JPH10239442A - X線ct装置用検出器の製造方法 - Google Patents
X線ct装置用検出器の製造方法Info
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- JPH10239442A JPH10239442A JP9044366A JP4436697A JPH10239442A JP H10239442 A JPH10239442 A JP H10239442A JP 9044366 A JP9044366 A JP 9044366A JP 4436697 A JP4436697 A JP 4436697A JP H10239442 A JPH10239442 A JP H10239442A
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Landscapes
- Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
- Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 スライス方向の遮蔽板を簡単に固定すること
ができ、スライス方向の検出器の長さも最小限に抑える
ことができるとともに、スライス間の不感領域を非常に
小さくすることができるX線CT装置用検出器の製造方
法を提供する。 【解決手段】 所定の治具を用いて支持プレート1、
4、スライス方向遮蔽プレート2、遮蔽プレートA、B
で構成されるコリメータ部分を製造する。複数列で構成
されるコリメータ部分のX線開口部に一致するようにシ
ンチレータ6及びPDA基板7を配置する。
ができ、スライス方向の検出器の長さも最小限に抑える
ことができるとともに、スライス間の不感領域を非常に
小さくすることができるX線CT装置用検出器の製造方
法を提供する。 【解決手段】 所定の治具を用いて支持プレート1、
4、スライス方向遮蔽プレート2、遮蔽プレートA、B
で構成されるコリメータ部分を製造する。複数列で構成
されるコリメータ部分のX線開口部に一致するようにシ
ンチレータ6及びPDA基板7を配置する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、X線CT装置に使
用されるマルチスライス用の検出器の製造方法に関す
る。
用されるマルチスライス用の検出器の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、X線CT装置では、図5に示す
ようにX線管31から放射されたX線が被写体32を透
過して、コリメータ部33によって不要な散乱X線が除
去された後、円弧状に配列された検出器アレイ部34で
検出して画像化している。
ようにX線管31から放射されたX線が被写体32を透
過して、コリメータ部33によって不要な散乱X線が除
去された後、円弧状に配列された検出器アレイ部34で
検出して画像化している。
【0003】ところで、1度のスキャンで被写体32の
複数の断層像を同時に得たい場合には、コリメータ部3
3及び検出器アレイ部34共に、チャネル方向とは直交
する方向(紙面とは垂直の方向)に複数列平行して配置
されており、この構成によってマルチスライスデータを
得ることができる。
複数の断層像を同時に得たい場合には、コリメータ部3
3及び検出器アレイ部34共に、チャネル方向とは直交
する方向(紙面とは垂直の方向)に複数列平行して配置
されており、この構成によってマルチスライスデータを
得ることができる。
【0004】例えば、2列の場合には従来図6(a)、
(b)に示すような構成が知られている。図6はチャネ
ル方向とは直交する断面で見た図を示す。コリメータ部
33では、セラミックプレート46に形成された溝47
に、チャネル方向間のX線のクロストークを防止するた
めの遮蔽プレート44が挿入され、固定されており、遮
蔽プレート44はチャネル方向に積層配列されている。
(b)に示すような構成が知られている。図6はチャネ
ル方向とは直交する断面で見た図を示す。コリメータ部
33では、セラミックプレート46に形成された溝47
に、チャネル方向間のX線のクロストークを防止するた
めの遮蔽プレート44が挿入され、固定されており、遮
蔽プレート44はチャネル方向に積層配列されている。
【0005】セラミックプレート46が用いられるのは
溝47の加工が容易なためであり、セラミックプレート
46の強度を補強するためにこの外側を支持板41で挟
んで固定するようにしている。
溝47の加工が容易なためであり、セラミックプレート
46の強度を補強するためにこの外側を支持板41で挟
んで固定するようにしている。
【0006】また、検出器アレイ部34はPDA(フォ
トダイオードアレイ)基板上にシンチレータが2列並べ
て構成されている。この2列のシンチレータの間にスラ
