JPH10234025A - データ共有システムおよびそれに用いるデータ通信端末、データ処理装置およびデータ処理方法 - Google Patents

データ共有システムおよびそれに用いるデータ通信端末、データ処理装置およびデータ処理方法

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JPH10234025A
JPH10234025A JP9037644A JP3764497A JPH10234025A JP H10234025 A JPH10234025 A JP H10234025A JP 9037644 A JP9037644 A JP 9037644A JP 3764497 A JP3764497 A JP 3764497A JP H10234025 A JPH10234025 A JP H10234025A
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JP9037644A
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Masanori Kawashima
正徳 川島
Mitsutoshi Uchida
光俊 内田
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 共有データを入力した時点で自端末において
直ちにそれを確認することができるようにするととも
に、他端末でもその共有データが表示されたかどうかを
自端末で容易に確認することができるようにする。 【解決手段】 データ入力部104によりデータが入力
された時点でそれを第1の描画形式8で表示する新規オ
ブジェクト描画手段2と、入力データが相手端末に送信
され表示が完了した時点で、前記第1の描画形式8で表
示されていたデータを第2の描画形式9で再表示する受
信確認オブジェクト描画手段5とを設け、共有データを
入力した時点でそれを仮表示することにより、入力デー
タを直ちに確認できるようにするとともに、前記共有デ
ータが相手端末で表示された時点でそれを本来の態様で
再表示することにより、仮表示中のデータは相手端末で
未だ表示されていないということを自端末で容易に認識
できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ共有システ
ム、およびドキュメント等のデータを構成する文字・図
形等のオブジェクト情報を送受信することによりドキュ
メントの共有が可能なデータ通信端末、並びにデータ処
理装置および方法に関し、特に、前記データ通信端末間
で共有する表示画面上に入力されたオブジェクトの描画
方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、テレビ会議専用端末やパーソナル
コンピュータ等のデータ通信端末をLAN(ローカルエ
リアネットワーク)、ISDN(サービス総合ディジタ
ル網)、PSTN(アナログ電話網)、CSPDN(回
線交換網)等の通信回線に接続し、音声、映像、データ
といった様々なメディアを伝送することにより、遠隔地
間で会議を行うことができるようにしたテレビ会議シス
テムが普及している。
【0003】このようなシステムでは、例えば図14に
示すように、通信回線を介して接続された2つのデータ
通信端末A,B間でドキュメントを構成するオブジェク
ト情報を送受信することにより、各端末A,Bの表示装
置上に同一のドキュメント(共有ドキュメント)を表示
する。そして、その共有ドキュメントを見ながら音声で
打ち合わせをするといった機能が提供されていることが
一般的である。
【0004】図15は、前記従来のテレビ会議システム
において、共有ドキュメント上に新たなオブジェクトを
追加した場合の処理の一例を示すシーケンス図である。
同図において、ステップS151で、一方のデータ通信
端末Aの表示装置上に表示されている共有ドキュメント
に対して新たなオブジェクト(この例では「円」)を追
加すると、ステップS152では、前記ステップS15
1で追加されたオブジェクトの情報に基づき、該オブジ
ェクトが前記一方のデータ通信端末Aの表示装置に表示
された共有ドキュメント上に追加して描画される。
【0005】次のステップS153では、前記ステップ
S151で追加されたオブジェクトの情報が現在通信中
である他方のデータ通信端末Bに対して送信される。ス
テップS154では、前記ステップS153において一
方のデータ通信端末Aから送信されたオブジェクト情報
を、他方のデータ通信端末Bが受信する。そして、ステ
ップS155で、前記ステップS154で受信したオブ
ジェクト情報に基づき、該オブジェクトが他方のデータ
通信端末Bの表示装置に表示された共有ドキュメント上
に追加して描画される。
【0006】このように、従来は、複数の端末間で共有
したい情報を自端末において入力した時点でそれを自端
末に表示し、その後、その共有情報を相手端末に送信し
て相手端末に表示するようになされていた。また、これ
とは逆に、共有情報を自端末において入力した時点でま
ずそれを相手端末に送信し、その後、自端末において表
示するようにしたシステムもある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来例では、図15のように共有ドキュメント上に新たな
オブジェクトを追加する場合、一方のデータ通信端末A
の表示装置上に表示された共有ドキュメントに前記オブ
ジェクトが描画された時刻T1 から、他方のデータ通信
端末Bの表示装置に表示された共有ドキュメント上に前
記追加されたオブジェクトが描画される時刻T2 までに
時間差がある。
【0008】そのため、時刻T1 から時刻T2 の間に一
方のデータ通信端末Aのユーザが、新たに入力したオブ
ジェクトについての説明を音声等により始めてしまうこ
とも考えられる。その場合には、他方のデータ通信端末
Bにはその説明の対象となっているオブジェクトが未だ
表示されていないため、前記一方のデータ通信端末Aの
ユーザの説明の意図が正しく伝わらなくなってしまうと
いう問題があった。
【0009】このような問題は、通信に利用する回線の
