JP5313329B2 - 歯がため稜部を有する赤ちゃん用の歯がため装置 - Google Patents

歯がため稜部を有する赤ちゃん用の歯がため装置 Download PDF

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Description

発明の背景
1.発明の分野
本明細は、赤ちゃん用の歯がため装置に関する。特に、本明細は、1つ或いはそれ以上の予め決められた歯茎の縁の位置の圧力を最大化するために設けられた複数の歯がため稜部を有する赤ちゃん用の歯がため装置に関する。
2.従来技術の説明
赤ちゃん用の歯がため装置は、一般に、歯が生えることの不快さを軽減するとともに歯茎および組織の薄い層を通って歯が生えることを補助するため、赤ちゃんや子供が噛むことができる1つ或いはそれ以上の表面を有する。
赤ちゃん用の歯がため装置は、多くの異なる形やサイズを有して開発されている。いくらかの従来の歯がため装置は、使用中に赤ちゃんが保持して取り扱うのが難しい。他の従来の歯がため装置は、そのサイズや形が赤ちゃんの口に気持ちよくフィットするのに最適でないため、薄い組織層を通って新しい歯が生えるように赤ちゃんをアシストするのに最適ではないことが証明されている。さらに、他の従来の歯がため装置は、赤ちゃん達が慣れ親しんだ赤ちゃん用のおしゃぶり装置や赤ちゃん用の哺乳瓶の乳首と異なる見た目、形、および/或いはサイズを有することから、赤ちゃんを混乱させることが証明されている。
従って、赤ちゃん用の歯がため装置には、従来の歯がため装置の1つ或いはそれ以上の上述したまたは他の有害な効果を解消し、軽くし、および/或いは和らげる継続した要求があることがわかっている。
赤ちゃん用の歯がため装置は、シールドと、このシールドから延びたハンドルと、このハンドルと反対側で上記シールドから延びた乳首状部分と、この乳首状部分に設けられた複数の歯がため稜部と、を有して提供される。複数の歯がため稜部は、実質的にシールドと平行な連続した一般に直線状の稜部および/或いは複数の同心の歯がため稜部を有することができる。
いくらかの実施例において、シールドは、硬い内部基体およびこの硬い内部基体を覆って成形された可撓性の外側層を有する。ここでは、ハンドル、乳首状部分、および複数の歯がため稜部が可撓性の外側層と一体に成形されている。
内部基体は、中央開口および複数の通気開口を有することができ、外側層が中央開口を覆って満たす。
他の実施例において、ハンドルは、シールドの外縁部から延び、シールドの幅と実質的に等しいハンドル開口を規定する。
複数の通気開口は、内部基体の後面から上方に延びた第1の直立したリム、および内部基体の前面から上方に延びた第2の直立したリムを有することができる。第1の直立したリムが第1の高さで延び、第2の直立したリムが第2の高さで延びている。外側層は、第1の直立したリムの領域で第1の高さに実質的に等しい厚さを有し、第2の直立したリムの領域で第2の高さに実質的に等しい厚さを有し、外側層の上面は、第1および第2の直立したリムの上面に対して実質的に平らである。
本明細の上述したまたは他の特徴および効果は、当業者によって、以下に説明する詳細な説明、図面、および添付した特許請求の範囲から高く評価され且つ理解されるであろう。
図1は、第1実施例の歯がため稜部を有する本明細による歯がため装置を示す斜視図である。 図2は、図1の歯がため装置の側面図であり、反対の側面図も同じである。 図3は、図1の歯がため装置の頂面図であり、底面図も同じである。 図4は、図3の歯がため装置の線4−4に沿った断面図である。 図5は、図4の円5内の拡大図である。 図6は、図1の歯がため装置の内部基体の実施例を示す等角図である。 図7は、図6の内部基体を示す正面等角図である。 図8は、内部基体を覆う外側層を仮想線で示す図1の歯がため装置の頂面図である。 図9は、第2実施例の歯がため稜部を有する本明細による歯がため装置を示す斜視図である。 図10は、図9の歯がため装置の側面図であり、反対の側面図も同じである。 図11は、図9の歯がため装置の頂面図であり、底面図も同じである。 図12は、図11の歯がため装置の線12−12に沿った断面図である。 図13は、図12の円13内の拡大図である。
