JPH10238456A - ピストン機関および流体吸排装置 - Google Patents

ピストン機関および流体吸排装置

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JPH10238456A
JPH10238456A JP9040636A JP4063697A JPH10238456A JP H10238456 A JPH10238456 A JP H10238456A JP 9040636 A JP9040636 A JP 9040636A JP 4063697 A JP4063697 A JP 4063697A JP H10238456 A JPH10238456 A JP H10238456A
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JP
Japan
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suction
discharge
dead center
hole
valve body
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JP9040636A
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English (en)
Inventor
Mitsuhiro Takashima
充宏 高島
Yujiro Morita
雄二郎 森田
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Sanden Corp
Original Assignee
Sanden Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弁体の摺動面の焼き付きを防止し、シール面
のシール性を向上し、シリンダ内のピストンを滑らかに
直動させること。 【解決手段】 カム室30内で主軸12の後端に取り付
けられたカム機構32は、主軸12の回転に応じて主軸
12を中心軸線(回転軸)として回転する。このカム機
構32の外周端面にカム溝32aが切られている。各吸
入弁体36は、吸入孔19aを開閉するためのものであ
って、吸入孔36aが形成され、主軸12の軸線と直交
する方向に延在する中心軸を持ち、この中心軸の回りで
回動自在に配置されている。各吸入弁体36は、その中
心軸から偏心した位置に駆動ピン36bが取り付けら
れ、この駆動ピン36bは上記カム機構32のカム溝3
2a内に摺動可能に嵌入されている。したがって、カム
機構32は、吸入弁体36をその中心軸の回りで往復回
転運動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はピストン機関に関
し、特に、複数個のボア(シリンダ)が形成された往復
動型圧縮機のような流体吸排装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から圧縮機として種々の構造のもの
が知られているが、ここでは、所謂往復動型圧縮機(斜
板式圧縮機とも呼ばれる)を例として圧縮機の構造につ
いて概説する。
【0003】図7を参照して、図示の圧縮機はシリンダ
ブロック11を備えており、主軸12はラジアルベアリ
ング12aで支持されるとともにその後端をラジアルベ
アリング12bで支持されてシリンダブロック11に回
転可能に支持されている。クランク室13には斜板(ロ
ータ)14が配置され、主軸12に連結されている。ロ
ータ14の傾斜面には揺動板15が配設され、揺動板1
5の一部には突起部15aが形成され、この突起部15
aはシリンダブロック11に取り付けられたスライダ部
11aを挟持している。
【0004】揺動板15には球連接によってピストンロ
ッド16aが連結され、このピストンロッド16aの他
端にはピストン16が装着されている。シリンダブロッ
ク11bにはシリンダ17が形成され、シリンダ17内
にピストン16が挿入されている。なお、シリンダ17
は主軸12を中心として所定の角度間隔で複数形成され
ており、従って、揺動板15には複数のピストンロッド
16aが取り付けられ、これらピストンロッド16aに
取り付けられたピストン16が各シリンダ17に挿入さ
れていることになる。
【0005】シリンダブロック11にはバルブプレート
18aを介してシリンダヘッド18が取り付けられ、こ
のシリンダヘッド18によって吸入室19及び吐出室2
0が規定されている。バルブプレート18aには吸入室
19とシリンダ17とを結ぶ吸入孔19aが形成され、
フラッパ型の吸入弁(図示せず)を介して吸入室19と
シリンダ17とは連通している。同様にして、バルブプ
レート18aには吐出室20とシリンダ17とを結ぶ吐
出孔20aが形成されている。
【0006】ここで、図8も参照して、バルブプレート
18aには吐出孔20aの開閉を規定するフラッパ型の
吐出弁21aが設けられ、さらに、吐出弁21aの開方
