JPH10234749A - 歯の矯正具 - Google Patents

歯の矯正具

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JPH10234749A
JPH10234749A JP4781197A JP4781197A JPH10234749A JP H10234749 A JPH10234749 A JP H10234749A JP 4781197 A JP4781197 A JP 4781197A JP 4781197 A JP4781197 A JP 4781197A JP H10234749 A JPH10234749 A JP H10234749A
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JP
Japan
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main body
orthodontic appliance
suction
orthodontic
teeth
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JP4781197A
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Inventor
Takemasa Murakami
武政 村上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸引部を吸引して歯の矯正を行う場合、下の
歯に内側へ向かって強い押し付け力を加えることができ
て、反対咬合を有効に矯正することができる歯の矯正具
を提供する。 【解決手段】 板状の矯正具本体11の内面に吸引部1
7が突設されている。吸引部17の基端下方に近接位置
するように、矯正具本体11の内面には下の歯21を押
し付けるための突起部20が形成されている。吸引部1
7の先端下面には凹面部19が設けられている。矯正具
本体11の両側の切欠部15による幅は狭く形成されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、特に乳幼児の反
対咬合を矯正するために使用される歯の矯正具に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の歯の矯正具としては、例
えば図4〜図6に示すような構成のものが知られてい
る。この従来構成においては、矯正具本体31が合成樹
脂により板状に形成され、その内面中央には合成ゴムよ
りなる乳首状の吸引部32が突設されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
歯の矯正具においては、図6に示すように、矯正具本体
31が合成樹脂により形成され、その内面が平坦状にな
っている。このため、同図に鎖線で示すように、乳幼児
が吸引部32を吸引して歯の矯正を行う場合、下の歯3
3に内側へ向かって強い押し付け力が加わらず、反対咬
合を有効に矯正することができないという問題があっ
た。
【0004】また、この従来の歯の矯正具においては、
図5及び図6に示すように、吸引部32の先端下面が、
平面状に形成されている。このため、乳幼児が舌34の
先を吸引部32の先端下面にあてがって、その吸引部3
2を吸引するた場合、舌34に滑りを生じて吸引部32
を強力に吸引することができず、歯の矯正効果が低下す
るという問題もあった。
【0005】さらに、この従来の歯の矯正具において
は、図4及び図5に示すように、矯正具本体31の上端
両側間の幅W1が大きくとられている。このため、乳幼
児が吸引部32を吸引して歯の矯正を行う場合、図5に
鎖線で示すように、矯正具本体31の両側部分が頬骨3
5に当接して、矯正具本体31の内面が唇に正しくフィ
ットせず、歯の矯正効果が低下するという問題もあっ
た。
【0006】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、吸引部を吸引して歯の矯正を行う場合、
下の歯に内側へ向かって強い押し付け力を加えることが
できて、反対咬合を有効に矯正することができる歯の矯
正具を提供することにある。
【0007】この発明のその他の目的は、舌の先を吸引
部の先端下面に滑りを生じることなくフィットさせて、
その吸引部を強力に吸引することができ、歯の矯正効果
を向上させることができる歯の矯正具を提供することに
ある。
【0008】この発明のさらにその他の目的は、矯正具
本体の両側部分が頬骨に当接するおそれがなく、矯正具
本体の内面を唇に正しくフィットさせることができて、
歯の矯正効果を向上させることができる歯の矯正具を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の歯の矯正具の発明においては、
板状の矯正具本体の内面に吸引部を突設し、その吸引部
の基端下方に近接位置するように、矯正具本体の内面に
