JPH10235532A - 工作機械のパレット交換装置 - Google Patents
工作機械のパレット交換装置Info
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- JPH10235532A JPH10235532A JP4052397A JP4052397A JPH10235532A JP H10235532 A JPH10235532 A JP H10235532A JP 4052397 A JP4052397 A JP 4052397A JP 4052397 A JP4052397 A JP 4052397A JP H10235532 A JPH10235532 A JP H10235532A
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- Japan
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- turning
- pallet
- work
- positioning
- machine tool
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 構造が簡単で組立が容易でかつ安価であり、
パレット交換時間を短縮できる工作機械のパレット交換
装置を提供する。 【解決手段】 複数のワークW1,W2が搭載された旋
回テーブル11をパレットベース13の旋回面13a上
に載置し、該旋回テーブル11を1つのワークが加工位
置にあるとき他のワークが待機位置にあるように旋回さ
せる旋回駆動機構14を設けた工作機械1のパレット交
換装置6において、上記旋回テーブル11が上記1つの
ワークを加工位置に位置させているとき、該旋回テーブ
ル11を上記パレットベース13の旋回面13a上に押
圧することにより該旋回テーブル11を位置決めクラン
プする位置決め装置15を設ける。
パレット交換時間を短縮できる工作機械のパレット交換
装置を提供する。 【解決手段】 複数のワークW1,W2が搭載された旋
回テーブル11をパレットベース13の旋回面13a上
に載置し、該旋回テーブル11を1つのワークが加工位
置にあるとき他のワークが待機位置にあるように旋回さ
せる旋回駆動機構14を設けた工作機械1のパレット交
換装置6において、上記旋回テーブル11が上記1つの
ワークを加工位置に位置させているとき、該旋回テーブ
ル11を上記パレットベース13の旋回面13a上に押
圧することにより該旋回テーブル11を位置決めクラン
プする位置決め装置15を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マシニングセンタ
等の工作機械において、加工位置の加工終了ワークと待
機位置の未加工のワークとを自動交換するパレット交換
装置に関する。
等の工作機械において、加工位置の加工終了ワークと待
機位置の未加工のワークとを自動交換するパレット交換
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】マシニングセンタ等のパレット交換装置
として、複数のパレットが搭載された旋回台を旋回させ
ることにより、それまで加工位置にあったワークを待機
位置に、それまで待機位置にあったワークを加工位置に
同時に入れ換えるようにした旋回テーブル方式のものが
ある。
として、複数のパレットが搭載された旋回台を旋回させ
ることにより、それまで加工位置にあったワークを待機
位置に、それまで待機位置にあったワークを加工位置に
同時に入れ換えるようにした旋回テーブル方式のものが
ある。
【0003】この旋回テーブル方式のパレット交換装置
において、該旋回テーブルを所定の位置にクランプする
ための機構として、特開平8−25166号公報に記載
された第1従来例装置では、パレット10a,10bが
搭載された旋回台32を上下動可能に構成するととも
に、該旋回台32の下降動作と協働してパレット10
a,10bをパレット台21,21上に位置決めする位
置決め手段22a,22bを設けている。
において、該旋回テーブルを所定の位置にクランプする
ための機構として、特開平8−25166号公報に記載
された第1従来例装置では、パレット10a,10bが
搭載された旋回台32を上下動可能に構成するととも
に、該旋回台32の下降動作と協働してパレット10
a,10bをパレット台21,21上に位置決めする位
置決め手段22a,22bを設けている。
【0004】また特開平4−159052号公報に記載
された第2従来例装置では、テーブル5を上下移動可能
に構成し、クランプ位置を再現させるための位置決めピ
ン2,3をベース上に該ベースの旋回軸に対称的に配置
し、上記テーブルの各パレット部分の下面にそれぞれ1
個ずつの嵌合穴を形成している。
された第2従来例装置では、テーブル5を上下移動可能
に構成し、クランプ位置を再現させるための位置決めピ
ン2,3をベース上に該ベースの旋回軸に対称的に配置
し、上記テーブルの各パレット部分の下面にそれぞれ1
個ずつの嵌合穴を形成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記第1,第2従来例
装置は、何れも旋回台又はテーブルを上下移動させるこ
とを前提としており、パレット交換動作の行程数が多く
なってそれだけ動作時間が長くなり、また構造が複雑化
し、高価となる問題がある。
装置は、何れも旋回台又はテーブルを上下移動させるこ
とを前提としており、パレット交換動作の行程数が多く
なってそれだけ動作時間が長くなり、また構造が複雑化
し、高価となる問題がある。
【0006】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたもので、構造が簡単で組立が容易でかつ安価であ
