JPH10235081A - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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JPH10235081A
JPH10235081A JP9059987A JP5998797A JPH10235081A JP H10235081 A JPH10235081 A JP H10235081A JP 9059987 A JP9059987 A JP 9059987A JP 5998797 A JP5998797 A JP 5998797A JP H10235081 A JPH10235081 A JP H10235081A
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water
pump
priming
water supply
washing machine
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Suikou Murakami
穂幸 村上
Sukehito Ozeki
祐仁 尾関
Takeshi Murao
剛 村尾
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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  • Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)
  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 風呂水吸水ポンプの運転開始時に必要な呼び
水吸水を極力減らすことにより水道水の使用を抑える。 【解決手段】 ポンプ給水の始めに、電源投入後初めて
の給水であるか否か(S1)、前回の給水から1週間以
上経過しているか否か(S2)、前回の給水以降水抜栓
の開放操作が行なわれたか否か(S3)を判定し、いず
れかがYESであるときにはポンプに呼び水が溜まって
いない可能性があると判断し、水道水による呼び水給水
を行なった後にポンプの運転を開始する。いずれもNO
であるときには、呼び水が溜まっていると判断し呼び水
給水を行なわずにポンプを運転する(S4)。このた
め、無駄に呼び水給水が行なわれることがなくなり節水
が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は洗濯機に関し、更に
詳しくは、風呂の残り湯等を洗濯水として利用するため
のポンプを備えた洗濯機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、水資源の有効利用及び水道料金の
節約を図るために、ポンプを内蔵し、風呂の残り湯等を
洗濯水として再利用することができるようにした洗濯機
が市販されている。この種の洗濯機に内蔵されるポンプ
としては、構造が簡単で安価な、渦巻ポンプ等の自吸ポ
ンプが一般に用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】自吸ポンプでは、運転
開始時にポンプ室内に或る程度の水(呼び水)が入って
いないと水の吸引及び吐出が行なわれない。そこで、従
来のこの種の洗濯機では、水道蛇口からの水道水給水が
行なわれると、その水の一部がポンプに呼び水として導
かれるようにしている。そして、ポンプの運転開始時に
は所定時間だけ必ず水道水給水を行なうことによりポン
プ室内に確実に呼び水を溜め、その後にポンプの運転を
行なうようにしている。しかしながら、ポンプの運転開
始毎に呼び水給水を行なうようにすると、その度に水道
水が使用されるので、水道水の節水効果が低下してしま
うという問題点がある。
【0004】本発明は上記課題を解決するために成され
たものであり、その目的とするところは、水道水の使用
