JPH10235900A - 印刷機のピストン内蔵型インキカートリッジ - Google Patents

印刷機のピストン内蔵型インキカートリッジ

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JPH10235900A
JPH10235900A JP4613497A JP4613497A JPH10235900A JP H10235900 A JPH10235900 A JP H10235900A JP 4613497 A JP4613497 A JP 4613497A JP 4613497 A JP4613497 A JP 4613497A JP H10235900 A JPH10235900 A JP H10235900A
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JP
Japan
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piston
cylindrical container
ink
ink cartridge
container body
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Yasuhiro Kuramori
靖浩 倉盛
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 反復使用可能な印刷機用インキカートリッジ
の提供。 【解決手段】 両端が開放された筒状容器本体2と、該
容器本体の一端開放部を閉じる弁蓋7と、容器本体の他
端開放部を閉じる後部蓋9と、容器本体の内部に挿入さ
れ、前記両端間で往復動可能なピストン5とを具備する
ピストン内蔵型インキカートリッジ。弁蓋はインキ排出
用ノズルを有し、後部蓋は通気用オリフィスを有し、ピ
ストンは、容器本体の内壁面に気液密に接触した状態
で、オリフィスを通じて容器本体内に導入される加圧気
体によって強制駆動され、容器本体内に収容されたイン
キをインキ排出用ノズルを通じて外部に押し出すための
部材である。弁蓋および後部蓋は、容器本体の両端いず
れの側にも互換的に装着可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷機で使用され
るインキカートリッジに関するものである。本明細書に
おける用語「印刷機」は、電子写真液体トナー方式の印
刷機を含む広い概念である。
【0002】
【従来の技術】周知の電子写真式画像再生方式では、光
導電体が外周に付与されたドラムの外周面にコロナ帯電
が施され、次いで、その外周面に画像露光が行われる。
外周面の光照射箇所では帯電電荷が放電して非画像部と
なり、光が当たらなかった箇所すなわち潜像部では帯電
電荷が残留している。この状態で、ドラム外周にトナー
を付与すると、残留電荷部分にトナーが付着し顕像化す
る。この顕像トナーは、画像担持体(典型的には、紙)
に加圧転写され、加熱により、または溶剤蒸発により定
着される。
【0003】電子写真印刷機では、液体トナーが使用さ
れ、単色およびカラー印刷可能である。この液体トナー
は、高絶縁性(1014Ω・cm)、低誘電率(2〜3)の液
体(典型的には、イソパラフィン系)に帯電トナー粒子
を分散させたものである。トナー粒子は、顔料粒子を内
部に含む樹脂粒である。電子写真印刷機は、前記光導電
体ドラムの他に、給紙装置、排紙装置、紙面反転機構等
を具備する。インキは、レーザー照射(露光)された回
転光導電体ドラムの外周面に対して付与され、付着した
インキが紙上に転写され、加熱定着される。
【0004】しかるに、電子写真印刷機のインキは、イ
ンキカートリッジから、定置インキタンク内に、適宜、
高濃度のインキ原液を供給し、インキタンク内において
適性濃度に溶剤で希釈して使用する。ここで、従来使用
されているインキカートリッジについて、図4、図5を
参照しながら具体的に説明する。
【0005】図4は、アルミニウム合金製缶01の内部
にアルミニウム製の可撓製内袋02が装着されて成るイ
ンキカートリッジ03を示している。缶01は、その一
