JPH10235605A - 加工機のアタッチメント - Google Patents

加工機のアタッチメント

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JPH10235605A
JPH10235605A JP4387697A JP4387697A JPH10235605A JP H10235605 A JPH10235605 A JP H10235605A JP 4387697 A JP4387697 A JP 4387697A JP 4387697 A JP4387697 A JP 4387697A JP H10235605 A JPH10235605 A JP H10235605A
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JP4387697A
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Koichi Miyamoto
功一 宮本
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Ryobi Ltd
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Ryobi Ltd
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  • Milling, Drilling, And Turning Of Wood (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビスケット溝の加工等を容易に行なえるアタ
ッチメントを提供する。 【解決手段】 作業面1cを備えたベース部1を有し、
水平ベース1に載置されたワークWと刃物22とを作業
面1cに沿って相対移動させてワークW´を加工する加
工機に付設されるアタッチメント50において、水平ベ
ース1の作業面1c上に設置可能なベースプレート51
と、ベースプレート51に沿って位置及び角度を調整可
能な状態でベースプレート51上に取り付けられる一対
の定規52、52とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、木材に対するビス
ケット溝の加工等を行う加工機に付設されるアタッチメ
ントに関する。
【0002】
【従来の技術】木材同士を接合する方法として、一対の
木材の接合面に半円弧状のビスケット溝を加工し、両溝
にビスケットと称される円板状の接合片を接着剤ととも
に介在させる方法が知られている。このようなビスケッ
ト溝を形成する溝加工機として、例えば特公平6−26
801号公報には、円盤状のカッタを回転させて木材に
円弧状の溝を形成する手持ち式の加工機が開示されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】手持ち式加工機では作
業効率が悪いため、ワークをベース上に載置して加工を
行う定置式の加工機が望まれている。しかし、定置式で
あっても困難な作業が存在する。例えば、図13に示す
ように4本の角材Tの両端面Ta間にビスケットBを介
在させて枠Fを形成する場合、角材Tの傾斜した両端面
Taに対照的にビスケット溝を加工する必要があるが、
この作業をアタッチメントなしで行うことは困難であ
る。
【0004】本発明は、上述したビスケット溝の加工等
を容易に行なえるアタッチメントを提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】以下、本発明の実施形態
を示す図面に対応付けて本発明を説明する。但し、本発
明は図示の形態に限定されない。
【0006】請求項1の発明は、作業面(1c)を備え
たベース部(1)を有し、ベース部(1)に載置される
ワーク(W′)と刃物(22)とを作業面(1c)に沿
って相対移動させてワーク(W´)を加工する加工機
(A)に付設されるアタッチメント(50)であって、
ベース部(1)の作業面(1c)に沿って位置及び角度
を調整可能な状態でベース部(1)に取り付けられる一
対の定規(52、52)を備えた加工機のアタッチメン
トにより、上述した目的を達成する。
【0007】請求項2の発明は、作業面(1c)を備え
たベース部(1)を有し、ベース部(1)に載置される
ワーク(W′)と刃物(22)とを作業面(1c)に沿
って相対移動させてワーク(W´)を加工する加工機
