JPH1023657A - 進相コンデンサの異常検出装置 - Google Patents
進相コンデンサの異常検出装置Info
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- JPH1023657A JPH1023657A JP8193939A JP19393996A JPH1023657A JP H1023657 A JPH1023657 A JP H1023657A JP 8193939 A JP8193939 A JP 8193939A JP 19393996 A JP19393996 A JP 19393996A JP H1023657 A JPH1023657 A JP H1023657A
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01G—CAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
- H01G2/00—Details of capacitors not covered by a single one of groups H01G4/00-H01G11/00
- H01G2/14—Protection against electric or thermal overload
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02H—EMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
- H02H7/00—Emergency protective circuit arrangements specially adapted for specific types of electric machines or apparatus or for sectionalised protection of cable or line systems, and effecting automatic switching in the event of an undesired change from normal working conditions
- H02H7/16—Emergency protective circuit arrangements specially adapted for specific types of electric machines or apparatus or for sectionalised protection of cable or line systems, and effecting automatic switching in the event of an undesired change from normal working conditions for capacitors
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- Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 高圧変電設備の進相コンデンサが異常になっ
た状態、つまり力率の悪い状態での電力使用を防止す
る。 【解決手段】 進相コンデンサ１を気密に収納する外装
ケース２の内圧が上昇して該ケース２が膨張したとき機
械的に断線する針金状信号線９と、この針金状信号線９
の断線を検出して進相コンデンサ１を電力線からトリッ
プさせるトリップ手段と、針金状信号線９の断線を検出
したとき警報を出力する警報手段とを設ける。進相コン
デンサ１に異常が発生してケース内圧が上昇したとき、
トリップ手段が動作するため進相コンデンサ１の爆発破
壊が回避され、警報が出力されるため保守員が直ちに進
相コンデンサを交換できるので、力率の悪い状態での電
力使用が回避される。
た状態、つまり力率の悪い状態での電力使用を防止す
る。 【解決手段】 進相コンデンサ１を気密に収納する外装
ケース２の内圧が上昇して該ケース２が膨張したとき機
械的に断線する針金状信号線９と、この針金状信号線９
