有す
る映像光入射面側の裏側層4dと、拡散材を含有しない
映像光出射面側の表側層4eとから成る二重樹脂構造で
ある。4dと表側層4eとは、一体に形成されたもので
あってもよく、また別々に形成されたものを一体にした
ものであってもよい。この二重樹脂構造において、表側
層4eは、実施の形態1における光沢透過性塗料6と同
等の機能を果たす。このため、実施の形態12における
透過形スクリーンによっても、上記実施の形態1の場合
と同様の効果が得られる。尚、実施の形態12におい
て、上記以外の点は、上記実施の形態1の場合と同一で
ある。
【0074】実施の形態13 図16は、本発明の実施の形態13による透過形スクリ
ーンを組み込んだ背面投写型表示装置の基本構成を概略
的に示すものであり、同図(a)は表示装置の斜視図、
同図(b)は同図(a)のA部の水平断面を示す拡大図
である。図16において、図15と同一の構成には同一
の符号を付す。
【0075】実施の形態13における透過形スクリーン
は、表側層4fをレンチキュラーレンズシート4の映像
光出射面側の第2のレンズ部4b側にしか形成しておら
ず、非集光部4cの表面には形成していない点のみが、
上記実施の形態12の場合と相違する。実施の形態13
における透過形スクリーンによっても、上記実施の形態
12の場合と同様の効果が得られる。尚、実施の形態1
3において、上記以外の点は、上記実施の形態12の場
合と同一である。
【0076】実施の形態14 実施の形態14の透過形スクリーンは、表側層4eに、
光吸収特性のある物質を含有させて、半透明に着色して
いる点のみが、上記実施の形態12の場合と相違する。
尚、この光吸収特性のある物質を含有させた表側層4f
を、上記実施の形態13の透過型スクリーンに適用する
こともできる。
【0077】実施の形態14の透過形スクリーンによれ
ば、実施の形態3において説明した原理により、映像光
の減衰に比べて、外光をより効果的に吸収することがで
きるので、外光による映像の劣化を軽減することができ
る。尚、実施の形態14において、上記以外の点は、上
記実施の形態12の場合と同一である。
【0078】実施の形態15 図17は、本発明の実施の形態15による透過形スクリ
ーンを組み込んだ背面投写型表示装置の基本構成を概略
的に示すものであり、同図(a)は表示装置の斜視図、
同図(b)は同図(a)のA部の水平断面を示す拡大図
である。図17において、図1と同一の構成には同一の
符号を付す。
【0079】実施の形態15の透過形スクリーンにおい
ては、レンチキュラーレンズシート4の非集光部4cの
表面4gを鏡面化し、その表面の粗面度を低くし光沢を
持たせている。このため、観測者の目に入射する外光の
散乱光は減少し、外光の正反射光が増加することとな
る。その結果、実施の形態15の透過形スクリーンが明
るい環境に置かれた場合であっても、ざらつきの少な
い、光沢感と奥行きのある映像が得られる。
【0080】尚、図20に示した従来例の場合には、外
光をアクリル板の表面全体で正反射させているので、観
測者に到達する幅の広い正反射光が映像光と重なり、映
像を著しく劣化させてしまうという問題があるが、実施
の形態16における非集光部4cは縦に細長い帯状であ
るので、鏡面化された表面において正反射する外光の幅
は狭く、しかも、分割されるため、図20の従来例の場
合に比べ、映像の劣化は軽減される。
【0081】実施の形態16 実施の形態16は、実施の形態1〜8、12〜14のい
ずれかにおいて、光吸収帯を備えず、実施の形態15と
同様に非集光部4cの表面を鏡面化している。従って、
実施の形態16の透過形スクリーンによれば、実施の形
態1〜8、12〜14の構成による効果に加えて、実施
の形態15の構成による効果が得られる。即ち、観測す
る環境が明るい場合でも、ざらつきがなく、光沢感と奥
行きのある映像が得られ、且つ透過形スクリーンの表面
で正反射した外光による映像の劣化も少ない。
【0082】実施の形態17 実施の形態17は、実施の形態1〜8、12〜14のい
ずれかにおいて、実施の形態15と同様に光吸収帯7の
表面を鏡面化している。従って、実施の形態17の透過
形スクリーンによれば、実施の形態1〜8、12〜14
の構成による効果に加えて、実施の形態15の構成によ
る効果が得られる。即ち、観測する環境が明るい場合で
も、ざらつきがなく、光沢感と奥行きのある映像が得ら
れ、且つ透過形スクリーンの表面で正反射した外光によ
る映像の劣化も少ない。
【0083】実施の形態18 実施の形態18においては、実施の形態1〜8、12〜
17のいずれかにおいて、透過形スクリーンを構成する
シートの少なくとも1つの面に反射防止膜を設けてい
る。例えば、図18に示されるように、レンチキュラー
レンズシート4の映像光入射面側に反射防止膜16を設
