JPH10235628A - セメント系ボードの製造装置 - Google Patents

セメント系ボードの製造装置

Info

Publication number
JPH10235628A
JPH10235628A JP9037607A JP3760797A JPH10235628A JP H10235628 A JPH10235628 A JP H10235628A JP 9037607 A JP9037607 A JP 9037607A JP 3760797 A JP3760797 A JP 3760797A JP H10235628 A JPH10235628 A JP H10235628A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roll
filter cloth
suction
material layer
patterning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9037607A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Matsuo
厚志 松尾
Yoichi Tsuruta
洋一 鶴田
Akihiko Murakami
昭彦 村上
Seiji Fukushima
星二 福嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Glass Co Ltd filed Critical Asahi Glass Co Ltd
Priority to JP9037607A priority Critical patent/JPH10235628A/ja
Publication of JPH10235628A publication Critical patent/JPH10235628A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Filtration Of Liquid (AREA)
  • Press-Shaping Or Shaping Using Conveyers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 材料層を加圧するプレスロールのメンテナ
ンスや交換を迅速かつ容易化し、装置の稼働率を向上さ
せる。 【解決手段】 ろ布11と、吸引孔を有する吸引箱41
と、ろ布11と吸引箱41を移動させる手段と、吸引箱
41を介して材料層14を脱水する手段と、略脱水され
た材料層14を加圧するプレスロール65と、ロール6
5の位置を作動位置および交換位置の何れかに変更する
ロール位置変更手段127と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セメント系ボード
の製造装置に係り、特にスラリー状のセメント系材料を
層状にして連続的に脱水および平坦化加工することので
きるセメント系ボードの製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のセメント系ボードの製造装置と
しては、例えば特公昭56−33129号公報に記載さ
れたものがある。この装置は、水平走行領域を含む所定
走行経路に沿って走行するろ布(濾布)と、このろ布上
に所定の材料を供給する材料供給手段と、それぞれ多孔
板からなる吸引面部および負圧形成穴が設けられた背面
部を有する複数の吸引箱と、これら吸引箱の吸引面部を
水平走行領域のろ布の下面に順次対向させるようろ布に
沿って移動させるコンベアとを備えている。さらに、こ
の製造装置は、水平走行領域でろ布および吸引箱を一体
的に移動させるようろ布を吸引箱の吸引面部上にクラン
プする複数のクランプユニットと、前記水平走行領域の
ろ布の下方で吸引箱の負圧形成穴に対向する吸引溝を有
し所定数の吸引箱の背面部に摺動接触しつつそれらの吸
引箱内に負圧を形成するトラフと、吸引箱内の負圧によ
りろ布上で脱水されているセメント系材料層を加圧脱水
するとともに平坦化する複数の加圧ロールとを備えてい
る。ここで、複数の加圧ロールは、図示しないフレーム
によって互いに平行に離間するよう支持され、このフレ
ームに支持された歯車伝動手段を介してそれぞれ同一駆
動モータからの駆動力を伝達されるようになっている。
【0003】この装置では、補強繊維を含むスラリー状
のセメント系材料を搬送手段上で層状に成形しながら連
続的に脱水および平坦化加工してセメント系ボードを連
続的に製造することができるという利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のセメント系ボードの製造装置にあっては、加圧ロー
ルの加圧条件を変更したり、加圧ロールを交換したりす
るのに時間を要し、その段取りの間に製造装置を停止さ
せる必要から稼働率が低下してしまうという問題があっ
た。
【0005】さらに、加圧ロールによる加圧を専ら脱水
および平坦化に利用していたため、後工程で材料層にな
し地模様、溝等の凹凸柄(がら)を付ける場合にその柄
付け加工に手間がかかるという問題もあった。そこで本
発明は、材料層を加圧するロールのメンテナンスや交換
を迅速かつ容易化し、装置の稼働率を向上させることを
目的とし、更に容易な柄付け加工をも可能にすることを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1記載の発明に係るたセメント系ボードの製造装置
は、所定幅を有するろ過用シート材料からなり、略水平
