JPH10234220A - コンバインの動力伝達室 - Google Patents
コンバインの動力伝達室Info
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- JPH10234220A JPH10234220A JP4213697A JP4213697A JPH10234220A JP H10234220 A JPH10234220 A JP H10234220A JP 4213697 A JP4213697 A JP 4213697A JP 4213697 A JP4213697 A JP 4213697A JP H10234220 A JPH10234220 A JP H10234220A
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- power transmission
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- straw
- transmission unit
- dust collecting
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Links
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Landscapes
- Threshing Machine Elements (AREA)
- Harvester Elements (AREA)
- Safety Devices And Accessories For Harvesting Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 コンバインの脱穀選別装置と排藁カッター装
置の動力伝達部を機体側部に配し、該動力伝達部を側方
より安全カバーを用いて被装して動力伝達室を形成し、
前記安全カバー内に塵埃や藁屑等が溜まらないようにす
る。 【解決手段】 動力伝達室内に集塵ダクト44を介装
し、該集塵ダクト後端部を排藁カッター装置15の上部
に載置する集塵ファン45に連結し、動力伝達部下部に
堆積する藁屑を排出する。また、安全カバー40下部の
内側面に温度センサーS2を設け、安全カバー内部の温
度上昇を検出する。
置の動力伝達部を機体側部に配し、該動力伝達部を側方
より安全カバーを用いて被装して動力伝達室を形成し、
前記安全カバー内に塵埃や藁屑等が溜まらないようにす
る。 【解決手段】 動力伝達室内に集塵ダクト44を介装
し、該集塵ダクト後端部を排藁カッター装置15の上部
に載置する集塵ファン45に連結し、動力伝達部下部に
堆積する藁屑を排出する。また、安全カバー40下部の
内側面に温度センサーS2を設け、安全カバー内部の温
度上昇を検出する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンバインの選別
装置や排藁カッタ装置等への動力伝達部における火災防
止機構に関する。
装置や排藁カッタ装置等への動力伝達部における火災防
止機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、コンバインの左右一側に運転
部を配し、該運転部の後方にグレンタンクを配置し、運
転席の側方に刈取装置を配し、該刈取装置にて刈り取っ
た穀稈を刈取装置後方の脱穀装置に搬送し、選別した後
の排藁を機体後部より排出する構成のコンバインは公知
となっている。また、前記脱穀装置下方の選別装置や唐
箕等の選別部が配置され、脱穀装置によって脱穀された
籾藁を選別し、穀粒をグレンタンクに搬送して貯留して
いる。前記選別装置や唐箕等の選別部、排藁カッター装
置に動力を伝えるために、それぞれの駆動軸は機体側部
に突出され、各駆動軸にプーリが固設され、各プーリに
ベルトが巻回されて動力を伝達するようにしていた。こ
の動力伝達部は安全カバーによって被装され、外部の穀
稈や障害物等を巻き込んだり、当接しないように保護
し、人体が触れたり、しないようにしていた。
部を配し、該運転部の後方にグレンタンクを配置し、運
転席の側方に刈取装置を配し、該刈取装置にて刈り取っ
た穀稈を刈取装置後方の脱穀装置に搬送し、選別した後
の排藁を機体後部より排出する構成のコンバインは公知
となっている。また、前記脱穀装置下方の選別装置や唐
箕等の選別部が配置され、脱穀装置によって脱穀された
籾藁を選別し、穀粒をグレンタンクに搬送して貯留して
いる。前記選別装置や唐箕等の選別部、排藁カッター装
置に動力を伝えるために、それぞれの駆動軸は機体側部
に突出され、各駆動軸にプーリが固設され、各プーリに
ベルトが巻回されて動力を伝達するようにしていた。こ
の動力伝達部は安全カバーによって被装され、外部の穀
稈や障害物等を巻き込んだり、当接しないように保護
し、人体が触れたり、しないようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の揺動選
別装置や排藁カッター装置に動力を伝達する動力伝達部
を、安全カバーによって被装すると、この安全カバー内
に藁屑等が侵入した場合に、排出され難く、内部の藁屑
を取り除くために安全カバーを外してメンテナンス作業
をする必要があった。この安全カバーは揺動選別装置の
側部全体を被装する大型の一体カバーであり、安全カバ
