JPH10235804A - 防水シート積層体およびそれを用いた施工方法 - Google Patents

防水シート積層体およびそれを用いた施工方法

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JPH10235804A
JPH10235804A JP4603697A JP4603697A JPH10235804A JP H10235804 A JPH10235804 A JP H10235804A JP 4603697 A JP4603697 A JP 4603697A JP 4603697 A JP4603697 A JP 4603697A JP H10235804 A JPH10235804 A JP H10235804A
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JP
Japan
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waterproof sheet
sheet laminate
latex
adhesive
waterproof
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JP4603697A
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English (en)
Inventor
Nozomi Sasaki
望 佐々木
Katsuya Yamaguchi
勝也 山口
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Bando Chemical Industries Ltd
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Bando Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンクリートまたはモルタルを主成分とする
下地に防水工事を施す際に使用する防水シートであっ
て、耐水性が良好で、かつ施工時に有機溶剤の揮散によ
る問題の少ない防水シートをうる。 【解決手段】 防水シートの片面に、ポリクロロプレン
ラテックスとアクリル系エマルジョンとをブレンドした
ものまたはポリクロロプレンラテックスとビニルエステ
ル−エチレン系共重合体エマルジョンとをブレンドした
ものを主成分とする下塗剤を塗布し乾燥させることによ
り形成された下塗層を有する防水シート積層体を使用す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防水シート積層体
を製造し、それを下地に施工する技術分野に属する。さ
らに詳しくは、コンクリートまたはモルタルなどのセメ
ントを主成分とする下地に防水工事を施す際に好適に使
用しうる防水シート積層体を製造し、それを施工する技
術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】コンクリート構造物などのセメント質の
下地の防水工法には、アスファルト防水工法、モルタル
防水工法、シート防水工法、塗膜防水工法などがある。
これらのなかではシート防水工法が、施工が簡便である
ため、近年、著しく普及している。
【0003】前記シート防水工法において、防水シート
をセメント質の下地に接合する際に、接着剤や金具など
が用いられているが、防水性能にすぐれる点から、接着
剤が多用されている。
【0004】前記接着剤として、溶剤系ポリクロロプレ
ン接着剤が主に用いられており、通常、施工現場で防水
シートとセメント質の下地との双方に直接塗布すること
により、使用に供されている。
【0005】しかしながら、前記ポリクロロプレン接着
剤には、有機溶剤が用いられているため、施工時に有機
溶剤が揮散し、人体に対する安全衛生面、環境保護面で
好ましくない。したがって、防水シートを下地に接着さ
せる際には、できるかぎり有機溶剤の使用量を低減させ
ることが望ましい。
【0006】有機溶剤を用いない接着剤として、ゴムラ
テックスに水硬性無機質粉体および粘着賦与樹脂が配合
された水系の防水シート用接着剤が提案されている(特
開昭57−200468号公報)。
【0007】しかしながら、前記防水シート用水系接着
剤を用いたばあい、防水シートと下地とを強固に接着さ
せることができず、剥離しやすいという接着力の面で問
題がある。