走行領域を含む所定の走行経路に沿って走行するろ布
と、セメントおよび補強繊維材料を含むスラリー状の流
動性混合材料を供給する材料供給手段と、該流動性混合
材料を前記ろ布の略水平走行領域の上流側から前記ろ布
上に供給して前記ろ布の幅方向に所定幅を有する所定層
厚の材料層を形成する材料層形成手段と、それぞれ複数
の吸引孔を形成した吸引面部および該吸引孔のそれぞれ
に連通する負圧形成穴が設けられた背面部を有し、前記
ろ布の近傍に配置された複数の吸引箱と、前記略水平走
行領域におけるろ布の下面に複数の吸引箱の吸引面部を
対向させるとともに、前記略水平走行領域のろ布と前記
複数の吸引箱とを略水平方向に一体的に移動させる移動
手段と、前記略水平走行領域のろ布に対向する複数の吸
引箱内に前記負圧形成穴を通して負圧を形成し、前記吸
引箱の吸引面部を通して前記略水平走行領域のろ布上の
材料層から水分を吸引し脱水する吸引脱水手段と、前記
吸引脱水手段より下流側で前記ろ布の上面に対し所定間
隔を隔てて平行に対向する作動位置および該作動位置か
ら軸線方向に離隔し前記ろ布の上面から外れる交換位置
に移動可能で、前記作動位置にて前記材料層を押圧しな
がら回転するプレスロールと、前記プレスロールを移動
させて該プレスロールの位置を前記作動位置および交換
位置の何れかに変更するロール位置変更手段とを備えて
いる。したがって、材料層を作動位置のプレスロールで
押圧して平坦化するとともに、該プレスロールを交換し
たりするメンテナンス作業に際しては、プレスロールを
前記ろ布の上面から外れるよう前記作動位置から交換位
置に移動させ、必要なメンテナンス作業を迅速かつ容易
に行うことができる。
【0007】また、請求項2に記載のように、前記プレ
スロールを一対設けて前記ろ布および吸引箱の移動方向
に離間するよう互いに平行に配置するとともに、該一対
のプレスロールのうち一方を前記作動位置に、他方を前
記交換位置に位置させて、該交換位置のプレスロールを
他のプレスロールに交換するようにすると、必要なメン
テナンス作業をより迅速かつ容易に行うことができる。
【0008】さらに、請求項3に記載のように、前記ロ
ール位置変更手段に、前記複数のプレスロールをそれぞ
れ支持するとともに該プレスロールの軸線方向に移動可
能な複数の移動フレームを設け、各移動フレームに、該
移動フレームに支持されたプレスロールを回転駆動する
ロール駆動手段を取り付けると、プレスロールの交換に
際して交換後のロールの周速や加圧条件等を交換位置で
予め調整したり検査したりすることができる。
【0009】前記プレスロールは、好ましくは、請求項
4に記載のように、前記材料層に接触する外周凹凸面部
を有し、前記材料層を押圧しながら回転して該材料層に
前記外周凹凸面部に対応する凹凸柄を転写する柄付けロ
ールである。この場合、所定加工数量毎に柄付け用のプ
レスロールを迅速かつ容易に交換でき、装置の稼働率を
向上させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態について添付図面を参照しつつ説明する。図1〜図1
1は本発明に係るセメント系ボードの製造装置の一実施
例を示す図である。まず、その構成について説明する。
【0011】図1〜図3に示すように、この製造装置
は、所定の無端走行経路に沿って循環するよう搬送され
るループベルト状のろ布11と、スラリー状の流動性混
合材料12を供給する材料供給手段13と、流動性混合
材料12をろ布11の走行方向上流側からろ布11上に
供給して所定層厚の材料層14を形成する材料層形成手
段15とを具備している。ろ布11は、所定幅を有する
ろ過(濾過)用シート材料からなり、前記無端走行経路
の途中に平坦な略水平走行領域11aを有している。材
料供給手段13は材料攪拌槽21およびこれに接続した
複数のモルタルポンプ22からなり、モルタルポンプ2
2からの流動性混合材料12(以下、単に材料12とも
いう)を材料供給ホース23a,23bを通して材料層
形成手段15に供給するようになっている。この材料1
2は、セメントおよび補強繊維材料を含み、水と共に材
料攪拌槽21内で攪拌混合されるようになっており、例
えばセメント、スラグ、パルプおよび軽量材等を混ぜた
ものである。また、材料層形成手段15はモルタルポン
プ22からの材料12を計量しつつ吐出するキニオンポ
ンプ30を有しており、このキニオンポンプ30によっ
て材料12がろ布11上に略層状に供給され、ろ布11
上に材料層14が形成されるようになっている。この製
造装置は、更に、無端搬送経路を有するループ状のチェ
ーンコンベア40と、そのチェーンコンベア40に支持
された複数の吸引箱41とを備えており、これら吸引箱
41によってろ布11上の材料層14に含まれる水分が
下方に吸引され、材料層14が脱水されるようになって
いる。
【0012】図4および図5に示すように、チェーンコ
ンベア40は、それぞれ吸引箱41に連結されたチェー
ンリンク40aと、チェーンリンク40aを互いに回動
可能に連結する連結ピン40bと、連結ピン40bに係
合しチェーンリンク40aおよび連結ピン40bからな
るループ状のチェーン40cを循環走行可能に支持する
各一対の上流側および下流側のスプロケット40d,4
0eと、下流側の一対のスプロケット40eを回転させ
てチェーン40cを駆動するモータ40f(図2参照)
と、チェーン40cを前記無端搬送経路に沿って案内す
る複数のガイド部材40g等から構成されている。この
チェーンコンベア40は、スプロケット40d,40e
