JPH10237072A - ヘテロ環で置換されたベンゼン誘導体および除草剤 - Google Patents

ヘテロ環で置換されたベンゼン誘導体および除草剤

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JPH10237072A
JPH10237072A JP3850597A JP3850597A JPH10237072A JP H10237072 A JPH10237072 A JP H10237072A JP 3850597 A JP3850597 A JP 3850597A JP 3850597 A JP3850597 A JP 3850597A JP H10237072 A JPH10237072 A JP H10237072A
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JP
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solvent
methyl
reaction
group
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Withdrawn
Application number
JP3850597A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Adachi
弘之 阿達
Katsunori Tanaka
克典 田中
Masami Furuguchi
正巳 古口
Takashi Kawana
貴 川名
Osamu Miyahara
治 宮原
Masao Yamaguchi
正男 山口
Akihiro Takahashi
明裕 高橋
Shigeo Yamada
茂雄 山田
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Nippon Soda Co Ltd
Original Assignee
Nippon Soda Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】工業的に有利に合成でき、より低薬量で効果の
確実な安全性の高い、作物との選択性の良い除草剤を提
供する。 【解決手段】一般式〔I〕 【化1】 〔式中、R1 はハロゲン原子、C1-6 アルキル基、C
1-6 アルコキシ基、C1-6ハロアルキル基またはC1-6
ハロアルコキシ基を表す。R2 はC1-6 アルコキシ基又
はC1-6 ハロアルコキシ基を表す。R3 は水素原子又は
1-6 アルキル基を表す。R4 ,R5 はそれぞれ独立し
て、水素原子、C1-6 アルキル基又はC1-6 ハロアルキ
ル基を表す。R6 は水素原子、C1-6 アルキル基又はC
1-6 ハロアルキル基を表す。〕で表される化合物又はそ
の塩。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ピラゾール環の4
位にベンゾイル基が置換した新規ピラゾール誘導体及び
除草剤に関する。
【0002】
【従来の技術】ピラゾール環の4位にベンゾイル基が置
換したピラゾール骨格を有する除草剤としては、一般式
〔II〕
【0003】
【化3】
【0004】で表される化合物等が記載され、また、W
O93/18031号公報には、式〔III〕で表され
る化合物が記載されている。
【0005】
【化4】
【0006】さらにまた、WO96/26206号公報
には、式〔VI〕で表される化合物が記載されている。
【0007】
【化5】
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、工業
的に有利に合成でき、より低薬量で効果の確実な安全性
の高い、作物との選択性の良い除草剤を提供することで
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、一
般式〔I〕
【0010】
【化6】
【0011】〔式中、R1 はハロゲン原子、C1-6 アル
キル基、C1-6 アルコキシ基、C1-6ハロアルキル基又
はC1-6 ハロアルコキシ基を表す。R2 はC1-6 アルコ
キシ基又はC1-6 ハロアルコキシ基を表す。R3 は水素
原子又はC1-6 アルキル基を表す。R4 ,R5 はそれぞ
れ独立して水素原子、C1-6 アルキル基又はC1-6 ハロ
アルキル基を表す。R6 は水素原子、C1-6 アルキル基
又はC1-6 ハロアルキル基を表す。〕で表される化合物
又はその塩、並びにそれら化合物を含有する除草剤であ
る。
【0012】以下、本発明を詳細に説明する。本発明
は、上記一般式〔I〕で表されるピラゾール化合物及び
それを有効成分として含有することを特徴とする除草剤
である。上記一般式〔I〕において、R1 はフッ素、塩
素、臭素等のハロゲン原子、メチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、ブチル、t−ブチル基等のC1-6
ルキル基、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロ
ポキシ、ブトキシ、t−ブトキシ基等のC1-6 アルコキ
シ基、トリフルオロメチル、トリフルオロエチル基等の
1-6 ハロアルキル基、トリフルオロメトキシ基等のC
1-6 ハロアルコキシ基を
【0013】R2 はメトキシ、エトキシ、プロポキシ、
