JP2005052880A - 多面クランパー - Google Patents

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誠 千葉
Seiji Nishikawa
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Abstract

【課題】 1組のエアシリンダとクランプアームホルダーとを共に回動させることで、基準ブロック及びクランプアームの組合せを切り替え可能な多面クランパーの提供。
【解決手段】 シリンダ本体4a及びシリンダロッド4bからなるエアシリンダ4と、エアシリンダ4と共にシリンダロッド4bを回動中心として回動可能なクランプアームホルダー5と、クランプアームホルダー5に着脱自在に複数取り付けられ、ワークの部位Wの形状に対応して数種類設けられる基準ブロック6と、エアシリンダ4のシリンダロッド4bに連結され、シリンダロッド4bの伸縮に伴って揺動することで、ワークの部位Wをクランプ・アンクランプ可能であり、ワークの部位Wの形状に対応して数種類設けられ、且つワークの部位Wの形状に対応して基準ブロック6と組み合わせて設けられるクランプアーム7とから構成する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、自動車ボディの組立工程において、フロアパネル等のワークをクランプするクランパーに関する。詳細には、クランプアームを基準ブロックに近接させて、クランプアームと基準ブロックとの間でワークをクランプするクランパーに関する。
従来、自動車ボディの組立工程において、フロアパネル等のワークをクランプするクランパーとしては、以下に説明する技術が知られている。
従来のクランパー10は、図4に表すように、スライドシステム20上面に設けられた架台30に複数並べて設けられる。スライドシステム20は、上面が図中横方向に移動自在である。従って、スライドシステム20は、上面に設けられたクランパー10を図中横方向に移動させることが可能である。
クランパー10は、クランプアームホルダー台40、クランプアームホルダー50、基準ブロック60、クランプアーム70及びエアシリンダ80からなる。
クランプアームホルダー台40は、架台30上面に設けられ、側面40aに軸孔40bが設けられる。
クランプアームホルダー50は、上部が開口され、下部の側面50bに軸孔50cが設けられ、中間部の内部に空間部50aが設けられる。更に、クランプアームホルダー50の中間部側面には、空間部50aに貫通する開口部(図示省略)が設けられる。そして、軸孔50cと軸孔40bに回動軸50dを挿通させて、クランプアームホルダー50とクランプアームホルダー台40は回動自在に連結される。従って、クランプアームホルダー50は、クランプアームホルダー台40に対して、回動軸50dを回動中心として回動可能である。
基準ブロック60は、クランプアームホルダー50の上部に設けられる。基準ブロック60は、内部に空間部60aが設けられ、上部及び下部が各々貫通して開口される。基準ブロック60は、自動車ボディの組立工程においてドアパネル等のワークをクランプする際に、開口した上部の周辺である縁端部60b上でクランプするワークの部位を受ける部材である。又、基準ブロック60は、上部から下部までの長さの異なる数種類が用意されて交換可能である。従って、基準ブロック60は、クランプするワークの部位の高さに合わせて交換することで、クランプするワークの部位を基準ブロック60の縁端部60b上に位置させることが可能である。
クランプアーム70は、棒状体からなり、先端部70aがL字状に形成される。クランプアーム70は、先端部70a以外である他部が基準ブロック60の空間部60a及びクランプアームホルダー50の空間部50aに上下動可能に挿入され、先端部70aが基準ブロック60の開口された上部から突出した状態で設けられる。又、クランプアーム70は、図中下方向である基準ブロック60の縁端部60b方向に移動して、縁端部60b上に位置するワークの部位を先端部70aと縁端部60bとの間でクランプ可能である。更に、クランプアーム70は、長さの異なる数種類が用意され、クランプするワークの部位の形状に応じて交換される。