の間で略水平に延在する上側の水平走行区間(以下、上
走区間という)において、複数の吸引箱41をろ布11
と同期した移動速度で移動させるようになっている。
【0013】また、図6および図7に示すように、各吸
引箱41には、多数の吸引孔42aを形成した吸引面部
42と、吸引孔42aのそれぞれに連通する1つ又は複
数の負圧形成穴43aが設けられた背面部43と、負圧
形成穴43aを取り囲むよう背面部43に装着されたゴ
ム製の摺動シール44とが設けられており、吸引箱41
はチェーンコンベア40によって搬送される無端搬送経
路のうち所定区間でろ布11の略水平走行領域11aの
下面に対向するようになっている。また、ろ布11の略
水平走行領域11aの下面に対向接触して走行する複数
の吸引箱41は、それらの吸引面部42を同一平面上に
位置させて平坦な一つの面を形成するよう、それぞれ複
数のガイドローラ45a,45b等によって所定高さに
案内されている。
【0014】ろ布11の略水平走行領域11aの下面に
対向する吸引箱41の背面側、すなわち吸引箱41の下
方側にはトラフ50が設けられており、このトラフ50
は、チェーンコンベア40の上走区間を走行する吸引箱
41のうち所定数の吸引箱41の摺動シール44部分に
摺動する摺動シール51と、所定数の吸引箱41の負圧
形成穴43aに対向するようろ布11の移動方向に延在
する吸引溝52とを有している。摺動シール51には吸
引溝52と同形又はこれと開口面積のわずかに異なる吸
引溝52と略相似形の穴51aが形成されており、この
摺動シール51が所定数の吸引箱41の負圧形成穴43
aを取り囲んだ状態で、これら所定数の負圧形成穴43
aを通して所定数の吸引箱41の内部と吸引溝52とが
連通するようになっている。また、トラフ50の吸引溝
52内には液ガス分離装置であるセパレータ53を介し
て真空ポンプ54が接続されており、真空ポンプ54は
吸引溝52内を排気して所定の負圧(大気圧以下の所定
圧力)にする。これらセパレータ53および真空ポンプ
54は、トラフ50と共に、ろ布11の略水平走行領域
11aに対面する所定数の吸引箱41を介してろ布11
上の材料層14から水分を吸引し脱水する吸引脱水手段
55を構成しており、セパレータ53内で水分と空気を
分離しつつ真空ポンプ54により真空吸引し、脱水を行
なうようになっている。なお、56は、摺動シール51
が接着された取付板で、トラフ50の本体部57に着脱
可能に取り付けられている。
【0015】以下、ろ布11より上方の装置構成につい
て搬送方向上流側から順に説明すると、61は、ろ布1
1の上面に対し所定間隔を隔てて平行に対向する脱泡ロ
ールで、ろ布11の略水平走行領域11a内の上流側で
材料層14を脱泡するようになっている。脱泡ロール6
1の近傍には、第1および第2のドクターロール62,
63が設けられている。第1ドクターロール62は、ろ
布11の略水平走行領域11a内の上流側でキニオンポ
ンプ30からろ布11上に供給された材料層14に接触
し、その材料層14の厚さを均一化して脱泡ロール62
による脱泡処理をより確実化するようになっている。ま
た、第2ドクターロール63は、脱泡ロール61により
脱泡された材料層14の厚さを均一化しつつ所定の層厚
にするようになっている。
【0016】ろ布11の略水平走行領域11a内の下流
側には、プレスロールである平坦化ロール64および柄
付けロール65が設けられている。平坦化ロール64
は、ろ布11の略水平走行領域11aに対し所定間隔を
隔てて平行に対向し、吸引箱41および吸引脱水手段5
5によって略脱水された、好ましくは大半の水分を吸引
された脱水済みの材料層14の上面に当接する。この平
坦化ロール64は、略脱水された材料層14に接触しな
がら回転する外周面部、例えば外周鏡面部64aを有
し、この外周鏡面部64aにより材料層14を加圧して
平坦化するものである。
【0017】図9および図10に示すように、平坦化ロ
ール64は、ろ布11の上面に対し所定間隔を隔てて平
行に対向するよう第1の移動フレーム111に支持さ
れ、この移動フレーム111に支持されたモータ113
および減速ギヤ段114からなる駆動手段112と共
に、ろ布11の幅方向(ろ布11の走行方向と直交する
方向)に移動可能なロールユニット110として構成さ
れている。このロールユニット110は、ろ布11の幅
方向(ろ布11の走行方向と直交する方向)に延在する
固定ガイドフレーム101a,101bと、両固定ガイ
ドフレーム101a,101b上に跨って設けられた第
1のロール搬送ユニット117とによって往復移動可能
に搬送される。第1のロール搬送ユニット117は、移
動フレーム111を昇降させるとともに固定ガイドフレ
ーム101a,101bに沿って水平移動させることの
できる公知の吊り上げ手段およびレール走行手段等から
なり、ロールユニット110を所定のロール作動位置お
よびロール交換位置に移動させるロール位置変更手段と
なっている。また、ロールユニット110は、このロー
ル作動位置においてろ布11の略水平走行領域11aに
沿って互いに平行に延在する固定フレーム105a,1
05b上に載置され、ロール交換位置において固定ガイ
ドフレーム101a,101bおよび第1のロール搬送
ユニット117により昇降可能に支持され、あるいは所
定の床面に載置される。なお、駆動手段112は、コン
ベア40による材料層14の搬送速度と好ましくは同じ
周速で平坦化ロール64を駆動し、材料層14の表面を
平坦かつ平滑な面にするようになっている。また、11
6は、平坦化ロール64の外周鏡面部64aに付着した