発明の詳細な説明
図面を参照して、特に図1乃至図4を参照して、本明細による赤ちゃん用の歯がため装置が示されており、一般に参照符号10によって参照される。
歯がため装置10は、シールド12、ハンドル14、乳首状部分16、1つ或いはそれ以上の歯がため稜部18、および、いくらかの実施例において、1つ或いはそれ以上の歯がため突起20を有する。
赤ちゃんの奥歯と比較して赤ちゃんの前歯の形や位置が、歯が生えるプロセスを良くアシストする異なる形状の歯がため稜部を必要とすることが、本明細によって決められる。ここで使用されるように、赤ちゃんの前歯は中央の切歯および横の切歯を含み、一方で赤ちゃんの奥歯は犬歯および臼歯を含む。
一般に、前歯は表面を覆う組織層を通して6ヶ月と23ヶ月との間に生え、一方で、奥歯は表面を覆う組織層を通して約13ヶ月で生える。歯がため装置10は、奥歯が生える間に使用するよう構成され、赤ちゃんの奥歯に対する点接触を最大にするように構成されている。
特に、歯がため装置10は、乳首状部分16上に形成された複数の歯がため稜部18を含む。好適には、これら複数の歯がため稜部18は、赤ちゃんの奥歯に対する点接触を最大にするように構成されている。いくらかの実施例において、歯がため装置10は、乳首状部分16上に形成された複数の突起20を含むことができる。これら複数の突起20は、赤ちゃんの前歯に対して少なくともいくらかの点接触を与えるように構成されている。
複数の歯がため稜部18は、シールド12から離間して乳首状部分16上に形成され、一方で、複数の歯がため突起20は、存在するときは、シールド12に近い位置で乳首状部分16上に形成されている。これにより、歯がため装置10は、複数の突起20が前歯に位置して複数の歯がため稜部18が奥歯に位置するとともにシールド12が赤ちゃんの顔に近付くように、赤ちゃんの口に銜えさせることができる。
乳首状部分16は、小さな歯がため部分を伴う歯がため装置10を提供する。この小さな歯がため部分は、複数の歯がため稜部および突起18、20をそれぞれ有し、気持ちよく安全に赤ちゃんの口にフィットする。シールド12および乳首状部分16の形は、全ての歯茎の縁或いは歯茎の縁の多くの部分に対向して、圧力が集中された領域として、複数の歯がため稜部および突起18、20に赤ちゃんが届くように許容する。従って、歯がため装置10は、赤ちゃんが最も必要とする、すなわち奥歯のためのピンポイント圧力を許容する。
複数の歯がため稜部18が、赤ちゃんに対して、小さな領域を噛む力を与えることから、その領域の組織に与えられる結果的な圧力は、同じ噛む力をより大きな領域に与えたときに組織へ与えられる圧力と比較して増大される。
さらに、シールド12および乳首状部分16の形およびサイズは、歯がため装置10に典型的なおしゃぶりの見た目および感じを与える。これにより、歯がための間の歯がため装置10の使用および赤ちゃんのおしゃぶり装置から歯がため装置への移行を助けることができ、そして、おしゃぶり装置から赤ちゃんを乳離れさせる助けにできる。
歯がため装置10は、複数の歯がため稜部18を有する。好ましくは、歯がため装置10は、乳首状部分16の上面22上に複数の歯がため稜部18を有し、乳首状部分16の下面24上に複数の歯がため稜部18を有する。これら複数の歯がため稜部18は、連続した一般的に直線状の稜部(4つ図示)として配置されている。
明瞭化の目的のため、歯がため稜部18は、乳首状部分16の上面22に属する歯がため稜部が示された図5を参照してより詳細に説明される。稜部18は、乳首状部分16の表面22に属する第1面26および第2面28を含む。第1および第2面26、28は、頂部30で会う。頂部30は、約0.010インチから約0.0インチの間および好ましくは約0.005インチ程度のサブレンジの間の丸みを有することができる。