向の動きを規制するリテーナ21が取り付けられてい
る。
【0007】再び、図7を参照して、主軸12に駆動力
を与えると、主軸12の回転に応じてロータ14が回転
する。この際、スライダ11aに沿って突起部15aが
摺動するから、揺動板15の自転は防止され、その結
果、揺動板15は主軸の回転に応じて所謂揺動運動を行
うことになる。揺動板15の揺動運動によってピストン
16が往復運動を行い、これによって、吸入行程で吸入
室19から吸入孔19aを介してシリンダ17内に吸入
された流体(ガス)は、吐出行程で吐出孔20aを介し
て吐出室20に吐出される。
【0008】このようなフラッパ型の吸入弁や吐出弁2
1aでは、吸入遅れや吐出遅れに起因して圧力損失が大
きくなり、体積効率を低下させたり、高負荷運転時や高
速回転時に、衝突によって騒音及び振動が発生するとい
う問題点がある。
【0009】この問題を解決するため、主軸の回転に同
期して弁体を移動することにより、吐出孔や吸入孔を開
閉するようにしたものが開示されている。例えば、実開
平4−119370号公報(以下、先行技術1と呼ぶ)
には、主軸に連結された円板体である弁体を主軸の回転
に同期して回転駆動させるようにした「圧縮機」が開示
されている。また、特開平5−126040号公報(以
下、先行技術2と呼ぶ)には、上記弁体として回転弁や
ピストン、ロッド等を使用した「往復動型圧縮機」が開
示されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、弁体と
して回転駆動される円板体(先行技術1)や回転弁(先
行技術2)を使用したものでは、弁体が回転するので、
摺動面で焼き付きが発生する虞があったり、摺動面のシ
ール性が低下するという問題が生じ易く、シール面(摺
動面)のクリアランスの管理が難しくなる。
【0011】また、弁体としてピストン、ロッド等を使
用したもの(先行技術2)は、吸入孔又は吐出孔を吸入
工程又は吐出工程で全開させるものであり、吸入孔又は
吐出孔の開度を調整することは行っていない。換言すれ
ば、先行技術2では、吐出工程から吸入工程へ遷移する
ときに、直ちに吸入孔を全開して吐出孔を全閉し、吸入
工程から吐出工程へ遷移するときに、直ちに吸入孔を全
閉して吐出孔を全開すしている。すなわち、ピストンの
速度を何等考慮することなく、吸入孔又は吐出孔を単に
全開/全閉するようにしている。一方、周知のように、
シリンダ内を直動するピストンの速度は、下死点および
上死点で零であり、それらの中間で最大となる。その結
果、先行技術2に開示された構造では、シリンダ内に/
から吸入/吐出する流体の慣性により、シリンダ内でピ
ストンを滑らかに直動させることが困難となる。それが
機械的な損失を招くことになる。
【0012】本発明の目的は、弁体の摺動面での焼き付
きを防止できるピストン機関および流体吸排装置を提供
することにある。
【0013】本発明の他の目的は、弁体の摺動面でのシ
ール性を確保できるピストン機関および流体吸排装置を
提供することにある。
【0014】本発明の更に他の目的は、シリンダ内でピ
ストンを滑らかに直動させることができるピストン機関
および流体吸排装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の態様によ
れば、シリンダと、該シリンダ内で上死点と下死点との
間で往復運動するピストンとを有し、前記シリンダには
前記上死点側に吸入孔及び吐出孔が形成されており、前
記ピストンの往復運動に応じて前記上死点から前記下死
点までの吸入行程、および前記下死点から前記上死点ま
での吐出行程を行い、前記吸入行程で前記吸入孔から流
体を前記シリンダに吸入し、前記吐出行程で前記シリン
ダ内の流体を前記吐出孔から吐出するようにしたピスト
ン機関において、孔部が形成され前記吸入孔を開閉する
ための吸入弁体を備え、前記吐出行程では前記吸入弁体
で前記吸入孔を閉成させ、前記吸入行程では前記吸入孔
の開度を徐々に変化させて、前記吸入弁体を往復運動さ
せるように制御する制御手段を有することを特徴とする
ピストン機関が得られる。
【0016】本発明の第2の態様によれば、シリンダ
と、該シリンダ内で上死点と下死点との間で往復運動す
るピストンとを有し、前記シリンダには前記上死点側に
吸入孔及び吐出孔が形成されており、前記ピストンの往
復運動に応じて前記上死点から前記下死点までの吸入行
程、および前記下死点から前記上死点までの吐出行程を
行い、前記吸入行程で前記吸入孔から流体を前記シリン
ダに吸入し、前記吐出行程で前記シリンダ内の流体を前
記吐出孔から吐出するようにしたピストン機関におい
て、孔部が形成され前記吐出孔を開閉するための吐出弁
体を備え、前記吸入行程では前記吐出弁体で前記吐出孔
を閉成させ、前記吐出行程では前記吐出孔の開度を徐々
に変化させて、前記吐出弁体を往復運動させるように制
御する制御手段を有することを特徴とするピストン機関
が得られる。
【0017】本発明の第3の態様によれば、主軸と、シ
リンダが形成されたシリンダブロックと、前記主軸の回
