JPH10233924A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH10233924A
JPH10233924A JP9034193A JP3419397A JPH10233924A JP H10233924 A JPH10233924 A JP H10233924A JP 9034193 A JP9034193 A JP 9034193A JP 3419397 A JP3419397 A JP 3419397A JP H10233924 A JPH10233924 A JP H10233924A
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JP
Japan
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correction curve
density
line
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Application number
JP9034193A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinori Murakami
義則 村上
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Publication of JPH10233924A publication Critical patent/JPH10233924A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像処理装置において、1ラインずつ切り替
える濃度補正曲線を簡略化することにより、記憶装置の
容量を削減する。 【解決手段】 原稿を走査して得られた画像信号から原
稿の濃度特性を示す特徴データを抽出する特徴データ抽
出手段と、上記特徴データが入力されると、この特徴デ
ータに基づいて原稿の特性を認識する画像認識手段と、
上記原稿の画像信号の濃度値を原稿の画像の特性に応じ
て補正濃度値に変換する濃度補正手段と、上記濃度補正
手段において各ライン毎に濃度補正曲線を決定する濃度
補正曲線決定手段とを有し、上記濃度補正曲線決定手段
において各ライン毎に決定する濃度補正曲線を数式で表
し、新たに決定する濃度補正曲線の数式は前のラインの
濃度補正曲線を示す数式の定数部分の数値を特徴データ
に基づいて増減したものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル複写機
やスキャナなどに用いられ、記録画像の画質向上を図る
ため、原稿を走査して得られた画像信号に対し、原稿の
特性に応じた最適な濃度補正処理を行う画像処理装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ディジタル複写機やスキャナ
では、原稿をCCD(Charge CoupledDevice)イメージセ
ンサ等で読み取って得られた画像信号に対して、記録画
像の画質を向上させるために種々の画像処理が行われて
いる。
【0003】上記の記録画像の画質向上のための画像処
理としては、読み取られた原稿の特徴に応じて最適な濃
度補正を行うもの、例えば、新聞等の原稿では下地や裏
字を除去するように濃度補正を行い、鉛筆などで書かれ
た原稿では淡い文字を濃くするように濃度補正を行うも
のが一般に知られている。
【0004】また、予備走査を行わないで、1ライン毎
に特徴データに基づいて原稿領域を判別し、判別された
原稿種類に基づいて濃度補正テーブルを選択し、最適な
濃度補正を行う方法もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記に
示すような濃度補正方法において、特徴データに基づい
て選択する濃度補正テーブルを複数持つ場合、その濃度
補正テーブルを多く持たせようとするとそのテーブルデ
ータを記憶させておくのに十分な容量の記憶装置が必要
となる。
【0006】本発明の画像処理装置は、上記の課題を解
決するために、多数の濃度補正テーブルを持たなくて
も、各ライン毎に濃度補正曲線を決定して濃度補正を行
うことができるような構成を有するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の画像処理
装置は、原稿を走査して得られた画像信号から原稿の濃
度特性を示す特徴データを抽出する特徴データ抽出手段
と、上記特徴データが入力されると、この特徴データに
基づいて原稿の特性を認識する画像認識手段と、上記原
稿の画像信号の濃度値を原稿の画像の特性に応じて補正
濃度値に変換する濃度補正手段と、上記濃度補正手段に
おいて各ライン毎に濃度補正曲線を決定する濃度補正曲
線決定手段とを有し、上記濃度補正曲線決定手段におい
て各ライン毎に決定する濃度補正曲線を数式で表し、新
たに決定する濃度補正曲線の数式は前のラインの濃度補
正曲線を示す数式の定数部分の数値を特徴データに基づ
いて増減したものとすることを特徴とする画像処理装置
である。
【0008】請求項2記載の画像処理装置は、前記濃度
補正曲線の数式は、一次関数によるものであることを特
徴とする請求項1の画像処理装置である。
【0009】請求項3記載の画像処理装置は、前記濃度
補正曲線の数式の定数部分の数値には上限および下限が
設定されていることを特徴とする請求項1または2記載
の画像処理装置である。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例について説明す
れば、以下の通りである。
【0011】本実施例に係る画像処理装置は、図1に示
すように、入力端子1と、メモリ2と、特徴データ抽出
回路3と、濃度補正曲線決定回路4と、濃度補正回路5