イソプロポキシ、ブトキシ、t−ブトキシ基等のC1-6
アルコキシ基、トリフルオロメトキシ、トリフルオロエ
トキシ基等のC1-6 ハロアルコキシ基を表す。
【0014】R3 は水素原子、メチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、t−ブチル等
のC1-6 アルキル基を表す。
【0015】R4 ,R5 はそれぞれ独立して、水素原
子、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチ
ル、t−ブチル基等のC1-6 アルキル基、トリフルオロ
メチル、トリフルオロエチル基等のC1-6 ハロアルキル
基を表す。
【0016】また、R6 は水素原子、メチル、エチル、
プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、t−ブ
チル基等のC1-6 アルキル基、又はトリフルオロメチ
ル、トリフルオロエチル基等のC1-6 ハロアルキル基を
表す。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明化合物は、次の方法によっ
て製造することができる。
【0018】
【化7】
【0019】(式中、R1 ,R2 ,R3 ,R4 ,R5
びR6 は、前記と同じ意味を表す。Qは、ハロゲン原
子、アルキルカルボニルオキシ基、アルコキキシカルボ
ニルオキシ基又はベンゾイルオキシ基を表す。) 工程において、化合物〔IVa 〕および〔IVb 〕は、
化合物〔VII〕と化合物[Va](Qは、前記と同じ
意味を表す。)各々1モルずつあるいは一方を過剰に用
い、1モルまたは過剰の塩基の存在下に反応させること
によって得ることができる。
【0020】この反応に用いられる塩基としては、KO
H,NaOH等のアルカリ金属水酸化物、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム等のアルカリ金属炭酸塩、水酸化カル
シウム、水酸化マグネシウム等のアルカリ土類金属水酸
化物、炭酸カルシウム等のアルカリ土類金属炭酸塩、ト
リエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン等のトリ
(C1-6 アルキル)アミン、ピリジン等の有機塩基、燐
酸ナトリウム等を例示することができる。
【0021】また、溶媒としては、水、塩化メチレン、
クロロホルム、トルエン、酢酸エチル、ジメチルホルム
アミド(DMF)、テトラヒドロフラン(THF)、ジ
メトキシエタン(DME)、アセトニトリル等が用いら
れる。
【0022】反応混合物は反応が完了するまで、0℃か
ら用いられる溶媒の沸点までの温度範囲で攪拌される。
また、四級アンモニウム塩等の相間移動触媒を用いて、
二相系で反応させることできる。
【0023】また、化合物〔IVa 〕および〔IVb 〕
は、化合物〔VII〕と化合物[Vb]とを、ジシクロ
ヘキシルカルボジイミド(DCC)等の脱水縮合剤の存
在下に反応させることによっても得ることができる。D
CC等との反応において用いられる溶媒としては、塩化
メチレン、クロロホルム、トルエン、酢酸エチル、DM
F、THF、ジメトキシエタン、アセトニトリル、t−
アミルアルコール等が用いられる。反応混合物は反応が
完了するまで、−10℃から用いられる溶媒の沸点まで
の温度範囲で攪拌され、常法によって処理される。
【0024】化合物〔IVa〕および〔IVb〕は混合
物として、次の転位反応に使用される。転位反応は、シ
アノ化合物および穏和な塩基の存在下で行われる。すな
わち、化合物〔IVa 〕および〔IVb 〕の1モルを、
1〜4モルの塩基、好ましくは1〜2モルの塩基および
0.01モルから1.0モル、好ましくは0.05モル
から0.2モルのシアン化合物と反応させることによ
り、〔I〕で表される化合物を得るものである。ここで
用いられるシアノ化合物としては、シアン化カリウム、
シアン化ナトリウム、アセトンシアンヒドリン、シアン
化水素、シアン化カリウムを保持したポリマー等が用い
られる。なお、少量のクラウンエーテル等の相間移動触
媒を加えることにより、反応がより短い時間で完結す
る。反応温度は80℃より低い温度、好ましくは室温か
ら40℃が好ましい。用いられる溶媒は、1,2−ジク
ロロエタン、トルエン、アセトニトリル、塩化メチレ
ン、クロロホルム、酢酸エチル、DMF、メチルイソブ
チルケトン、THF、ジメトキシエタン等である。
【0025】なお、化合物〔IVa〕及び〔IVb〕を
単離することなく、反応系に上記シアノ化合物及び塩基
を添加することによっても同様の反応が進行する。
【0026】また、この転位反応は、溶媒中、炭酸カリ
ウム、炭酸ナトリウム、トリエチルアミン、ピリジン等
の塩基の存在下に行うこともできる。用いられる塩基の
量は、化合物〔IVa〕および〔IVb〕に対して0.
5〜2.0モルであり、溶媒とし てはTHF、ジオキ
サン、t−アミルアルコール、t−ブチルアルコール等
が用いられる。反応は、室温から用いる溶媒の沸点まで
の温度範囲で円滑に進行する。
【0027】さらに、化合物〔IVa〕および〔IV
b〕を単離することなしに、DCC等の脱水縮合剤と共
に塩基を用いることによっても化合物〔I〕を得ること
ができる。用いられる塩基としては、炭酸カリウム、炭
酸ナトリウム、トリエチルアミン、ピリジン等であり、
用いられる塩基の量は、化合物〔VII〕に対して0.