り、パレット交換時間を短縮できる工作機械のパレット
交換装置を提供することを課題としている。
れたもので、構造が簡単で組立が容易でかつ安価であ
り、パレット交換時間を短縮できる工作機械のパレット
交換装置を提供することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、複数
のワークが搭載された旋回テーブルをパレットベースの
旋回面上に載置し、該旋回テーブルを1つのワークが加
工位置にあるとき他のワークが待機位置にあるように旋
回させる旋回駆動機構を設けた工作機械のパレット交換
装置において、上記旋回テーブルが上記1つのワークを
加工位置に位置させているとき、該旋回テーブルを上記
パレットベースの旋回面上に押圧することにより該旋回
テーブルを位置決めクランプする位置決め装置を設けた
ことを特徴としている。
のワークが搭載された旋回テーブルをパレットベースの
旋回面上に載置し、該旋回テーブルを1つのワークが加
工位置にあるとき他のワークが待機位置にあるように旋
回させる旋回駆動機構を設けた工作機械のパレット交換
装置において、上記旋回テーブルが上記1つのワークを
加工位置に位置させているとき、該旋回テーブルを上記
パレットベースの旋回面上に押圧することにより該旋回
テーブルを位置決めクランプする位置決め装置を設けた
ことを特徴としている。
【0008】請求項2の発明は、請求項1において、上
記旋回テーブルは現加工ワークと次加工ワークを搭載し
ており、上記位置決め装置は、上記旋回テーブル側に旋
回中心に対称的に配置された現加工用テーブル位置決め
部材及び次加工用テーブル位置決め部材と、上記パレッ
トベース側に配置され、上記現加工用テーブル位置決め
部材又は次加工用テーブル位置決め部材の何れかと協働
することにより上記旋回テーブルを上記旋回面上に押圧
する押圧部材とを備えていることを特徴としている。
記旋回テーブルは現加工ワークと次加工ワークを搭載し
ており、上記位置決め装置は、上記旋回テーブル側に旋
回中心に対称的に配置された現加工用テーブル位置決め
部材及び次加工用テーブル位置決め部材と、上記パレッ
トベース側に配置され、上記現加工用テーブル位置決め
部材又は次加工用テーブル位置決め部材の何れかと協働
することにより上記旋回テーブルを上記旋回面上に押圧
する押圧部材とを備えていることを特徴としている。
【0009】請求項3の発明は、請求項2において、上
記位置決め装置は、上記旋回テーブルの上記旋回面上を
移動する移動部に該旋回面と直角方向上向きに植設され
たテーパピン(位置決め部材)と、該テーパピンの雄テ
ーパ面に嵌合する雌テーパ面が形成されたピストン(押
圧部材)を有し上記パレットベース側に固定されたシリ
ンダ機構とを備えていることを特徴としている。
記位置決め装置は、上記旋回テーブルの上記旋回面上を
移動する移動部に該旋回面と直角方向上向きに植設され
たテーパピン(位置決め部材)と、該テーパピンの雄テ
ーパ面に嵌合する雌テーパ面が形成されたピストン(押
圧部材)を有し上記パレットベース側に固定されたシリ
ンダ機構とを備えていることを特徴としている。
【0010】請求項4の発明は、請求項3において、上
記テーパピンは上記移動部に上記旋回面内での位置を調
整可能にボルト締め固定されており、上記シリンダ機構
のピストンには上記テーパピンの固定ボルトを締め付け
可能とするボルト孔が貫通形成されており、上記旋回テ
ーブルには上記ボルト孔に締め付け工具を挿通可能とす
る作業孔が貫通形成されていることを特徴としている。
記テーパピンは上記移動部に上記旋回面内での位置を調
整可能にボルト締め固定されており、上記シリンダ機構
のピストンには上記テーパピンの固定ボルトを締め付け
可能とするボルト孔が貫通形成されており、上記旋回テ
ーブルには上記ボルト孔に締め付け工具を挿通可能とす
る作業孔が貫通形成されていることを特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面に基づいて説明する。図1〜図5は本発明の一実施形
態による立型マシニングセンタのパレット交換装置を説
明するための図であり、図1,図2は該立型マシニング
センタの左側面図,正面図、図3,図4はパレット交換
装置の平面図,断面側面図、図5は位置決め装置の断面
側面図である。
面に基づいて説明する。図1〜図5は本発明の一実施形
態による立型マシニングセンタのパレット交換装置を説
明するための図であり、図1,図2は該立型マシニング
センタの左側面図,正面図、図3,図4はパレット交換
装置の平面図,断面側面図、図5は位置決め装置の断面
側面図である。
【0012】図において、1は立型マシニングセンタ、
2は該マシニングセンタ1のベース、3は該ベース2上
にX軸(正面から見て左右軸)方向にスライド自在に配
設されたコラム台、4は該コラム台3上にY軸(正面か
ら見て前後軸)方向にスライド自在に配設されたコラ
ム、5は該コラム4の前面(正面から見て手前面)にZ
軸(上下軸)方向にスライド自在に配設された主軸頭で
ある。
2は該マシニングセンタ1のベース、3は該ベース2上
にX軸(正面から見て左右軸)方向にスライド自在に配
設されたコラム台、4は該コラム台3上にY軸(正面か
ら見て前後軸)方向にスライド自在に配設されたコラ
ム、5は該コラム4の前面(正面から見て手前面)にZ
軸(上下軸)方向にスライド自在に配設された主軸頭で
ある。
【0013】また上記立型マシニングセンタ1は自動工
具交換装置(ATC)7を備えている。この工具交換装
置7は、上記コラム4の上部に配置され、多数の工具T
を工具ポット内に収容保持し、所要の工具をコラム4の
左,右側方に設定された工具受渡し位置に割り出し位置
決めする工具マガジン8と、上記左,右の工具受渡し位
置と主軸頭5の主軸の左,右側方に設定された左,右の
