JPH10237368A - インクジェットインキの製造方法 - Google Patents

インクジェットインキの製造方法

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JPH10237368A
JPH10237368A JP3866997A JP3866997A JPH10237368A JP H10237368 A JPH10237368 A JP H10237368A JP 3866997 A JP3866997 A JP 3866997A JP 3866997 A JP3866997 A JP 3866997A JP H10237368 A JPH10237368 A JP H10237368A
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JP
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ink
resin
carbon black
adsorbed
parts
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Application number
JP3866997A
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English (en)
Inventor
Shinya Fujimatsu
慎也 藤松
Masaru Ota
大 太田
Hisatsugu Uraki
久嗣 浦木
Tsutomu Fujigamori
勉 藤ヶ森
Yasuharu Iida
保春 飯田
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Toyo Ink Mfg Co Ltd
Original Assignee
Toyo Ink Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】紙面での耐水性を充分有しながら,ヘッドでの
インキの再溶解性に優れ,ノズルでの吐出安定性が良好
なインクジェットインキを製造する方法の提供。 【解決手段】水性の液体中にカーボンブラックおよび樹
脂を分散もしくは溶解して分散液を調整し,カーボンブ
ラックに樹脂を吸着させたのち,25000〜8000
0Gの遠心加速度による遠心分離を行い,樹脂を吸着さ
せたカーボンブラックを沈降させ,カーボンブラックに
吸着していない樹脂を除くことを特徴とするインクジェ
ットインキの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,耐水性および連続
した吐出性に優れたインクジェットインキの製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりインクジェット用記録液として
は,特開昭53ー61412号公報,特開昭54ー89
811号公報,特開昭55ー65269号公報に開示さ
れるように,酸性染料,直接染料,塩基性染料等の水溶
性染料をグリコール系溶剤と水に溶解したものがよく用
いられている。しかし,水溶性染料としては,記録液の
安定性を得るために,水に対する溶解性の高いものが一
般的に用いられており,インクジェット記録物の耐水性
が悪く,水をこぼしたりすると容易に記録部分の染料の
にじみを生じるという問題があった。
【0003】このような耐水性の不良を改良するため,
特開昭56−57862号公報に開示されるように,染
料の構造を変えたり,塩基性の強い記録液を調製するこ
とが試みられている。また,特開昭50ー49004号
公報,特開昭57ー36692号公報,特開昭59ー2
0696号公報,特開昭59ー146889号公報に開
示されるように,記録紙と記録液との反応をうまく利用
して耐水性の向上を図ることも行われている。これらの
方法は,ある種の記録紙については著しい効果をあげて
いるが,インクジェット方式においては種々の記録紙を
用いるため,水溶性染料を使用する記録液では記録物の
充分な耐水性が得られないことが多い。
【0004】また,耐水性の良好な記録液としては,油
溶性染料を高沸点溶剤に分散ないし溶解したもの,油溶
性染料を揮発性の溶剤に溶解したものがあるが,溶剤の