端に弁体04を具備し、通気用オリフィス06が形成さ
れた後壁05を他端に有する。当初、缶01に対して弁
体04は装着されておらず、弁体装着部の開口を通じて
内袋02内にインキAが充填される。充填後に、弁体装
着部の開口を塞いで弁体04が「かしめ付け」によって
気液密に取着される。この状態で、複数本のインキカー
トリッジ03が包装され、需要家に届けられる。需要家
は、インキが充填されたインキカートリッジ03を印刷
機に装着して使用する。印刷機は、エアコンプレッサー
を具備しており、後壁05の円滑な彎曲凹表面に加圧空
気供給側部材が気密に押し付けられ、通気用オリフィス
06を通じて缶01内に圧縮空気が送りこまれる。これ
によって、内袋02内のインキが加圧され、弁体04を
通じて、適宜、印刷機の定置インキタンク内に供給され
る。
【0006】図5は、アルミニウム合金製缶07の内部
にカップ形状樹脂製ピストン08が変位自在に挿入され
て成るインキカートリッジ09を示している。缶07
は、その一端に弁体010を具備し、通気用オリフィス
012が形成された後壁011を他端に有する。当初、
缶07に対して弁体010は装着されておらず、弁体装
着部の開口を通じて缶07内にインキAが充填される。
充填後に、弁体装着部の開口を塞いで弁体010が「か
しめ付け」によって気液密に取着される。缶07の使用
態様は缶01の場合と同様である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】インキカートリッジ0
3の使用において、インキの消耗が進み最終段階になる
と、可撓性内袋02が、缶01の下部で皺状に押し潰さ
れた状態になる。しかしながら、金属材料で形成された
内袋02は、その内部のインキが完全に押し出される程
度まで十分に押し潰すことはできず、インキの残留を避
けることはできない。また、内袋02の変形状態が悪
く、かなりのインキが残留している時点で、内袋02の
屈曲壁部分が弁体04の開口部位に押し付けられると、
もはや残留インキを排出させることはできない。いずれ
にしても、インキの無駄な残留を避けることができず、
またインキカートリッジ03の廃棄処理を行う上で問題
を残す。
【0008】ピストン08を有するインキカートリッジ
09の場合には、内部インキをほぼ完全に排出すること
ができる。しかしながら、何らかの衝撃により缶07の
壁に凹凸変形が生じると、ピストン08が移動できなく
なり、インキの排出を行うことができなくなる虞れがあ
る。かかるインキカートリッジのその他の欠点は以下の
とおりである。 インキカートリッジは、インキを消費すると廃棄され
るため、容器の製作経費を無視できず、印刷経費増につ
ながり、資源の無駄使いにもなる。 インキカートリッジの廃棄は環境問題を招く。 印刷業者は、多数のインキカートリッジを購入、保管
しなければならず、容器包装経費、輸送経費が印刷経費
に反映して印刷価格増となり、また保管用スペースも無
視できない。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる技術的
背景の下で創案されたものであり、従来の使い捨て型イ
ンキカートリッジに代わる反復使用可能なインキカート
リッジを提供することを、その目的とする。この目的
は、以下の構成を採用することによって達成される。両
端が開放された筒状容器本体と、該筒状容器本体の一端
開放部を閉じる弁蓋と、筒状容器本体の他端開放部を閉
じる後部蓋と、筒状容器本体の内部に挿入され、前記両
端間で往復動可能なピストンとを具備し、弁蓋はインキ
排出用ノズルを有し、後部蓋は通気用オリフィスを有
し、ピストンは、筒状容器本体の内壁面に気液密に接触
した状態で、通気用オリフィスを通じて筒状容器本体内
に導入される加圧気体によって強制駆動され、筒状容器
本体内に収容されたインキをインキ排出用ノズルを通じ
て外部に押し出すための部材であり、弁蓋および後部蓋
は、筒状容器本体の両端いずれの側にも互換的に装着可
能である、印刷機のピストン内蔵型インキカートリッ
ジ。
【0010】このインキカートリッジは、以下の形態で
