JP2010252345A - 無線通信メッセージでピクチャを提供するためのシステムおよびプロトコル - Google Patents

Abstract

【課題】無線通信システムを介するピクチャを通信するための無線端末およびそれに関連する方法を提供する。
【解決手段】ピクチャは、無線端末内でギャラリー内で維持され、またはスタンドアロンピクチャであり得る。ピクチャは、ギャラリー内で維持され、無線端末の不揮発性メモリ内である電子フォルダ内に記憶されるとき、クリップアートピクチャを与えられる。一度に全体のギャラリーを他のフォーマット内で、単一のＧＭＳピクチャ（１８×７２ピクセル）として送ることを許容する。またテキストを含むメッセージ内の個々のクリップアートピクチャを、実際にはメッセージのテキストを一続きで送ったり、または本発明に適合した無線端末ではテキスト内のどこにクリップアートピクチャが表われているかを示すことも許容する。さらに、ユーザがクリップアートまたはスタンドアロンピクチャを作成・編集可能なピクチャエディタを提供する。
【選択図】図１

Description

本発明は、無線通信メッセージでピクチャを提供するためのシステムおよびプロトコルに関する。すなわち、本発明は、（音声無線通信と対照的に）無線通信メッセージングにかかわる。さらに詳しくは、本発明は、たとえば、いわゆるショートメッセージサービスを介して、ある移動端末から別の移動端末へピクチャ（および添付テキストも可能性がある）を含むメッセージを提供することにかかわる。

本発明は、２００１年５月２３日に提出された、「無線通信メッセージングの機能を拡張するためのシステムおよびプロトコル」と題される米国出願第０９／８６４，８５５号、および２００１年５月２３日に提出された、「パーソナルメッセージング用システム」と題される米国出願第０９／８６４，８９７号に関連している。

本発明は、１９９９年３月１８日に提出されたイギリス出願第９９０６３１６．６号に対する優先権を主張する、２０００年３月１６日に提出された「グラフィックスを含むメッセージを処理する通信端末」と題される国際出願にも関連している（特許文献１参照）。

関連出願は、本譲受人に譲渡されている。関連出願の主題全体は、本明細書に参照として組み込まれる。

近年、短いテキストメッセージを可能にするためにシグナリングチャネルの充分に利用されていない帯域幅を利用する、非常に人気のあるいわゆるショートメッセージサービス（ＳＭＳ）を含むデータサービスが、移動通信システムのために普及してきた。ＳＭＳを用いると、ユーザは、（長さが１６０文字までの）英数字メッセージを交換することができ、メッセージは、それらが伝送されてから数秒以内に届けられる。いうまでもなく、あるユーザから別のユーザにメッセージを提供する上で横断されるネットワークは、すべてデジタルセルラーネットワークでなければならない。ＳＭＳは、当初はユーザにボイスメールの到着を通知するためのページング機構として考えられたが、現在ではおもにメッセージサービスとして使用されている。ＳＭＳの新しい利用法は、ユーザがピクチャメッセージを作成し、自分のメーカ独自の移動電話にダウンロードする（たとえば、ノキア ３２１０ ＧＳＭ（商品名））、およびそれらを別の互換性のあるメーカ独自の電話（別のノキア ３２１０またはノキア ８２１０またはノキア ８８５０（商品名））に送信することができるようにするために、本譲受人により現在提案されているセルラー電話用のピクチャメッセージングアプリケーションである。同様にメーカー独自のメッセージングプラットフォーム（たとえば、ノキアアルタスメッセージングプラットフォーム）を用いて、事業者は、自らの加入者用のＳＭＳの使用を増加させることができる。このような簡単なグラフィックメッセージサービスは、写真の下に表示される短い挨拶の言葉を添えて、たとえば７２×２８ピクセルの白黒写真を提供する。挨拶の言葉の最大サイズは指定され、たとえば１２０文字である。

国際公開第００／５７６１７号パンフレット

ここで必要とされているのは、たとえばＳＭＳを使用して、無線通信を介して送信されるメッセージ内で使用するための簡単なクリップアートタイプのピクチャを作成、記憶および編集する方法である。移動電話は、このようなクリップアートピクチャの集合体を記憶でき、そしてユーザは、メッセージに含めるために集合体から１枚または複数枚のクリップアートピクチャを選ぶことができることが理想的である。ユーザは、集合体の中でこのようなクリップアートピクチャを編集したり、既存のクリップアートピクチャを、ユーザが作成し集合体の中に記憶される新しいクリップアートピクチャの基礎として使用し、さらにゼロからクリップアートピクチャを作成できることは、より一層に有利である。さらに、互いと無線通信するユーザのグループは、集合的に１枚のクリップアートピクチャを作成することができ、グループの中の任意のユーザが、グループの中のすべての他者が描画を観察しているあいだに、クリップアートピクチャを描画するのを手伝うことができることはさらに理想的である。

したがって、本発明は、無線通信システムを介してピクチャを通信するための、無線端末、および無線端末により使用するための対応する方法を提供し、該無線端末は、各ギャラリーが複数のクリップアートピクチャを含み、各ギャラリーが単一無線メッセージとしての通信に適したサイズである当該複数のギャラリーの中にクリップアートピクチャを維持することを含むクリップアートピクチャを管理するための、およびギャラリーの少なくとも１つから少なくとも１枚のクリップアートピクチャを提供するためのクリップアートピクチャマネージャと、無線端末のメモリデバイス内にクリップアートピクチャの該ギャラリーを記憶するためのギャラリーフォルダと、少なくとも１つのクリップアートピクチャを含むメッセージを受信および送信するためのトランシーバと、クリップアートピクチャを表示するための表示画面と、ソフトキーだけではなく数字キーパッドのキーも含むキーとを含む。

発明の追加の態様において、クリップアートピクチャマネージャは、さらに、ユーザがギャラリーフォルダの中のギャラリーを見て、該ギャラリーフォルダからギャラリーを選択し、および該ギャラリーフォルダにギャッラリーを保存することができるようにするためのギャラリーセレクタと、ユーザがギャラリーの中のクリップアートピクチャを編集し、ギャラリーに含まれる新しいクリップアートピクチャを作成できるようにするためのクリップアートピクチャエディタと、該ギャラリーセレクタを介してギャラリーフォルダ内のギャラリーからギャラリーを選択するための、およびトランシーバによる伝送に適したフォーマットで選択されたギャラリーを提供するためのギャラリーコミュニケータとを含む。