を極力減らすことができる洗濯機を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に成された本発明の第1の洗濯機は、運転開始時に呼び
水を必要とするポンプにより洗濯槽内に給水を行なう洗
濯機において、 a)前記ポンプに水道水を呼び水として供給するための呼
び水供給手段と、 b)ポンプ給水が指示されたとき、電源プラグがコンセン
トに挿入された後の初めての給水であるか否かを判定す
る判定手段と、 c)該判定手段により電源プラグがコンセントに挿入され
た後の初めての給水であると判定されたとき、前記呼び
水供給手段によりポンプに呼び水を供給して該ポンプを
運転する給水制御手段と、 を備えることを特徴としている。
【0006】上記課題を解決するために成された本発明
の第2の洗濯機は、運転開始時に呼び水を必要とするポ
ンプにより洗濯槽内に給水を行なう洗濯機において、 a)前記ポンプに水道水を呼び水として供給するための呼
び水供給手段と、 b)ポンプ給水が指示されたとき、過去の所定期間の間に
給水が行なわれたか否かを判定する判定手段と、 c)該判定手段により過去の所定期間の間に給水が行なわ
れていないと判定されたとき、前記呼び水供給手段によ
りポンプに呼び水を供給して該ポンプを運転する給水制
御手段と、 を備えることを特徴としている。
【0007】上記課題を解決するために成された本発明
の第3の洗濯機は、運転開始時に呼び水を必要とするポ
ンプにより洗濯槽内に給水を行なう洗濯機において、 a)前記ポンプ内の水を強制的に排出する水抜手段と、 b)前記ポンプに水道水を呼び水として供給するための呼
び水供給手段と、 c)ポンプ給水が指示されたとき、前回の給水以降に前記
水抜手段が操作されたか否かを判定する判定手段と、 d)該判定手段により前回の給水以降に水抜手段が操作さ
れたと判定されたとき、前記呼び水供給手段によりポン
プに呼び水を供給して該ポンプを運転する給水制御手段
と、 を備えることを特徴としている。
【0008】上記課題を解決するために成された本発明
の第4の洗濯機は、運転開始時に呼び水を必要とするポ
ンプにより洗濯槽内に給水を行なう洗濯機において、 a)前記ポンプに水道水を呼び水として供給するための呼
び水供給手段と、 b)前記ポンプのポンプ室内の水位を検知する検知手段
と、 c)ポンプ給水が指示されたとき、前記検知手段により検
知された水位が所定水位以上であるか否かを判定する判
定手段と、 d)該判定手段により水位が所定水位に到達していないと
判定されたとき、前記呼び水供給手段によりポンプに呼
び水を供給して該ポンプを運転する給水制御手段と、 を備えることを特徴としている。
【0009】更に、本発明の第5の洗濯機は、上記第1
乃至4のいずれかの洗濯機において、前記給水制御手段
は、ポンプの運転を開始した後に洗濯槽内の水位が所定
時間内に所定水位迄到達しなかったとき、水道水給水に
切り替えることを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】上記第1乃至第4の洗濯機におい
て呼び水供給手段は、例えば、洗濯槽に水道水給水を行
なうとき、その水道水の一部をポンプ室内に導入して呼
び水として溜める構成とすることができる。また、ポン
プに呼び水を供給するための専用の給水弁を設けてもよ
い。
【0011】上記第1の洗濯機では、判定手段は、電源
プラグがコンセントから抜かれて再挿入されることによ
り電源が回復した後の初めての給水動作であるか否かを
判定する。一旦電源プラグが抜かれた場合には、洗濯機
の移動、故障の修理等のために洗濯機を横倒し又は上下
反転し、ポンプのポンプ室内の呼び水が失われた可能性
がある。そこで、給水制御手段は、判定手段により電源
プラグ挿入後の初めての給水の指示であることを認識す
ると、ポンプを運転する前に(又はポンプを運転すると
同時に)、例えば水道給水栓に連結された給水バルブを
開放して水道水給水を行なうことにより呼び水給水を行
ない、所定時間の水道水給水の後に給水バルブを閉じ
る。これにより、ポンプ室の中には呼び水が充満するの