【0008】また、アクリル系エマルジョンや酢酸ビニ
ル−エチレン系樹脂エマルジョンを使用する技術も知ら
れているが、これらのものは一般に凝集力が小さいた
め、高い接着力がえられず、とくに、斜面や垂直面に塗
工したばあいに、シートの自重により接着面が徐々にず
れたりはがれたりする問題がある。
【0009】防水シート用水系接着剤に用いられるラテ
ックスのなかでは、特開平7−166659号公報の実
施例2などに示されているように、ポリクロロプレンラ
テックスを防水シートに塗布する下塗接着剤として使用
するばあい、防水シートならびに下地側接着剤との接着
性が良好である。ポリクロロプレンラテックスのなかで
も、ゲルタイプのものが防水シートとの密着性が高く、
乾燥状態では高い接着力を示す。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このタイプの
ものにも、接着力の耐水性が劣るという問題がある。ゲ
ルタイプのポリクロロプレンラテックスを乾燥させてえ
られる膜はきわめて吸水性が高く、このことが接着力の
耐水性が劣る原因と考えられる。
【0011】一般に、ラテックス塗膜の乾燥過程ではラ
テックス粒子同士が融着し、分子の再配列が進みながら
フィルム化していくが、ゲルタイプのラテックスのばあ
い、ラテックス内部の分子鎖の運動が架橋によって束縛
されているために分子の再配列が起こりにくく、緻密な
フィルムとはなりにくい。このため、水中へ浸漬する
と、ラテックス粒子間のすき間に容易に水が浸入し、接
着力の耐水性が劣ると考えられる。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記のごとき
従来から使用されている防水シート用ポリクロロプレン
ラテックス接着剤の問題を解決するためになされたもの
であり、防水シートの片面に、ポリクロロプレンラテッ
クスとアクリル系エマルジョンとをブレンドしたものま
たはポリクロロプレンラテックスとビニルエステル−エ
チレン系共重合体エマルジョンとをブレンドしたものを
主成分とする下塗剤を塗布して乾燥させることにより形
成された下塗層を有する防水シート積層体(請求項
1)、下塗剤が、ロジン、その誘導体および芳香族系石
油樹脂のうちの少なくとも1種を含む請求項1記載の防
水シート積層体(請求項2)、下塗剤に含まれるロジ
ン、その誘導体および芳香族系石油樹脂のうちの少なく
とも1種の軟化点が110℃以上である請求項2記載の
防水シート積層体(請求項3)、防水シートがエチレン
−プロピレン−ジエンタ−ポリマーからのシートである
請求項1、2または3記載の防水シート積層体(請求項
4)、およびコンクリートまたはモルタルを主成分とす
る下地に防水シートを接着固定する施工方法において、
下地面に接着剤を塗布し、乾燥させたのちに、請求項
1、2、3または4記載の防水シート積層体の下塗層側
を貼り合わせることを特徴とする防水シート積層体の施
工方法(請求項5)に関する。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の防水シート積層体は、防
水シートの片面に、ポリクロロプレンラテックスとアク
リル系エマルジョンとをブレンドしたものを主成分とす
る下塗剤またはポリクロロプレンラテックスとビニルエ
ステル−エチレン系共重合体エマルジョンとをブレンド
したものを主成分とする下塗剤を塗布し、乾燥させて形
成された下塗層を有する積層体である。
【0014】本発明に用いられる防水シートとしては、
たとえばエチレン−プロピレン−ジエンターポリマー
(EPDM)、ブチルゴム、これらの混合物などからの
未加硫防水シートや加硫防水シート、ポリクロロプレン
防水シート、クロロスルホン化ポリエチレン防水シー
ト、エチレン−酢酸ビニル樹脂防水シート、塩化ビニル
樹脂防水シートをはじめ、これらの防水シートの1つに
他の防水シートを積層加工した防水シート、前記防水シ
ートを構成する材料からなる基布にアスファルトを含浸
させたアスファルト含浸防水シートなどがあげられる。
これらのなかでは、エチレン−プロピレン−ジエンター
ポリマーからの防水シート、ブチルゴムからの防水シー
ト、とくにエチレン−プロピレン−ジエンターポリマー
からの防水シートが、耐久性、引張強度などの機械的強
度にすぐれているため好ましい。
【0015】なお、前記防水シートを構成する材料に
は、50%(重量%、以下同様)以下の範囲で他の成
分、たとえば充填剤、補強剤、老化防止剤、加工助剤、
油剤などが含浸されていてもよい。