通信速度が遅い場合、送信するオブジェクトが図形や画
像などのビットマップデータのような大容量のデータで
ある場合、あるいは送信するオブジェクトが複数のオブ
ジェクトで構成される複合オブジェクトである場合等に
顕著となる。
【0010】また、オブジェクト情報の送信処理の完了
を待ってから自端末に入力オブジェクトを表示するよう
にした場合には、入力したオブジェクトが自端末の表示
装置に表示されるまでに時間がかかるので、実際に入力
されたオブジェクトを直ちに確認することができず、連
続的に情報入力を行うことが困難になる場合が生じると
いう問題もあった。
【0011】本発明は前記問題を解決するために成され
たものであり、共有画面上にデータを入力したユーザ
が、そのデータを入力した時点で直ちにそれを確認する
ことができるようにするとともに、他のデータ通信端末
の表示装置でも表示されたかどうかを確認することがで
きるようにすることにより、共有ドキュメントを用いた
円滑な打ち合わせ環境を提供できるようにすることを目
的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のデータ共有シス
テムは、複数端末間でデータを送受信することにより前
記データを共有表示して共同作業が行えるようになされ
たデータ共有システムにおいて、前記複数端末で共有す
るデータを入力するための入力手段と、前記入力手段に
より入力されたデータを通信相手端末に送信するデータ
送信手段と、前記データ送信手段により送信されたデー
タを受信するデータ受信手段と、前記データ受信手段で
受信したデータに関して前記通信相手端末において表示
が完了したことを前記データの送信元端末に通知する受
信完了通知手段と、前記入力手段によりデータが入力さ
れたときにその入力されたデータを前記送信元端末の表
示装置に第1の描画形式で表示するとともに、前記受信
完了通知手段により前記通信相手端末における表示が完
了しとことが通知されたときに前記第1の描画形式とは
異なる第2の描画形式で前記データを再表示するように
するデータ表示手段とを備えたことを特徴とする。
【0013】本発明の他の特徴とするところは、通信回
線を介して複数のデータ通信端末が接続され、前記複数
のデータ通信端末間でデータを送受信し、各端末の表示
装置上に同一のデータを表示することにより、前記複数
のデータ通信端末で共同作業が可能なようになされたデ
ータ共有システムにおいて、前記表示装置の共有画面上
に表示するためのデータとして、オブジェクト情報を入
力するオブジェクト情報入力手段と、前記オブジェクト
情報入力手段により入力されたオブジェクト情報に基づ
き、オブジェクト入力側のデータ通信端末における表示
装置の共有画面上にオブジェクトを第1の描画形式で描
画する入力オブジェクト描画手段と、前記オブジェクト
情報入力手段により入力されたオブジェクト情報を他の
データ通信端末に送信するオブジェクト情報送信手段
と、前記オブジェクト入力側のデータ通信端末から送信
されたオブジェクト情報を受信するオブジェクト情報受
信手段と、前記オブジェクト情報受信手段で前記オブジ
ェクト情報を受信したときに、その受信したオブジェク
ト情報に基づき、オブジェクト受信側のデータ通信端末
における表示装置の共有画面上にオブジェクトを前記第
1の描画形式とは異なる第2の描画形式で描画する受信
オブジェクト描画手段と、前記オブジェクト入力側のデ
ータ通信端末に対して、オブジェクト情報を受信したこ
とを通知するオブジェクト情報受信確認手段と、前記オ
ブジェクト情報受信確認の通知を受けたときに、その受
信確認されたオブジェクトを前記オブジェクト入力側の
データ通信端末における表示装置の共有画面上に前記第
2の描画形式で描画する受信確認オブジェクト描画手段
とを具備することを特徴とする。
【0014】本発明のその他の特徴とするところは、前
記第2の描画形式をユーザが指定するためのオブジェク
ト描画形式指定手段を更に具備することを特徴とする。
【0015】本発明のその他の特徴とするところは、前
記第1の描画形式と前記第2の描画形式とが、描画に使
用する色により識別されることを特徴とする。
【0016】本発明のその他の特徴とするところは、前
記第1の描画形式で使用する色が、前記第2の描画形式
で指定可能な色以外の特定の色であることを特徴とす
る。
【0017】本発明のその他の特徴とするところは、前
記第2の描画形式に対して特定の変換処理を施すことに
より前記第1の描画形式を求めるための描画形式変換手
段を更に具備することを特徴とする。
【0018】本発明のその他の特徴とするところは、前
記描画形式変換手段が、前記第2の描画形式で指定され
た色を淡色表現する処理を施すことにより前記第1の描
画形式で使用する色を求めることを特徴とする。
【0019】本発明のデータ通信端末は、データを入力
するためのデータ入力手段と、前記データ入力手段によ
り入力されたデータを他のデータ通信端末に送信する送
信手段と、前記他のデータ通信端末から送られてくるデ
ータを受信する受信手段と、前記データ入力手段により
入力されたデータと前記受信手段により受信されたデー
タとを同一の表示領域に表示する共有データ表示手段
と、前記共有データ表示手段に、前記データ入力手段に
よりデータが入力された時点で、その入力データを本来
表示すべき態様とは異なる態様で表示し、前記入力デー
タを上記送信手段によって前記他のデータ通信端末に送
信して表示する処理が完了した時点で、前記データを本
来の態様で再表示するようにする表示制御手段とを備え
たことを特徴とする。
【0020】本発明のデータ処理装置は、他端末とデー
タの通信をすることにより前記データを共有表示可能な
データ処理装置であって、前記他端末と共有表示を行う
ためのデータを入力する入力手段と、前記入力手段によ
り入力されたデータを前記他端末に送信する送信手段
と、前記他端末において前記データが表示されたことを
示す情報を受信する受信手段と、前記受信手段による受
信に応じて前記他端末において前記データが表示された
ことを報知する報知手段とを有することを特徴とする。
【0021】本発明の他の特徴とするところは、前記入
力されたデータが図形データであることを特徴とする。