で、それ以降のポンプの吸引・吐出動作が順調に行なわ
れる。なお、給水制御手段は、電源プラグ挿入後の初め
てのポンプ給水ではないと判定されたときには、呼び水
給水を行なうことなくポンプを運転する。
【0012】また、上記第2の洗濯機では、判定手段
は、給水(水道給水又はポンプ給水)が終了した後にタ
イマによる計時を開始し、次にポンプ給水が指示された
とき、該タイマの計時により前回の給水からの経過時間
を検知し、該経過時間が所定時間以上であるか否かを判
定する。所定時間以上の時間が経過している場合、前回
の給水時にポンプ室内に残った呼び水は蒸発して失われ
ている可能性が高い。そこで、給水制御手段は、上記第
1の発明に係る洗濯機と同様に、呼び水給水を行なった
後にポンプを運転する。
【0013】上記第3の洗濯機では、判定手段は、前回
の給水(水道給水又はポンプ給水)以降にポンプの水抜
手段の開放動作が行なわれたか否かを判定する。水抜手
段は手動操作によって開閉するのものでも電磁弁等の電
気的な制御により開閉するものであってもよい。水抜手
段が操作された場合、前回の給水時にポンプ室内に残っ
た呼び水は排出されている可能性が極めて高い。そこ
で、給水制御手段は、上記第1の発明に係る洗濯機と同
様に、呼び水給水を行なった後にポンプを運転する。
【0014】更に、上記第4の洗濯機では、上記第1乃
至第3の洗濯機のように、電源の遮断・投入、前回給水
からの時間経過、又は水抜手段の動作の有無を判断する
代わりに、ポンプ室内の水位を検知する検知手段を設
け、判定手段は該検知手段の検知信号によりポンプの自
吸運転に必要な呼び水が残っているか否かを判定する。
従って、呼び水給水が必要か否かがより確実に判断でき
る。
【0015】ところで、上記1乃至第4の洗濯機では、
吸水すべき水(例えば風呂の残り湯)の量が不足してい
る等の場合には、ポンプ給水を行なっても洗濯槽内に所
望の洗濯水を溜めることができない。そこで上記第5の
洗濯機では、給水制御手段は、ポンプ運転を開始した
後、洗濯槽内に注水された水の水位が所定時間内に所定
水位に迄到達するか否かを判定し、到達していないとき
にはポンプ給水が不具合であると判断する。該所定時間
及び所定水位は、ポンプの給水能力に応じて予め設定さ
れる。そして、ポンプ給水が不具合であると判断したと
きには、水道給水栓に連結された給水バルブを開放して
水道水を洗濯槽内に給水する。
【0016】
【発明の効果】本発明に係る第1の洗濯機によれば、購
入後に初めて洗濯機を使用するとき或いは引っ越し等洗
濯機を移動する際に洗濯機を横倒し又は上下反転してポ
ンプ室内の呼び水がなくなっているとき、ポンプ給水の
始めに自動的に呼び水給水が行なわれ、必要な呼び水が
溜まるとポンプ給水により風呂水等が洗濯槽に供給され
る。また、第2の洗濯機によれば、前回の洗濯から時間
が経過してポンプ室内の呼び水が蒸発して失われている
とき、ポンプ給水の始めに自動的に呼び水給水が行なわ
れ、必要な呼び水が溜まるとポンプ給水により風呂水等
が洗濯槽に供給される。更に、第3の洗濯機によれば、
前回の洗濯後に凍結防止等の目的で水抜操作を行ないポ
ンプ室内の呼び水を排出したとき、次のポンプ給水の始
めに自動的に呼び水給水が行なわれ、必要な呼び水が溜
まるとポンプ給水により風呂水等が洗濯槽に供給され
る。
【0017】従って、上記第1乃至第3の洗濯機では、
いずれも呼び水給水が必要と判断されたときにのみ水道
水による呼び水給水が行なわれ、呼び水がポンプ室内に
溜まっていると判断されたときにはポンプ給水のみが行
なわれる。このため、水道水の使用が最小限に限定され
るので、水道水を大幅に節約することができる。
【0018】また、本発明に係る上記第4の洗濯機によ
れば、呼び水がポンプ室内に残っていないときにのみ水
道水による呼び水給水が行なわれるので、より一層水道
水を節約することができる。
【0019】更に、上記第5の洗濯機によれば、ポンプ
給水によって充分な洗濯水を供給することができない場
合には自動的に水道水給水に切り替わるので、例えば風