の断線を検出して進相コンデンサ１を電力線からトリッ
プさせるトリップ手段と、針金状信号線９の断線を検出
したとき警報を出力する警報手段とを設ける。進相コン
デンサ１に異常が発生してケース内圧が上昇したとき、
トリップ手段が動作するため進相コンデンサ１の爆発破
壊が回避され、警報が出力されるため保守員が直ちに進
相コンデンサを交換できるので、力率の悪い状態での電
力使用が回避される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、高圧受変電設備に
設けられる進相コンデンサの異常検出装置に関し、更に
詳細には、力率の悪い状態で電力が使用されるのを回避
するのに好適に使用される進相コンデンサの異常検出装
置に関するものである。
設けられる進相コンデンサの異常検出装置に関し、更に
詳細には、力率の悪い状態で電力が使用されるのを回避
するのに好適に使用される進相コンデンサの異常検出装
置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】高圧受変電設備では、力率を改善する目
的で、進相コンデンサを設けている。この進相コンデン
サは、高調波等による電流波形の乱れを修正している
が、時として、過大な高調波電流が流れ、進相コンデン
サに異常が発生することがある。この異常は、進相コン
デンサの爆発破壊となって現れることもある。この爆発
破壊が起こると、高圧受変電設備内にコンデンサ内容物
が飛散してその後処理が大変なため、コンデンサの膨張
で内部配線が断線されたり、入力側に設けたブレーカが
落ちる様にして、爆発破壊を防止する構造を採用するよ
うになっている。
的で、進相コンデンサを設けている。この進相コンデン
サは、高調波等による電流波形の乱れを修正している
が、時として、過大な高調波電流が流れ、進相コンデン
サに異常が発生することがある。この異常は、進相コン
デンサの爆発破壊となって現れることもある。この爆発
破壊が起こると、高圧受変電設備内にコンデンサ内容物
が飛散してその後処理が大変なため、コンデンサの膨張
で内部配線が断線されたり、入力側に設けたブレーカが
落ちる様にして、爆発破壊を防止する構造を採用するよ
うになっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】高圧受変電設備は、保
守員が定期的に点検を行なっているが、コンデンサの膨
張により内部配線が断線しても、それを発見することは
容易ではない。このため、断線により進相コンデンサの
爆発破壊は回避できても、進相コンデンサの内部配線断
線を発見するまでは力率の悪い状態で電力を使用するこ
とになる。そこで、ブレーカが落ちる構造を採用してい
れば、進相コンデンサの異常を容易に発見することはで
きるが、通常の月１回の点検では、点検後すぐにブレー
カが落ちると、次の点検まで１ケ月は力率の悪い状態で
電力を使用する問題があった。
守員が定期的に点検を行なっているが、コンデンサの膨
張により内部配線が断線しても、それを発見することは
容易ではない。このため、断線により進相コンデンサの
爆発破壊は回避できても、進相コンデンサの内部配線断
線を発見するまでは力率の悪い状態で電力を使用するこ
とになる。そこで、ブレーカが落ちる構造を採用してい
れば、進相コンデンサの異常を容易に発見することはで
きるが、通常の月１回の点検では、点検後すぐにブレー
カが落ちると、次の点検まで１ケ月は力率の悪い状態で
電力を使用する問題があった。
【０００４】
【発明の目的】この発明は、前述した欠点に鑑み、これ
を好適に解決するべく提案されたものであって、進相コ
ンデンサの異常を容易に検知することができる進相コン
デンサの異常検出装置を提供することを目的とする。
を好適に解決するべく提案されたものであって、進相コ
ンデンサの異常を容易に検知することができる進相コン
デンサの異常検出装置を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記課題を克服し、所期
の目的を達成するため本発明は、進相コンデンサの異常
