JPH10238087A - 床構造 - Google Patents

床構造

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Publication number
JPH10238087A
JPH10238087A JP4209297A JP4209297A JPH10238087A JP H10238087 A JPH10238087 A JP H10238087A JP 4209297 A JP4209297 A JP 4209297A JP 4209297 A JP4209297 A JP 4209297A JP H10238087 A JPH10238087 A JP H10238087A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
corrugated sheet
laid
corrugated
fiber board
sheet
Prior art date
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Pending
Application number
JP4209297A
Other languages
English (en)
Inventor
Keizo Yagi
敬三 八木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Kogyo KK
Original Assignee
Asahi Kogyo KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Kogyo KK filed Critical Asahi Kogyo KK
Priority to JP4209297A priority Critical patent/JPH10238087A/ja
Publication of JPH10238087A publication Critical patent/JPH10238087A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、保温性並びに断熱性、吸音性、緩
衝性にも優れ、通気性があるため湿気が溜まることもな
く、しかも、環境に優しい床構造を提供する。 【解決手段】 下地材1上に敷設した植物繊維に接着剤
を添加して固めた通気性のある繊維ボードを波型に構成
した波板2と、その波板2上に敷設した波板2と同一材
質からなる平板3と、その平板3上に敷設した表面仕上
材4とで構成した床構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として住宅用の
床構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の床構造として、下地材上に表面仕
上材として、畳みを敷設するものと、木製の床板(フロ
ーリング材)を敷設するものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】畳は、藁を束ねた厚手
の畳床(55mm程度)に、天然のい草等からなる畳表
を縫い付ける等して形成し、または、木材を切粉にした
ものを固めた断熱材と、発泡スチロール等の通気性のな
い樹脂板とを組み合わせた畳床に、天然のい草等からな
る畳表を縫い付ける等して形成したものが用いられてい
る。
【0004】また、表面仕上材として木製の床板を用い
たものでは、2階以上の階で床板上にものを落とし、ま
たは床板上を走る等すると、階下にその音が伝わり、階
下の者に不快感を与える等の不具合がある。
【0005】これを防ぐために、下地材の上に発泡樹脂
等の化学物質から成る遮音材を敷設するものも知られて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、藁を束ねた厚
手の畳床は、畳自体が厚く重いため、持ち運び難く施工
に不便をきたし、しかも該畳は通常藁を畳床の原料とす
るため、水分を吸い黴が生えやすく、度々日に干す等の
作業をする必要があり管理に手間がかかる不具合があっ
た。また、最近は収穫時に藁を短く切断する農法が用い
られているため、畳床用の藁の入手も困難である。
【0007】これらの不具合を解消するため、樹脂板等
の化学物質からなる畳床を使用するものでは、火災等の
発生時に、有毒ガスが発生したり、使用限度が来て捨て
る場合にも焼却し難くいと言った不具合があり、また通
気性がないため、湿気が入り込んだ場合、抜け難く結露
し黴の発生原因となる。
【0008】また、表面仕上材として木製の床板を用い
たものにおいて、遮音材を併用したものでは、該遮音板
に通気性がなく、湿気が入り込んだ場合、抜け難くこれ
もまた黴の発生原因となる。また該遮音板が火災等の発
生時に、有毒ガスを発生したり、使用限度がきて捨てる
場合に焼却することがでないと言った不具合を生じる。
【0009】本発明はかかる不具合のない環境に優しい
床構造を提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の床構造
は、下地材上に敷設した、植物繊維に接着剤を添加して
固めた通気性のある繊維ボードを波型に構成した波板
と、該波板上に敷設した波板と同一材質からなる平板
と、該平板上に敷設した表面仕上材とで構成され、かか
る構成を備えることで、波板と平板との間に空気の層が
でき、これによって保温性に優れ、しかも繊維ボード
は、植物繊維に接着剤を添加して固めただけであるから
柔軟性があり、これによって衝撃力に優れ、しかも吸音
性にも優れ、更に通気性があるため湿気が溜まることも
ない。
【0011】しかも、植物繊維または木材を素材とする
ため、火災等の発生時、焼却処分を行うときに、有毒ガ
スを発生することもない。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図に付き説
明する。図面で1は下地材で、木造建築にあっては、松
板、ベニヤ板等が用いられ、コンクリート建築にあって
は、コンクリートスラブが用いられる。2は該下地材1
上に敷設した、植物繊維に接着剤を添加して固めた通気
性のある繊維ボードを波型に構成した波板、3は該波板
2上に敷設した波板2と同一材質からなる平板、4は該
平板3上に敷設した表面仕上材を示す。
【0013】図1に示す波板2は、椰子の実繊維を接着
材で固めた厚さ5mm程度の板材を波型にプレス成形し
て、波型の山2aの頂上と谷2bの下端までの間隔が約
30mmで、山2a、2a間のピッチが約50mmを有
するものに構成し、波板の各山2aには、ところどころ
に押潰部2cを設けて各山2aの幅方向の変形に対する
補強を図った。そして、該平板3は、同様に椰子の実繊
