JPH10237106A - キチン、キトサンアシル化物の製造法とそれらの成型体 - Google Patents
キチン、キトサンアシル化物の製造法とそれらの成型体Info
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- JPH10237106A JPH10237106A JP9054070A JP5407097A JPH10237106A JP H10237106 A JPH10237106 A JP H10237106A JP 9054070 A JP9054070 A JP 9054070A JP 5407097 A JP5407097 A JP 5407097A JP H10237106 A JPH10237106 A JP H10237106A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 キチン、キトサン部分脱アセチル化物又はキ
トサンとよりキチン又はキチン−Nアシル化誘導体アル
カリ溶液又は異なったアシル化キチン誘導体アルカリ溶
液混合物を使用して製造された繊維、フィルム又は成型
体又は上記アルカリ溶液とセルロ−スビスコ−スとを混
合した状態より再生した繊維、フィルム又は成型体。 【解決方法】 キトサン酢酸可溶部分脱アセチル化キチ
ンを酢酸メタノ−ル溶液に溶解してアシル化してアシル
化キトサン、アシル化キチン又は部分アシル化キチンを
製造し、NaOH溶液と氷とに溶解してキチンアシル化
又は部分脱アセチル化キチンアシル化物NaOH溶液の
製造法並びにそれらのアシル化NaOH溶液単独又は混
合物又はそれらとセルロ−スビスコ−スとを種々の割合
に混合した溶液より再生されてなる繊維、フィルム、フ
ォ−ム又は成型体。
トサンとよりキチン又はキチン−Nアシル化誘導体アル
カリ溶液又は異なったアシル化キチン誘導体アルカリ溶
液混合物を使用して製造された繊維、フィルム又は成型
体又は上記アルカリ溶液とセルロ−スビスコ−スとを混
合した状態より再生した繊維、フィルム又は成型体。 【解決方法】 キトサン酢酸可溶部分脱アセチル化キチ
ンを酢酸メタノ−ル溶液に溶解してアシル化してアシル
化キトサン、アシル化キチン又は部分アシル化キチンを
製造し、NaOH溶液と氷とに溶解してキチンアシル化
又は部分脱アセチル化キチンアシル化物NaOH溶液の
製造法並びにそれらのアシル化NaOH溶液単独又は混
合物又はそれらとセルロ−スビスコ−スとを種々の割合
に混合した溶液より再生されてなる繊維、フィルム、フ
ォ−ム又は成型体。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はキチン又は部分脱ア
セチル化キチン又はキチンを原料としキトサン又はキチ
ン構造単位とキトサン構造単位とを1分子上にランダム
に又はブロック状に持つ物質の窒素原子にアシル基を付
加して得られる物質よりのアルカリ水溶液の製造方法と
該アルカリ水溶液又は該アルカリ水溶液同士の混合物又
は該アルカリ水溶液とセルロ−スビスコ−スとを種々の
割合に混合した状態の原液を紡糸、製膜、成型して得ら
れたキチン又は部分脱アセチル化キチン及びキトサン、
部分脱アセチル化キチンよりのアセチル基以外のアシル
化キチン、更にはそれらと再生セルロ−スとの種々な複
合状態よりなる繊維、フィルム、フォ−ム等の構造体に
関するものである。かくして製造された構造体は生体に
親和性を有し、かつ優れた物理的性質を有し、生分解性
に優れているため医用材料、衛生材料に有用に使用さ
れ、更にはまた衣料品、日用雑貨等にも広い用途を有す
るものである。
セチル化キチン又はキチンを原料としキトサン又はキチ
ン構造単位とキトサン構造単位とを1分子上にランダム
に又はブロック状に持つ物質の窒素原子にアシル基を付
加して得られる物質よりのアルカリ水溶液の製造方法と
該アルカリ水溶液又は該アルカリ水溶液同士の混合物又
は該アルカリ水溶液とセルロ−スビスコ−スとを種々の
割合に混合した状態の原液を紡糸、製膜、成型して得ら
れたキチン又は部分脱アセチル化キチン及びキトサン、
部分脱アセチル化キチンよりのアセチル基以外のアシル
化キチン、更にはそれらと再生セルロ−スとの種々な複
合状態よりなる繊維、フィルム、フォ−ム等の構造体に
関するものである。かくして製造された構造体は生体に
親和性を有し、かつ優れた物理的性質を有し、生分解性
