JPH10236649A - 粉体搬送方法及びその装置 - Google Patents

粉体搬送方法及びその装置

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JPH10236649A
JPH10236649A JP4254297A JP4254297A JPH10236649A JP H10236649 A JPH10236649 A JP H10236649A JP 4254297 A JP4254297 A JP 4254297A JP 4254297 A JP4254297 A JP 4254297A JP H10236649 A JPH10236649 A JP H10236649A
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JP
Japan
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powder
transport
charged
ions
voltage
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4254297A
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English (en)
Inventor
Toshiro Higuchi
俊郎 樋口
Yoshikazu Tanii
良和 谷井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KOJUNDO BUTSUSHITSU KENKYUSHO
KOJUNDO BUTSUSHITSU KENKYUSHO KK
Kanagawa Academy of Science and Technology
Original Assignee
KOJUNDO BUTSUSHITSU KENKYUSHO
KOJUNDO BUTSUSHITSU KENKYUSHO KK
Kanagawa Academy of Science and Technology
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Filing date
Publication date
Application filed by KOJUNDO BUTSUSHITSU KENKYUSHO, KOJUNDO BUTSUSHITSU KENKYUSHO KK, Kanagawa Academy of Science and Technology filed Critical KOJUNDO BUTSUSHITSU KENKYUSHO
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Publication of JPH10236649A publication Critical patent/JPH10236649A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬送量が増え、また搬送量のばらつきがな
く、安定な搬送を行うことができる粉体搬送方法及びそ
の装置を提供する。 【解決手段】 絶縁体に配置される電極に電圧を印加し
て粉体を搬送する装置において、粉体に予めイオンを照
射するイオン照射装置3と、絶縁体からなるパネル11
に所定ピッチで配置される平行電極12を有するととも
に、この電極に6相電源13から電圧が印加される粉体
搬送装置10を設け、前記イオン照射装置3によりイオ
ンが照射され帯電した粉体2Aを前記粉体搬送装置10
に供給し、前記粉体2Aを搬送するようにしたものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、イオン照射を利用
した粉体(粒子)搬送方法及びその装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、粉体の搬送装置に関する技術とし
ては、本願の発明者等により既に出願された、特開平7
−267363号公報(可変ピッチ粉体搬送装置)や、
特開平8−149859号公報(粉体の分別方法及びそ
の装置)に開示されており、静電力によるチューブ型電
極を有し、その静電気力により、粉体の搬送を行った
り、粉体の分別を行うようにしている。
【0003】このような従来の静電気力を用いた粉体の
搬送方法では、粉体を直接電極上に載せ、電極に電圧を
印加することによって粉体を搬送するようにしていた。
この搬送原理は、電極上のカバーフィルムと粉体が接
触、摩擦等によって帯電され、帯電した粉体が電圧を印
加された電極との吸引、反発力を受けるためである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
粉体の搬送方法では、搬送される粉体は、電極上に載
り、帯電した粉体のみになるため、チューブ型電極等に