別の追加の態様において、発明は、ユーザが少なくとも１枚のクリップアートピクチャとともにテキストメッセージを作成できるようにし、テキスト中のどこにクリップアートピクチャが配置されることが意図されるのかを示す情報を含み、それにより一続き、ないしはインライン（ｉｎ−ｌｉｎｅ）のグラフィックメッセージを提供するためのグラフィックメッセージ処理器も含む。

発明のさらに別の追加の態様において、前記トランシーバは、受信されるメッセージがクリップアートピクチャを含むかどうかを判断するための自動認識モジュールを含む。本発明のこの態様にしたがったいくつかの応用例では、自動認識モジュールは、一続きのグラフィックメッセージと、クリップアートのギャラリーからなるメッセージとの区別もする。

さらに、ピクチャエディタが備えられるいくつかの応用例では、無線端末のピクチャエディタは、別の無線端末のピクチャエディタと通信し、他の無線端末のユーザが、該無線端末で作成されているクリップアートピクチャを描画することに参加できるようにし、それによりクリップアートピクチャのグループ描画を可能にする。

またさらに、ピクチャエディタが備えられるいくつかの応用例では、該ピクチャエディタは、ユーザがクリップアートピクチャを描画または編集するために無線端末の数字キーパッドのキーを使用するインタフェースを提供し、該インタフェースは、キーパッドの数字キーが無線端末の表示画面上でカーソルを動き回らせ、ペン状態に基づいて、ユーザが、表示画面上のある点から別の点にカーソルを移動する際に、ピクチャエディタインタフェースに対し、実線結果、破線、白線を示す、または線をまったく示さないことができるという点で仮想ペンを提供する。

またさらに、ピクチャエディタが備えられるいくつかの応用例では、該ピクチャエディタは、ユーザが既存のクリップアートピクチャに特徴を追加する、既存のクリップアートピクチャを反転させる、または既存のクリップアートピクチャを鏡像反転させることができるインタフェースを提供する。

別の観点から見れば、本発明は、全体的に前述したピクチャエディタを含むが、ギャラリーの中に維持されるクリップアートピクチャの（作成を含む）編集にその利用法において制限されず、スタンドアロンピクチャを編集する上での使用の代わりに、（前記に一般的に示された）、グループ編集を可能にする、ピクチャのミラー化を可能にする、ピクチャを反転させる、または（スマイルマークにサングラスを追加するなど）事前に描画されたオブジェクトをピクチャに追加する、およびユーザが描画モード（ペンオンまたはペンオフ）およびペン状態（黒、白、または付点）を示すことができるようにする機能のいくつかまたはすべてを含む、無線端末（および無線端末の動作の対応する方法）である。

本発明の前記のおよび他の目的、特徴および有利な点は、添付図面と関連して提示されるつぎの詳細な説明を見れば明らかになるであろう。

本発明によれば、たとえばＳＭＳを使用して、無線通信を介して送信されるメッセージ内で使用するための簡単なクリップアートタイプのピクチャを作成、記憶および編集する方法を提供することができる。

また、移動電話は、このようなクリップアートピクチャの集合体を記憶でき、そしてユーザは、メッセージに含めるために集合体から１枚または複数枚のクリップアートピクチャを選ぶことができる。

さらに、ユーザは、集合体の中でこのようなクリップアートピクチャを編集したり、既存のクリップアートピクチャを、ユーザが作成し集合体の中に記憶される新しいクリップアートピクチャの基礎として使用し、さらにゼロからクリップアートピクチャを作成できる。

さらに、互いと無線通信するユーザのグループは、集合的に１枚のクリップアートピクチャを作成することができ、グループの中の任意のユーザが、グループの中のすべての他者が描画を観察しているあいだに、クリップアートピクチャを描画するのを手伝うことができる。

本発明を実施するために必要とされる移動電話の構成要素のブロック図である。 本発明におけるクリップアートピクチャのギャラリーの説明図である。 図２に描かれているものと同じギャラリーであるが、クリップアートピクチャの１枚が選択された状態を示す図である。 本発明を実施することができる種類の移動電話の概観斜視図である。 本発明における一続きのグラフィックス（クリップアートピクチャ）を含むメッセージを示す図である。 図５に描かれているものと同じメッセージであるが、メッセージが（クリップアートピクチャが一続きのではなく、代わりに一続きのタグによって示されるように）本発明に適応されない移動電話によってどのようにして表示されるのかを示す図である。

本発明は、無線通信システム（好ましくはＵＭＴＳ）上で（通常は相対的に簡略な）クリップアートピクチャの集合体つまりギャラリーを送信、受信する、およびそれぞれが（項目がコンピュータ描画アプリケーションの文脈で使用されるので）いわゆるクリップアートの構成要素と見なされる該クリップアートピクチャを記憶するための方法を提供する。各ギャラリーは、好ましくは、８枚のこのようなクリップアートピクチャを含み、本発明にかかわるギャラリーは、好ましくは、（参照して組み込まれている）２０００年３月１６日に提出された「グラフィックスを含むメッセージを処理する通信端末」と題される国際出願第ＰＣＴ／ＥＰ００／０２３７０号明細書に開示されるような、グラフィックメッセージングシステム（ＧＭＳ）ピクチャ（１８×７２ピクセル）と同じサイズおよびフォーマットを有する。