(A)に付設されるアタッチメント(50)であって、
ベース部(1)の作業面(1c)上に設置可能なベース
プレート(51)と、ベースプレート(51)に沿って
位置及び角度を調整可能な状態でベースプレート(5
1)上に取り付けられる一対の定規(52、52)とを
備えた加工機のアタッチメントにより、上述した目的を
達成する。
【0008】請求項3の発明では、請求項1又は2のア
タッチメントにおいて、一対の定規(52、52)を、
ワーク(W´)に対する刃物(22)の切り込み方向と
平行な基準面(P)に対して対称に位置決めするための
セットゲージ(62)を有している。
【0009】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)図3〜図6は本発明のアタッチメン
トが組み付けられる木材加工機の外観を示すもので、図
3が側面図、図4が平面図、図5が正面図、図6が背面
図である。なお、以下の説明では、図3の上下方向が加
工機の上下方向に、図3の左右方向が加工機の前後方向
に、図4の上下方向が加工機の左右方向にそれぞれ相当
し、図3の左方が加工機の前方に相当するものとする。
また、図3〜図5は、本発明に係るアタッチメントに代
え、一般的な作業に用いる定規31が装着された状態を
示している。
【0010】これらの図に示した加工機Aは、水平面と
略平行に設置される作業面1cを備えた水平ベース1
と、その水平ベース1の後端部に、作業面1cと平行な
支点ピン2を介して回動可能に連結された垂直ベース3
とを有している。ワークWは作業面1cに支持されつつ
垂直ベース3の当接面3aに突き当てられる。垂直ベー
ス3には上下方向に延びる2本のガイド軸4、4が取り
付けられ、各ガイド軸4には昇降ホルダ5の一対の嵌合
部5b、5bが軸線方向に沿って移動可能に装着されて
いる。
【0011】図7に示すように昇降ホルダ5にはねじ穴
5aが形成され、このねじ穴5aには、ガイド軸4と平
行なねじ軸6が螺合する。ねじ軸6の上下端は垂直ベー
ス3に回転可能かつ軸線方向には移動不可能に取り付け
られる。図3に示すように、ねじ軸6の上端には昇降ハ
ンドル7が取り付けられる。昇降ハンドル7の回転操作
によってねじ軸6が回転し、これと螺合する昇降ホルダ
5がガイド軸4に案内されつつ上下方向に移動する。
【0012】図6及び図7に示すように、一方のガイド
軸4には刃物ケース8の保持部8bが軸線方向に移動可
能かつガイド軸4の周りに回動可能に取り付けられる。
刃物ケース8の保持部8bは昇降ホルダ5の保持部5
b、5bの間に挟まれるようにしてガイド軸4に取り付
けられる(図8参照)。これにより、刃物ケース8は昇
降ホルダ5と一体的に上下方向に移動する。
【0013】図7に示したように、刃物ケース8と昇降
ホルダ5との間には圧縮コイルばね30が介在され、そ
の反発力により刃物ケース8はガイド軸4の周りを図7
の反時計方向に付勢されている。昇降ホルダ5には、刃
物ケース8のガイド軸4を中心とした回転を案内するガ
イド板10がビス9によって取り付けられている。図3
及び図6にも示したように、ガイド板10には、その長
手方向に沿ってガイド孔10aが形成されている。この
ガイド孔10aを介して切込みハンドル11のねじ部1
1aが刃物ケース8のねじ穴8aに螺合されている。従
って、切込みハンドル11を操作してねじ部11aを締
め付けると刃物ケース8の回転運動が阻止され、ねじ部
11aを緩めると刃物ケース8が回動可能となる。
【0014】図9に示したように、刃物ケース8には、
軸受12、12を介して回転軸13が上下方向の軸線を
中心として回転可能に取り付けられている。刃物ケース
8の後方にはモータケース15が設けられ、このモータ
ケース15内には駆動モータ(不図示)が収納されてい
る。駆動モータのモータ軸(不図示)の回転はプーリ1
6、ベルト17及びプーリ14を介して回転軸13に伝
達される。刃物ケース8、モータケース15の上部には
プーリ14、16、ベルト17等を覆うベルトケース1
8がねじ19によって取り付けられている。
【0015】回転軸13の下端外周には固定クランプ部
材20が一体回転可能に取り付けられている。回転軸1
3の下端にはおねじ部13aが設けられ、そのおねじ部
13aには可動クランプ部材21が捩じ込まれている。
この可動クランプ部材21をおねじ部13aから取り外
して固定クランプ部材20の下面側に丸鋸刃22を装着
し、その後に可動クランプ部材21をおねじ部13aに
捩じ込むことにより、両クランプ部材20、21の間に