付着物を掻き取るよう移動フレーム111に装着された
掻き取りブレードであり、これによって掻き取られた付
着物は図示しない回収手段によって回収されるようにな
っている。さらに、図示はしないが、移動フレーム11
1には、平坦化ロール64の移動フレーム111に対す
る高さおよび回転軸線の水平度を調節する調節機構が設
けられている。
【0018】柄付けロール65は、平坦化ロール64に
より平坦化された材料層14に接触する外周面部、好ま
しくは外周凹凸面部65aを有し、この外周凹凸面部6
5aによりろ布11の略水平走行領域11a内の下流側
で材料層14を押圧しながら回転して、材料層14に外
周凹凸面部65aに対応する凹凸柄を転写するようにな
っている。また、図9および図11に示すように、柄付
けロール65は、平坦化ロール64より下流側でろ布1
1の上面に対し所定間隔を隔てて平行に対向するよう第
2の移動フレーム121に支持されており、柄付けロー
ル65は第2の移動フレーム121に支持されたモータ
123および減速ギヤ段124からなる駆動手段122
と共に、ろ布11の幅方向に移動可能なロールユニット
120として構成されている。このロールユニット12
0は、ろ布11の幅方向に延在する固定ガイドフレーム
102a,102bと、両固定ガイドフレーム102
a,102b上に跨って設けられた第2のロール搬送ユ
ニット127とによって往復移動可能に搬送される。第
2のロール搬送ユニット127は、移動フレーム121
を昇降させるとともに固定ガイドフレーム102a,1
02bに沿って水平移動させることのできる公知の吊り
上げ手段およびレール走行手段等からなり、ロールユニ
ット120を所定のロール作動位置およびロール交換位
置に移動させるロール位置変更手段となっている。ロー
ルユニット120は、このロール作動位置において第1
のロールユニット110から所定距離を隔てて固定フレ
ーム105a,105b上に載置され、ロール交換位置
において固定ガイドフレーム102a,102bおよび
第2のロール搬送ユニット127によって昇降可能に支
持され、あるいは所定の床面に載置される。なお、駆動
手段122は、コンベア40による材料層14の搬送速
度と同一の周速で柄付けロール65を駆動し、柄付けロ
ール65の外周凹凸面部65aに接触する材料層14の
表面部に外周凹凸面部65aに対応する凹凸柄を転写す
るようになっている。また、126は、柄付けロール6
5の外周凹凸面部65aに付着した付着物を掻き取るよ
う移動フレーム121に装着されたブラシロールで、自
由端部が柄付けロール65に所定圧力で当接するよう放
射方向に向けられた多数のブラシ用ワイヤからなる。こ
のブラシロール126によって掻き取られた付着物は図
示しない回収手段によって回収されるようになってい
る。さらに、図示はしないが、移動フレーム121に
は、柄付けロール65の移動フレーム121に対する高
さおよび回転軸線の水平度を調節する調節機構が設けら
れている。
【0019】さらに、柄付けロール65の設置位置の近
傍には柄付けロール66を設置可能になっており、柄付
けロール66は、柄付けロール65の外周凹凸面部65
aが磨耗により劣化したとき又は製造すべきボードの柄
が変更されるとき等に、柄付けロール65に代えてろ布
11上にされるようになっている。すなわち、柄付けロ
ール66は、平坦化ロール64より下流側で外周凹凸面
部66aにより材料層14に凹凸柄を転写する柄付けロ
ールとなっている。この柄付けロール66は、柄付けロ
ール65と同様に、平坦化ロール64より下流側のろ布
11の上面に対し所定間隔を隔てて平行に対向するよう
第1および第2の移動フレーム111,121の間に位
置する第3の移動フレーム131に支持され、この移動
フレーム131に支持された図示しない駆動手段と共
に、ろ布11の幅方向に移動可能なロールユニット13
0として構成されている。このロールユニット130
は、ろ布11の幅方向に延在する固定ガイドフレーム1
03a,103bと、両固定ガイドフレーム103a,
103b上に跨って設けられた第3のロール搬送ユニッ
ト137(ロール位置変更手段)とによって往復移動可
能に搬送される。これら第3のロールユニット130お
よび第3のロール搬送ユニット137は、詳細を図示し
ないが、それぞれ第2のロールユニット120および第
2のロール搬送ユニット127と同様に構成されてい
る。そして、ロールユニット130は、ロール作動位置
において第1および第2のロールユニット110,12
0から所定距離を隔てて固定フレーム105a,105
b上に載置され、ロール交換位置において固定ガイドフ
レーム103a,103bおよび第3のロール搬送ユニ
ット137によって昇降可能に支持され、あるいは所定
の床面に載置される。なお、ロールユニット130に平
坦化ロール64および掻き取りブレード116等を装着
して平坦化ロール64の交換作業を行うこともできる。
【0020】柄付けロール65より下流側には、材料層
14をろ布11から分離させるよう材料層14に空気を
吹き付けるブロワー72と、ろ布11の略水平走行領域
11aの下流側に隣接配置されて材料層14を連続的に
搬送する第1〜第6搬送コンベア73a,73b,73
c,73d,73e,73fと、が設けられており、更
に、第1搬送コンベア73a上で材料層14を所定長さ
に切断するよう材料層14の搬送速度に応じて斜めに移
動しながら材料層14を切断する斜め切りカッター74
と、所定長さに切断された材料層14の板厚を第3搬送
コンベア73c上で測定する自動板圧測定器75と、第