5〜2.0モルである。また、溶媒としては、THF、
ジオキサン、t−アミルアルコール、t−ブチルアルコ
ール等であり、反応は、室温から用いる溶媒の沸点まで
の温度範囲で円滑に進行する。
【0028】一般式〔VII〕で表される5−ヒドロキ
シピラゾール類は、例えば、特開昭62−234069
号公報または特開平3−44375号公報に記載された
以下に例示する方法に従って製造することができる。
【0029】
【化8】
【0030】本発明化合物の製造の重要な合成中間体で
あるアルデヒド体(3)、カルボン酸体(4)は以下の
ようにして製造することができる。
【0031】
【化9】
【0032】(式中、R1 ,R2 は前記と同じ意味を表
し、R7 は水素原子あるいは低級アルキル基、Wはハロ
ゲン原子を表す。)
【0033】トルエン誘導体(1)から公知の方法、例
えば塩素、臭素などの単体のハロゲンあるいはN−ブロ
モコハク酸イミド(NBS)、N−クロロコハク酸イミ
ド(NCS)等のハロゲン化剤を、光あるいはベンゾイ
ルペルオキシド等のラジカル反応開始剤の存在下に反応
させることによってベンジルハライド誘導体(2)を得
たのち、例えば、J.Am.Chem.Soc.,7
1,1767(1949)に記載の方法によりアルデヒ
ド体(3)を製造することができる。すなわち、ベンジ
ルハライド誘導体(2)に2−ニトロプロパン等のニト
ロアルカン類のアルカリ金属塩とメタノール、エタノー
ル等のアルコール溶媒中0℃から溶媒の沸点の間の温度
で反応させることによってアルデヒド体(3)を製造す
ることができる。
【0034】カルボン酸体(4)は、トルエン誘導体
(1)から過マンガン酸カリウム等の酸化反応によっ
て、あるいはアルデヒド体(3)からJones試薬、
クロム酸あるいは過マンガン酸カリウム等の酸化反応等
の公知の方法で製造することができる。さらに、これら
のアルデヒド体(3)およびカルボン酸体(4)を用い
ることにより次に示すような中間体を製造することがで
きる。
【0035】
【化10】
【0036】(式中、R1 ,R2 ,R4 ,R5 ,R7
前記と同じ意味を表し、Vはハロゲン原子を表す。)
【0037】すなわち、アルデヒド体(3)に、Gri
gnard試薬を反応させるとによりアルコール体
(4)を製造し、得られたアルコール体(4)を活性化
された二酸化マンガン、クロム酸類等により酸化を行
い、対応する3−アシル体(5)を得ることができる。
また、ビニルケトン体(7)は、文献公知の方法に従
い、アルデヒド体(3)とメチルケトン(8)とを触媒
の存在下、水、トルエン、ベンゼン等の有機溶媒中、あ
るいは水と塩化メチレン、クロロホルム、トルエン、ベ
ンゼンとの2相系で0〜50℃で1〜50時間反応させ
ることにより、アルドール体(6)を製造し、このもの
を適当な溶媒中、触媒の存在下脱水することにより製造
される。アルドール体(6)を製造する際に用いられる
触媒としては、水酸化ナトリウム、水酸化バリウム等の
金属水酸化物類、ピペリジン、ピリジン等の有機塩基類
が挙げられる。また、脱水反応に用いられる触媒として
は、濃硫酸、p−トルエンスルホン酸等の酸類が挙げら
れる。また、脱水反応の溶媒としては、ベンゼン、トル
エン等の炭化水素類、ジクロロメタン、クロロホルム等
のハロゲン化炭化水素類等が挙げられる。
【0038】また、別法として、ビニルケトン体(7)
は、アルデヒド体(3)とホスホラン(9)とを適当な
溶媒中で、室温から用いる溶媒の沸点の間の温度で10
分から30時間反応させることによっても製造すること
ができる。
【0039】βージケトン体(12)は、次のようにし
て製造することができる。
【0040】
【化11】
【0041】(式中、R1 、R2 、R4 ,R7 は、前記
と同じ意味を表し、Rは低級アルキル基を表す。)
【0042】先ず、カルボン酸体(4)をベンゼン、ト
ルエン等の炭化水素類、メチレンクロリド、クロロホル
ム等のハロゲン化炭化水素類等の不活性な溶媒中でホス
ゲン、チオニルクロリド、オキザリルクロリド等の塩素
化剤と反応させることにより、中間体であるカルボニル
クロリド体(10)を製造する。
【0043】次いで、β−ケトエステル(11)にマグ
ネシウムアルコラートを作用させて得られるマグネシウ
ム塩と、カルボニルクロリド体(10)とを公知の方法
に従って反応させることにより、β−ジケント体(1
2)を製造することができる。
【0044】次に、イソオキサゾール中間体の合成法に
ついて例示する。 (製造法1)
【0045】
【化12】
【0046】(式中、R1 ,R2 ,R4 、R7 は前記と
同じ意味を表す。)
【0047】ビニルケトン体(7)とヒドロキシルアミ
ンを適当な溶媒中、0℃から用いる溶媒の沸点の間の温
度で0.5〜30時間反応させてオキシム体(14)を