【0016】前記防水シートの厚さにはとくに限定がな
く、目的、用途などに応じて適宜選定すればよい。な
お、前記防水シートの厚さが厚すぎるばあいには、取扱
いが不便となるので、防水シートとしての用途を考慮す
れば、3mm以下、なかんづく2mm以下が好ましい。
また、防水シートの厚さが薄すぎるばあいには、取扱い
時や使用時などに破損しやすいので、0.5mm以上、
なかんづく1mm以上が好ましい。
【0017】本発明に用いられる下塗剤は、前記のごと
くアクリル系エマルジョンとポリクロロプレンラテック
スとをブレンドしたものを主成分とする下塗剤またはビ
ニルエステル−エチレン共重合体エマルジョンとポリク
ロロプレンラテックスとをブレンドしたものを主成分と
する下塗剤である。
【0018】前記下塗剤における主成分とするとは、固
形分の50%以上、好ましくは60%以上(上限は10
0%)含まれることであり、主成分以外に含まれうる成
分として粘着付与剤、老化防止剤、界面活性剤、安定
剤、加硫剤、充填剤などがあげられる。
【0019】前記下塗剤に含まれるポリクロロプレンラ
テックスは、本発明の防水シート積層体の下地に対する
接着強度が高く、約−30〜+90℃の使用温度範囲で
下地との熱膨張率の差を容認させる粘弾性を有するが、
流動性を有さず、また施工性(貼りなおし、貼付の微調
整など)に要求される下地との初期タックが必要以上に
大きくないなどという、すぐれた性質を付与するために
使用される成分である。
【0020】前記ポリクロロプレンラテックスに含まれ
る樹脂固形分の割合が高すぎるばあいには、ラテックス
が機械的な刺激に対して不安定となる傾向が生ずるの
で、70%以下、なかんづく60%以下であるのが好ま
しく、また、低すぎるばあいには、乾燥時に水を蒸発さ
せるために多大なエネルギーを要するようになるため、
35%以上、なかんづく40%以上であるのが好まし
い。
【0021】前記ポリクロロプレンラテックスにはゲル
タイプのものとゾルタイプのものがあるが、形成される
被膜の機械的特性が優れ、適度なタックを示すため表面
の不活性なEPDMシートのような防水シートに対して
も良好な接着性を示すという点から、ゲルタイプのもの
が好ましい。
【0022】前記ゲルタイプのポリクロロプレンラテッ
クスの具体例としては、たとえば昭和電工・デュポン
(株)製のネオプレンラテックス400(固形分約58
%、pH 11.5以上、ラテックス比重1.15、ポ
リマー比重1.45、B型粘度(No.1スピンドル、
30rpmで測定)9cps、表面張力37ダイン/c
m、平均粒子径0.12μm、ポリマーの種類 中間ゲ
ル)、同750(固形分約50%、pH 12以上、ラ
テックス比重1.11、ポリマー比重1.25、B型粘
度(No.1スピンドル、30rpmで測定)10cp
s、表面張力39ダイン/cm、平均粒子径0.12μ
m、ポリマーの種類 中間ゲル)、同650(固形分約
60%、pH 12以上、ラテックス比重1.12、ポ
リマー比重1.25、B型粘度(No.2スピンドル、
30rpmで測定)465cps、表面張力39ダイン
/cm、平均粒子径0.12μm未満、ポリマーの種類
中間ゲル)、同842−A(固形分約50%、pH
12以上、ラテックス比重1.11、ポリマー比重1.
23、B型粘度(No.1スピンドル、30rpmで測
定)15cps、表面張力38ダイン/cm、平均粒子
径0.12μm、ポリマーの種類 高度ゲル)、同60
1−A(固形分約60%、pH 11.5以上、ラテッ
クス比重1.12、ポリマー比重1.23、B型粘度
(No.2スピンドル、30rpmで測定)140cp
s、表面張力36ダイン/cm、平均粒子径0.12μ
m未満、ポリマーの種類 高度ゲル)、同671A(固
形分約59%、pH 12以上、ラテックス比重1.1
3、ポリマー比重1.23、B型粘度(No.1スピン
ドル、30rpmで測定)45cps、表面張力41ダ
イン/cm、平均粒子径0.21μm、ポリマーの種類
中間ゲル)、同572(固形分約50%、pH 1
1.5以上、ラテックス比重1.11、ポリマー比重
1.23、B型粘度(No.1スピンドル、30rpm
で測定)10cps、表面張力38ダイン/cm、平均
粒子径0.12μm、ポリマーの種類 高度ゲル)、電
気化学工業(株)製のデンカクロロプレンラテックスL
A−50(固形分50%、pH(製造直後)12以上、
粘度10cps以上、電荷タイプ アニオン、ポリマー
の種類 ゲル)、同LM−50(固形分50%、pH