転駆動に応じて前記シリンダ内で上死点と下死点との間
で往復運動を行うピストンとを有し、該シリンダには前
記上死点側に吸入孔及び吐出孔が形成されており、前記
ピストンの往復運動に応じて吸入行程及び吐出行程を行
い、前記吸入行程で前記吸入孔から流体を前記シリンダ
部に吸入し、前記吐出行程で前記シリンダ部内の流体を
前記吐出孔から吐出室に吐出するようにした流体吸排装
置において、孔部が形成され前記吸入孔を開閉するため
の吸入弁体を備え、前記吐出行程では前記吸入弁体で前
記吸入孔を閉成させ、前記吸入行程では前記吸入孔の開
度を徐々に変化させて、前記吸入弁体を往復運動させる
ように制御する制御手段を有することを特徴とする流体
吸排装置が得られる。
【0018】本発明の第4の態様によれば、主軸と、シ
リンダが形成されたシリンダブロックと、前記主軸の回
転駆動に応じて前記シリンダ内で上死点と下死点との間
で往復運動を行うピストンとを有し、該シリンダには前
記上死点側に吸入孔及び吐出孔が形成されており、前記
ピストンの往復運動に応じて吸入行程及び吐出行程を行
い、前記吸入行程で前記吸入孔から流体を前記シリンダ
に吸入し、前記吐出行程で前記シリンダ内の流体を前記
吐出孔から吐出室に吐出するようにした流体吸排装置に
おいて、孔部が形成され前記吐出孔を開閉するための吐
出弁体を備え、前記吸入行程では前記吐出弁体で前記吐
出孔を閉成させ、前記吐出行程では前記吐出孔の開度を
徐々に変化させて、前記吐出弁体を往復運動させるよう
に制御する制御手段を有することを特徴とする流体吸排
装置が得られる。
【0019】
【作用】本発明では、吸入孔(吐出孔)の開度を吸入弁
体(吐出弁体)を往復運動させて制御しているので、弁
体の摺動面の摺動速度を低く及び摺動距離を短くするこ
とができ、弁体の摺動面での焼き付きを防止することが
でき、弁体のシール面のシール性の向上が計れる。ま
た、吸入行程(吐出工程)では吸入孔(吐出孔)の開度
を徐々に変化させているので、シリンダ内でピストンを
滑らかに直動させることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下本発明について実施例によっ
て説明する。ここで、ピストン機関および流体吸排装置
の一例として斜板式圧縮機(往復動型圧縮機)をあげ、
その基本的構造は図7と同様であるので、同一の構成要
素には同一の参照符号を付し、圧縮機自体の説明は省略
し、以下では差異についてのみ述べる。
【0021】図1に本発明の第1の実施の形態に係る斜
板式圧縮機を断面図で示す。図示の斜板式圧縮機では、
シリンダヘッド18によって規定される吸入室19およ
び吐出室20は、それぞれ、主軸12の半径方向の内側
および外側に配置されている。また、シリンダブロック
11の中央部にはカム室30が形成され、主軸12が図
5に示すラジアルベアリング12bの位置よりもさらに
後方にカム室30内に延びている。このカム室30内に
は、本発明に係るカム機構32が、吸入室19に面した
主軸12の後端に取り付けられている。この主軸12と
カム機構32とは、図示のように、ボルト締めによって
接合されている。従って、主軸12の回転に応じてカム
機構32は主軸12を中心軸線(回転軸)として回転す
る。このカム機構32は、主軸12に対して直角方向に
延びる(つまり、径方向に延びる)、実質的に円板形状
をしており、その外周端面には、後述するようなカム溝
32aが切られている。
【0022】図示の例では、シリンダ17およびピスト
ン16はそれぞれ4個づつあり、主軸12を中心として
90°の角度間隔で配置されている。4つの吸入孔19
aと吸入室19とは、4本の吸入通路34によって連通
されている。この4本の吸入通路34を塞ぐように、4
個の吸入弁体36が、カム機構32の外周端面に接触し
た状態で、配置されている。各吸入弁体36は、吸入孔
19aを開閉するためのものであって、吸入孔36aが
形成されている。図示の吸入弁体36は、円柱形状の弁
体であって、主軸12の軸線と直交する方向に延在する
中心軸を持ち、この中心軸の回りで回動自在に配置され
ている。各吸入弁体36は、その中心軸から偏心した位
置に駆動ピン36bが取り付けられ、この駆動ピン36
bは上記カム機構32のカム溝32a内に摺動可能に嵌
入されている。したがって、カム機構32は、後述する
ように吸入弁体36をその中心軸の回りで往復回転運動
させる。
【0023】なお、図1において、図示のカム機構32
および吸入弁体36は、図示の都合上、他の構成要素に
対して主軸12の回りに90°回転した状態のものを図
示しており、実際の状態のものではないことに注意され
たい。
【0024】次に、図2を参照して、図1に示した斜板
式圧縮機の動作について説明する。図2において、吸入
工程から吐出工程までの1サイクルを示し、上死点を0
°(360°)、下死点を180°で示してあり、カム
溝32aを開いた状態で図示してある。
【0025】上死点から下死点までの吸入工程(0°〜
180°)において、カム機構32は、ピストン16が
上死点(0°)の位置にあるとき、吸入弁体36は吸入