呂水が無い状態でポンプ給水が指示されても、水道水給
水を行なって支障なく洗濯を実行することができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の洗濯機の第1の実施例(以下
「実施例1」という)を図1〜図6を参照して説明す
る。まず、実施例1の洗濯機の全体構成を図1の側面断
面図により説明する。洗濯機の外箱1の内部には外槽2
が4本の吊り棒(図示しない)により釣支されており、
外槽2の内部には周壁に多数の脱水孔を有する洗濯槽
(厳密には洗濯兼脱水槽)3がその底壁に設けられた回
転軸4を中心に回転自在に軸支されている。洗濯槽3の
底部には洗濯物を攪拌するための回転翼5が配置されて
おり、外槽2の下面に取り付けられたモータ6の回転動
力がモータプーリ7、ベルト8、主プーリ9及び動力切
換機構10を介して洗濯槽3及び回転翼5へ伝達され
る。動力切換機構10は、洗い及びすすぎ時には回転翼
5のみを回転させ、脱水時には洗濯槽3と回転翼5とを
一体として回転させるべく機械的な切換えを行なう。外
槽2の底部後方にはエアートラップ11が形成され、エ
アートラップ11に接続された圧力ホース12の先端
に、圧力により外槽2(つまり洗濯槽3)内の水位を検
知する水位センサ13が設けられている。また、外槽2
の底部には排水口20が設けられ、排水バルブ21によ
って開閉される排水ホース22を通して外部へ排水がな
される。
【0021】一方、外箱1の上部後方には、給水機構と
して、その途中に給水バルブ14が設けられた給水管1
5が配設され、給水管15を通して外部から供給された
水道水は洗剤容器及び柔軟仕上剤容器を備える注水口1
6から洗濯槽3内へ注水される。給水管15は図示しな
い外部の水道蛇口等の水道栓に連結されている。また、
風呂水を満たした図示しない外部の浴槽等に連なるポン
プ用吸水管17はポンプ18の吸引側に連結されてお
り、その吐出側は注水口16に接続されている。更に、
給水バルブ14の出口側からポンプ18には、呼び水供
給水路19が配設されている。
【0022】図2はポンプ18の構成を示す断面図であ
る。ポンプ18には、吸込口30、吐出口31及び呼び
水口32(吐出口31及び呼び水口32は図2では示さ
れていない)が形成され、内部に水路となる各室を区画
するケーシング33と、ケーシング33内にあって水を
押し動かす回転体であるインペラ34とを備えている。
インペラ34はシール部材35により水密された軸36
を介して、モータ37により回転される。ケーシング3
3内部には吸込口30に接続された吸込室38と、吸込
室38と中央開口39を通して連通してインペラ34を
回転可能に収容する回転室40と、回転室40に上部開
口41及び戻り水口42で連通して回転室40の周囲に
設けられた排出室43とが区画されている。排出室43
には、吐出口31と呼び水口32とが形成されている。
また、吸込口30には、吸込室38内からポンプ用吸水
管46への洗浄水の流入を防止するための逆止弁45が
設けられている。また、ケーシング33の底部には水抜
栓47が設けられている。
【0023】ポンプ18は、内部に呼び水が溜められて
いる状態で運転が開始されると、空のポンプ用吸水管4
6内に水を吸い込む(この運転を自吸運転という)こと
ができる。そして、一旦自吸運転を行なった後には、継
続して水を吸い込み吐出することができる。
【0024】図3は、ポンプ18内の水路の模式図であ
る。図3により、ポンプ18の運転を説明する。図3
(a)に示すように、呼び水を呼び水供給水路19から
排出室43内に所定量、例えば、供給された水道水が戻
り水口42を塞ぐ程度に供給すると、水道水は回転室4
0内にも流入する。図3(b)に示すように、インペラ
34が回転すると、回転室40内の空気と水とが上部開
口41を通して排出室43に排出される(図中、水は実
線の矢印、空気は破線の矢印で示す)。この排出された
水は排出室43を通り、戻り水口42から回転室40内
へ戻り、排出室43内の空気は吐出口31から排出され
る。それに伴い、吸込室38内が負圧になり、逆止弁4