に優れているため医用材料、衛生材料に有用に使用さ
れ、更にはまた衣料品、日用雑貨等にも広い用途を有す
るものである。
【0002】
【従来の技術】キチンを使用して繊維、フィルム又はフ
ォ−ム等の構造物を製造することに関しては種々な発明
があり、本出願人もその基本的技術について、特開平8
−92820及び特願平8−71199としての発明を
完成した。しかしながら本出願人の先願発明はキチン乃
至はキトサンをビスコ−ス化してアルカリに溶解する状
態となして繊維化乃至は成型する発明に関するものであ
るが、チキン、キトサンの窒素原子がアシル化された誘
導体に関するものではない。キチン、キトサンのアシル
化誘導体の製造に関しては、平野等がCarbohydrate and
Carbohydratepolymers,Analysis,Biotechnology,Modif
ication,Antivial,Biomedical and Applications,(Edit
or:Yalpani.M.ATL press,1993)において詳細に報告して
いる。
ォ−ム等の構造物を製造することに関しては種々な発明
があり、本出願人もその基本的技術について、特開平8
−92820及び特願平8−71199としての発明を
完成した。しかしながら本出願人の先願発明はキチン乃
至はキトサンをビスコ−ス化してアルカリに溶解する状
態となして繊維化乃至は成型する発明に関するものであ
るが、チキン、キトサンの窒素原子がアシル化された誘
導体に関するものではない。キチン、キトサンのアシル
化誘導体の製造に関しては、平野等がCarbohydrate and
Carbohydratepolymers,Analysis,Biotechnology,Modif
ication,Antivial,Biomedical and Applications,(Edit
or:Yalpani.M.ATL press,1993)において詳細に報告して
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等はキチン、
キトサン部分脱アセチル化物又はキトサンを上記文献に
記載の方法に従って、キチン又はキチン−Nアシル化誘
導体アルカリ溶液乃至は異なったアシル化キチン誘導体
アルカリ溶液混合体を使用して製造された繊維、フィル
ム又は成型品乃至はこれらのアルカリ溶液とセルロ−ス
ビスコ−スとを混合した状態から紡糸して再生し、同様
に繊維、フィルム又は成型品が製造可能である。本発明
によって製造された物質は生体親和性に富むため医用材
料、衛生材料に好適であるほか、一般の繊維、フィルム
又は成型品としても広い用途を有する。
キトサン部分脱アセチル化物又はキトサンを上記文献に
記載の方法に従って、キチン又はキチン−Nアシル化誘
導体アルカリ溶液乃至は異なったアシル化キチン誘導体
アルカリ溶液混合体を使用して製造された繊維、フィル
ム又は成型品乃至はこれらのアルカリ溶液とセルロ−ス
ビスコ−スとを混合した状態から紡糸して再生し、同様
に繊維、フィルム又は成型品が製造可能である。本発明
によって製造された物質は生体親和性に富むため医用材
料、衛生材料に好適であるほか、一般の繊維、フィルム
又は成型品としても広い用途を有する。
【0004】キチンはβ(1−4)−2−アセトアミド
−2−デオキシ−D−グルカンであり、キトサンはキチ
ンを高濃度のNaOHで処理して加水分解した結果、ア
セチル基が離脱してアミノ基に変化したものである。こ
のN原子に種々なアシル基を付加することによって、種
々な特徴を持った誘導体が製造される。通常これらの誘
導体は以下に記載する特殊な工夫をした場合を除き、溶
液状とすることが困難である。また溶融することも難し
いのである。本発明はこれらを繊維化、製膜又は成型す
るために、これらの誘導体をアルカリ溶液となすのであ
る。一旦安定したキチン誘導体アルカリ水溶液になれ
ば、その溶液は単独でも又はセルロ−スビスコ−スとの
混合状態でも容易に繊維化、フィルム化又は成型が可能
であり、工業的に製造することも可能である。かくて得
られた製品の特性については本発明者によって始めて見
付けられたのである。
−2−デオキシ−D−グルカンであり、キトサンはキチ
ンを高濃度のNaOHで処理して加水分解した結果、ア
セチル基が離脱してアミノ基に変化したものである。こ