エアシリンダ80は、シリンダロッド80a及びシリンダ本体80bからなり、シリンダロッド80aが図中上方向を向いた状態でクランプアームホルダー台40に近接して設けられる。シリンダロッド80aは、シリンダ本体80bに対して伸縮可能である。更に、エアシリンダ80は、シリンダ本体80bの下部に回動軸80cが設けられ、回動軸80cを回動中心として回動可能である。又、シリンダロッド80aの先端は、クランプアームホルダー50の中間部の開口部(図示省略)に通して設けられる連結体(図示省略)を介して、クランプアーム70の基端部と連結される。
次いで、以上のように構成される従来のクランパー10の作動を説明する。
スライドシステム20が作動され、スライドシステム20の上面がクランプするワークの部位に向かって移動を始める。すると、スライド20上面の架台30に並べて設けられた複数のクランパー10もクランプするワークの部位に向かって移動を始める。そして、スライドシステム20は、クランプするワークの部位に対応可能なクランパー10の基準ブロック60の縁端部60b上に、クランプするワークの部位を位置させて停止する。次いで、エアシリンダ80が作動する。すると、エアシリンダ80のシリンダロッド80aは、シリンダ本体80bに対して伸張し始める。シリンダロッド80aの伸張に伴い、クランプアーム70は下方向、即ちクランプアーム70の先端部70aが基準ブロック60に近接する方向に引き寄せられ、クランプアーム70の先端部70aがワークの部位を縁端部60bに押し付けてクランプする。ワークの部位をクランプしてスポット溶接が完了すると、エアシリンダ80が作動する。すると、エアシリンダ80のシリンダロッド80aは、シリンダ本体80bに対して短縮し始める。シリンダロッド80aの短縮に伴い、クランプアーム70は上方向、即ちクランプアーム70の先端部70aが基準ブロック60から離れる方向に引き寄せられ、クランプアーム70の先端部70aがワークの部位から離れる。
続いて、形状の異なる次のワークの部位をクランプする場合には、再びスライドシステム20が作動され、対応可能なクランパー10が次にクランプするワークの部位まで移動してクランプする。
尚、例えばクランプするワークが自動車ボディであり、1車種目のクランプ作業が完了し、続けて2車種目を導入してクランプ作業を行う場合には、1車種目のクランプ作業で使用したスライドシステム20上に複数並べられたクランパー10の内、使用しないクランパー10を回動軸50d及び回動軸80cを回動中心として、図中破線で表すように横方向へ回動させて避けておく。
しかしながら、従来のクランパー10では、使用しないクランパー10を回動させて横方向に避けていたため、避けるためのスペースを大きく取らなければならないという問題点を有した。又、横方向に避けるためのスペースが大きいため、クランパー10をスライドシステム20により横方向に移動させる際に、スライドシステム20のストロークが大きくなり、作業効率が悪いという問題点を有した。更に、ワークの部位をクランプした状態でスポット溶接を行う際に、溶接ガンが避けたクランパー10に干渉する恐れがあるという問題点を有した。
この発明は、シリンダ本体とシリンダロッドとからなり、シリンダロッドはシリンダ本体の先端に伸縮可能に設けられるシリンダと、
内部には空間部が設けられ、一端には内部の空間部まで貫通された開口部が設けられ、側面には内部の空間部まで貫通された開口部が複数箇所設けられると共に、内部の空間部には一端に設けられた開口部からシリンダのシリンダロッドが挿入され、シリンダと共にシリンダロッドを回動中心として回動可能なクランプアームホルダーと、
一端から他端まで貫通して内部に空間部が設けられると共に、他端はクランプアームホルダーの側面の開口部に着脱自在に取り付けられ、ワークの部位の形状に対応して数種類設けられる基準ブロックと、
先端部は基準ブロックの一端から突出して設けられ、先端部以外の他部は基準ブロックの空間部及びクランプアームホルダーの空間部に設けられると共に、他部はシリンダのシリンダロッドに連結され、シリンダロッドの伸縮に伴って揺動することで、先端部と基準ブロックの一端との間でワークの部位をクランプ・アンクランプ可能であり、ワークの部位の形状に対応して数種類設けられ、且つワークの部位の形状に対応して基準ブロックと組み合わせて設けられるクランプアームとからなることを特徴とする多面クランパーを提供する。
以下にこの発明の作用を説明する。
シリンダと共にクランプアームホルダーがシリンダロッドを回動中心として回動する。シリンダ及びクランプアームホルダーの回動に伴い、ワークの部位の形状に対応して組み合わせた基準ブロック及びクランプアームがワークの部位に対向する。次いで、エアシリンダが作動する。すると、エアシリンダのシリンダロッドは、シリンダ本体に対して伸縮し始める。シリンダロッドの伸縮に伴い、クランプアームは揺動し、クランプアームの先端部はワークの部位を基準ブロックの一端との間でクランプ・アンクランプする。