好適な実施例において、上面および下面22、24の両方にある各歯がため稜部18の頂部30は、実質的に同じ丸みを有する。しかしながら、上面22の各歯がため稜部18の頂部30が互いに異なる丸みを有すること、下面24の各稜部18の頂部30が互いに異なる丸みを有すること、上面22の各稜部18の頂部30が下面24の各稜部18と異なる丸みを有すること、およびこれらの組み合わせが熟慮される。
第1および第2面26、28は、それらの間のレーキ角32を規定する。例えば、角度32は、約110度から約130度の間および好ましくは約125度程度のサブレンジの間であることができる。
好適な実施例において、上面22および下面24の両方にある複数の歯がため稜部の各歯がため稜部18は、実質的に同じレーキ角を有する。しかしながら、上面22の各稜部18が互いに異なるレーキ角を有すること、下面24の各稜部18が互いに異なるレーキ角を有すること、上面22の各稜部18が下面24の各稜部18と異なるレーキ角を有すること、およびこれらの組み合わせが熟慮される。
いくらかの実施例において、複数の歯がため稜部18は、図3に示すように実質的に直線状である。また、これら複数の歯がため稜部18は、一般に、乳首状部分16の長手方向に直交する。
他の実施例において、歯がため稜部18は、約0.5インチより少なくない、より好ましくは約1.0インチより少なくない曲率半径(R1)を有する。これにより、歯がため稜部18は、シールド12の曲率と実質的に平行な曲率を有する。
シールド12は、約3.0インチから約4.0インチの間、好ましくは約3.5インチ程度の曲率半径(R2)を有する。シールド12の曲率半径(R2)は、シールド12が皮膚の接触を減少するよう赤ちゃんの顔から離れるように湾曲し、且つ赤ちゃんが奥歯に届くようにその口内で所望するいかなる位置へも乳首状部分16を配置できるように、決められている。
好適な実施例において、複数の歯がため稜部18は、全て、実質的に同じ曲率半径を有する。しかしながら、各稜部18が異なる曲率半径を有すること、或いはいくらかの歯がため稜部18が実質的に同じ曲率半径を有する一方で他の稜部が異なる曲率半径を有することが熟慮される。実施例において歯がため稜部18は異なる曲率半径を有し、複数の稜部が共通の中心点を有し、すなわち互いに集中することが本明細によって熟慮される。
歯がため装置10は、いくつかの実施例において、複数の歯がため突起20を有する。好ましくは、歯がため装置10は、上面22上に複数の歯がため突起20を有し、下面24上に複数の歯がため突起20を有する。複数の突起20は、一般に、半球形を有する。
いくつかの実施例において、複数の歯がため突起20は、互いに共通の曲率を有することができ、一方、他の実施例においては、複数の突起20は、互いに種々の曲率を有することができる。例えば、複数の突起20は、約0.02インチから約0.10インチの間およびその間のサブレンジ、好ましくは約0.04インチから約0.08インチの高さを有することができる。
再び図4を参照して、シールド12は、硬い内部基体34を含む。この内部基体34は、その外側に直接成形された可撓性のある外側層36を有する。シールド12の外側層36を規定することに加えて、外側層36の材料は、ハンドル14、乳首状部分16、歯がため稜部18、および、存在する場合には、複数の突起20をさらに規定する。従って、歯がため装置10は、1つに一体化されたデザインを供給し、構成要素を減少し、製造における有効性を増大する。
内部基体34は、1平方インチあたり約700から約1600キロポンド(KSI)、より好ましくは、800から1200KSIの剪断弾性係数を有するいかなる材料であっても良い。さらに、内部基体34は、約20から約1600KSIの間、より好ましくは約100から約500KSIの間の弾性率を有するいかなる材料であっても良い。最後に、内部基体34は、20から約150の間、より好ましくは約65から約85の間のロックウェルR固さを有するいかなる材料であっても良い。例えば、内部基体34は、ポリプロピレン(PP)、ポリアミド(ナイロン)、アクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)、ポリカーボネート(PC)、およびこれらの組み合わせのような、これらに限定されることのない、いかなるサーモプラスティックポリマーで形成されることができる。