を検知する異常検出装置であって、前記進相コンデンサ
を気密に収納するケースに配設され、該ケースが膨張し
たときに機械的に断線するヒューズ線と、前記ヒューズ
線の断線を検出して前記進相コンデンサを電力線からト
リップさせるトリップ手段とから構成したことを特徴と
する。
の目的を達成するため本発明は、進相コンデンサの異常
を検知する異常検出装置であって、前記進相コンデンサ
を気密に収納するケースに配設され、該ケースが膨張し
たときに機械的に断線するヒューズ線と、前記ヒューズ
線の断線を検出して前記進相コンデンサを電力線からト
リップさせるトリップ手段とから構成したことを特徴と
する。
【０００６】また前記目的を達成するため本願の別の発
明は、進相コンデンサの異常を検知する異常検出装置で
あって、前記進相コンデンサに過大な高調波電流が流れ
たときに断線するヒューズ線と、前記ヒューズ線の断線
を検出して前記進相コンデンサを電力線からトリップさ
せるトリップ手段とから構成したことを特徴とする。
明は、進相コンデンサの異常を検知する異常検出装置で
あって、前記進相コンデンサに過大な高調波電流が流れ
たときに断線するヒューズ線と、前記ヒューズ線の断線
を検出して前記進相コンデンサを電力線からトリップさ
せるトリップ手段とから構成したことを特徴とする。
【０００７】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る進相コンデン
サの異常検出装置につき、好適な実施例を挙げて、添付
図面を参照しながら以下説明する。
サの異常検出装置につき、好適な実施例を挙げて、添付
図面を参照しながら以下説明する。
【０００８】図１(ａ)は、本発明の第１実施例に係る進
相コンデンサの断面図であり、図１(ｂ)は、図１(ａ)に
示す範囲Ｂの拡大図である。進相コンデンサ１を収納し
た外装ケース２には、上蓋３が気密にカシメ止めされて
いる。上蓋３には、２つの電極端子４,５の他に、信号
用電極端子６が固設されており、進相コンデンサ１の２
つの電極１ａ,１ｂが各々リード線７,８にて電極端子
４,５に接続されている。電極１ｂには、ヒューズ線と
しての金属性の針金状信号線９が上蓋３を貫通して立設
されている。上蓋３を外装ケース２に被せるときに、信
号用電極端子６の中心穴６ａに針金状信号線９が挿通す
るようにし、上蓋３を外装ケース２にカシメ止めした後
に信号線９を電極端子６に半田付けしてある。この針金
状信号線９には、外装ケース２の内部に臨む部位にくび
れ９ａが設けられており、該針金状信号線９が引っ張ら
れたときにこのくびれ９ａ部分で断線し易くなってい
る。図示しない警報盤には、信号用電極端子６に現れる
べき電圧が消失したとき警報を出力する警報手段(ラン
プやサイレン等)が設けられている。
相コンデンサの断面図であり、図１(ｂ)は、図１(ａ)に
示す範囲Ｂの拡大図である。進相コンデンサ１を収納し
た外装ケース２には、上蓋３が気密にカシメ止めされて
いる。上蓋３には、２つの電極端子４,５の他に、信号
用電極端子６が固設されており、進相コンデンサ１の２
つの電極１ａ,１ｂが各々リード線７,８にて電極端子
４,５に接続されている。電極１ｂには、ヒューズ線と
しての金属性の針金状信号線９が上蓋３を貫通して立設
されている。上蓋３を外装ケース２に被せるときに、信
号用電極端子６の中心穴６ａに針金状信号線９が挿通す
るようにし、上蓋３を外装ケース２にカシメ止めした後
に信号線９を電極端子６に半田付けしてある。この針金
状信号線９には、外装ケース２の内部に臨む部位にくび
れ９ａが設けられており、該針金状信号線９が引っ張ら
れたときにこのくびれ９ａ部分で断線し易くなってい
る。図示しない警報盤には、信号用電極端子６に現れる
べき電圧が消失したとき警報を出力する警報手段(ラン
プやサイレン等)が設けられている。
【０００９】前述した構成において、電極端子４,５に
接続された図示しない電力線からリード線７,８を通し
て過大な高調波電流が進相コンデンサ１に流れて進相コ
ンデンサ１が膨張すると、外装ケース２内の圧力が上昇
する。この内圧の上昇により上蓋３が外側に膨らむと、