よる粉体の搬送では、粉体の長時間の連続搬送が難し
い。つまり、チューブ型電極の場合は、チューブと接し
ている部分の粉体のみが搬送されることになり、搬送効
率が低いといった問題があった。
【0005】そこで、本発明は、上記問題点を除去し、
搬送量が増え、また搬送量のばらつきがなく、安定な搬
送を行うことができる粉体搬送方法及びその装置を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、 (1)絶縁体に配置される電極に電圧を印加して粉体を
搬送する方法において、粉体に予めイオンを照射する工
程と、このイオンが照射され帯電した粉体を、絶縁体に
所定ピッチで配置される電極を有するとともに、この電
極に電圧が印加される粉体搬送装置に供給し、搬送する
ようにしたものである。
【0007】(2)絶縁体に配置される電極に電圧を印
加して粉体を搬送する装置において、粉体に予めイオン
を照射するイオン照射装置と、絶縁体に所定ピッチで配
置される電極を有するとともに、この電極に電圧が印加
される粉体搬送装置と、前記イオン照射装置によりイオ
ンが照射され帯電した粉体を前記粉体搬送装置に供給
し、その粉体を搬送する手段とを具備するようにしたも
のである。
【0008】(3)上記(2)記載の粉体搬送装置にお
いて、前記粉体搬送装置はパネル型をなし、パネル上の
粉体を搬送するようにしたものである。 (4)上記(2)記載の粉体搬送装置において、前記粉
体搬送装置は円筒型をなし、円筒内の粉体を搬送するよ
うにしたものである。このように、粉体に予めイオン照
射し、帯電させておくことにより、その粉体を粉体搬送
装置に供給するように構成したので、粉体の搬送量が増
え、また搬送量のばらつきがなく、長時間の安定供給を
行うことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。なお、この発明
においては、搬送すべき対象を粉体としているが、粒子
や微小な固形物などイオン照射して搬送できるものであ
れば、全て含まれるものであり、それらの総称として粉
体と表現している。
【0010】図1は本発明の第1実施例を示す粉体搬送
工程図である。まず、図1(a)に示すように、ガラス
シャーレなどの絶縁性の良い容器1に粉体(粒子)2を
入れておき、その粉体2にイオン照射装置3によりイオ
ン照射を行い、粉体2を予め帯電させる。なお、粉体に
は一方の極性のイオンのみ照射する。
【0011】次に、図1(b)に示すように、絶縁体か
らなるパネル11に所定ピッチで配置された6相の平行
電極12を有するパネル型粉体搬送装置10上に帯電し
た粉体2Aを載せる。次に、図1(c)に示すように、
パネル型粉体搬送装置10のパネル11の平行電極12
に、6相電源13より6相電圧を印加して、帯電した粉
体2Aを搬送する。
【0012】このように構成したので、パネル型粉体搬
送装置10のパネル11の平行電極12における帯電し
た粉体2Aは、的確に搬送され、搬送量が増え、また搬
送量のばらつきがなく、安定な搬送を行うことができ
る。なお、この実施例においては、粉体の搬送として表
現しているが、粉体のハンドリングと読み替えても、何
ら問題がないことは明らかである。
【0013】図2は本発明の第2実施例を示す粉体搬送
工程図である。まず、第1実施例と同様に、図1(a)
に示すように、ガラスシャーレなどの絶縁性の良い容器
1に粉体2を入れておき、その粉体2にイオン照射装置
3によりイオン照射を行い、粉体2を予め帯電させる。
なお、粉体には一方の極性のイオンのみ照射する。
【0014】次に、図2(b)に示すように、シート1
5上などに、帯電した粉体2Aを載せ、絶縁物からなる
円筒形状の所定ピッチで配置された6相のスパイラル状
電極21を設けた円筒型粉体搬送装置20を近づける。
次いで、円筒型粉体搬送装置20の6相のスパイラル状
電極21に6相電圧を印加して、帯電した粉体2Aを搬
送する。
【0015】このように構成したので、円筒型粉体搬送
装置20のスパイラル状電極21により、帯電した粉体
2Aは吸い込まれ、円筒型粉体搬送装置20内壁を搬送
される。したがって、搬送量が増え、また搬送量のばら
つきがなく、安定な搬送を行うことができる。
【0016】なお、この実施例においては、粉体の搬送
として表現しているが、粉体のハンドリングと読み替え
ても、何ら問題がないことは明らかである。図3は本発
明の第3実施例を示す粉体搬送工程図である。この実施
例においては、円筒管路30を搬送されてきた粉体31
は、イオン照射装置32からのイオン照射により帯電さ
れて、円筒型粉体搬送装置40に搬入され、6相電源4
2から供給される6相電圧が印加されたスパイラル状電
極41により、帯電した粉体31Aは円筒型粉体搬送装
置40内壁を搬送される。
【0017】この実施例によれば、搬送量が増え、また
搬送量のばらつきがなく、産業用の工場で生成する粉体
などを自動的に大量に安定に搬送することができる。こ
のように、本発明によれば、予め、粉体を帯電させ、次
