JPH10236543A - 包装容器 - Google Patents
包装容器Info
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- JPH10236543A JPH10236543A JP9041279A JP4127997A JPH10236543A JP H10236543 A JPH10236543 A JP H10236543A JP 9041279 A JP9041279 A JP 9041279A JP 4127997 A JP4127997 A JP 4127997A JP H10236543 A JPH10236543 A JP H10236543A
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Abstract
なく、透明性や、耐熱性にも優れた包装容器を提供す
る。 【解決手段】 容器本体は、ガラス転移点が78〜95
℃のポリエステル(A)からなる中間層と、ガラス転移
点が100〜145℃のポリエステル(B)からなり前
記中間層の両面にそれぞれ配置された一対の表皮層とを
有する積層シートで構成される。中間層と一対の表皮層
との重量比が、(中間層)/(一対の表皮層の合計)=
60/40〜97/3である。
Description
や、耐レトルト殺菌処理性に優れ、ゼリー、プリン、ヨ
ーグルト等の飲食品用容器に好適に利用できる包装容器
に関する。
容器には、内容物が見えやすいようにするための透明性
や、飲食品の高温充填や電子レンジ等による加熱調理が
行えるような耐熱性が要求されている。また、チルド保
存や常温での長期保存が可能なように、空気中の酸素と
の接触を断ち、完全密封して外気を遮断できるガスバリ
ヤー性に優れていることも要求される。さらに、内部に
食品や飲料等を充填した後、微生物を完全に殺菌する為
にいわゆるレトルト殺菌処理(以下「レトルト処理」と
称す。)を行うが、レトルト処理は、一般に85〜90
℃の温水で15〜30分間程度行われるため、熱変形等
の劣化のないよう耐レトルト性に優れていることが要求
される。
トに使用されている包装容器の容器本体としては、ポリ
プロピレン層/エチレン・ビニルアルコール共重合体層
/ポリプロピレン層からなる積層材を用いたもの、エポ
キシ樹脂・無水マレイン酸変性のポリプロピレン樹脂を
コーティングした金属箔を主体として用いたもの等が知
られている。しかしながらこれらの材料にて形成された
容器本体は、上述のような耐レトルト性が十分でなく、
また透明性に優れたものではなかった。
開平6−345131号公報には、ポリアリレート樹脂
と熱可塑性ポリエステル樹脂とのブレンド層を表皮層と
し、前記熱可塑性ポリエステル樹脂を中間層とした三層
の積層シートからなる容器本体が提案されている。しか
しながら、このような積層シートからなる容器本体は、
中間層を形成する熱可塑性ポリエステル樹脂の耐熱性が
低く、レトルト処理を行うと容器本体が白化しやすいと
いう問題があった。
を解決し、特定の化学構造を有する材料からなる表皮層
と特定の化学構造を有する材料からなる中間層とで形成
された積層シートを用いて、レトルト処理を行っても白
化することがなく、透明性や、耐熱性にも優れた包装容
器を提供するものである。
を解決するために鋭意検討した結果、本発明に至ったも
のである。すなわち本発明は、容器本体と、容器本体の
口部周辺に形成された縁部に熱接着されたシール材と、
前記シール材を介して容器本体に取り付けられた蓋体と
からなり、前記容器本体は、ガラス転移点が78〜95
℃のポリエステル(A)からなる中間層と、ガラス転移
点が100〜145℃のポリエステル(B)からなり前
記中間層の両面にそれぞれ配置された一対の表皮層とを
有する積層シートで構成され、前記ポリエステル(A)
およびポリエステル(B)は、下記式で示される構造
単位と下記式で示される構造単位とを主成分として含