シールド12の外側層36の材料、および、すなわち、ハンドル14、乳首状部分16、歯がため稜部18、および歯がため突起20の材料は、約30から約70の間(ショアA)、より好ましくは約40から約60の間(ショアA)の硬さを有するいかなる材料であっても良い。例えば、外側層36は、いかなるサーモプラスティックエラストマー或いはシリコーンで形成されることができる。
図6および図7を参照して、内部基体34が説明される。内部基体34は、中央開口38および複数の通気開口40(2つだけ示す)を有する。通気開口40は、歯がため装置10の使用中における安全のための空気の流通を与える。赤ちゃんの顔から離れるシールドの湾曲は、肌の接触を減少し、赤ちゃんが、奥歯や臼歯に届くように、口の周りに沿ったいかなる場所に置くことを許容する。
通気開口40は、後面44(図6)から上方に延びた第1の直立したリム42、および前面48(図7)から上方に延びた第2の直立したリム46を有する。第1の直立したリム42は、第1の高さ(H1)で後面44から上方に延び、一方、第2の直立したリム46は、第2の高さ(H2)で前面48から上方に延びている。第1および第2の高さ(H1、H2)は、所望するように同じ高さ或いは互いに異なる高さにできる。
内部基体34上に外側層36を成形する際、図4に示すように、外側層は、内部基体の前面および後面44、48をカバーする。さらに、外側層36は、内部基体36の中央開口38をカバーして満たす。
好適な実施例において、外側層36は、図8に示すように、第1の直立したリム42の領域で第1の高さ(H1)と実質的に等しい厚さを有し、第2の直立したリム44の領域で第2の高さ(H2)と実質的に等しい厚さを有する。このように、外側層36の上面は、第1および第2の直立したリム42、44の上面と実質的に平らである。
図3および図8に示すように、ハンドル14は、シールド12の外縁部50から延びている。外縁部50から延びたハンドル14が大きなハンドル開口52を提供することが本明細によって決められる。ハンドル開口52は、赤ちゃんが歯がための際に保持できる容易さを増す。特に、ハンドル開口52は、実質的にシールド12の幅と等しい。
さらに、外縁部50から延びたハンドル14は、図4に示す一対の上エッジ54および一対の下エッジ56を提供する。これら一対の上エッジ54および一対の下エッジ56は、赤ちゃんが噛むことができる追加の尖ったエッジを提供する。例えば、エッジ54、56は、約0.010インチから約0.0インチの間およびそれらの間のサブレンジ、好ましくは約0.005インチの曲率を有することができる。
いくつかの実施例において、ハンドル14は、図2に示すように、その上に規定された複数の歯がため突起58を含むことができる。複数の突起58は、上で詳述した複数の突起20と同様に、一般に半球形を有する。複数の突起58は、互いに共通の曲率を有することができ、或いは互いに異なる曲率を有することができる。例えば、複数の突起58は、約0.02インチから約0.15インチの間およびその間のサブレンジ、好ましくは約0.04インチから約0.08インチの高さを有することができる。
図面、特に図9から図12を参照して、本明細による赤ちゃん用の歯がため装置の代わりの実施例が示され、一般に参照符号110によって参照される。
歯がため装置110は、図1から図8を用いて上述したように、シールド12およびハンドル14を有する。さらに、歯がため装置110は、同心の複数の歯がため稜部118を有する乳首状部分116を有する。
