JPH1023378A - テレビジョン受信機 - Google Patents
テレビジョン受信機Info
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- JPH1023378A JPH1023378A JP8170861A JP17086196A JPH1023378A JP H1023378 A JPH1023378 A JP H1023378A JP 8170861 A JP8170861 A JP 8170861A JP 17086196 A JP17086196 A JP 17086196A JP H1023378 A JPH1023378 A JP H1023378A
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- circuit
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 第２世代ＥＤＴＶ信号の復調回路を備えたテ
レビジョン受信機において、すでにＹ／Ｃ分離された第
２世代ＥＤＴＶ信号が入力された場合にも第２世代ＥＤ
ＴＶ信号の復調をおこなうことを目的とする。 【解決手段】 識別制御信号判別回路により第２世代Ｅ
ＤＴＶ信号の識別制御信号を検出した場合、輝度信号と
色信号を加算した複合ビデオ信号に入力信号を切り換え
ることにより第２世代ＥＤＴＶ信号の復調を可能にす
る。
レビジョン受信機において、すでにＹ／Ｃ分離された第
２世代ＥＤＴＶ信号が入力された場合にも第２世代ＥＤ
ＴＶ信号の復調をおこなうことを目的とする。 【解決手段】 識別制御信号判別回路により第２世代Ｅ
ＤＴＶ信号の識別制御信号を検出した場合、輝度信号と
色信号を加算した複合ビデオ信号に入力信号を切り換え
ることにより第２世代ＥＤＴＶ信号の復調を可能にす
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は第２世代ＥＤＴＶ信
号の復調回路を備えたテレビジョン受信機に関する。
号の復調回路を備えたテレビジョン受信機に関する。
【０００２】
【従来の技術】第２世代ＥＤＴＶは現行のテレビジョン
放送（ＮＴＳＣ方式）との両立性を保ちながら高画質化
とワイドアスペクト化（アスペクト比１６：９）を実現
する放送方式である。
放送（ＮＴＳＣ方式）との両立性を保ちながら高画質化
とワイドアスペクト化（アスペクト比１６：９）を実現
する放送方式である。
【０００３】高画質化のためには、まず、輝度信号の水
平帯域４．２〜約６ＭＨｚの水平高域成分を水平解像度
補強信号（以下ＨＨ信号）により補強する。また、輝度
信号の垂直解像度を垂直高域補強信号（ＶＨ信号）と順
次走査変換する際に用いる垂直時間補強信号（ＶＴ信
号）により補強している。
平帯域４．２〜約６ＭＨｚの水平高域成分を水平解像度
補強信号（以下ＨＨ信号）により補強する。また、輝度
信号の垂直解像度を垂直高域補強信号（ＶＨ信号）と順
次走査変換する際に用いる垂直時間補強信号（ＶＴ信
号）により補強している。
【０００４】ワイド化にあたってはいわゆるレターボッ
クス形式といわれる技術を用いている。すなわち、アス
ペクト比が４：３の現行方式において、アスペクト比が
１６：９の画像を伝送する場合に画面中央部に主画部と
してフィールドあたり１８０本の走査線、画面上下に無
画部としてフィールドあたりそれぞれ３０本ずつを割り
当てている。このとき主画部のアスペクト比が１６：９
となり、第２世代ＥＤＴＶ対応テレビではこの主画部を
画面全体に表示する。
クス形式といわれる技術を用いている。すなわち、アス
ペクト比が４：３の現行方式において、アスペクト比が
１６：９の画像を伝送する場合に画面中央部に主画部と
してフィールドあたり１８０本の走査線、画面上下に無
画部としてフィールドあたりそれぞれ３０本ずつを割り
当てている。このとき主画部のアスペクト比が１６：９
となり、第２世代ＥＤＴＶ対応テレビではこの主画部を