待機位置との間で工具を移送する左,右の工具移送装置
9,9と、該待機位置の工具を主軸の下端に装着すると
ともに該主軸に装着されている工具を上記待機位置に戻
す工具着脱装置10とを備えている。
具交換装置(ATC)7を備えている。この工具交換装
置7は、上記コラム4の上部に配置され、多数の工具T
を工具ポット内に収容保持し、所要の工具をコラム4の
左,右側方に設定された工具受渡し位置に割り出し位置
決めする工具マガジン8と、上記左,右の工具受渡し位
置と主軸頭5の主軸の左,右側方に設定された左,右の
待機位置との間で工具を移送する左,右の工具移送装置
9,9と、該待機位置の工具を主軸の下端に装着すると
ともに該主軸に装着されている工具を上記待機位置に戻
す工具着脱装置10とを備えている。
【0014】そして上記ベース2の前部にはパレット交
換装置6が配設されている。このパレット交換装置6
は、旋回テーブル11を下面に固定されたスライドプレ
ート12を介してパレットベース13の旋回スライド面
13a上に載置し、該旋回テーブル11の旋回中心部分
を駆動モータ14で旋回駆動するように構成されてお
り、上記旋回テーブル11とパレットベース13とで囲
まれた内部に該旋回テーブル11を所定の角度位置に位
置決めクランプする位置決め装置15を備えている。
換装置6が配設されている。このパレット交換装置6
は、旋回テーブル11を下面に固定されたスライドプレ
ート12を介してパレットベース13の旋回スライド面
13a上に載置し、該旋回テーブル11の旋回中心部分
を駆動モータ14で旋回駆動するように構成されてお
り、上記旋回テーブル11とパレットベース13とで囲
まれた内部に該旋回テーブル11を所定の角度位置に位
置決めクランプする位置決め装置15を備えている。
【0015】上記旋回テーブル11は、平面視長方形の
厚板状のもので、その上面には加工位置に位置する現加
工ワークW1,待機位置に位置する次加工ワークW2を
固定するためのT溝11aが所定ピッチで多数凹設され
ている。なお、これらのワークをパレットに搭載し、該
パレットを旋回テーブル上に固定することも可能であ
る。
厚板状のもので、その上面には加工位置に位置する現加
工ワークW1,待機位置に位置する次加工ワークW2を
固定するためのT溝11aが所定ピッチで多数凹設され
ている。なお、これらのワークをパレットに搭載し、該
パレットを旋回テーブル上に固定することも可能であ
る。
【0016】また上記旋回テーブル11の下面には逃げ
凹部11bが凹設されており、該逃げ凹部11bと上記
パレットベース13の底壁13dによって囲まれた略密
閉状の空間内に上記位置決め装置15が配設されてい
る。
凹部11bが凹設されており、該逃げ凹部11bと上記
パレットベース13の底壁13dによって囲まれた略密
閉状の空間内に上記位置決め装置15が配設されてい
る。
【0017】上記スライドプレート12は環状(リング
状)のもので、上記旋回テーブル11の上記逃げ凹部1
1bを構成する壁の下面にボルト12aで締め付け固定
されており、該スライドプレート12の下面12bが上
記パレットベース13の旋回スライド面13a上をスラ
イドする。従って、旋回テーブル11及び該テーブル1
1上に搭載されたワークW1,W2の重量はスライドプ
レート12を介してパレットベース13の旋回スライド
面13aで支持される。
状)のもので、上記旋回テーブル11の上記逃げ凹部1
1bを構成する壁の下面にボルト12aで締め付け固定
されており、該スライドプレート12の下面12bが上
記パレットベース13の旋回スライド面13a上をスラ
イドする。従って、旋回テーブル11及び該テーブル1
1上に搭載されたワークW1,W2の重量はスライドプ
レート12を介してパレットベース13の旋回スライド
面13aで支持される。
【0018】上記パレットベース13は円盤状のもの
で、その概ね1/2が上記ベース2の前部上に位置して
支持台2aで支持され、残りは前方にオーバーハングし
ており、該オーバーハング部は脚13bで支持されてい
る。また上記パレットベース13の周縁には切粉等が上
記スライドプレート12の下面12b,スライド面13
a間に、及び上記逃げ凹部11b内に進入するのを防止
するための縦壁13gが立設されており、該縦壁13g
は旋回テーブル11の垂壁11fに摺接している。な
お、縦壁13gの内側に進入した切粉等は排出孔13h
から下方に落下する。
で、その概ね1/2が上記ベース2の前部上に位置して
支持台2aで支持され、残りは前方にオーバーハングし
ており、該オーバーハング部は脚13bで支持されてい
る。また上記パレットベース13の周縁には切粉等が上
記スライドプレート12の下面12b,スライド面13
a間に、及び上記逃げ凹部11b内に進入するのを防止
するための縦壁13gが立設されており、該縦壁13g
は旋回テーブル11の垂壁11fに摺接している。な
お、縦壁13gの内側に進入した切粉等は排出孔13h
から下方に落下する。
【0019】上記旋回テーブル11の上記逃げ凹部11
b内の旋回中心部には旋回ボス部11cが筒状に突設さ
れており、また上記パレットベース13には上記旋回ボ
ス部11cと同軸をなすように軸受ボス部13cが筒状
に突設されている。この軸受ボス部13cと上記旋回ボ
ス部11cとの間には軸受16が介設されており、この
ようにして旋回テーブル11はパレットベース13によ
りその旋回中心が規定されている。なお、上述のように
ワーク等の重量は旋回スライド面13aによって支持さ
れているので、該軸受16部分には軸方向力はほとんど
作用しない。
b内の旋回中心部には旋回ボス部11cが筒状に突設さ
れており、また上記パレットベース13には上記旋回ボ
ス部11cと同軸をなすように軸受ボス部13cが筒状
に突設されている。この軸受ボス部13cと上記旋回ボ
ス部11cとの間には軸受16が介設されており、この