有するポリエステルであることを特徴とする包装容器を
要旨とするものである。
成する積層シートとして、中間層にガラス転移点が78
〜95℃で上記式で示される構造単位と上記式で示
される構造単位とを主成分として含有するポリエステル
(A)を用い、表皮層にガラス転移点が100〜145
℃で上記式で示される構造単位と上記式で示される
構造単位とを主成分として含有するポリエステル(B)
を用いることで、積層シート材の中間層の耐熱性が向上
する。
ことがなくなり、耐熱性や、透明性にも優れた包装容器
が得られる。
と、容器本体の口部周辺に形成された縁部に熱接着され
たシール材と、前記シール材を介して容器本体に取り付
けられた蓋体とからなる包装容器である。
で上記式で示される構造単位と上記式で示される構
造単位とを主成分として含有するポリエステル(A)か
らなる中間層と、ガラス転移点が100〜145℃で上
記式で示される構造単位と上記式で示される構造単
位とを主成分として含有するポリエステル(B)からな
り前記中間層の両面にそれぞれ配置された一対の表皮層
とを有する積層シートで構成される必要がある。
層は、上記式で示される構造単位と上記式で示され
る構造単位とを主成分として含有するポリエステル
(A)からなり、ガラス転移点が78〜95℃であるこ
とが必要である。ガラス転移点が78℃より低いと、容
器をレトルト処理した際に、容器が白化して外観性に劣
るものとなる。また、ガラス転移点が95℃を超える
と、積層シ−トの曲げ弾性率が低下して成形性に劣り、
ガスバリヤー性にも劣るものとなる。ポリエステル
(A)のガラス転移点は、上記式で示される構造単位
の割合によって変化し、上記式で示される構造単位の
割合が多いほどガラス転移点は高くなるが、ポリエステ
ル(A)のガラス転移点を78〜95℃の範囲とするた
めには、このポリエステル(A)の全体に含有される上
記式で示される構造単位の割合を10〜40重量%の
範囲とすることが好ましい。
うに、上記式で示される構造単位と上記式で示され
る構造単位とを主成分として含有するポリエステル
(B)からなり、ガラス転移点が100〜145℃であ
ることが必要である。ガラス転移点が100℃より低い
と、レトルト処理の際に容器に白化が生じたり、容器が
変形することなる。また、ガラス転移点が145℃を超
えると、積層シ−トを容器等に成形する際の加工性が低
下することとなる。ポリエステル(B)のガラス転移点
も上記ポリエステル(A)のガラス転移点と同様に上記
式で示される構造単位の割合によって変化し、上記
式で示される構造単位の割合が多いほどガラス転移点は
高くなるが、ポリエステル(B)のガラス転移点を10
0〜145℃の範囲とするためには、このポリエステル
(B)の全体に含有される上記式の成分の割合を45
〜75重量%とすることが好ましい。
間層)/(一対の表皮層の合計)=60/40〜97/
3であることが好ましい。一対の表皮層の重量比が40
重量%を超えると、表皮層の厚みが大きくなるので成形
加工時に表皮層に均一に熱をかけることが難しくなり、
積層シ−トを容器等に成形する際の加工性が著しく低下
し、ガスバリヤー性にも劣るので好ましくない。また、
一対の表皮層の重量比が3重量%より少ないと、表皮層
の厚みが小さくなるのでレトルト処理の際に、容器の白
化や変形を抑えることができない。
成分として含有するポリエステル(A)及びポリエステ
ル(B)は、通常は、ポリエチレンテレフタレート(以
下「PET」と称す。)又はこれを主体とするポリエス
テルとポリアリレート(以下「PAR」と称す。)とを
所要の割合でエステル交換反応することにより得られ
る。
は、テレフタル酸成分とエチレングリコール成分とを主
成分として溶融重縮合反応、あるいは引き続いて固相重
合して得られるものであり、その極限粘度は0.50〜
1.20にあるものが望ましい。
イソフタル酸、 2,5−ジブロムテレフタル酸、 2,6−ナ