ーを取り外す作業は煩雑なものであった。その為に、安
全カバー内に藁屑が堆積した状態で作業しがちとなり、
ベルトとプーリとの間に藁屑が入り込んでスリップする
原因となっていた。
別装置や排藁カッター装置に動力を伝達する動力伝達部
を、安全カバーによって被装すると、この安全カバー内
に藁屑等が侵入した場合に、排出され難く、内部の藁屑
を取り除くために安全カバーを外してメンテナンス作業
をする必要があった。この安全カバーは揺動選別装置の
側部全体を被装する大型の一体カバーであり、安全カバ
ーを取り外す作業は煩雑なものであった。その為に、安
全カバー内に藁屑が堆積した状態で作業しがちとなり、
ベルトとプーリとの間に藁屑が入り込んでスリップする
原因となっていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するた
めの手段を説明する。即ち、刈り取り、脱穀後の穀粒を
選別する脱穀選別装置と排藁を処理する排藁カッター装
置の動力伝達部を機体側部に配し、該動力伝達部を側方
より安全カバーを用いて被装するコンバインにおいて、
前記安全カバー内に集塵ダクトを配置し、該集塵ダクト
一端部を排藁カッター装置の上部に載置した集塵ファン
に連通し、集塵ダクト他端部を動力伝達部下部に配置
し、安全カバー内の塵埃や藁屑を排出するようにしたも
のである。また、前記安全カバー下部に温度センサーを
設け、安全カバー内部の温度上昇を検出したものであ
る。
る課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するた
めの手段を説明する。即ち、刈り取り、脱穀後の穀粒を
選別する脱穀選別装置と排藁を処理する排藁カッター装
置の動力伝達部を機体側部に配し、該動力伝達部を側方
より安全カバーを用いて被装するコンバインにおいて、
前記安全カバー内に集塵ダクトを配置し、該集塵ダクト
一端部を排藁カッター装置の上部に載置した集塵ファン
に連通し、集塵ダクト他端部を動力伝達部下部に配置
し、安全カバー内の塵埃や藁屑を排出するようにしたも
のである。また、前記安全カバー下部に温度センサーを
設け、安全カバー内部の温度上昇を検出したものであ
る。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、発明の実施の形態を説明す
る。図1はコンバインの全体側面図、図2は脱穀選別装
置の動力伝達構成を示すスケルトン図、図3は本発明の
集塵装置を配設する機体側部に形成した動力伝達室を示
す側面図一部断面図、図4は排藁カッター装置に載置し
た集塵装置の集塵ファンを示す平面図一部断面図、図5
は集塵ファンへの動力伝達構成を示す斜視図、図6は動
力伝達室の底板を開閉可能にした正面断面図、図7は底
板の開閉可能に制御する動力伝達室の一部平面断面図、
図8は温度センサーを配置する動力伝達室の側面断面
図、図9は同じく一部正面断面図、図10は温度センサ
ーを用いたコンバインの制御構成を示すブロック図、図
11はエンジンを冷却する排風の搬送方向を変更させる
送風筒を示す平面図、図12は同じく送風筒の駆動構成
を示す平面図である。
る。図1はコンバインの全体側面図、図2は脱穀選別装
置の動力伝達構成を示すスケルトン図、図3は本発明の
集塵装置を配設する機体側部に形成した動力伝達室を示
す側面図一部断面図、図4は排藁カッター装置に載置し
た集塵装置の集塵ファンを示す平面図一部断面図、図5
は集塵ファンへの動力伝達構成を示す斜視図、図6は動
力伝達室の底板を開閉可能にした正面断面図、図7は底
板の開閉可能に制御する動力伝達室の一部平面断面図、
図8は温度センサーを配置する動力伝達室の側面断面
図、図9は同じく一部正面断面図、図10は温度センサ
ーを用いたコンバインの制御構成を示すブロック図、図
11はエンジンを冷却する排風の搬送方向を変更させる
送風筒を示す平面図、図12は同じく送風筒の駆動構成
を示す平面図である。
【0006】まず、図1を用いてコンバインの全体構成
を説明する。クローラー式走行装置1に機体フレーム2
を載置し、この機体フレーム2の前端に引起し・刈取装
置Bを昇降可能に配設し、引起し・刈取装置Bは前端に
分草板4を突出して穀稈を分草し、その後部に引起しケ
ースを立設して該引起しケースより突出したタインの回
転により穀稈を引き起こして、分草板後部に配設した刈
刃5にて株元を刈り取り、上部搬送装置、下部搬送装
置、縦搬送装置6にて後部へ搬送し、この縦搬送装置6
の上端から株元がフィードチェーン7に受け継がれて脱
穀選別装置D内に穀稈を搬送して脱粒し、該フィードチ
ェーン7後端には排藁搬送装置14が配設され、排藁搬
送装置14後部下方に配設した排藁カッター装置15に
て、搬送されてきた排藁を切断して圃場に放出してい
る。前記脱穀選別装置Dの側部には選別後の籾を貯留す
るグレンタンク3が配設され、該グレンタンク3前部に
は運転部Aが配設されている。
を説明する。クローラー式走行装置1に機体フレーム2
を載置し、この機体フレーム2の前端に引起し・刈取装
置Bを昇降可能に配設し、引起し・刈取装置Bは前端に
分草板4を突出して穀稈を分草し、その後部に引起しケ
ースを立設して該引起しケースより突出したタインの回
転により穀稈を引き起こして、分草板後部に配設した刈
刃5にて株元を刈り取り、上部搬送装置、下部搬送装
置、縦搬送装置6にて後部へ搬送し、この縦搬送装置6
の上端から株元がフィードチェーン7に受け継がれて脱