5が開いてポンプ用吸水管46内の空気が吸い込まれて
風呂水が吸引される。引き続き風呂水が吸引されると、
図3(c)に示すように、風呂水はケーシング33内に
充満し、吐出口31から管へ継続的に吐出される。イン
ペラ34の回転が停止すると、吸込室38内の水は逆止
弁45によってポンプ用吸水管46へ流出せず、ケーシ
ング33内底部に溜められる。この溜まった水は、次回
のポンプ運転時の呼び水として利用される。従って、図
2、図3に示した構成のポンプ18では、ポンプ運転時
に、少なくともケーシング33内に戻り水口42を塞ぐ
程度に水が溜まっていると自吸運転が行なわれる。
【0025】なお、水抜栓47を開放すると、ケーシン
グ33内底部に溜まった水を強制的に排出することがで
きる。例えば、寒冷地等で冬季の夜間に凍結の恐れがあ
る場合には、使用者は、水抜栓47を開けてケーシング
33内の水を抜き、凍結による破裂を防止する。この水
抜栓47は、電磁弁等を用いて電気的に開閉を行なうよ
うにしてもよいし、また、例えばバネの付勢力等により
手動で開閉させるような構成としてもよい。
【0026】次に、この洗濯機の電気系構成を図4によ
り説明する。主としてマイクロコンピュータから構成さ
れる制御部50は運転プログラムを格納したメモリを備
えており、この運転プログラムを実行することにより洗
い、すすぎ及び脱水に関する各行程の動作処理を進め
る。また、制御部50はタイマを内蔵しており、タイマ
を利用して後述のような経過時間等に関する処理を行な
う。
【0027】操作部51は各種のキー入力スイッチ及び
LED素子等の表示器を備えており、制御部50にキー
入力信号を与えると共に制御部50より表示制御信号を
受け取る。また、制御部50には上記水位センサ13よ
り洗濯槽3内の水位の検知信号が与えられる。更に、制
御部50は駆動部52を介してモータ6、給水バルブ1
4、排水バルブ21、ポンプ18に接続されており、駆
動部52に適当な駆動制御信号を与えることにより各部
の運転及び動作を制御する。また、図示していないが、
ポンプ18に付随して設けた水抜栓47の開閉動作が行
なわれたことを検知するために、手動で水抜栓47が開
閉される構造では、水抜栓47又は開閉動作を行なうた
めのボタン等に連動して設けた検知スイッチからの信号
が制御部50に送られる。水抜栓47が電磁弁等である
場合には制御部50がその開閉動作の有無を記憶してお
くことができる。
【0028】以下、図5及び図6のフローチャートに沿
って、実施例1の洗濯機の特徴である給水時の処理動作
を説明する。使用者は、操作部51にて洗い及びすすぎ
行程時にポンプを利用した風呂水給水を行なうか否かを
設定する。洗い又はすすぎ時の風呂水給水が指定される
と、制御部50はその洗い行程又はすすぎ行程の給水動
作に際し、図5及び図6に示すような給水制御処理を実
行する。
【0029】給水制御処理が開始されると、まず、電源
プラグが挿入された後の最初の給水であるか否かを判定
する(ステップS1)。例えば、制御部50は電源プラ
グがコンセントから抜かれ電源が遮断され、次に電源が
回復したときに電源投入判定フラグをリセットするよう
にしておく。そして、上記ステップS1にて電源投入判
定フラグがリセットされているか否かをチェックした後
にそのフラグをセットする。このようにすれば上記判定
が行なえる。
【0030】上記ステップS1にて電源プラグ挿入後の
最初の給水ではないと判定されると、次に、前回の給水
から1週間(168時間)以上経過しているか否かを判
定する(ステップS2)。すなわち、風呂水給水又は水
道水給水を終了した後にタイマをリセットして新たに計
時を開始し、このタイマの計時を用いて前回給水からの
経過時間を判定する。
【0031】上記ステップS2にて前回の給水から1週
間以上経過していないと判定されると、前回の給水以降
にポンプ18の水抜栓47の開放動作が行なわれたか否
かを判定する(ステップS3)。
【0032】上記ステップS3にて前回の給水以降にポ
ンプ18の水抜栓47の開放動作が行なわれていないと