のN原子に種々なアシル基を付加することによって、種
々な特徴を持った誘導体が製造される。通常これらの誘
導体は以下に記載する特殊な工夫をした場合を除き、溶
液状とすることが困難である。また溶融することも難し
いのである。本発明はこれらを繊維化、製膜又は成型す
るために、これらの誘導体をアルカリ溶液となすのであ
る。一旦安定したキチン誘導体アルカリ水溶液になれ
ば、その溶液は単独でも又はセルロ−スビスコ−スとの
混合状態でも容易に繊維化、フィルム化又は成型が可能
であり、工業的に製造することも可能である。かくて得
られた製品の特性については本発明者によって始めて見
付けられたのである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1は、キトサ
ン又は酢酸可溶部分脱アセチル化キチンを酢酸メタノ−
ル混合溶媒に溶解し、ついでアシル基を有する酸無水物
を添加して、加熱するか又は加熱することなく、アシル
化してアシル化キトサン、アシル化キチン又は部分アシ
ル化キチンを製造し、30%以上の苛性ソ−ダ溶液と室
温以下の低温で反応させ、ついで更に規定量の氷を添加
して溶解させることを特徴とするキチン又は部分脱アセ
チル化キチンアシル化物苛性ソ−ダ溶液の製造法であ
り。その第2は、上記第1記載のキトサン又は酢酸可溶
部分脱アセチル化キチンの脱アセチル化率0〜35%の
ものを使用することを特徴とする上記第1記載のキチン
又は部分脱アセチル化キチンよりのキチン、キトサンア
シル化物苛性ソ−ダ溶液の製造法であり。その第3は、
キチンを原料として製造されたキトサン又はキチン構造
単位とキトサン構造単位とを1分子上に有する化合物を
使用する前記第1記載のキチン、キトサンアシル化物苛
性ソ−ダ溶液の製造方法であり。その第4は、前記第
1、第2又は第3記載のキチン、キトサン又はキチン、
キトサンアシル化物NaOH溶液又はそれらNaOH溶
液単独又は混合体又はそれらとセルロ−スビスコ−スと
を種々の割合に混合した状態の溶液より再生されてなる
ことを特徴とする繊維、フィルム、フォ−ム又は成型体
であり。その第5は、前記第4記載の繊維、フィルム、
又はフォ−ム成型品を医用材料、衛生材料、衣料品又は
日用雑貨に使用することを特徴とする繊維、フィルム、
フォ−ム又は成型体に関するものである。
ン又は酢酸可溶部分脱アセチル化キチンを酢酸メタノ−
ル混合溶媒に溶解し、ついでアシル基を有する酸無水物
を添加して、加熱するか又は加熱することなく、アシル
化してアシル化キトサン、アシル化キチン又は部分アシ
ル化キチンを製造し、30%以上の苛性ソ−ダ溶液と室
温以下の低温で反応させ、ついで更に規定量の氷を添加
して溶解させることを特徴とするキチン又は部分脱アセ
チル化キチンアシル化物苛性ソ−ダ溶液の製造法であ
り。その第2は、上記第1記載のキトサン又は酢酸可溶
部分脱アセチル化キチンの脱アセチル化率0〜35%の
ものを使用することを特徴とする上記第1記載のキチン
又は部分脱アセチル化キチンよりのキチン、キトサンア
シル化物苛性ソ−ダ溶液の製造法であり。その第3は、
キチンを原料として製造されたキトサン又はキチン構造
単位とキトサン構造単位とを1分子上に有する化合物を
使用する前記第1記載のキチン、キトサンアシル化物苛
性ソ−ダ溶液の製造方法であり。その第4は、前記第
1、第2又は第3記載のキチン、キトサン又はキチン、
キトサンアシル化物NaOH溶液又はそれらNaOH溶
液単独又は混合体又はそれらとセルロ−スビスコ−スと
を種々の割合に混合した状態の溶液より再生されてなる
ことを特徴とする繊維、フィルム、フォ−ム又は成型体
であり。その第5は、前記第4記載の繊維、フィルム、
又はフォ−ム成型品を医用材料、衛生材料、衣料品又は
日用雑貨に使用することを特徴とする繊維、フィルム、
フォ−ム又は成型体に関するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】原料キチンとしてはキチン、部分
脱アセチル化キチン又はキチンを原料としたキトサン又
はキチン構造単位とキトサン構造単位を1分子上にラン
ダムに又はブロック状に持つ化合物であり、以下に記載
するアシル基含有化合物の反応のための酢酸への溶解過
程で溶解し又はそれを濾過して使用できるのであれば特
に純度、重合度には制限されない。キチンはアシル基を
有する酸無水物と反応のため常法により、最終的に希望