穀選別装置D内に穀稈を搬送して脱粒し、該フィードチ
ェーン7後端には排藁搬送装置14が配設され、排藁搬
送装置14後部下方に配設した排藁カッター装置15に
て、搬送されてきた排藁を切断して圃場に放出してい
る。前記脱穀選別装置Dの側部には選別後の籾を貯留す
るグレンタンク3が配設され、該グレンタンク3前部に
は運転部Aが配設されている。
【0007】前記引起し・刈取装置Bと脱穀選別装置D
の動力はエンジンEの動力より駆動されている。図2に
示すスケルトン図のように、前記エンジンEの左右方向
に出力軸20を突出し、左端より突出する出力軸20よ
りクラッチ、プーリー、ベルトを介して、機体前部に配
設する引起し、刈取装置Bに動力を伝達すると同時に、
脱穀選別装置D内の扱胴21等に駆動力を伝達する伝動
軸24へ動力を伝達している。
の動力はエンジンEの動力より駆動されている。図2に
示すスケルトン図のように、前記エンジンEの左右方向
に出力軸20を突出し、左端より突出する出力軸20よ
りクラッチ、プーリー、ベルトを介して、機体前部に配
設する引起し、刈取装置Bに動力を伝達すると同時に、
脱穀選別装置D内の扱胴21等に駆動力を伝達する伝動
軸24へ動力を伝達している。
【0008】また、前記刈取装置Bに動力を伝達するプ
ーリ等が固設されている出力軸20の途中部に、図11
に示すフライホイル71が固設され、該出力軸20上の
フライホイル71の側方位置にプレファン72が固設さ
れている。一方、前記エンジンEの逆側側面より突出す
る出力軸20には、ラジエータ冷却用のラジエータファ
ン70が固設され、ラジエータを冷却した排風をエンジ
ン側に送風されており、この排風がプレファン72によ
って更に側方に搬送され、脱穀選別装置D側に送風し、
唐箕28により発生する選別風の風量を増すようにして
いる。
ーリ等が固設されている出力軸20の途中部に、図11
に示すフライホイル71が固設され、該出力軸20上の
フライホイル71の側方位置にプレファン72が固設さ
れている。一方、前記エンジンEの逆側側面より突出す
る出力軸20には、ラジエータ冷却用のラジエータファ
ン70が固設され、ラジエータを冷却した排風をエンジ
ン側に送風されており、この排風がプレファン72によ
って更に側方に搬送され、脱穀選別装置D側に送風し、
唐箕28により発生する選別風の風量を増すようにして
いる。
【0009】また、前記プレファン72の外周面は、筒
体である送風筒73に被装されている。該送風筒73の
外側端部は、断面形状を狭くする絞り部73aが形成さ
れており、プレファン72によって発生する排風の流速
が増速されている。
体である送風筒73に被装されている。該送風筒73の
外側端部は、断面形状を狭くする絞り部73aが形成さ
れており、プレファン72によって発生する排風の流速
が増速されている。
【0010】また、前記送風筒73のエンジン側の端部
は、図12に示すように前後中央部がエンジンE上面よ
り上方に突出する枢支ピン74に枢支され、送風筒73
の外側端部を前後方向向きに回動可能にし、風向を変更
可能にしている。更に、前記送風筒73は電動モータ7
5を用いて自動操作によって回動可能に構成されてい
る。前記電動モータ75は、切換スイッチ76の操作に
よって、出力軸75aが一定角度回動されるモータが用
いられている。前記出力軸75aには回動アーム77の
中央部が枢支され、該回動アーム77の両端部に、連結
アーム78・78の一端が枢支されている。各々の連結
アーム78・78の他端は、送風筒73の内側端部の枢
支ピン74を中心として対称位置に枢支されている。
は、図12に示すように前後中央部がエンジンE上面よ
り上方に突出する枢支ピン74に枢支され、送風筒73
の外側端部を前後方向向きに回動可能にし、風向を変更
可能にしている。更に、前記送風筒73は電動モータ7
5を用いて自動操作によって回動可能に構成されてい
る。前記電動モータ75は、切換スイッチ76の操作に
よって、出力軸75aが一定角度回動されるモータが用
いられている。前記出力軸75aには回動アーム77の
中央部が枢支され、該回動アーム77の両端部に、連結
アーム78・78の一端が枢支されている。各々の連結
アーム78・78の他端は、送風筒73の内側端部の枢
支ピン74を中心として対称位置に枢支されている。
【0011】よって、前記切換スイッチ76を操作し
て、例えば、脱穀選別装置D側に回動するように操作す
ると、図に示すように、出力軸75aが一定角度回動
し、回動アーム77を回動し、連結アーム78を介し
て、送風筒73が枢支ピン74を中心に回動し、送風筒
73端部を後方の脱穀選別装置D側に回動させている。
逆に、切換スイッチ76を温風側に切り換えると、送風
筒73端部を前方のサイドコラム79方向に向けて回動
され、運転席周辺に温風が送られている。
て、例えば、脱穀選別装置D側に回動するように操作す
ると、図に示すように、出力軸75aが一定角度回動
し、回動アーム77を回動し、連結アーム78を介し
て、送風筒73が枢支ピン74を中心に回動し、送風筒
73端部を後方の脱穀選別装置D側に回動させている。
逆に、切換スイッチ76を温風側に切り換えると、送風
筒73端部を前方のサイドコラム79方向に向けて回動
され、運転席周辺に温風が送られている。
【0012】次に、前記脱穀選別装置Dを用いて脱粒し
た籾の搬送構成について図2に示すスケルトン図を用い
て説明する。前記エンジンEの出力軸20に連動する伝