また、前記報知手段は、前記入力されたデータの表示状
態を変化させることを特徴とする。また、前記表示状態
の変化は、前記データの表示を他の表示状態に切り替え
再表示することにより実現されることを特徴とする。ま
た、前記表示状態の変化は、前記データの表示を他の色
に変化させることを特徴とする。
【0022】本発明のデータ処理方法は、他端末とデー
タの通信をすることにより前記データを共有表示するデ
ータ処理方法であって、前記他端末と共有表示を行うた
めに入力されたデータを前記他端末に送信し、前記他端
末において前記データが表示されたことを示す情報を受
信したことに応じて前記他端末において前記データが表
示されたことを報知するようにしたことを特徴とする。
【0023】本発明の他の特徴とするところは、前記共
有表示を行うために入力されたデータが図形データであ
ることを特徴とする。また、前記入力されたデータの表
示状態を変化させることによって報知を行うことを特徴
とする。また、前記データの表示を他の表示状態に切り
替え再表示することによって前記表示状態の変化を実現
することを特徴とする。また、前記データの表示を他の
色に変化させることによって前記表示状態の変化を実現
することを特徴とする。
【0024】上記のように構成した本発明のデータ共有
システムおよびデータ通信端末によれば、共有データが
その入力時点でデータ入力側端末の表示装置に第1の描
画形式で仮表示されるようになるので、データ入力を行
ったユーザは、その入力データを直ちに視覚的に確認す
ることが可能となり、これにより、それに続くデータ入
力を容易に行うことが可能となる。しかも、前記共有デ
ータが相手端末でも表示された時点で本来の第2の描画
形式で再表示されることとなるので、仮表示が本来の表
示に変わるまでは仮表示中のデータは相手端末において
完全に表示されていないということを認識することが可
能となる。
【0025】また、上記のように構成した本発明のデー
タ処理装置およびデータ処理方法によれば、共有データ
が他端末に送信され、他端末でも表示された時点でその
旨が報知されることとなるので、他端末において共有デ
ータが完全に表示されているか否かを送信側で認識する
ことが可能となる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
一実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施
形態であるデータ通信端末(データ処理装置を含む)の
構成を示すブロック図である。
【0027】同図に示すように、本実施形態のデータ通
信端末は、CPU101、ROM102、RAM10
3、入力部104、出力部105、および通信制御部1
06で構成され、それぞれがシステムバス107を介し
て接続されている。そして、このような構成のデータ通
信端末が通信回線100を介して複数接続されることに
より、本実施形態のデータ共有システムが構成される。
【0028】前記の構成において、CPU101は、R
OM102に格納されている様々なプログラムを実行
し、データ通信端末全体の制御を行うために設けられて
いるものである。ROM102は、本実施形態の新規オ
ブジェクト情報入力手段1、新規オブジェクト描画手段
2、受信オブジェクト描画手段3、オブジェクト情報受
信確認手段4、受信確認オブジェクト描画手段5、オブ
ジェクト描画形式指定手段6、およびオブジェクト描画
形式変換手段7を実行するためのプログラムと、データ
共有システムおよびデータ通信端末として必要なその他
の従来の処理を行うためのプログラムとを格納するため
に設けられているものである。
【0029】RAM103は、前記CPU101の作業
領域、および前記ROM102に格納されている様々な
プログラムにより使用されるデータ(例えば、端末間で
送受信されるオブジェクト情報、入力部104および出
力部105で使用する入出力情報など)を一時格納する
格納領域として使用するために設けられているものであ
る。このRAM103には、固定の、またはオブジェク
ト描画形式変換手段7から求められる第1の描画形式8
や、前記オブジェクト描画形式指定手段6により指定さ
れる第2の描画形式9の情報が格納される。
【0030】入力部104は、マウス、キーボード、ラ
イトペン等の入力装置を具備し、本実施形態のデータ共
有システムを制御または使用するために必要な様々な情
報を入力するために設けられているものである。また、
出力部105は、CRTモニタ、液晶ディスプレイ等の
表示装置を具備し、本実施形態のデータ共有システムで
共有するドキュメント等を表示するために設けられてい
るものである。
【0031】通信制御部106は、LAN、ISDN、
PSTN、CSPDN等の通信回線100に接続され、
各々の通信回線の規定に従った回線制御を行うことによ
り、図示しない他のデータ通信端末間を接続し、データ
共有システム内で共有ドキュメントを構成するオブジェ
クト情報を送受信したり、オブジェクト情報の受信確認
通知をしたりするために設けられているものである。
【0032】また、前記ROM102において、新規オ
ブジェクト情報入力手段1は、データ通信端末の出力部
105に備えられた表示装置の共有画面上に新たなオブ
ジェクトを入力するために、前記入力部104に備えら
れたマウス等からの入力を監視し、入力があったときに
それに対応する適切なオブジェクト情報を生成するため
に設けられているものである。なお、生成されたオブジ
ェクト情報は、出力部105および通信制御部106に
与えられる。
【0033】新規オブジェクト描画手段2は、前記新規
オブジェクト情報入力手段1により生成されたオブジェ
クト情報に基づき、前記出力部105に備えられた表示
装置の共有画面上に、前記RAM103に格納されてい
る第1の描画形式8で前記新たに入力されたオブジェク
トを描画するために設けられているものである。
【0034】受信オブジェクト描画手段3は、通信相手
のデータ通信端末(図示せず)から送信されたオブジェ
クト情報を受信した場合に、その受信したオブジェクト
情報に基づき、前記出力部105に備えられた表示装置
の共有画面上に、前記RAM103に格納されている第