は下の歯を押し付けるための突起部を設けたものであ
る。
【0010】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の歯の矯正具において、前記吸引部の先端下面を、舌
にフィットするように凹面状に形成したものである。請
求項3に記載の発明では、請求項1または請求項2に記
載の歯の矯正具において、前記矯正具本体の上端両側間
の幅を、頬骨より内側に位置するように狭く形成したも
のである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の一実施形態
を、図面に基づいて詳細に説明する。図1〜図3に示す
ように、矯正具本体11はシリコーンゴムなどの合成ゴ
ム又は合成樹脂により平板状に形成され、その内面中央
には硬質部12が設けられている。凹所13は矯正具本
体11の上端中央に形成され、使用時に乳幼児の鼻14
との干渉を避けるようになっている。斜状の切欠部15
は矯正具本体11の両側に形成され、これらの切欠部1
5により矯正具本体11の上端両側間の幅W1が狭めら
れて、使用時に矯正具本体11が乳幼児の頬骨16より
内側に位置するようになっている。
【0012】乳首状の吸引部17は前記矯正具本体11
の硬質部12の内面中央に突設され、所定の硬さを有し
ている。凹面部19は、吸引部17の先端下面に、乳幼
児の舌18にフィットするように形成されている。球面
状の突起部20は吸引部17の基端下方に近接位置する
ように、矯正具本体11の硬質部12の内面に形成さ
れ、下の歯21を内側に向かって押し付けるようになっ
ている。
【0013】取付凸部22は前記矯正具本体11の外面
中央に突設され、その中央には横方向に延びる取付孔2
3が形成されている。硬質合成樹脂よりなる把持用リン
グ24は取付凸部22の取付孔23に回動可能に取り付
けられ、この把持用リング24により矯正具全体を把持
するようになっている。
【0014】次に、前記のように構成された歯の矯正具
の作用を説明する。さて、この矯正具を使用して歯の矯
正を行う場合には、図3に示すように、矯正具本体11
の凹所13が上方に位置した状態で、吸引部17を唇2
6にくわえて、その吸引部17を吸引する。すると、矯
正具本体11の硬質部12の内面に形成された球面状の
突起部20により、唇26を介して下の歯21が内側へ
押し付けられる。このため、下の歯21が上の歯25よ
りも前方に突出している反対咬合が効果的に矯正され
る。
【0015】また、この歯の矯正時には、吸引部17の
先端下面に凹面部19が形成されているため、図3に鎖
線で示すように、この凹面部19に舌18の先をフィッ
トさせることができる。従って、舌18の先が吸引部1
7の先端下面で滑りを生じるおそれはない。
【0016】さらに、この歯の矯正時には、矯正具本体
11の上端中央に凹所13が形成されるとともに、上端
両側に切欠部15が形成されている。このため、矯正具
本体11の上端中央に鼻14が干渉するおそれはないと
ともに、矯正具本体11の上端両側部に頬骨16が当接
するおそれもない。従って、矯正具本体11の内面は上
下の唇26に正しくフィットする。
【0017】加えて、突起部20の先端上面が上の歯2
5の内側に当接して、上の歯25を外へ押すことから、
上の歯25の移動によっても反対咬合がより効果的に矯
正される。
【0018】前記の実施形態によって期待できる効果に
ついて、以下に記載する。 ・ この実施形態の歯の矯正具においては、板状の矯正
具本体11の内面に吸引部17が突設され、その吸引部
17の基端下方に近接位置するように、矯正具本体11
の内面には下の歯21を押し付けるための突起部20が
設けられている。
【0019】このため、吸引部17を吸引して歯の矯正
を行う場合、突起部20により下の歯21に内側へ向か
って強い押し付け力を加えることができて、反対咬合を
有効に矯正することができる。 ・ この実施形態の歯の矯正具では、吸引部17の先端
下面に、舌18の先とフィットするように凹面部19が
形成されている。このため、舌18の先を吸引部17の
先端下面の凹面部19に対し、滑りを生じることなくフ
ィットさせることができて、その吸引部17を強力に吸
引することができ、歯の矯正効果を向上させることがで
きる。 ・ この実施形態の歯の矯正具においては、矯正具本体
11の上端両側間の幅W1が、頬骨16より内側に位置
するように狭く形成されている。このため、矯正具本体
11の両側部分が頬骨に当接するおそれがなく、矯正具
本体11の内面を上下の唇26に正しくフィットさせる
ことができて、歯の矯正効果を向上させることができ
る。 ・ この実施形態の歯の矯正具では、突起部20の先端
上面が上の歯25の内側に当接し、この突起部20の先
端上面が上の歯25を外方へ押す。従って、上の歯25
が外方へ移動し、反対咬合をより効果的に矯正すること
ができる。 ・ この実施形態の歯の矯正具を用いることにより、一
般の矯正装置を着用できない乳幼児に対して、容易に着