動軸24途中部には、ベベルギア等を介して平行処理胴
21、及び扱胴22を駆動している。一方、前記伝動軸
24端部を機体の側部まで延出し、プーリ30及びベル
ト34を介して後方に動力を伝達する動力伝達部Fに動
力を伝達し、唐箕28、一番コンベア25、選別装置2
7、二番コンベア26、更に後方の横断流ファン32、
排藁カッター装置15等を駆動している。前記一番コン
ベア25により搬送される籾は揚穀コンベア13を介し
てグレンタンク3内部に搬送している。前記二番コンベ
ア26終端部に、還元コンベア12を連結して平行処理
胴21に二番物を投入しており、再度選別を行ってい
る。
た籾の搬送構成について図2に示すスケルトン図を用い
て説明する。前記エンジンEの出力軸20に連動する伝
動軸24途中部には、ベベルギア等を介して平行処理胴
21、及び扱胴22を駆動している。一方、前記伝動軸
24端部を機体の側部まで延出し、プーリ30及びベル
ト34を介して後方に動力を伝達する動力伝達部Fに動
力を伝達し、唐箕28、一番コンベア25、選別装置2
7、二番コンベア26、更に後方の横断流ファン32、
排藁カッター装置15等を駆動している。前記一番コン
ベア25により搬送される籾は揚穀コンベア13を介し
てグレンタンク3内部に搬送している。前記二番コンベ
ア26終端部に、還元コンベア12を連結して平行処理
胴21に二番物を投入しており、再度選別を行ってい
る。
【0013】また、図3、図6に示すように、前記唐箕
28、一番コンベア25、選別装置27、二番コンベア
26等より成る選別部の右側部は側部壁16によって被
装され、唐箕28、一番コンベア25、選別装置27、
二番コンベア26等の各駆動軸が側部壁16を貫通し、
外側に突出し、端部にプーリ33・33・・・が固設さ
れている。これらのプーリ33・33・・・にベルト3
4・37を巻回することで動力伝達部Fが構成される。
該動力伝達部Fは、側方より安全カバー40によって被
装され、外部より遮断された駆動伝達室が形成される。
該安全カバー40は、箱型に形成されて動力伝達部F内
に機外から異物が侵入することが防がれる。
28、一番コンベア25、選別装置27、二番コンベア
26等より成る選別部の右側部は側部壁16によって被
装され、唐箕28、一番コンベア25、選別装置27、
二番コンベア26等の各駆動軸が側部壁16を貫通し、
外側に突出し、端部にプーリ33・33・・・が固設さ
れている。これらのプーリ33・33・・・にベルト3
4・37を巻回することで動力伝達部Fが構成される。
該動力伝達部Fは、側方より安全カバー40によって被
装され、外部より遮断された駆動伝達室が形成される。
該安全カバー40は、箱型に形成されて動力伝達部F内
に機外から異物が侵入することが防がれる。
【0014】また、図3に示すように、前記脱穀選別装
置D後部に配置する横断流ファン32への動力伝達は、
動力伝達部Fより取り出されている。前記動力伝達部F
内のプーリ33の内で一番コンベア25のプーリ33’
を二連式にし、該プーリ33と’横断流ファン32のプ
ーリ36との間にベルト37が巻回され、横断流ファン
32が駆動される。また、前記プーリ36は二連式のプ
ーリが用いられており、該プーリ36にベルト38が巻
回され、更に後方の排藁カッター装置15側部の動力伝
達部F’に伝達している。この排藁カッター装置15の
動力伝達部F’は、プーリ42、ベルト43により構成
されており、側部が安全カバー41によって被装されて
いる。
置D後部に配置する横断流ファン32への動力伝達は、
動力伝達部Fより取り出されている。前記動力伝達部F
内のプーリ33の内で一番コンベア25のプーリ33’
を二連式にし、該プーリ33と’横断流ファン32のプ
ーリ36との間にベルト37が巻回され、横断流ファン
32が駆動される。また、前記プーリ36は二連式のプ
ーリが用いられており、該プーリ36にベルト38が巻
回され、更に後方の排藁カッター装置15側部の動力伝
達部F’に伝達している。この排藁カッター装置15の
動力伝達部F’は、プーリ42、ベルト43により構成
されており、側部が安全カバー41によって被装されて
いる。
【0015】そして、前記脱穀選別装置D側部の側部壁
16と安全カバー40とで動力伝達部Fを囲む動力伝達
室内と、排藁カッター装置15側部の動力伝達部F’を
安全カバー41にて被装する動力伝達室内は、藁屑が侵
入し、藁屑が堆積するものであった。そこで、この堆積
した藁屑を集塵装置Kを用いて吸い出すように構成して
いる。即ち、図3〜図5に示すように、前記集塵装置K
は、集塵ダクト44と集塵ファン45より構成されてい
る。前記集塵ダクト44は前後方向に長いメインダクト
44aと、該メインダクト44aの途中部より下方に突
出する吸い込みダクト44b・44b・44b、メイン
ダクト44a後端部より上方に延出する排出ダクト44
cより成っている。前記メインダクト44aは、側部壁
16と安全カバー40の間の動力伝達室下部の全長に渡
り介装されている。前記吸い込みダクト44b・44b
・44bは藁屑がベルト34に巻き込まれやすいプーリ
33・33の配置する近傍位置等に配置されている。ま
た、前記排出ダクト44cは、排藁カッター装置15の
側方位置に配置し、排藁カッター装置15上部に設けて
いる集塵ファン45を被装する筒状のファンカバー46
の外周面に接続されている。前記集塵ファン45のファ
ンカバー46は図4に示すように、排藁カッター装置1