臭気や溶剤の排出に対して環境上嫌われることがあり,
大量の記録を行う場合や装置の設置場所によっては,溶
剤回収等の必要性が問題となることがある。したがっ
て,記録物の耐水性をよくするために,水系媒体に顔料
を分散した記録液の開発が行われている。しかし,顔料
は,染料と異なり記録媒体中にて不溶解であり,微小粒
子として分散させることおよび分散状態を安定に保つこ
とが非常に困難である。そして,耐水性,耐光性に優れ
る顔料の特長を発揮させながら,記録液の吐出条件への
調整,長期保存安定性,紙等の被記録体への定着,画像
の色,にじみ等の品質につき,染料並みないしそれ以上
の特性をえるためには,さらなる改良を必要としている
のが現状である。
【0005】また,インクジェット用記録液において
は,プリンターの高解像度化からノズル径が小さくなっ
たのに伴い,着色剤の粒子径を微細化する必要が生じて
いる。さらに,顔料を分散させた記録液には,記録液が
濃縮ないし固形化したのちのヘッドでの再溶解性と紙面
での耐水性という相反した特性を要求されるが,水溶解
性の樹脂を用いるとノズル周辺に樹脂が残留したり,記
録液中の水分が蒸発したときに記録液の粘度の上昇等が
起こり,再溶解性の特性以外にも吐出の安定性が得られ
にくい問題を有している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は,紙面
での耐水性を充分有しながら,ヘッドでのインキの再溶
解性に優れ,ノズルでの吐出安定性が良好なインクジェ
ットインキを製造する方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは,水性の液
体中に樹脂および該樹脂を吸着させたカーボンブラック
を分散もしくは溶解してなるインクジェットインキにお
いて,インキ中のカーボンブラックに吸着していない樹
脂の濃度が濃すぎると,ヘッドでの吐出安定性,再溶解
性などに悪い影響を与え,ヘッドの寿命を縮める傾向が
あること,およびインキ中のカーボンブラックに吸着し
ていない樹脂は,25000G以上の遠心加速度による
遠心分離を行うと除去できることを見出し,本発明に至
った。すなわち,本発明は,水性の液体中にカーボンブ
ラックおよび樹脂を分散もしくは溶解して分散液を調整
し,カーボンブラックに樹脂を吸着させたのち,250
00〜80000Gの遠心加速度による遠心分離を行
い,樹脂を吸着させたカーボンブラックを沈降させ,カ
ーボンブラックに吸着していない樹脂を除くことを特徴
とするインクジェットインキの製造方法に関する。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明のインクジェットインキの
製造方法では,水性の液体中にカーボンブラックおよび
樹脂を分散もしくは溶解して,カーボンブラック濃度1
0〜30重量%,樹脂濃度5〜20重量%の濃縮状態の
分散液を調整し,カーボンブラックに樹脂を十分吸着さ
せたのち,25000〜80000Gの遠心加速度によ
る遠心分離を行い,樹脂を吸着させたカーボンブラック
を沈降させ,カーボンブラックに吸着していない樹脂の
少なくとも一部を除き,前記樹脂を吸着させたカーボン
ブラックに水,必要に応じて水性溶剤および添加剤を加
え,分散ないし混合してインクジェットインキを製造す
る。
【0009】カーボンブラックおよび樹脂を含む濃縮状
態の分散液の製造は,カーボンブラック,樹脂,水,必
要に応じて分散剤,界面活性剤,水性溶剤,中和剤を混
合し,サンドミル,ホモジナイザー,ボールミル,ペイ
ントシェーカー,超音波分散機等で分散して行う。濃縮
状態の水分散液は,50〜80℃の温度にて,3〜72
時間の処理を行うと,樹脂がカーボンブラックによく吸
着され好ましい。カーボンブラックとしては,塩基性,
中性,酸性のカーボンブラックを用いることができる。
【0010】塩基性のカーボンブラックとして具体的に
は,三菱化学社製の#2300,#950,#900,
#850,#44,#40,MCF88,デグサ社製の
Printex85,80,75,60,55,45,
キャボット社製のBlackPEARLS 700,M
ONARCH 800等が挙げられる。中性のカーボン
ブラックとして具体的には,三菱化学社製のMA60
0,キャボット社製のBlack PEARLS110
0,VALCAN 9A32,REGAL 660,コ