ようにして旋回テーブル11はパレットベース13によ
りその旋回中心が規定されている。なお、上述のように
ワーク等の重量は旋回スライド面13aによって支持さ
れているので、該軸受16部分には軸方向力はほとんど
作用しない。
【0020】上記旋回ボス部11cの下端面には旋回歯
車17がボルト締め固定されている。この旋回駆動歯車
17は上記軸受ボス部13cを囲む環状のもので、上記
軸受16を軸方向に固定する軸受押さえを兼用してい
る。この旋回歯車17には上記駆動モータ14の出力軸
14aに固定された駆動歯車14bが噛合している。そ
して該駆動モータ14は上記パレットベース13の底壁
13dの下面にボルト締め固定されている。
車17がボルト締め固定されている。この旋回駆動歯車
17は上記軸受ボス部13cを囲む環状のもので、上記
軸受16を軸方向に固定する軸受押さえを兼用してい
る。この旋回歯車17には上記駆動モータ14の出力軸
14aに固定された駆動歯車14bが噛合している。そ
して該駆動モータ14は上記パレットベース13の底壁
13dの下面にボルト締め固定されている。
【0021】また上記旋回テーブル11の逃げ凹部11
b内に配設された位置決め装置15は、現加工ワークW
1を位置決めするための3組の現加工ワーク用テーパピ
ン(位置決め部材)18a〜18cと、次加工ワークW
2を位置決めするための3組の次加工ワーク用テーパピ
ン19a〜19cと、これらのテーパピン18a〜18
c、又は19a〜19cの何れかに嵌合して旋回テーブ
ル11を上記旋回スライド面13a上に位置決めクラン
プするピストン25(押圧部材)を有するシリンダ機構
20a〜20cとを備えている。
b内に配設された位置決め装置15は、現加工ワークW
1を位置決めするための3組の現加工ワーク用テーパピ
ン(位置決め部材)18a〜18cと、次加工ワークW
2を位置決めするための3組の次加工ワーク用テーパピ
ン19a〜19cと、これらのテーパピン18a〜18
c、又は19a〜19cの何れかに嵌合して旋回テーブ
ル11を上記旋回スライド面13a上に位置決めクラン
プするピストン25(押圧部材)を有するシリンダ機構
20a〜20cとを備えている。
【0022】上記第1,第2テーパピン18a〜18
c,19a〜19cは何れも棒状のピン体21に雄テー
パ面21aを形成したものであり、スライドプレート1
2上に、旋回中心Aに対称的に配置されている。これら
のテーパピンは、スライドプレート12に凹設されピン
体21より僅かに大径の取付凹部12c内に、その軸線
が上記旋回スライド面13aに対して垂直をなすよう
に、かつ上記雄テーパ面21aが上方に突出するように
配置され、上記旋回スライド面内での位置調整後にボル
ト22で固定されている。また上記ピン体21は、上記
ボルト締め固定後に、ノックピン23により位置ずれし
ないように固定されている。なお、21bは上記ボルト
22を螺装するための凹部であり、13eは上記ノック
ピン23を装着するために上記パレットベース13の底
壁13dに貫通形成された作業孔である。
c,19a〜19cは何れも棒状のピン体21に雄テー
パ面21aを形成したものであり、スライドプレート1
2上に、旋回中心Aに対称的に配置されている。これら
のテーパピンは、スライドプレート12に凹設されピン
体21より僅かに大径の取付凹部12c内に、その軸線
が上記旋回スライド面13aに対して垂直をなすよう
に、かつ上記雄テーパ面21aが上方に突出するように
配置され、上記旋回スライド面内での位置調整後にボル
ト22で固定されている。また上記ピン体21は、上記
ボルト締め固定後に、ノックピン23により位置ずれし
ないように固定されている。なお、21bは上記ボルト
22を螺装するための凹部であり、13eは上記ノック
ピン23を装着するために上記パレットベース13の底
壁13dに貫通形成された作業孔である。
【0023】上記シリンダ機構20a〜20cは何れ
も、ケーシング24のシリンダ孔24a内に上記ピン体
21と同軸をなすようにピストン25を摺動自在に挿入
配置し、該ピストン25の下端部に上記雄テーパ面21
aに嵌合する雌テーパ面25aを凹設したものであり、
上記ケーシング24は上記パレットベース13の上面に
突設された取付座13f上にボルト26で固定されてい
る。なお、24c,24dは作動油を上記シリンダ孔2
4a内に供給し、又は排出する給油孔であり、25d,
25eはピストン25とケーンシグ24との間をシール
するシール部材である。
も、ケーシング24のシリンダ孔24a内に上記ピン体
21と同軸をなすようにピストン25を摺動自在に挿入
配置し、該ピストン25の下端部に上記雄テーパ面21
aに嵌合する雌テーパ面25aを凹設したものであり、
上記ケーシング24は上記パレットベース13の上面に
突設された取付座13f上にボルト26で固定されてい
る。なお、24c,24dは作動油を上記シリンダ孔2
4a内に供給し、又は排出する給油孔であり、25d,
25eはピストン25とケーンシグ24との間をシール
するシール部材である。
【0024】また上記ピストン25の軸心部分にはガイ
ドロッド25bが突設されている。該ガイドロッド25
bはケーシング24の天壁24bを貫通して上方に突出
しており、該ガイドロッド25bと天壁24bとの間は
シール部材25fでシールされている。
ドロッド25bが突設されている。該ガイドロッド25
bはケーシング24の天壁24bを貫通して上方に突出
しており、該ガイドロッド25bと天壁24bとの間は
シール部材25fでシールされている。
【0025】そして上記各ピストン25の軸心には上記
ピン体21のボルト22と同軸をなすようにボルト孔2
5cが貫通形成されており、さらに上記旋回テーブル1
1には該各ボルト孔25cと同軸をなす6つの作業孔1
1dが貫通形成されている。これにより旋回テーブル1