5の上部に載置され、排藁カッター装置15の左端部よ
り中央側まで延出している。
16と安全カバー40とで動力伝達部Fを囲む動力伝達
室内と、排藁カッター装置15側部の動力伝達部F’を
安全カバー41にて被装する動力伝達室内は、藁屑が侵
入し、藁屑が堆積するものであった。そこで、この堆積
した藁屑を集塵装置Kを用いて吸い出すように構成して
いる。即ち、図3〜図5に示すように、前記集塵装置K
は、集塵ダクト44と集塵ファン45より構成されてい
る。前記集塵ダクト44は前後方向に長いメインダクト
44aと、該メインダクト44aの途中部より下方に突
出する吸い込みダクト44b・44b・44b、メイン
ダクト44a後端部より上方に延出する排出ダクト44
cより成っている。前記メインダクト44aは、側部壁
16と安全カバー40の間の動力伝達室下部の全長に渡
り介装されている。前記吸い込みダクト44b・44b
・44bは藁屑がベルト34に巻き込まれやすいプーリ
33・33の配置する近傍位置等に配置されている。ま
た、前記排出ダクト44cは、排藁カッター装置15の
側方位置に配置し、排藁カッター装置15上部に設けて
いる集塵ファン45を被装する筒状のファンカバー46
の外周面に接続されている。前記集塵ファン45のファ
ンカバー46は図4に示すように、排藁カッター装置1
5の上部に載置され、排藁カッター装置15の左端部よ
り中央側まで延出している。
【0016】また、前記集塵ファン45の動力伝達は、
排藁カッター装置15に駆動を伝達するプーリ42より
取り出すようにしている。図5に示すように、前記排藁
カッター装置15のプーリ42を二連式のプーリにし、
該プーリ42と集塵ファン45の駆動軸端部に固設する
プーリ47との間にベルト48を巻回して、集塵ファン
45の駆動を脱穀選別装置Dの動力伝達部Fと同調して
駆動されている。
排藁カッター装置15に駆動を伝達するプーリ42より
取り出すようにしている。図5に示すように、前記排藁
カッター装置15のプーリ42を二連式のプーリにし、
該プーリ42と集塵ファン45の駆動軸端部に固設する
プーリ47との間にベルト48を巻回して、集塵ファン
45の駆動を脱穀選別装置Dの動力伝達部Fと同調して
駆動されている。
【0017】この動力伝達構成を有する排藁カッター装
置15側部に配置する前記排気ダクト44cは、上下途
中部を屈曲させて、集塵ファン45を駆動するプーリ4
2・47とベルト48との干渉を避け、排気ダクト44
c上端部を内側に屈曲してファンカバー46の左右途中
部に接続し、ファンカバー46側部に藁屑を搬送するよ
うに構成している。また、前記ファンカバー46の内側
端部に投入ダクト49が固設され、藁屑を排藁カッター
装置15の上部に確実に投入している。
置15側部に配置する前記排気ダクト44cは、上下途
中部を屈曲させて、集塵ファン45を駆動するプーリ4
2・47とベルト48との干渉を避け、排気ダクト44
c上端部を内側に屈曲してファンカバー46の左右途中
部に接続し、ファンカバー46側部に藁屑を搬送するよ
うに構成している。また、前記ファンカバー46の内側
端部に投入ダクト49が固設され、藁屑を排藁カッター
装置15の上部に確実に投入している。
【0018】そして、集塵ファン45を駆動させると、
集塵ダクト44内に負圧が生じており、吸い込みダクト
45b・45bの下端部より安全カバー40低部に堆積
する藁屑が吸い込まれ、メインダクト44a、排出ダク
ト44cを介して、集塵ファン45のファンカバー46
内に搬送され、図3に示すようにファンカバー46内側
端部より排藁カッター装置15内に投入され、切断され
た排藁と共に、機体後部より機外に排出されている。ま
た、前記集塵ファン45の駆動を、動力伝達部Fと連動
させており、脱穀選別装置Dを駆動させている間は、常
に集塵ファン45が駆動しており、安全カバー40内の
藁屑を吸引し、藁屑が堆積することを防いでいる。
集塵ダクト44内に負圧が生じており、吸い込みダクト
45b・45bの下端部より安全カバー40低部に堆積
する藁屑が吸い込まれ、メインダクト44a、排出ダク
ト44cを介して、集塵ファン45のファンカバー46
内に搬送され、図3に示すようにファンカバー46内側
端部より排藁カッター装置15内に投入され、切断され
た排藁と共に、機体後部より機外に排出されている。ま
た、前記集塵ファン45の駆動を、動力伝達部Fと連動
させており、脱穀選別装置Dを駆動させている間は、常
に集塵ファン45が駆動しており、安全カバー40内の
藁屑を吸引し、藁屑が堆積することを防いでいる。
【0019】また、唐箕28によって発生した選別風の
一部を安全カバー40の上部に送風し、脱穀選別室と駆
動伝達室とを仕切るエアカーテンを形成し、安全カバー
40内への藁屑の侵入を防ぐ構成にすることもできる。
一部を安全カバー40の上部に送風し、脱穀選別室と駆
動伝達室とを仕切るエアカーテンを形成し、安全カバー
40内への藁屑の侵入を防ぐ構成にすることもできる。
【0020】また、前記安全カバー40によって被装さ
れている動力伝達室に堆積する藁屑を集塵装置Kを用い
て集塵し、排出する構成とは別に、動力伝達室下部の底
板50に堆積する藁屑を検知する手段を配置し、藁屑が
堆積していることを検知した場合に底板50を回動し、
藁屑を排出する構成にすることもできる。即ち、図6、
図7に示すように、機体フレーム2に固定されていた底