ロンビヤンインダストリー社製のRAVEN 2500
ULTRA,880,780ULTRA,東海カーボン
社製のトーカブラック#8200,#7700,#75
50,#7450,#7400,#7350,#455
0等が挙げられる。
【0011】酸性のカーボンブラックとして具体的に
は,三菱化学社製の#2400B,#2350,#22
00B,#1000,MA100,MA7,MA8,M
A11,デグサ社製のCOLOUR BLACK FW
200,FW2,S170,SPECIAL BLAC
K 6,550,キャボット社製のMONARCH 1
400,1300,BLACK PEALS−L,RE
GAL 400,コロンビヤンインダストリー社製のR
AVEN 7000,5750,5250,3500,
1500,1200,1170,1035,1255,
東海カーボン社製のトーカブラック#8600,#85
00,#8300等が挙げられる。
【0012】樹脂としては,アクリル系共重合体を用い
ることができる。アクリル系共重合体としては,(メ
タ)アクリル酸,(メタ)アクリル酸エステル,(メ
タ)アクリルアミド等のアクリル系モノマーの共重合体
や,該アクリル系モノマーとスチレン,αメチルスチレ
ン等のスチレン系モノマーとの共重合体が挙げられる。
なかでも,アクリル酸,スチレン,αメチルスチレンよ
りなる3元共重合体およびアクリル酸,スチレンよりな
る2元共重合体は,カーボンブラックへの吸着による分
散性および耐水性の効果硬化が高いため好適に用いられ
る。樹脂の重量平均分子量は,安定な分散性,インキの
再溶解性,吐出安定性の点から,2000〜13000
であることが好ましい。また,樹脂の酸価は,インキの
再溶解性,吐出安定性,耐水性の観点から調和がとれる
ため,90〜250であることが好ましい。
【0013】中和剤は,樹脂をインキの液体成分に安定
に溶解させておくために用いられる。中和剤としては,
ナトリウム,カリウム等のアルカリ金属の水酸化物,脂
肪族アミン,エタノールアミン,プロパノールアミン,
メチルエタノールアミン等のアルコールアミン,モルホ
リン,N−メチルモルホリン,ジメチルアミノエタノー
ル,ジエチルアミノエタノール等が挙げられる。中和剤
は,樹脂と等モルないし過剰量用いると,溶解性の維
持,耐水性の維持,再溶解性の維持が良好に行うことが
できる。
【0014】本発明のインクジェットインキの製造方法
で用いられる水性の液体は,水と,必要に応じて水性溶
剤とからなる。水としては,金属イオン等を除去したイ
オン交換水ないし蒸留水が好適に用いられる。水性溶剤
は,インキのノズル部分での乾燥,固化を防止し,安定
なインキの噴射およびノズルの経時での乾燥を防止し,
保湿剤としても働くものである。
【0015】水性溶剤としては,エチレングリコール,
ジエチレングリコール,プロピレングリコール,トリエ
チレングリコール,ポリエチレンリコール,グリセリ
ン,テトラエチレングリコール,ジプロピレングリコー
ル,ケトンアルコール,ジエチレングリコールモノブチ
ルエーテル,エチレングリコールモノブチルエーテル,
エチレングリコールモノエチルエーテル,1,2ーヘキ
サンジオール ,N−メチルー2ーピロリドン,置換ピ
ロリドン,2,4,6ーキサントリオール,テトラフル
フリルアルコール,4−メトキシー4メチルペタノン等
が用いられる。また,インキの紙での乾燥を速めること
を目的として,メタノール,エタノール,イソプロピル
アルコール等のアルコール類も用いることができる。
【0016】分散剤および界面活性剤は,カーボンブラ
ックの分散および画像の品質向上を目的として用いられ
る。界面活性剤としては,アニオン性,非イオン性,カ
チオン性,両イオン性活性剤等を用いることができる。
アニオン性活性剤としては,脂肪酸塩,アルキル硫酸エ
ステル塩,アルキルアリールスルホン酸塩,アルキルナ
フタレンスルホン酸塩,ジアルキルスルホン酸塩,ジア
ルキルスルホコハク酸塩,アルキルジアリールエーテル
ジスルホン酸塩,アルキルリン酸塩,ポリオキシエチレ
ンアルキルエーテル硫酸塩,ポリオキシエチレンアルキ
ルアリールエーテル硫酸塩,ナフタレンスルホン酸フォ
ルマリン縮合物,ポリオキシエチレンアルキルリン酸エ
ステル塩,グリセロールボレイト脂肪酸エステル,ポリ
オキシエチレングリセロール脂肪酸エステル等を例示で