2の描画形式9で受信オブジェクトを描画するために設
けられているものである。
【0035】オブジェクト情報受信確認手段4は、前記
受信オブジェクト描画手段3により描画を行ったオブジ
ェクト情報の送信元のデータ通信端末に対して、そのオ
ブジェクト情報を受信して表示したことの確認通知を通
信制御部106を介して送信するために設けられている
ものである。
【0036】受信確認オブジェクト描画手段5は、通信
相手のデータ通信端末からオブジェクト情報の受信確認
通知を受信した場合に、受信確認されたオブジェクト
(入力部104より入力して前記通信相手のデータ通信
端末に送っていたオブジェクト)を、前記出力部105
に備えられた表示装置の共有画面上に、前記RAM10
3に格納されている第2の描画形式9で描画するために
設けられているものである。
【0037】オブジェクト描画形式指定手段6は、受信
オブジェクト描画手段3および受信確認オブジェクト描
画手段5により使用される第2の描画形式9(例えば、
描画に使用する色)を指定し、その指定した情報を前記
RAM103に格納するために設けられているものであ
る。
【0038】オブジェクト描画形式変換手段7は、前記
オブジェクト描画形式指定手段6により指定され、前記
RAM103に格納された第2の描画形式9に対して特
定の変換処理を施すことにより、前記新規オブジェクト
描画手段2で使用する前記第1の描画形式8を求め、そ
の情報を前記RAM103に格納するために設けられて
いるものである。
【0039】図2は、本実施形態のデータ共有システム
におけるデータ入力時の処理の一例を示すシーケンス図
である。なお、この図2の例では、共有画面に表示され
ている共有ドキュメント上にオブジェクトを新たに追加
する場合を示しているが、本発明は、共有ドキュメント
上にオブジェクトを追加する場合に限られない。すなわ
ち、共有画面上に何らかのデータを入力する場合の全て
に適用が可能であり、その場合の動作も以下と同様であ
る。
【0040】図2において、ステップS201では、一
方のデータ通信端末Aの表示装置上に表示されている共
有ドキュメントに対して、新たなオブジェクト(この例
では「円」のオブジェクト)を追加する。なお、追加入
力したオブジェクトを描画する際の第2の描画形式9
(例えば表示色)をユーザが指定する場合は、このステ
ップS201において行う。
【0041】次に、ステップS202では、前記ステッ
プS201で入力されたオブジェクトの情報に基づき、
その追加されたオブジェクトを、前記表示装置に表示さ
れている共有ドキュメント上に前記第1の描画形式8で
描画する。なお、ここでは、第1の描画形式8として、
第2の描画形式9の色を淡色表現した色を使うものとす
る。
【0042】ステップS203では、前記ステップS2
01において入力されたオブジェクト情報を、現在通信
中である他方のデータ通信端末Bに対して送信する。ス
テップS204では、前記一方のデータ通信端末Aから
ステップS203において送信されたオブジェクト情報
を、他方のデータ通信端末Bが受信する。
【0043】ステップS205では、前記ステップS2
04において受信したオブジェクト情報に基づき、他方
のデータ通信端末Bの表示装置に表示された共有ドキュ
メント上に、その受信したドキュメントを第2の描画形
式9で描画する。ステップS206では、前記ステップ
S204で受信したオブジェクト情報の送信元である一
方のデータ通信端末Aに対して、そのオブジェクト情報
を受信して表示装置上に描画したことを通知する。
【0044】ステップS207では、前記ステップS2
06において他方のデータ通信端末Bから通知されたオ
ブジェクト情報の受信確認通知を一方のデータ通信端末
Aが受信する。そして、次のステップS208で、前記
ステップS207にて通信相手のデータ通信端末におけ
る受信が確認されたオブジェクトを、第2の描画形式9
で再描画する。
【0045】このシーケンス図で示したように、本実施
形態によれば、新たなオブジェクトを入力した一方のデ
ータ通信端末Aにおいて、そのオブジェクトが一方のデ
ータ通信端末Aの表示装置に描画された時刻T1 から、
そのオブジェクトが他方のデータ通信端末Bに送信さ
れ、該他方のデータ通信端末Bの表示装置に描画された
ことが確認されて一方のデータ通信端末A上に該オブジ
ェクトが第2の描画形式9で再描画される時刻T2 まで
の間、前記新たに入力されたオブジェクトは、通信相手
のデータ通信端末Bで既に描画されていることが確認さ
れているオブジェクト(第2の描画形式9で描画されて
いるオブジェクト)とは異なる第1の描画形式8で表示
されることとなる。
【0046】このため、ユーザは、送信を行っている間
も入力したオブジェクトを視覚的に確認することがで
き、それに続く情報入力を容易に行うことができるとと
もに、入力したオブジェクトが通信相手のデータ通信端
末で表示されたかどうかを、描画形式の違いによって一
目で確認することができるようになる。
【0047】図3は、前述した本実施形態に係るデータ
通信端末において、ユーザが新たなオブジェクト情報を
入力した場合の処理の一例を示すフローチャートであ
る。同図において、ステップS301では、データ通信
端末のユーザが前記図1の入力部104に備えられたマ
ウス等の入力装置により、前記出力部105に備えられ
た表示装置に表示されている共有ドキュメント上に新た
なオブジェクトを追加するための操作を行ったかどうか
を確認する。
【0048】ここで、ユーザによる新たなオブジェクト
の追加入力があった場合はステップS302に進み(ス
テップS301:Yes)、追加入力がなかった場合は
ステップS301の処理を繰り返す(ステップS30
1:No)。ステップS302では、前記ステップS3
01でのユーザの操作により入力された情報をオブジェ
クトを描画するための情報に変換し、ステップS303
に進む。
【0049】ステップS303では、前記ステップS3
02で生成されたオブジェクト情報に基づき、その入力
を行ったデータ通信端末の表示装置に表示されている共
有ドキュメント上に、該入力されたオブジェクトを第1
の描画形式8(例えば、第2の描画形式9を淡色表現し