得たのち、さらに閉環、酸化反応することによって化合
物(13)を製造することができる。このオキシム化反
応で用いられるヒドロキシルアミンは、硫酸塩あるいは
塩酸塩の形で、あるいは適当な塩基によって中和した後
反応させることができる。中和に用いられる塩基として
は、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム等の炭酸塩類、
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属水
酸化物、酢酸ナトリウム等のカルボン酸塩類、ナトリウ
ムメチラート、ナトリウムエチラート等の金属アルコラ
ート類、トリエチルアミン、ピリジン等の有機塩基類が
挙げられる。また、用いられる溶媒としては、メタノー
ル、エタノール、イソプロパノール等のアルコール類、
ベンゼン、トルエン等の炭化水素類、ジクロロメタン、
クロロホルム等のハロゲン化炭化水素類、THF、ジオ
キサン等のエーテル類、アセトニトリル等のニトリル
類、DMF、ピリジン、酢酸、水等およびこれらの溶媒
の2種以上の混合溶媒が挙げられる。
【0048】オキシム体(14)を閉環・酸化させる反
応は、J.Amer.Chem.Soc.,94,91
28(1972);J.Heterocycl.Che
m.,14,1289(1977);Tetrahed
ron Lett.,1973,5075等に記載の方
法に従い、ヨウ素−ヨウ化カリウム、N−ブロモサクシ
ンイミド、パラジウム触媒等の触媒の存在下に行われ
る。 (製造法2)
【0049】
【化13】
【0050】(式中、R1 ,R2 ,R4 ,R7 は前記と
同じ意味を表す。)
【0051】また、一般式(13)で表されるイソオキ
サゾール体は、ジケトン体(12)とヒドロキシルアミ
ンあるいはヒドロキシルアミン鉱酸塩とを反応させるこ
とによっても製造することができる。これらの反応は、
適当な溶媒中、0℃から用いる溶媒の沸点の間の温度で
行われる。この反応において、硫酸、p−トルエンスル
ホン酸等の酸類を触媒として用いることもできる。用い
られる溶媒としては、メタノール、エタノール、イソプ
ロパノール等のアルコール類、ベンゼン、トルエン等の
炭化水素類、ジクロロメタン、クロロホルム等のハロゲ
ン化炭化水素類、THF、ジオキサン等のエーテル類、
アセトニトリル等のニトリル類、DMF、ピリジン、酢
酸、水等およびこれらの溶媒の2種以上の混合溶媒が挙
げられる。 (製造法3)
【0052】
【化14】
【0053】(式中、R1 ,R2 ,R4 ,R5 ,R7
前記と同じ意味を表し、r1 ,r2 ,R”は低級アルキ
ル基を表す。)
【0054】また、一般式(13)で表されるイソオキ
サゾール体は、前記3−アシル体(5)を出発原料とし
て、N,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタール
等のN,N−ジアルキルアルキルアミドジアルキルアセ
タールを作用させて、式(15)で表されるジアルキル
アミノメチリデン体を得たのち、このものにヒドロキシ
アミンを反応させることによっても製造することができ
る。
【0055】前段階の反応は、無溶媒もしくはベンゼ
ン、トルエン、キシレン等の不活性溶媒中、室温から用
いられる溶媒の沸点(無溶媒の場合は、N,N−ジアル
キルアルキルアミドジアルキルアセタールの沸点)まで
の温度範囲で行われる。また、次の反応は、例えば、ジ
オキサン、エーテル、テトラヒドロフラン、1,2−ジ
メトキシエタン等のエーテル系溶媒、DMF、DMSO
等の非プロトン性極性溶媒、メタノール、エタノール等
のアルコール類等の溶媒中、式(15)で表される化合
物1モルに対し、1.0〜2.0倍モルの塩酸ヒドロキ
シルアミンあるいは硫酸ヒドロキシルアミンを作用させ
るとにより行われる。また、ヒドロキシルアミン塩を適
当な塩基を用いてヒドロキシルアミンを遊離の形で反応
させることもできる。反応は室温から用いられる溶媒の
沸点までの温度範囲で行われる。また、ヒドロキシルア
ミンを添加したのち、閉環反応を完結させるために、p
−トルエンスルホン酸、硫酸、塩酸等の酸触媒を反応系
に添加することも好ましい。 (製造法4)
【0056】
【化15】
【0057】(式中、R1 ,R2 ,R4 ,R5 ,R7
前記と同じ意味を表、R’は低級アルキル基を表す。) さらに、式(13−3)で表される安息香酸類は、式
(13−1)で表される4−Cl体に、R’SHで表さ
れるメルカプタンを、塩基の存在下に作用させることに
よって、式(13−2)で表される4−SR’体とした
のち、酸化することにより製造することができる。
【0058】反応に用いられる塩基としては,水酸化ナ
トリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化物、
ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウ
ムt−ブトキシド等の金属アルコキシド、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム等の炭酸塩、水素化ナトリウム等の水
素化物、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミ
ン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]-ウンデ-7- セン
(DBU)、ピリジン等の有機塩基を例示することがで
きる。また、反応に用いられる溶媒としては、メタノー
ル、エタノール等のアルコール類、THF、DME等の
エーテル類、DMF、ジメチルアセタミド(DMA)等
のアミド類、DMSO、アセトニトリル、ベンゼン、ト
ルエン、キシレン等を例示することができる。
【0059】次の酸化反応は、水、酢酸等の有機酸、ジ
クロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン
化炭化水素等の不活性溶媒中、過酸化水素、過酢酸、過
安息香酸、m−クロロ過安息香酸等の過酸、次亜塩素酸
ナトリウム等の次亜塩素酸塩等の酸化剤を使用して行わ
れる。反応は、室温から溶媒の沸点までの温度範囲で円
滑に進行する。
【0060】(製造法5)さらに、イソオキサゾール体
(13)は、WO96/26206号に記載の方法によ
っても製造することができる。以下にその方法を示す。
【0061】
【化16】
【0062】(式中、R1 、R2 、R4 、R7 は前記と
同じ意味を表し、YはBr、I、−OSO2 CF3 を、
MはSn(C1-6 アルキル)3 、B(OH)2 、ZnC
lを表す。)
【0063】なお、本発明化合物〔I〕には、多数の互
変異性体の形、例えば、下記に示すような形で存在し得
る。これらの化合物はすべて本発明に含まれる。
【0064】
【化17】
【0065】本発明化合物および各種中間体などは、反
応終了後、通常の後処理を行うことにより得ることがで
き、それらの構造は、IR,NMRおよびMS等から決
定される。
【0066】
【実施例】次に実施例、参考例を挙げて、本発明をさら
に具体的に説明するが、これにより、本発明は何ら限定
するものでない。
【0067】実施例1 1−メチル−5−ヒドロキシ−4−[2−クロロ−4−
メトキシ−3−(3−メチル−1,2−イソオキサゾー
ル−5−イル)]ベンゾイルピラゾールの製造
【0068】
【化18】
【0069】2−クロロ−4−メトキシ−3−(3−メ
チル−1,2−イソオキサゾール−5−イル)ベンゾイ
ックアシッド0.90g(3.4ミリモル)をベンゼン10
mlに溶解し、塩化チオニル0.61g(5.1ミリモル)
とピリジン1滴を加え、加熱還流下2時間攪拌した。放
冷後、溶媒を減圧留去し、2−クロロ−4−メトキシ−
3−(3−メチル−1,2−イソオキサゾール−5−イ
ル)ベンゾイルクロリド0.95gを得た。塩酸 1−メ
チル−5−ヒドロキシピラゾール0.55g(4.1ミリモ
ル)とトリエチルアミン0.79g(7.8ミリモル)とを
塩化メチレン10mlに溶解し、2−クロロ−4−メト
キシ−3−(3−メチル−1,2−イソオキサゾール−
5−イル)ベンゾイルクロリド0.95g(3.3ミリモ
ル)の塩化メチレン溶液3mlを室温で滴下して、室温
で1時間攪拌した。反応混合物を1規定塩酸、次いで飽
和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶
媒を減圧留去した。残留物をアセトニトリル10mlに
溶解し、トリエチルアミン0.68g(6.7ミリモル)と
アセトンシアンヒドリン0.09g(1.1ミリモル)を加
え、室温で一夜攪拌した。溶媒を減圧留去し、残留物を
酢酸エチルに溶解し、1規定塩酸、次いで飽和食塩水で
洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去し
た。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精
製し、結晶として表記化合物0.33gを得た。mp.1
75−176℃
【0070】以上のようにして製造される本発明化合物
の例を第1表に示す。
【0071】
【表101】
【0072】
【表102】
【0073】
【表103】
【0074】
【表104】
【0075】
【表105】
【0076】次に本発明化合物の重要中間体の製造例を
参考例として示す。 参考例1 メチル 2−クロロ−4−メトキシ−3−メチルベンゾ
エートの製造
【0077】
【化19】
【0078】3−クロロ−o−クレゾール13.6g(0.