乳首状部分116上の複数の歯がため稜部118は、赤ちゃんの前歯に対する点接触を最大にするように構成されている。歯がため装置110が、奥歯が生える前に一般に起こる前歯が生えるとき、すなわち5ヶ月と10ヶ月の間に主に使用されることから、歯がため装置110は、乳首状部分116上に複数の歯がため突起20を有していない。
むしろ、歯がため装置110は、乳首状部分116上に形成された複数の歯がため稜部118を有し、歯がため装置110が赤ちゃんの口の中に配置されてシールド12が赤ちゃんの顔に面したとき、複数の歯がため稜部118が前歯に位置する。
上述した乳首状部分16と同様の乳首状部分116は、気持ちよく安全に赤ちゃんの口にフィットする小さな歯がため部分を伴う歯がため装置110を提供する。シールド12および乳首状部分116の形は、全ての歯茎の縁或いは歯茎の縁の多くの部分に対向して、圧力が集中された領域として、複数の歯がため稜部118に赤ちゃんが届くように許容する。従って、歯がため装置110は、赤ちゃんが最も必要とする、すなわち前歯のためのピンポイント圧力を許容する。
さらに、シールド12および乳首状部分116の形およびサイズは、歯がため装置10に典型的なおしゃぶりの見た目および感じを与える。これにより、歯がための間の歯がため装置110の使用が、赤ちゃんのおしゃぶり装置から歯がため装置への移行を助けることができ、そして、おしゃぶり装置から赤ちゃんを乳離れさせる助けにできる。
好ましくは、歯がため装置110は、乳首状部分116の上面122上に複数の歯がため稜部118を有し、乳首状部分116の下面124上に複数の歯がため稜部118を有する。これら複数の歯がため稜部118は、連続した同心の複数のリング(3つ図示)として配置されている。
明瞭化の目的のため、歯がため稜部118は、乳首状部分116の上面122に属する稜部が示された図13を参照してより詳細に説明される。稜部118は、表面122に属する第1面126および第2面128を含む。第1および第2面126、128は、頂部130で会う。頂部130は、約0.010インチから約0.0インチの間および好ましくは約0.005インチ程度のサブレンジの間の丸みを有することができる。
好適な実施例において、上面および下面122、124の両方にある各稜部118の頂部130は、実質的に同じ丸みを有する。しかしながら、上面122の各稜部118の頂部130が互いに異なる丸みを有すること、下面124の各稜部118の頂部130が互いに異なる丸みを有すること、上面122の各稜部118の頂部130が下面124の各稜部118と異なる丸みを有すること、およびこれらの組み合わせが熟慮される。
第1および第2面126、128は、それらの間のレーキ角132を規定する。例えば、角度132は、約110度から約130度の間および好ましくは約120度程度のサブレンジの間であることができる。
好適な実施例において、上面122および下面124の両方にある複数の歯がため稜部の各歯がため稜部118は、実質的に同じレーキ角を有する。しかしながら、上面122の各稜部118が互いに異なるレーキ角を有すること、下面124の各稜部118が互いに異なる角度を有すること、上面122の各稜部118が下面124の各稜部118と異なる角度を有すること、およびこれらの組み合わせが熟慮される。
歯がため装置110の複数の歯がため稜部118が、歯がため装置10の実施例と同じ使用を見い出すことに気付くべきである。特に、歯がため装置10が、複数の歯がため突起20の代わりにおよび/或いは追加して1つ或いはそれ以上の同心の複数の歯がためリング118を有することが本明細によって熟慮される。
さらに、歯がため装置10、110が、ハンドル14上の複数の歯がため突起58の代わりにおよび/或いは追加して1つ或いはそれ以上の同心の歯がため稜部118を有することが本明細によって熟慮される。
歯がため装置10、110は、米国消費者製品安全委員会の16C.F.R.Part1511に示されたおしゃぶりのための現在の安全要求に合うようにサイズが決められて形成されている。特に、シールド12は、子供の口に吸引できないようにあまり小さくなく或いは可撓性をもたないサイズおよび形にされ、ハンドル14は、ころんだときに子供の口へ歯がため装置10、110が押し込まれることのないように十分に長くなく十分に硬くなく、歯がため装置10、110は、一体の1つの装置にした結果として、小さなパーツを提供しない。