画面全体に表示する。
【０００５】また、現行放送と第２世代ＥＤＴＶ放送と
を区別するための識別制御信号が各フィールドの画面最
上端の第２２Ｈ及び第２８５Ｈに挿入されている。識別
制御信号の概略波形を図３に示す。識別制御信号の識別
コマンドは全部で２７ビットからなり、そのうちビット
１〜５は家庭用ＶＴＲでの信号保存も考慮してＮＲＺ形
式、ビット６〜２３は搬送波形式（搬送波抑圧振幅変
調）で色副搬送波で変調されカラーバースト位相と同相
を”０”、逆相を”１”としている。また、ビット２５
〜２７は映像信号と識別制御信号を区別するための確認
信号として、色副搬送波の７分の４の周波数で変調され
た信号を用いている。テレビジョン受信機ではこの識別
制御信号を検出することにより、現在行われている放送
が４：３の通常放送であるかレターボックス形式の放送
であるか、あるいは、ＨＨやＶＴ／ＶＨなどの補強信号
が多重されているかどうかなどの情報を得ることができ
る。
を区別するための識別制御信号が各フィールドの画面最
上端の第２２Ｈ及び第２８５Ｈに挿入されている。識別
制御信号の概略波形を図３に示す。識別制御信号の識別
コマンドは全部で２７ビットからなり、そのうちビット
１〜５は家庭用ＶＴＲでの信号保存も考慮してＮＲＺ形
式、ビット６〜２３は搬送波形式（搬送波抑圧振幅変
調）で色副搬送波で変調されカラーバースト位相と同相
を”０”、逆相を”１”としている。また、ビット２５
〜２７は映像信号と識別制御信号を区別するための確認
信号として、色副搬送波の７分の４の周波数で変調され
た信号を用いている。テレビジョン受信機ではこの識別
制御信号を検出することにより、現在行われている放送
が４：３の通常放送であるかレターボックス形式の放送
であるか、あるいは、ＨＨやＶＴ／ＶＨなどの補強信号
が多重されているかどうかなどの情報を得ることができ
る。
【０００６】従来のテレビジョン受信機の構成図を図４
に示す。図４において１は複合ビデオ信号の入力端子、
２はＳ映像入力端子の輝度信号入力端子、３はＳ映像入
力端子の色信号入力端子、４は複合ビデオ信号と輝度信
号とを切り換える第一の選択回路、５は入力信号に多重
された識別制御信号を検知し判別する識別制御信号判別
回路、６はフレームメモリを用いた３次元処理により複
合ビデオ信号を輝度信号と色信号とＨＨ信号とに分離す
る３次元Ｙ／Ｃ／ＨＨ分離回路、７はＨＨ信号復調回
路、８は色信号復調回路、９は色信号復調回路８への入
力を３次元Ｙ／Ｃ／ＨＨ分離回路６で分離された色信号
かＳ映像入力端子の色信号入力端子３から入力された色
信号かを切り換える第二の選択回路、１０はＶＴ／ＶＨ
復調回路、１１は輝度信号にＨＨ信号を加算する加算回
路、１２はＶＴ／ＶＨ加算回路、１３は順次走査変換や
垂直拡大、ＶＴ／ＶＨ再生等の処理を行う回路である。
に示す。図４において１は複合ビデオ信号の入力端子、
２はＳ映像入力端子の輝度信号入力端子、３はＳ映像入
力端子の色信号入力端子、４は複合ビデオ信号と輝度信
号とを切り換える第一の選択回路、５は入力信号に多重
された識別制御信号を検知し判別する識別制御信号判別
回路、６はフレームメモリを用いた３次元処理により複
合ビデオ信号を輝度信号と色信号とＨＨ信号とに分離す
る３次元Ｙ／Ｃ／ＨＨ分離回路、７はＨＨ信号復調回
路、８は色信号復調回路、９は色信号復調回路８への入
力を３次元Ｙ／Ｃ／ＨＨ分離回路６で分離された色信号
かＳ映像入力端子の色信号入力端子３から入力された色
信号かを切り換える第二の選択回路、１０はＶＴ／ＶＨ
復調回路、１１は輝度信号にＨＨ信号を加算する加算回
路、１２はＶＴ／ＶＨ加算回路、１３は順次走査変換や
垂直拡大、ＶＴ／ＶＨ再生等の処理を行う回路である。
【０００７】以上のように構成されたテレビジョン受信
機についてその動作を簡単に説明する。３次元Ｙ／Ｃ／
ＨＨ分離回路６への入力は複合ビデオ信号または輝度信
号の場合が考えられるが、複合ビデオ信号の場合は輝度
信号と色信号とＨＨ信号の分離を行う。また、既にＹ／