1の上方から締め付け工具を上記作業孔11d,ボルト
孔25cを通して挿入することにより上記ピン体21を
ボルト22で固定できる。なお、上記作業孔11dは、
上記ピン体21の固定後に栓11eを螺挿することによ
り閉塞される。
ピン体21のボルト22と同軸をなすようにボルト孔2
5cが貫通形成されており、さらに上記旋回テーブル1
1には該各ボルト孔25cと同軸をなす6つの作業孔1
1dが貫通形成されている。これにより旋回テーブル1
1の上方から締め付け工具を上記作業孔11d,ボルト
孔25cを通して挿入することにより上記ピン体21を
ボルト22で固定できる。なお、上記作業孔11dは、
上記ピン体21の固定後に栓11eを螺挿することによ
り閉塞される。
【0026】次に本実施形態における動作及び作用効果
を説明する。本実施形態の位置決め装置15の組立にお
いては、テーパピン18a〜18c,19a〜19cを
取付凹部12c内にボルト22を緩めることにより上記
旋回スライド面(水平面)内の位置を微調整可能に配置
しておく。そしてシリンダ機構20a〜20cに正規位
置に固定された給油孔24dから給油してピストン25
を上昇させ、旋回テーブル11を図3に示す角度位置、
つまり現加工ワークW1用のテーパピン18a〜18c
がシリンダ機構20a〜20cのピストン直下にくる角
度位置に旋回させ、この状態で給油孔24cから給油す
ることにより各ピストン25を下降させる。すると上記
シリンダ機構20a〜20cの各ピストン25の雌テー
パ面25aがそれぞれテーパピン18a〜18cの雄テ
ーパ面21aに嵌合し、これによりテーパピン18a〜
18cは所定の位置に自動調心される。
を説明する。本実施形態の位置決め装置15の組立にお
いては、テーパピン18a〜18c,19a〜19cを
取付凹部12c内にボルト22を緩めることにより上記
旋回スライド面(水平面)内の位置を微調整可能に配置
しておく。そしてシリンダ機構20a〜20cに正規位
置に固定された給油孔24dから給油してピストン25
を上昇させ、旋回テーブル11を図3に示す角度位置、
つまり現加工ワークW1用のテーパピン18a〜18c
がシリンダ機構20a〜20cのピストン直下にくる角
度位置に旋回させ、この状態で給油孔24cから給油す
ることにより各ピストン25を下降させる。すると上記
シリンダ機構20a〜20cの各ピストン25の雌テー
パ面25aがそれぞれテーパピン18a〜18cの雄テ
ーパ面21aに嵌合し、これによりテーパピン18a〜
18cは所定の位置に自動調心される。
【0027】この状態で、締め付け工具を旋回テーブル
11の作業孔11d,ピストン25のボルト孔25cを
通して挿入し、ボルト22を締め付ける。これにより各
テーパピン18a〜18cはスライドプレート12上の
所定位置に固定される。この後、ノックピン23を打ち
込むことによりなお、ノックピン23のかわりにボルト
締めにより各テーパピンをロックしても良い。各テーパ
ピン18a〜18cをロックし、また上記旋回テーブル
11のテーパピン18a〜18c用作業孔11dを栓1
1eを螺挿することにより閉塞する。
11の作業孔11d,ピストン25のボルト孔25cを
通して挿入し、ボルト22を締め付ける。これにより各
テーパピン18a〜18cはスライドプレート12上の
所定位置に固定される。この後、ノックピン23を打ち
込むことによりなお、ノックピン23のかわりにボルト
締めにより各テーパピンをロックしても良い。各テーパ
ピン18a〜18cをロックし、また上記旋回テーブル
11のテーパピン18a〜18c用作業孔11dを栓1
1eを螺挿することにより閉塞する。
【0028】続いて、シリンダ機構20a〜20cのピ
ストン25を上昇させるとともに、旋回テーブル11
を、次加工ワークW2用テーパピン19a〜19cがシ
リンダ機構20a〜20cの直下にくるよう180°旋
回させ、シリンダ機構20a〜20cの各ピストン25
を下降させる。すると各ピストン25の雌テーパ面25
aがそれぞれテーパピン19a〜19cの雄テーパ面2
1aに嵌合し、該テーパピン19a〜19cは所定の位
置に自動調心される。
ストン25を上昇させるとともに、旋回テーブル11
を、次加工ワークW2用テーパピン19a〜19cがシ
リンダ機構20a〜20cの直下にくるよう180°旋
回させ、シリンダ機構20a〜20cの各ピストン25
を下降させる。すると各ピストン25の雌テーパ面25
aがそれぞれテーパピン19a〜19cの雄テーパ面2
1aに嵌合し、該テーパピン19a〜19cは所定の位
置に自動調心される。
【0029】この状態で、締め付け工具を旋回テーブル
11の作業孔11d,ピストン25のボルト孔25cを
通して挿入し、ボルト22を締め付ける。これにより各
テーパピン19a〜19cはスライドプレート12上の
所定位置に固定される。この後、ノックピン23を打ち
込むことにより各テーパピン19a〜19cをロック
し、作業孔11dを栓11eで閉塞する。
11の作業孔11d,ピストン25のボルト孔25cを
通して挿入し、ボルト22を締め付ける。これにより各
テーパピン19a〜19cはスライドプレート12上の
所定位置に固定される。この後、ノックピン23を打ち
込むことにより各テーパピン19a〜19cをロック
し、作業孔11dを栓11eで閉塞する。
【0030】そして現加工ワークW1を加工する場合に
は、シリンダ機構20a〜20cのピストン25が上昇
し、旋回テーブル11が現加工ワークW1が加工位置に
位置するように旋回し、シリンダ機構20a〜20cの
ピストン25が下降し、該各ピストン25がテーパピン
18a〜18cに嵌合し、これにより旋回テーブル11
がクランプされ、現加工ワークW1が加工位置に位置決
めされる。またこれと同時に加工済みのワークは待機位
置側に旋回移動される。
は、シリンダ機構20a〜20cのピストン25が上昇