孔19aを開き始め、上死点から下死点への途中で吸入
孔19aを全開し、下死点で吸入孔19aを閉じるよう
に吸入弁体35を往復回転運動している。すなわち、カ
ム機構32は、ピストン16の位置に応じて吸入孔19
aの開度を制御している。
【0026】一方、下死点から上死点までの吐出工程
(180°〜360°)においては、カム機構32は、
吸入弁体36で吸入孔19aを閉成させている。
【0027】このように、カム機構32は、吐出行程で
は吸入弁体36で吸入孔19aを閉成させ、吸入行程で
は吸入孔19aの開度を徐々に変化させて、吸入孔19
aの開度を吸入弁体36を往復回転運動させることによ
り制御する制御手段として働く。
【0028】このような構造の斜板式圧縮機では、カム
機構32は吸入孔19aの開度を吸入弁体36を往復回
転(スイング)運動させて制御しているので、前述した
先行技術1に開示された回転駆動される円板板や先行技
術2に開示された回転弁のように弁体を回転運動させる
ものに比較して、摺動面(シール面)の摺動速度を遅く
また摺動距離を短くすることができる。従って、摺動面
の焼き付きを防止できと共にシール面のシール性を確保
することができる。また、カム機構32は、吸入行程に
おいて吸入孔19aの開度を徐々に変化させているの
で、吐出工程から吸入工程への遷移の際に直ちに吸入孔
を全開する場合に比較して、シリンダ17内に流体を滑
らかに流入させることができ、その結果、ピストン16
を滑らかに直動させることができ、機械的損失を減少さ
せることができる。
【0029】上記第1の実施の形態の変形例として、シ
リンダヘッド18によって規定される吸入室19および
吐出室20を、それぞれ、半径方向の外側および内側に
設けて、吸入弁体26の代わりに吐出弁体を設け、吐出
弁の代わりに吸入弁を設けるようにしても良い。この場
合、カム機構32は、吸入行程では吐出弁体で吐出孔を
閉成させ、吐出行程では吐出孔の開度を徐々に変化させ
て、吐出弁体を往復回転運動させるように制御する。
【0030】さらに、第1の実施の形態の変形例とし
て、吸入弁体36ばかりでなく、吐出弁21aおよびリ
テーナ21の代わりに吐出弁体をも設け、双方の弁体を
カム機構32で往復回転運動させるようにしても良い。
【0031】図3を参照すると、本発明の第2の実施の
形態による斜板式圧縮機は、カム機構と吸入弁体の構成
が相違している点を除いて、図1に示したものと同様の
構成を有する。したがって、カム機構および吸入弁体に
それぞれ参照符号32Aおよび36Aを付してある。図
示の例では、シリンダ17およびピストン16はそれぞ
れ6個づつあり、主軸12を中心として60°の角度間
隔で配置されている。したがって、吸入弁体36Aも6
個ある。6つの吸入孔19aと吸入室19とは、6本の
吸入通路34によって連通されている。各吸入弁体36
Aは、対応する吸入通路34を後述するように横断す
る。
【0032】図示の吸入弁体36Aは、主軸12の軸線
と直交する半径方向に摺動自在に配置された板状の弁体
である。カム機構32Aは、実質的に断面T字型の回転
体の形状をしており、その一面(図示の例では、主軸1
2の後端側の面)に後述するようなカム溝32aが切ら
れている。そして、吸入弁体36Aは、半径方向内側の
端で立設した駆動ピン36bを持ち、この駆動ピン36
bが上記カム溝32aに摺動可能に嵌入される。したが
って、カム機構32Aは吸入弁体36Aを半径方向に沿
って往復直線運動させる。また、吸入弁体36Aには、
吸入孔36aが穿設されている。
【0033】なお、図3においても、図示のカム機構3
2Aおよび吸入弁体36Aは、図示の都合上、他の構成
要素に対して主軸12の回りに90°回転した状態のも
のを図示しており、実際の状態のものではないことに注
意されたい。
【0034】次に、図4を参照して、図3に示した斜板
式圧縮機の動作について説明する。図4において、主軸
12の軸線を水平方向に横断する直線を境にして、下側
は吸入工程の状態にあり、上側は吐出工程にある。ま
た、主軸12すなわちカム機構32Aは図面の矢印Aで
示すように反時計回りに回転するものとし、時計の3時
の方向が上死点(0°,360°)の状態にあり、9時
の方向が下死点(180°)の状態にある。カム機構3
2Aには、図4に示すように、卵形のカム溝32aが切
られている。
【0035】上死点から下死点までの吸入工程(0°〜
180°)において、カム機構32Aは、ピストン16
が上死点(0°)の位置にあるとき、吸入弁体36Aは
吸入孔19aを開き始め、徐々に吸入弁体36Aを矢印
Bで示す半径方向外側に移動し、上死点から下死点への
途中(図示の例では上死点と下死点との中間点)で吸入
孔19aを全開し、それ以後、徐々に吸入弁体36Aを
矢印Bで示す半径方向内側に移動し、下死点(180
°)で吸入孔19aを閉じるように吸入弁体36Aを往
復直線運動させている。すなわち、カム機構32Aは、
ピストン16の位置に応じて吸入孔19aの開度を制御
している。
【0036】一方、下死点から上死点までの吐出工程