板50を、機体フレーム2に回動自在に枢支し、機体フ
レーム2上面にストッパー51が固設され、該ストッパ
ー51が機体フレーム2より外側に突出され、底板50
を上方に回動した場合に、水平状より上方に回動するこ
とが規制されている。
れている動力伝達室に堆積する藁屑を集塵装置Kを用い
て集塵し、排出する構成とは別に、動力伝達室下部の底
板50に堆積する藁屑を検知する手段を配置し、藁屑が
堆積していることを検知した場合に底板50を回動し、
藁屑を排出する構成にすることもできる。即ち、図6、
図7に示すように、機体フレーム2に固定されていた底
板50を、機体フレーム2に回動自在に枢支し、機体フ
レーム2上面にストッパー51が固設され、該ストッパ
ー51が機体フレーム2より外側に突出され、底板50
を上方に回動した場合に、水平状より上方に回動するこ
とが規制されている。
【0021】また、前記底板50の下面途中部にバネ5
2が固設され、バネ52の他端が機体フレーム2下部に
固設され、底板50が下方に回動するように付勢されて
いる。更に、前記ストッパー51の外側端部より上方に
ステー53が突出され、該ステー53端部にアウタケー
ス54の外側端部が固設され、該アウタケース54内側
端部が側部壁16より内側に延出されている。該アウタ
ケース54内にワイヤー55が支持され、該ワイヤー5
5の一端がアウタケース54外側端部より突出され、底
板50の上面途中位置に連結され、ワイヤー55の他端
がアウタケース54内側端部より突出され、駆動モータ
等のアクチュエーター56の駆動によって一定角度回動
するアーム57端部に接続されている。前記駆動モータ
56の駆動を停止した状態で、アーム57が一定位置に
配され、その位置でワイヤー55が引っ張られ、バネ5
2によって下方に付勢されている底板50が上方に回動
され、底板50を水平状に配置し、駆動伝動部Fの下部
が被装されている。
2が固設され、バネ52の他端が機体フレーム2下部に
固設され、底板50が下方に回動するように付勢されて
いる。更に、前記ストッパー51の外側端部より上方に
ステー53が突出され、該ステー53端部にアウタケー
ス54の外側端部が固設され、該アウタケース54内側
端部が側部壁16より内側に延出されている。該アウタ
ケース54内にワイヤー55が支持され、該ワイヤー5
5の一端がアウタケース54外側端部より突出され、底
板50の上面途中位置に連結され、ワイヤー55の他端
がアウタケース54内側端部より突出され、駆動モータ
等のアクチュエーター56の駆動によって一定角度回動
するアーム57端部に接続されている。前記駆動モータ
56の駆動を停止した状態で、アーム57が一定位置に
配され、その位置でワイヤー55が引っ張られ、バネ5
2によって下方に付勢されている底板50が上方に回動
され、底板50を水平状に配置し、駆動伝動部Fの下部
が被装されている。
【0022】また、藁屑が堆積していることを検知する
手段として、光電センサーS1が用いられている。即
ち、前記側部壁16の動力伝達室側の側面において、藁
屑のベルト34に巻き込み易い、プーリ33・33の略
下方位置に光電センサーS1が配置されている。該光電
センサーS1に対抗する位置の安全カバー40の内周面
に反射テープ58が貼設され、光電センサーS1によっ
て発信された信号が反射テープ58によって反射され、
光電センサーS1によって反射光を受信するように構成
されている。
手段として、光電センサーS1が用いられている。即
ち、前記側部壁16の動力伝達室側の側面において、藁
屑のベルト34に巻き込み易い、プーリ33・33の略
下方位置に光電センサーS1が配置されている。該光電
センサーS1に対抗する位置の安全カバー40の内周面
に反射テープ58が貼設され、光電センサーS1によっ
て発信された信号が反射テープ58によって反射され、
光電センサーS1によって反射光を受信するように構成
されている。
【0023】前記光電センサーS1にコントローラCが
接続され、該コントローラCに駆動モータ56が接続さ
れている。従って、異物が経路上に侵入し前記光電セン
サーS1によって反射光が受信されないと、コントロー
ラCが動力伝達室下部内に藁屑が堆積していると判断
し、駆動モータ56を駆動するように信号を発信し、ア
ーム57を一側向きに一定角度回動させて、ワイヤー5
5が緩められて、底板50がバネ52の付勢力に従って
下方に回動される。前記底板50が下方に回動し、動力
伝達室の下部が開放されて排藁が排出されると、光電セ
ンサーS1によって反射光が受信され、コントローラC
によって安全カバー40下部に排藁が堆積されてないと
判断し、駆動モータ56を逆方向に駆動するように信号
を送り、アーム57を逆方向に一定角度回動し、ワイヤ
ー55をバネ52の付勢力に抗して引っ張り、底板50
をストッパー51に当接する水平位置まで回動し、駆動
伝動室の下部を閉鎖している。
接続され、該コントローラCに駆動モータ56が接続さ
れている。従って、異物が経路上に侵入し前記光電セン
サーS1によって反射光が受信されないと、コントロー
ラCが動力伝達室下部内に藁屑が堆積していると判断
し、駆動モータ56を駆動するように信号を発信し、ア
ーム57を一側向きに一定角度回動させて、ワイヤー5
5が緩められて、底板50がバネ52の付勢力に従って
下方に回動される。前記底板50が下方に回動し、動力
伝達室の下部が開放されて排藁が排出されると、光電セ