し、旋回テーブル11が現加工ワークW1が加工位置に
位置するように旋回し、シリンダ機構20a〜20cの
ピストン25が下降し、該各ピストン25がテーパピン
18a〜18cに嵌合し、これにより旋回テーブル11
がクランプされ、現加工ワークW1が加工位置に位置決
めされる。またこれと同時に加工済みのワークは待機位
置側に旋回移動される。
【0031】また待機位置側にて旋回テーブル11上に
セットされた次加工ワークW2を加工する場合には、シ
リンダ機構20a〜20cのピストン25が上昇し、旋
回テーブル11が次加工ワークW2が加工位置に位置す
るように旋回し、シリンダ機構20a〜20シリンダの
ピストン25が下降し、該各ピストン25がテーパピン
19a〜19cに嵌合し、次加工ワークW2が加工位置
に位置決めされる。
セットされた次加工ワークW2を加工する場合には、シ
リンダ機構20a〜20cのピストン25が上昇し、旋
回テーブル11が次加工ワークW2が加工位置に位置す
るように旋回し、シリンダ機構20a〜20シリンダの
ピストン25が下降し、該各ピストン25がテーパピン
19a〜19cに嵌合し、次加工ワークW2が加工位置
に位置決めされる。
【0032】このように本実施形態では、旋回テーブル
11をパレットベース13の旋回スライド面13a上を
スライド旋回させるとともに、該旋回テーブル11側に
設けたテーパピン18a〜18c,19a〜19cをパ
レットベース13側に固定したシリンダ機構20a〜2
0cのピストン25により上記スライド面13aに向け
て、つまり重力方向に押圧する構造としたので、旋回テ
ーブル11の位置決めクランプが確実である。
11をパレットベース13の旋回スライド面13a上を
スライド旋回させるとともに、該旋回テーブル11側に
設けたテーパピン18a〜18c,19a〜19cをパ
レットベース13側に固定したシリンダ機構20a〜2
0cのピストン25により上記スライド面13aに向け
て、つまり重力方向に押圧する構造としたので、旋回テ
ーブル11の位置決めクランプが確実である。
【0033】また現加工ワークW1用のテーパピン18
a〜18cと、次加工ワークW2用のテーパピン19a
〜19cとを旋回中心に対して点対称位置に配置し、シ
リンダ機構20a〜20cを何れか一方のワーク用テー
パピンに対応した3組のみとしたので、まずテーパピン
18a〜18cの位置調整を行い、これとは無関係にテ
ーパピン19a〜19cの位置調整を行うことができ、
両ワーク用のテーパピンを同時に位置合わせする方式に
比較して位置調整が容易であり、また構造が簡単で、構
成部品の加工精度も低くて済む。
a〜18cと、次加工ワークW2用のテーパピン19a
〜19cとを旋回中心に対して点対称位置に配置し、シ
リンダ機構20a〜20cを何れか一方のワーク用テー
パピンに対応した3組のみとしたので、まずテーパピン
18a〜18cの位置調整を行い、これとは無関係にテ
ーパピン19a〜19cの位置調整を行うことができ、
両ワーク用のテーパピンを同時に位置合わせする方式に
比較して位置調整が容易であり、また構造が簡単で、構
成部品の加工精度も低くて済む。
【0034】しかも上記位置調整に当たっては、テーパ
ピン18a〜18c,19a〜19cをボルト22を緩
めて微調整可能としておき、これにピストン25を嵌合
させる構造としたので、該テーパピンを自動的に調心す
ることができる。さらにピストン25にボルト孔25c
を形成するとともに旋回テーブル11に作業孔11dを
形成したので、自動調心した状態で外部からテーパピン
をボルト締め固定でき、テーパピンの位置調整作業が非
常に容易である。
ピン18a〜18c,19a〜19cをボルト22を緩
めて微調整可能としておき、これにピストン25を嵌合
させる構造としたので、該テーパピンを自動的に調心す
ることができる。さらにピストン25にボルト孔25c
を形成するとともに旋回テーブル11に作業孔11dを
形成したので、自動調心した状態で外部からテーパピン
をボルト締め固定でき、テーパピンの位置調整作業が非
常に容易である。
【0035】また位置決め装置15を、旋回テーブル1
1の下面に凹設した逃げ凹部11bとパレットベース1
3とで囲まれた略密閉空間内に配置したので、該位置決
め装置15を切粉,切削油等から保護できる。
1の下面に凹設した逃げ凹部11bとパレットベース1
3とで囲まれた略密閉空間内に配置したので、該位置決
め装置15を切粉,切削油等から保護できる。
【0036】また本実施形態では、スライドプレート1
2を旋回テーブル11と別体に構成したので、該スライ
ドプレート12の上記逃げ凹部11b側(内側)に位置
する面にテーパピン18a〜18c,19a〜19cの
取付け凹部12cを形成する際に、該取付け凹部12c
の底面を高精度で上記旋回スライド面13aと平行に形
成でき、該テーパピンの垂直度を確保できる。
2を旋回テーブル11と別体に構成したので、該スライ
ドプレート12の上記逃げ凹部11b側(内側)に位置
する面にテーパピン18a〜18c,19a〜19cの
取付け凹部12cを形成する際に、該取付け凹部12c
の底面を高精度で上記旋回スライド面13aと平行に形
成でき、該テーパピンの垂直度を確保できる。
【0037】なお、上記実施形態ではスライドプレート
12を旋回テーブル11と別体としたが、このスライド
プレートを旋回テーブルに一体形成することも勿論可能
である。また上記実施形態では、旋回テーブル11をパ
レットベース13の旋回スライド面13aでスライド支
持した構造を示したが、旋回テーブル11とパレットベ
ース13との間に転がり軸受を介在させることも勿論可
能である。
12を旋回テーブル11と別体としたが、このスライド
プレートを旋回テーブルに一体形成することも勿論可能
である。また上記実施形態では、旋回テーブル11をパ
レットベース13の旋回スライド面13aでスライド支