(180°〜360°)においては、カム機構32A
は、吸入弁体36Aで吸入孔19aを閉成させている。
【0037】このように、カム機構32Aは、吐出行程
では吸入弁体36Aで吸入孔19aを閉成させ、吸入行
程では吸入孔19aの開度を徐々に変化させて、吸入弁
体36Aを往復直線運動させるように制御する制御手段
として働く。
【0038】このような構造の斜板式圧縮機では、カム
機構32Aは吸入孔19aの開度を吸入弁体36Aを往
復直線運動させて制御しているので、前述した先行技術
1に開示された回転駆動される円板板や先行技術2に開
示された回転弁のように弁体を回転させるものに比較し
て、摺動面(シール面)の摺動速度を遅くまた摺動距離
を短くすることができる。従って、上記第1の実施の形
態と同様に、摺動面の焼き付きを防止できと共にシール
面のシール性を確保することができる。また、カム機構
32Aは、吸入行程において吸入孔19aの開度を徐々
に変化させているので、吐出工程から吸入工程へ遷移す
る際に直ちに吸入孔を全開する場合に比較して、シリン
ダ17内に流体を滑らかに流入させることができ、その
結果、ピストン16を滑らかに直動させることができ、
機械的損失を減少させることができる。
【0039】上記第2の実施の形態の変形例として、シ
リンダヘッド18によって規定される吸入室19および
吐出室20をそれぞれ半径方向の外側および内側に設け
て、吸入弁体26Aの代わりに吐出弁体を設け、吐出弁
の代わりに吸入弁を設けるようにしても良い。この場
合、カム機構32Aは、吸入行程では吐出弁体で吐出孔
を閉成させ、吐出行程では吐出孔の開度を徐々に変化さ
せて、吐出弁体を往復直線運動させるように制御する。
【0040】さらに、第2の実施の形態の変形例とし
て、吸入弁体36Aおよび吸入用のカム機構32Aばか
りでなく、吐出弁21aおよびリテーナ21の代わりに
吐出弁体および吐出用のカム機構をも設け、双方の弁体
をカム機構で往復直線運動させるようにしても良い。
【0041】図5を参照すると、本発明の第3の実施の
形態による斜板式圧縮機は、吐出弁21aおよびリテー
ナ21を削除し、カム機構の構成が相違しており、吸入
弁体の代わりに吸入吐出弁体を用いる点を除いて、図3
に示したものと同様の構成を有する。したがって、カム
機構および吸入吐出弁体にそれぞれ参照符号32Bおよ
び36Bを付してある。図示の例は、1つのカム機構3
2Bで吸入用および吐出用を兼用できるようにしたもの
である。また、図示の例でも、シリンダ17およびピス
トン16はそれぞれ6個づつあり、主軸12を中心とし
て60°の角度間隔で配置されている。したがって、吸
入吐出弁体36Bも6個ある。6つの吸入孔19aと吸
入室19とは、6本の吸入通路34によって連通され、
6つの吐出孔20aと吐出室20とは、6本の吐出通路
38によって連通されている。各吸入吐出弁体36B
は、対応する吸入通路34および吐出通路38を後述す
るように横断する。
【0042】図示の吸入吐出弁体36Bは、主軸12の
軸線と直交する半径方向に摺動自在に配置された板状の
弁体である。カム機構32Bは、実質的に断面T字型の
回転体の形状をしており、その一面(図示の例では、主
軸12の後端側の面)に後述するようなカム溝32aが
切られている。そして、吸入吐出弁体36Bは、半径方
向内側の端で立設した駆動ピン36bを持ち、この駆動
ピン36bが上記カム溝32aに摺動可能に嵌入され
る。したがって、カム機構32Bは吸入吐出弁体36B
を半径方向に沿って往復直線運動させる。また、吸入吐
出弁体36Bには、半径方向内側に吸入孔36aが、半
径方向外側に吐出孔36cが穿設されている。
【0043】なお、図5においても、図示のカム機構3
2Bおよび吸入吐出弁体36Bは、図示の都合上、他の
構成要素に対して主軸12の回りに90°回転した状態
のものを図示しており、実際の状態のものではないこと
に注意されたい。
【0044】次に、図6を参照して、図5に示した斜板
式圧縮機の動作について説明する。図6において、主軸
12の軸線を水平方向に横断する直線を境にして、下側
は吸入工程の状態にあり、上側は吐出工程にある。ま
た、主軸12すなわちカム機構32Aは図面の矢印Aで
示すように反時計回りに回転するものとし、時計の3時
の方向が上死点(0°,360°)の状態にあり、9時
の方向が下死点(180°)の状態にある。カム機構3
2Bには、図6に示すような形のカム溝32aが切られ
ている。
【0045】上死点から下死点までの吸入工程(0°〜
180°)において、カム機構32Bは、ピストン16
が上死点(0°)の位置にあるとき、吸入吐出弁体36
Bは吸入孔19aを開き始め、徐々に吸入吐出弁体36
Bを矢印Bで示す半径方向外側に移動し、上死点から下
死点への途中(図示の例では上死点と下死点との中間
点)で吸入孔19aを全開し、それ以後、徐々に吸入吐
出弁体36Bを矢印Bで示す半径方向内側に移動し、下
死点(180°)で吸入孔19aを閉じるように吸入吐
出弁体36Bを往復直線運動させている。すなわち、カ