きる。
【0017】非イオン性活性剤としては,ポリオキシエ
チレンアルキルエーテル,ポリオキシエチレンアルキル
アリールエーテル,ポリオキシエチレンオキシプロピレ
ンブロックコポリマー,ソルビタン脂肪酸エステル,ポ
リオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル,ポリオキ
シエチレンソルビトール脂肪酸エステル,グリセリン脂
肪酸エステル,ポリオキシエチレン脂肪酸エステル,ポ
リオキシエチレンアルキルアミン,フッ素系,シリコン
系等の非イオン性活性剤が例示できる。カチオン性活性
剤としては,アルキルアミン塩,第4級アンモニウム
塩,アルキルピリジニウム塩,アルキルイミダゾリウム
塩等を例示できる。両イオン性活性剤としては,アルキ
ルベタイン,アルキルアミンオキサイド,ホスファジル
コリン等が例示できる。
【0018】カーボンブラックおよび樹脂を含む濃縮状
態の分散液中では,一部の樹脂はカーボンブラックに吸
着され,残りの樹脂は,カーボンブラックに吸着してい
ない樹脂として水性の液体中に存在している。樹脂は,
カーボンブラック1重量部当たり0.05〜0.5重量
部の範囲で吸着させることが好ましい。樹脂の吸着量が
0.05重量部未満の場合は,カーボンブラックを水性
の液体中に安定分散することが困難であり,また,カー
ボンブラックの導電性を低くすることができない。これ
は,コンティニユアスタイプのプリンターにおいて,チ
ャージャー部,偏向部においてのショートを頻発する恐
れが生じる。一方,樹脂の吸着量が0.5重量部を越え
る場合は,過剰な樹脂の吸着状態であり,安定した吸着
状態が実質的に維持できない。
【0019】本発明のインクジェットインキの製造方法
では,濃縮状態の分散液中のカーボンブラックに吸着し
ていない樹脂の少なくとも一部を除去する。カーボンブ
ラックに吸着していない樹脂の除去は,樹脂を吸着させ
たカーボンブラックを25000〜80000Gの遠心
加速度による遠心分離により沈降させ,カーボンブラッ
クに吸着していない樹脂と浮遊するカーボンブラック
(樹脂が吸着していないカーボンブラック)とを含む上
澄み液の一部または全部を分離することにより行うが,
全部を分離することは困難で現実的ではない。
【0020】上澄み液の全部を分離して得られる樹脂を
吸着させたカーボンブラックまたは上澄み液の一部を分
離して得られる樹脂を吸着させたカーボンブラックを含
む濃縮状態の分散液は,水,必要に応じて水性溶剤,分
散剤,界面活性剤,中和剤,染料,浸透剤,防黴剤など
と共に分散し,カーボンブラックに吸着していない樹脂
の濃度が低いインクジェットインキを調整する。インキ
中のカーボンブラックに吸着していない樹脂の濃度は,
0.01〜2.0重量%となるように調整することが好
ましい。樹脂の濃度が0.01重量%未満の場合は,イ
ンキの定着性および耐水性が低くなる。一方,2.0重
量%を越える場合には,過剰の樹脂がインキのヘッドで
の吐出安定性および再溶解性に悪影響を及ぼし,印字物
の表面抵抗が低くなるためコンティニュアスタイプのプ
リンターでの適性も低下する。
【0021】本発明の方法で製造されるインクジェット
インキは,一般には,カーボンブラック1〜8重量%,
カーボンブラックに吸着している樹脂および吸着してい
ない樹脂の合計0.1〜5重量%,染料0〜1重量%,
防黴剤0.03〜1.0重量%,水性溶剤0〜45重量
%,水50〜98.87重量%より構成される。インキ
中のカーボンブラックの濃度は,1〜8重量%の範囲で
あることが好ましい。濃度がこれよりも低いと画像の濃
度,色の再現が不充分になる。また,これよりも高い
と,吐出の安定性が著く低下し,ノズルでのめ詰まりが
頻発しやすくなる。また,インキの粘度調整が困難にな
ったりする。
【0022】インキ中のカーボンブラックに吸着してい
る樹脂および吸着していない樹脂の合計量は,インキの
0.1〜5重量%の範囲であることが好ましい。樹脂の
量がこれよりも少ないと,充分な密着性が得られない。
また,これよりも多いと,長期の吐出安定性が得られ難
い。インクジェットインキを調製する際には,色相の調
整,濃度の付与およびインキの特性の調整を目的とし
て,耐水性,耐光性に問題の無いような形で,染料を併
用することもできる。ただし,染料の使用によってカー