ここで図１を参照すると、本発明は、各ギャラリーが、ギャラリーが無線通信システムによって７２×２８ピクセルのＧＭＳピクチャとして処理できるために、それぞれが１８×１４ピクセルのサイズの（好ましくは）８枚のクリップアートピクチャからなる、ギャラリー１１、１２…にひとまとめにされる、クリップアートピクチャ１２ａ、１２ｂ、…１２ｈを作成、見る、通信、および保存するためのクリップアートピクチャマネージャ１０を含むとして図示されている。該クリップアートピクチャマネージャ１０は、以下のモジュール、
−ユーザが、（好ましくは最高８枚のクリップアートピクチャの）ある特定のギャラリーを選択し、該ギャラリーの中のクリップアートピクチャのそれぞれを見ることができるようにするための、およびメッセージとして通信されるギャラリーを選択するためのギャラリーセレクタと、
−ユーザが、（最初にギャラリーを選択したのちに）ある特定のクリップアートピクチャを選択する、クリップアートピクチャを修正する、およびそれから元のクリップアートピクチャの代わりに、または別の（おそらく新しい）ギャラリー内のクリップアートピクチャとして該クリップアートピクチャを保存することができるようにするためのクリップアートピクチャエディタと、および
選択されたギャラリーを送信するためと伝送されるギャラリーを受信する（および、オプションとして、受信されるオブジェクトをギャラリーとして自動的に認識する）ための、および受信デバイス内のメモリ場所に受信されるギャラリーを記憶するため（および既存のギャラリーの上に書き込まずに、ギャラリーを受信するために充分なメモリが使用できない場合に、どのギャラリーを置換するのかをユーザに尋ねるため）のギャラリーコミュニケ−タを含み、クリップアートギャラリーが（たとえば、７２×２８ ＧＭＳピクチャフォーマットから８６×５２スクリーンセイバーフォーマットに、または７２×２８スクリーンセイバーフォーマットに、または使用中の他のフォーマットになど）ギャラリーフォルダ内に記憶されるフォーマットから、数多くの他のフォーマットのどれかにクリップアートギャラリーを変換するためのフォーマッタも含む。本発明によれば、クリップアートピクチャをギャラリーの一部としてだけ送信することができ、ギャラリーはピクチャメッセージ／媒体メッセージとして通信されることに注目すべきである。

ギャラリーセレクタは、（クリップアートピクチャマネージャにブラウズモードを与える）ブラウザ機能を含み、ユーザが、クリップアートピクチャを編集する、またはギャラリーのコンテンツを変更することができるようにする（後者の２つの動作は、クリップアートピクチャエディタを使用して編集モードで実行される）のと対照的に、ユーザが、ギャラリー内のクリップアートピクチャを見ることができるようにする。図１に示されるように、ギャラリーを送信するために、ギャラリーコミュニケータは、ギャラリーセレクタを呼び出し、ギャラリーを選択することができ、該ギャラリーを送信する前に（および必ずしもギャラリーフォルダに編集済みのギャラリーを保存せずに）、ギャラリーの中の１枚のクリップアートピクチャ（または複数のピクチャ）を編集するためにクリップアートピクチャエディタも呼び出すことができる。

さらに図１を参照すると、本発明は、好ましい実施態様において、後述される（１つまたは複数のギャラリーからのクリップアートピクチャを含む）一続きのグラフィックメッセージを処理するためのグラフィックメッセージ処理器１８、およびトランシーバモジュール１９の一部として、受信されるオブジェクト（通信されるメッセージ）がクリップアートピクチャを含むことを、送信するエンティティにより通信されるメッセージに加えられるタグに基づいて自動的に認識するための自動認識モジュールも提供する。自動認識１９付きのトランシーバは、受信されるメッセージを（該メッセージがクリップアートピクチャを含まない場合には）テキストメッセージ処理器に、または（該メッセージが一続きのグラフィックメッセージである場合には）グラフィックメッセージ処理器１８に、または（該メッセージがギャラリーである場合には）クリップアートピクチャマネージャのどちらかに向ける。

実際の動作では、本発明が実施される移動電話（または無線通信できる他のユーザ装置）は、（一般的には、ダウンロードするためにクリップアートピクチャを使用可能にするためにある程度の利点を生じさせる、ある関係者または別の関係者、たとえば、映画制作者によって最近公開される映画を示すクリップアートピクチャを提供する、映画制作者などの関係者によって動作される）クリップアートピクチャメッセージサーバからクリップアートピクチャをダウンロードできるだろう。

ここで図２を参照すると、本発明によるギャラリーの例が、クリップアートピクチャマネージャ１０（図１）によって（つまり、さらに特定すると、クリップアートピクチャエディタによって、およびギャラリーセレクタによって）４×２テーブルで表示され、単一の７２×２８ ＧＭＳピクチャのフォーマットで維持される８枚のクリップアートピクチャを含むとして図示されている。

ここで再び図１を参照すると、好ましい実施態様において、ギャラリーは、本発明によれば、クリップアートピクチャマネージャによって維持される索引１６を使用する（ユーザ装置のメモリデバイス内の）ギャラリーフォルダ１４の中に記憶されている。該ギャラリーフォルダから、ギャラリー（つまり、個々のクリップアートピクチャではなく、２枚またはそれ以上のクリップアートピクチャ）を、表示し、（テキストとともに）メッセージまたはメッセージの一部として送信し、編集することができる。受信されるギャラリーは、フォルダの中に保存できる。（また、下記に開示されるように、ただ１枚のクリップアートピクチャ、またはギャラリーの中のクリップアートピクチャの数枚だけを、ギャラリーから選択し、一続きのグラフィックメッセージの中で通信することができる。テキストもではなく、選択されたクリップアートピクチャだけを通信することが所望される場合、ユーザはテキストなしで「一続きのグラフィックメッセージ」を作るだけである。）