ム機構32Bは、ピストン16の位置に応じて吸入孔1
9aの開度を制御している。
【0046】一方、下死点から上死点までの吐出工程
(180°〜360°)において、カム機構32Bは、
ピストン16が下死点(180°)の位置にあるとき、
吸入吐出弁体36Bは吐出孔20aを開き始め、徐々に
吸入吐出弁体36Bを矢印Bで示す半径方向内側に移動
し、下死点から上死点への途中(図示の例では下死点と
上死点との中間点)で吐出孔20aを全開し、それ以
後、徐々に吸入吐出弁体36Bを矢印Bで示す半径方向
外側に移動し、上死点(0°)で吐出孔20aを閉じる
ように吸入吐出弁体36Bを往復直線運動させている。
すなわち、カム機構32Bは、ピストン16の位置に応
じて吐出孔20aの開度を制御している。
【0047】このように、カム機構32Bは、吸入行程
では吸入孔19aの開度を徐々に変化させ、吐出行程で
は吸入吐出弁体36Bで吐出孔20aの開度を徐々に変
化させて、吸入吐出弁体36Bを往復直線運動させるよ
うに制御する制御手段として働く。
【0048】このような構造の斜板式圧縮機では、カム
機構32Bは吸入孔19aおよび吐出孔20aの開度を
吸入吐出弁体36Bを往復直線運動させて制御している
ので、前述した先行技術1に開示された回転駆動される
円板板や先行技術2に開示された回転弁のように弁体を
回転させるものに比較して、摺動面(シール面)の摺動
速度を遅くまた摺動距離を短くすることができる。従っ
て、上記第1の実施の形態と同様に、摺動面の焼き付き
を防止できると共にシール面のシール性を確保すること
ができる。また、カム機構32Bは、吸入行程において
吸入孔19aの開度を徐々に変化させ、吐出工程におい
て吐出孔20aの開度を徐々に変化させているので、吐
出工程から吸入工程へ遷移する際に直ちに吸入孔を全開
する場合に比較して、シリンダ17内に流体を滑らかに
流入させることができると共に、吸入工程から吐出工程
へ遷移する際に直ちに吐出孔を全開する場合に比較し
て、シリンダ17内の流体を滑らかに流出させることが
できる。その結果、ピストン16を滑らかに直動させる
ことができ、機械的損失を減少させることができる。
【0049】なお、本発明は上述した実施の形態および
変形例に限定せず、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で
種々の変更が可能であるのは勿論である。例えば、吸入
弁体や吐出弁体の駆動を制御する制御手段は、カム機構
に限定せず、リンク機構のようなものでも実現できる。
また、例えば、このような制御手段としては、吸入工程
や吐出工程の各タイミングを検出する検出手段と、この
検出手段のタイミング検出信号に応答して、吸入弁や吐
出弁の開度を調整するように駆動する駆動手段との組み
合わせによっても実現できる。さらに、本発明では、カ
ム機構に形成されるカム溝の形を任意に選択することに
より、吸入孔及び/又は吐出孔の開度を任意に調整する
ことができる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、弁体
を吸入孔及び/又は吐出孔の開度を調整するように往復
運動させているので、摺動面(シール面)の摺動速度を
遅くまた摺動距離を短くすることができ、摺動面の焼き
付きを防止できると共にシール面のシール性の向上を計
ることができるという効果がある。また、吸入孔及び/
又は吐出孔の開度を徐々に変化させているので、吸入孔
及び/又は吐出孔を全開する場合に比較して、シリンダ
内に/から流体を滑らかに流入/流出させることができ
ので、ピストンを滑らかに直動させることができ、機械
的損失を減少させることができるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る斜板式圧縮機
の構造を示す断面図である。
【図2】図1に示した斜板式圧縮機の動作を説明するた
めのカム溝の展開図および吸入弁体の動きを示す図であ
る。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る斜板式圧縮機
の要部の構造を示す断面図である。
【図4】図3に示した斜板式圧縮機に使用される吸入弁
体の配置を示す図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態に係る斜板式圧縮機
の要部の構造を示す断面図である。
【図6】図5に示した斜板式圧縮機に使用される吸入吐
出弁体の配置を示す図である。
【図7】従来の斜板式圧縮機を示す断面図である。
【図8】図7に示した斜板式圧縮機における流体吐出構
造を示す断面図である。
【符号の説明】
11 シリンダブロック 12 主軸 16 ピストン 17 シリンダ 19 吸入室 19a 吸入孔(弁板側) 20 吐出室 20a 吐出孔(弁板側) 32 カム機構 32a カム溝 36,36A 吸入弁体 36B 吸入吐出弁体 36a 吸入孔(弁体側) 36b 駆動ピン 36c 吐出孔(弁体側)