丸鋸刃22が挟持される。従って、モータを起動して回
転軸13を回転させると、それに伴って丸鋸刃22が回
転駆動される。
【0016】刃物ケース8をガイド軸4の周りに図7の
時計方向に回転させると、丸鋸刃22の一部が垂直ベー
ス3の当接面3aから突出し、これにより垂直ベース3
の当接面3aに突き当てられたワークWが加工される。
図4に示したように、刃物ケース8にはストッパボルト
41が捩じ込まれる。刃物ケース8を昇降ホルダ5側に
回動させるとストッパボルト41の先端部が昇降ホルダ
5に当接し、それ以上の刃物ケース8の回転が阻止され
る。従って、刃物ケース8に対するストッパボルト41
のねじ込み量を調整することにより、垂直ベース3の当
接面3aからの丸鋸刃22の突出量を変化させてワーク
Wに対する丸鋸刃22の切込み深さを調整することがで
きる。
【0017】刃物ケース8の下部には固定クランプ部材
20、可動クランプ部材21、丸鋸刃22等を覆う刃物
カバー23が固定されている。図10に示すように、刃
物カバー23には複数のビス24…によって板材25が
取り付けられ、この板材25と刃物カバー23とによっ
て切粉等を排出する排出口26が画定されている。この
排出口26には図示しない集塵ホース、集塵バッグ等が
接続される。
【0018】なお、図9は昇降ベース5を最も下方に移
動させた状態を示しており、この場合には丸鋸刃22が
水平ベース1の溝部1d内に収容されて作業面1cより
も低い位置に保持される。図3〜図5に示したように、
垂直ベース3の当接面3aには、作業者が丸鋸刃22と
接触することを防止するためのガード42が蝶ねじ43
により取り付けられている。蝶ねじ43は、ガード42
に設けられた上下方向に延びる長孔状のガイド42a、
42aを介して垂直ベース3に捩じ込まれる。これによ
りワークWの高さに応じてガード42の上下方向の位置
を調整することができる。
【0019】図3〜図7に示すように、水平ベース1の
一側(図6の右端側)には、垂直ベース3に沿って傾斜
ガイド27が配置されてねじ28、28により固定され
ている。この傾斜ガイド27には、図3に破線で示すよ
うに、支点ピン2を中心とした円弧を描いて湾曲するガ
イド孔27aが形成されている。このガイド孔27aを
介して傾斜ハンドル29に設けられたねじ部29aが垂
直ベース3に捩じ込まれている。
【0020】図3〜図5に示すように、水平ベース1の
作業面1cには、定規31が作業面1cに沿って移動可
能に設けられている。この定規31の上部には、上下方
向に延びる支軸32、32が装着され、各支軸32は定
規31の側方から捩じ込まれた蝶ねじ33に押え込まれ
て抜け止めされている。各支軸32の上部にはバイス本
体34が固定され、バイス本体34にはねじ軸35が上
下方向に移動可能に螺合されている。このねじ軸35の
上端にはねじ軸35を回転操作するためのつまみ36
が、下端にはバイス部37がそれぞれ取り付けられてい
る。なお、図4は一方の支軸32(図4の上側)のみに
バイス本体34を取り付けた状態を、図5はバイス本体
34をすべて取り外した状態をそれぞれ示している。他
方の支軸32にバイス本体34、ねじ軸35及びバイス
部37を取り付けてもよく、二つの支軸32のそれぞれ
にバイス本体34、ねじ軸35及びバイス部37を取り
付けても良い。
【0021】水平ベース1の作業面1cには、加工機A
の前後方向に延びる一対の縦溝1a、1aが形成されて
いる。定規31の下部にはこれら縦溝1a、1aに挿入
される突出部31a、31aが設けられる。各突出部3
1aには作業面1cと同一高さの保持面31bが形成さ
れる(図4参照)。また、各突出部31aは、縦溝1a
に挿入されたスライド軸38の一端と結合される。
【0022】スライド軸38は、水平ベース1のガイド
孔1e、1eに摺動自在に嵌合する(図3参照)。水平
ベース1の両側面には蝶ねじ39、39が捩じ込まれ、
各蝶ねじ39の先端はガイド孔1e内に突出して蝶ネジ
39と当接可能である。従って、蝶ねじ39を締め付け
るとスライド軸38の軸線方向の移動が阻止され、定規
31が作業面1c上の任意の位置に固定される。蝶ねじ
39を緩めるとスライド軸38が軸線方向に移動可能と
なり、定規31の位置を加工機Aの前後方向に調整する
ことが可能となる。
【0023】水平ベース1の作業面1cには、加工機の
左右方向に延びる一対の横溝1b、1bと、それらの横
溝1b、1bに連なるガイド孔1f、1f(図3参照)