前記針金状信号線９が進相コンデンサ１との接続部と信
号用電極端子６との間で引っ張られ、くびれ９ａ部分で
断線する。この信号用電極端子６に現れるべき電圧は、
針金状信号線９の断線により消失し、警報が出力され
る。これにより、保守員は進相コンデンサ１の異常をす
ぐに知ることができる。なお、この信号用電極端子６の
電圧消失に基づいて進相コンデンサ１を電力線からトリ
ップさせるブレーカを自動的に動作させるようにしても
よい。
接続された図示しない電力線からリード線７,８を通し
て過大な高調波電流が進相コンデンサ１に流れて進相コ
ンデンサ１が膨張すると、外装ケース２内の圧力が上昇
する。この内圧の上昇により上蓋３が外側に膨らむと、
前記針金状信号線９が進相コンデンサ１との接続部と信
号用電極端子６との間で引っ張られ、くびれ９ａ部分で
断線する。この信号用電極端子６に現れるべき電圧は、
針金状信号線９の断線により消失し、警報が出力され
る。これにより、保守員は進相コンデンサ１の異常をす
ぐに知ることができる。なお、この信号用電極端子６の
電圧消失に基づいて進相コンデンサ１を電力線からトリ
ップさせるブレーカを自動的に動作させるようにしても
よい。
【００１０】図２は、本発明の第２実施例に係る進相コ
ンデンサとトリップ手段との接続構成図である。３つの
進相コンデンサ１０,１１,１２が△結線されており、各
接続点１３,１４,１５が各々電力線のＵ相,Ｖ相,Ｗ相
に、ブレーカ１６の開閉スイッチ１６ａ,１６ｂ,１６ｃ
を介して接続されている。これらスイッチ１６ａ,１６
ｂ,１６ｃは、通常は閉成されており、後述するリレー
スイッチＲＹ１,ＲＹ２,ＲＹ３の何れかがオンしたとき
開放されるようになっている。
ンデンサとトリップ手段との接続構成図である。３つの
進相コンデンサ１０,１１,１２が△結線されており、各
接続点１３,１４,１５が各々電力線のＵ相,Ｖ相,Ｗ相
に、ブレーカ１６の開閉スイッチ１６ａ,１６ｂ,１６ｃ
を介して接続されている。これらスイッチ１６ａ,１６
ｂ,１６ｃは、通常は閉成されており、後述するリレー
スイッチＲＹ１,ＲＹ２,ＲＹ３の何れかがオンしたとき
開放されるようになっている。
【００１１】前記進相コンデンサ１０(１１,１２も同じ
構成である)の一方の電極と接続点１３との間には、当
該進相コンデンサ１０に過大な高調波が流れたとき電気
的に断線するヒューズ１７が設けられており、リレーＲ
Ｙ１はヒューズ１７の断線を検出したときオン状態にな
り、前述したブレーカ１６を開放すると共に、図示しな
い警報手段に検出信号を送出して警報を発するようにな
っている。
構成である)の一方の電極と接続点１３との間には、当
該進相コンデンサ１０に過大な高調波が流れたとき電気
的に断線するヒューズ１７が設けられており、リレーＲ
Ｙ１はヒューズ１７の断線を検出したときオン状態にな
り、前述したブレーカ１６を開放すると共に、図示しな
い警報手段に検出信号を送出して警報を発するようにな
っている。
【００１２】図２で説明した第２実施例では、電気的に
断線するヒューズを用いたが、図１で説明した機械的に
断線する手段を用いることも可能である。図３は、機械
的に断線する本発明の第３実施例に係る進相コンデンサ
を示す図である。図３(ａ)は、進相コンデンサの外装ケ
ース２の上蓋３部分の断面図である。第３実施例に係る
進相コンデンサでは、上蓋３には、進相コンデンサの電
極(図１に示す進相コンデンサの電極１ａ,１ｂ)に接続
される電極端子４,５が設けられ、図３(ｂ)の上蓋３の
上面図に示されるように、上蓋３の中央部分に機械的に
破断されるヒューズ線２０が貼付けられている。
断線するヒューズを用いたが、図１で説明した機械的に
断線する手段を用いることも可能である。図３は、機械
的に断線する本発明の第３実施例に係る進相コンデンサ
を示す図である。図３(ａ)は、進相コンデンサの外装ケ
ース２の上蓋３部分の断面図である。第３実施例に係る
進相コンデンサでは、上蓋３には、進相コンデンサの電
極(図１に示す進相コンデンサの電極１ａ,１ｂ)に接続
される電極端子４,５が設けられ、図３(ｂ)の上蓋３の
上面図に示されるように、上蓋３の中央部分に機械的に