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダと、該シリンダ内で上死点と下
    死点との間で往復運動するピストンとを有し、前記シリ
    ンダには前記上死点側に吸入孔及び吐出孔が形成されて
    おり、前記ピストンの往復運動に応じて前記上死点から
    前記下死点までの吸入行程、および前記下死点から前記
    上死点までの吐出行程を行い、前記吸入行程で前記吸入
    孔から流体を前記シリンダに吸入し、前記吐出行程で前
    記シリンダ内の流体を前記吐出孔から吐出するようにし
    たピストン機関において、孔部が形成され前記吸入孔を
    開閉するための吸入弁体を備え、前記吐出行程では前記
    吸入弁体で前記吸入孔を閉成させ、前記吸入行程では前
    記吸入孔の開度を徐々に変化させて、前記吸入弁体を往
    復運動させるように制御する制御手段を有することを特
    徴とするピストン機関。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記上死点で前記吸入
    孔を開き始め、前記上死点から前記下死点への途中で前
    記吸入孔を全開し、前記下死点で前記吸入孔を閉じるよ
    うに前記吸入弁体を移動して、前記ピストンの位置に応
    じて前記吸入孔の開度を制御することを特徴とする請求
    項1に記載のピストン機関。
  3. 【請求項3】 前記制御手段が前記ピストンを駆動する
    駆動手段に連結されたカム機構である請求項1又は2に
    記載のピストン機関。
  4. 【請求項4】 シリンダと、該シリンダ内で上死点と下
    死点との間で往復運動するピストンとを有し、前記シリ
    ンダには前記上死点側に吸入孔及び吐出孔が形成されて
    おり、前記ピストンの往復運動に応じて前記上死点から
    前記下死点までの吸入行程、および前記下死点から前記
    上死点までの吐出行程を行い、前記吸入行程で前記吸入
    孔から流体を前記シリンダに吸入し、前記吐出行程で前
    記シリンダ内の流体を前記吐出孔から吐出するようにし
    たピストン機関において、孔部が形成され前記吐出孔を
    開閉するための吐出弁体を備え、前記吸入行程では前記
    吐出弁体で前記吐出孔を閉成させ、前記吐出行程では前
    記吐出孔の開度を徐々に変化させて、前記吐出弁体を往
    復運動させるように制御する制御手段を有することを特
    徴とするピストン機関。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記下死点で前記吐出
    孔を開き始め、前記下死点から前記上死点への途中で前
    記吐出孔を全開し、前記上死点で前記吐出孔を閉じるよ
    うに前記吐出弁体を移動して、前記ピストンの位置に応
    じて前記吐出孔の開度を制御することを特徴とする請求
    項4に記載のピストン機関。
  6. 【請求項6】 前記制御手段が前記ピストンを駆動する
    駆動手段に連結されたカム機構である請求項4又は5に
    記載のピストン機関。
  7. 【請求項7】 主軸と、シリンダが形成されたシリンダ
    ブロックと、前記主軸の回転駆動に応じて前記シリンダ
    内で上死点と下死点との間で往復運動を行うピストンと
    を有し、該シリンダには前記上死点側に吸入孔及び吐出
    孔が形成されており、前記ピストンの往復運動に応じて
    吸入行程及び吐出行程を行い、前記吸入行程で前記吸入
    孔から流体を前記シリンダに吸入し、前記吐出行程で前
    記シリンダ内の流体を前記吐出孔から吐出室に吐出する
    ようにした流体吸排装置において、孔部が形成され前記
    吸入孔を開閉するための吸入弁体を備え、前記吐出行程
    では前記吸入弁体で前記吸入孔を閉成させ、前記吸入行
    程では前記吸入孔の開度を徐々に変化させて、前記吸入
    弁体を往復運動させるように制御する制御手段を有する
    ことを特徴とする流体吸排装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、前記上死点で前記吸入
    孔を開き始め、前記上死点から前記下死点への途中で前
    記吸入孔を全開し、前記下死点で前記吸入孔を閉じるよ
    うに前記吸入弁体を移動して、前記ピストンの位置に応
    じて前記吸入孔の開度を制御することを特徴とする請求
    項7に記載の流体吸排装置。
  9. 【請求項9】 前記制御手段が前記主軸に連結され、前
    記吸入弁体を前記主軸の回転に同期して駆動するカム機
    構である請求項7又は8に記載の流体吸排装置。
  10. 【請求項10】 前記吸入弁体は、前記主軸の軸線と直
    交する方向に延在する中心軸を持ち、該中心軸の回りで
    回動自在に配置された円柱形状の弁体であり、前記カム
    機構は、前記円柱形状の弁体をその中心軸の回りで往復
    回転運動させることを特徴とする請求項9に記載の流体