する製品に合わせて脱アセチル化する。含有するN原子
に100%アシル基が付加された製品を目的とする場合
はキチンを常法に従って完全にキトサン化する。最終製
品の分子の一部にキチン成分を残しておきたい場合に
は、例えば、キチンを苛性ソ−ダ溶液で処理し、その反
応条件を加減することによって希望するアセチル基残存
比率にすることが可能である。この場合どのような方法
でこの比率を合わせようと何等問題ない。
脱アセチル化キチン又はキチンを原料としたキトサン又
はキチン構造単位とキトサン構造単位を1分子上にラン
ダムに又はブロック状に持つ化合物であり、以下に記載
するアシル基含有化合物の反応のための酢酸への溶解過
程で溶解し又はそれを濾過して使用できるのであれば特
に純度、重合度には制限されない。キチンはアシル基を
有する酸無水物と反応のため常法により、最終的に希望
する製品に合わせて脱アセチル化する。含有するN原子
に100%アシル基が付加された製品を目的とする場合
はキチンを常法に従って完全にキトサン化する。最終製
品の分子の一部にキチン成分を残しておきたい場合に
は、例えば、キチンを苛性ソ−ダ溶液で処理し、その反
応条件を加減することによって希望するアセチル基残存
比率にすることが可能である。この場合どのような方法
でこの比率を合わせようと何等問題ない。
【0007】但し、以下に述べるようにアシル基含有酸
無水化合物を反応させるにはキチン、キトサン原料を酢
酸−メタノ−ル溶液に溶解させる必要があり、このため
原料分子中のアミノ基含有量が制約される。アミノ基含
有量は分子量により変化するが、脱アセチル化率で表現
して35%以上であり、最適には65%以上である。但
し、低脱アシル化率のものを製造する場合にはキチン又
はアシル化キチンを原料として脱アシル基の反応を調節
すれば直接アルカリに溶解させることが可能である。
無水化合物を反応させるにはキチン、キトサン原料を酢
酸−メタノ−ル溶液に溶解させる必要があり、このため
原料分子中のアミノ基含有量が制約される。アミノ基含
有量は分子量により変化するが、脱アセチル化率で表現
して35%以上であり、最適には65%以上である。但
し、低脱アシル化率のものを製造する場合にはキチン又
はアシル化キチンを原料として脱アシル基の反応を調節
すれば直接アルカリに溶解させることが可能である。
【0008】上記メタノ−ルを使用するのはアシル化反
応が水酸基に起こらないようにするためのものであり、
その容積比率は1:0.5〜1:5の範囲で、任意に選
んでよい。あまりメタノ−ル比率を下げると水酸基に反
応が起こるので注意しなければならない。アシル化には
アセチル、プロピオニックアシッド、ブチリックアシッ
ド、ヘキサノイックアシッド、オクタノイックアジッ
ド、デカノイックアシッド、ラウリックアシッド、ベン
ゾイックアシッド、イテコニックアシッド、マイレック
アシット、CIS−テトラハイドロフタィリックアシッ
ド等の酸無水物及びより高次のアシル基を有する無水酸
を反応させることが可能である。
応が水酸基に起こらないようにするためのものであり、
その容積比率は1:0.5〜1:5の範囲で、任意に選
んでよい。あまりメタノ−ル比率を下げると水酸基に反
応が起こるので注意しなければならない。アシル化には
アセチル、プロピオニックアシッド、ブチリックアシッ
ド、ヘキサノイックアシッド、オクタノイックアジッ
ド、デカノイックアシッド、ラウリックアシッド、ベン
ゾイックアシッド、イテコニックアシッド、マイレック
アシット、CIS−テトラハイドロフタィリックアシッ
ド等の酸無水物及びより高次のアシル基を有する無水酸
を反応させることが可能である。
【0009】前記のアシル基を含有する無水酸付加物は
ゲルの状態となる。これらは透析し脱酸、脱メタノ−ル
を行う必要がある。 (イ) そのゲルに、最終的に濃度が4〜16%になるよう
濃苛性ソ−ダと氷とを加えて溶解するか。 (ロ) 一度乾燥しキセロゲルになったものを濃苛性ソ−ダ
で膨潤させ、氷を加え最終的に苛性ソ−ダ濃度が4〜1
6%になるように調整し、キチンアシル基付加物アルカ
リ溶液を作成する。更に(ロ) のアルカリ溶液に二硫化炭
素をキチンユニット当たり0.5より60モル加え硫化
を行わせてビスコ−スとすることも可能である。この
時、最終苛性ソ−ダ濃度は原料の脱アセチル化率で大き
く変化する。低い方の限界は脱アセチル化率45%で、