続いて、形状の異なる次のワークの部位をクランプする場合には、再びシリンダと共にクランプアームホルダーが回動し、次のワークの部位に対応した基準ブロック及びクランプアームの組み合わせを次のワークの部位に対向させて、以後同様にシリンダロッドが伸縮し、クランプアームの揺動によってクランプ・アンクランプする。
この発明によれば、1個のクランパーで多種のワークの部位に対応してクランプ・アンクランプできる。
従来に比し、少数のクランパーですむため、クランパーの設置場所の省スペース化が可能であり、且つスライドシステムのストロークが小さくて済み、作業効率が向上するという効果がある。
1個のクランプアームホルダーに、基準ブロック、クランプアーム及び基準ピンの組合せを複数取り付け可能であり、且つ1個のエアシリンダで複数のクランプアームを揺動させることが可能であることから、従来に比し、クランプアームホルダー及びエアシリンダは少数ですむため、クランパーの製造コストを低減できる。
エアシリンダと共にクランプアームホルダーが回動することで基準ブロック、クランプアーム及び基準ピンの組合せが切り替わるため、従来に比し、スライドシステムを作動させる回数が少なくてすみ、作業効率が向上するという効果がある。
従来のように使用しないクランパーを横方向に避けておかないことから、スポット溶接時において溶接ガンがクランパーに干渉することもないため、作業効率が向上するという効果がある。
クランパーの設置場所の省スペース化、クランパーの製造コスト低減及びクランパー切り替えの作業効率の向上という目的を、1個のクランプアームホルダーに基準ブロック、クランプアーム及び基準ピンの組合せを複数取り付け、エアシリンダと共にクランプアームホルダーを回動させることで組合せを切り替えて、1個のエアシリンダで複数のクランプアームを揺動可能とすることで実現した。
以下に、この発明の多面クランパーを表す正面図である図1、同多面クランパーのクランプアームホルダー部分を表す正面図である図2、同多面クランパーを表す側面図である図3に基づいてこの発明の実施の形態を説明する。
多面クランパー1は、図1に表すように、スライドシステム2上面に複数並べて設けられる。スライドシステム2は、上面が図中横方向に移動自在である。従って、スライドシステム2は、上面に設けられた複数の多面クランパー1を図中横方向に移動させることが可能である。多面クランパー1は、図3に表すように、回動機構部3、エアシリンダ4、クランプアームホルダー5、基準ブロック6、クランプアーム7及び基準ピン8からなる。
回動機構部3は、スライドシステム2の上面に設置され、内部にモータ(図示せず)が設けられる。回動機構部3は、ギア(図示せず)等を介してモータの回動軸とエアシリンダ4とが連結され、モータが作動することでエアシリンダ4を回動させる。
エアシリンダ4は、シリンダ本体4a及びシリンダロッド4bからなり、シリンダロッド4bをスライドシステム2上面と平行になるように、シリンダ本体4aが回転機構部3の上部に設けられる。更に、エアシリンダ4のエアシリンダ本体4aは、ギア等を介して回動機構部3のモータの回動軸と連結される。従って、エアシリンダ4は、回動機構部3のモータが作動することで回動機構部3に対してシリンダロッド4bを回動中心として回動する。シリンダロッド4b先端には、軸孔4cが設けられる。又、シリンダロッド4bは、詳説しないがシリンダ本体4a内部のエア圧を変化させることで、シリンダ本体4aに対して伸縮可能である。
尚、この実施の形態では、エア式のシリンダを用いているが、油圧式或いは電動式のシリンダを用いてもよい。
クランプアームホルダー5は、円筒状からなり、内部に空間部5aが設けられ、一端が開口される。クランプアームホルダー5の側面には、図1及び図2に表すように、空間部5aに貫通する3個の開口部5bが等間隔に設けられる。又、クランプアームホルダー5には、開口された一端から空間部5aにエアシリンダ4のシリンダロッド4bが挿入され、シリンダ本体4aに隣接して設けられる。更に、クランプアームホルダー5は、回動機構部3のモータが作動することで回動機構部3に対してシリンダロッド4bを回動中心としてエアシリンダ4と共に回動する。
尚、この実施の形態では、クランプアームホルダー5の側面に3個の開口部5bを設けているが、3個以上設けてもよい。