ける。このように反射防止膜16を設けることにより、
レンチキュラーレンズシート4と空気との界面において
発生していた外光の反射光を減少させ、外光の反射光等
による映像品質の劣化を抑制することができる。
【0084】実施の形態19 実施の形態19においては、非結晶質フッ素樹脂をパー
フルオロ溶剤に溶かして所望の濃度の溶液とし、これを
スクリーン面にスピン法またはディッピング法により反
射防止膜を塗布する点のみが、上記実施の形態18の場
合と相違する。このため、実施の形態19による透過形
スクリーンを、効率よく容易に製造することができる。
尚、実施の形態19において、上記以外の点は、上記実
施の形態18の場合と、同一である。
【0085】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、レンチキュラ
ーレンズシートの映像光出射面側に光沢透過性層を備
え、幅の非常に狭い正反射光を映像光に積極的に重ねる
ことによって、観測者に光沢と奥行きのある良質な映像
であると感じさせることができるという効果がある。
【0086】また、請求項2の発明によれば、全反射光
の光度Itと、拡散反射光の光度Idとの間に、It
≧ 1.2 × Id の関係を持たせたことによっ
て、観測者に光沢と奥行きのある良質な映像であると感
じさせることができるという効果がある。
【0087】また、請求項3の発明によれば、レンチキ
ュラーレンズシートの映像光出射面に光沢透過性塗料を
塗布するだけで、観測者に光沢と奥行きのある良質な映
像であると感じさせることができるという効果がある。
【0088】また、請求項4の発明によれば、レンチキ
ュラーレンズシートの映像光出射面に光沢透過性フィル
ムを貼り付けるだけで、観測者に光沢と奥行きのある良
質な映像であると感じさせることができるという効果が
ある。
【0089】また、請求項5の発明によれば、レンチキ
ュラーレンズシートの映像光出射面側にレンチキュラー
レンズシートと一体に構成された樹脂から構成されてい
る光沢透過性層を備えることによって、観測者に光沢と
奥行きのある良質な映像であると感じさせることができ
るという効果がある。
【0090】また、請求項6の発明によれば、光沢透過
性層をレンズ部の表面にのみ備えることによって、観測
者に光沢と奥行きのある良質な映像であると感じさせる
ことができるという効果がある。
【0091】また、請求項7の発明によれば、光沢透過
性層を、半透明に着色することによって、外光をより効
果的に吸収し、コントラスト比を改善することができる
という効果がある。
【0092】また、請求項8の発明によれば、レンチキ
ュラーレンズシートの映像光出射面に光沢透過性フィル
ムを接着剤で貼り付けるだけで、観測者に光沢と奥行き
のある良質な映像であると感じさせることができるとい
う効果がある。
【0093】また、請求項9の発明によれば、接着剤
を、半透明に着色することによって、外光をより効果的
に吸収し、コントラスト比を改善することができるとい
う効果がある。
【0094】また、請求項10の発明によれば、接着剤
を、紫外線硬化材料、可視光線硬化材料、又は電磁波硬
化材料のいずれかによって構成されていることによっ
て、製造工程を簡素化することができるという効果があ
る。
【0095】また、請求項11の発明によれば、接着剤
を、熱可塑性材料によって構成することによって、製造
工程を簡素化することができるという効果がある。
【0096】また、請求項12の発明によれば、光沢透
過性フィルムを熱可塑性材料によって構成しているの
で、製造工程を簡素化することができるという効果があ
る。
【0097】また、請求項13の発明によれば、非集光
部上に光吸収層を備えたことによって、コントラスト比
を向上させることができるという効果がある。
【0098】また、請求項14の発明によれば、非集光
部の表面を鏡面化したことによって、観測者に光沢と奥
行きのある映像であると感じさせることができるという
効果がある。
【0099】また、請求項15の発明によれば、非集光
部の表面を鏡面化したことによって、観測者に光沢と奥
行きのある映像であると感じさせることができるという
効果がある。
【0100】また、請求項16の発明によれば、光吸収
層の表面を鏡面化したことによって、観測者に光沢と奥
行きのある映像であると感じさせることができるという
効果がある。
【0101】また、請求項17の発明によれば、レンチ
キュラーレンズシートの映像光入射面及び映像光出射面
の少なくともいずれか一方の面上に反射防止膜を備えた
ことによって、レンチキュラーレンズシートと空気との
界面において発生していた外光の反射光を減少させ、外
光の反射光等による映像品質の劣化を抑制することがで
きるという効果がある。
【0102】また、請求項18の発明によれば、製造工