(製造直後)12以上、粘度10cps以上、電荷タイ
プ アニオン、ポリマーの種類 ゲル)、同LM−60
(固形分60%、pH(製造直後)12以上、粘度20
0〜400cps、電荷タイプ アニオン、ポリマーの
種類 ゲル)、同LV−60(固形分60%、pH(製
造直後)12以上、粘度200〜400cps、電荷タ
イプ アニオン、ポリマーの種類 ゲル)などがあげら
れる。これらのなかでもさらに、結晶化速度の比較的遅
いタイプ、すなわちネオプレンラテックス750、65
0、842−A、601−A、671A、デンカクロロ
プレンラテックスLM−50、LM−60,LV−60
が安定したタックを示すため好ましい。
【0023】前記下塗剤に含まれるアクリル系エマルジ
ョンは、下塗剤全体としての接着力を低下させずに耐水
接着性を改善するために使用される成分である。
【0024】前記アクリル系エマルジョンとしては、各
種のアクリル系アルキルエステルおよびメタクリル酸ア
ルキルエステル(たとえばアクリル酸メチル、アクリル
酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸2−エチルヘ
キシル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メ
タクリル酸ブチル、メタクリル酸2−エチルヘキシルな
どの炭素数1〜8のアルキル基を有する(メタ)アクリ
ル酸アルキルエステル)の少なくとも1種を主成分(通
常、固形分として70%以上)として含有する(共)重
合体からなるエマルジョンがあげられる。なお、共重合
成分としては、アクリロニトリル、スチレン、塩化ビニ
リデン、ビニルアルコールエステル(酢酸ビニルな
ど)、不飽和カルボン酸(アクリル酸、メタクリル酸、
マレイン酸など)およびその誘導体などがあげられる。
【0025】前記アクリル系エマルジョンの最低造膜温
度は−30〜+30℃が好ましい。最低造膜温度が高す
ぎるばあいには、耐水接着性の改善効果が充分えられ
ず、低すぎるばあいには総合的な接着力が低下する傾向
が生ずる。
【0026】前記アクリル系エマルジョンのpHは6〜
10が好ましい。pHが6未満のばあい、ポリクロロプ
レンラテックスとブレンドしたときにポリクロロプレン
ラテックスのpH(11以上)との差が大きいために液
が不安定となり、凝集、析出しやすくなる。一方、10
をこえるばあい、ポリマーの加水分解が進みやすく、ア
クリル系エマルジョンの保存安定性の点で問題が生じや
すくなる。
【0027】前記アクリル系エマルジョンの具体例とし
ては、たとえばアクリル酸アルキルエステル共重合体エ
マルジョン、アクリロニトリル−アクリル酸アルキルエ
ステル共重合体エマルジョン、スチレン−アクリル酸ア
ルキルエステル共重合体エマルジョン、スチレン−メタ
クリル酸アルキルエステル−アクリル酸アルキルエステ
ル共重合体エマルジョン、スチレン−アクリロニトリル
−アクリル酸アルキルエステル共重合体エマルジョン、
スチレン−アクリロニトリル−メタクリル酸アルキルエ
ステル−アクリル酸アルキルエステル共重合体エマルジ
ョン、メタクリル酸アルキルエステル−アクリル酸アル
キルエステル共重合体エマルジョン、アクリル酸−メタ
クリル酸−アクリル酸アルキルエステル共重合体エマル
ジョン、塩化ビニリデン−アクリル酸アルキルエステル
共重合体エマルジョンなどがあげられる。これらのアク
リル系エマルジョンは、たとえば三菱化学BASF
(株)から市販されている。
【0028】ポリクロロプレンラテックス100部(重
量部、以下同様)(固形分)に対するアクリル系エマル
ジョンの添加量は20〜120部(固形分)、さらには
40〜100部が好ましい。添加量が20部未満のばあ
い、添加の効果である、耐水接着力の改善効果が充分え
られない傾向が生ずる。一方、120部をこえると、ア
クリル系エマルジョンの性能が前面に出るため、総合的
な接着力が低下する傾向が生ずる。
【0029】また、前記下塗剤に含まれるビニルエステ
ル−エチレン系共重合体エマルジョンも、下塗剤全体と
しての接着力を低下させずに耐水接着性を改善するため
に使用される成分である。
【0030】前記ビニルエステル−エチレン系共重合体
エマルジョンとしては、エチレンと酢酸ビニルやバーサ
チック酸ビニルなどのビニルエステルとを主成分(通
常、固形分として70%以上で、ビニルエステル/エチ
レンが重量比で30/70〜70/30)として含有す
る共重合体からなるエマルジョンがあげられる。なお、