4搬送コンベア73dの下流端で所定長さの材料層14
を所定幅に切断し分割する縦切り手段としてのウォータ
ージェット装置76と、所定長さおよび幅にカットされ
た複数の材料増14からの分割板(図示していない)を
側方の台車78上に取り出す採板機77とが設けられて
いる。
【0021】一方、吸引箱41の長手方向両端部には、
図8に示すように、左右のクランプ機構80がそれぞれ
設けられており、各クランプ機構80は、ろ布11の幅
方向両端部に当接する押圧ブロック81と、押圧ブロッ
ク81を一端部82aで支持するクランプアーム82
と、クランプアーム82の他端部82cに装着されたカ
ムフォロワー83と、クランプアーム82の中間部82
bを揺動自在に支持するよう吸引箱41の端部に設けら
れたフレーム部84とから構成されている。クランプア
ーム82は押圧ブロック81を図3に示す第1のクラン
プ動作カム31,32に係合させるとともに、カムフォ
ロワー83を揺動規制板87と図示しないカムとに係合
させ、例えば吸引箱41が図4中の位置A1からろA2
まで搬送されるとき、押圧ブロック81を吸引箱41の
吸引面部42に当接させるようになっている。また、フ
レーム部84にはコロ85が回転自在に支持されてお
り、吸引箱41がチェーンコンベア40の下走区間を走
行するとき、吸引箱41の両端のコロ85がそれぞれ左
右のガイドレール46上を転動する。86は、吸引箱4
1の背面部43の両端にそれぞれ取り付けられた位置決
めアングルで、吸引箱41の長手方向(ろ布11の幅方
向)変位を規制するようになっている。
【0022】前記クランプ機構80は、チェーンコンベ
ア40と共に、ろ負1の略水平走行領域11aと吸引箱
41とを略水平方向に一体的に移動させる移動手段を構
成している。次に作用について説明する。上述したセメ
ント系ボードの製造装置では、材料供給手段13の複数
のモルタルポンプ22から材料層形成手段15のキニオ
ンポンプ30に材料供給ホース23a,23bを通して
スラリー状の流動性混合材料12が供給され、このキニ
オンポンプ30により流動性混合材料12がろ布11上
に略層状に供給される。そして、この材料層が好ましく
はドクターロール62により予め平坦化された後、脱泡
ロール61により脱泡され、ドクターロール63により
均一な層厚さの材料層14に成形される。
【0023】一方、脱泡ロール61よりわずかに上流側
では、各吸引箱41がスプロケット40dによりチェー
ンコンベア40の下走区間から上走区間へと上方に搬送
され、吸引箱41が位置A2近傍に達したとき、ろ布1
1の両端部が押圧ブロック81によりそれぞれ吸引箱4
1の吸引面部42上にクランプされる。しがって、ろ布
11がチェーンコンベア40の上走区間と一体的に搬送
される。
【0024】また、吸引箱41が所定の走行領域に達
し、摺動シール44部分がトラフ50の摺動シール51
に摺動する状態で、吸引箱41の内部がその背面部43
の負圧形成穴43aを介してトラフ50の吸引溝52に
連通すると、材料層14の内部に含まれている水分が空
気と共にろ布11および吸引面部42の穴42aを通し
て吸引箱41内に吸引され、材料層14が走行状態で連
続的に脱水される。また、トラフ50の吸引溝52内に
導入された水分および空気は液ガス分離装置であるセパ
レータ53によって分離され、水分はセパレータ53か
ら排水され、空気は真空ポンプ54によって排気され
る。
【0025】ろ布11の略水平走行領域11aを搬送さ
れる間、材料層14はこのようにして吸引箱41および
吸引脱水手段55によりそのほぼ半分の水分を吸引さ
れ、略脱水済みの状態となる。この略脱水済みの材料層
14は、次いで平坦化ロール64に当接し、平坦化ロー
ル64の回転に伴って平滑化ロール64の外周面部64
aと、好ましくは同期して接触しながら、その表面を加
圧される。材料層14はこれによってその表面をより平
坦化および平滑化される。なお、吸引箱41を通した材
料層14内の水分の吸引は、平坦化ロール64の直後又
は直前までで終了し、平坦化ロール64を通過した材料
層14は吸引脱水なしで搬送される。
【0026】この材料層14は、次いで、平坦化ロール
64より下流側の柄付けロール65の下方位置に達し、
ここで柄付けロール65の外周凹凸面部65aにより押
圧されながら柄付けロール65の回転に伴って外周凹凸
面部65aに対応する凹凸柄を転写される。このとき、
柄付けロール65は、第2の移動フレーム121に支持
された駆動手段122により、材料層14の搬送速度と
等しい周速度になるようその回転速度を制御される。
【0027】柄を付けられた材料層14は、ブロワー7
2から吹き付けられる空気によってろ布11から分離さ
れて、第1〜第6搬送コンベア73a〜73fにより下
流側に連続的に搬送される。そして、第1搬送コンベア
73a上で斜め切りカッター74によって所定長さに切
断され、第3搬送コンベア73c上で自動板圧測定器7
5によって板厚を測定された後、第4搬送コンベア73
dの下流端でウォータージェット装置76によって所定
幅に切断、分割され、所定の長さおよび幅にカットされ
た状態で採板機77により台車78上に取り出される。
【0028】ところで、上述のようにしてセメント系ボ
ードを製造するとき、柄付けロール65の外周凹凸面部
65aは常に脱水済みの材料層14を加圧して凹凸柄を
転写するとともに、ブラシロール126によって付着物
を除去される。したがって、セメント系ボードを繰り返
し製造すると、柄付けロール65の外周凹凸面部65a