判定されると、ポンプ18の運転を開始する(ステップ
S4)。これにより、ポンプ18のケーシング33内に
溜まっている呼び水によって自吸運転が始まり、やがて
ポンプ用吸水管17を通して風呂水が洗濯槽3内へ注水
される。ポンプ18の運転開始後にタイマによる計時を
開始し、所定時間、例えば2分が経過したならば(ステ
ップS5)、水位センサ13の検出信号により洗濯槽3
内の水位がリセット水位に到達しているか否かを判定す
る(ステップS6)。リセット水位は、注水が正常に行
なわれているか否かを判定するために設定される水位で
あって、ポンプ18の給水能力に応じて適当に決められ
るが、通常、洗濯のための最低水位よりも低い位置に設
定される。
【0033】上記ステップS1にて電源投入後の最初の
給水である、上記ステップS2にて前回の給水から1週
間以上経過している、上記ステップS3にて前回の給水
以降にポンプ18の水抜栓47の開放動作が行なわれて
いる、或いは、上記ステップS4にてポンプ18の運転
開始から2分後に洗濯槽3内の水位がリセット水位に到
達していない、のいずれかであると判定されると、ポン
プ18のケーシング33内に呼び水が充満していない可
能性が高いと判断できる。
【0034】すなわち、一般に洗濯機の電源プラグは挿
入された状態のままで設置されていることが多く、電源
プラグが抜かれるのは、引っ越し等による洗濯機の位置
の移動或いは故障の修理等を行なうときであることが多
い。このような場合には、例えば洗濯機が横倒し又は上
下反転された可能性があり、ポンプ18のケーシング3
3から水が流出している可能性がある。また、ポンプ1
8のケーシング33内に溜まった水は蒸発して徐々にそ
の量が減少するため、例えば1週間程度以上の間一度も
給水が行なわれないと、ケーシング33内に溜まった水
は呼び水として利用できない程度に迄減少している可能
性が高い。更に、水抜栓47の開放動作が為されたとき
には、ケーシング33内の水は排出されている可能性が
極めて高い。
【0035】上記のように判断すると給水バルブ14を
開放する(ステップS13)。これにより、水道水が洗
濯槽3に注水されると共に、呼び水供給水路19を通し
てポンプ18へ水道水が送られ呼び水口32からケーシ
ング33内へと流入する。
【0036】給水バルブ14を開放した後にタイマによ
る計時を開始し、所定時間、例えば15秒が経過したな
らば(ステップS14)給水バルブ14を閉鎖する(ス
テップS15)と共にポンプ18の運転を開始する(ス
テップS16)。このときの所定時間は、ポンプ18に
所定量の呼び水を供給できる時間が設定される。ケーシ
ング33内には水道水の呼び水が充満するため、ポンプ
18の運転後にはポンプ用吸水管17を通して風呂水が
吸い上げられ洗濯槽3内に注水される。ポンプ18の運
転を開始した後、例えば2分が経過したならば(ステッ
プS17)、水位センサ13の検出信号により洗濯槽3
内の水位が上記リセット水位に到達しているか否かを判
定する(ステップS18)。
【0037】上記ステップS18にて洗濯槽3内の水位
がリセット水位に到達していないと判定されたときに
は、例えば、吸水すべき風呂水が残っていない、或い
は、ポンプ用吸水管17の引き回しが適当でない(例え
ば管が長過ぎる、管の途中が異常に高い位置に持ち上げ
られている)等の原因により風呂水吸水が不具合である
と判断する。この場合には、給水バルブ14を再び開放
し水道水を洗濯槽3に注水する(ステップS19)。そ
して、水位センサ13の検出信号により洗濯槽3内の水
位が設定された洗濯水位に到達したか否かを判定し(ス
テップS20)、給水バルブ14を開放してから30分
が経過する迄に洗濯水位に到達したときには、給水バル
ブ14を閉鎖する(ステップS23)と共にポンプ18
の運転を停止して(ステップS8)給水を終了する。こ
こで、洗濯水位は洗濯物の量(負荷量)に応じて自動的
的に選択された水位であるか、又は使用者自らの選択に
より設定された水位である。またステップS21の判定