095モル)をDMF100mlに溶解し、炭酸カリウ
ム14.5g(0.105モル)とヨウ化メチル17.6g
(0.124モル)を室温で加えた後、80℃で2時間攪
拌した。放冷後、不溶物を濾別し、水に注加後、エチル
エーテルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無
水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を留去して、2−ク
ロロ−6−メトキシトルエン14.6gを得た。収率9
5.4%
【0079】2−クロロ−6−メトキシトルエン14.6
g(0.0933モル)に塩化メチレン100mlと塩化
アルミニウム24.9g(0.187モル)を加え、塩化ア
セチル14.6g(0.187モル)を15℃で滴下した。
室温で1時間攪拌後、1N−塩酸中に注ぎ、有機層を水
洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を留去し
て、18.1gの2−クロロ−4−メトキシ−3−メチル
アセトフェノンを得た。収率97.7%
【0080】2−クロロ−4−メトキシ−3−メチルア
セトフェノン18.1g(0.0912モル)をジオキサン
90mlに溶解し、9%次亜塩素酸ナトリウム水溶液2
46g(0.319モル)を室温で滴下した。滴下終了後
室温でさらに3時間攪拌した後、反応液に濃塩酸を加え
て酸性とし、析出した結晶を濾過、水洗、乾燥して、2
−クロロ−4−メトキシ−3−メチルベンゾイックアシ
ッド16.6gを得た。収率91.2%
【0081】2−クロロ−4−メトキシ−3−メチルベ
ンゾイックアシッド16.6g(0.0832モル)をメタ
ノール150mlに溶解し、濃硫酸1.0gを加え、18
時間加熱還流下攪拌した。溶媒を減圧留去して得た残留
物をベンゼンに溶解して、3%重曹水、次いで飽和食塩
水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を
留去した後、残った結晶をメタノールで洗浄し、メチル
2−クロロ−4−メトキシ−3−メチルベンゾエート
13.5gを得た。収率76.0%1 H−NMR(CDCl3 ,δppm) 2.21(3H,s),3.89(3H,s),3.9
2(3H,s),6.78(1H,d),7.72(1
H,d)
【0082】参考例2 2−クロロ−4−メトキシ−3−(3−メチル−1,2
−イソオキサゾール−5−イル)ベンゾイックアシッド
の製造
【0083】
【化20】
【0084】メチル 2−クロロ−4−メトキシ−3−
メチルベンゾエート5.0g(0.025モル)を四塩化炭
素50mlに溶かし、N−ブロモスクシンイミド4.9g
(0.028モル)と過酸化ベンゾイル0.1gを加え、
加熱還流下4時間攪拌した。放冷後、不溶物を濾別し、
濾液を重亜硫酸水素ナトリウム水溶液で洗浄後、無水硫
酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下濃縮し、粗結
晶として、メチル 3−ブロモメチル−2−クロロ−4
−メトキシベンゾエート7.5gを得た。
【0085】メタノール40mlに、28%ナトリウム
メチラートのメタノール溶液5.4gを加え、室温で2−
ニトロプロパン2.5gを滴下した。次いで、メチル
3−ブロモメチル−2−クロロ−4−メトキシベンゾエ
ート7.5gを添加後、加熱還流下1時間攪拌した。放
冷後、反応液に1N−塩酸100mlを加え、酢酸エチ
ルで抽出した。酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄して、
無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下濃縮し
て、得られた結晶をエチルエーテルで洗浄し、結晶とし
て、3.1gのメチル 2−クロロ−3−ホルミル−4−
メトキシベンゾエートを得た。収率54%。
【0086】3.08g(0.0135モル)のメチル 2
−クロロ−3−ホルミル−4−メトキシベンゾエートに
ベンゼン30mlと次いで、2−オキソプロピリデント
リフェニルホスホラン4.52g(0.0142モル)を加
え、加熱還流下1時間攪拌した。放冷後、不溶物を濾別
し、溶媒を減圧下濃縮して得たメチル 2−クロロ−3
−(3−オキソ−1−ブテニル)−4−メトキシベンゾ
エートをエタノール25mlとピリジン25mlの溶媒
に溶かし、塩酸ヒドロキシアミン3.3g(0.047モ
ル)を加え、加熱還流下1時間攪拌した。反応混合物を
氷水に注ぎ、酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル層を1N
−塩酸と飽和食塩水でそれぞれ洗浄して、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。得られたメ
チル 2−クロロ−3−(3−ヒドロキシイミノ−1−
ブテニル)−4−メトキシベンゾエートを、THF50
mlに溶解し、そこへ、重炭酸水素ナトリウム4.1g
(0.049モル)の水40ml溶液を加え、次いでヨウ
化カリウム7.4g(0.045モル)とヨウ素3.4g(0.