フタレンジカルボン酸、4,4'−ジフェニルジカルボン
酸、ジフェニルスルホンジカルボン酸等の芳香族ジカル
ボン酸成分、トリメリット酸、トリメシン酸、ピロメリ
ット酸等の芳香族多価カルボン酸成分、コハク酸、アジ
ピン酸、セバシン酸、アゼライン酸、デカンジカルボン
酸、マレイン酸、イタコン酸等の脂肪族ジカルボン酸成
分、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、
プロピレングリコール、 1,2−プロパンジオール、 1,3
−プロパンジオール、 1,4−ブタンジオール、 1,5−ペ
ンタンジオール、 1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチ
ルグリコール、ポリエチレングリコール等の脂肪族ジオ
ール成分、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペン
タエリスリトール等の脂肪族多価アルコール成分、 1,4
−シクロヘキサンジメタノール、 1,4−シクロヘキサン
ジエタノール等の脂環族ジオール成分、p−キシリレン
グリコール、ビスフェノールAやビスフェノールSのエ
チレンオキシド付加体等の芳香族ジオール成分等がPE
Tの特性を損なわない範囲で少量共重合されていてもよ
い。
ン酸成分と下記式で示されるビスフェノール類との重
合により得られる芳香族ポリエステルであり、その極限
粘度は0.40〜1.00にあるものが望ましい。
タル酸成分及び/又はイソフタル酸成分が挙げられる
が、特にテレフタル酸成分とイソフタル酸成分との混合
物を用いると、得られるPARの溶融加工性及び総合的
性能の面で好ましい。かかる混合物のとき、その混合比
は任意に選ぶことができるが、テレフタル酸成分/イソ
フタル酸成分=9/1〜1/9(モル比)が好ましく、
特に溶融加工性及び性能のバランスの点で7/3〜3/
7(モル比)、さらには1/1(モル比)がより好まし
い。
は、ビスフェノールA〔 2,2−ビス(4−ヒドロキフェ
ニル)プロパン〕、 2,2−ビス(4−ヒドロキシ− 3,5
−ジメチルフェニル)プロパン、 2,2−ビス(4−ヒド
ロキシ− 3,5−ジクロロフェニル)プロパン、 2,2−ビ
ス(4−ヒドロキシ− 3,5−ジブロモフェニル)プロパ
ン、ビスフェノールS〔4,4'−ジヒドロキシジフェニル
スルホン〕、4,4'−ジヒドロキシジフェニルエーテル、
4,4'−ジヒドロキシジフェニルスルフィド、4,4'−ジヒ
ドロキシジフェニルケトン、4,4'−ジヒドロキシジフェ
ニルメタン、 1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エ
タン、 1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘ
キサン等が挙げられるが、ビスフェノールAが特に好ま
しい。また、これらは単独で使用してもよいし、2種類
以上混合して使用してもよい。さらに、前記のビスフェ
ノール類はパラ体であるが、オルソ体もしくはメタ体の
ビスフェノール類を使用してもよく、これらビスフェノ
ール類にエチレングリコール、プロピレングリコール等
を併用してもよい。
酸クロリド/イソフタル酸クロリド=1/1(モル比)
とビスフェノールAとの界面重合により得られるユニチ
カ社製のUポリマー(商品名)が挙げられる。
成分として含有するポリエステルを製造する方法として
は、例えば、PET又はこれを主体とするポリエステル
とPARと触媒とを反応器に仕込み、減圧下で溶融加熱
してエステル交換反応させ、反応が完結した段階で反応
器より払出してペレット状にする方法がある。この際、
触媒としては酢酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム等のアルカリ金属の化合物を用いることが好
ましい。
ステルとPARと上記の触媒とを、ターンブラーブレン