に、帯電した粉体を電極上に載せ、その電極に電圧を印
加すると、帯電した粉体が搬送される。すなわち、予め
粉体が帯電され、大きな電荷を持っているため、搬送量
が多くなり、粉体が粉体搬送装置に吸い込まれていくた
め、粉体を長時間連続して搬送させることができる。
【0018】イオン照射による粉体の搬送法を利用例と
して、 (1)チューブ型電極による粉体の供給を行う場合の長
時間の連続した粉体供給の自動化 (2)チューブ型電極を利用した集塵装置等への応用が
考えられる。 なお、粉体搬送装置の形状や、供給される電源の態様な
どは適宜変更可能であることは言うまでもない。
【0019】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能
であり、これらを本発明の範囲から排除するものではな
い。
【0020】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、 (A)請求項1又は2記載の発明によれば、搬送量が増
え、また搬送量のばらつきがなく、安定な搬送を行うこ
とができる。 (B)請求項3記載の発明によれば、パネル型粉体搬送
装置の平行電極により帯電した粉体は、搬送量が増え、
また搬送量のばらつきがなく、安定な搬送を行うことが
できる。
【0021】(C)請求項4記載の発明によれば、円筒
型粉体搬送装置のスパイラル状電極により、帯電した粉
体は吸い込まれ、円筒型粉体搬送装置内壁を搬送され
る。したがって、搬送量が増え、また搬送量のばらつき
がなく、安定な搬送を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す粉体搬送工程図であ
る。
【図2】本発明の第2実施例を示す粉体搬送工程図であ
る。
【図3】本発明の第3実施例を示す粉体搬送工程図であ
る。
【符号の説明】
1 容器 2,31 粉体(粒子) 2A,31A 帯電した粉体 3,32 イオン照射装置 10 パネル型粉体搬送装置 11 パネル 12 平行電極 13,42 6相電源 15 シート 20,40 円筒型粉体搬送装置 21,41 スパイラル状電極 30 円筒管路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁体に配置される電極に電圧を印加し
    て粉体を搬送する方法において、(a)粉体に予めイオ
    ンを照射する工程と、(b)該イオンが照射され帯電し
    た粉体を、絶縁体に所定ピッチで配置される電極を有す
    るとともに、該電極に電圧が印加される粉体搬送装置に
    供給し、搬送することを特徴とする粉体搬送方法。
  2. 【請求項2】 絶縁体に配置される電極に電圧を印加し
    て粉体を搬送する装置において、(a)粉体に予めイオ
    ンを照射するイオン照射装置と、(b)絶縁体に所定ピ
    ッチで配置される電極を有するとともに、該電極に電圧
    が印加される粉体搬送装置と、(c)前記イオン照射装
    置によりイオンが照射され帯電した粉体を前記粉体搬送
    装置に供給し、前記粉体を搬送する手段とを具備するこ
    とを特徴とする粉体搬送装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の粉体搬送装置において、
    前記粉体搬送装置はパネル型をなし、パネル上の粉体を
    搬送することを特徴とする粉体搬送装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の粉体搬送装置において、
    前記粉体搬送装置は円筒型をなし、円筒内の粉体を搬送
    することを特徴とする粉体搬送装置。
JP4254297A 1997-02-26 1997-02-26 粉体搬送方法及びその装置 Withdrawn JPH10236649A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001258273A (ja) * 2000-03-10 2001-09-21 Kojundo Chemical Laboratory Co Ltd 静電式粉体輸送装置における粉体輸送用電極の製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001258273A (ja) * 2000-03-10 2001-09-21 Kojundo Chemical Laboratory Co Ltd 静電式粉体輸送装置における粉体輸送用電極の製造方法

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Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

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Effective date: 20040511