014モル)を水35mlに溶解した水溶液を加え、光
を遮断して3時間加熱還流した。反応混合物を氷水に注
ぎ、亜硫酸水素ナトリウムを加えた後、酢酸エチルで抽
出した。有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥後、減圧下に溶媒を留去した。残留物をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、メチル 2
−クロロ−4−メトキシ−3−(3−メチル−1,2−
イソオキサゾール−5−イル)ベンゾエート2.02g
を得た。収率53.5%
【0087】得られたメチル 2−クロロ−4−メトキ
シ−3−(3−メチル−1,2−イソオキサゾール−5
−イル)ベンゾエート2.02g(7.23ミリモル)を2
0mlのメチルアルコールに溶解し、1規定の苛性ソー
ダ水溶液30mlを加え、室温で一夜攪拌した。反応混
合物を氷水に注ぎ、濃塩酸で酸性にして、析出した結晶
を濾過し、水で洗浄後、乾燥して2−クロロ−4−メト
キシ−3−(3−メチル−1,2−イソオキサゾール−
5−イル)ベンゾイックアシッド1.87gを得た。収
率97.4%、mp.217−220℃
【0088】
【課題を解決するための手段】本発明化合物は畑作条件
で、土壌処理、茎葉処理のいずれの方法でも高い除草活
性を示し、メヒシバ、カヤツリグサ、イチビ、イヌビユ
等の各種畑雑草に有効で、トウモロコシ、ムギ、大豆、
ワタ等の作物に選択性を示す化合物も含まれている。
【0089】また、本発明化合物は、作物、観賞用植
物、果樹等の有用植物に対し、生育抑制作用等の植物成
長調節作用を示す化合物も含まれている。
【0090】また本発明化合物は、水田雑草のノビエ、
タマガヤツリ、オモダカ、ホタルイ等の各種水田雑草に
対し、優れた殺草効力を有し、イネに選択性を示す化合
物も含まれている。
【0091】更に本発明化合物は果樹園、芝生、線路
端、空き地等の雑草の防除にも適用することができる。
【0092】本発明化合物には植物成長調節作用、殺菌
活性、殺虫・殺ダニ活性を有するものも含まれる。
【0093】本発明除草剤は、本発明化合物の1種又は
2種以上を有効成分として含有する。本発明化合物を実
際に施用する際には他成分を加えず純粋な形で使用でき
るし、また農薬として使用する目的で一般の農薬のとり
得る形態、即ち、水和剤、粒剤、粉剤、乳剤、水溶剤、
懸濁剤、フロアブル等の形態で使用することもできる。
添加剤および担体としては固型剤を目的とする場合は、
大豆粉、小麦粉等の植物性粉末、珪藻土、燐灰石、石こ
う、タルク、ベントナイト、パイロフィライト、クレイ
等の鉱物性微粉末、安息香酸ソーダ、尿素、芒硝等の有
機及び無機化合物が使用される。液体の剤型を目的とす
る場合は、ケロシン、キシレンおよびソルベントナフサ
等の石油留分、シクロヘキサン、シクロヘキサノン、ジ
メチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、アルコー
ル、アセトン、トリクロルエチレン、メチルイソブチル
ケトン、鉱物油、植物油、水等を溶剤として使用する。
これらの製剤において均一かつ安定な形態をとるため
に、必要ならば界面活性剤を添加することもできる。
【0094】本発明除草剤における有効成分濃度は前述
した製剤の形により種々の濃度に変化するものである
が、例えば、水和剤に於いては、5〜90%、好ましく
は10〜85%:乳剤に於いては、3〜70%、好まし
くは5〜60%:粒剤に於いては、0.01〜50%、
好ましくは、0.05%〜40%の濃度が用いられる。
【0095】このようにして得られた水和剤、乳剤は水
で所定の濃度に希釈して懸濁液或いは乳濁液として、粒
剤はそのまま雑草の発芽前又は発芽後に土壌に散布処理
もしくは混和処理される。実際に本発明除草剤を適用す
るに当たっては1ヘクタール当たり有効成分0.1g以
上の適当量が施用される。
【0096】又、本発明除草剤は公知の殺菌剤、殺虫
剤、殺ダニ剤、除草剤、植物成長調整剤、肥料等と混合
して使用することも出来る。特に、除草剤と混合使用す
ることにより、使用薬量を減少させることが可能であ
る。又、省力化をもたらすのみならず、混合薬剤の相乗
作用により一層高い効果も期待できる。その場合、複数
の公知除草剤との組合せも可能である。
【0097】本発明除草剤と混合使用するにふさわしい
薬剤としては、ジフルフェニカン、プロパニル等のアニ
リド系除草剤、アラクロール、プレチラクロール等のク
ロロアセトアニリド系除草剤2,4−D、2,4−DB
等のアリールオキシアルカン酸系除草剤、ジクロホップ
−メチル、フェノキサプロップ−エチル等のアリールオ
キシフェノキシアルカン酸系除草剤、ジカンバ、ピリチ
オバック等のアリールカルボン酸系除草剤、イマザキ
ン、イマゼタピル等のイミダゾリン系除草剤、ジウロ
ン、イソプロツロン等のウレア系除草剤、クロルプロフ
ァム、フェンメジファム等のカーバメート系除草剤、チ
オベンカルブ、EPTC等のチオカーバメート系除草
剤、トリフルラリン、ペンジメタリン等のジニトロアニ
リン系除草剤、リニュロン、ジウロン等のウレア系除草
剤、ベンゾイルプロップエチル、フランプロップエチル
等のベンゾイルアミノプロピオン酸系除草剤、イマザキ
ン等のイミダゾリノン系除草剤、その他として、ピペロ
ホス、ダイムロン、ベンタゾン、ダイフェンゾコート、
ナプロアニリド、HW−52(4−エトキシメトキシベ
ンズ−2,3−ジクロルアニライド)、トリアゾフェナ
ミド、キンクロラック、更に、セトキシジム、クレソジ
ム等のシクロヘキサンジオン系の除草剤等が挙げられ
る。又、これらの組み合わせた物に植物油及び油濃縮物
を添加することも出来る。
【0098】
【実施例】
〔除草剤〕次に、本発明除草剤に関する製剤例を若干示
すが、有効成分化合物、添加物及び添加割合は、本実施
例にのみ限定されることなく、広い範囲で変更可能であ
る。製剤実施例中の部は重量部を示す。
【0099】 実施例2 水和剤 本発明化合物 20部 ホワイトカーボン 20部 ケイソウ土 52部 アルキル硫酸ソーダ 8部 以上を均一に混合、微細に粉砕して、有効成分20%の
水和剤を得た。
【0100】 実施例3 乳剤 本発明化合物 20部 キシレン 55部 ジメチルホルムアミド 15部 ポリオキシエチレンフェニルエーテル 10部 以上を混合、溶解して有効成分20%の乳剤を得た。
【0101】 実施例4 粒剤 本発明化合物 5部 タルク 40部 クレー 38部 ベントナイト 10部 アルキル硫酸ソーダ 7部 以上を均一に混合して微細に粉砕後、直径0.5〜1.