た色)で描画し、ステップS304に進む。ステップS
304では、前記オブジェクト情報をRAM103に格
納し、ステップS305に進む。ステップS305で
は、前記オブジェクト情報を現在通信中のデータ通信端
末に対して送信し、本処理を終了する。
【0050】図4は、前述した本実施形態に係るデータ
通信端末において、通信相手のデータ通信端末からオブ
ジェクト情報を受信した場合の処理の一例を示すフロー
チャートである。同図において、ステップS401で
は、現在通信中のデータ通信端末からオブジェクト情報
を受信したかどうかを監視する。ここで、オブジェクト
情報を受信した場合はステップS402に進み(ステッ
プS401:Yes)、オブジェクトの受信がない場合
はステップS401の処理を繰り返す(ステップS40
1:No)。
【0051】ステップS402では、前記ステップS4
01において受信したオブジェクト情報を基に、そのオ
ブジェクト情報を受信したデータ通信端末の表示装置に
表示されている共有ドキュメント上に、前記RAM10
3に格納されている第2の描画形式9で受信オブジェク
トを描画し、ステップS403に進む。ステップS40
3では、通信相手からオブジェクトを受信して前記共有
ドキュメント上にそのオブジェクトの描画が完了したこ
とを、該オブジェクトの送信元であるデータ通信端末に
対して通知し、本処理を終了する。
【0052】図5は、前述した本実施形態に係るデータ
通信端末において、通信相手のデータ通信端末からオブ
ジェクト情報の受信確認通知を受けた場合の処理の一例
を示すフローチャートである。同図において、ステップ
S501では、現在通信中のデータ通信端末から以前に
送信したオブジェクト情報の受信確認通知が来たかどう
かを監視し、受信確認通知があった場合はステップS5
02に進み(ステップS501:Yes)、受信確認通
知がなかった場合はステップS501の処理を繰り返す
(ステップS501:No)。
【0053】ステップS502では、前記ステップS5
01で受信確認がされたオブジェクトの情報を前記RA
M103から取得し(前記図3のステップS304にお
いて記憶されている)、ステップS503に進む。ステ
ップS503では、前記ステップS502で取得したオ
ブジェクト情報に基づき、該オブジェクトを、前記表示
装置に表示されている共有オブジェクト上に前記RAM
103に格納されている第2の描画形式9で描画し、ス
テップS504に進む。ステップS505では、前記ス
テップS502で取得したオブジェクト情報を前記RA
M103上から破棄し、本処理を終了する。
【0054】図6は、前述した本実施形態に係るデータ
通信端末において、ユーザが第2の描画形式9を指定す
る場合の処理の一例を示すフローチャートである。同図
において、ステップS601では、データ通信端末の入
力部104に備えられたマウス等により、ユーザからの
描画形式指定(オブジェクト描画形式指定手段6による
処理)があったかどうかを監視し、描画形式指定があっ
た場合はステップS602に進み(ステップS601:
Yes)、描画形式指定がなかった場合はステップS6
01の処理を繰り返す(ステップS601:No)。
【0055】ステップS602では、前記ステップS6
01で指定された描画形式をRAM103に第2の描画
形式9として格納し、ステップS603に進む。ステッ
プS603では、前記ステップS601で指定された第
2の描画形式9に対して予め決められている特定の変換
処理(オブジェクト描画形式変換手段7による処理)を
施すことにより、第1の描画形式8を求め、ステップS
604に進む。ステップS604では、前記ステップS
603で求めた第1の描画形式8を前記RAM103に
格納し、本処理を終了する。
【0056】このように、本実施形態では、第2の描画
形式9を指定するためのオブジェクト描画形式指定手段
6を設けたので、通信を行っている全てのデータ通信端
末において表示が完了しているオブジェクトの描画形式
をユーザが自由に指定することが可能になる。また、本
実施形態では、第2の描画形式9に特定の変換処理を行
うことにより第1の描画形式8を求めるドキュメント描
画形式変換手段7を設けたので、ユーザが指定した第2
の描画形式9をもとにしてシステムが第1の描画形式8
を自動的に求めることが可能になる。
【0057】また、本実施形態では、前記ドキュメント
描画形式変換手段7が、第2の描画形式9で指定された
色を淡色表現する処理を行うことによって前記第1の描
画形式8で使用する色を求めるようにしているので、第
1の描画形式8で使用する色として、第2の描画形式9
で指定された色を反映した適切な色を使用することが可
能になる。
【0058】次に、図1に示した本実施形態のデータ通
信端末をより具体的に示したハードウェア構成の例を、
図7に示す。この図7において、図1に示したブロック
と同じブロックには同一の符号を付している。
【0059】図7に示すように、図1の入力部104
は、キーボード10、キーボードI/F11、マウス1
2およびマウスI/F13により構成されている。ま
た、図1の出力部105は、モニタ14およびモニタI
/F15により構成されている。さらに、図1の通信制
御部106は、通信回線の一例であるISDN100に
接続されたISDN I/Fで構成されている。
【0060】この場合、文字情報はキーボード10を使
って入力され、図形情報はマウス12を使って入力され
る。これらの入力された文字や図形のデータは、モニタ
14に表示されると同時に、ISDN100を経由して
他のデータ通信端末(図示せず)に送信される。また、
モニタ14には、ISDN100を経由して他のデータ
通信端末から受信したデータ情報も表示される。
【0061】図8は、図7のRAM103内に必要に応
じて動的に確保される送信情報のキュー領域の構造を示
す概念図である。前記キーボード10から入力された文
字情報やマウス12から入力された図形情報などのデー
タは、このRAM103内の送信情報キューに一時格納
され、ISDN100を経由して順次送信される。
【0062】図8に示すように、1つの送信情報キュー
は、送信中か送信待ちかの状態を示す情報と、入力され