また、ここで図３を参照すると、クリップアートピクチャマネージャがギャラリー（つまり、ただ１枚のＧＭＳピクチャ）を表示するとき、該ギャラリーは、好ましくは、各セルが単一のクリップアートピクチャを保持する、４×２テーブルの中の８個のセルとして表示される。ピクチャフォルダ内のギャラリーに対する索引を使用して選択されたのちに、一度に１つのギャラリーが表示される。好ましい実施態様において、クリップアートピクチャマネージャは、一度に１つのギャラリーを表示し、ネクストキー（ＮＥＸＴ＿ＫＥＹ）およびプレブキー（ＰＲＥＶ＿ＫＥＹ）を使用することにより、ユーザは、（一続きのグラフィックメッセージ内での編集または挿入のため、または別のクリップアートピクチャを使った削除または上書きのために）ギャラリー内の該８枚のクリップアートピクチャの１枚または別の１枚を選択できる。（項目の使用は、強調表示されるクリップアートピクチャが選択されることを意味するために表示される。）また、好ましい実施態様において、現在選択されているクリップアートピクチャ２１ａが、ネガティブ画像として示されている（明るい領域は暗く現れ、暗い領域は明るい領域として現れる）。現在選択されているクリップアートピクチャが表示されているギャラリーの最後の１枚であり、クリップアートマネージャが（編集モードと対照的に）ブラウズモードにあるとき、ＮＥＸＴキーを押すと、クリップアートピクチャマネージャに、索引で発生するつぎのギャラリーを開かせ、このようにしてユーザが索引に戻らなくても異なるギャラリーをスクロールできるようにする。

（４×２の配列中に８枚のクリップアートピクチャを有する１つのギャラリーを示す）図２と図３において、ギャラリーの中にクリップアートピクチャを配列するための事前に定められたフォーマットに依存する他に、クリップアートピクチャマネージャは、薄黒いピクセル内が、少なくとも１つの他の薄黒いピクセルからなる３つのピクセル内であるすべての薄黒いピクセルの集合が、ギャラリー内の１つのクリップアートピクチャを構成するなどの規則の１つまたは別のセットに基づいて、ギャラリーのどのピクセルが、どのピクチャに属するかを認識することができる。別の例として、（それらが互いのピクセルのなんらかの所定数の範囲内にあり、それらの相互接続が閉じられた曲線を形成するという点で）閉じられた境界線を形成するすべての薄黒いピクセル、および該境界線内に入れられるすべてのピクセルは、同じクリップアートピクチャの中に含まれる。このようにして、クリップアートピクチャは所定のサイズである必要はなく、したがってギャラリーは、８枚のクリップアートピクチャより多くまたは少なく含んでよい。

ユーザ装置が本明の１つの実施例にしたがってギャラリーを受信すると、該ユーザ装置は、それがＧＭＳピクチャに応答するようにギャラリーに応答し、ユーザ装置が受信されたオブジェクトを表示すると、ユーザは、オブジェクトがＧＭＳピクチャではなく、本発明におけるギャラリーであることを認識するだろう。つぎに、ユーザは、ユーザ装置の中にギャラリーを記憶してから、（ユーザが受信されたギャラリーから他のすでに記憶されているギャラリーにスクロールできるようにする）フルブラウズモードに入ることができる。

別の実施態様においては、受信されたオブジェクトが（ＧＭＳピクチャと対照的に）ギャラリーであることを認識するためにユーザに依存する代わりに、ユーザ装置は、受信されたオブジェクトを、ギャラリーとして自動的に認識するだろう。自動認識は、たとえば、２００１年５月２３日に提出され（参照してすでに組み込まれ）た、「無線通信メッセージングの機能性を拡張するためのシステムおよびプロトコル」と題される出願番号第０９／８６４，８５５号を有する同時係続中の共同出願の中に明確に述べられるように実行できる。

本発明のギャラリー認識態様のまだ別の実施態様においては、いわゆるスマートメッセージングフォーマットが使用できる（ノキアモバイルフォン社、スマートメッセージング仕様書、改訂第３版、２０００年１２月１３日参照）。

このような実施態様において、移動電話は、ギャラリーをＧＭＳピクチャと区別する事前に定められたフォーマットに基づいてギャラリーを検出するだろうモジュール（典型的には、ソフトウェアモジュール）を含むだろう（わずかな追加情報要素は、ＧＭＳピクチャフォーマットで最初に提供されるギャラリーに追加され、そのわずかな追加情報要素は、受信するユーザ装置に、受信されたオブジェクトがＧＭＳピクチャではなく、本発明にかかわるギャラリーであることを信号で知らせるだろう）。

好ましい実施態様では、ギャラリーフォルダは、ＧＭＳピクチャも含むことができ、好ましい実施態様では、索引が該フォルダ内のそれぞれのオブジェクトに名前（およびオプションとして、オブジェクトに対する最後の更新を示す日付と時刻）を提供し、クリップアートピクチャマネージャに不揮発性メモリ内のオブジェクトの場所（つまり、どこにオブジェクトが記憶されているのか）を示す。このようにして、本発明によるギャラリーフォルダは、さらに一般的にイメージオブジェクトフォルダと呼ばれ、索引は、たとえば、以下のコンテンツを有してよい。つまり、（ＧＭＳ）ピクチャ１、ピクチャ２、…ピクチャＮ、ギャラリー１、ギャラリー２、…、ギャラリーＭ、ピクチャＮ＋１…である。

クリップアートピクチャエディタモジュール
再び図１を参照すると、発明の（クリップアートピクチャ）エディタモジュールは、移動電話のユーザが、独自のクリップアートピクチャを作成、修正してから、ピクチャを、移動電話の不揮発性メモリに記憶されるギャラリーフォルダ１４の中のギャラリーに保存できるようにする。クリップアートピクチャ（１４×１８ピクセルまたは７２×２８ピクセル未満のなんらかの他のサイズ）を作成することに加え、エディタモジュールは、ユーザが、ＧＭＳピクチャメッセージフォーマット（７２×２８ピクセル）、またはあるスクリーンセイバーフォーマットまたは別のスクリーンセイバーフォーマット（７２×２８ピクセル、または８６×５２ピクセル）などの他のフォーマットでピクチャを作成できるようにする。

ここで図４を参照すると、本発明が実施され得る型の移動電話が図示されている。全体的に４１で示される電話は、キーパッド４２、ディスプレイ４３、オン／オフボタン４４、スピーカ４５、およびマイク４６（開口部だけが図示されている）を有するユーザインタフェースを備える。好ましい実施態様による電話は、セルラーネットワークを介した通信のために適応されているが、コードレスネットワークのためにも設計できる。好ましい実施態様によれば、キーパッド４２は、英数字キー、ソフトキー４８、クリアキー４９、およびナビゲーションキーまたはスクロールキー４０のようなキーの第１グループ４７を有する（ソフトキーは、移動電話の状態に依存する機能が関連付けられるキーである。図４では、ただ１つのソフトキーだけが図示されているが、１つまたは複数のこのようなソフト（ファンクション）キーがある場合がある。ソフトキーと関連付けられる特定の機能は、移動電話のディスプレイに示される。）ソフトキー４８の現在の機能は、キー４８のすぐ上のディスプレイ４３の中の別個のフィールドに図示されている。