“第1”、“第2”、“第3”、“上”、“下”などの言葉が、ここでは、種々の部材を変更するために用いられていることに気付くべきである。これらの変更は、特に示されることなく変更された部材の空間的な順、事象が起こる順、或いは階級の順を意味するものではない。
1つ或いはそれ以上の例示的な実施例を示して本明細が説明された一方で、本明細の範囲から外れることなく種々の変更がされまたは部材の均等物への置き換えが、当業者によって理解される。さらに、開示範囲を超えることなく、特別な形態或いは材料を開示内容へ付け加えるように多くの変更がされる。それゆえに、本明細が、熟慮されたベストモードとして開示された特別な実施例に限定されることなく、添付された特許請求の範囲の範囲内における全ての実施例を含むように仕向けられる。
以下に、本願発明の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]
シールドと;
このシールドから延びたハンドルと;
このハンドルと反対側で上記シールドから延びた乳首状部分と;
この乳首状部分に設けられた複数の歯がため稜部と;
を有する赤ちゃん用の歯がため装置。
[2]
上記シールドは、
硬い内部基体と;
上記硬い内部基体を覆うように成形された可撓性の外側層と;を有し、
上記ハンドル、上記乳首状部分、および上記複数の歯がため稜部が上記可撓性の外側層と一体に成形される[1]の歯がため装置。
[3]
上記ハンドルは、上記シールドの外縁部から延び、上記シールドの幅と実質的に等しいハンドル開口を規定する[2]の歯がため装置。
[4]
上記ハンドルは、約0.010インチと約0.0インチとの間の曲率を有する尖った歯がためエッジを提供する一対の上エッジおよび一対の下エッジを有する[3]の歯がため装置。
[5]
上記ハンドル上に複数の歯がため突起をさらに有する[4]の歯がため装置。
[6]
上記複数の歯がため突起の各突起は、一般的に半球形を有する[5]の歯がため装置。
[7]
上記ハンドル上に複数の同心の歯がため突起をさらに有する[4]の歯がため装置。
[8]
上記複数の歯がため稜部は、連続した一般に直線状の稜部を有する[2]の歯がため装置。
[9]
上記連続した一般に直線状の稜部の各稜部は、約1インチより少なくない曲率半径を有する[8]の歯がため装置。
[10]
上記複数の歯がため稜部は、複数の同心の歯がため稜部を有する[2]の歯がため装置。
[11]
上記内部基体は、約700キロポンドパースクエアインチと約1600キロポンドパースクエアインチとの間の剪断弾性係数を有する[2]の歯がため装置。
[12]
上記内部基体は、約20キロポンドパースクエアインチと約1600キロポンドパースクエアインチとの間の弾性率を有する[2]の歯がため装置。
[13]
上記内部基体は、約20と約150との間のロックウェルR硬さを有する[2]の歯がため装置。
[14]
上記内部基体は、ポリプロピレン、ポリアミド、アクリロニトリルブタジエンスチレン、ポリカーボネート、およびこれらの組み合わせからなるグループから選択されたサーモプラスティックポリマーを有する[2]の歯がため装置。
[15]
上記外側層は、約30と約70との間のショアA硬さを有する[2]の歯がため装置。
[16]
上記外側層は、約40と約60との間のショアA硬さを有する[2]の歯がため装置。
[17]
上記外側層は、サーモプラスティックエラストマー或いはシリコーン材料を有する[2]の歯がため装置。
[18]
上記内部基体は、中央開口および複数の通気開口を有し、上記外側層は、上記中央開口を覆って満たす[2]の歯がため装置。
[19]
上記複数の通気開口の各通気開口は、上記内部基体の後面から上方に延びた第1の直立したリム、および上記内部基体の前面から上方に延びた第2の直立したリムを有し、上記第1の直立したリムが第1の高さで上記後面から延び、上記第2の直立したリムが第2の高さで上記前面から延びている[18]の歯がため装置。