と、出力端子6を備えている。
【0012】上記の構成において、本発明の画像の画質
向上を図るための濃度補正処理の流れを図2のフローチ
ャートに示す。
【0013】上記メモリ2は、上記入力端子1から入力
された画像信号を各画素256レベル(8bit)で格
納する記憶領域を有する。
【0014】上記特徴データ抽出回路3は、上記入力端
子1から入力された画像信号から濃度値ヒストグラムを
作成し、これに基づいて1ライン毎に特徴データを抽出
する(S21〜S24)。
【0015】ヒストグラムとは、図3に示されるよう
に、横軸に画像信号レベル(濃度)、縦軸に度数をとる
ことで画像の特徴をあらわしたものである。
【0016】濃度値は0が最暗レベルに、255が最明
レベルに対応していて、入力される画像信号の濃度値の
ヒストグラム度数を加算する。
【0017】特徴データは、ここでは、まず、濃度補正
処理しようとする原稿に背景となる部分があると仮定
し、その背景になると思われる濃度値の代表値として、
図3に示すように濃度値ヒストグラムの最大度数を持つ
濃度値1pを抽出する。
【0018】また、背景部分に相当する画像信号の割合
として、前記最大度数の濃度値1pの±nの範囲内の濃
度値の画像信号の個数の和を上記メモリ2に格納されて
いる画像信号の個数の総和で割り、この数値per1も
特徴データとする。濃度値kのヒストグラム度数をhi
st[k]とすると、以下の数式で算出される。
【0019】
【数1】
【0020】尚、上記特徴データが、濃度補正を行うラ
インよりも前のラインの画像信号から抽出できる場合
は、特徴データに基づいて濃度補正曲線を決定しておく
ことができるので、上記メモリ2は省略することが可能
である。
【0021】上記濃度補正回路5において濃度補正を行
う濃度補正曲線は、図4に示すように下地無着色領域で
最も階調性を保つものを7、下地着色領域で最も下地除
去の効果が強いものを8とし、そして、7、8の中間の
特性を持つものも含めて、いずれの曲線も次の数式で表
すことのできるものとする。
【0022】
【数2】
【0023】xは入力濃度値、yは補正濃度値である。
【0024】上記濃度補正曲線決定回路4は、x1、x2
を特徴データと前のラインのx1、x2に基づいて決定す
る。
【0025】まず、特徴データに基づいて領域を判定す
る。
【0026】1pが100〜130かつper1が0.
73以上であれば下地着色領域、1Pが170以上、p
er1が0.5以下、1pが150以上かつper1が
0.7以下のいずれかであれば下地無着色領域とする。
【0027】この領域判定の基準となる数値は実験的に
求めたが、さらに細かい判定基準も設定可能である。
【0028】そして、特徴データに基づいて下地着色領
域であると判定された場合は、下地を除去するためにx
1は前のラインのx1にある一定の数値a/n(nは自然
数)を加え、x2は前のラインのx2からある一定の数値
b/nを引く。
【0029】特徴データに基づいて下地無着色領域であ
ると判定された場合は、階調性を保つためにx1は前の
ラインのx1からある一定の数値a/nを引き、x2は前
のラインのx2にある一定の数値b/nを加える。
【0030】ただし、濃度補正曲線は図4の7、8ある
いは7、8の中間の特性を持つものでなければならない
ので、x1、x2は上限、下限の範囲を持つ。
【0031】
【数3】
【0032】また、下地着色領域、下地無着色領域のい
ずれにも判定されない場合は、x1、x2は、前のライ
ンのままとする。
【0033】このx1、x2が決定することによって、図
5のような多くの濃度補正曲線の中から1つの濃度補正
曲線が決定し、上記濃度補正回路5において1ライン分
の画像信号の濃度補正を行い、上記出力端子6から出力
される(S25〜S27)。濃度補正曲線の決定につい
て、具体的な例を示す。
【0034】図6は、濃度補正曲線決定についての処理
の流れを示すものである。
【0035】図4において、x1d=24、x1u=60、
2d=92、x2u=200とし、a=36、b=108
である。
【0036】n=9とすることで、図4のような10個
の濃度補正曲線を使い分けることができる。
【0037】最初のラインの濃度補正曲線を図5のC
(5)とすると、上述した濃度補正曲線の数式におい
て、x1=40、x2=152である。
【0038】そして、次のラインが下地着色領域である
と判定された場合は、x1は4を加えてx1=44とし、
2は12を引いてx2=140とする(S61,S6
2)。
【0039】濃度補正曲線は、図5のC(6)となる。
【0040】また、次のラインが下地無着色領域である
と判定された場合は、x1は4を引いてx1=36とし、
2は12を加えてx2=164とする(S63,S6
4)。
【0041】濃度補正曲線は、図5のC(4)となる。
【0042】次のラインが下地着色領域、下地無着色領
域のいずれにも判定されない場合は、x1、x2のままと
する。濃度補正曲線は、図5のC(5)のままである。
【0043】これ以降のラインについても、前のライン
の濃度補正曲線をC(N)(N=1,2,…10)とす
ると、下地着色領域であると判定された場合は、x1
4を加えてx2は12を引き、濃度補正曲線はC(N+
1)になり、下地無着色領域であると判定された場合
は、x1は4を引いてx2は12を加え、濃度補正曲線は
C(N−1)になり、下地着色領域、下地無着色領域の
いずれにも判定されない場合は、x1、x2はそのままと
し、濃度補正曲線はC(N)のままである。
【0044】ただし、前のラインの濃度補正曲線がC
(1)で下地無着色領域であると判定された場合は、x
1=24、x2=200はそのままとし、濃度補正曲線は
C(1)のままである。
【0045】また、前のラインの濃度補正曲線がC
(1)で下地無着色領域であると判定された場合は、x