ンサーS1によって反射光が受信され、コントローラC
によって安全カバー40下部に排藁が堆積されてないと
判断し、駆動モータ56を逆方向に駆動するように信号
を送り、アーム57を逆方向に一定角度回動し、ワイヤ
ー55をバネ52の付勢力に抗して引っ張り、底板50
をストッパー51に当接する水平位置まで回動し、駆動
伝動室の下部を閉鎖している。
【0024】次に、前記安全カバー40内に、動力伝達
部Fのプーリ33に巻回するベルト34の滑りによって
熱が発生した場合に、この熱を検知するセンサーを配置
することもできる。図8、図9に示すように、安全カバ
ー40内のベルト34を巻回するプーリ33・33の下
部に、温度センサーS2を配置している。該温度センサ
ーS2は、電気抵抗の変化を利用したゲージ式のセンサ
ーであり、安全カバー40内側面のプーリ33・33の
近傍位置に貼設され、スペース的に有利な構成としてい
る。前記温度センサーS2には、図10に示すように、
カプラやジャック等の接続具62で着脱可能に接続し、
接続具62を介してコントローラCに接続されている。
該コントローラCには、警報用のブザー60又はランプ
が接続されている。また、前記コントローラCには、強
制的に燃料の供給を停止する停止装置61が接続されて
いる。
部Fのプーリ33に巻回するベルト34の滑りによって
熱が発生した場合に、この熱を検知するセンサーを配置
することもできる。図8、図9に示すように、安全カバ
ー40内のベルト34を巻回するプーリ33・33の下
部に、温度センサーS2を配置している。該温度センサ
ーS2は、電気抵抗の変化を利用したゲージ式のセンサ
ーであり、安全カバー40内側面のプーリ33・33の
近傍位置に貼設され、スペース的に有利な構成としてい
る。前記温度センサーS2には、図10に示すように、
カプラやジャック等の接続具62で着脱可能に接続し、
接続具62を介してコントローラCに接続されている。
該コントローラCには、警報用のブザー60又はランプ
が接続されている。また、前記コントローラCには、強
制的に燃料の供給を停止する停止装置61が接続されて
いる。
【0025】従って、前記動力伝達部Fのベルト34が
プーリ33の外周面上をスリップし、そのスリップによ
る摩擦によって生じる熱が、前記温度センサーS2によ
って温度上昇として検出され、コントローラC内で検出
値が増幅され、安全カバー40内の温度が演算されてい
る。前記コントローラCによって、一定温度以上に温度
上昇したことが判断されると、警報ブザー60が作動
し、作業者に安全カバー40内のメンテナンスが必要な
ことを警報すると同時に、停止装置61を作動し、エン
ジンEへの動力伝達を切断するように制御している。
尚、前記コントローラCによってエンジンEを停止する
構成にしているが、刈取装置Bと脱穀選別装置Dへの動
力伝達を切断する構成にすることもできる。
プーリ33の外周面上をスリップし、そのスリップによ
る摩擦によって生じる熱が、前記温度センサーS2によ
って温度上昇として検出され、コントローラC内で検出
値が増幅され、安全カバー40内の温度が演算されてい
る。前記コントローラCによって、一定温度以上に温度
上昇したことが判断されると、警報ブザー60が作動
し、作業者に安全カバー40内のメンテナンスが必要な
ことを警報すると同時に、停止装置61を作動し、エン
ジンEへの動力伝達を切断するように制御している。
尚、前記コントローラCによってエンジンEを停止する
構成にしているが、刈取装置Bと脱穀選別装置Dへの動
力伝達を切断する構成にすることもできる。
【0026】同様に前記安全カバー41内にも温度セン
サーS2を配置し、安全カバー41内の温度上昇を検出
することもできる。尚、前記安全カバー40内のセンサ
ーは温度センサーS2に限定されるものではなく、ガス
センサーを配して、ベルトのスリップによる、焦げた臭
気を検出する構成にすることもできる。
サーS2を配置し、安全カバー41内の温度上昇を検出
することもできる。尚、前記安全カバー40内のセンサ
ーは温度センサーS2に限定されるものではなく、ガス
センサーを配して、ベルトのスリップによる、焦げた臭
気を検出する構成にすることもできる。
【0027】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したので、
次のような効果を奏するものである。即ち、請求項1の
如く、脱穀選別装置を駆動する動力伝達部を配する動力
伝達室内に集塵ダクトを配置し、動力伝達室内部の塵埃
や藁屑等を吸引するように構成したことによって、頻繁
に動力伝達室内の藁屑等を排出するメンテナンス作業を
する必要がなくなり、連続作業が可能となり作業性能を
向上することができる。また、動力伝達室内部に藁屑等
が堆積されることがなくなり、ベルトとプーリとの間に
藁屑が引き込まれることがなくなり、ベルトがスリップ
しにくい構成とされ、動力伝達効率が向上される。
次のような効果を奏するものである。即ち、請求項1の
如く、脱穀選別装置を駆動する動力伝達部を配する動力
伝達室内に集塵ダクトを配置し、動力伝達室内部の塵埃
や藁屑等を吸引するように構成したことによって、頻繁
に動力伝達室内の藁屑等を排出するメンテナンス作業を
する必要がなくなり、連続作業が可能となり作業性能を
向上することができる。また、動力伝達室内部に藁屑等
が堆積されることがなくなり、ベルトとプーリとの間に
藁屑が引き込まれることがなくなり、ベルトがスリップ