破断されるヒューズ線２０が貼付けられている。
【００１３】図４(ａ),(ｂ)は、図３に示されるヒュー
ズ線２０の概略構成を示すものであって、該ヒューズ線
２０は、ガラス等の割れやすい素材を薄くした板材２０
ｂの上面に導電性皮膜２０ａを蒸着等で形成し、両端に
リード線４０,４１を半田付けすることで構成される。
このヒューズ線２０を進相コンデンサの上蓋３に貼付け
ておくと、図３(ｃ)(ｄ)に示されるように、進相コンデ
ンサが膨張してケース内圧の上昇により上蓋３が外側に
膨らんだとき、ヒューズ線２０が断線し、進相コンデン
サの異常が検知できる。このヒューズ線２０の両端に、
図２のリレーＲＹを接続しておけば、進相コンデンサの
異常でブレーカが動作すると共に、警報が発せられる。
なお、このヒューズ線２０は、機械的に断線するヒュー
ズとして、各種配管の破断や建物の破壊等を検知する他
の技術分野にも応用することができることはいうまでも
ない。
ズ線２０の概略構成を示すものであって、該ヒューズ線
２０は、ガラス等の割れやすい素材を薄くした板材２０
ｂの上面に導電性皮膜２０ａを蒸着等で形成し、両端に
リード線４０,４１を半田付けすることで構成される。
このヒューズ線２０を進相コンデンサの上蓋３に貼付け
ておくと、図３(ｃ)(ｄ)に示されるように、進相コンデ
ンサが膨張してケース内圧の上昇により上蓋３が外側に
膨らんだとき、ヒューズ線２０が断線し、進相コンデン
サの異常が検知できる。このヒューズ線２０の両端に、
図２のリレーＲＹを接続しておけば、進相コンデンサの
異常でブレーカが動作すると共に、警報が発せられる。
なお、このヒューズ線２０は、機械的に断線するヒュー
ズとして、各種配管の破断や建物の破壊等を検知する他
の技術分野にも応用することができることはいうまでも
ない。
【００１４】図５は、本発明の第４実施例に係る進相コ
ンデンサとトリップ手段との接続構成図である。第４実
施例では、図４に示す構造と同一のヒューズ線２１,２
２,２３を、△結線した３つの進相コンデンサ１０,１
１,１２の各々に取付け、これら３つのヒューズ線２１,
２２,２３を直列に接続し、何れかのヒューズ線が断線
したときリレーＲＹがオンしてリレースイッチｒｙが開
放され、ブレーカ１６の各開閉スイッチ１６ａ,１６ｂ,
１６ｃが開放されて進相コンデンサが電力線からトリッ
プされるようになっている。
ンデンサとトリップ手段との接続構成図である。第４実
施例では、図４に示す構造と同一のヒューズ線２１,２
２,２３を、△結線した３つの進相コンデンサ１０,１
１,１２の各々に取付け、これら３つのヒューズ線２１,
２２,２３を直列に接続し、何れかのヒューズ線が断線
したときリレーＲＹがオンしてリレースイッチｒｙが開
放され、ブレーカ１６の各開閉スイッチ１６ａ,１６ｂ,
１６ｃが開放されて進相コンデンサが電力線からトリッ
プされるようになっている。
【００１５】図６は、本発明の第５実施例に係る進相コ
ンデンサの断面図である。第５実施例では、上蓋３に、
内圧が所定圧以上になったとき破壊される防爆片３０を
取付け、この防爆片３０の一面に導電性の皮膜３１を塗
布してヒューズ線としている。なお、皮膜３１の両端に
リード線４２,４３が半田付される。この様なヒューズ
線を用いても、前述した他の実施例と同様の効果が得ら
れるものである。
ンデンサの断面図である。第５実施例では、上蓋３に、
内圧が所定圧以上になったとき破壊される防爆片３０を
取付け、この防爆片３０の一面に導電性の皮膜３１を塗
布してヒューズ線としている。なお、皮膜３１の両端に
リード線４２,４３が半田付される。この様なヒューズ
線を用いても、前述した他の実施例と同様の効果が得ら
れるものである。
【００１６】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係る進相コ
ンデンサの異常検出装置によれば、進相コンデンサに異
常が発生して膨張したときに生ずるケースの膨張により
機械的にヒューズ線を断線させて異常を検知したとき
に、直ちに進相コンデンサをトリップさせるので、力率
の悪い状態で電力を使用する割合が減ると共に、保守点