イス方向間のX線のクロストークを防止するために、ス
ライス方向遮蔽板45が挿入されている。
トダイオードアレイ)基板上にシンチレータが2列並べ
て構成されている。この2列のシンチレータの間にスラ
イス方向間のX線のクロストークを防止するために、ス
ライス方向遮蔽板45が挿入されている。
【0007】また、図6(b)の場合には、1スライス
に使用する1次元状にX線検出素子が並べられた通常の
アレイ検出器を2個用いてマルチスライス用としたもの
であり、スライス方向遮蔽板45は内側の支持板41に
挟まれて配置されている。
に使用する1次元状にX線検出素子が並べられた通常の
アレイ検出器を2個用いてマルチスライス用としたもの
であり、スライス方向遮蔽板45は内側の支持板41に
挟まれて配置されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
図6(a)では遮蔽プレート44が横方向に長くなるの
で、プレートの反りが大きくなり画像にアーチファクト
を生ずる原因となる。
図6(a)では遮蔽プレート44が横方向に長くなるの
で、プレートの反りが大きくなり画像にアーチファクト
を生ずる原因となる。
【0009】また、スライス方向遮蔽板45をチャネル
方向に積層配列された遮蔽プレート44の間に固定する
のが困難である。
方向に積層配列された遮蔽プレート44の間に固定する
のが困難である。
【0010】図6(b)では、遮蔽プレート44の長さ
は短くなり、プレートの反りの発生は少なくなり、スラ
イス方向遮蔽板45の固定が容易になるものの、検出器
全体の大きさがスライス方向に長くなって、装置内に設
置する場合に十分なスペースを確保する必要があるとと
もに、スライス間での不感領域が大きいものとなってい
た。
は短くなり、プレートの反りの発生は少なくなり、スラ
イス方向遮蔽板45の固定が容易になるものの、検出器
全体の大きさがスライス方向に長くなって、装置内に設
置する場合に十分なスペースを確保する必要があるとと
もに、スライス間での不感領域が大きいものとなってい
た。
【0011】本発明は、上記課題を解決するために創案
されたもので、チャネル方向に配置される遮蔽プレート
のスライス方向の長さを抑え、スライス方向の遮蔽板を
簡単に固定することができ、スライス方向の検出器の長
さも最小限に抑えることができるとともに、スライス間
の不感領域を非常に小さくすることができるX線CT装
置用検出器の製造方法を提供するものである。
されたもので、チャネル方向に配置される遮蔽プレート
のスライス方向の長さを抑え、スライス方向の遮蔽板を
簡単に固定することができ、スライス方向の検出器の長
さも最小限に抑えることができるとともに、スライス間
の不感領域を非常に小さくすることができるX線CT装
置用検出器の製造方法を提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のX線CT装置用の検出器は、X線のクロス
トークを防止するためのコリメータ部分のX線開口部に
X線検出素子を配列してなる検出器の製造方法におい
て、コリメータ部の全体外形に沿った形状のくりぬき空
間をもち、この空間の内のりに沿ってX線遮蔽プレート
の側部が嵌挿できる多数の垂直溝を有する治具枠体に、
予めカットしたX線遮蔽プレートを前記溝に沿って縦方
向に複数枚挿入し、各プレートの下面は支持板に、上面
はスライス方向遮蔽板に一体的に接着した後、このスラ
イス方向遮蔽板の上から、再び、予めカットしたX線遮
蔽プレートを前記溝に沿って縦方向に複数枚挿入して、
各プレートの下面をスライス方向遮蔽板に一体的に接着
し、これらの工程により複数のコリメータ列を作成した
後、最上列のX線遮蔽プレートの各上面を前記支持板と
は別の支持板に接着し、これらを前記枠体から引き抜い
てコリメータ部を形成し、このコリメータ部の各X線開
口部に対応するようにX線検出素子を配列したことを特
徴としている。
に、本発明のX線CT装置用の検出器は、X線のクロス
トークを防止するためのコリメータ部分のX線開口部に
X線検出素子を配列してなる検出器の製造方法におい
て、コリメータ部の全体外形に沿った形状のくりぬき空
間をもち、この空間の内のりに沿ってX線遮蔽プレート
の側部が嵌挿できる多数の垂直溝を有する治具枠体に、
予めカットしたX線遮蔽プレートを前記溝に沿って縦方
向に複数枚挿入し、各プレートの下面は支持板に、上面
はスライス方向遮蔽板に一体的に接着した後、このスラ
イス方向遮蔽板の上から、再び、予めカットしたX線遮
蔽プレートを前記溝に沿って縦方向に複数枚挿入して、
各プレートの下面をスライス方向遮蔽板に一体的に接着
し、これらの工程により複数のコリメータ列を作成した
後、最上列のX線遮蔽プレートの各上面を前記支持板と
は別の支持板に接着し、これらを前記枠体から引き抜い
てコリメータ部を形成し、このコリメータ部の各X線開