たデータの種別を示す情報と、データの表示位置を示す
情報と、データの表示色を示す情報と、データへのアク
セスポインタを示す情報と、次の送信情報キューへのア
クセスポインタを示す情報とで構成される。
【0063】そして、このような構成でなる複数の送信
情報キューがその内部の「次キューへのポインタ」情報
で順次リンクされ、それぞれの送信情報キュー内の「情
報へのポインタ」情報で示されるデータがISDN10
0を経由して順次送信される。なお、前記「次キューへ
のポインタ」情報がNULLの場合、次にリンクされる
送信情報キューが存在しないことを意味し、「先頭キュ
ーへのポインタ」情報がNULLの場合は、送信すべき
情報が存在しないことを意味する。
【0064】次の図9〜図13は、前記送信情報キュー
を用いて複数端末でデータの共有化を図る際の処理手順
を示すフローチャートであり、これらの処理は、ROM
102に格納されているオペレーティングシステムによ
って入出力イベントに応じて実行される。
【0065】図9は、キーボード10から文字入力のイ
ベントが発生したときに実行される処理である。まずス
テップS1において、入力されたキーコードを文字コー
ドに変換し、次のステップS2において、当該文字コー
ドを表示するための情報をRAM103内の送信情報キ
ューに格納する。次に、ステップS3において、当該文
字情報を本来表示すべき濃度より薄い濃度でモニタ14
に表示して、文字入力に対する処理を終わる。
【0066】図10は、マウス12から図形入力のイベ
ントが発生したときに実行される処理である。まずステ
ップS11において、入力されたマウス制御情報を図形
情報に変換し、次のステップS12において、当該図形
情報を表示するための情報をRAM103内の送信情報
キューに格納する。次に、ステップS13において、当
該図形情報を本来表示すべき濃度より薄い濃度でモニタ
14に表示して、図形入力に対する処理を終わる。
【0067】図11は、システムのタイマ割り込みによ
って一定時間毎に実行される処理である。このインタラ
プト処理では、まずステップS21においてRAM10
3内の送信情報キューを調べ、送信すべき情報があるか
どうかを判断する。ここで、送信すべき情報(前述のよ
うに入力された文字情報や図形情報)がない場合はイン
タラプト処理を直ちに終了し、送信すべき情報がある場
合はステップS22において先頭キューの状態を調べ
る。
【0068】ここで、データの送信中である場合はイン
タラプト処理を直ちに終了し、送信待ちの場合は次のス
テップS23において、先頭の送信情報キューに格納さ
れたデータを取り出す。そして、ステップS24で、前
記取り出したデータをISDN100を経由して通信相
手のデータ通信端末へ送信する処理を起動して、インタ
ラプト処理を終わる。
【0069】図12は、ISDN100を経由して通信
相手のデータ通信端末へデータを送信し、その相手端末
におけるデータの受信および表示を確認した場合に実行
される処理である。この処理では、まずステップS31
において、送信中であった送信情報キューを読み出し、
次のステップS32において、その読み出した送信情報
キューに従って、モニタ14に淡色で仮表示していたデ
ータを本来の濃度で表示し直す。そして、ステップS3
3で該当する送信情報キューを削除して処理を終わる。
【0070】図13は、ISDN100を経由して通信
相手のデータ通信端末から共有表示すべきデータを受信
した場合に実行される処理である。すなわち、まずステ
ップS41で、受信したデータを読み出し、ステップS
42においてその受信データをモニタ14に正規の濃度
で表示する。そして、ステップS43において、通信相
手からデータを受信してそのデータの表示が完了したこ
とを、該データの送信元であるデータ通信端末に対して
通知し、本処理を終了する。
【0071】なお、以上の実施形態では、データの入力
直後に行う仮表示の態様(第1の描画形式8)は、正規
表示の態様(第2の描画形式9)である表示色を淡色で
表示するようにしたものであったが、仮表示の態様と正
規表示の態様とが異なるものであれば、本発明を適用す
ることが可能である。例えば、正規の表示色として指定
可能な色以外の特定の1色を仮表示用の表示色と決めて
おき、仮表示のときはその色で表示するようにしたり、
仮表示のときには点滅表示したりするようにすることが
可能である。
【0072】このように、第1の描画形式8と第2の描
画形式9とを描画に使用する色により識別するようにし
た場合には、表示されているデータの色を見ることによ
って、そのデータが通信相手のデータ通信端末の表示装
置上に表示されているかどうかを確認することが可能に
なる。つまり、現在共有領域に表示されているデータの
うち、どのデータが通信相手のデータ通信端末の表示装
置上にも表示されているかをユーザが容易に認識するこ
とが可能になる。
【0073】また、入力したデータの表示態様を変える
のではなく、相手端末において表示が完了したことを示
す情報を前記データとは別に自端末の表示装置に表示す
るようにしても良い。例えば、データを入力した時点で
それを本来の表示態様(前述の例では第2の描画形式
9)で表示し、相手端末から受信確認通知を受けた時点
でその旨を示すメッセージを表示するようにしても良
い。
【0074】また、以上の実施形態では、2つのデータ
通信端末間で情報の共有化を図っている場合の例を述べ
たが、本発明ではデータ通信端末の数はこれに限られ
ず、3つ以上の任意の数で適用することが可能である。
この場合には、データの送信元では、他の全ての通信相
手端末から受信確認通知を受けたときに、データの仮表
示を正規表示に変えるようにすれば良い。
【0075】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明によ
れば、第2の描画形式で表示されているデータのみが相
手端末側でも表示されていることになるので、入力した
データが相手端末でも表示されたかどうかを容易に確認
することができ、データの共有状態を正確に把握でき
る。したがって、当該データ通信と平行して音声通信を
行うような場合には、複数端末の利用者相互の共有デー
タに関する認識が一致して、円滑な会議進行を行うこと