共重合成分としては、アクリル酸エステル、メタクリル
酸エステル、塩化ビニル、酢酸ビニル以外のビニルアル
コールエステル、不飽和カルボン酸(アクリル酸、メタ
クリル酸、マレイン酸)およびその誘導体などが含有さ
れうる。
【0031】前記ビニルエステル−エチレン系共重合体
エマルジョンの最低造膜温度は−30〜+30℃が好ま
しい。最低造膜温度が高すぎるばあいには、耐水接着性
の改善効果が充分えられず、低すぎるばあいには総合的
な接着力が低下する傾向が生ずる。
【0032】前記ビニルエステル−エチレン系共重合体
エマルジョンのpHは4〜9が好ましい。pHが4未満
のばあい、ポリクロロプレンラテックスとブレンドした
ときにポリクロロプレンラテックスのpH(11以上)
との差が大きいために液が不安定となり、凝集、析出し
やすくなる。一方、9をこえるばあい、ポリマーの加水
分解が進みやすく、ビニルエステル−エチレン系共重合
体エマルジョンの保存安定性の点で問題が生じやすくな
る。
【0033】前記ビニルエステル−エチレン系共重合体
の具体例としては、たとえば酢酸ビニル−エチレン共重
合体エマルジョン(住友化学工業(株)製のスミカフレ
ックスS−400(不揮発分約55%、最低膜膜温度
(MFT)0℃、Tg 0℃)、同S−420(不揮発
分約54%、MFT 0℃、Tg 0℃)、同S−50
0(不揮発分約55%、MFT 0℃、Tg 0℃)、
同S−510(不揮発分約55%、MFT 0℃、Tg
0℃)など、酢酸ビニル−エチレン−塩化ビニル共重
合体エマルジョン(住友化学工業(株)製のスミカフレ
ックスS−840(不揮発分約53%、MFT 10
℃、Tg 3℃)、同S−870(不揮発分約50%、
MFT 3℃、Tg 0℃)など)、酢酸ビニル−エチ
レン−アクリル系共重合体エマルジョン(住友化学工業
(株)製のスミカフレックスS−910(不揮発分約5
5%、MFT 0℃、Tg −20℃)など)、バーサ
チック酸ビニル−エチレン系共重合体エマルジョン(住
友化学工業(株)製のスミカフレックスS−950(不
揮発分約53%、MFT 0℃、Tg −30℃)な
ど)などがあげられる。これらのうちではスミカフレッ
クスS−950が、下塗剤のEPDMシートに対する接
着性を高める効果がとくに高い点から好ましい。
【0034】ポリクロロプレンラテックス100部(固
形分)に対するビニルエステル−エチレン系共重合体エ
マルジョンの添加量は20〜140部(固形分)、さら
には40〜120部が好ましい。添加量が20部未満の
ばあい、添加の効果である耐水接着力の改善効果が充分
えられない傾向が生ずる。一方、140部をこえると、
ビニルエステル−エチレン系共重合体エマルジョンの性
能が前面に出るため、総合的な接着力が低下する傾向が
生ずる。
【0035】前記下塗剤には、ロジン、その誘導体およ
び芳香族系石油樹脂の少なくとも1種(以下、ロジン等
ともいう)が含まれているのが、防水シートとの接着力
を高める点から好ましい。また、前記ロジン等の軟化温
度が110℃以上であるばあいには、えられる下塗剤の
分散安定性が向上し、しかもロジン等を含有した下塗剤
を防水シートに塗布し、乾燥させることによって形成さ
れる下塗層は、該防水シートと強固に接着するのみなら
ず、下地とも強固に接着する点から、さらに好ましい。
なお、ロジン等の軟化温度は、充分な粘着性を付与させ
るためには、約140℃以下であるのが好ましい。
【0036】前記軟化温度は、環球法によって求めた温
度である。
【0037】前記ロジンの具体例としては、たとえばガ
ムロジン、ウッドロジン、トール油ロジンなど、ロジン
誘導体の具体例としては、水素添加ロジン、不均化ロジ
ン、重合ロジンなど、芳香族系石油樹脂の具体例として
は、日石ネオポリマー120などがあげられる。これら
のなかでもロジンおよびロジン誘導体は、ポリクロロプ
レンラテックスとの親和性にすぐれるため、好適に使用
しうる。ロジンおよびロジン誘導体がポリクロロプレン
ラテックスとの親和性にすぐれている理由は定かではな
いが、おそらくロジンおよびロジン誘導体は、いずれも
ポリクロロプレンラテックス中に均一に分散しやすい特
性を有することに起因していると考えられる。また、芳
香族系石油樹脂は、一般に防水シートに軟化剤として用
いられている石油系炭化水素化合物との相溶性がよく、
防水シートとの接着性を向上させるので、これも好まし
い。
【0038】前記ロジン等をポリクロロプレンラテック
スとアクリル系エマルジョンまたはビニルエステル−エ