1=60、x2=152はそのままとし、濃度補正曲線は
C(10)のままである。
【0046】このようにし、本発明では、簡単な数式に
よる演算で濃度補正を行うことができ、数式にふくまれ
る定数を変化させるだけで、濃度補正テーブルを持たず
に多くの濃度補正曲線を使い分けることができ、記憶装
置の容量を削減することができる。
【0047】
【発明の効果】請求項1記載の画像処理装置は、以上の
ように、原稿を走査して得られた画像信号から原稿の濃
度特性を示す特徴データを抽出する特徴データ抽出手段
と、上記特徴データが入力されると、この特徴データに
基づいて原稿の特性を認識する画像認識手段と、上記原
稿の画像信号の濃度値を原稿の画像の特性に応じて補正
濃度値に変換する濃度補正手段と、上記濃度補正手段に
おいて各ライン毎に濃度補正曲線を決定する濃度補正曲
線決定手段とを有し、上記濃度補正曲線決定手段におい
て各ライン毎に決定する濃度補正曲線を数式で表し、新
たに決定する濃度補正曲線の数式は前のラインの濃度補
正曲線を示す数式の定数部分の数値を特徴データに基づ
いて増減したものとする構成である。
【0048】それゆえに、濃度補正テーブルを持たずに
数式による演算で濃度補正を行うことができ、数式に含
まれる定数を変化させるだけで、多くの濃度補正曲線を
使い分けることができ、記憶装置の容量を削減すること
ができる。
【0049】また、数式に含まれる定数を少しずつ変化
させることにより、濃度補正曲線の特性は少しずつしか
変化せず、途中の(あまり多くない)数ラインだけ異な
る領域であると判定されても、その数ラインだけ全く異
なる特性の濃度補正を行うわけではないので、このよう
な誤って判定されている可能性が高い領域でも適切な補
正を行うことができる。
【0050】請求項2記載の画像処理装置は、以上のよ
うに、請求項1の構成に加えて、上記濃度補正曲線の数
式は、一次関数によるものとする構成である。
【0051】それゆえ、請求項1の効果に加えて、簡単
な数式による演算で濃度補正を行うことができ、回路の
規模を小さくし、処理速度も速めることができる。
【0052】請求項3の画像処理装置は、以上のよう
に、請求項1、2の構成に加えて、上記濃度補正曲線の
数式の定数部分の数値には限定される範囲がある構成で
ある。それゆえ、請求項1、2の効果に加えて、濃度補
正曲線の勾配が急過ぎるものや滑らか過ぎるものなどに
なり不適切な濃度補正を回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像処理装置の概略構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】本発明の画像処理装置における濃度補正処理の
流れを示すフローチャートである。
【図3】濃度値ヒストグラムの一例を示す説明図であ
る。
【図4】下地無着色領域用と下地着色領域用の濃度補正
曲線の例を示すグラフである。
【図5】本発明の画像処理装置における濃度補正曲線の
例を示すグラフである。
【図6】本発明の画像処理装置における濃度補正処理の
うちの濃度補正曲線決定の流れを示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 入力端子 2 メモリ 3 特徴データ抽出回路 4 濃度補正曲線決定回路 5 濃度補正回路 6 出力端子 7 下地無着色領域用の濃度補正テーブル 8 下地着色領域用の濃度補正テーブル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を走査して得られた画像信号から原
    稿の濃度特性を示す特徴データを抽出する特徴データ抽
    出手段と、上記特徴データが入力されると、この特徴デ
    ータに基づいて原稿の特性を認識する画像認識手段と、
    上記原稿の画像信号の濃度値を原稿の画像の特性に応じ
    て補正濃度値に変換する濃度補正手段と、上記濃度補正
    手段において各ライン毎に濃度補正曲線を決定する濃度
    補正曲線決定手段とを有し、上記濃度補正曲線決定手段
    において各ライン毎に決定する濃度補正曲線を数式で表
    し、新たに決定する濃度補正曲線の数式は前のラインの
    濃度補正曲線を示す数式の定数部分の数値を特徴データ
    に基づいて増減したものとすることを特徴とする画像処
    理装置。
  2. 【請求項2】 前記濃度補正曲線の数式は、一次関数に
    よるものであることを特徴とする請求項1記載の画像処
    理装置。
  3. 【請求項3】 前記濃度補正曲線の数式の定数部分の数
    値には上限および下限が設定されていることを特徴とす
    る請求項1または2記載の画像処理装置。
JP9034193A 1997-02-19 1997-02-19 画像処理装置 Pending JPH10233924A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7113310B2 (en) * 2000-01-26 2006-09-26 Fuji Photo Film Co., Ltd. Method of processing image

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7113310B2 (en) * 2000-01-26 2006-09-26 Fuji Photo Film Co., Ltd. Method of processing image
US7369285B2 (en) 2000-01-26 2008-05-06 Fujifilm Corporation Method of processing image

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