が可能となる。
【0076】しかも、本発明では、入力したデータが完
全に共有状態になるのを待たずに、入力時点で直ちに第
1の描画形式で仮表示するようにしているので、直前に
入力したデータを参照しながらデータの連続入力を行う
ことが容易にできるようになり、ユーザの利便性が向上
したユーザインターフェースを提供することができ、会
議進行の更なる円滑化を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるデータ通信端末の構
成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るデータ通信端末にお
けるデータ入力手順の一例を示すシーケンス図である。
【図3】本発明の一実施形態に係るデータ通信端末にお
けるオブジェクト情報入力処理の一例を示すフローチャ
ートである。
【図4】本発明の一実施形態に係るデータ通信端末にお
けるオブジェクト情報受信処理の一例を示すフローチャ
ートである。
【図5】本発明の一実施形態に係るデータ通信端末にお
けるオブジェクト情報受信確認処理の一例を示すフロー
チャートである。
【図6】本発明の一実施形態に係るデータ通信端末にお
ける第2の描画形式指定処理の一例を示すフローチャー
トである。
【図7】本発明一実施形態に係るデータ通信端末の具体
的なハードウェア構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の一実施形態に係るデータ通信端末のR
AM内に必要に応じて動的に確保される送信情報キュー
の構造を示す図である。
【図9】キーボードから文字入力のイベントが発生した
ときに実行される処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図10】マウスから図形入力のイベントが発生したと
きに実行される処理手順を示すフローチャートである。
【図11】システムのタイマ割り込みによって一定時間
毎に実行されるインタラプト処理の手順を示すフローチ
ャートである。
【図12】オブジェクト情報の送信が完了した場合に実
行される処理手順を示すフローチャートである。
【図13】オブジェクト情報を受信したときに実行され
る処理手順を示すフローチャートである。
【図14】従来のデータ通信端末におけるドキュメント
共有の一例を説明するための図である。
【図15】従来のデータ通信端末におけるオブジェクト
追加手順の一例を示すシーケンス図である。
【符号の説明】
1 新規オブジェクト情報入力手段 2 新規オブジェクト描画手段 3 受信オブジェクト描画手段 4 オブジェクト情報受信確認手段 5 受信確認オブジェクト描画手段 6 オブジェクト描画形式指定手段 7 オブジェクト描画形式変換手段 8 第1の描画形式 9 第2の描画形式 10 キーボード 12 マウス 14 モニタ 101 CPU 102 ROM 103 RAM 104 入力部 105 出力部 106 通信制御部(ISDN)

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数端末間でデータを送受信することに
    より前記データを共有表示して共同作業が行えるように
    なされたデータ共有システムにおいて、 前記複数端末で共有するデータを入力するための入力手
    段と、 前記入力手段により入力されたデータを通信相手端末に
    送信するデータ送信手段と、 前記データ送信手段により送信されたデータを受信する
    データ受信手段と、 前記データ受信手段で受信したデータに関して前記通信
    相手端末において表示が完了したことを前記データの送
    信元端末に通知する受信完了通知手段と、 前記入力手段によりデータが入力されたときにその入力
    されたデータを前記送信元端末の表示装置に第1の描画
    形式で表示するとともに、前記受信完了通知手段により
    前記通信相手端末における表示が完了しとことが通知さ
    れたときに前記第1の描画形式とは異なる第2の描画形
    式で前記データを再表示するようにするデータ表示手段
    とを備えたことを特徴とするデータ共有システム。
  2. 【請求項2】 通信回線を介して複数のデータ通信端末
    が接続され、前記複数のデータ通信端末間でデータを送
    受信し、各端末の表示装置上に同一のデータを表示する
    ことにより、前記複数のデータ通信端末で共同作業が可
    能なようになされたデータ共有システムにおいて、 前記表示装置の共有画面上に表示するためのデータとし
    て、オブジェクト情報を入力するオブジェクト情報入力
    手段と、 前記オブジェクト情報入力手段により入力されたオブジ
    ェクト情報に基づき、オブジェクト入力側のデータ通信
    端末における表示装置の共有画面上にオブジェクトを第
    1の描画形式で描画する入力オブジェクト描画手段と、 前記オブジェクト情報入力手段により入力されたオブジ
    ェクト情報を他のデータ通信端末に送信するオブジェク
    ト情報送信手段と、 前記オブジェクト入力側のデータ通信端末から送信され
    たオブジェクト情報を受信するオブジェクト情報受信手
    段と、 前記オブジェクト情報受信手段で前記オブジェクト情報
    を受信したときに、その受信したオブジェクト情報に基
    づき、オブジェクト受信側のデータ通信端末における表
    示装置の共有画面上にオブジェクトを前記第1の描画形
    式とは異なる第2の描画形式で描画する受信オブジェク
    ト描画手段と、 前記オブジェクト入力側のデータ通信端末に対して、オ
    ブジェクト情報を受信したことを通知するオブジェクト
    情報受信確認手段と、 前記オブジェクト情報受信確認の通知を受けたときに、
    その受信確認されたオブジェクトを前記オブジェクト入
    力側のデータ通信端末における表示装置の共有画面上に
    前記第2の描画形式で描画する受信確認オブジェクト描
    画手段とを具備することを特徴とするデータ共有システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記第2の描画形式をユーザが指定する