好ましい実施態様において、クリップアートピクチャを作成する際に、ユーザはカーソルキーとして移動電話のキーを使用するため、事実上、キーパッドを（仮想）ペンとして使用する。「ペン」は、以下の状態、つまりオフ、黒、白、または付点の１つの状態または別の状態にある場合がある。黒、白または付点を選択すると、選択された状態でペンはオンになる。ペン状態は、スクロールキーを使用してオンとオフに切り換えることもできる。つまり、スクロールアップがペンをオフにし、スクロールダウンが過去に選択された状態でそれをオンにする。ユーザは、＃キーを使用して線の色を切り換えることができる。ペンがダウンの状態でカーソルを移動すると、カーソルがどこで移動されようと、線が描画される。５のキーを押すと、ペン状態を変更せずに現在のピクセル色（黒／白）を切り換える。画面上に表示されるステータスインジケータは、ユーザに現在のペンの状態を示すために使用される。

前述したように、カーソルキーは描画するため、および（描画せずに）ピクチャ内のカーソルを移動するためにも使用される。キー２と８はカーソルを縦に移動し、キー４と６は、カーソルを水平に移動する。キー１、３、７および９は、カーソルを対角線上に移動する。番号キーの入力（短時間押すこと）は、一度に１ピクセルカーソルを移動する。カーソルは、（移動電話のタイプマチック機能を介して）カーソルキーを押さえることによって連続して移動させることができる。

いうまでもなく、ユーザ装置の一部として実際のペンを設け、移動電話にタッチスクリーン型の表示画面を含ませることも可能であるが、好ましい実施態様では、移動電話のカーソルキーは、前述されたように、描画するため、およびそれ以外の場合は、移動電話表示画面上のある点から別の点にカーソルを移動するために使用される。好ましい実施態様において、ユーザは、円、矩形、線、またはなんらかの他の事前に定められた形状などの、ピクチャの中に挿入するための多様なオブジェクトを選択できる。ユーザは、クリップアートピクチャの中にこのようなオブジェクトを挿入すると、ユーザはオブジェクトを拡大縮小するために移動電話キーパッド上のキーを使用できる。つまり、たとえば「１」のキーはオブジェクトを最初で最小のサイズに、「２」キーはつぎに大きなサイズに拡大縮小するなどである。

また、好ましい実施態様において、ユーザがクリップアートピクチャのすべてまたはいくつかを選択し、クリップアートピクチャ、または鏡像反転したイメージ、または反転イメージ（黒いピクセル対白ピクセル、および逆）、またはその塗りつぶされたイメージであるその構成要素を提供できるようにするユーザインタフェースが提供される。該ユーザインタフェースは、好ましい実施態様において、事前に描画された構成要素（多くの場合、描画ソフトウェアパッケージ内のクリアップアートと呼ばれるもの）も提供し、ユーザがこのような構成要素を選択し、それを既存のピクチャに追加できるようにする。たとえば、ユーザは、事前に描画されたサングラスを選択し、それらをスマイルマークのピクチャに追加できるだろう。

図を作成するためにペンが使用されるのか、またはカーソルが使用されるのかに関係なく、図の中で線（または曲線）を示す際には、線（または曲線）の属性がメニューから選択できる。このようにして、たとえば、メニューは、ユーザによって（プルダウンメニューを呼び出すためのホットキーとなるように事前に定められたキーパッド上であるキーまたは別のキーを使用して）呼び出すことができ、ユーザは、つぎに描画されている線の重厚さ（太さ）を選択できる。

（ギャラリーの構成要素として）クリップアートピクチャを作成する上で、エディタは、ユーザが線、矩形、円、（短い）テキストメッセージ（好ましくは多くとも１０文字）、または（過去に存在した）（つぎにユーザが通常ある特定の応用例に適応するために改良するだろう）クリップアートピクチャを含む、多様なオブジェクトをピクチャの中に挿入できるようにする。クリップアートピクチャを挿入すると、ユーザは、ユーザがユーザ装置に記憶されるクリップアートをスクロールしてから、個々のクリップアートを選択できるようにするインタフェースを（前述されたように、一度に１つのギャラリーずつ）提示される。好ましい実施態様において、たとえば、円などのあるオブジェクトまたは別のオブジェクトの選択は、描画ツールの選択になる。したがって、たとえば、円を挿入することを選ぶことは円ツールを選択することになり、ユーザは、ツールがどのようにして操作されるのかに応じて、ユーザが好むだろうどのようなサイズおよび形状の円または楕円も描画できるようにする。描画ツールは、描画ツールのメニューからユーザによって選択される。

好ましい実施態様で、ユーザが、クリップアートピクチャを編集しているあいだに、呼び出しを受信すると、ユーザはクリップアートピクチャを保存してから、呼び出しに答える。このような手順を用いて、ユーザは、つぎに、グラフィックメッセージを受信、表示することができ、編集されているクリップアートピクチャを揮発性メモリ内で上書きすることはできない。

メッセージ処理器モジュール
ここでは、図５と図６を参照すると、本発明の追加態様において、メッセージ処理器（図１）が備えられ、クリップアートピクチャのギャラリーの中の各ピクチャを所望の場所にあるテキストメッセージの中に挿入できるようにし、結果として生じるいわゆるピクチャチャットメッセージが、本発明に適応されている移動電話の場合は、クリップアートピクチャがテキストのあいだに散在するメッセージディスプレイ内で発生し、本発明に適応していないが、ＧＭＳメッセージを受信することができる移動電話の場合は、本発明のクリップアートピクチャは、メッセージディスプレイの最上部で発生し、それぞれがクリップアートピクチャの特定の１つを示すタグは、図５（本発明に適応される移動電話のディスプレイ）に、および図６（本発明に適応しない移動電話のディスプレイ）に図示されるように、テキストのあいだで散在して発生する、プロトコルにしたがって送信、受信される。