の基準時間は、想定される最低の水道水の給水能力をも
って最高の洗濯水位に到達するのに要する時間以上で、
適当なマージンを考慮して設定される。
【0038】ステップS21にて給水バルブ14を開放
してから30分が経過したと判定されると、水道給水が
異常である(例えば、水道蛇口からホースが外れてい
る、断水している等)と判断し、操作部51に給水異常
の警報表示を行なう。(ステップS22)また、異常を
報知する警告音を発するようにしてもよい。
【0039】上記ステップS18にて洗濯槽3内の水位
がリセット水位に到達していると判定されると、引き続
き風呂水給水を行ない、洗濯槽3内の水位が設定された
洗濯水位に到達したか否かを判定する(ステップS
7)。洗濯水位に到達していないときには、次に所定の
水位上昇が有るか否かを判定する(ステップS10)。
このときには、例えば、10秒間待機してその10秒の
間の水位上昇を検知し、その水位上昇が所定値以上ある
ときには水位上昇があるものと判定する。水位上昇があ
ると判定されると、再びステップS7へと戻り、洗濯水
位に到達したか否かを判定する。
【0040】上記ステップS10にて水位上昇がないと
判定されると、風呂水が途中でなくなった又はポンプ用
吸水管17の先端の吸込口が目詰まりした等の理由によ
り風呂水吸水が行なえなくなったと判断する。このとき
には、ポンプ18の運転を停止する(ステップS11)
と共に給水バルブ14を開放して水道水を洗濯槽3に注
水する(ステップS12)。その後ステップS20へと
進み、洗濯槽3内の水位が洗濯水位に到達したか否かを
判定し、30分が経過する迄に洗濯水位に到達したなら
ば給水を終了する。上記ステップS7にて洗濯水位に到
達したときには、ポンプ18の運転を停止し(ステップ
S8)給水を終了する。
【0041】以上説明したように、上記実施例1の洗濯
機では、風呂水給水の始めにポンプ18に呼び水が在る
か否かが推定され、呼び水の残っていない可能性がある
ときにのみ水道水給水により呼び水給水が実行される。
従って、ポンプ18に呼び水が残っているときに呼び水
給水が行なわれることは殆どなくなり、水道水の使用量
を抑えることができる。
【0042】次に、本発明に係る洗濯機の第2の実施例
(以下「実施例2」という)を説明する。実施例2の洗
濯機では、ポンプ18自体に呼び水の残量を検知するた
めの水位センサが設けられている。図7は、このような
水位センサを設けたポンプの構成の一例を示す模式図で
ある。排出室43に連通する水位検知室60内には水位
に応じて上下移動するフロート61が設けられており、
フロート61が所定位置(例えば図中の水位線F1)以
上に上昇すると図示しない水位検知用のスイッチが導通
する構成となっている。制御部50は、この水位検知用
のスイッチの検知信号により自吸運転に必要な呼び水が
溜まっているか否かを判断する。
【0043】図8は、実施例2による洗濯機の風呂水給
水指定時の制御フローチャートの一部であって、実施例
1の図5に対応するものである。実施例2では、上記ポ
ンプ18に設けた水位センサの検知信号により呼び水の
有無を直接知ることができるので、実施例1のステップ
S1〜S3に示す判定に代わって、該水位センサにより
呼び水が在るか否かを判定し(ステップS31)、呼び
水が在ると判定されるとステップS4へ進みポンプ18
の運転を開始する。一方、呼び水がないと判定されると
ステップS13へと進み(図6参照)、給水バルブ14
を開放して呼び水給水を行なう。
【0044】上記実施例2の洗濯機によれば、水位セン
サを設けるためにポンプ18の構造は若干複雑になるも
のの、無駄な呼び水給水は全く不要になるので、水道水
の使用量を一層減らすことができる。
【0045】なお、上記実施例はいずれも一例であっ
て、本発明の趣旨の範囲で適宜変更や修正を行なえるこ
とは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る洗濯機の実施例1の構成を示す
側面断面図。
【図2】 実施例1のポンプの構成を示す断面図。