ボンブラックの分散の安定性を悪くすることもあるの
で,その使用量はカーボンブラックの40重量%以下,
好ましくは25重量%以下に止める必要がある。染料と
しては,酸性染料,塩基性染料,直接染料,反応性染
料,分散染料,含金属染料等が用いられる。染料は,無
機塩の除去された精製染料が好ましい。
【0023】染料としては,C.I.ダイレクトブラック1
7,19,32,51,71,108,146,15
4,166,C.I.アシッドブラック2,7,24,2
6,31,52,63,112,118,C.I.ベーシッ
クブラック2,C.I.ダイレクトブルー6,22,25,
71,90,106,フードブラック1,2およびこれ
らのリチウムないしカリウム置換物,C.I.アシッドブル
ー9,22,40,59,93,102,104,11
3,117,120,167,229,234,C.I.ベ
イシックブルー1,3,5,7,9,24,25,2
6,28,29等を例示できる。
【0024】防黴剤は,インキへの黴および微生物の発
生を防止するものであり,デヒドロ酢酸ナトリウム,安
息香酸ナトリウム,ソジウムピリジンチオンー1ーオキ
サイド,ジンクピリジンチオンー1ーオキサイド,1,
2ーベンズイソチアゾリンー3ーオン,1ーベンズイソ
チアゾリンー3ーオンのアミン塩等が用いられる。これ
らは,インキの0.03〜0.5重量%程度の範囲で用
いる。
【0025】また,インキの被印刷体が紙のような浸透
性のある材料のときには,紙へのインキの浸透をはやめ
見掛けの乾燥性を早くするため,浸透剤を加えることが
できる。浸透剤としては,水性溶剤として例示したジエ
チレングリコールモノブチルエーテル等のグリコールエ
ーテル,アルキレングリコール,ポリエチレングリコー
ルモノラウリルエーテル,ラウリル硫酸ナトリウム,ド
デシルベンゼンスルホン酸ナトリウム,オレイン酸ナト
リウム,ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム等を用い
ることができる。これらは,インキの5重量%以下の使
用量で十分な効果があり,これよりも多いと印字の滲
み,紙抜け(プリントスルー)を起こし好ましくなくな
る。
【0026】また,インキ中の金属イオンを封鎖し,ノ
ズル部での金属の析出やインキ中での不溶解性物の析出
等を防止するために,インキの0〜0.5重量%の範囲
でキレート剤を加えることができる。キレート剤として
は,エチレンジアミンテトラアセティックアシド,エチ
レンジアミンテトラアセティックアシドのナトリウム
塩,エチレンジアミンテトラアセティックアシドのジア
ンモニウム塩,エチレンジアミンテトラアセティックア
シドのテトラアンモニウム塩等が用いられる。
【0027】また,インキのpHを調整し,インキの安
定ないし記録装置中のインキ配管との安定性を得るた
め,アミン,無機塩,アンモニア等のpH調整剤,リン
酸等の緩衝液を用いることができる。また,インキの循
環,移動,あるいはインキ製造時の泡の発生を防止する
ため,消泡剤を添加することもできる。さらに,尿素,
ジメチル尿素等の添加剤や,その他の従来公知の各種溶
剤,添加剤,塩類,合成樹脂,天然樹脂等を併用するこ
ともできる。
【0028】インクジェットインキ中の樹脂を吸着させ
たカーボンブラックの粒子径は,レーザー散乱法による
平均粒径において0.01〜0.2μm,さらには0.
01〜0.1μmであることが好ましい。このような粒
径であると,記録時のインキの吐出が安定する。インキ
は,記録装置の方式にもよるが,粘度0.8〜15cp
s(25℃),表面張力25〜60dyn/cmの液体
として調整することが好ましい。また,pHは,特に制
約されないが7〜12の範囲,特に7〜10の弱アルカ
リ性に調整することが好ましい。本発明の方法で製造さ
れるインキは,コンティニュアスタイプのプリンターお
よびオンデマンドタイプのプリンターのいずれにも使用
できる。コンティニュアスタイプのプリンターにおいて
は,液滴が適度に帯電するようにインキの電導度を調整
する。
【0029】
【実施例】以下,実施例に基づいて本発明を説明する。
実施例中,部および%は,重量部および重量%をそれぞ
れ表す。 〔実施例1〕サンドミルに下記の原料を入れて分散し、