再び図１を参照すると、前記に示されるように、ユーザがこのようなピクチャチャットメッセージを構築できるようにするために、本発明は、好ましい実施態様では、ユーザがたとえば、通常のスマートメッセージサービス（ＳＭＳ）メッセージとしてテキストメッセージを作成し、ギャラリーの１つまたは複数の該クリップアートピクチャを該テキストの中に挿入し、それにより一続きのグラフィックス（個々のクリップアートピクチャ）を含むテキストメッセージを提供できるようにする作成モードを提供するメッセージコンポーザを含む、グラフィックメッセージ処理器１８を提供する。また、メッセージ処理器は、図５でのように、ユーザが、テキストの中に散在するクリップアートピクチャを含むピクチャチャットメッセージを表示できるようにする（ビューモード）。最後に、メッセージ処理器は、受信する移動電話が本発明に適応されるどうかに関係なく、受信移動電話のユーザが、（図６でのように）テキスト内のどこにクリップアートが意図されるのかの（タグによって提供される）表示とともに、テキストとクリップアートの両方を依然として与えられるように、クリップアートピクチャをタグで置換することによって伝送用のピクチャチャットメッセージを作成する。本発明によるグラフィックメッセージ処理器１８を有する電話は、メッセージがピクチャチャットメッセージであることを自動的に検出し、メッセージ処理器のビューモードを作動させるだろう。したがって、メッセージは、クリップアートピクチャが（図５でのように）実際にテキストの中に散在している状態で、タグなしで表示されるだろう。

本発明によるギャラリーの中のクリップアートピクチャが、それぞれ、たとえばアドビ・イーブック（Ａｄｏｂｅ ｅＢｏｏｋ）デジタル権利管理（ＤＲＭ）サービスを使用する知的財産として保護できるだろうことに注意する。

本発明による一続きのグラフィックスを含むメッセージが、（必ずしも）クリップアートピクチャのギャラリー全体を伝えないことを理解することが重要である。しかしながら、一続きのグラフィックスとして使用されるクリップアートピクチャは、（好ましくは最高８枚のクリップアートピクチャの）ギャラリーの構成要素として記憶、維持される。

メッセージ処理器が、入ってくるピクチャチャットメッセージがこのようなものであることを認識するために、メッセージ処理器は、２００１年５月２３日に提出され（参照してすでに組み込まれ）た、「無線通信メッセージングの機能を拡張するためのシステムおよびプロトコル」と題される出願番号第０９／８６４，８５５号、および２００１年５月２３日に提出され（参照してすでに組み込まれ）た「パーソナルメッセージング用システム」と題される出願番号第０９／８６４，８９７号に述べられるようにこのようなメッセージをフォーマットするために実現できる。代わりに、メッセージ処理器は、ピクチャチャットメッセージの中に、適切に適応された受信している移動電話に対し、受信されているメッセージがピクチャチャットメッセージであることを示すタグを添えることができる。

本発明によれば、ピクチャチャットメッセージは、（前記に参照された、「無線通信メッセージングの機能を拡張するためのシステムおよびプロトコル」と題される米国出願番号第０９／８６４，８５５号に開示されるように、３つの別々のＳＭＳメッセージとして送信される）テキストを含むショートメッセージサービス（ＳＭＳ）ベースのピクチャメッセージとして送信、処理することもできる。ただし、受信している電話は、メッセージを、前述されたように、たとえばメッセージに付随するタグに基づいたピクチャチャットメッセージとして認識するだろう。このようにして、ピクチャチャットメッセージは、クリップアートピクチャ（好ましくは８枚のクリップアートピクチャ）の全体的なギャラリー、および１文字が、本発明に適応していない移動電話のユーザに、クリップアートピクチャがテキスト中のどこに表示されることが意図されるのかを示すクリップアートピクチャごとのタグとして使用されるため、クリップアートピクチャごとに１文字が差し引かれる最高１２０の文字からなるだろう。（本発明を実践するために適応される移動電話は、対応するクリップアートピクチャでタグを置換するだろう。）

クリップアートピクチャのグループ描画
本発明の別の態様において、さまざまな移動電話を使用するユーザは、移動電話の１つにクリップアートピクチャを作成するために、集合的に行動する。移動電話は、（ＵＭＴＳ、つまり３Ｇ無線などの）セルラー無線通信システムによってだけではなく、周知のブルートゥースシステム、汎用パケット無線システム（ＧＰＲＳ）、または世界的な進化のための機能拡張済みデータ転送速度（ＥＤＧＥ）システムを含む、他の無線通信システムによっても相互接続できる。本発明によれば、関与する移動電話のそれぞれは、（円ツールを使用して、円を挿入し、一定の大きさに作るなどの）１つのタスクのための描画インタフェースの制御を要求することができ、タスクののち、エディタアプリケーションは、エディタによって維持される待ち行列の中につぎの要求を見つけ、１つのタスクを完了するのに要する限りは、要求を行なった移動電話のユーザにエディタインタフェースの制御を与える。代わりに、各要求者は、所定の時間、たとえば、１５秒間、エディタインタフェースの制御を与えられる。グループ描画中の任意の時点で図が作成されている移動電話の、ここでは、ホスト電話と呼ばれるもののユーザはプロセスを中断でき（通常はつぎに作成されているクリップアートピクチャを保存する）る。ホスト電話のユーザは、まさに他の関与する移動電話ユーザによって行なわれる要求のように、要求待ち行列の中に入れられる、通常の要求を行なうこともできる。