NaOHが4%水溶液である。脱アセチル化率が低下す
るに従い必要とされる溶解苛性ソ−ダ濃度は上昇する。
100%アシル化したものでは最低12%苛性ソ−ダ濃
度が必要である。
ゲルの状態となる。これらは透析し脱酸、脱メタノ−ル
を行う必要がある。 (イ) そのゲルに、最終的に濃度が4〜16%になるよう
濃苛性ソ−ダと氷とを加えて溶解するか。 (ロ) 一度乾燥しキセロゲルになったものを濃苛性ソ−ダ
で膨潤させ、氷を加え最終的に苛性ソ−ダ濃度が4〜1
6%になるように調整し、キチンアシル基付加物アルカ
リ溶液を作成する。更に(ロ) のアルカリ溶液に二硫化炭
素をキチンユニット当たり0.5より60モル加え硫化
を行わせてビスコ−スとすることも可能である。この
時、最終苛性ソ−ダ濃度は原料の脱アセチル化率で大き
く変化する。低い方の限界は脱アセチル化率45%で、
NaOHが4%水溶液である。脱アセチル化率が低下す
るに従い必要とされる溶解苛性ソ−ダ濃度は上昇する。
100%アシル化したものでは最低12%苛性ソ−ダ濃
度が必要である。
【0010】上記によって得られたキチン誘導体アルカ
リ溶液は単独で、又は異種のアシル基を付加したキチン
誘導体よりなるアルカリ溶液を混合し又はセルロ−スビ
スコ−スと混合し、常法に従い紡糸、製膜、成型するこ
とができる。紡糸浴は通常のレ−ヨン製造に使用される
ミュ−ラ−浴でよく、またその他、例えば、塩酸〜食塩
浴でもよい。このようにしてキチン誘導体アルカリ水溶
液を使用して製造された繊維、フィルム、成型品乃至は
このキチン誘導体アルカリ水溶液とセルロ−スビスコ−
スを混合した状態から製造された製品は、生体親和性に
富むため医用材料、衛生材料に好適であるほか、一般の
繊維、フィルムとしても広い用途を有するのである。本
発明に使用するアルカリはNaOHが好適であるが、勿
論KOHでも差支えない。
リ溶液は単独で、又は異種のアシル基を付加したキチン
誘導体よりなるアルカリ溶液を混合し又はセルロ−スビ
スコ−スと混合し、常法に従い紡糸、製膜、成型するこ
とができる。紡糸浴は通常のレ−ヨン製造に使用される
ミュ−ラ−浴でよく、またその他、例えば、塩酸〜食塩
浴でもよい。このようにしてキチン誘導体アルカリ水溶
液を使用して製造された繊維、フィルム、成型品乃至は
このキチン誘導体アルカリ水溶液とセルロ−スビスコ−
スを混合した状態から製造された製品は、生体親和性に
富むため医用材料、衛生材料に好適であるほか、一般の
繊維、フィルムとしても広い用途を有するのである。本
発明に使用するアルカリはNaOHが好適であるが、勿
論KOHでも差支えない。
【0011】
【実施例】本発明を実施例によって説明する。
【実施例1】500mgのキトサンを10%酢酸の20重
量%に溶解して粘稠液を得る。80重量%のメタノ−ル
で撹拌希釈する。ヘキサミンユニット当たり2倍モルの
プロピオン酸無水物を加える。約10分でゲル化するが
一昼夜放置すると更に完全なゲルとなる。固化物を3日
間蒸留水で透析して酢酸−メタノ−ルを除去する。ミキ
サ−で粉砕後、五酸化燐存在下、110℃で真空乾燥す
れば絶乾状態の該当するキトサンアシル化物が得られ
た。
量%に溶解して粘稠液を得る。80重量%のメタノ−ル
で撹拌希釈する。ヘキサミンユニット当たり2倍モルの
プロピオン酸無水物を加える。約10分でゲル化するが
一昼夜放置すると更に完全なゲルとなる。固化物を3日
間蒸留水で透析して酢酸−メタノ−ルを除去する。ミキ
サ−で粉砕後、五酸化燐存在下、110℃で真空乾燥す
れば絶乾状態の該当するキトサンアシル化物が得られ
た。
【0012】
【実施例2】500mgのキトサンを10%酢酸の20重
量%に溶解して粘稠液を得る。80重量%のメタノ−ル
で撹拌希釈する。ヘキサミンユニット当たり2倍モルの
ブチル酸無水物を加える。約10分でゲル化するが一昼
夜放置すると更に完全なゲルとなる。固化物を3日間蒸
留水で透析して酢酸−メタノ−ルを除去する。ミキサ−
で粉砕後、五酸化燐存在下、110℃で真空乾燥すれば
絶乾状態の該当するキトサンアシル化物が得られる。
量%に溶解して粘稠液を得る。80重量%のメタノ−ル
で撹拌希釈する。ヘキサミンユニット当たり2倍モルの
ブチル酸無水物を加える。約10分でゲル化するが一昼
夜放置すると更に完全なゲルとなる。固化物を3日間蒸
留水で透析して酢酸−メタノ−ルを除去する。ミキサ−