口部に対応するようにX線検出素子を配列したことを特
徴としている。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例を、以下、図1
〜図4に基づいて説明する。
〜図4に基づいて説明する。
【0014】図1は本発明によるX線CT装置用の検出
器の構成断面を示し、図2〜図4は本発明のX線CT装
置用の検出器の製造方法を示す。
器の構成断面を示し、図2〜図4は本発明のX線CT装
置用の検出器の製造方法を示す。
【0015】1はステンレス等からなる円弧状の支持プ
レート、2は円弧状に形成され、スライス方向のクロス
トークを防止するためのスライス方向遮蔽板、3は内部
がくりぬかれた治具、4はステンレス等からなる円弧状
の支持プレート、5は治具3に形成された溝、6はX線
を光に変換するシンチレータ、7はシンチレータ6から
の光を電気信号に変換するフォトダイオードアレイが搭
載されたPDA基板であり、シンチレータ6とPDA基
板7でX線検出素子8を構成している。
レート、2は円弧状に形成され、スライス方向のクロス
トークを防止するためのスライス方向遮蔽板、3は内部
がくりぬかれた治具、4はステンレス等からなる円弧状
の支持プレート、5は治具3に形成された溝、6はX線
を光に変換するシンチレータ、7はシンチレータ6から
の光を電気信号に変換するフォトダイオードアレイが搭
載されたPDA基板であり、シンチレータ6とPDA基
板7でX線検出素子8を構成している。
【0016】また、遮蔽プレートA、Bはタングステン
やタンタルなどの原子番号の大きな物質で形成され、放
射線を遮蔽する遮蔽プレートである。
やタンタルなどの原子番号の大きな物質で形成され、放
射線を遮蔽する遮蔽プレートである。
【0017】治具3の深さは遮蔽プレートA、Bの両方
が縦列にはいるような長さに形成され、治具3のくりぬ
き部はワイヤ放電加工等によって、コリメータ部分の全
体外形に沿うように点Pを中心とする円弧の一部を成す
弓型に一定の幅くりぬかれており、このくりぬかれた後
の円弧状の部分の内のり部には、左右対向するように溝
5が形成されている。
が縦列にはいるような長さに形成され、治具3のくりぬ
き部はワイヤ放電加工等によって、コリメータ部分の全
体外形に沿うように点Pを中心とする円弧の一部を成す
弓型に一定の幅くりぬかれており、このくりぬかれた後
の円弧状の部分の内のり部には、左右対向するように溝
5が形成されている。
【0018】この溝5は遮蔽プレートA及びBが上から
挿入できるように、遮蔽プレートA、Bの側面幅に合わ
せて形成され、検出素子の数に対応して、短冊状に所定
ピッチで形成されている。
挿入できるように、遮蔽プレートA、Bの側面幅に合わ
せて形成され、検出素子の数に対応して、短冊状に所定
ピッチで形成されている。
【0019】支持プレート1の幅Wはシンチレータ8及
びPDA基板9が取り付けられるように遮蔽プレート
A、Bの高さhよりも大きく構成されている。また、支
持プレート4は厚さ0.5mm程度のアルミやSUS等
からなる非常に薄い板が使用されており、治具3のくり
ぬかれた部分の中に収まるように、点Pを中心とする円
弧の一部を成すように弓型に、また、くりぬかれた部分
の面積より少し小さく構成されている。
びPDA基板9が取り付けられるように遮蔽プレート
A、Bの高さhよりも大きく構成されている。また、支
持プレート4は厚さ0.5mm程度のアルミやSUS等
からなる非常に薄い板が使用されており、治具3のくり
ぬかれた部分の中に収まるように、点Pを中心とする円
弧の一部を成すように弓型に、また、くりぬかれた部分
の面積より少し小さく構成されている。
【0020】次にコリメータの製造方法について述べ
る。
る。
【0021】最初に支持プレート1の所定の位置に治具
3を配置し、固定ピン等で位置がずれないようにしてお
く。
3を配置し、固定ピン等で位置がずれないようにしてお
く。
【0022】次に、予め所定の大きさにカットした遮蔽
プレートAを溝5に挿入したときに支持プレート1に当
接する面、すなわちプレートAの下側面に接着剤を塗布
し、遮蔽プレートAを溝5に挿入して下までスライドさ
せ、支持プレート1に接着する。この作業を溝5の数だ
け繰り返して行う。
プレートAを溝5に挿入したときに支持プレート1に当
接する面、すなわちプレートAの下側面に接着剤を塗布
し、遮蔽プレートAを溝5に挿入して下までスライドさ
せ、支持プレート1に接着する。この作業を溝5の数だ
け繰り返して行う。
【0023】すべての溝に遮蔽プレートAを挿入し、支
持プレート1に接着した後、スライス方向遮蔽板2を上
から治具3のくりぬかれた開口部内に挿入し、遮蔽プレ
ートAの各上側面と接着剤で接着を行う。
持プレート1に接着した後、スライス方向遮蔽板2を上
から治具3のくりぬかれた開口部内に挿入し、遮蔽プレ
ートAの各上側面と接着剤で接着を行う。