[20]
上記外側層は、上記第1の直立したリムの領域で上記第1の高さに実質的に等しい厚さを有し、上記第2の直立したリムの領域で上記第2の高さに実質的に等しい厚さを有し、上記外側層の上面は、上記第1および第2の直立したリムの上面に対して実質的に平らである[19]の歯がため装置。
[21]
上記第1および第2の高さは、同じ或いは互いに異なる[19]の歯がため装置。
[22]
上記ハンドルは、上記シールドの外縁部から延び、上記シールドの幅と実質的に等しいハンドル開口を規定する[1]の歯がため装置。
[23]
上記ハンドル上に複数の歯がため突起をさらに有する[22]の歯がため装置。
[24]
上記ハンドル上に複数の同心の歯がため稜部をさらに有する[22]の歯がため装置。
[25]
上記複数の歯がため稜部は、連続した一般に直線状の稜部を有する[1]の歯がため装置。
[26]
上記連続した一般に直線状の稜部の各稜部は、約1インチより少なくない曲率半径を有する[25]の歯がため装置。
[27]
上記乳首状部分上に複数の歯がため突起をさらに有する[25]の歯がため装置。
[28]
上記複数の歯がため稜部は、複数の同心の歯がため稜部を有する[1]の歯がため装置。
[29]
上記複数の歯がため稜部の各稜部は、上記乳首状部分の表面に属する第1面および第2面を有する[1]の歯がため装置。
[30]
上記第1および第2面は、約0.010インチと約0.0インチとの間の曲率を有する頂部で会う[29]の歯がため装置。
[31]
上記曲率は、約0.005インチを含む[30]の歯がため装置。
[32]
上記第1および第2面は、それらの間のレーキ角を規定し、上記レーキ角は、約110度と約130度との間である[29]の歯がため装置。
[33]
上記レーキ角は、約120度である[32]の歯がため装置。
[34]
上記複数の歯がため稜部は、乳首状部分の上面上、および上記乳首状部分の下面上に形成される[1]の歯がため装置。

Claims (33)

  1. 硬い内部基体およびこの硬い内部基体を覆うように形成された可撓性の外側層を有するシールドと;
    このシールドから延びたハンドルと;
    このハンドルと反対側で上記シールドから延びた乳首状部分と;
    上記乳首状部分の上面上に設けられた複数の第1の歯がため稜部と;
    上記乳首状部分の下面上に設けられた複数の第2の歯がため稜部と;を有し、
    上記複数の第1の歯がため稜部は、上記複数の第2の歯がため稜部から分離して別個に設けられており、上記ハンドル、上記乳首状部分、および上記複数の第1および第2の歯がため稜部は、上記可撓性の外側層と一体に成形される赤ちゃん用の歯がため装置。
  2. 上記ハンドルは、上記シールドの外縁部から延び、上記シールドの幅と実質的に等しいハンドル開口を規定する請求項1の歯がため装置。
  3. 上記ハンドルは、0.010インチと0.0インチとの間の曲率を有する尖った歯がためエッジを提供する一対の上エッジおよび一対の下エッジを有する請求項2の歯がため装置。
  4. 上記ハンドル上に複数の歯がため突起をさらに有する請求項3の歯がため装置。
  5. 上記複数の歯がため突起の各突起は、一般的に半球形を有する請求項4の歯がため装置。
  6. 上記ハンドル上に複数の同心の歯がため突起をさらに有する請求項3の歯がため装置。
  7. 上記複数の第1および第2の歯がため稜部は、連続した一般に直線状の稜部を有する請求項1の歯がため装置。
  8. 上記連続した一般に直線状の稜部の各稜部は、1インチより少なくない曲率半径を有する請求項7の歯がため装置。
  9. 上記複数の第1および第2の歯がため稜部は、複数の同心の歯がため稜部を有する請求項1の歯がため装置。
  10. 上記内部基体は、700キロポンドパースクエアインチと1600キロポンドパースクエアインチとの間の剪断弾性係数を有する請求項1の歯がため装置。