提供可能である。 ピストンが、その周囲に、筒状容器本体の内壁面に気
液密に接触する少なくとも1つの密封材リングを有す
る。 ピストンが、2つの密封材リングを有し、それらがピ
ストンの軸線方向で互いに間隔を置いて該ピストンに装
着されている。 弁蓋および後部蓋がカップ形状体であり、その周壁内
側に付された雌ねじ部分で筒状容器本体の両端部外周面
に付された雄ねじ部分に、それぞれ螺着される。 弁蓋および後部蓋と筒状容器本体の両端との間に、そ
れぞれ密封材が介挿される。 後部蓋の外表面が円滑な彎曲凹表面を有し、該彎曲凹
表面の中心部に通気用オリフィスが位置づけられ、該彎
曲凹表面に対して加圧気体供給側部材が気密に押し付け
られるようになっている。
【0011】また、本発明のインキカートリッジは、例
えば、樹脂フィルムのような軟質包装材に収容されたイ
ンキを需要家自身で充填することによって、反復使用可
能であり、以下の手順で使用される。 筒状容器本体の一端開放部に後部蓋を装着する段階、 筒状容器本体の他端開放部から該筒状容器本体内にピ
ストンを挿入し、後部蓋位置まで移動させる段階、 筒状容器本体を直立させ、その他端開放部から筒状容
器本体内に印刷用インキを注入する段階、 筒状容器本体の他端開放部に弁蓋を装着する段階、 筒状容器本体に弁蓋および後部蓋が装着されたインキ
カートリッジを印刷機に装着し、後部蓋の通気用オリフ
ィスを通じて筒状容器本体内に加圧気体を供給してピス
トン動かし、弁蓋の弁を通じてインキを排出する段階、
さらに、インキカートリッジ内のインキが無くなった
後、 インキカートリッジを印刷機から取り出して、弁蓋お
よび後部蓋を筒状容器本体から取り外す段階、 段階における筒状容器本体の一端開放部とは逆側す
なわち移動後のピストンが位置する側に後部蓋を装着
し、その後、段階から段階までを実行する複数の段
階、 以上の各段階を含む操作手順。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるインキカート
リッジの具体例について説明する(図1、図2参照)。
インキカートリッジ1は、両端が開放された筒状容器本
体2と、筒状容器本体2の一端開放部を閉じる弁蓋7
と、筒状容器本体2の他端開放部を閉じる後部蓋9と、
筒状容器本体2の内部に往復動可能に挿入されたピスト
ン5とを具備する。筒状容器本体2は、円筒形状体とし
て示されているが、必ずしも円筒形状体である必要はな
い。筒状容器本体2の参考寸法例は、長さ200mm、
内径42mmである。弁蓋7は、その主壁中央部にイン
キ排出用ノズル8を有する。また、弁蓋7は、周壁の内
側に雌ねじが形成されており、該雌ねじを利用して、筒
状容器本体2の両端外周面にそれぞれ形成された雄ねじ
部3、4に螺着可能である。重要なことは、弁蓋7を筒
状容器本体2の両端いずれにも装着できる点である。
【0013】後部蓋9は、その主壁外表面が円滑な彎曲
凹表面(例えば、球面形状)になされており、彎曲凹表
面の中央部(したがって、主壁中央部)に通気用オリフ
ィス10が形成されている。後部蓋9の周壁は、弁蓋7
のそれと同様であって、周壁内側に雌ねじが形成されて
おり、該雌ねじを利用して、筒状容器本体2の両端外周
面にそれぞれ形成された雄ねじ部3、4に螺着可能であ
る。重要なことは、後部蓋9を筒状容器本体2の両端い
ずれにも装着できる点である。
【0014】また、弁蓋7、後部蓋9のいずれについて
も、筒状容器本体2の端部に装着する際には、オーリン
グ11が介装される。本実例では、ピストン5が、円板
形状体として示されているが、筒状容器本体2が円筒形
状体でない場合には、その形状と整合する形状になされ
る。ピストン5は、その周面に溝を有し、該溝にオーリ
ング6が嵌着されている。ピストン5を筒状容器本体2
内に挿入すると、オーリング6が筒状容器本体2の内壁
面に気液密に密接し、その状態で筒状容器本体2の内壁
に沿って強制移動せしめされる。
【0015】なお、ピストン5には単一のオーリング6
が装着されているが、図3に示すピストン5Aのよう
に、軸線方向で間隔を置いて2つのオーリング6A、6
Bを装着した方が、筒状容器本体2内部で動くピストン