【0024】そして、この上からこんどは遮蔽プレート
Bの下側面に接着剤を塗布し、遮蔽プレートBを溝5に
挿入して下までスライドさせ、スライス方向遮蔽板2に
接着する。この作業を溝5の数だけ繰り返して行う。
Bの下側面に接着剤を塗布し、遮蔽プレートBを溝5に
挿入して下までスライドさせ、スライス方向遮蔽板2に
接着する。この作業を溝5の数だけ繰り返して行う。
【0025】このようにコリメータ列を2段作成した後
に、支持プレート4を治具3のくりぬかれた開口部に被
せ、すでに挿入されている遮蔽プレートBの上側面に接
着剤で接着を行う。
に、支持プレート4を治具3のくりぬかれた開口部に被
せ、すでに挿入されている遮蔽プレートBの上側面に接
着剤で接着を行う。
【0026】このようにして、すべての固着が終了した
状態での断面図を示したのが、図3である。ここで、治
具3を上側に引き抜くことにより、コリメータ部分が完
成し、治具3を引き抜いた後のコリメータ部分の概観を
示したのが図4である。
状態での断面図を示したのが、図3である。ここで、治
具3を上側に引き抜くことにより、コリメータ部分が完
成し、治具3を引き抜いた後のコリメータ部分の概観を
示したのが図4である。
【0027】次に、図4に示すように2列で構成される
コリメータ部分のX線開口部に一致するように2次元状
に並べられたシンチレータ6及びPDA基板7からなる
X線検出素子を配置して、ネジ等で止めることにより、
図1に示すようなマルチスライス用検出器が完成する。
コリメータ部分のX線開口部に一致するように2次元状
に並べられたシンチレータ6及びPDA基板7からなる
X線検出素子を配置して、ネジ等で止めることにより、
図1に示すようなマルチスライス用検出器が完成する。
【0028】上述の実施例では、スライス方向のコリメ
ータ列を2列としているが、治具3の深さをもっと大き
なものとし、遮蔽プレートA及びBの挿入の後に、さら
にもう一枚のスライス方向遮蔽板と、別の遮蔽プレート
を挿入して接着し、これらの工程を繰り返していけば、
コリメータ列を複数段形成することができる。3スライ
ス、4スライス、… と複数スライスに対応したコリメ
ータ部分を作成することができる。
ータ列を2列としているが、治具3の深さをもっと大き
なものとし、遮蔽プレートA及びBの挿入の後に、さら
にもう一枚のスライス方向遮蔽板と、別の遮蔽プレート
を挿入して接着し、これらの工程を繰り返していけば、
コリメータ列を複数段形成することができる。3スライ
ス、4スライス、… と複数スライスに対応したコリメ
ータ部分を作成することができる。
【0029】そして、これらのX線開口部に一致するよ
うに2次元状に並べられたシンチレータ及びPDA基板
からなるX線検出素子を配置すれば、多層スライス用の
X線CT装置用検出器を作成することができる。
うに2次元状に並べられたシンチレータ及びPDA基板
からなるX線検出素子を配置すれば、多層スライス用の
X線CT装置用検出器を作成することができる。
【0030】以上のように治具を一体物で構成している
ので、遮蔽プレートの配列ピッチの精度を高めることが
でき、この治具を繰り返して使用すれば、支持プレート
に溝を切削して組み立てる必要がないので、簡単に大量
のコリメータ部を製造することができ、コストも低減で
きる。
ので、遮蔽プレートの配列ピッチの精度を高めることが
でき、この治具を繰り返して使用すれば、支持プレート
に溝を切削して組み立てる必要がないので、簡単に大量
のコリメータ部を製造することができ、コストも低減で
きる。
【0031】また、隣接するスライス間にはスライス方
向遮蔽板のみが介在するだけで、このスライス方向遮蔽
板の厚さは極力薄くすることができるので、検出器全体
の大きさを小さくすることができるとともに、スライス
方向の不感領域を非常に小さくすることができる。
向遮蔽板のみが介在するだけで、このスライス方向遮蔽
板の厚さは極力薄くすることができるので、検出器全体
の大きさを小さくすることができるとともに、スライス
方向の不感領域を非常に小さくすることができる。
【0032】さらに、同一の治具を用いているので、ス
ライス間でX線開口部の大きさやその位置が異なること
がないので、位置ずれによるアーチファクトを防止する
ことができる。
ライス間でX線開口部の大きさやその位置が異なること
がないので、位置ずれによるアーチファクトを防止する
ことができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
所定の治具により多層スライス用コリメータ部分を形成
し、X線検出素子部を取り付けるようにしているのでス
ライス方向の遮蔽板を簡単に固定することができ、スラ
イス間の不感領域を非常に小さくすることができるとと
もに、スライス間X線開口部の位置ずれによるアーチフ
ァクトを防止することができる。
所定の治具により多層スライス用コリメータ部分を形成