チレン系共重合体エマルジョンとのブレンド物に配合す
る際のロジン等の形態にはとくに限定はなく、たとえば
ディスパージョン、エマルジョンなどの形態のものが使
用されうる。
【0039】ロジン等の配合量は、その種類などによっ
て異なるので一概には規定することができないが、多す
ぎるばあいには、施工後の防水シート積層体と下地との
接着強度、耐水性などの物性に悪影響を与えるようにな
る傾向があるので、ポリクロロプレンラテックスとアク
リル系エマルジョンまたはビニルエステル−エチレン系
共重合体エマルジョンとのブレンド物の100部(固形
分)に対して100部以下、なかんづく80部以下が好
ましく、さらに防水シート積層体と下塗層との密着性を
より一層向上させるためには、40部以下が好ましい。
また、ロジン等の配合量が少なすぎるばあいには、ロジ
ン等を用いたことによるラテックス同士の凝着の促進効
果が小さくなり、形成された下塗層の接着性がわるくな
る傾向があるので、ポリクロロプレンラテックスとアク
リル系エマルジョンまたはビニルエステル−エチレン系
共重合体エマルジョンとのブレンド物100部に対して
5部以上、なかんづく20部以上使用するのが好まし
い。
【0040】なお、下塗層におけるポリクロロプレンラ
テックスとアクリル系エマルジョンまたはビニルエステ
ル−エチレン系共重合体エマルジョンとのブレンド物の
樹脂固形分の含有率が低すぎるばあいには、形成される
下塗層の接着力が劣るようになる傾向にあるので、35
%以上、なかんづく40%以上にするのが好ましい。上
限はラテックスの安定性の点から65%、さらには58
%である。
【0041】本発明に用いられる下塗剤には、所望のコ
ーティング特性や接着に関する特性などを付与するため
に、一般にラテックスに用いられている配合剤を添加し
てもよい。
【0042】前記配合剤の代表例としては、たとえば亜
鉛華、イオウなどの加硫剤、加硫促進剤、老化防止剤、
軟化剤、カーボンブラックなどの着色剤、充填剤、分散
剤、乳化剤、安定化剤、増粘剤、イソシアネート化合物
などの架橋剤などがあげられるが、これらのみに限定さ
れるものではない。
【0043】前記配合剤のうちの亜鉛華を用いたばあい
には、より機械的強度にすぐれた下塗層が形成されるの
で、とくに好適に使用しうる。
【0044】なお、前記配合剤のなかで水に溶解しない
ものは、たとえばボールミル、ホモジナイザーなどを用
いて粉砕し、水分散体としたり、界面活性剤を用いて分
散させたのちに用いればよい。
【0045】前記配合剤の添加量は、配合剤の種類によ
って異なるので一概には規定することができないが、本
発明の目的が阻害されない範囲内で適宜使用すればよ
い。
【0046】前記下塗剤を防水シートに塗布する方法と
しては、一般に行なわれている、たとえばカーテンフロ
ーコーター法、バーコーター法、ロールコーター法など
があげられるが、これらのみに限定されるものではな
い。
【0047】前記下塗剤を防水シートに塗布したのち、
乾燥させることにより、下塗層が形成される。このばあ
い、成形される下塗層の厚さが薄すぎるばあいには、接
着性が劣る傾向にあり、また厚すぎるばあいには、接着
性が劣るとともに均一な下塗層を形成させることが困難
になる傾向にある。したがって、前記下塗層の厚さが通
常、10〜50μm、なかんづく20〜30μm程度と
なるように下塗剤の塗布量を調整するのが好ましい。な
お、前記乾燥とは、形成された下塗層から水分をおよそ
93%以上除去し、塗膜が一体化した状態にすることを
いう。
【0048】防水シートの片面に塗布された下塗剤を乾
燥させる際には、その加熱温度は、通常、ラテックス粒
子がゲル化する温度であればよいが、加熱温度が高すぎ
るばあいには、下塗剤および防水シートが熱によって変
性し、接着力が劣るようになる傾向にあるので、通常5
0〜200℃程度であるのが好ましい。
【0049】このようにしてえられる本発明の防水シー
ト積層体は、たとえばコンクリートまたはモルタルなど
のセメントを主成分とする下地に強固に接着させること
ができ、しかも下塗層が耐熱性および耐水性にすぐれた
ものであるので、屋内外の建造物などに好適に使用しう
る。
【0050】本発明の防水シート積層体を好適に使用し
うる下地の代表例としては、たとえばコンクリート、モ
ルタルをはじめ、スレートなどのような種々の素材から
なるセメントを主成分とする下地をあげることができ
る。前記セメントを主成分とする下地の代表例として
は、たとえば建造物などがあげられる。
【0051】本発明の防水シート積層体の下地への接着