濃縮状態の分散液を調製した。 カーボンブラック(三菱化学社製「#2600 」) 20.0部 樹脂溶液 40.0部 (アクリル酸/スチレン2元共重合体 (酸価180,重量平均分子量8000)13.0部 ジメチルアミノエタノール 1.0部 精製水 26.0部) 精製水 40.0部 得られた分散液を60℃にて10時間加熱処理したの
ち,27000Gの遠心加速度で5時間の遠心分離を行
い,樹脂を吸着させたカーボンブラックを沈降させ,カ
ーボンブラックに吸着していない樹脂(以下,非吸着樹
脂という)を含む上澄み液を取り除いた。得られたカー
ボンブラックは,カーボンブラック1部当たり0.35
部の樹脂を吸着していた。
【0030】樹脂を吸着させたカーボンブラック7.0
部を,非吸着樹脂を含む上澄み液3.0部と共に取り出
し,下記の成分と混合,分散したのち,0.45μのフ
ィルターにて濾過し,インクジェットインキを作製し
た。インキ中の非吸着樹脂の濃度は,0.24%であっ
た。 ジエチルアミノエタノール 0.1 部 ノニオン性界面活性剤(花王社製「エマルゲン420」) 0.1 部 分散剤(ゼネカ社製「ソルスパース27000」) 0.2 部 グリセリン 5.0 部 防黴剤(オーリン社製「ソジウムオマジン」) 0.15部 エチレンジアミンテトラアセティックアシドナトリウム塩 0.02部 精製水 84.43部
【0031】〔実施例2〜12〕実施例1と同様の方法
で表1に示す処理を行い,濃縮状態の分散液を調製し
た。カーボンブラック一部当たりの樹脂の吸着量(部)
は表1に示すとおりであった。
【表1】
【0032】 C1 カーボンブラック(三菱化学社製「No.2600」) C2 カーボンブラック(三菱化学社製「MA−7」) C3 カーボンブラック(デグサ社製「Printex45」) C4 カーボンブラック(デグサ社製「Printex55」) R1 アクリル酸/スチレン/αメチルスチレン3元共重合体 (酸価100,重量平均分子量5000)32.5%水溶液 R2 アクリル酸/スチレン/αメチルスチレン3元共重合体 (酸価180,重量平均分子量9000)32.5%水溶液 R3 アクリル酸/スチレン/αメチルスチレン3元共重合体 (酸価95,重量平均分子量4500)32.5%水溶液 R4 アクリル酸/スチレン/αメチルスチレン3元共重合体 (酸価90,重量平均分子量4000)32.5%水溶液 R5 アクリル酸/スチレン/αメチルスチレン3元共重合体 (酸価120,重量平均分子量3000)32.5%水溶液 R6 アクリル酸/スチレン/αメチルスチレン3元共重合体 (酸価200,重量平均分子量7000)32.5%水溶液 R7 アクリル酸/スチレン2元共重合体 (酸価180,重量平均分子量9000)32.5%水溶液 R8 アクリル酸/スチレン2元共重合体 (酸価190,重量平均分子量12000)32.5%水溶液 R9 アクリル酸/スチレン2元共重合体 (酸価100,重量平均分子量11000)32.5%水溶液 D1 ノニオン性界面活性剤(花王社製「エマルゲン420」) D2 分散剤(ゼネカ社製「ソルスパース27000」) D3 分散剤(花王社製「デモールN」)
【0033】樹脂を吸着させたカーボンブラック7.0
部を,非吸着樹脂を含む上澄み液3.0部と共に取り出
し,下記の成分と混合,分散したのち,0.45μのフ
ィルターにて濾過し,インクジェットインキを作製し
た。インキ中の非吸着樹脂の濃度は,表2および表3に
示すとおりであった。 ジエチルアミノエタノール 0.1 部 ノニオン性面活性剤(花王社製「エマルゲン420」) 0.1 部 分散剤(ゼネカ社製「ソルスパース27000」) 0.2 部 グリセリン 5.0 部 防黴剤(ゼネカ社製「プロクセルGXL」) 0.25部 エチレンジアミンテトラアセティックアシドナトリウム塩 0.02部 精製水 84.33部
【0034】〔比較例1〕サンドミルに下記の原料を入
れて分散し、濃縮状態の分散液を調製した。 カーボンブラック(三菱化学社製「MA7」) 20.0部 樹脂溶液 36.0部 (アクリル酸/スチレン/αメチルスチレン3元共重合体 (酸価150,重量平均分子量8500) 12.0部 ジメチルアミノエタノール 1.0部 精製水 23.0部) 精製水 44.0部 得られた分散液のカーボンブラックは,カーボンブラッ
ク1部当たり0.12部の樹脂を吸着していた。
【0035】上記分散液25.0部を下記の成分と混