に磨耗が生じ、ついには凹凸柄の形状が視覚的には問題
ないもののその深さや開口径がわずかに変化してしま
い、所要の品質を維持できなくなる。また、製造するセ
メント系ボードの仕様が変更されたり、異種のボードを
生産する際には、柄付けロール65を変更する必要があ
る。
【0029】このような場合には、一方の柄付けロール
65に代えて他方の柄付けロール66がろ布11上に配
置される。すなわち、第2のロールユニット120が図
9に実線で示した作動位置から同図に仮想線で示した交
換位置に移動される一方、第3のロールユニット130
が図9に実線で示した交換位置から同図に仮想線で示し
た作動位置に移動され、柄付けロール66が材料層14
上に配置されて、平坦化ロール64より下流側で柄付け
ロール66の凹凸面部66aにより材料層14に凹凸柄
が転写可能になる。柄付けロール65と柄付けロール6
6との交換に際しては、柄付けロール66が材料層14
を加圧し始める位置と、柄付けロール65による材料層
14の加圧を終了する位置とを材料層14の略同一部位
にすることで、材料層14の損失を最少にすることがで
きる。したがって、製造装置の連続的な稼働が可能にな
り、稼働率が向上する。
【0030】柄付けロール66を用いてセメント系ボー
ドを繰り返し製造すると、この柄付けロール66による
柄付けの品質もついには低下し、柄付けロール66を変
更する必要が生じる。この場合には、柄付けロール66
に代えて柄付けロール65がろ布11上に配置される。
すなわち、第2のロールユニット120が図9に仮想線
で示した交換位置から同図に実線で示した作動位置に戻
される一方、第3のロールユニット130が図9に仮想
線で示した作動位置から同図に実線で示した交換位置に
戻され、柄付けロール65又は異種の柄付けロールが材
料層14上に配置される。
【0031】一方、平坦化ロール64の外周面は、材料
層14に影響するような実質的な表面凹凸を有しないと
ともに、掻き取りブレード116に摺接するだけである
から、柄付けロール65,66ほどは磨耗しないが、こ
れもメンテナンスのために交換位置に移動させたり、あ
るいは異種の平坦化ロールに変更したりする必要が生じ
る。
【0032】このような場合には、第2又は第3のロー
ルユニット、例えばロールユニット130の柄付けロー
ル66およびブラシロール126に代えて、平坦化ロー
ル64および掻き取りブレード116、若しくはこれら
と同様なロールおよびブレードを移動フレーム131に
装着し、この状態のロールユニット130を図9に仮想
線で示す作動位置に移動させるとともに、第1のロール
ユニット110を図9に実線で示す作動位置から同図に
仮想線で示す交換位置に移動させる。したがって、平坦
化ロール64の交換に際しても、柄付けロール65,6
6の交換時と同様にして材料層14の損失を最少にしつ
つ交換作業することができ、製造装置の連続的な稼働を
可能にして稼働率を向上させることができる。
【0033】このように、本実施例では、平坦化ロール
64および柄付けロール65,66をそれぞれの駆動手
段と共にユニット化して、そのロール位置を作動位置と
交換位置とに容易に変更可能にしているので、材料層1
4を作動位置の平坦化ロール64と柄付けロール65又
は66とで押圧して連続的な平坦化および柄付け加工を
行うとともに、柄付けロール65や平坦化ロール64を
交換したりするメンテナンス作業したりする場合に、そ
の柄付けロール65又は平坦化ロール64をろ布11の
上面から外れる交換位置に迅速に移動させて、必要な交
換作業やメンテナンス作業をきわめて迅速かつ容易に行
うことができる。また、一対の柄付けロール65,66
のうち一方を作動位置に、他方を交換位置に位置させる
よう第2および第3のロールユニット120,130を
配置しておき、交換位置の柄付けロール65又は66を
他の柄付けロールに交換するようにしているので、製造
ラインから外れた場所で必要な交換作業やメンテナンス
作業をより迅速かつ容易に行うことができる。同様に、
第1のロールユニット110と第2および第3のロール
ユニット120,130とのうち何れか2つのロールユ
ニットを作動位置に、残りの1つのロールユニットを交
換位置に位置させることができるので、例えば交換位置
の柄付けロール65又は66を平坦化ロールに置き換え
て平坦化ロール64の交換作業をも迅速かつ容易に行う
ことができる。
【0034】さらに、第1〜第3のロールユニット11
0,120および130に、平坦化ロール64および柄
付けロール65,66を支持する移動フレーム111,
121および131をそれぞれ設け、各移動フレーム1
11、121又は131にロール駆動手段112又は1
22等を取り付けているので、柄付けロール65,66
又は平坦化ロール64の交換に際して交換位置で事前の
調整や駆動系のチェックができ、交換後のロールの周速
や加圧条件等を予め調整したり検査したりすることがで
きる。また、通常は、外周凹凸面部によって材料層14
に凹凸柄を転写する柄付けロール65又は66を所定加
工数量毎に迅速かつ容易に交換できるので、装置の稼働
率をより向上させることができる。
【0035】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、吸引脱水
手段より下流側でろ布の上面に対向する作動位置および
ろ布の上面から外れる交換位置に移動可能なプレスロー
ルと、該プレスロールの位置を作動位置および交換位置
の何れかに変更するロール位置変更手段とを設けている
ので、材料層を作動位置のプレスロールで押圧して平坦