基準ブロック6は、クランプアームホルダー5の開口部5bに設けられる。基準ブロック6は、内部に空間部6aが設けられ、上部及び下部が貫通して各々開口される。基準ブロック6は、開口した上部の周辺である縁端部6b上で、クランプするワークの部位Wを受ける部材である。更に、基準ブロック6は、上部から下部までの長さの異なる数種類が用意されて交換可能である。従って、基準ブロック6は、クランプするワークの部位Wの高さに合わせて交換することで、図2及び図3に表すように、クランプするワークの部位Wを基準ブロック6の縁端部6b上に位置させることが可能である。この実施の形態では、図1及び図2に表すように、クランプアームフォルダー5の開口部5bが3個設けられるので、各々異なる長さの基準ブロック6は3個取り付けられている。
クランプアーム7は、棒状体からなり、先端部7aがL字状に形成される。クランプアーム7は、中間部7b及び基端部7cが基準ブロック6の空間部6a及びクランプアームホルダー5の空間部5aに揺動可能に挿入され、先端部7aが基準ブロック6の開口された上部から突出した状態で設けられる。中間部7bには、軸孔7dが設けられ、基端部7cには、軸孔7eが設けられる。そして、軸孔7eとエアシリンダ4の軸孔4cに揺動軸7fが挿入され、クランプアーム7がエアシリンダ4のシリンダロッド4bと揺動可能に連結される。更に、軸孔7dには、揺動軸7gが挿入され、揺動軸7g両端がクランプアームホルダー5の開口部5bの内側面に設けられた軸孔(図示省略)に挿入されて揺動可能に軸支される。従って、クランプアーム7は、図3の実線で表すように、エアシリンダ4のシリンダロッド4bの伸縮に伴い、揺動軸7gを揺動中心として先端部7aが図中右方向であるエアシリンダ4方向に揺動され、基準ブロック6の縁端部6b上に位置するワークの部位Wを先端部7aと縁端部6bとの間でクランプ可能である。尚、3個のクランプアーム7は、1個のエアシリンダ4のシリンダロッド4bに全て連結されているため、3個同時に揺動される。更に、クランプアーム7は、基準ブロック6の長さに応じて長さの異なる数種類が用意され、クランプするワークの部位Wの形状に応じて交換される。この実施の形態では、図1及び図2に表すように、基準ブロック6が3個設けられるので、各々異なる長さのクランプアーム7は3個取り付けられている。
基準ピン8は、円筒状からなり、図2に表すように、一端にはクランプアーム7が揺動可能な幅の溝8aが形成される。基準ピン8は、図3に表すように、内部にクランプアーム7が挿入され、他端が基準ブロック6の空間部6aに挿入されて固定される。更に、基準ピン8は、一端がクランプするワークの部位Wに予め設けられる位置決め孔9に、図中下方から挿入されることでワークを位置決め可能である。更に、基準ピン8は、クランプアーム7の長さに応じて長さの異なる数種類が用意され、クランプするワークの部位Wの形状に応じて交換される。この実施の形態では、図1及び図2に表すように、クランプアーム7が3個設けられるので、各々異なる長さの一対からなる基準ピン8は、3個取り付けられている。
以上のように構成される多面クランパー1には、それぞれワークの部位Wの形状に対応して基準ブロック6、クランプアーム7及び基準ピン8を固有に組合せた3組が取り付けられている。
以上のように構成されるこの実施例の多面クランパー1の作動を説明する。
クランプするワークの部位Wに対応した基準ブロック6、クランプアーム7及び基準ピン8の組合せが取り付けられた多面クランパー1の回動機構部3のモータが作動し、エアシリンダ4と共にクランプアームホルダー5が回動し、クランプするワークの部位Wに対応した基準ブロック6、クランプアーム7及び基準ピン8の組合せを、図1に表すように、上方に位置させる。
次いで、スライドシステム2が作動され、スライドシステム2上面がクランプするワークの部位Wに向かって移動を始める。すると、スライドシステム2上面に並べて設けられた複数の多面クランパー1もクランプするワークの部位Wに向かって移動を始める。そして、スライドシステム2は、クランプするワークの部位Wに対応した基準ブロック6、クランプアーム7及び基準ピン8の組合せが取り付けられた多面クランパー1の上方向を向く基準ブロック6の縁端部6b上に、クランプするワークの部位Wを位置させて停止する。スライドシステム2が停止すると、ワークの部位Wは、下方に移動し、ワークの部位Wの位置決め孔9に基準ピン7が挿入され位置決めされる。次いで、エアシリンダ4が作動する。すると、エアシリンダ4のシリンダロッド4bは、シリンダ本体4aに対して伸張し始める。シリンダロッド4bの伸張に伴い、クランプアーム7は、揺動軸7gを揺動中心として先端部7aが図中右方向であるエアシリンダ4方向に揺動し、先端部7aが縁端部6bに近接するように引き寄せられる。そして、クランプアーム7の先端部7aがワークの部位Wを縁端部6bに押し付けてクランプする。
