JPH10235476A - 溶接機用流体シリンダ - Google Patents

溶接機用流体シリンダ

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Publication number
JPH10235476A
JPH10235476A JP9056990A JP5699097A JPH10235476A JP H10235476 A JPH10235476 A JP H10235476A JP 9056990 A JP9056990 A JP 9056990A JP 5699097 A JP5699097 A JP 5699097A JP H10235476 A JPH10235476 A JP H10235476A
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JP
Japan
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piston
pistons
cylinder
fluid cylinder
fluid
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9056990A
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English (en)
Inventor
Kunio Oya
邦男 大矢
Yoshitaka Yokoyama
嘉孝 横山
Yuichi Furuki
雄一 古木
Masahiro Noguchi
昌洋 野口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inoue Mfg Inc
Inoue Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Inoue Mfg Inc
Inoue Seisakusho Co Ltd
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Publication date
Application filed by Inoue Mfg Inc, Inoue Seisakusho Co Ltd filed Critical Inoue Mfg Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えばスポット溶接機等の抵抗溶接機などに
用いる溶接機用流体シリンダに係り、そのシリンダをあ
まり大型化することなく充分な推力が得られ、しかも振
動や騒音等の発生が少ない流体シリンダを提供する。 【解決手段】 シリンダ本体11内に複数個のピストン
室12a・12bを平行に並べて設けると共に、その各
ピストン室12a・12b内に互いに一体的に連結固定
したピストン13a・13bを進退可能に設け、ピスト
ン前進時は上記各ピストン13a・13bに流体圧を作
用させ、ピストン後退時には上記複数個のピストンの1
つにのみ流体圧を作用させるように構成したことを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は溶接機用流体シリン
ダ、特にスポット溶接等の抵抗溶接機などに用いる流体
シリンダに関する。
【0002】
【従来の技術】上記のような溶接機においては、一般に
固定電極と可動電極とを対向させて配置し、溶接時は可
動電極を固定電極に向かって前進させ、その両電極間に
被加工物を挟んで溶接し、溶接終了後は可動電極を固定
電極から離間させて被加工物を取り出すもので、上記の
可動電極を移動させる手段としては従来一般に流体シリ
ンダ、特にエアシリンダが多く用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な溶接機においては、溶接時に可動電極を固定電極にか
なり大きな力で押し付ける必要があり、その可動電極を
進退動させる流体シリンダは大型のものを用いなければ
ならない。そのため溶接機全体が大型化し、狭いスペー
ス内への設置が困難となる等の不具合がある。
【0004】また上記のように可動電極の押し付け力を
増大させるには、単に流体シリンダを大型化するだけで
はなく、シリンダ内に供給する空気圧等の流体圧力も増
大させる必要があり、それに伴ってピストン進退時の衝
撃も増し、特にピストン後退時には、ピストンがピスト
ン室の後端面に強く当って振動や騒音等の発生原因とな
る。
【0005】本発明は上記の問題点に鑑みて提案された
もので、上記のような溶接機用の流体シリンダをあまり
大型化することなく充分な推力が得られ、しかも振動や
騒音等の発生の少ない流体シリンダを提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明による溶接機用流体シリンダは、以下の構成
としたものである。
【0007】即ち、シリンダ本体内に複数個のピストン
室を平行に並べて設けると共に、その各ピストン室内に
互いに一体的に連結固定したピストンを進退可能に設
け、ピストン前進時は上記各ピストンに流体圧を作用さ