とが形成されている。横溝1b、1b同士の間隔は縦溝
1a、1a同士のそれと同一である。従って、スライド
軸38をガイド孔1eから抜き取ってガイド孔1fに嵌
合させ、定規31の突出部31aを横溝1bに挿入して
スライド軸38と連結することにより、定規31を垂直
ベース3の当接面3aと直交する方向に向けて水平ベー
ス1に装着することができる。この場合には、一方のガ
イド孔1fに突出可能な蝶ねじ40によってスライド軸
38の軸線方向の移動が阻止される。
【0024】次に、加工機Aによる一般的なワークWの
加工手順を説明する。
【0025】加工時には、まず図3に示すようにワーク
Wを水平ベース1の作業面1cに載置し、定規31を垂
直ベース3側に移動させてワークWの被加工面Waを垂
直ベース3の当接面3aに押し付ける。このとき、定規
31の保持面31bがワークWの底面Wbと当接する。
次いで、蝶ねじ39、39を締め付けて定規31を固定
する。その後、つまみ36を操作してバイス部37と定
規31の保持面31bとの間でワークWを挟み込む。
【0026】ワークWの据え付け後は、必要に応じて昇
降ハンドル7を操作してワークWに対する丸鋸刃22
(図4参照)の切込み位置を上下方向に調節し、またス
トッパボルト41を操作して丸鋸刃22の切込み深さを
調節する。また、切込みハンドル11によりねじ部11
aを緩めて刃物ケース8を回動可能とする。
【0027】これらの調整を終えた後、モータを起動し
て丸鋸刃22を回転駆動し、その状態で切込みハンドル
11を把持しつつ刃物ケース8をガイド軸4の周りに図
7の時計方向へ回転させてワークWに丸鋸刃22を切り
込む。これにより、ワークWには、丸鋸刃22に応じた
円弧状のビスケット溝が加工される。
【0028】ワークWの被加工面Waが作業面1aに対
して斜めに傾いているときには、傾斜ハンドル29を操
作してねじ部29aを緩め、傾斜ハンドル29を把持し
つつ垂直ベース3をピン2の周りに回動させてその当接
面3aをワークWの被加工面Waに応じて傾斜させる。
これにより、垂直ベース3に支持された昇降ホルダ5や
刃物ケース8が一体に傾斜し、丸鋸刃22の軸線がワー
クWの被加工面Waと平行に保持される。この後、ねじ
部29aを締め付けて垂直ベース3を固定し、上記と同
一手順にてワークWに丸鋸刃22を切り込む。これによ
り、作業面1aに対して斜めに傾いた被加工面Waであ
っても、その被加工面Waと直交する方向に丸鋸刃22
を切り込んでビスケット溝を加工できる。
【0029】ワークWの被加工面Waに長溝を加工する
場合には、バイス部37と定規31の保持面31bとに
よるワークWの挟持を解除し、丸鋸刃22を垂直ベース
3の当接面3aから所定量突出させた状態で切込みハン
ドル11のねじ部11aを締め付けて刃物ケース8の位
置を固定する。この後、ワークWを定規31と垂直ベー
ス3の当接面3aとで案内しつつ加工機Aの左右方向
(図4の上下方向)に移動させることにより、ワークW
に長溝を加工することができる。
【0030】以上のような加工機Aに対して、本実施形
態では、定規31に代えて図1及び図2に示すアタッチ
メント50を水平ベース1に装着して図13の角材Tに
対するビスケット溝加工を行う。以下、アタッチメント
50について説明する。
【0031】図1及び図2に示すように、アタッチメン
ト50は、水平ベース1の作業面1c上に設置されるベ
ースプレート51と、そのベースプレート51の上面5
1aに取り付けられる一対の角度定規52、52とを有
している。
【0032】ベースプレート51は、複数の小ねじ53
…により水平ベース1に固定される。ベースプレート5
1には、加工機Aの左右方向(図1の上下方向)に延び
る一対の長孔54、54と、これらと平行で幾らか長い
他の一対の長孔55、55と、加工機Aの前後方向(図
1の左右方向)に延びる一対の長孔56、56と、これ
らの延長上に配置された他の一対の長孔57、57とが
設けられている。一対の長孔54、54は、加工機Aの
前後方向(図1の左右方向)と平行かつ丸鋸刃22の軸
心Oを含む基準面Pを挟んで左右に振り分けられるよう
に配置される。長孔55〜57の各対についても同様で
ある。
【0033】角度定規52は、図13の角材Tに相当す
るワークW´が突き当てられる当接面52aと、この当
接面52aに平行な二本の長孔58、59とを有してい
る。ベースプレート51の長孔54、55に挿入された
ボルト60、60を長孔58、59に貫通させ、それら
の先端部に蝶ナット61、61を捩じ込むことにより、