しにくい構成とされ、動力伝達効率が向上される。
【0028】また、請求項2に記載する如く、動力伝達
室は安全カバーに被装され、内部の環境を検出すること
が困難であるが、動力伝達室内に、温度センサーを配置
することによって、ベルトのスリップによって発生する
熱を検出することができ、ベルトとプーリとの間に排藁
等が引き込まれている場合や、ベルトが緩んでいる場合
等のメンテナンスの必要な時期を判断することができ、
ベルトがスリップし、発熱して発火することを未然に防
げ、動力損失をした状態で作業を継続することもなくす
ことができる。
室は安全カバーに被装され、内部の環境を検出すること
が困難であるが、動力伝達室内に、温度センサーを配置
することによって、ベルトのスリップによって発生する
熱を検出することができ、ベルトとプーリとの間に排藁
等が引き込まれている場合や、ベルトが緩んでいる場合
等のメンテナンスの必要な時期を判断することができ、
ベルトがスリップし、発熱して発火することを未然に防
げ、動力損失をした状態で作業を継続することもなくす
ことができる。
【図1】コンバインの全体側面図である。
【図2】穀選別装置の動力伝達構成を示すスケルトン図
である。
である。
【図3】本発明の集塵装置を配設する機体側部に形成し
た動力伝達室を示す側面図一部断面図である。
た動力伝達室を示す側面図一部断面図である。
【図4】排藁カッター装置に載置した集塵装置の集塵フ
ァンを示す平面図一部断面図である。
ァンを示す平面図一部断面図である。
【図5】集塵ファンへの動力伝達構成を示す斜視図であ
る。
る。
【図6】動力伝達室の底板を開閉可能にした正面断面図
である。
である。
【図7】底板の開閉可能に制御する動力伝達室の一部平
面断面図である。
面断面図である。
【図8】温度センサーを配置する動力伝達室の側面断面
図である。
図である。
【図9】同じく一部正面断面図である。
【図10】温度センサーを用いたコンバインの制御構成
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図11】エンジンを冷却する排風の搬送方向を変更さ
せる送風筒を示す平面図である。
せる送風筒を示す平面図である。
【図12】同じく送風筒の駆動構成を示す平面図であ
る。
る。
D 脱穀選別装置 F 動力伝達部 K 集塵装置 15 排藁カッター装置 40 安全カバー 41 安全カバー 44 集塵ダクト 45 集塵ファン 50 底板 S1 光電センサー S2 温度センサー
Claims (2)
- 【請求項1】 刈り取り、脱穀後の穀粒を選別する脱穀
選別装置と排藁を処理する排藁カッター装置の動力伝達
部を機体側部に配し、該動力伝達部を側方より安全カバ
ーを用いて被装するコンバインにおいて、前記安全カバ
ー内に集塵ダクトを配置し、該集塵ダクト一端部を排藁
カッター装置の上部に載置した集塵ファンに連通し、集
塵ダクト他端部を動力伝達部下部に配置し、安全カバー
内の塵埃や藁屑を排出するようにしたことを特徴とする
コンバインの動力伝達室。 - 【請求項2】 刈り取り、脱穀後の穀粒を選別する脱穀
選別装置と排藁を処理する排藁カッター装置の動力伝達
部を機体側部に配し、該動力伝達部を側方より安全カバ
ーを用いて被装するコンバインにおいて、前記安全カバ
ー下部に温度センサーを設け、安全カバー内部の温度上
昇を検出したことを特徴とするコンバインの動力伝達
室。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4213697A JPH10234220A (ja) | 1997-02-26 | 1997-02-26 | コンバインの動力伝達室 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4213697A JPH10234220A (ja) | 1997-02-26 | 1997-02-26 | コンバインの動力伝達室 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10234220A true JPH10234220A (ja) | 1998-09-08 |
Family
ID=12627537
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4213697A Pending JPH10234220A (ja) | 1997-02-26 | 1997-02-26 | コンバインの動力伝達室 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10234220A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021003018A (ja) * | 2019-06-25 | 2021-01-14 | 株式会社クボタ | 収穫機 |
-
1997
- 1997-02-26 JP JP4213697A patent/JPH10234220A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021003018A (ja) * | 2019-06-25 | 2021-01-14 | 株式会社クボタ | 収穫機 |
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