で粉砕後、五酸化燐存在下、110℃で真空乾燥すれば
絶乾状態の該当するキトサンアシル化物が得られる。
【0013】
【実施例3】550mgのキチンを40%苛性ソ−ダで4
0℃、1時間処理すると脱アセチル化率は65%とな
る。このキチンキトサンを水洗、中和、乾燥後、10%
酢酸20重量%に溶解して粘稠液を得る。80重量%の
メタノ−ルで撹拌希釈する。ヘキサミンユニット当たり
2倍モルのプロピオン酸無水物を加える。約10分でゲ
ル化するが一昼夜放置すると更に完全なゲルとなる。固
化物を3日間蒸留水で透析して酢酸−メタノ−ルを除去
する。ミキサ−で粉砕後、五酸化燐存在下110℃で真
空乾燥すれば絶乾状態のキチンキトサンアシル化物が得
られた。
0℃、1時間処理すると脱アセチル化率は65%とな
る。このキチンキトサンを水洗、中和、乾燥後、10%
酢酸20重量%に溶解して粘稠液を得る。80重量%の
メタノ−ルで撹拌希釈する。ヘキサミンユニット当たり
2倍モルのプロピオン酸無水物を加える。約10分でゲ
ル化するが一昼夜放置すると更に完全なゲルとなる。固
化物を3日間蒸留水で透析して酢酸−メタノ−ルを除去
する。ミキサ−で粉砕後、五酸化燐存在下110℃で真
空乾燥すれば絶乾状態のキチンキトサンアシル化物が得
られた。
【0014】
【実施例4】キトサン0.16gを10%酢酸の4重量
%に溶解しその粘稠液をメタノ−ルで20重量%に希釈
する。ついでヘキソサミンユニット当たり2倍モルのプ
ロピオン酸無水物を加えてゲル化させる。ゲルを粉砕し
微粉末となし、流水で透析する。46%NaOH、5.
6重量%中にゲルを入れ、室温で2時間撹拌する。砕氷
を加え容積を20重量%に合わせる。氷浴中で撹拌を続
けると1%溶液ができる。そのNaOH濃度は14%あ
った。
%に溶解しその粘稠液をメタノ−ルで20重量%に希釈
する。ついでヘキソサミンユニット当たり2倍モルのプ
ロピオン酸無水物を加えてゲル化させる。ゲルを粉砕し
微粉末となし、流水で透析する。46%NaOH、5.
6重量%中にゲルを入れ、室温で2時間撹拌する。砕氷
を加え容積を20重量%に合わせる。氷浴中で撹拌を続
けると1%溶液ができる。そのNaOH濃度は14%あ
った。
【0015】
【実施例5】キトサン0.16gを10%酢酸の4重量
%に溶解しその粘稠液をメタノ−ルで20重量%に希釈
する。ついでヘキソサミンユニット当たり2倍モルのブ
チル酸無水物を加えゲル化させる。ゲルを粉砕し微粉末
となし、流水で透析する。46%NaOH、5.6重量
%中に上記を乾燥し粉砕したゲルを入れ、4℃で、20
時間膨潤させる。そこに砕氷を加え容積を20重量%に
合わせる。氷浴中で撹拌を続けると1.1%溶液ができ
る。そのNaOH濃度は14%であった。
%に溶解しその粘稠液をメタノ−ルで20重量%に希釈
する。ついでヘキソサミンユニット当たり2倍モルのブ
チル酸無水物を加えゲル化させる。ゲルを粉砕し微粉末
となし、流水で透析する。46%NaOH、5.6重量
%中に上記を乾燥し粉砕したゲルを入れ、4℃で、20
時間膨潤させる。そこに砕氷を加え容積を20重量%に
合わせる。氷浴中で撹拌を続けると1.1%溶液ができ
る。そのNaOH濃度は14%であった。
【0016】
【実施例6】46%NaOH、5.6重量%中に上記の
実施例5のゲルを乾燥し粉砕したもの1.156gを入
れ、4℃で20時間膨潤させる。そこに砕氷を加え容積
を20重量%に合わせる。氷浴中で撹拌を続けると5%
溶液ができる。そのNaOH濃度は14%であった。こ
の溶液をガラス板上に流延し蒸留水中で脱アルカリせし
めると強靭なフィルムとなる。キチンをアシル化するこ
とによってアシル基の炭素数の増加に伴って抗血栓性が
向上することが知られているのである。従って上記のフ
ィルムは生体内医用材料として有用に使用される。
実施例5のゲルを乾燥し粉砕したもの1.156gを入
れ、4℃で20時間膨潤させる。そこに砕氷を加え容積
を20重量%に合わせる。氷浴中で撹拌を続けると5%
溶液ができる。そのNaOH濃度は14%であった。こ
の溶液をガラス板上に流延し蒸留水中で脱アルカリせし
めると強靭なフィルムとなる。キチンをアシル化するこ
とによってアシル基の炭素数の増加に伴って抗血栓性が
向上することが知られているのである。従って上記のフ
ィルムは生体内医用材料として有用に使用される。
【0017】
【実施例7】46%NaOHの10重量%中に上記の実