合,分散したのち,0.45μのフィルターにて濾過
し,インクジェットインキを作製した。 ジエチルアミノエタノール 0.1 部 ノニオン性界面活性剤(花王社製「エマルゲン420」) 0.1 部 分散剤(ゼネカ社製「ソルスパース27000」) 0.2 部 グリセリン 5.0 部 防黴剤(オーリン社製「ソジウムオマジン」) 0.15部 エチレンジアミンテトラアセティックアシドナトリウム塩 0.02部 精製水 69.43部
【0036】〔比較例2〕サンドミルに下記の原料を入
れて分散し、濃縮状態の分散液を調製した。サンドミル
に下記の原料を入れて分散し、濃縮状態の分散液を調製
した。 カーボンブラック(三菱化学社製「MA7」) 20.0部 樹脂溶液 3.6部 (アクリル酸/スチレン/αメチルスチレン3元共重合体 (酸価250,重量平均分子量13000)1.2部 ジメチルアミノエタノール 0.1部 精製水 2.3部) 精製水 76.4部 得られた分散液は,分散が十分進まず粗大粒子が多かっ
た。この分散液のカーボンブラックは,カーボンブラッ
ク1部当たり0.03部の樹脂を吸着していた。
【0037】上記分散液25.0部を下記の成分と混
合,分散したのち,インクジェットインキを作製した。 ジエチルアミノエタノール 0.1 部 ノニオン性界面活性剤(花王社製「エマルゲン420」) 0.1 部 分散剤(ゼネカ社製「ソルスパース27000」) 0.2 部 グリセリン 5.0 部 防黴剤(オーリン社製「ソジウムオマジン」) 0.15部 エチレンジアミンテトラアセティックアシドナトリウム塩 0.02部 精製水 69.43部
【0038】〔比較例3〜6〕サンドミルに,下記の酸
価および重量平均分子量のアクリル酸/スチレン共重合
体(樹脂),アミンおよび精製水を下記に示す配合量で
混合して得られる樹脂溶液80部およびカーボンブラッ
ク(三菱化学社製「MA7」)20.0部を入れて分散
し,濃縮状態の分散液を調製した。カーボンブラック1
部当たりの樹脂の吸着量は下記のとおりであった。 配合量(部) 吸着量 比較例 酸価 分子量 樹脂 アミン 精製水 (部) 3 150 5800 4 0.2 75.8 0.03 4 195 11000 8 0.2 73.8 0.04 5 200 6000 20 1.5 58.5 0.22 6 200 9000 20 1.5 58.5 0.23
【0039】上記分散液25.0部を下記の成分と混
合,分散したのち,0.45μのフィルターにて濾過
し,インクジェットインキを作製した。 ジエチルアミノエタノール 0.1 部 ノニオン性界面活性剤(花王社製「エマルゲン420」) 0.1 部 分散剤(ゼネカ社製「ソルスパース27000」) 0.2 部 グリセリン 5.0 部 防黴剤(オーリン社製「ソジウムオマジン」) 0.15部 エチレンジアミンテトラアセティックアシドナトリウム塩 0.02部 精製水 69.43部
【0040】実施例および比較例で得られたインキにつ
いて,耐水性,再溶解性,濾過性,粘度,噴射特性,抵
抗値および分散性を評価した。結果を表2および表3に
示す。また,実施例で得られたインキについては,−4
0℃で一週間保存後に自然解凍したところ,初期の粘度
を維持しており,安定な噴射特性を示した。また,60
℃の恒温槽で1月保存したところ,初期の粘度を維持し
ており,安定な噴射特性を示した。さらに,−40℃7
時間,室温7時間,60℃7時間のサイクルを3回繰り
返して行ったところ,初期の印字特性およびインキの物
性値を維持していた。
【0041】なお,評価は下記のようにして行った。 (1) 耐水性 インキをインクジェットプリンター(日立製作所社製
「GXII」)のインキタンクに入れて普通紙(ゼロック
ス社製「K」)に印字したものを乾燥後,1分間水に浸
漬した時のにじみの有無を目視で評価した(○:にじみ
無し,×:にじみ有り)。また,コート紙にベタ印字し
たものを湿った綿棒で3回こすったときの印字部の変化
を目視で評価した(○:変化無し,△:少々変化有り,
×:変化有り)。
【0042】(2) 再溶解性 ニッケル板上にインキを滴下,乾燥2日後に,同じイン
キに浸漬したときの溶解性を目視で評価した(○:溶
解,△:溶解に時間を要する,×:不溶解)。 (3) 粘度 振動式粘度計(山一電機社製「VM−1A」)で25℃
における粘度を測定した。 (4) 濾過性 42mm直径のメンブランフィルターでの濾過量を調べ