持した構造を示したが、旋回テーブル11とパレットベ
ース13との間に転がり軸受を介在させることも勿論可
能である。
【0038】また上記実施形態では、旋回テーブルのス
ライドプレート側に雄テーパ面を有するテーパピンを、
パレットベース側に雌テーパ面を有するピストンを配置
したが、これとは逆にテーパピン側に雌テーパ面を、ピ
ストン側に雄テーパ面を設けても勿論構わない。さらに
またスライドプレート側にシリンダ機構を、パレットベ
ース側にテーパピンを設けることも可能である。
ライドプレート側に雄テーパ面を有するテーパピンを、
パレットベース側に雌テーパ面を有するピストンを配置
したが、これとは逆にテーパピン側に雌テーパ面を、ピ
ストン側に雄テーパ面を設けても勿論構わない。さらに
またスライドプレート側にシリンダ機構を、パレットベ
ース側にテーパピンを設けることも可能である。
【0039】さらにまた上記実施形態では、シリンダ機
構とテーパピンとを3組設けた場合を説明したが、これ
らは最小限2組設ければよく、また4組以上設けること
も可能である。
構とテーパピンとを3組設けた場合を説明したが、これ
らは最小限2組設ければよく、また4組以上設けること
も可能である。
【0040】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明に係る工作
機械のパレット交換装置によれば、上記旋回テーブルを
パレットベースの旋回面上に押圧することにより該旋回
テーブルを位置決めクランプするように構成したので、
旋回テーブルを上下動させるものに比較して構造が簡単
でかつ安価であり、また交換動作時間を短縮できる効果
があり、さらに重力の方向に押圧することから位置決め
クランプを強固に行うことができる効果がある。
機械のパレット交換装置によれば、上記旋回テーブルを
パレットベースの旋回面上に押圧することにより該旋回
テーブルを位置決めクランプするように構成したので、
旋回テーブルを上下動させるものに比較して構造が簡単
でかつ安価であり、また交換動作時間を短縮できる効果
があり、さらに重力の方向に押圧することから位置決め
クランプを強固に行うことができる効果がある。
【0041】請求項2の発明によれば、上記位置決め装
置を、旋回中心に対称的に配置された現加工ワーク用位
置決め部材及び次加工ワーク用位置決め部材と、何れか
の位置決め部材と協働することにより上記旋回テーブル
を上記旋回面上に押圧する押圧部材とを備えた構造とし
たので、請求項1における構造簡単,安価,確実なクラ
ンプを実現できる具体的構造を提供できる。
置を、旋回中心に対称的に配置された現加工ワーク用位
置決め部材及び次加工ワーク用位置決め部材と、何れか
の位置決め部材と協働することにより上記旋回テーブル
を上記旋回面上に押圧する押圧部材とを備えた構造とし
たので、請求項1における構造簡単,安価,確実なクラ
ンプを実現できる具体的構造を提供できる。
【0042】また現加工ワーク用位置決め部材の位置調
整を行った後に、これと独立して次加工用位置決め部材
の位置調整を行うことが可能となり、全ての位置決め部
材の位置調整を同時に行う方式に比較して位置調整が容
易であり、また構成部品の寸法精度を低くすることがで
き、それだけ加工が容易である。
整を行った後に、これと独立して次加工用位置決め部材
の位置調整を行うことが可能となり、全ての位置決め部
材の位置調整を同時に行う方式に比較して位置調整が容
易であり、また構成部品の寸法精度を低くすることがで
き、それだけ加工が容易である。
【0043】請求項3の発明によれば、上記位置決め装
置を、上記旋回テーブルの移動部に植設されたテーパピ
ン(位置決め部材)と、該テーパピンの雄テーパ面に嵌
合する雌テーパ面が形成されたピストン(押圧部材)を
有するシリンダ機構とを備えた構造としたので、上記請
求項1,2における構造簡単,安価,確実なクランプ及
び容易な位置調整を実現できる具体的構造を提供でき
る。
置を、上記旋回テーブルの移動部に植設されたテーパピ
ン(位置決め部材)と、該テーパピンの雄テーパ面に嵌
合する雌テーパ面が形成されたピストン(押圧部材)を
有するシリンダ機構とを備えた構造としたので、上記請
求項1,2における構造簡単,安価,確実なクランプ及
び容易な位置調整を実現できる具体的構造を提供でき
る。
【0044】請求項4の発明によれば、上記テーパピン
の位置調整においては、まず該テーパピンを位置調整可
能にしておいてシリンダ機構のピストンを該テーパピン
に嵌合させることによりテーパピンを自動的に調心する
ことができ、この状態で外部から締め付け工具を旋回テ
ーブルの作業孔,ピストンのボルト孔を通して挿通し、
テーパピンのボルトを締め付けることによりテーパピン
を上記調整済み位置に固定でき、テーパピンの位置調整
作業をより一層簡単確実に行うことができる効果があ
る。
の位置調整においては、まず該テーパピンを位置調整可
能にしておいてシリンダ機構のピストンを該テーパピン
に嵌合させることによりテーパピンを自動的に調心する
ことができ、この状態で外部から締め付け工具を旋回テ
ーブルの作業孔,ピストンのボルト孔を通して挿通し、
テーパピンのボルトを締め付けることによりテーパピン
を上記調整済み位置に固定でき、テーパピンの位置調整
作業をより一層簡単確実に行うことができる効果があ
る。
【0045】
【図1】本発明の一実施形態によるパレット交換装置を
備えたマシニングセンタの左側面図である。
備えたマシニングセンタの左側面図である。
【図2】上記マシニングセンタの正面図である。
【図3】上記パレット交換装置の平面図である。
【図4】上記パレット交換装置の断面側面図である。
【図5】上記パレット交換装置の位置決め装置部分の断
面側面図である。
面側面図である。