施例4のゲルを乾燥し粉砕したもの2.0gを入れ、室
温で10時間膨潤させ、冷蔵庫中で一夜放置する。それ
に撹拌しながら砕氷を加え容積を40重量%に合わせ
る。氷浴中で撹拌を続けるとプロピオニル化キチン5
%、NaOH14%の溶液が得られた。その溶解単独
で、乃至はその溶液を15℃以下の5%NaOH、9%
セルロ−ス含有ビスコ−スに均一に混合し、ミュラ−浴
で紡糸、精練した結果を〔表1〕に示す。〔表1〕のN
o.1はプロピオニル化キチン繊維であり、No.2は
セルロ−スプロピオニル化キチン複合体繊維である。
施例4のゲルを乾燥し粉砕したもの2.0gを入れ、室
温で10時間膨潤させ、冷蔵庫中で一夜放置する。それ
に撹拌しながら砕氷を加え容積を40重量%に合わせ
る。氷浴中で撹拌を続けるとプロピオニル化キチン5
%、NaOH14%の溶液が得られた。その溶解単独
で、乃至はその溶液を15℃以下の5%NaOH、9%
セルロ−ス含有ビスコ−スに均一に混合し、ミュラ−浴
で紡糸、精練した結果を〔表1〕に示す。〔表1〕のN
o.1はプロピオニル化キチン繊維であり、No.2は
セルロ−スプロピオニル化キチン複合体繊維である。
【0018】
【表1】
【0019】
【発明の効果】本発明は本発明者によって、 (1) キチン、部分脱アセチル化キチン、キトサン又はキ
チン構造単位とキトサン構造単位とを1分子中に持つ物
質のそれぞれのアシル化物のアルカリ水溶液の新規な製
造法が見付けられ、かつ、それら上記の物質のアシル化
物のアルカリ水溶液単独又はそれらのそれぞれ異なった
アシル化物を混合又はセルロ−スビスコ−スとを混合し
た溶液からそれぞれ繊維、フィルム、フォ−ム又はそれ
らの成型物を製造し得ることが見付けられ、かつそれら
繊維、フィルム、フォ−ムが生体に親和性を有し、かつ
優れた物理的性質を有し、生分解性に優れた医用材料、
生体内医用材料、衛生材料、更には衣料品やその他の日
用雑貨に供し得ることを見出したものでその効果は大で
ある。 (2) しかも上記の繊維、フィルム、フォ−ム又はその他
の成型品を工業的生産規模で大量に安価に製造可能なこ
とを見出した効果は大きい。
チン構造単位とキトサン構造単位とを1分子中に持つ物
質のそれぞれのアシル化物のアルカリ水溶液の新規な製
造法が見付けられ、かつ、それら上記の物質のアシル化
物のアルカリ水溶液単独又はそれらのそれぞれ異なった
アシル化物を混合又はセルロ−スビスコ−スとを混合し
た溶液からそれぞれ繊維、フィルム、フォ−ム又はそれ
らの成型物を製造し得ることが見付けられ、かつそれら
繊維、フィルム、フォ−ムが生体に親和性を有し、かつ
優れた物理的性質を有し、生分解性に優れた医用材料、
生体内医用材料、衛生材料、更には衣料品やその他の日
用雑貨に供し得ることを見出したものでその効果は大で
ある。 (2) しかも上記の繊維、フィルム、フォ−ム又はその他
の成型品を工業的生産規模で大量に安価に製造可能なこ
とを見出した効果は大きい。
Claims (5)
- 【請求項1】 キトサン又は酢酸可溶部分脱アセチル化
キチンを酢酸メタノ−ル混合溶媒に溶解し、ついでアシ
ル基を有する酸無水物を添加して、加熱するか又は加熱
することなく、アシル化してアシル化キトサン、アシル
化キチン又は部分アシル化キチンを製造し、30%以上
の苛性ソ−ダ溶液と室温以下の低温で反応させ、ついで
更に規定量の氷を添加して溶解させることを特徴とする
キチン又は部分脱アセチル化キチンアシル化物苛性ソ−
ダ溶液の製造法。 - 【請求項2】 請求項1のキトサン又は酢酸可溶部分脱
アセチル化キチンの脱アセチル化率0〜35%のものを
使用することを特徴とする請求項1記載のキチン又は部
分脱アセチル化キチンよりのキチン、キトサンアシル化
物苛性ソ−ダ溶液の製造法。 - 【請求項3】キチンを原料として製造されたキトサン又
はキチン構造単位とキトサン構造単位とを一分子上に有
する化合物を使用する請求項1記載のキチン、キトサン
アシル化物苛性ソ−ダ溶液の製造法。 - 【請求項4】 請求項1,2又は3に記載のキチン、キ
トサン又はキチンキトサンアシル化物NaOH溶液又は
それらNaOH溶液単独又は混合体又はそれらとセルロ
−スビスコ−スとを種々の割合に混合した状態の溶液よ
り再生されてなることを特徴とする繊維、フィルム、フ
ォ−ム又は成型体。 - 【請求項5】 請求項4の繊維、フィルム、又はフォ−
ム成型品を医用材料、衛生材料、衣料品又は日用雑貨に