前述された装置は、本発明の原則の適用を例証するにすぎないことが理解されなければならない。とくに、クリップアートピクチャエディタは、概して有利である。したがって、たとえば、クリップアートピクチャのグループ編集に関する本発明は、ギャラリーの構成要素ではない（つまり、その専門用語がアプリケーションで使用されているようなクリップアートピクチャではない）ピクチャのグループ編集も含む。（ピクチャの写真ネガを得るために）ピクチャを反転させる、ピクチャを鏡像反転させる、または既存のピクチャに事前に描画された構成要素を追加するなどの、クリップアートピクチャエディタの他の機能も、概して有利であり、本発明は、ピクチャエディタがクリップアートピクチャを編集するために使用されているかどうかに関係なく、それらの態様を包含することが意図される。前記に示されたものに加えて、多数の追加の変型および代替装置が、本発明の範囲から逸脱することなく当業者により創作されてよく、添付の請求項は、このような変型および装置をカバーすることが意図される。

Claims (27)

1. 無線通信端末であって、
   Ａ）グラフィックメッセージングシステム(ＧＭＳ)ピクチャとして提供される各ギャラリーがＧＭＳピクチャの他のクリップアートピクチャから分離して編集するために選択することができる複数のクリップアートピクチャを含み、各ギャラリーが単一の無線メッセージとしての通信に適したサイズである当該ギャラリーの中にクリップアートピクチャを維持することを含む、クリップアートピクチャを管理するための、および該ギャラリーの少なくとも１つから少なくとも１枚のクリップアートピクチャを提供するためのクリップアートピクチャマネージャと、
   Ｂ）該無線通信端末のメモリデバイスの中にクリップアートピクチャのギャラリーを記憶するためのギャラリーフォルダと、
   Ｃ）少なくとも１枚のクリップアートピクチャを含むメッセージを受信および送信するためのトランシーバと、
   Ｄ）クリップアートピクチャを表示するための表示画面と、
   を備える無線端末。
2. 前記クリップアートピクチャマネージャが、ギャラリーのどのピクセルがどのクリップアートピクチャに属するかを認識するように構成されている
   請求項１記載の無線通信端末。
3. 前記クリップアートピクチャマネージャが、ギャラリーのどのピクセルがどのクリップアートピクチャに属するかを認識するに際して、少なくとも１つの他の薄黒いピクセルからなる３つのピクセル内にあるすべての薄黒いピクセルの集合が、ギャラリー内の１つのクリップアートピクチャを構成する規則を使用する
   請求項２記載の無線通信端末。
4. 前記クリップアートピクチャマネージャが、ギャラリーのどのピクセルがどのクリップアートピクチャに属するかを認識するに際して、閉じられた境界線を形成するすべての薄黒いピクセル、および境界線内に入れられるすべてのピクセルが、ギャラリー内の１つのクリップアートピクチャを構成する規則を使用する
   請求項２記載の無線通信端末。
5. 前記クリップアートピクチャマネージャが、さらに、
   ａ）ギャラリーフォルダ内のギャラリーを表示し、該ギャラリーフォルダからギャラリーを選択し、および該ギャラリーフォルダの中にギャラリーを保存することができるようにするためのギャラリーセレクタと、
   ｂ）ユーザが、ギャラリー内のクリップアートピクチャを編集し、ギャラリー内に含まれる新しいクリップアートピクチャを作成できるようにするためのクリップアートピクチャエディタと、
   ｃ）ギャラリーセレクタを介してギャラリーフォルダ内のギャラリーからギャラリーを選択するための、およびトランシーバによる送信に適したフォーマットで選択されたギャラリーを提供するためのギャラリーコミュニケータと、
   を備える請求項１記載の無線通信端末。
6. ユーザが、少なくとも１枚のクリップアートピクチャを含むテキストメッセージを作成できるようにするための、該クリップアートピクチャが、テキスト中のどこに配置されることが意図されるのかを示す情報を含み、それにより一続きのグラフィックメッセージを提供するグラフィックメッセージ処理器をさらに備える請求項１記載の無線通信端末。
7. 前記トランシーバが、受信されたメッセージがクリップアートピクチャを含むかどうかを判断するための自動認識モジュールを含む請求項１記載の無線通信端末。
8. 前記自動認識モジュールが、さらに、一続きのグラフィックメッセージと、クリップアートのギャラリーからなるメッセージとを無線通信端末によって追加されるタグによって区別する請求項７記載の無線通信端末。
9. 前記無線通信端末の該ピクチャエディタが、他の無線通信端末が無線通信端末上で作成されるクリップアートピクチャの描画を制御できるようにし、それによりクリップアートピクチャのグループ描画を可能にするために、別の無線通信端末のピクチャエディタと通信する請求項５記載の無線通信端末。
10. 前記ピクチャエディタが、クリップアートピクチャを描画または編集するために無線通信端末のキーパッドをもったインタフェースを提供し、該インタフェースが、キーパッドが無線通信端末の表示画面上でカーソルを動き回らせ、ペン状態に基づいて、該ピクチャエディタインタフェースに対し、表示画面上のある点から別の点にカーソルを移動させる際に、実線結果、破線、白線を示すか、または線をまったく示さないという点で仮想ペンを提供する請求項５記載の無線通信端末。
11. 前記ピクチャエディタが、既存のクリップアートピクチャに特徴を追加する、既存のクリップアートピクチャを反転させる、または既存のクリップアートピクチャを鏡像反転させることができるインタフェースを提供する請求項５記載の無線通信端末。
12. 無線通信システムを介してピクチャを通信するための無線端末であって、
    ａ）該無線端末のメモリデバイスにピクチャを維持することを含むピクチャを管理するためのピクチャマネージャであって、ユーザが既存のピクチャを編集する、または新しいピクチャを作成することができるようにするために、さらにピクチャエディタを含む該ピクチャマネージャと、
    ｂ）少なくとも１つのピクチャを含むメッセージを受信および送信するためのトランシーバと、
    ｃ）ピクチャを表示するための表示画面と、
    ｄ）ソフトキーだけではなく、数字キーパッドのキーも含むキーと、
    を備え、前記無線端末のピクチャエディタが、別の無線端末のピクチャエディタと通信し、別の無線端末のユーザが前記無線端末で作成されているピクチャの描画に参加できるようにし、それによりピクチャのグループ描画を可能とする無線端末。