化するとともに、該プレスロールを交換したりするメン
テナンス作業に際して、プレスロールをろ布の上面から
外れるよう作動位置から交換位置に迅速に移動させ、必
要なメンテナンス作業を迅速かつ容易に行うことができ
る。
【0036】請求項2記載の発明によれば、一対のプレ
スロールのうち一方を作動位置に、他方を交換位置に位
置させて、該交換位置のプレスロールを他のプレスロー
ルに交換するようにしているので、必要なメンテナンス
作業をより迅速かつ容易に行うことができる。請求項3
記載の発明によれば、ロール位置変更手段に、複数のプ
レスロールをそれぞれ支持する複数の移動フレームを設
け、各移動フレームにロール駆動手段を取り付けるよう
にしているので、プレスロールの交換に際して交換後の
ロールの周速や加圧条件等を交換位置で予め調整したり
検査したりすることで、連続運転状態でスムーズな交換
作業ができる。
【0037】請求項4記載の発明によれば、プレスロー
ルがその外周凹凸面部に対応する凹凸柄を材料層に転写
する柄付けロールで構成されるので、所定加工数量毎に
柄付け用のプレスロールを迅速かつ容易に交換でき、装
置の稼働率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るセメント系ボードの製造装置の一
実施例を示すその概略構成図である。
【図2】一実施例の製造装置の概略構成を示す斜視図で
ある。
【図3】一実施例の製造装置のチェーンコンベアの要部
平面図で、(a)はその材料供給側の端部を、(b)は
加工済みの材料層を排出側の端部を示している。
【図4】一実施例の製造装置のチェーンコンベアの要部
概略構成図である。
【図5】図4のB−B矢視図である。
【図6】一実施例の製造装置の吸引箱および吸引脱水手
段の説明図である。
【図7】一実施例の製造装置の吸引箱とトラフの摺接シ
ール部分を示す断面図である。
【図8】一実施例の製造装置のクランプ機構の構成を示
す吸引箱の一部断面図である。
【図9】一実施例の製造装置の第1〜第3ロールユニッ
トを示す概略平面図である。
【図10】一実施例の製造装置の第1ロールユニットを
示す図9のC−C矢視図である。
【図11】一実施例の製造装置の第2ロールユニットを
示す図9のD−D矢視図である。
【符号の説明】
11 ろ布 11a 略水平走行領域 12 流動性混合材料 13 材料供給手段 14 材料層 15 材料層形成手段 30 キニオンポンプ 40 チェーンコンベア(移動手段) 41 吸引箱 42 吸引面部 42a 吸引孔 43 背面部 43a 負圧形成穴 50 トラフ 55 吸引脱水手段 64 平坦化ロール(プレスロール) 65,66 柄付けロール(プレスロール) 65a,66a 外周凹凸面部 80 クランプ機構(移動手段) 101a,101b,102a,102b,103a,
103b 固定ガイドフレーム 110 第1のロールユニット 111 第1の移動フレーム 117 第1のロール搬送ユニット(ロール位置変更
手段) 120 第2のロールユニット 121 第2の移動フレーム 127 第2のロール搬送ユニット(ロール位置変更
手段) 130 第3のロールユニット 131 第3の移動フレーム 137 第3のロール搬送ユニット(ロール位置変更
手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福嶋 星二 東京都千代田区丸の内二丁目1番2号 旭 硝子株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定幅を有するろ過用シート材料からな
    り、略水平走行領域を含む所定の走行経路に沿って走行
    するろ布と、 セメントおよび補強繊維材料を含むスラリー状の流動性
    混合材料を供給する材料供給手段と、 該流動性混合材料を前記ろ布の略水平走行領域の上流側
    から前記ろ布上に供給して前記ろ布の幅方向に所定幅を
    有する所定層厚の材料層を形成する材料層形成手段と、 それぞれ複数の吸引孔を形成した吸引面部および該吸引
    孔のそれぞれに連通する負圧形成穴が設けられた背面部
    を有し、前記ろ布の近傍に配置された複数の吸引箱と、 前記略水平走行領域におけるろ布の下面に複数の吸引箱
    の吸引面部を対向させるとともに、前記略水平走行領域
    のろ布と前記複数の吸引箱とを略水平方向に一体的に移
    動させる移動手段と、 前記略水平走行領域のろ布に対向する複数の吸引箱内に
    前記負圧形成穴を通して負圧を形成し、前記吸引箱の吸
    引面部を通して前記略水平走行領域のろ布上の材料層か
    ら水分を吸引し脱水する吸引脱水手段と、 前記吸引脱水手段より下流側で前記ろ布の上面に対し所
    定間隔を隔てて平行に対向する作動位置および該作動位
    置から軸線方向に離隔し前記ろ布の上面から外れる交換
    位置に移動可能で、前記作動位置にて前記材料層を押圧
    しながら回転するプレスロールと、 前記プレスロールを移動させて該プレスロールの位置を
    前記作動位置および交換位置の何れかに変更するロール
    位置変更手段と、 を備えたことを特徴とするセメント系ボードの製造装
    置。
  2. 【請求項2】前記プレスロールを一対設けて前記ろ布お
    よび吸引箱の移動方向に離間するよう互いに平行に配置
    するとともに、該一対のプレスロールのうち一方を前記
    作動位置に、他方を前記交換位置に位置させて、該交換
    位置のプレスロールを他のプレスロールに交換するよう