    吸排装置。
  11. 【請求項11】 前記吸入弁体は、前記主軸の軸線と直
    交する半径方向に摺動自在に配置された板状の弁体であ
    り、前記カム機構は、前記板状の弁体をその半径方向に
    沿って往復直線運動させることを特徴とする請求項9に
    記載の流体吸排装置。
  12. 【請求項12】 主軸と、シリンダが形成されたシリン
    ダブロックと、前記主軸の回転駆動に応じて前記シリン
    ダ内で上死点と下死点との間で往復運動を行うピストン
    とを有し、該シリンダには前記上死点側に吸入孔及び吐
    出孔が形成されており、前記ピストンの往復運動に応じ
    て吸入行程及び吐出行程を行い、前記吸入行程で前記吸
    入孔から流体を前記シリンダに吸入し、前記吐出行程で
    前記シリンダ内の流体を前記吐出孔から吐出室に吐出す
    るようにした流体吸排装置において、孔部が形成され前
    記吐出孔を開閉するための吐出弁体を備え、前記吸入行
    程では前記吐出弁体で前記吐出孔を閉成させ、前記吐出
    行程では前記吐出孔の開度を徐々に変化させて、前記吐
    出弁体を往復運動させるように制御する制御手段を有す
    ることを特徴とする流体吸排装置。
  13. 【請求項13】 前記制御手段は、前記下死点をすぎて
    任意の点で前記吐出孔を開き始め、前記下死点から前記
    上死点への途中で前記吐出孔を全開し、前記上死点で前
    記吐出孔を閉じるように前記吐出弁体を移動して、前記
    ピストンの位置に応じて前記吐出孔の開度を制御するこ
    とを特徴とする請求項12に記載の流体吸排装置。
  14. 【請求項14】 前記制御手段が前記主軸に連結され、
    前記吐出弁体を前記主軸の回転に同期して駆動するカム
    機構である請求項12又は13に記載の流体吸排装置。
  15. 【請求項15】 前記吐出弁体は、前記主軸の軸線と直
    交する方向に延在する中心軸を持ち、該中心軸の回りで
    回動自在に配置された円柱形状の弁体であり、前記カム
    機構は、前記円柱形状の弁体をその中心軸の回りで往復
    回転運動させることを特徴とする請求項14に記載の流
    体吸排装置。
  16. 【請求項16】 前記吐出弁体は、前記主軸の軸線と直
    交する半径方向に摺動自在に配置された板状の弁体であ
    り、前記カム機構は、前記板状の弁体をその半径方向に
    沿って往復直線運動させることを特徴とする請求項14
    に記載の流体吸排装置。
JP9040636A 1996-12-27 1997-02-25 ピストン機関および流体吸排装置 Withdrawn JPH10238456A (ja)

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JP9040636A JPH10238456A (ja) 1996-12-27 1997-02-25 ピストン機関および流体吸排装置
DE69800445T DE69800445T2 (de) 1997-02-25 1998-02-24 Ein- und Auslassventilvorrichtung für einen Kompressor
EP98103211A EP0860607B1 (en) 1997-02-25 1998-02-24 Suction and discharge valve mechanism for a compressor
US09/030,251 US6012905A (en) 1997-02-25 1998-02-25 Suction and discharge valve mechanism for fluid displacement apparatus

Applications Claiming Priority (3)

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JP35078896 1996-12-27
JP8-350788 1996-12-27
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100903095B1 (ko) 2003-01-20 2009-06-16 한라공조주식회사 밸브 어셈블리의 구조가 개선된 자동차용 압축기
CN101979867A (zh) * 2010-09-13 2011-02-23 张全根 旋转斜盘轴向柱塞油马达及其组合
CN104975946A (zh) * 2014-04-12 2015-10-14 刘正斌 日晷式涡轮发动机

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KR100903095B1 (ko) 2003-01-20 2009-06-16 한라공조주식회사 밸브 어셈블리의 구조가 개선된 자동차용 압축기
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