用できて反対咬合を効果的に矯正することができる。 ・ この実施形態の歯の矯正具によれば、歯の矯正だけ
ではなく、下顎の変形をも適正な形状に矯正することが
できる。
【0020】なお、前記実施形態を次のように変更して
具体化することも可能である。 ・ 矯正具本体11の材質を変え、その厚みを調整した
り、下部の形状を水平にしたり、周囲を軟らかく形成し
たりするなど、構成を変更すること。 ・ 吸引部17の先端をほぼ半球状や、ほぼ円錐状など
の形状に変更すること。 ・ 矯正具本体11、吸引部17及び突起部20の材質
として、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリウレタ
ン、ポリアミドなどの合成ゴム、合成樹脂又は熱可塑性
エラストマーを使用すること。 ・ 突起部20の形状を、半円筒状などに変更するこ
と。
【0021】さらに、前記実施形態より把握される技術
的思想について以下に記載する。 ・ 矯正具本体の内面中央部に硬質部を設け、その硬質
部に吸引部を突設した請求項1〜3のいずれかに記載の
歯の矯正具。
【0022】このように構成した場合、矯正具本体に対
する吸引部の取付箇所の強度を向上させることができ、
吸引部の耐久性を高めることができる。 ・ 前記吸引部を硬質材料により所定の硬さを有するよ
うに形成した請求項1〜3のいずれかに記載の歯の矯正
具。
【0023】このように構成した場合、乳幼児による吸
引部先端の吸引力を高めることができる。 ・ 前記矯正具本体、吸引部及び突起部を合成ゴム又は
合成樹脂により一体形成した請求項1〜3のいずれかに
記載の歯の矯正具。
【0024】このように構成した場合、歯の矯正具を1
工程で、容易かつ効率的に製造することができる。 ・ 前記突起部の先端上面を上の歯の内側に当接するよ
うに構成した請求項1〜3のいずれかに記載の歯の矯正
具。
【0025】このように構成した場合、上の歯を外方へ
移動させることにより、反対咬合をより効果的に矯正す
ることができる。
【0026】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るため、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発
明の歯の矯正具によれば、吸引部を吸引して歯の矯正を
行う場合、下の歯に内側へ向かって強い押し付け力を加
えることができて、反対咬合を有効に矯正することがで
きる。
【0027】請求項2に記載の発明の歯の矯正具によれ
ば、舌の先を吸引部の先端下面に滑りを生じることなく
フィットさせて、その吸引部を強力に吸引することがで
き、歯の矯正効果を向上させることができる。
【0028】請求項3に記載の発明の歯の矯正具によれ
ば、矯正具本体の両側部分が頬骨に当接するおそれがな
く、矯正具本体の内面を唇に正しくフィットさせること
ができて、歯の矯正効果を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の歯の矯正具の一実施形態を示す斜
視図。
【図2】 その矯正具の背面図。
【図3】 同じく矯正具の使用状態を示す断面図。
【図4】 従来の歯の矯正具を示す斜視図。
【図5】 その矯正具の背面図。
【図6】 同じく矯正具の使用状態を示す断面図。
【符号の説明】
11…矯正具本体、12…硬質部、15…切欠部、16
…頬骨、17…吸引部、18…舌、19…凹面部、20
…突起部、21…下の歯、W1…幅。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状の矯正具本体の内面に吸引部を突設
    し、その吸引部の基端下方に近接位置するように、矯正
    具本体の内面には下の歯を押し付けるための突起部を設
    けた歯の矯正具。
  2. 【請求項2】 前記吸引部の先端下面を、舌にフィット
    するように凹面状に形成した請求項1に記載の歯の矯正
    具。
  3. 【請求項3】 前記矯正具本体の上端両側間の幅を、頬
    骨より内側に位置するように狭く形成した請求項1また
    は請求項2に記載の歯の矯正具。
JP4781197A 1997-03-03 1997-03-03 歯の矯正具 Pending JPH10234749A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008110024A (ja) * 2006-10-30 2008-05-15 Jms Co Ltd リハビリ用具
JP2011172996A (ja) * 2011-05-31 2011-09-08 Jms Co Ltd リハビリ用具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008110024A (ja) * 2006-10-30 2008-05-15 Jms Co Ltd リハビリ用具
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