維を接着材等で固めた、比較的軽く、通気性のある厚さ
10mm程度の板で構成した。
【0014】図1乃至図3に示す実施の形態は、表面仕
上材4として、薄畳4Aを用いたものを示す。このもの
は、椰子の実繊維を接着剤で固めた比較的軽い通気性の
ある畳床4aに、天然のい草を横糸として織った畳表4
b、または細い樹脂チューブを横糸として織った畳表4
bを縫い付ける等して形成し、該薄畳4Aの厚さは、約
1.5cmとし、これと波板2と平板3と薄畳4Aと
で、従来の畳みと厚さが同じ、約55mmとなるように
した。
【0015】なお、上記該畳床4aに変えて、鋸切屑の
ように細かく截断された木片を接着剤で固めたインシュ
レーションボード(断熱板)を、椰子の実繊維を接着剤
で固めた板の間に挟んで形成したものを用いることもで
きる。なお、このインシュレーションボードは、椰子の
実繊維を接着剤で固めた板よりは通気性が悪いが、通気
性を保有する。
【0016】なお、図1乃至図3に示すものは、該畳表
4bの周囲を折り曲げて、該畳床4aの裏面に、接着テ
ープ4cを用いて接着した。しかし、これは縫合・釘着
等によって結着しても良い。
【0017】図4は、表面仕上材4として木製の床板
(フローリング材)4Bを上記平板3上に敷設した実施
の形態を示し、該床板4Bの厚さは、上記薄畳4Aの厚
さと等しくした。かくするときは、波板2と平板3をそ
のままにして、薄畳4Aに代えて、床板4Bを敷設する
のみで、床構造を、フローリングから畳に簡単に代える
ことが出来、また畳からフローリングに代えることもで
きる。
【0018】なお、5は通気性のある袋に入れた活性炭
等の吸湿材を示し、該吸湿材5を波板2の山2a、2a
間の適当箇所に設けて、湿気を吸収させるようにした。
【0019】上記構成からなる床構造では、波板2と平
板3との間に空気の層ができ、これが断熱層となって保
温性を確保でき、床下への熱の出入りが少なく、該床構
造を施した部屋の冷房効果、暖房効果を高めることがで
きる。しかも繊維ボードは、植物繊維に接着剤を添加し
て固めたものであるから柔軟性があり、これによって衝
撃力を吸収できるため、吸音性、緩衝性にも優れる。し
たがって、特に木製の床板4Bを敷設した場合に階上の
部屋の音が階下に伝わることを可及的に防げる。しか
も、波板2と平板3は、通気性があるためこれらの間、
または波板2と平板3自体に湿気が篭ることもない。
【0020】更に、例えば、細い樹脂チューブを用いた
畳表4bを用いたとしても、大半が植物繊維で構成され
るため、火災等の発生時、または焼却処分を行うとき
に、有毒ガスを大幅に減少させることができ、天然のい
草を横糸として織った畳表4bを用いれば、全てが天然
物質で構成され有毒ガスが発生しない。
【0021】更に、この床構造は、波板2と平板3と表
面仕上材4との3枚に分かれるためそれぞれは軽く持ち
運び易い。このため施工、補修等も行い易い。
【0022】
【発明の効果】 請求項1記載の床構造によれば、波板
と平板との間に空気の層ができ、これによって、保温性
優れ、しかも繊維ボードは、植物繊維に接着剤を添加し
て固めただけであるから柔軟性があり、これによって衝
撃力を吸収できるため緩衝性にも優れ吸音性にも優れ
る。しかも通気性があるため湿気が溜まることもなく黴
等が発生し難くく衛生上好ましいものが得られる。
【0023】しかも、波板と、該波板上に敷設した平板
とを植物繊維で構成したため、表面仕上材に多少化学物
質を使用することがあっても、火災等の発生時、焼却処
分を行うときに、有毒ガスの発生を大幅に減らすことが
できて環境に優しい床構造が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明実施の形態の1例を示す斜視図
【図2】 A−A線截断拡大図
【図3】 図1の緩衝板と平板と薄畳とを分離した状態
の一部の斜視図
【図4】 他の実施の形態を示す斜視図
【符号の説明】
1 下地材 2 波板 3
平板 4 表面仕上材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下地材上に敷設した、植物繊維に接着剤
    を添加して固めた通気性のある繊維ボードを波型に構成
    した波板と、該波板上に敷設した波板と同様に植物繊維
    に接着剤を添加して固めた通気性のある繊維ボードから
    なる平板と、該平板上に敷設した表面仕上材とで構成し
    た敷床構造。
JP4209297A 1997-02-26 1997-02-26 床構造 Pending JPH10238087A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4209297A JPH10238087A (ja) 1997-02-26 1997-02-26 床構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4209297A JPH10238087A (ja) 1997-02-26 1997-02-26 床構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10238087A true JPH10238087A (ja) 1998-09-08

Family

ID=12626377

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4209297A Pending JPH10238087A (ja) 1997-02-26 1997-02-26 床構造

Country Status (1)

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JP (1) JPH10238087A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101070742B1 (ko) * 2003-02-06 2011-10-07 타이세이 일렉트로닉 인더스트리스, 코., 엘티디. 차음 바닥구조
US9816271B2 (en) * 2015-06-16 2017-11-14 Michael Dombowsky Composite flooring system and method for installation over semi-rigid substrate

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101070742B1 (ko) * 2003-02-06 2011-10-07 타이세이 일렉트로닉 인더스트리스, 코., 엘티디. 차음 바닥구조
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