【図3】 実施例1のポンプ内の水路を示す模式図。
【図4】 実施例1の洗濯機の電気系構成図。
【図5】 実施例1の洗濯機における給水制御フローチ
ャート。
【図6】 実施例1の洗濯機における給水制御フローチ
ャート。
【図7】 本発明に係る洗濯機の実施例2のポンプの構
成を示す模式図。
【図8】 実施例2の洗濯機における給水制御フローチ
ャート。
【符号の説明】
3…洗濯槽13…水位センサ 14…給
水バルブ 15…給水管 17、46…ポンプ
用吸水管 18…ポンプ 19…呼び水供給水
路 47…水抜栓 50…制御部 60…水位検知室 61…フロート

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転開始時に呼び水を必要とするポンプ
    により洗濯槽内に給水を行なう洗濯機において、 a)前記ポンプに水道水を呼び水として供給するための呼
    び水供給手段と、 b)ポンプ給水が指示されたとき、電源プラグがコンセン
    トに挿入された後の初めての給水であるか否かを判定す
    る判定手段と、 c)該判定手段により電源プラグがコンセントに挿入され
    た後の初めての給水であると判定されたとき、前記呼び
    水供給手段によりポンプに呼び水を供給して該ポンプを
    運転する給水制御手段と、 を備えることを特徴とする洗濯機。
  2. 【請求項2】 運転開始時に呼び水を必要とするポンプ
    により洗濯槽内に給水を行なう洗濯機において、 a)前記ポンプに水道水を呼び水として供給するための呼
    び水供給手段と、 b)ポンプ給水が指示されたとき、過去の所定期間の間に
    給水が行なわれたか否かを判定する判定手段と、 c)該判定手段により過去の所定期間の間に給水が行なわ
    れていないと判定されたとき、前記呼び水供給手段によ
    りポンプに呼び水を供給して該ポンプを運転する給水制
    御手段と、 を備えることを特徴とする洗濯機。
  3. 【請求項3】 運転開始時に呼び水を必要とするポンプ
    により洗濯槽内に給水を行なう洗濯機において、 a)前記ポンプ内の水を強制的に排出する水抜手段と、 b)前記ポンプに水道水を呼び水として供給するための呼
    び水供給手段と、 c)ポンプ給水が指示されたとき、前回の給水以降に前記
    水抜手段が操作されたか否かを判定する判定手段と、 d)該判定手段により前回の給水以降に水抜手段が操作さ
    れたと判定されたとき、前記呼び水供給手段によりポン
    プに呼び水を供給して該ポンプを運転する給水制御手段
    と、 を備えることを特徴とする洗濯機。
  4. 【請求項4】 運転開始時に呼び水を必要とするポンプ
    により洗濯槽内に給水を行なう洗濯機において、 a)前記ポンプに水道水を呼び水として供給するための呼
    び水供給手段と、 b)前記ポンプのポンプ室内の水位を検知する検知手段
    と、 c)ポンプ給水が指示されたとき、前記検知手段により検
    知された水位が所定水位以上であるか否かを判定する判
    定手段と、 d)該判定手段により水位が所定水位に到達していないと
    判定されたとき、前記呼び水供給手段によりポンプに呼
    び水を供給して該ポンプを運転する給水制御手段と、 を備えることを特徴とする洗濯機。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載の洗濯
    機において、前記給水制御手段は、ポンプの運転を開始
    した後に洗濯槽内の水位が所定時間内に所定水位迄到達
    しなかったとき、水道水給水に切り替えることを特徴と
    する洗濯機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015083066A (ja) * 2013-10-25 2015-04-30 ハイアールアジア株式会社 洗濯機

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