は、通常、施工現場で行なわれる。
【0052】本発明の防水シート積層体を下地に貼着さ
せて施工する際には、下地面に接着剤を塗布し、該接着
剤に含まれた溶剤を除去して乾燥させた(接着剤にタッ
クが生じるようになるように乾燥させた)のち、接着剤
がタックを有しているあいだに防水シート積層体の下塗
層を下地面に貼着すればよい。
【0053】前記接着剤としては、たとえばB−75、
バンプライ80-N(以上、バンドー工材(株)製、商品
名)などのクロロプレンゴム溶剤系接着剤、ポリクロロ
プレンラテックス水系接着剤などのポリクロロプレンを
主成分とする接着剤が好適に用いられる。
【0054】前記接着剤には、防水シート積層体と下地
とを強固に接着させるために、粘着性付与剤を配合する
のが好ましい。
【0055】前記粘着性付与剤としては、防水シート積
層体の下塗層に用いられるロジン、その誘導体、芳香族
系石油樹脂や、テルペン系樹脂、テルペン−フェノール
系樹脂、クロマン樹脂、脂肪族系炭化水素樹脂、芳香族
系炭化水素樹脂(ただし、芳香族系石油樹脂を除く)な
どが例示される。とりわけ、接着剤と防水シート積層体
の下塗層との親和性を向上させ、防水シート積層体と下
地との接着力を強める点から、防水シート積層体の下塗
層に用いられたロジン等と同一または同種であるのが好
ましい。なお、ここでいう同種とは、ロジン等と前記粘
着性付与剤との種類が同じことを意味し、たとえばそれ
らの分子量、軟化温度などは同一であっても異なってい
てもよく、とくに限定がない。
【0056】前記接着剤に添加される粘着性付与剤の使
用量は、該接着剤を下地に塗布し、半乾燥または乾燥さ
せたときに、該接着剤がある程度のタックを有するよう
にするために、ポリクロロプレン100部(固形分)に
対して20〜80部、なかんづく25〜70部であるの
が好ましい。
【0057】前記接着剤の塗布量は、基材の種類によっ
て異なるので一概に規定することはできないが、通常3
00〜500g/m2程度であればよい。
【0058】このように、本発明の防水シート積層体を
用いたばあいには、下地に接着剤を使用するだけでよ
く、防水シート積層体に接着剤を塗布しなくてもよいか
ら、溶剤系接着剤を用いるばあいであっても、該溶剤系
接着剤の使用による溶剤量を実質的に半減させることが
できるので、現場施工時における乾燥速度を従来とほぼ
同じにしても、人体に対する影響、環境上の問題を大幅
に改善することができる。
【0059】
【実施例】つぎに、本発明の防水シート積層体および該
防水シート積層体を用いた施工方法を実施例に基づいて
さらに詳細に説明するが、本発明はかかる実施例のみに
限定されるものではない。
【0060】表1に実施例および比較例で使用する主要
成分を示す。
【0061】
【表1】
【0062】実施例1〜4および比較例1〜2 防水シートとして、エチレン−プロピレン−ジエンター
ポリマーからなる加硫ゴム防水シート(バンドー化学
(株)製バンドーシート、幅40mm×長さ200mm
×厚さ1.2mm)を用いた。
【0063】前記加硫ゴム防水シートの片面に、表2に
記載の組成になるように配合した下塗剤をロールコータ
ーを用いて乾燥後の下塗層の厚さが30μmとなるよう
に調整して塗布し、80℃に加熱して乾燥させて防水シ
ート積層体をえた。
【0064】つぎに、スレート板(幅40mm×長さ2
00mm×厚さ1.2mm)の片面に、接着剤としてク
ロロプレンゴム溶剤系接着剤(バンドー工材(株)製B
−75、固形分量26%、溶剤トルエン)を坪量300
g/m2の割合で塗布し、約30分間そのまま放置した
のち、該接着剤の付着面と、前記防水シート積層体の下
塗層面とを重ね合わせ、押さえローラーで押さえたの
ち、幅が25mmとなるように切断して試験片をえた。
【0065】えられた試験片を用いて以下の方法にした
がって接着力を調べた。結果を表2に示す。
【0066】(接着力) (イ)初期接着力 えられた試験片を1時間養生させたのち、防水シートの
剥離角度180°、剥離速度200mm/分、測定温度
25℃の条件下で剥離した際の力(N/25mm幅)を
オートグラフを用いて測定した。
【0067】(ロ)常態接着力 えられた試験片を1週間養生させたのち、前記(イ)と
同様にして測定した。
【0068】(ハ)耐水接着力 えられた試験片を80℃の水酸化カルシウム飽和水溶液
中に2週間浸漬したのち、湿潤状態で前記(イ)と同様
にして測定した。
【0069】(ニ)耐熱接着力 えられた試験片を80℃のオーブン中に2週間放置した