  11. 上記内部基体は、20キロポンドパースクエアインチと1600キロポンドパースクエアインチとの間の弾性率を有する請求項1の歯がため装置。
  12. 上記内部基体は、2と150との間のロックウェルR硬さを有する請求項1の歯がため装置。
  13. 上記内部基体は、ポリプロピレン、ポリアミド、アクリロニトリルブタジエンスチレン、ポリカーボネート、およびこれらの組み合わせからなるグループから選択されたサーモプラスティックポリマーを有する請求項1の歯がため装置。
  14. 上記外側層は、3と70との間のショアA硬さを有する請求項1の歯がため装置。
  15. 上記外側層は、4と60との間のショアA硬さを有する請求項1の歯がため装置。
  16. 上記外側層は、サーモプラスティックエラストマー或いはシリコーン材料を有する請求項1の歯がため装置。
  17. 上記内部基体は、中央開口および複数の通気開口を有し、上記外側層は、上記中央開口を覆って満たす請求項1の歯がため装置。
  18. 上記複数の通気開口の各通気開口は、上記内部基体の後面から上方に延びた第1の直立したリム、および上記内部基体の前面から上方に延びた第2の直立したリムを有し、上記第1の直立したリムが第1の高さで上記後面から延び、上記第2の直立したリムが第2の高さで上記前面から延びている請求項17の歯がため装置。
  19. 上記外側層は、上記第1の直立したリムの領域で上記第1の高さに実質的に等しい厚さを有し、上記第2の直立したリムの領域で上記第2の高さに実質的に等しい厚さを有し、上記外側層の上面は、上記第1および第2の直立したリムの上面に対して実質的に平らである請求項18の歯がため装置。
  20. 上記第1および第2の高さは、同じ或いは互いに異なる請求項18の歯がため装置。
  21. 上記ハンドルは、上記シールドの外縁部から延び、上記シールドの幅と実質的に等しいハンドル開口を規定する請求項1の歯がため装置。
  22. 上記ハンドル上に複数の歯がため突起をさらに有する請求項21の歯がため装置。
  23. 上記ハンドル上に複数の同心の歯がため稜部をさらに有する請求項21の歯がため装置。
  24. 上記複数の第1および第2の歯がため稜部は、連続した一般に直線状の稜部を有する請求項1の歯がため装置。
  25. 上記連続した一般に直線状の稜部の各稜部は、1インチより少なくない曲率半径を有する請求項24の歯がため装置。
  26. 上記乳首状部分上に複数の歯がため突起をさらに有する請求項24の歯がため装置。
  27. 上記複数の第1および第2の歯がため稜部は、複数の同心の歯がため稜部を有する請求項1の歯がため装置。
  28. 上記複数の第1および第2の歯がため稜部の各稜部は、上記乳首状部分の表面に属する第1面および第2面を有する請求項1の歯がため装置。
  29. 上記第1および第2面は、0.010インチと0.0インチとの間の曲率を有する頂部で会う請求項28の歯がため装置。
  30. 上記曲率は、0.005インチを含む請求項29の歯がため装置。
  31. 上記第1および第2面は、それらの間のレーキ角を規定し、上記レーキ角は、110度と130度との間である請求項28の歯がため装置。
  32. 上記レーキ角は、120度である請求項31の歯がため装置。
  33. 硬い内部基体およびこの硬い内部基体を覆うように形成された可撓性の外側層を有するシールドと;
    このシールドから延びたハンドルと;上記ハンドルは、上記シールドの外縁部から延び、上記シールドの幅と実質的に等しいハンドル開口を規定する、
    上記ハンドルと反対側で上記シールドから延びた乳首状部分と;
    この乳首状部分に設けられた複数の歯がため稜部と;を有し、
    上記ハンドル、上記乳首状部分、および上記複数の歯がため稜部は、上記可撓性の外側層と一体に成形される赤ちゃん用の歯がため装置。
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