の姿勢を安定化できる。また、筒状容器本体2に対する
弁蓋7と後部蓋9の装着は、螺着法に限定されず、弁蓋
7および後部蓋9の周壁内側に少なくとも2つの突起を
設け、筒状容器本体2の対応する外周部に適当な螺旋突
条を設けて、弁蓋7および後部蓋9を筒状容器本体2に
あてがって回転させ、突起と螺旋突条との係合関係を利
用して、筒状容器本体2の各端部に弁蓋7と後部蓋9を
確実に固定する方法もある。その他、筒状容器本体2に
対する弁蓋7と後部蓋9の装着を、スナップオン形式で
行うことも可能である(ここで、スナップオンとは、係
合部材の一時的変形を利用することにより、一方の突起
が他方の突起を乗り越えて係合する係合関係であり、通
常、その係合時に、パチンという音がする。この係合方
式は、家庭用各種器具等で汎用されている)。さらに、
後部蓋9の主壁外表面は、彎曲凹表面である必要はな
く、円滑平坦面でも凸表面でもよい。
【0016】次に、インキカートリッジ1の使用態様に
ついて説明する。先ず、一端に後部蓋9を装着し、ピス
トン5を後部蓋9側に移動させた状態で、該後部蓋9を
下にして筒状容器本体2を直立姿勢にする。他端部であ
る上端は開放されており、該上端開放部を通じて筒状容
器本体2内にインキを注入し充填する。このインキ注入
は、好適には、樹脂フィルムのような軟質包装材に収容
されたインキをもって行われる。インキ注入を終えた
後、筒状容器本体2の上端部に弁蓋7を装着する。かく
して、インキカートリッジ1の印刷機(例えば、電子写
真印刷機)に対する装填準備が完了する。
【0017】印刷機に装填されたインキカートリッジ1
の後部蓋9に対し、その彎曲凹表面を利用して加圧空気
供給側部材が気密に押し付けられ、適宜、後部蓋9の通
気用オリフィス10を通じてインキカートリッジ1内に
圧縮空気(加圧空気)が送りこまれる。この空気圧によ
ってピストン5が強制的に動かされ、弁蓋7のインキ排
出用ノズル8を通じてインキカートリッジ1からインキ
12が排出され、印刷機の定置インキタンク内に送り込
まれる。定置インキタンクに供給されるインキは高濃度
であり、定置インキタンク内で溶剤によって適性濃度に
希釈される。また、定置インキタンクに対するインキの
供給は、定置インキタンク内の希釈されたインキ濃度を
検出することによって適宜行われる。インキの使用が進
行し、ピストン5が弁蓋7位置に到達した時、インキの
排出は完了する。この状態では、実質的に、筒状容器本
体2内にインキ材料はなく、弁蓋7の内側凹部内に少量
のインキが残されているに過ぎない。
【0018】この後、空になったインキカートリッジ1
を印刷機から取り出す。取り出されたインキカートリッ
ジ1の弁蓋7および後部蓋9を取り外し、ピストン5が
位置する側の筒状容器本体2の端部に後部蓋9を装着す
る。次いで、後部蓋9側を下にして筒状容器本体2を直
立させ、筒状容器本体2の上端開放部から筒状容器本体
2内にインキを注入し、充填する。そして、インキが充
填された筒状容器本体2の上端開放部に弁蓋7を装着す
る。このようにして、インキカートリッジ1を反復使用
することができる。
【0019】かかるインキカートリッジ1を反復使用す
れば、需要家は、従来のように使い捨て型のインキカー
トリッジを継続購入して多数本を常時保管しておく必要
がなく、各種費用(容器製造費、自動装置によるインキ
充填費、運送費、梱包費、保管経費等)の節減を図り、
資源の無駄な使用を省くとともに容器廃棄による環境へ
の悪影響を低減化することができる。また、インキカー
トリッジ1は、反復使用することを考慮すれば、その製
造経費が多少高価になっても許容され、筒状容器本体2
の壁厚さを大きくして十分な剛性を与えておけば、外力
によって簡単に変形することがなく、十分な耐久性が得
られる。また、インキカートリッジ1は、両端が開放さ
れた筒状容器本体2の各端部に弁蓋7と後部蓋9を装着
する構造であるから、仮に筒状容器本体2が外力を受け
て変形し、ピストン5が動かなくなっても、弁蓋7と後
部蓋9を取り外して、筒状容器本体2内の残留インキを
取り出すことができ、環境へのインキの廃棄を防ぐこと
ができる。さらに、インキカートリッジ1に対するイン