せ、ピストン後退時には上記複数個のピストンの1つに
のみ流体圧を作用させるように構成したことを特徴とす
る。
【0008】
【作用】上記のようにシリンダ本体内に複数個のピスト
ン室を平行に並べて形成したことにより、シリンダ本体
を扁平薄型化することが可能となると共に、ピストン後
退時は複数個のピストンの1つにのみ流体圧が作用する
ので、ピストン後退時の衝撃が少なくなり、振動や騒音
の発生を低減させることが可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明による溶接機用流体
シリンダを具体的な実施形態に基づいて説明する。図1
(a)は本発明による溶接機用流体シリンダを適用した
スポット溶接機の正面図、同図(b)はその側面図、図
2(a)は溶接機用流体シリンダの拡大縦断正面図、同
図(b)は(a)におけるA−A線断面図である。
【0010】図1において、1は固定電極、2は可動電
極で、その各電極1・2はそれぞれ支持アーム3・4に
取付け支持されている。その可動電極2の支持アーム4
は、固定電極1の支持アーム3に対して支軸5を中心に
図1の鎖線示のように回動可能であり、それによって可
動電極2が固定電極1に対して進退するように構成され
ている。その固定電極1と可能電極2には、それぞれ通
電用のケーブル等が接続されているが図には省略した。
【0011】上記固定電極1の支持アーム3には、ブラ
ケット9を介して可動電極2を進退動させる流体シリン
ダ10が設けられ、そのシリンダ10は本実施形態にお
いてはエアシリンダが用いられている。そのシリンダ1
0は図2に示すようにシリンダ本体11内に一対のピス
トン室12a・12bを略水平方向に平行に且つ上下に
並べて配置した構成であり、同図(b)に示すように全
体扁平薄型に形成されている。
【0012】上記の各ピストン室12a・12b内に
は、それぞれピストン13a・13bが図で左右方向に
進退可能に設けられ、その各ピストン13a・13bに
はピストンロッド14a・14bが一体的に設けられて
いる。又その両ピストンロッド14a・14bのピスト
ン13a・13bと反対側の端部には、連結部材15が
一体的に連結固着され、その連結部材15と前記可動電
極2の支持アーム4とが図1に示すようにリンク16で
連結されている。
【0013】また上記各ピストン室12a・12bの後
側(図で左側)の室には、それぞれ図2に示すように給
排気口17a・17bが設けられ、その両給排気口17
a・17bは連通路18を介して共通の給排気ポート口
19に連通している。さらに一方のピストン室12aの
前側(図で右側)の室には、給排気口20が設けられ、
その給排気口20は空気通路21を介して給排気ポート
22に連通している。また他方のピストン室12bの前
側の室は、給排気孔23を介して大気に開放され、その
給排気孔23にはメッシュ等の防塵フィルタ24が設け
られている。
【0014】上記の構成において、溶接作業を開始する
に当たっては、可動電極2を図1の鎖線示のように開い
た状態で、その可動電極2と固定電極1との間に被加工
物Wを配置する。そのとき、前記両ピストン13a・1
3bは図2の鎖線示のように各ピストン室12a・12
bの後端側(図で左側)に後退した状態にある。
【0015】その状態で、図に省略したエア(流体)供
給源からホースやバルブ等を介して前記の両体給排口1
9に圧縮空気(流体)を供給すると、前記連通路18お
よび給排気口17a・17bを介して各ピストン室12
a・12bの後側の室内に空気が供給され、両ピストン
13a・13bが図2で右方に前進する。なおそのと
き、ピストン室12aの前側の室内にある空気は、給排
気口20、空気通路21を介して給排気ポート22から
排出され、ピストン室12bの前側の室内の空気は、給
排気孔23を介して大気中に放出される。
【0016】そして、上記のように両ピストン13a・
13bが図2で右方に前進すると、ピストンロッド14
a・14bを介して連結部材15も一体に同方向に移動
し、それに連動してリンク16を介して支持アーム4お
よび可動電極2が、支軸5を中心に図1で時計方向に回
動して同図実線示のように可動電極2と固定電極1との
間に被加工物Wが挟持される。その状態で、図に省略し
たケーブル等を介して上記の両電極1・2に通電するこ
とによって被加工物Wの溶接作業を行うものである。
【0017】次に、上記の溶接作業が終了したところ
で、ピストン13a・13bを上記と反対方向に後退さ
せて可動電極2を被加工物Wから離間させるもので、本
実施形態においては、図に省略したエア供給源から給排
気ポート22に圧縮空気を供給し、その空気圧を一方の
ピストン13aにのみ作用させて上記両ピストン13a
・13bを後退させる構成である。
【0018】すなわち、上記の給排気ポート22に供給
された圧縮空気は、空気通路21を介して給排気口20
から一方のピストン室12aの前側の室内に導かれ、そ
れによってピストン13aが図2で左方に後退する構成
である。なお、それと同時に、ピストンロッド14a・
14bおよび連結部材15を介して上記ピストン13a
と一体的に連結されている他方のピストン13bも同方