    ためのオブジェクト描画形式指定手段を更に具備するこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載のデータ共有シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 前記第1の描画形式と前記第2の描画形
    式とが、描画に使用する色により識別されることを特徴
    とする請求項1〜3の何れか1項に記載のデータ共有シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 前記第1の描画形式で使用する色が、前
    記第2の描画形式で指定可能な色以外の特定の色である
    ことを特徴とする請求項4に記載のデータ共有システ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記第2の描画形式に対して特定の変換
    処理を施すことにより前記第1の描画形式を求めるため
    の描画形式変換手段を更に具備することを特徴とする請
    求項1または2に記載のデータ共有システム。
  7. 【請求項7】 前記描画形式変換手段が、前記第2の描
    画形式で指定された色を淡色表現する処理を施すことに
    より前記第1の描画形式で使用する色を求めることを特
    徴とする請求項6に記載のデータ共有システム。
  8. 【請求項8】 データを入力するためのデータ入力手段
    と、 前記データ入力手段により入力されたデータを他のデー
    タ通信端末に送信する送信手段と、 前記他のデータ通信端末から送られてくるデータを受信
    する受信手段と、 前記データ入力手段により入力されたデータと前記受信
    手段により受信されたデータとを同一の表示領域に表示
    する共有データ表示手段と、 前記共有データ表示手段に、前記データ入力手段により
    データが入力された時点で、その入力データを本来表示
    すべき態様とは異なる態様で表示し、前記入力データを
    上記送信手段によって前記他のデータ通信端末に送信し
    て表示する処理が完了した時点で、前記データを本来の
    態様で再表示するようにする表示制御手段とを備えたこ
    とを特徴とするデータ通信端末。
  9. 【請求項9】 他端末とデータの通信をすることにより
    前記データを共有表示可能なデータ処理装置であって、 前記他端末と共有表示を行うためのデータを入力する入
    力手段と、 前記入力手段により入力されたデータを前記他端末に送
    信する送信手段と、 前記他端末において前記データが表示されたことを示す
    情報を受信する受信手段と、 前記受信手段による受信に応じて前記他端末において前
    記データが表示されたことを報知する報知手段とを有す
    ることを特徴とするデータ処理装置。
  10. 【請求項10】 前記入力されたデータは図形データで
    あることを特徴とする請求項9に記載のデータ処理装
    置。
  11. 【請求項11】 前記報知手段は、前記入力されたデー
    タの表示状態を変化させることを特徴とする請求項9に
    記載のデータ処理装置。
  12. 【請求項12】 前記表示状態の変化は、前記データの
    表示を他の表示状態に切り替え再表示することにより実
    現されることを特徴とする請求項11に記載のデータ処
    理装置。
  13. 【請求項13】 前記表示状態の変化は、前記データの
    表示を他の色に変化させることを特徴とする請求項11
    に記載のデータ処理装置。
  14. 【請求項14】 他端末とデータの通信をすることによ
    り前記データを共有表示するデータ処理方法であって、 前記他端末と共有表示を行うために入力されたデータを
    前記他端末に送信し、前記他端末において前記データが
    表示されたことを示す情報を受信したことに応じて前記
    他端末において前記データが表示されたことを報知する
    ようにしたことを特徴とするデータ処理方法。
  15. 【請求項15】 前記共有表示を行うために入力された
    データは図形データであることを特徴とする請求項14
    に記載のデータ処理方法。
  16. 【請求項16】 前記入力されたデータの表示状態を変
    化させることによって報知を行うことを特徴とする請求
    項14に記載のデータ処理方法。
  17. 【請求項17】 前記データの表示を他の表示状態に切
    り替え再表示することによって前記表示状態の変化を実
    現することを特徴とする請求項16に記載のデータ処理
    方法。
  18. 【請求項18】 前記データの表示を他の色に変化させ
    ることによって前記表示状態の変化を実現することを特
    徴とする請求項16に記載のデータ処理方法。
JP9037644A 1997-02-21 1997-02-21 データ共有システムおよびそれに用いるデータ通信端末、データ処理装置およびデータ処理方法 Pending JPH10234025A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010226388A (ja) * 2009-03-23 2010-10-07 Fuji Xerox Co Ltd 情報処理装置、情報処理システム及びプログラム
JP2010252345A (ja) * 2001-10-04 2010-11-04 Nokia Corp 無線通信メッセージでピクチャを提供するためのシステムおよびプロトコル
JP2015156233A (ja) * 2015-04-14 2015-08-27 ViewSend ICT株式会社 医療支援システムおよびその方法
JP2017069738A (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 ブラザー工業株式会社 プログラム及び遠隔会議システム

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