1 マシニングセンタ(工作機械) 6 パレット交換装置 11 旋回テーブル 11d 作業孔 12 スライドプレート(移動部) 13 パレットベース 13a 旋回スライド面(旋回面) 14 駆動モータ(旋回駆動機構) 15 位置決め装置 18a〜18c テーパピン(現加工ワーク用位置決め
部材) 19a〜19c テーパピン(次加工ワーク用位置決め
部材) 20a〜20c シリンダ機構 21a 雄テーパ面 22 ボルト 25 ピストン(押圧部材) 25a 雌テーパ面 25c ボルト孔 A 旋回中心 W1,W2 現加工ワーク,次加工ワーク
部材) 19a〜19c テーパピン(次加工ワーク用位置決め
部材) 20a〜20c シリンダ機構 21a 雄テーパ面 22 ボルト 25 ピストン(押圧部材) 25a 雌テーパ面 25c ボルト孔 A 旋回中心 W1,W2 現加工ワーク,次加工ワーク
Claims (4)
- 【請求項1】 複数のワークが搭載された旋回テーブル
をパレットベースの旋回面上に載置し、該旋回テーブル
を1つのワークが加工位置にあるとき他のワークが待機
位置にあるように旋回させる旋回駆動機構を設けた工作
機械のパレット交換装置において、上記旋回テーブルが
上記1つのワークを加工位置に位置させているとき、該
旋回テーブルを上記パレットベースの旋回面上に押圧す
ることにより該旋回テーブルを位置決めクランプする位
置決め装置を設けたことを特徴とする工作機械のパレッ
ト交換装置。 - 【請求項2】 請求項1において、上記旋回テーブルは
現加工ワークと次加工ワークを搭載しており、上記位置
決め装置は、上記旋回テーブル側に旋回中心に対称的に
配置された現加工用テーブル位置決め部材及び次加工用
テーブル位置決め部材と、上記パレットベース側に配置
され、上記現加工用テーブル位置決め部材又は次加工用
テーブル位置決め部材の何れかと協働することにより上
記旋回テーブルを上記旋回面上に押圧する押圧部材とを
備えていることを特徴とする工作機械のパレット交換装
置。 - 【請求項3】 請求項2において、上記位置決め装置
は、上記旋回テーブルの上記旋回面上を移動する移動部
に該旋回面と直角方向上向きに植設されたテーパピン
(位置決め部材)と、該テーパピンの雄テーパ面に嵌合
する雌テーパ面が形成されたピストン(押圧部材)を有
し上記パレットベース側に固定されたシリンダ機構とを
備えていることを特徴とする工作機械のパレット交換装
置。 - 【請求項4】 請求項3において、上記テーパピンは上
記移動部に上記旋回面内での位置を調整可能にボルト締
め固定されており、上記シリンダ機構のピストンには上
記テーパピンの固定ボルトを締め付け可能とするボルト
孔が貫通形成されており、上記旋回テーブルには上記ボ
ルト孔に締め付け工具を挿通可能とする作業孔が貫通形
成されていることを特徴とする工作機械のパレット交換
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4052397A JPH10235532A (ja) | 1997-02-25 | 1997-02-25 | 工作機械のパレット交換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4052397A JPH10235532A (ja) | 1997-02-25 | 1997-02-25 | 工作機械のパレット交換装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10235532A true JPH10235532A (ja) | 1998-09-08 |
Family
ID=12582868
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4052397A Withdrawn JPH10235532A (ja) | 1997-02-25 | 1997-02-25 | 工作機械のパレット交換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10235532A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5864827B1 (ja) * | 2015-08-31 | 2016-02-17 | ヤマザキマザック株式会社 | テーブルクランプ装置及びこれを備えたパレットチェンジャ |
-
1997
- 1997-02-25 JP JP4052397A patent/JPH10235532A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5864827B1 (ja) * | 2015-08-31 | 2016-02-17 | ヤマザキマザック株式会社 | テーブルクランプ装置及びこれを備えたパレットチェンジャ |
CN105612025A (zh) * | 2015-08-31 | 2016-05-25 | 山崎马扎克公司 | 工作台夹紧装置和具备工作台夹紧装置的随行夹具更换器 |
US20170057035A1 (en) | 2015-08-31 | 2017-03-02 | Yamazaki Mazak Corporation | Table clamp device and pallet changer |
WO2017037831A1 (ja) * | 2015-08-31 | 2017-03-09 | ヤマザキマザック株式会社 | テーブルクランプ装置及びこれを備えたパレットチェンジャ |
US9597760B1 (en) | 2015-08-31 | 2017-03-21 | Yamazaki Mazak Corporation | Table clamp device and pallet changer |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040511 |