た(○:100mlの濾過ができるもの,×:100m
lの濾過ができないもの)。
【0043】(5) 吐出性 連続印字中のノズルの吐出不良を印字物の欠陥の有無で
評価した(○:欠陥無し,×:欠陥有り)。 (6) 抵抗値 コート紙(日本製紙社製「NPIコート紙」)に,イン
キをNo.6のバーコーターで塗工し,乾燥後の塗工面
の抵抗値を抵抗率計(三菱油化社製「MCP−T40
0〕)で測定した(○:1000Ω以上,×:1000
Ω未満)。 (7) 分散性 インキを50℃で7日間保存前後の粒子径の変化から分
散性を評価した(○:15nm未満,×:15nm以
上)。 (8) 平均粒径 レーザー回折方式の粒度分布計(大塚電子社製「DSL
−700」)で測定した。
【0044】
【表2】
【0045】
【表3】
【0046】
【発明の効果】本発明のインクジェットインキは,水を
媒体しながら,被記録体の種類に係わらず耐水性の良好
な記録物を与えるため,オフィスにおける書類の作成,
ダンボールのマーキング,ナンバリング等の分野で利用
することができる。また,本発明のインキはヘッドでの
インキの吐出安定性および再溶解性に優れ,印字物の表
面抵抗も高いため,コンティニュアスタイプのプリンタ
ーに好適に用いられる。本発明のインクジェットインキ
は,再溶解性に優れるため,偏向電極にインキが付着し
た際もインキの付着,堆積によるトラブルが少なくな
る。さらに,特にカーボンブラックを使用したインキの
場合の,偏向電極でのインキに基づく電流のショート等
も問題となる恐れがあるが,本発明のインキは乾燥後の
抵抗値が高いため,このようなトラブルの低減もはかれ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤ヶ森 勉 東京都中央区京橋二丁目3番13号東洋イン キ製造株式会社内 (72)発明者 飯田 保春 東京都中央区京橋二丁目3番13号東洋イン キ製造株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水性の液体中にカーボンブラックおよび樹
    脂を分散もしくは溶解して分散液を調整し,カーボンブ
    ラックに樹脂を吸着させたのち,25000〜8000
    0Gの遠心加速度による遠心分離を行い,樹脂を吸着さ
    せたカーボンブラックを沈降させ,カーボンブラックに
    吸着していない樹脂を除くことを特徴とするインクジェ
    ットインキの製造方法。
  2. 【請求項2】インキ中のカーボンブラックに吸着してい
    ない樹脂の濃度が0.01〜2.0重量%となるように
    調整することを特徴とする請求項1記載のインクジェッ
    トインキの製造方法。
  3. 【請求項3】カーボンブラック1重量部当たり0.05
    〜0.5重量部の樹脂を吸着させることを特徴とする請
    求項1または2記載のインクジェットインキの製造方
    法。
  4. 【請求項4】樹脂が,アクリル系共重合体であることを
    特徴とする請求項1ないし4いずれか1項に記載のイン
    クジェットインキの製造方法。
  5. 【請求項5】アクリル系共重合体が,アクリル酸,スチ
    レン,αメチルスチレンよりなる3元共重合体であるこ
    とを特徴とする請求項4記載のインクジェットインキの
    製造方法。
  6. 【請求項6】アクリル系共重合体が,アクリル酸,スチ
    レンよりなる2元共重合体であることを特徴とする請求
    項4記載のインクジェットインキの製造方法。
  7. 【請求項7】樹脂の重量平均分子量が2000〜130
    00であることを特徴とする請求項1ないし6いずれか
    1項に記載のインクジェットインキの製造方法。
  8. 【請求項8】樹脂の酸価が90〜250であることを特
    徴とする請求項1ないし7いずれか1項に記載のインク
    ジェットインキの製造方法。
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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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