向に後退する。又そのとき、両ピストン13a・13b
の左側の室の空気は給排気ポート19から排出され、ピ
ストン13bの右側の室には給排気ポート22から大気
が導入される。
【0019】上記のようにピストン13a・13bを後
退させる際に一方のピストン13aにのみ空気圧(流体
圧)を作用させるようにしたので、受圧面積が小さくな
って上記の後退動作を緩やかに且つ円滑に行わせること
ができると共に、ピストンがピストン室の後端面に当接
する際の衝撃が小さくなって、騒音や振動等の発生を低
減できるものである。
【0020】なお、上記ピストン13a・13bが図2
の鎖線位置まで後退すると、それに連動して連結部材1
5も鎖線位置まで移動し、リンク16を介して可動電極
2および支持アーム4が図1の鎖線位置に移動する。そ
れによって可動電極2が被加工物Wから離間して被加工
物Wを取り出すことができるものである。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明による溶接機
用流体シリンダ10は、シリンダ本体11内に複数個の
ピストン室12a・12bを平行に並べて設けたので、
全体を扁平薄型に形成することが可能となり、狭いスペ
ース内にも容易に設置することができる。またピストン
後退時は複数個のピストンの1つにのみ流体圧が作用す
るので、ピストン後退時の衝撃が少なくなり、振動や騒
音の発生を可及的に低減させることが可能となり、作業
環境の改善や作業の安定性および信頼性を向上させるこ
とができる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明による溶接機用流体シリンダを
適用した溶接機の正面図。(b)はその側面図。
【図2】(a)は溶接機用流体シリンダの拡大縦断正面
図。(b)は(a)におけるA−A線断面図。
【符号の説明】
1 固定電極 2 可動電極 3、4 支持フレーム 5 支軸 10 流体シリンダ 11 シリンダ本体 12a、12b ピストン室 13a、13b ピストン 14a、14b ピストンロッド 15 連結部材 16 リンク 17a、17b、20 給排気口 18 連通路 19、22給排気ポート W 被加工物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野口 昌洋 神奈川県横浜市西区岡野2丁目10番10号 株式会社井上製作所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダ本体内に複数個のピストン室を
    平行に並べて設けると共に、その各ピストン室内に互い
    に一体的に連結固定したピストンを進退可能に設け、ピ
    ストン前進時は上記各ピストンに流体圧を作用させ、ピ
    ストン後退時には上記複数個のピストンの1つにのみ流
    体圧を作用させるように構成したことを特徴とする溶接
    機用流体シリンダ。
JP9056990A 1997-02-25 1997-02-25 溶接機用流体シリンダ Withdrawn JPH10235476A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9056990A JPH10235476A (ja) 1997-02-25 1997-02-25 溶接機用流体シリンダ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9056990A JPH10235476A (ja) 1997-02-25 1997-02-25 溶接機用流体シリンダ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10235476A true JPH10235476A (ja) 1998-09-08

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ID=13042941

Family Applications (1)

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JP9056990A Withdrawn JPH10235476A (ja) 1997-02-25 1997-02-25 溶接機用流体シリンダ

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JP (1) JPH10235476A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113954801A (zh) * 2021-11-15 2022-01-21 中汽创智科技有限公司 一种压力分配装置、压力控制单元及制动系统

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113954801A (zh) * 2021-11-15 2022-01-21 中汽创智科技有限公司 一种压力分配装置、压力控制单元及制动系统

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040511