ダー等の各種のブレンダーを用いて混合した後、溶融混
練してエステル交換反応させ、一軸押出機もしくは二軸
押出機を用いてペレット状にする方法(以下、この方法
を「溶融ブレンド法」と称す。)がある。
エステルとPARとを、溶融成形時に単にブレンドする
方法(以下、この方法を「成形ブレンド法」と称す。)
もあるが、本発明においては溶融ブレンド法を用いてポ
リエステルを製造するのがより好ましい。
のPET系ポリエステルで用いられている成形法をその
まま適用して製造することができ、例えば、中間層と表
皮層を構成するポリエステルを所定の重量割合に調整し
ながら、Tダイを備えた多層押出しシート成形装置で溶
融押出し、冷却ローラーで冷却することにより得ること
ができる。
mの範囲が好適であり、さらに好ましくは0.7mm〜
0.9mmがよい。積層シートを圧縮成形あるいは真空
成形した容器の厚みは、平均厚みで0.2mm〜0.4
5mmであることが好ましい。特に好ましくは0.25
mm〜0.35mmが良い。
層と一対の表皮層すなわちポリエステル(B)/ポリエ
ステル(A)/ポリエステル(B)からなる3層構造だ
けでなく、例えばポリエステル(B)/ポリエステル
(A)/ポリエステル(B)/ポリエステル(A)/ポ
リエステル(B)のような5層構造等にもすることがで
きる。
にさらに別の層としてガスバリヤー性の高いエチレン/
ビニルアルコール共重合体、ポリメタキシリレンアジパ
ミド、非晶性ポリアミド樹脂等のガスバリヤー層を設け
ることにより、耐熱性及びガスバリヤー性に優れたシー
トとすることもできる。この場合には、ガスバリヤー層
の外側には中間層とガスバリヤー層とを接着させるため
の接着剤層として、無水マレイン酸グラフト変性したエ
チレン/酢酸ビニル共重合体や高密度ポリエチレン、低
密度ポリエチレン又はポリプロピレン等を用いるのが好
ましい。
(A)および/又はポリエステル(B)の全部もしくは
一部に、リサイクルされたポリエステルが用いられてい
てもよい。このようなリサイクルされたポリエステルを
用いることで、コストを低下させることができる。
は、耐熱性やガスバリヤー性を有するものであればどの
ようなものでも良いが、例えば、プラスチック材や金属
からなるもの、あるいはプラスチック層と金属層との積
層材、金属層を中間層としプラスチックを表皮層とした
積層材等が挙げられる。プラスチック層と金属層との積
層体や金属層を中間層としプラスチックを表皮層とした
積層材は、接着剤を用いて貼り合わせる方法、押出ラミ
ネート法もしくは共押出法により得ることができる。
容器本体の口部周辺に形成された縁部に熱接着するシー
ル材としては、イージーピール性を有し、かつ前記容器
本体を構成するポリエステル(B)よりも低い軟化点を
有する熱接着性フィルムを用いることが好ましい。な
お、熱接着性フィルムのピール強度については、上述の
ようにイージーピール性を有するものであるため、1.
0〜2.0kg/15mm程度のシール強度を有するも
の、特に、1.5〜1.8kg/15mm程度のシール強
度を有するものが好ましい。また、熱接着性シール材の
厚みとしては、20〜60μm程度の厚みのものが妥当
である。
レフィン系フィルムや変性ポリエステル系フィルムある
いはスチレン等に代表される重合性モノマーにより改質
された変性ポリオレフィン等からなるフィルム等があ
り、具体的には、大日本インキ化学工業社製ディファレ
ンE7700T、PP−100や、東セロ社製アドマー
XE070、NE050等が挙げられる。
するが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるもの
ではない。なお実施例における各種物性値の測定は、以
下の方法により実施した。
ンとの等重量混合物を溶媒として、温度20℃で測定
し、dl/g単位で表した。
走査型熱量計(島津製作所社製、DT−40型)を用いて、
昇温速度20℃/分で測定した。
ポリエステルシートを用いて、シート温度160℃でサ