使用することを特徴とする請求項4記載の繊維、フィル
ム、フォ−ム又は成型体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9054070A JPH10237106A (ja) | 1997-02-20 | 1997-02-20 | キチン、キトサンアシル化物の製造法とそれらの成型体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9054070A JPH10237106A (ja) | 1997-02-20 | 1997-02-20 | キチン、キトサンアシル化物の製造法とそれらの成型体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10237106A true JPH10237106A (ja) | 1998-09-08 |
Family
ID=12960370
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9054070A Pending JPH10237106A (ja) | 1997-02-20 | 1997-02-20 | キチン、キトサンアシル化物の製造法とそれらの成型体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10237106A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001329433A (ja) * | 2000-05-22 | 2001-11-27 | Omikenshi Co Ltd | 不快臭を吸着除去する繊維製品、フィルムまたはこれらの二次製品 |
WO2002018494A1 (fr) * | 2000-08-29 | 2002-03-07 | Daido Chemical Corporation | Composition de resine |
KR100333909B1 (ko) * | 1999-10-12 | 2002-04-25 | 김한도 | 우렁쉥이 껍질을 이용한 셀룰로오스의 제조방법 |
JP2015526189A (ja) * | 2012-08-24 | 2015-09-10 | ツェルテル ポルスカ エスペー・ゾオCelther Polska Sp. Z O.O. | 特に包帯用のキチン誘導体からなる活性ポリマー層及びその利用 |
WO2016034056A1 (zh) * | 2014-09-02 | 2016-03-10 | 山东润泽制药有限公司 | 一种可吸收骨折内固定材料及其制备方法和应用 |
-
1997
- 1997-02-20 JP JP9054070A patent/JPH10237106A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100333909B1 (ko) * | 1999-10-12 | 2002-04-25 | 김한도 | 우렁쉥이 껍질을 이용한 셀룰로오스의 제조방법 |
JP2001329433A (ja) * | 2000-05-22 | 2001-11-27 | Omikenshi Co Ltd | 不快臭を吸着除去する繊維製品、フィルムまたはこれらの二次製品 |
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JP2015526189A (ja) * | 2012-08-24 | 2015-09-10 | ツェルテル ポルスカ エスペー・ゾオCelther Polska Sp. Z O.O. | 特に包帯用のキチン誘導体からなる活性ポリマー層及びその利用 |
WO2016034056A1 (zh) * | 2014-09-02 | 2016-03-10 | 山东润泽制药有限公司 | 一种可吸收骨折内固定材料及其制备方法和应用 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040218 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070828 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20071225 |