0mmの粒状に造粒して有効成分5%の粒剤を得た。
【0102】
【発明の効果】次に本発明除草剤の効果に関する試験例
を示す。除草効果は下記の調査基準に従って調査し、殺
草指数で表した。
【0103】 調査基準 殺 草 率 殺 草 指 数 0% 0 20〜29% 2 40〜49% 4 60〜69% 6 80〜89% 8 100% 10 また、1、3、5、7、9の数値は、各々0と2、2と
4、4と6、6と8、8と10の中間の値を示す。
【0104】
【数1】
【0105】試験例1 茎葉散布処理 200cm2 のポットに土壌を充填し、表層にイチビ、
イヌビユ、オナモミ、アキノエノコログサ及びトウモロ
コシの各種子を播き、軽く覆土後温室内で生育させた。
各植物が5〜25cmの草丈に生育した時点で実施例4
に示した乳剤の水希釈液を、有効成分が250g/ha
の濃度になるように小型噴霧器にて茎葉部に散布した。
3週間後に除草効果及び作物薬害を調査し、その結果を
第2表に示した。
【0106】
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川名 貴 神奈川県小田原市高田345 日本曹達株式 会社小田原研究所内 (72)発明者 宮原 治 神奈川県小田原市高田345 日本曹達株式 会社小田原研究所内 (72)発明者 山口 正男 神奈川県小田原市高田345 日本曹達株式 会社小田原研究所内 (72)発明者 高橋 明裕 神奈川県小田原市高田345 日本曹達株式 会社小田原研究所内 (72)発明者 山田 茂雄 神奈川県小田原市高田345 日本曹達株式 会社小田原研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式〔I〕 【化1】 〔式中、R1 はハロゲン原子、C1-6 アルキル基、C
    1-6 アルコキシ基、C1-6ハロアルキル基またはC1-6
    ハロアルコキシ基を表す。R2 はC1-6 アルコキシ基又
    はC1-6 ハロアルコキシ基を表す。R3 は水素原子又は
    1-6 アルキル基を表す。R4 ,R5 はそれぞれ独立し
    て、水素原子、C1-6 アルキル基又はC1-6 ハロアルキ
    ル基を表す。R6 は水素原子、C1-6 アルキル基又はC
    1-6 ハロアルキル基を表す。〕で表される化合物又はそ
    の塩。
  2. 【請求項2】一般式〔I〕 【化2】 (式中、R1 ,R2 、R3 、R4 、R5 及びR6 は、前
    記と同じ意味を表す。)で表される化合物もしくはその
    塩の1種又は2種以上を有効成分として含有することを
    特徴とする除草剤。
JP3850597A 1996-04-26 1997-02-06 ヘテロ環で置換されたベンゼン誘導体および除草剤 Withdrawn JPH10237072A (ja)

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JP8-131170 1996-12-26
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002538188A (ja) * 1999-03-05 2002-11-12 ビーエーエスエフ アクチェンゲゼルシャフト 3−複素環置換されたベンゾイル誘導体および補助剤を含有する除草剤混合物
JP2003518114A (ja) * 1999-12-22 2003-06-03 ビーエーエスエフ アクチェンゲゼルシャフト 3−(4,5−ジヒドロイソオキサゾール−5−イル)ベンゾイルピラゾール

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002538188A (ja) * 1999-03-05 2002-11-12 ビーエーエスエフ アクチェンゲゼルシャフト 3−複素環置換されたベンゾイル誘導体および補助剤を含有する除草剤混合物
JP4731693B2 (ja) * 1999-03-05 2011-07-27 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア 3−複素環置換されたベンゾイル誘導体および補助剤を含有する除草剤混合物
JP2003518114A (ja) * 1999-12-22 2003-06-03 ビーエーエスエフ アクチェンゲゼルシャフト 3−(4,5−ジヒドロイソオキサゾール−5−イル)ベンゾイルピラゾール
JP4768948B2 (ja) * 1999-12-22 2011-09-07 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア 3−(4,5−ジヒドロイソオキサゾール−5−イル)ベンゾイルピラゾール

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