のち、室温まで冷却し、ついで前記(イ)と同様にして
測定した。
【0070】
【表2】
【0071】実施例5〜7および比較例3 加硫ゴム防水シートの片面に塗布する下塗剤を表3に記
載のものに変更した他は、実施例1と同様にして接着力
を評価した。結果を表3に示す。
【0072】
【表3】
【0073】
【発明の効果】本発明では、防水シート、とくにエチレ
ン−プロピレン−ジエンタ−ポリマーシートとの接着力
に富み、ラテックス膜自身の強度に富むポリクロロプレ
ンラテックスと、緻密な被膜を形成するため、環境によ
る接着力の変化が小さいアクリル系エマルジョンまたは
ビニルエステル−エチレン系共重合体エマルジョンとの
ブレンド物から下塗層を形成しているため、本発明の防
水シート積層体は、ポリクロロプレンラテックスから下
塗層を形成したばあいの皮膜が緻密でないため吸水しや
すく耐水接着力が劣るという欠点、およびアクリル系エ
マルジョンまたはビニルエステル−エチレン系共重合体
エマルジョンから下塗層を形成したばあいの皮膜強度が
低く、容易に凝集破壊するため全般的に接着力は低い値
となるという欠点を補いあった、実用上優れた性能を有
する防水シート積層体となる。以上のように、本発明の
防水シート積層体は、防水シートおよび下地との接着性
にすぐれるのみならず、耐水性にもすぐれたものである
ので、屋内ばかりでなく、屋外においても幅広く好適に
使用しうる。
【0074】また、本発明の防水シート積層体には、前
記特定の下塗層が設けられているので、防水シートおよ
び、たとえばコンクリートまたはモルタルを主成分とす
る下地に溶剤系ポリクロロプレン接着剤を塗布して接着
させるときのように、施工時に有機溶剤が揮散すること
による安全衛生面、環境保護面での問題が軽減される。
【0075】さらに、前記下塗層は水系接着剤を塗布す
ることによって形成されるため、揮散する溶剤は主とし
て水であり、有機溶剤を揮散させるばあいのように火災
や作業員の中毒の心配が少なく、溶剤回収や防爆などの
付帯設備のコストも少なくてすむ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 防水シートの片面に、ポリクロロプレン
    ラッテクスとアクリル系エマルジョンとをブレンドした
    ものまたはポリクロロプレンラテックスとビニルエステ
    ル−エチレン系共重合体エマルジョンとをブレンドした
    ものを主成分とする下塗剤を塗布し乾燥させることによ
    り形成された下塗層を有する防水シート積層体。
  2. 【請求項2】 下塗剤が、ロジン、その誘導体および芳
    香族系石油樹脂のうちの少なくとも1種を含む請求項1
    記載の防水シート積層体。
  3. 【請求項3】 下塗剤に含まれるロジン、その誘導体お
    よび芳香族系石油樹脂のうちの少なくとも1種の軟化点
    が110℃以上である請求項2記載の防水シート積層
    体。
  4. 【請求項4】 防水シートがエチレン−プロピレン−ジ
    エンタ−ポリマーからのシートである請求項1、2また
    は3記載の防水シート積層体。
  5. 【請求項5】 コンクリートまたはモルタルを主成分と
    する下地に防水シートを接着固定する施工方法におい
    て、下地面に接着剤を塗布し、乾燥させたのちに、請求
    項1、2、3または4記載の防水シート積層体の下塗層
    側を貼り合わせることを特徴とする防水シート積層体の
    施工方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100551722B1 (ko) * 2002-11-06 2006-02-13 김성수 침투성 아크릴에멜젼과 무기계 폴리머 방수모르타르를이용한 콘크리트의 구조물의 2중층 복합방수공법
JP2010168442A (ja) * 2009-01-21 2010-08-05 Nippon Synthetic Chem Ind Co Ltd:The エマルジョン組成物及び多孔質皮膜
CN114149766A (zh) * 2021-11-05 2022-03-08 江苏凯伦建材股份有限公司 一种底涂剂及其高分子预铺防水卷材和制备方法
WO2023068302A1 (ja) * 2021-10-21 2023-04-27 株式会社レゾナック 接着剤組成物

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