    にしたことを特徴とする請求項1に記載のセメント系ボ
    ードの製造装置。
  3. 【請求項3】前記ロール位置変更手段に、前記複数のプ
    レスロールをそれぞれ支持するとともに該プレスロール
    の軸線方向に移動可能な複数の移動フレームを設け、 各移動フレームに、該移動フレームに支持されたプレス
    ロールを回転駆動するロール駆動手段を取り付けたこと
    を特徴とする請求項2に記載のセメント系ボードの製造
    装置。
  4. 【請求項4】前記プレスロールが、前記材料層に接触す
    る外周凹凸面部を有し、前記材料層を押圧しながら回転
    して該材料層に前記外周凹凸面部に対応する凹凸柄を転
    写する柄付けロールであることを特徴とする請求項1〜
    3の何れかに記載のセメント系ボードの製造装置。
JP9037607A 1997-02-21 1997-02-21 セメント系ボードの製造装置 Pending JPH10235628A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9037607A JPH10235628A (ja) 1997-02-21 1997-02-21 セメント系ボードの製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9037607A JPH10235628A (ja) 1997-02-21 1997-02-21 セメント系ボードの製造装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10235628A true JPH10235628A (ja) 1998-09-08

Family

ID=12502279

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9037607A Pending JPH10235628A (ja) 1997-02-21 1997-02-21 セメント系ボードの製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10235628A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN116808655A (zh) * 2023-08-28 2023-09-29 南京通钰环保科技有限公司 一种布料自动进出和出渣洗布的立式压榨机

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN116808655A (zh) * 2023-08-28 2023-09-29 南京通钰环保科技有限公司 一种布料自动进出和出渣洗布的立式压榨机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4648942A (en) Paper machine
CN106004024A (zh) 一种纺织用织布印花压平装置
CN105926264A (zh) 一种纺织用织布印花裁切装置
CN105904842A (zh) 一种便于裁切的纺织用织布印花收卷装置
CA1279983C (en) Apparatus for manufacturing endless needled paper machine felts
KR100289029B1 (ko) 텐터프레임장치와 이 장치를 이용한 이송방법
JPH10235628A (ja) セメント系ボードの製造装置
ITRM960472A1 (it) Macchina per la applicazione dei filtri nella fabbricazione di siga= rette
JPH11314817A (ja) 繊維材料ウエブを引渡す方法及びこの方法を実施するための装置
JP2001508136A (ja) 移動表面のクリーニング方法及び装置
JPH10217222A (ja) セメント系ボードの製造装置
CN106004023A (zh) 一种去毛除尘的纺织用织布印花装置
JPH10258408A (ja) セメント系ボードの製造装置
JPH10235626A (ja) セメント系ボードの製造装置
US4826572A (en) Frame with a horizontal swing portion in a paper making machine press section
KR200206944Y1 (ko) 염색준비용 원단 롤링장치
JPH10235627A (ja) セメント系ボードの製造装置
KR20030020047A (ko) 롤연마기의 샌딩블록 우드 교환장치
KR0174726B1 (ko) 한지제조장치
US3228826A (en) Flushing apparatus for vacuum pulp molding dies
ITMI991189A1 (it) Dispositivo e procedimento perfezionamento per la pulizia dei rulli premitori del velo in uscita in una macchina di cardatura
US3397111A (en) Cleaning apparatus for paper machine press felts
US2653522A (en) Paper machine
KR20000073443A (ko) 스와프 분리장치
JP3786381B2 (ja) 真空濾過機およびこれを用いた濾過方法