ーモフォーミング成形を行い、[高さ(L)]/[直径
(D)]=1.0の容器(プリン容器)を成形した際
に、容器の割れや延伸不良による未成形、容器白化等の
不良率が1%以下のものを○、1%より大きく5%より
小さいものを△、5%以上のものを×とした。
形品の底部のエッジ部はシャープに成形されるべきであ
るが、シートの延伸が十分でないために成形品の底部が
丸みを帯びた形になったものをいう。また、成形時の容
器白化とは、延伸速度と延伸時のシート温度とのバラン
スが悪い時に、中間層の結晶化が起こり容器の一部が白
化することをいう。
CON社製の酸素透過率測定装置(OX−TRON−1
00型)での酸素ガス通過率の測定値が3 cc・mm/m2・24
hr・atm以下のものを○、3cc・mm/m2・24hr・atm より大き
く10cc・mm/m2・24hr・atm より小さいのものを△、10
cc・mm/m2・24hr・atm 以上のものを×とした。
性は成形容器のヘイズ値により評価した。すなわち、日
本電色社製のカラーメジャーリングシステムにおいて測
定したヘイズ値が5以下のものを○、ヘイズ値が5より
大きく10より小さいものを△、ヘイズ値が10以上の
ものを×で表した。
で30分間レトルト処理を行った後、白濁度合と形状変
化を測定した。白濁度合は日本電色社製のカラーメジャ
ーリングシステムにおいて測定したヘイズ値が5以下で
あるときを○、5より大きく10より小さいときを△、
10以上のときを×とした。形状変化は、容積変化率が
1%以下であるときを○、1%より大きく5%より小さ
いときを△、5%以上のときを×とした。
(ユニチカ社製、Uポリマー)とを表1に示す仕込み割
合で配合し、これに酢酸ナトリウムを0.06重量%添
加し、二軸押出機(池貝鉄工社製、PCM-30)を用いて、
280〜320℃(PARの割合が大きいものほど温度
を高めに設定)で溶融ブレンドした後、ストランド状に
押出し、表1に示す85℃のガラス転移点を有するポリ
エステル(A)及び121℃のガラス転移点を有するポ
リエステル(B)のペレットを作製した。
成形装置を用いて、ポリエステル(A)が中間層を、ポ
リエステル(B)が表皮層を形成するように、(中間
層)/(一対の表皮層の合計)=60/40の重量比と
なるようにしてシートを押出し、30℃の冷却ローラー
で冷却した。なお、押出し条件は、中間層側シリンダー
温度を270〜300℃、表皮層側シリンダー温度を2
75〜310℃、ジャンクションブロック、フィーダー
ブロック及びダイス温度を270〜280℃に設定し
た。以下、他の実施例においても同様の条件としたが、
PARの仕込み割合が大きいものほど温度を高めに設定
した。
は、ポリエステル(A)が中間層2を形成し、その両面
にポリエステル(B)からなる一対の表皮層3が形成さ
れていた。表皮層3の厚みはそれぞれ等しく、積層シー
ト1の厚みは0.8mmとなった。
℃でサーモフォーミングし、図2に示すようなL/D=
1.0のプリン容器の容器本体4を作製した。容器本体
4の口部周辺に形成された縁部には、シール材5として
東セロ社製アドマーXE070を熱接着し、シール材5
を介して蓋体6を容器本体4に取り付けた。
とポリエステル(B)との重量比を表1に示すようにし
た。そして、それ以外は実施例1と同様にして、積層シ
ート材およびプリン容器を作製した。
2に示す。
とポリエステル(B)との重量比を表1に示すようにし
た。そして、ポリエステル(A)とポリエステル(B)
とを溶融成形時にブレンドした。そして、それ以外は実
施例1と同様にTダイを用いて積層シートを作製し、得
られた積層シートを用いてプリン容器を作製した。
2に示す。
単位とを主成分として構成されたガラス転移点が78
〜95℃のポリエステル(A)からなる中間層と、構造
単位と構造単位とを主成分として構成されたガラス
転移点が100〜145℃のポリエステル(B)からな