ワークの部位Wをクランプした後にスポット溶接が完了すると、再びエアシリンダ4が作動する。すると、エアシリンダ4のシリンダロッド4bは、シリンダ本体4aに対して短縮し始める。シリンダロッド4bの短縮に伴い、クランプアーム7は、揺動軸7gを揺動中心として先端部7aが図中左方向であるエアシリンダ4から離れる方向に揺動し、先端部7aがワークの部位Wから引き離され、アンクランプ状態となる。アンクランプ状態になると、ワークの部位Wは、上方に移動し、基準ピン8が位置決め孔9から抜かれて位置決めを解除される。
続いて、同一の多面クランパー1で形状の異なる次のワークの部位Wをクランプする場合には、回動機構部3のモータが作動し、エアシリンダ4と共にクランプアームホルダー5が回動し、次にクランプするワークの部位Wに対応した基準ブロック6、クランプアーム7及び基準ピン8の組合せを、図1に表すように、上方に位置させる。以降同様に、スライドシステム2が作動され、上方向を向く基準ブロック6の縁端部6b上にクランプするワークの部位Wが位置される。そして、ワークの部位Wは、位置決めされた後、エアシリンダ4が作動され、次いでクランプアーム7が揺動してワークの部位Wをクランプ・アンクランプする。
以上のように、形状の異なる複数のワークの部位Wをクランプする場合には、多面クランパー1の回動機構部3のモータを作動させ、エアシリンダ4と共にクランプアームホルダー5を回動させて、ワークの部位Wの形状に対応した基準ブロック6、クランプアーム7及び基準ピン8の組合せに切り替え、更に、スライドシステム2を作動させることで、クランプするワークの部位Wに組合せを切り替えた多面クランパー1を移動させてクランプ・アンクランプ作業が行われる。
尚、例えばクランプするワークの部位Wが自動車ボディであり、1車種目のクランプ・アンクランプ作業が完了し、続けて2車種目、3車種目と複数種のワークを順次導入してクランプ・アンクランプ作業を行う場合には、予め複数種のワークの部位Wに対応した基準ブロック6、クランプアーム7及び基準ピン8の組合せを、スライドシステム2上面に並べられた複数の多面クランパー1に各々取り付けておくことで対応可能である。
多面クランパーを表す正面図 多面クランパーのクランプアームホルダー部分を表す正面図 多面クランパーを表す側面図 従来技術を表す正面図
符号の説明
1 多面クランパー
2 スライドシステム
3 回動機構部
4 エアシリンダ
4a シリンダ本体
4b シリンダロッド
4c 軸孔
5 クランプアームホルダー
5a 空間部
5b 開口部
6 基準ブロック
6a 空間部
6b 縁端部
7 クランプアーム
7a 先端部
7b 中間部
7c 基端部
7d 軸孔
7e 軸孔
7f 揺動軸
7g 揺動軸
8 基準ピン
8a 溝
9 位置決め孔
W ワークの部位

Claims (1)

  1. シリンダ本体とシリンダロッドとからなり、シリンダロッドはシリンダ本体の先端に伸縮可能に設けられるシリンダと、
    内部には空間部が設けられ、一端には内部の空間部まで貫通された開口部が設けられ、側面には内部の空間部まで貫通された開口部が複数箇所設けられると共に、内部の空間部には一端に設けられた開口部からシリンダのシリンダロッドが挿入され、シリンダと共にシリンダロッドを回動中心として回動可能なクランプアームホルダーと、
    一端から他端まで貫通して内部に空間部が設けられると共に、他端はクランプアームホルダーの側面の開口部に着脱自在に取り付けられ、ワークの部位の形状に対応して数種類設けられる基準ブロックと、
    先端部は基準ブロックの一端から突出して設けられ、先端部以外の他部は基準ブロックの空間部及びクランプアームホルダーの空間部に設けられると共に、他部はシリンダのシリンダロッドに連結され、シリンダロッドの伸縮に伴って揺動することで、先端部と基準ブロックの一端との間でワークの部位をクランプ・アンクランプ可能であり、ワークの部位の形状に対応して数種類設けられ、且つワークの部位の形状に対応して基準ブロックと組み合わせて設けられるクランプアームとからなることを特徴とする多面クランパー。
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