程を簡素化することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は、本発明の実施の形態1による透過
形スクリーンを組み込んだ背面投写型表示装置の基本構
成を概略的に示す斜視図であり、(b)は、同図(a)
のA部の水平断面を示す拡大図である。
【図2】 レンチキュラーレンズシートに塗布された光
沢透過性塗料の光沢に関する説明図である。
【図3】 (a)は、光沢透過性塗料を備えない従来の
レンチキュラーレンズシートの映像光出射面において外
光が反射される様子を示す説明図であり、(b)は、実
施の形態1のレンチキュラーレンズシートの光沢透過性
塗料の表面において外光が反射される様子を示す説明図
である。
【図4】 (a)及び(b)は、観測者の目に点P1か
らの正反射光のみが入射する様子を説明するための図で
ある。
【図5】 (a)及び(b)は、光透過性平板を備えた
従来の表示装置の場合に、観測者の目にある幅をもった
正反射光が入射することを説明するための図である。
【図6】 (a)は、本発明の実施の形態2による透過
形スクリーンを組み込んだ背面投写型表示装置の基本構
成を概略的に示す斜視図であり、(b)は、同図(a)
のA部の水平断面を示す拡大図である。
【図7】 (a)は、図6のレンチキュラーレンズシー
トの製造方法の一例を示す説明図であり、(b)は、同
図(a)をS7−S7線で切る概略的な断面図である。
【図8】 (a)は光沢透過性塗料が着色されている場
合(実施の形態3の場合)の外光の影響を説明するため
の図であり、(b)は着色されていない場合の外光の影
響を説明するための図である。
【図9】 (a)は、本発明の実施の形態4による透過
形スクリーンを組み込んだ背面投写型表示装置の基本構
成を概略的に示す斜視図であり、(b)は、同図(a)
のA部の水平断面を示す拡大図である。
【図10】 (a)は、本発明の実施の形態5による透
過形スクリーンを組み込んだ背面投写型表示装置の基本
構成を概略的に示す斜視図であり、(b)は、同図
(a)のA部の水平断面を示す拡大図である。
【図11】 (a)は、本発明の実施の形態7による透
過形スクリーンを組み込んだ背面投写型表示装置の基本
構成を概略的に示す斜視図であり、(b)は、同図
(a)のA部の水平断面を示す拡大図である。
【図12】 本発明の実施の形態9によるレンチキュラ
ーレンズシートの製造方法を示す説明図である。
【図13】 本発明の実施の形態10によるレンチキュ
ラーレンズシートの製造方法を示す説明図である。
【図14】 本発明の実施の形態11によるレンチキュ
ラーレンズシートの製造方法を示す説明図である。
【図15】 (a)は、本発明の実施の形態12による
透過形スクリーンを組み込んだ背面投写型表示装置の基
本構成を概略的に示す斜視図であり、(b)は、同図
(a)のA部の水平断面を示す拡大図である。
【図16】 (a)は、本発明の実施の形態13による
透過形スクリーンを組み込んだ背面投写型表示装置の基
本構成を概略的に示す斜視図であり、(b)は、同図
(a)のA部の水平断面を示す拡大図である。
【図17】 (a)は、本発明の実施の形態15による
透過形スクリーンを組み込んだ背面投写型表示装置の基
本構成を概略的に示す斜視図であり、(b)は、同図
(a)のA部の水平断面を示す拡大図である。
【図18】 本発明の実施の形態18による透過形スク
リーンを組み込んだ背面投写型表示装置の基本構成を概
略的に示す斜視図である。
【図19】 (a)は、従来の透過形スクリーンを組み
込んだ背面投写型表示装置の基本構成を概略的に示す斜
視図であり、(b)は、同図(a)のA部の水平断面を
示す拡大図である。
【図20】 従来の透過形スクリーンを組み込んだ背面
投写型表示装置の基本構成を概略的に示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 映像発生装置、 2 透過形スクリーン、 4 レ
ンチキュラーレンズシート、 4a 第1のレンズ部、
4b 第2のレンズ部、 4c 非集光部、4d 裏
側層、 4e,4f 表側層、 5 拡散材、 6,1
1 光沢透過性塗料、 7 光吸収帯、 12,13
光沢透過性フィルム、 14 接着剤。

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入射した映像光を拡散させる拡散材を含
    有しており、映像光出射面側に互いに間隔をあけて並列
    に配置された複数の半円柱状のレンズ部と、映像光出射
    面側であって前記レンズ部の間の映像光が通過しない非
    集光部とを有するレンチキュラーレンズシートを備えた
    透過形スクリーンにおいて、 前記レンチキュラーレンズシートの映像光出射面側に光