し、X線検出素子部を取り付けるようにしているのでス
ライス方向の遮蔽板を簡単に固定することができ、スラ
イス間の不感領域を非常に小さくすることができるとと
もに、スライス間X線開口部の位置ずれによるアーチフ
ァクトを防止することができる。
【図1】本発明により製造されたX線CT装置用の検出
器の断面構成を示す図である。
器の断面構成を示す図である。
【図2】コリメータ部分の製造方法を示す図である。
【図3】治具を用いてコリメータ部分が完成したときの
断面を示す図である。
断面を示す図である。
【図4】完成したコリメータ部分とX線検出素子の取り
付けを示す図である。
付けを示す図である。
【図5】一般のX線CT装置の概略構成を示す図であ
る。
る。
【図6】従来のX線CT装置用の検出器の構成を示す図
である。
である。
Claims (1)
- 【請求項1】 X線のクロストークを防止するためのコ
リメータ部分のX線開口部にX線検出素子を配列してな
る検出器の製造方法において、コリメータ部の全体外形
に沿った形状のくりぬき空間をもち、この空間の内のり
に沿ってX線遮蔽プレートの側部が嵌挿できる多数の垂
直溝を有する治具枠体に、予めカットしたX線遮蔽プレ
ートを前記溝に沿って縦方向に複数枚挿入し、各プレー
トの下面は支持板に、上面はスライス方向遮蔽板に一体
的に接着した後、このスライス方向遮蔽板の上から、再
び、予めカットしたX線遮蔽プレートを前記溝に沿って
縦方向に複数枚挿入して、各プレートの下面をスライス
方向遮蔽板に一体的に接着し、これらの工程により複数
のコリメータ列を作成した後、最上列のX線遮蔽プレー
トの各上面を前記支持板とは別の支持板に接着し、これ
らを前記枠体から引き抜いてコリメータ部を形成し、こ
のコリメータ部の各X線開口部に対応するようにX線検
出素子を配列したことを特徴とするX線CT装置用検出
器の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9044366A JPH10239442A (ja) | 1997-02-27 | 1997-02-27 | X線ct装置用検出器の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9044366A JPH10239442A (ja) | 1997-02-27 | 1997-02-27 | X線ct装置用検出器の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10239442A true JPH10239442A (ja) | 1998-09-11 |
Family
ID=12689524
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9044366A Pending JPH10239442A (ja) | 1997-02-27 | 1997-02-27 | X線ct装置用検出器の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10239442A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6587538B2 (en) | 2000-11-27 | 2003-07-01 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Detector unit, X-ray computer tomographic photographing device, X-ray detector, and X-ray detector manufacturing method |
JP2006242812A (ja) * | 2005-03-04 | 2006-09-14 | Toshiba It & Control Systems Corp | Tr方式コンピュータ断層撮影装置及び放射線検出装置 |
JP2010046184A (ja) * | 2008-08-20 | 2010-03-04 | Hitachi Medical Corp | X線検出器 |
CN103284747A (zh) * | 2012-02-23 | 2013-09-11 | Ge医疗系统环球技术有限公司 | 检测器模块、遮光部件、放射线检测装置及断层摄影装置 |
CN103948396A (zh) * | 2014-05-21 | 2014-07-30 | 江苏中惠医疗科技股份有限公司 | 一种ct限束器 |
-
1997
- 1997-02-27 JP JP9044366A patent/JPH10239442A/ja active Pending
Cited By (6)
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