キの充填は、印刷機オペレーター自身が、大型容器内の
インキを適切な器具(例:ヘラ)を用いて行うか、ある
いは樹脂フィルムのような軟質包装材に収容されたイン
キを絞り出すことによって行うことができ、従来のよう
にインキカートリッジの製造工程で大型のインキ充填装
置によって行う必要がなく、かなりの経費節減を達成す
ることができ、印刷コストの削減に寄与できる。本実施
例によるインキカートリッジは、電子写真印刷機用に限
定されず、通常のオフセットインキ、シルクスクリーン
インキ等の高粘度型インキの補給用としても当然使用す
ることができる。
【0020】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の印刷機用インキカートリッジによれば、次の利点が得
られる。 インキカートリッジを反復使用することにより、需要
家は、従来のように使い捨て型のインキカートリッジを
継続購入して多数本を常時保管しておく必要がなく、各
種費用の節減を図り、資源の無駄な使用を省くとともに
容器廃棄による環境への悪影響を低減化することができ
る 反復使用することを考慮すれば、インキカートリッジ
は、その製造経費が多少高価になっても許容され、筒状
容器本体の壁厚さを大きくして十分な剛性を与えておけ
ば、外力によって簡単に変形することがなく、十分な耐
久性が得られる。 インキカートリッジは、両端が開放された筒状容器本
体の各端部に弁蓋と後部蓋を装着する構造であるから、
仮に筒状容器本体が外力を受けて変形し、ピストンが動
かなくなっても、弁蓋と後部蓋を取り外して、筒状容器
本体内の残留インキを取り出すことができ、環境へのイ
ンキの廃棄を防ぐことができる。 ピストンを用いたインキカートリッジは、その構造
上、筒状容器本体内にインキが残留しないように完全に
排出することができ、また仮に何らかの理由で、筒状容
器本体内にインキが残留しても反復使用容器であるか
ら、インキの無駄を省くことができる。 インキカートリッジに対するインキの充填は、印刷機
オペレーター自身が、大型容器内のインキを適切な器具
を用いて行うか、あるいは樹脂フィルムのような軟質包
装材に収容されたインキを絞り出すことによって行うこ
とができ、従来のようにインキカートリッジの製造工程
で大型のインキ充填装置によって行う必要がなく、かな
りの経費節減を達成することができ、印刷コストの削減
に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一具体例に係わるカートリッジ式イン
キカートリッジの縦断面図。
【図2】図1に示したインキカートリッジの分解斜視
図。
【図3】図1、図2に示したインキカートリッジに適用
されるピストンの変形例を示す縦断面図。
【図4】内袋を用いた従来のカートリッジ式インキカー
トリッジの縦断面図。
【図5】ピストンを用いた従来のカートリッジ式インキ
カートリッジの縦断面図。
【符号の説明】
1 インキカートリッジ1 2 筒状容器本体 3 ねじ 4 ねじ 5 ピストン 5A ピストン 6 オーリング 6A オーリング 6B オーリング 7 弁蓋 8 インキ排出用ノズル 9 後部蓋 10 通気用オリフィス 11 オーリング 12 インキ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端が開放された筒状容器本体と、該筒
    状容器本体の一端開放部を閉じる弁蓋と、前記筒状容器
    本体の他端開放部を閉じる後部蓋と、前記筒状容器本体
    の内部に挿入され、前記両端間で往復動可能なピストン
    とを具備し、 前記弁蓋はインキ排出用ノズルを有し、前記後部蓋は通
    気用オリフィスを有し、 前記ピストンは、前記筒状容器本体の内壁面に気液密に
    接触した状態で、前記通気用オリフィスを通じて前記筒
    状容器本体内に導入される加圧気体によって強制駆動さ
    れ、前記筒状容器本体内に収容されたインキを前記イン
    キ排出用ノズルを通じて外部に押し出すための部材であ
    り、 前記弁蓋および前記後部蓋は、前記筒状容器本体の両端