る表皮層とを有する積層シートで構成され、しかもポリ
エステル(A)とポリエステル(B)との重量比が本発
明の範囲内であったため、いずれも良好なシート特性と
容器特性とを示した。
とポリエステル(B)との重量比を表1に示すように
し、ポリエステル(A)の割合を本発明にもとづく好適
な範囲よりも小さくした。そして、それ以外は実施例1
と同様にして、積層シート材およびプリン容器を作製し
た。
2に示す。
点を本発明の範囲よりも低くした。また、ポリエステル
(B)におけるPET/PARの仕込み割合、およびポ
リエステル(A)とポリエステル(B)との重量比を表
1に示すようにした。そして、それ以外は実施例1と同
様にして、積層シート材およびプリン容器を作製した。
2に示す。
とポリエステル(B)との重量比を表1に示すように
し、ポリエステル(A)のガラス転移点を本発明の範囲
よりも高くした。そして、それ以外は実施例1と同様に
して、積層シート材およびプリン容器を作製した。
2に示す。
とポリエステル(B)との重量比を表1に示すように
し、ポリエステル(B)のガラス転移点を本発明の範囲
よりも低くした。そして、それ以外は実施例1と同様に
して、積層シート材およびプリン容器を作製した。
2に示す。
とポリエステル(B)との重量比を表1に示すように
し、ポリエステル(B)のガラス転移点を本発明の範囲
よりも高くした。そして、それ以外は実施例1と同様に
して、積層シート材およびプリン容器を作製した。
2に示す。
(A)の重量比が少な過ぎたため、積層シ−トを容器等
に成形する際の加工性が著しく低下した。また、酸素バ
リヤー性も低下した。
るポリエステル(A)のガラス転移点が低過ぎたため、
容器をレトルト処理した際に、容器が白化して外観性に
劣るものとなった。
るポリエステル(A)のガラス転移点が高過ぎたため、
積層シ−トの曲げ弾性率が低下して加工性に劣り、酸素
バリヤー性にも劣るものとなった。
るポリエステル(B)のガラス転移点が低過ぎたため、
耐レトルト性に劣るものとなった。比較例5は、積層シ
ートの表皮層を形成するポリエステル(B)のガラス転
移点が高過ぎたため、積層シ−トを容器等に成形する際
の加工性が低下した。
95℃のポリエステル(A)からなる中間層と、ガラス
転移点が100〜145℃のポリエステル(B)からな
り前記中間層の両側にそれぞれ配置された一対の表皮層
とを有する積層シートからなる容器本体を用いること
で、レトルト処理しても形状変化や白化のない良好な容
器本体が得られる。
を、(中間層)/(一対の表皮層の合計)=60/40
〜97/3とすることで、適切な厚みの積層シートを作
製することができ、加工性や耐レトルト性に優れた容器
本体が得られる。
好で、レトルト処理による白化や形状変化のない包装容
器を得ることができる。
Claims (3)
- 【請求項1】 容器本体と、容器本体の口部周辺に形成
された縁部に熱接着されたシール材と、前記シール材を
介して容器本体に取り付けられた蓋体とからなり、前記
容器本体は、ガラス転移点が78〜95℃のポリエステ
ル(A)からなる中間層と、ガラス転移点が100〜1
45℃のポリエステル(B)からなり前記中間層の両面
にそれぞれ配置された一対の表皮層とを有する積層シー
トで構成され、前記ポリエステル(A)およびポリエス
テル(B)は、下記式で示される構造単位と下記式
で示される構造単位とを主成分として含有するポリエス
テルであることを特徴とする包装容器。 【化1】 - 【請求項2】 中間層と一対の表皮層との重量比が、
(中間層)/(一対の表皮層の合計)=60/40〜9
7/3であることを特徴とする請求項1記載の包装容
器。 - 【請求項3】 ポリエステル(A)および/又はポリエ
ステル(B)の全部もしくは一部に、リサイクルされた
ポリエステルが用いられてなる請求項1又は2記載の包
装容器。
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