検が容易になるという効果がある。また、進相コンデン
サに異常が発生して膨張したとき、この膨張を検知して
トリップ動作を行なうので、進相コンデンサの爆発破壊
を未然に回避し得る。更に、ヒューズ線の断線時に直ち
に警報出力が発せられるので、保守点検員が異常を知っ
て進相コンデンサを交換できるため、力率の悪い状態で
の電力使用が回避できる。
ンデンサの異常検出装置によれば、進相コンデンサに異
常が発生して膨張したときに生ずるケースの膨張により
機械的にヒューズ線を断線させて異常を検知したとき
に、直ちに進相コンデンサをトリップさせるので、力率
の悪い状態で電力を使用する割合が減ると共に、保守点
検が容易になるという効果がある。また、進相コンデン
サに異常が発生して膨張したとき、この膨張を検知して
トリップ動作を行なうので、進相コンデンサの爆発破壊
を未然に回避し得る。更に、ヒューズ線の断線時に直ち
に警報出力が発せられるので、保守点検員が異常を知っ
て進相コンデンサを交換できるため、力率の悪い状態で
の電力使用が回避できる。
【図１】本発明の第１実施例に係る進相コンデンサの断
面図と要部拡大図である。
面図と要部拡大図である。
【図２】本発明の第２実施例に係る進相コンデンサとト
リップ手段との接続構成図である。
リップ手段との接続構成図である。
【図３】本発明の第３実施例に係る進相コンデンサの要
部構成図とその上面図と膨張時の断面図および上面図で
ある。
部構成図とその上面図と膨張時の断面図および上面図で
ある。
【図４】図３に示すヒューズ線の側面図と斜視図であ
る。
る。
【図５】本発明の第４実施例に係る進相コンデンサとト
リップ手段との接続構成図である。
リップ手段との接続構成図である。
【図６】本発明の第５実施例に係る進相コンデンサの断
面図とその要部構成図および要部上面図である。
面図とその要部構成図および要部上面図である。
１,１０,１１,１２ 進相コンデンサ ２ 外装ケース ３ 上蓋 ４,５ 電極端子 ６ 信号用電極端子 ７,８ リード線 ９ 針金状信号線(ヒューズ線) ９ａ くびれ(ヒューズ部分) １６ ブレーカ(トリップ手段) １６ａ,１６ｂ,１６ｃ 開閉スイッチ １７,２０,２１,２２,２３ ヒューズ線 ３０ 防爆片 ３１ 導電性皮膜(ヒューズ線)
Claims (3)
- 【請求項１】 進相コンデンサの異常を検知する異常検
出装置であって、 前記進相コンデンサを気密に収納するケースに配設さ
れ、該ケースが膨張したときに機械的に断線するヒュー
ズ線と、 前記ヒューズ線の断線を検出して前記進相コンデンサを
電力線からトリップさせるトリップ手段とから構成した
ことを特徴とする進相コンデンサの異常検出装置。 - 【請求項２】 進相コンデンサの異常を検知する異常検
出装置であって、 前記進相コンデンサに過大な高調波電流が流れたときに
断線するヒューズ線と、 前記ヒューズ線の断線を検出して前記進相コンデンサを
電力線からトリップさせるトリップ手段とから構成した
ことを特徴とする進相コンデンサの異常検出装置。 - 【請求項３】 前記ヒューズ線の断線を検出したとき警
報を出力する警報手段を備える請求項１または２記載の
進相コンデンサの異常検出装置。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8193939A JPH1023657A (ja) | 1996-07-03 | 1996-07-03 | 進相コンデンサの異常検出装置 |
| TW085109310A TW307938B (en) | 1996-07-03 | 1996-08-02 | Device for detecting malfunction of phase advance capacitor |
| EP97201954A EP0818866A3 (en) | 1996-07-03 | 1997-06-26 | Abnormality detecting device for a phase advancing capacitor |
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