角度定規52がベースプレート51上に固定される(図
2参照)。蝶ナット61を緩めることにより、角度定規
52をベースプレート51に沿って移動させてその位置
及び角度を調整することができる。
【0034】なお、ボルト60の頭部60aを長孔5
4、55内に拘束するため、長孔54、55の下部には
拡大部54a、55aが設けられる。また、頭部60a
をベースプレート51の上面51a側から拡大部54
a、55aに挿入するため、長孔54、55の一端には
拡大部54a、55aに通じる縦孔54b、55bが設
けられる。
【0035】ベースプレート51の上面51aにはセッ
トゲージ62が着脱可能に載置される。なお、図1では
セットゲージ62をハッチングにて示している。セット
ゲージ62の両端には、セットゲージ62の長手方向に
対して等しい角度θで傾斜する位置決め面62a、62
aが設けられる。角度θは図13の角材Tの長手方向に
対する両端面Taの傾斜角θに等しい。
【0036】セットゲージ62の下面側には一対のガイ
ドピン63、63が取り付けられる。これらガイドピン
63、63の並び方向はセットゲージ62の長手方向と
直交する。ガイドピン63、63をベースプレート51
の長孔56(又は57)に挿入することにより、セット
ゲージ62を基準面Pに対して対称に位置決めできる。
ガイドピン63を長孔56又は57に沿って移動させる
ことにより、セットゲージ62を基準面Pと平行に移動
させることができる。ベースプレート51にはセットゲ
ージ51の位置を確認するための目盛り64が設けられ
る。
【0037】以上のアタッチメント50を用いたワーク
W´の加工手順は次の通りである。まず、水平ベース1
から定規31を取り外してベースプレート51を装着す
る。次に、蝶ナット61を緩めて角度定規52を移動可
能とし、角度定規52、52同士の間にセットゲージ6
2を装着する。セットゲージ62を長孔56、(又は5
7)に沿って基準面Pと平行に移動させて角度定規52
同士の間隔をワークW´の長さに応じて調整する。調整
終了時点で蝶ナット61を締め付けて角度定規52を固
定する。
【0038】調整終了後はセットゲージ62をベースプ
レート51から取り外す。次に、ワークW´を一方の角
度定規52の当接面52aに突き当てつつその端面(被
加工面)Waを垂直ベース3の当接面3aに突き当て
る。この後、通常のワークWの加工時と同じく刃物ケー
ス8を操作してビスケット溝Bを加工する。ワークW´
の反対側の端面Waを加工する際には、他方の角度定規
52を利用して同様にワークW´を位置決めすればよ
い。
【0039】(第2の実施形態)図11は本発明の第2
の実施形態を示す。この実施形態は、上述した第1の実
施形態に対してセットゲージを変更したものである。従
って、以下ではセットゲージのみを説明し、第1の実施
形態と共通する部分については同一符号を使用する。
【0040】図11に示したように、本実施形態のセッ
トゲージ62は、方形平板状のガイドプレート65と、
そのガイドプレート65の長手方向両端に支点ピン66
を介して回動自在に連結された一対の可動板67、67
とを有している。ガイドプレート65には、ベースプレ
ート51の長孔56又は57に挿入されるガイドピン6
3、63が装着される。可動板67には、角度定規52
の当接面52aを突き当てるための位置決め面62aが
形成される。
【0041】可動板67には支点ピン66を中心として
円弧状に湾曲した長孔67aが形成される。長孔67a
を介してガイドプレート65に捩じ込まれた蝶ねじ68
を締め込むことにより、可動板67がガイドプレート6
5上に固定される。蝶ねじ68を緩めれば可動板67を
支点ピン66の周りに回動させて位置決め面62aの傾
きを変化させることができる。従って、本実施形態のセ
ットゲージ62によれば、ワークW´の被加工面Waの
傾斜角度θ(図13参照)に応じて異なるセットゲージ
を用意する必要がない。なお、ガイドプレート65に
は、可動板67の角度を検出するための目盛り69が取
り付けられる。
【0042】(第3の実施形態)図12は本発明の第3
の実施形態のアタッチメントが装着された加工機の平面
図である。なお、図1〜図11との共通部分には同一符
号を付してある。
【0043】この実施形態では、水平ベース1の作業面
1c上に一対の角度定規85、85が直接載置される。
角度定規85の長孔85aに挿入されたボルト86を、
テーブル1の溝部1a(又は1b)に挿入された不図示