13. 前記無線端末のピクチャエディタが、別の無線端末のピクチャエディタからの要求を受け付けて、別の無線端末のピクチャエディタが前記無線端末のピクチャエディタを制御して作成されているピクチャの作成や変更ができるようにするために通信する請求項１２記載の無線端末。
14. 前記ピクチャエディタが、ユーザが、ピクチャを描画または編集するために、無線端末の数字キーパッドのキーを使用するインタフェースを提供し、該インタフェースが、キーパッドの数字キーが、無線端末の表示画面でカーソルを動き回らせ、ペン状態に基づいて、ユーザがピクチャインタフェースに対して、表示画面上のある点から別の点へカーソルを移動する際に、実線結果、破線、白線を示すことができる、または線をまったく示さないことができるという点で仮想ペンを提供する請求項１２記載の無線端末。
15. 前記ピクチャエディタが、ユーザが、既存のピクチャに特徴を追加する、既存のピクチャを反転させる、または既存のピクチャを鏡像反転させることができるインタフェースを提供する請求項１２記載の無線端末。
16. 無線通信システムを介してピクチャを通信する際にセルラ電話機能を備えた無線端末により使用するための方法であって、
    ａ）各ギャラリーが少なくとも２枚のクリップアートピクチャを含み、各ギャラリーが単一無線メッセージとしての通信に適したサイズである、クリップアートピクチャのギャラリーを無線端末のメモリデバイスの中に記憶することに備えるステップと、
    ｂ）ギャラリーの中にクリップアートピクチャを維持することを含むクリップアートピクチャを管理し、数字キーパッドとソフトキー、およびユーザがギャラリー内の既存のクリップアートピクチャを見て、編集するか、または新しいクリップアートピクチャを作成できる表示画面を使用するインタフェースを提供するステップと、
    ｃ）少なくとも１枚のクリップアートピクチャを含むメッセージを受信し、送信するステップと、
    を備える方法。
17. 前記クリップアートピクチャを管理することに関して、さらに、
    ａ）ユーザにギャラリーフォルダ内のギャラリーを見せ、ユーザからの入力を受け付けて、それによりユーザが該ギャラリーフォルダからギャラリーを選択する、および該ギャラリーフォルダにギャラリーを保存することができるようにするステップと、
    ｂ）ユーザからの入力を受け付けて、それによりユーザがギャラリーフォルダ内の複数のギャラリーから任意のギャラリーを選択できるようにするステップと、
    ｃ）伝送に適切なフォーマットで該選択されたギャラリーを提供するステップと、
    を備える請求項１６記載の方法。
18. ユーザからの入力を受け付けて、それによりユーザが、少なくとも１つのクリップアートピクチャを含むテキストメッセージを作成できるようにするためのステップをさらに備え、該クリップアートピクチャがテキスト中のどこに配置されることを意図されるのかを示す情報を含み、ユーザからの入力を受け付けて、それにより一続きのグラフィックメッセージを提供する請求項１６記載の方法。
19. 受信された前記メッセージがクリップアートピクチャを含むかどうかを自動的に認識するステップをさらに備える請求項１６記載の方法。
20. 前記自動認識が、さらに、一続きのグラフィックメッセージと、クリップアートのギャラリーからなるメッセージを区別する請求項１９記載の方法。
21. 別の無線端末のユーザからの入力を受け付けて、クリップアートピクチャの編集または作成中に、別の無線端末のユーザが、前記無線端末上で作成されているクリップアートピクチャの描画に参加できるようにし、それによりクリップアートピクチャのグループ描画を可能にすることができるようにするステップをさらに備える請求項１７記載の方法。
22. 前記インタフェースが、ユーザがクリップアートピクチャを描画または編集するために、無線端末の数字キーのキーを使用し、キーパッドの数字キーが無線端末の表示画面上でカーソルを動き回らせ、ユーザインタフェースを通してユーザによって表されるペン状態に基づいて、表示画面上のある点から別の点にカーソルを移動させる際に、実線結果、破線、白線、またはまったく線なしを示す仮想ペンを提供するようにされている請求項１７記載の方法。
23. 前記インタフェースが、ユーザが既存のクリップアートピクチャに特徴を追加する、既存のクリップアートピクチャを反転させる、または既存のクリップアートピクチャを鏡像反転させることができるようにされている請求項１７記載の方法。
24. 無線通信システムを介して無線端末を使用してピクチャを通信するための方法であって、
    ａ）該無線端末のメモリデバイスの中にピクチャを維持することを含むピクチャを管理するためのピクチャマネージャを提供し、該ピクチャマネージャが、さらにユーザが既存のピクチャを編集する、または新しいピクチャを作成することができるようにするためのピクチャエディタを含むステップと、
    ｂ）少なくとも１枚のピクチャを含むメッセージを受信し、送信するためのトランシーバを提供するステップと、
    ｃ）ピクチャを表示するために表示画面を提供するステップと、
    ｄ）ソフトキーだけではなく、数字キーパッドのキーも含むキーを提供するステップと、
    を備え、前記無線端末のピクチャエディタが、別の無線端末のピクチャエディタと通信し、別の無線端末のユーザが前記無線端末で作成されているピクチャの描画に参加できるようにし、それによりピクチャのグループ描画を可能にするために通信する方法。
25. 前記無線端末のピクチャエディタが、別の無線端末のピクチャエディタからの要求を受け付けて、別の無線端末のピクチャエディタが前記無線端末のピクチャエディタを制御して作成されているピクチャの作成や変更に参加できるようにするために通信する請求項２４記載の方法。
26. 前記ピクチャエディタが、ユーザがピクチャを描画または編集するために無線端末の数字キーパッドのキーを使用するインタフェースを提供し、該インタフェースが、キーパッドの数字キーが無線端末の表示画面上でカーソルを動き回らせ、ペン状態に基づいて、ユーザがピクチャエディタインフェースに対して、表示画面上のある点から別の点へカーソルを移動する際に、実線結果、破線、白線を示すことができるか、または線をまったく示さないことができる仮想ペンを提供する請求項２４記載の方法。
27. 前記ピクチャエディタが、ユーザが既存のピクチャに特徴を追加する、既存のピクチャを反転させる、または既存のピクチャを鏡像反転させることができるインタフェースを提供する請求項２４記載の方法。