    沢があり光透過性を持つ光沢透過性層を備えたことを特
    徴とする透過形スクリーン。
  2. 【請求項2】 前記光沢透過性層に入射した外光の反射
    光が、一定の方向に進む正反射光と、各方向に進む拡散
    反射光とから成り、 前記一定の方向に進む正反射光の光度と前記一定の方向
    に進む拡散反射光の光度とを合計した全反射光の光度I
    tと、前記拡散反射光の光度Idとの間に、 It ≧ 1.2 × Id の関係を持たせたことを特徴とする請求項1に記載の透
    過形スクリーン。
  3. 【請求項3】 前記光沢透過性層が、前記レンチキュラ
    ーレンズシートの映像光出射面に塗布された塗料である
    ことを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の透
    過形スクリーン。
  4. 【請求項4】 前記光沢透過性層が、前記レンチキュラ
    ーレンズシートの映像光出射面に貼付されたフィルムで
    あることを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載
    の透過形スクリーン。
  5. 【請求項5】 前記光沢透過性層が、前記レンチキュラ
    ーレンズシートの映像光出射面側に備えられ、前記レン
    チキュラーレンズシートと一体に構成され、拡散材を含
    有しない樹脂であることを特徴とする請求項1又は2の
    いずれかに記載の透過形スクリーン。
  6. 【請求項6】 前記光沢透過性層が、前記レンズ部の表
    面にのみ備えられたことを特徴とする請求項1乃至5の
    いずれかに記載の透過形スクリーン。
  7. 【請求項7】 前記光沢透過性層が、光吸収特性のある
    物質で半透明に着色されていることを特徴とする請求項
    1乃至6のいずれかに記載の透過形スクリーン。
  8. 【請求項8】 前記フィルムが、前記レンチキュラーレ
    ンズシートの映像光出射面に光透過性の接着剤により接
    着されたことを特徴とする請求項4,6,7のいずれか
    に記載の透過形スクリーン。
  9. 【請求項9】 前記接着剤が、光吸収特性のある物質で
    半透明に着色されていることを特徴とする請求項8に記
    載の透過形スクリーン。
  10. 【請求項10】 前記接着剤が、紫外線の照射によって
    硬化する紫外線硬化材料、可視光線の照射によって硬化
    する可視光線硬化材料、又は電磁波の照射によって硬化
    する電磁波硬化材料のいずれかによって構成されている
    ことを特徴とする請求項8又は9のいずれかに記載の透
    過形スクリーン。
  11. 【請求項11】 前記接着剤が、加熱によって可塑性を
    持つ熱可塑性材料によって構成されていることを特徴と
    する請求項8又は9のいずれかに記載の透過形スクリー
    ン。
  12. 【請求項12】 前記フィルムが、加熱によって可塑性
    を持つ熱可塑性材料によって構成されていることを特徴
    とする請求項4,6,7のいずれかに記載の透過形スク
    リーン。
  13. 【請求項13】 前記非集光部上に光吸収層を備えたこ
    とを特徴とする請求項1乃至12のいずれかに記載の透
    過形スクリーン。
  14. 【請求項14】 入射した映像光を拡散させる拡散材を
    含有しており、映像光出射面側に互いに間隔をあけて並
    列に配置された複数の半円柱状のレンズ部と、映像光出
    射面側であって前記レンズ部の間の映像光が通過しない
    非集光部とを有するレンチキュラーレンズシートを備え
    た透過形スクリーンにおいて、 前記非集光部の表面を鏡面化したことを特徴とする透過
    形スクリーン。
  15. 【請求項15】 前記非集光部の表面を鏡面化したこと
    を特徴とする請求項1乃至12のいずれかに記載の透過
    形スクリーン。
  16. 【請求項16】 前記光吸収層の表面を鏡面化したこと
    を特徴とする請求項13に記載の透過形スクリーン。
  17. 【請求項17】 前記レンチキュラーレンズシートの映
    像光入射面及び映像光出射面の少なくともいずれか一方
    の面上に反射防止膜を備えたことを特徴とする請求項1
    乃至16のいずれかに記載の透過形スクリーン。
  18. 【請求項18】 前記反射防止膜が、非晶質フッ素樹脂
    をパーフルオロ溶剤に溶かして得られる所望の濃度の溶
    液をスピン法又はディッピング法により塗布して形成さ
    れた膜であることを特徴とする請求項17に記載の透過
    形スクリーン。
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