のTナットにねじ込んで締め付けることにより、角度定
規85を作業面1a上の所望の位置に所望の角度で固定
することができる。
【0044】なお、垂直ベース3の傾斜調整が不要なと
きはガイド軸4を水平ベース1に設けてもよい。水平ベ
ース1を垂直ベース3に対して上下方向に移動可能とす
ることにより、刃物ケース8の上下方向の位置調整機構
を省略してもよい。ワークWは木材に限らない。刃物も
丸鋸刃22に限らず、種々の刃物を利用してよい。作業
面1cと平行な回転軸線を有するストレートビットを加
工機Aの上下方向の軸線周りに揺動させてビスケット溝
を加工する場合でも本発明のアタッチメントが利用でき
る。刃物を定位置に保持し、水平ベース等を移動させて
ワークを刃物に切込む構成の加工機に対しても本発明は
適用できる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1及び2の
発明によれば、ベース部の作業面上に直接的に又はベー
スプレートを介して間接的に載置された定規をベース部
の作業面に沿って移動させてその位置及び角度を調整
し、その後に定規を利用してワークと刃物とを一定の位
置関係に設置してワークに所望形状の加工を容易かつ正
確に行うことができる。特に、ワークに対する刃物の切
り込み方向と平行な基準面に対して一対の定規を対称に
配置し、それらの定規にてワークを案内しつつその基準
面に沿って刃物を切り込むことにより、台形状のワーク
の両端面に対称に所定形状の加工を施すことができる。
このため、台形状のワークの両端面への対称的なビスケ
ット溝の加工を効率良く行うことができる。請求項3の
発明によれば、セットゲージにより一対の定規を基準面
に対して容易に対称に位置決めできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るアタッチメント
の平面図。
【図2】図1のアタッチメントの側面図。
【図3】本発明のアタッチメントが適用された木材加工
機の側面図。
【図4】図3の加工機の平面図。
【図5】図3の加工機の正面図。
【図6】図3の加工機の背面図。
【図7】図3のVII−VII線に沿った断面図。
【図8】図3の加工機の側面断面図。
【図9】図3の加工機に使用される刃物ケースの断面
図。
【図10】図3の木材加工機に使用される刃物カバーの
詳細を示す図で、(a)は底面図、(b)は側面図。
【図11】本発明の第2の実施形態に係るアタッチメン
トのセットゲージを示す図。
【図12】本発明の第3の実施形態に係るアタッチメン
トが設けられた加工機の平面図。
【図13】角材をビスケットで繋ぎ合せて枠材を形成し
た例を示す図。
【符号の説明】
1 水平ベース 1c 作業面 22 丸鋸刃 50 アタッチメント 51 ベースプレート 52、85 角度定規 62 セットゲージ P 基準面 W、W´ ワーク Wa ワークの被加工面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業面を備えたベース部を有し、前記ベ
    ース部に載置されるワークと刃物とを前記作業面に沿っ
    て相対移動させてワークを加工する加工機に付設される
    アタッチメントであって、 前記ベース部の前記作業面に沿って位置及び角度を調整
    可能な状態で前記ベース部に取り付けられる一対の定規
    を備えたことを特徴とする加工機のアタッチメント。
  2. 【請求項2】 作業面を備えたベース部を有し、前記ベ
    ース部に載置されるワークと刃物とを前記作業面に沿っ
    て相対移動させてワークを加工する加工機に付設される
    アタッチメントであって、 前記ベース部の前記作業面上に設置可能なベースプレー
    トと、 前記ベースプレートに沿って位置及び角度を調整可能な
    状態で前記ベースプレート上に取り付けられる一対の定
    規とを備えたことを特徴とする加工機のアタッチメン
    ト。
  3. 【請求項3】 前記一対の定規を、前記ワークに対する
    前記刃物の切り込み方向と平行な基準面に対して対称に
    位置決めするためのセットゲージを有していることを特
    徴とする請求項1又は2記載の加工機のアタッチメン
    ト。
JP4387697A 1997-02-24 1997-02-27 加工機のアタッチメント Pending JPH10235605A (ja)

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