    いずれの側にも互換的に装着可能であることを特徴とす
    る印刷機のピストン内蔵型インキカートリッジ。
  2. 【請求項2】 前記ピストンは、その周囲に、前記筒状
    容器本体の内壁面に気液密に接触する少なくとも1つの
    密封材リングを有することを特徴とする請求項1に記載
    された印刷機のピストン内蔵型インキカートリッジ。
  3. 【請求項3】 前記ピストンが、2つの前記密封材リン
    グを有し、それらが前記ピストンの軸線方向で互いに間
    隔を置いて該ピストンに装着されていることを特徴とす
    る請求項2に記載された印刷機のピストン内蔵型インキ
    カートリッジ。
  4. 【請求項4】 前記弁蓋および前記後部蓋がカップ形状
    体であり、その周壁内側に付された雌ねじ部分で前記筒
    状容器本体の両端部外周面に付された雄ねじ部分に、そ
    れぞれ螺着されることを特徴とする請求項1から請求項
    3までのいずれか1項に記載された印刷機のピストン内
    蔵型インキカートリッジ。
  5. 【請求項5】 前記弁蓋および前記後部蓋と前記筒状容
    器本体の両端との間に、それぞれ密封材が介挿されるこ
    とを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1
    項に記載された印刷機のピストン内蔵型インキカートリ
    ッジ。
  6. 【請求項6】 前記後部蓋の外表面が円滑な彎曲凹表面
    を有し、該彎曲凹表面の中心部に前記通気用オリフィス
    が位置づけられ、該彎曲凹表面に対して加圧気体供給側
    部材が気密に押し付けられることを特徴とする請求項1
    から請求項5までのいずれか1項に記載された印刷機の
    ピストン内蔵型インキカートリッジ。
  7. 【請求項7】 前記印刷機が電子写真印刷機であること
    を特徴とする請求項1から請求項6までのいずれか1項
    に記載された印刷機のピストン内蔵型インキカートリッ
    ジ。
  8. 【請求項8】 両端が開放された筒状容器本体と、該筒
    状容器本体の一端開放部を閉じる弁蓋と、前記筒状容器
    本体の他端開放部を閉じる後部蓋と、前記筒状容器本体
    の内部に挿入され、前記両端間で往復動可能なピストン
    とを具備する、請求項1から請求項7までのいずれか1
    項に記載された印刷機のピストン内蔵型インキカートリ
    ッジを使用する方法であって、 前記筒状容器本体の一端開放部に前記後部蓋を装着す
    る段階、 前記筒状容器本体の他端開放部から該筒状容器本体内
    にピストンを挿入し、前記後部蓋位置まで移動させる段
    階、 前記筒状容器本体を直立させ、その他端開放部から前
    記筒状容器本体内に印刷用インキを注入する段階、 前記筒状容器本体の他端開放部に前記弁蓋を装着する
    段階、 前記筒状容器本体に前記弁蓋および前記後部蓋が装着
    された前記インキカートリッジを印刷機に装着し、前記
    後部蓋の通気用オリフィスを通じて前記筒状容器本体内
    に加圧気体を供給して前記ピストン動かし、前記弁蓋の
    弁を通じてインキを排出する段階、 前記インキカートリッジ内のインキが無くなった後、 前記インキカートリッジを印刷機から取り出して、前
    記弁蓋および前記後部蓋を前記筒状容器本体から取り外
    す段階、 前記段階における前記筒状容器本体の一端開放部と
    は逆側すなわち移動後の前記ピストンが位置する側に前
    記後部蓋を装着し、その後、前記段階から段階まで
    を実行する複数の段階、 以上の各段階を含むピストン内蔵型インキカートリッジ
    の使用方法。
JP4613497A 1997-02-28 1997-02-28 印刷機のピストン内蔵型インキカートリッジ Withdrawn JPH10235900A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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