Ｃ分離された後の輝度信号が入力された場合は、Ｙ／Ｃ
分離する必要はないためそのまま輝度信号を出力すれば
よいが、３次元用のフレームメモリを用いてノイズ除去
の処理を行うことが多い。この処理の切換は入力信号を
判別して複合ビデオ信号か輝度信号かを自己判別するこ
とにより行っている。また、第二の選択回路９も同じ判
別結果に基づいて切り換えられる。入力信号が第２世代
ＥＤＴＶ信号の場合は３次元Ｙ／Ｃ／ＨＨ分離回路６で
分離されたＨＨ信号をＨＨ信号復調回路７で復調し、加
算回路１１で輝度信号に加算して水平解像度を補強し、
ＶＴ／ＶＨ復調回路１０で復調したＶＴ／ＶＨ信号をＶ
Ｔ／ＶＨ加算回路１２で画面上下の無画部に加算して、
さらに後の順次走査変換、垂直拡大、ＶＴ／ＶＨ再生回
路１３によりアスペクト変換、垂直解像度補強が行われ
る。また、信号の第２２Ｈ及び第２８５Ｈに挿入された
識別制御信号を識別制御信号判別回路５で検出し判別し
てＨＨ復調回路７やＶＴ／ＶＨ加算回路１２等の第２世
代ＥＤＴＶ信号用の処理回路を制御している。
機についてその動作を簡単に説明する。３次元Ｙ／Ｃ／
ＨＨ分離回路６への入力は複合ビデオ信号または輝度信
号の場合が考えられるが、複合ビデオ信号の場合は輝度
信号と色信号とＨＨ信号の分離を行う。また、既にＹ／
Ｃ分離された後の輝度信号が入力された場合は、Ｙ／Ｃ
分離する必要はないためそのまま輝度信号を出力すれば
よいが、３次元用のフレームメモリを用いてノイズ除去
の処理を行うことが多い。この処理の切換は入力信号を
判別して複合ビデオ信号か輝度信号かを自己判別するこ
とにより行っている。また、第二の選択回路９も同じ判
別結果に基づいて切り換えられる。入力信号が第２世代
ＥＤＴＶ信号の場合は３次元Ｙ／Ｃ／ＨＨ分離回路６で
分離されたＨＨ信号をＨＨ信号復調回路７で復調し、加
算回路１１で輝度信号に加算して水平解像度を補強し、
ＶＴ／ＶＨ復調回路１０で復調したＶＴ／ＶＨ信号をＶ
Ｔ／ＶＨ加算回路１２で画面上下の無画部に加算して、
さらに後の順次走査変換、垂直拡大、ＶＴ／ＶＨ再生回
路１３によりアスペクト変換、垂直解像度補強が行われ
る。また、信号の第２２Ｈ及び第２８５Ｈに挿入された
識別制御信号を識別制御信号判別回路５で検出し判別し
てＨＨ復調回路７やＶＴ／ＶＨ加算回路１２等の第２世
代ＥＤＴＶ信号用の処理回路を制御している。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな第２世代ＥＤＴＶ対応テレビジョンには、Ｓ−ＶＨ
Ｓ対応ＶＴＲとの相互接続の場合を考えると下記のよう
な課題がある。
うな第２世代ＥＤＴＶ対応テレビジョンには、Ｓ−ＶＨ
Ｓ対応ＶＴＲとの相互接続の場合を考えると下記のよう
な課題がある。
【０００９】Ｓ−ＶＨＳ対応ＶＴＲとの接続は通常輝度
信号と色信号が分離されたＳ映像入力端子で接続される
ことが多い。この場合はＶＴＲの再生信号だけではなく
ＶＴＲのチューナで受信中の信号に対してもＶＴＲ側で
Ｙ／Ｃ分離されてテレビジョン受信機に入力される。こ
の場合にはテレビジョン側の信号処理は第２世代ＥＤＴ
Ｖ復調回路として働かず通常のＮＴＳＣ信号としての処
理しか行わない。そうなるとせっかく第２世代ＥＤＴＶ
復調回路を持ちながら高画質で視聴できないということ
になってしまう。
信号と色信号が分離されたＳ映像入力端子で接続される
ことが多い。この場合はＶＴＲの再生信号だけではなく
ＶＴＲのチューナで受信中の信号に対してもＶＴＲ側で
Ｙ／Ｃ分離されてテレビジョン受信機に入力される。こ
の場合にはテレビジョン側の信号処理は第２世代ＥＤＴ
Ｖ復調回路として働かず通常のＮＴＳＣ信号としての処
理しか行わない。そうなるとせっかく第２世代ＥＤＴＶ
復調回路を持ちながら高画質で視聴できないということ
になってしまう。
【００１０】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、第２世代ＥＤＴＶ信号の復調回路を備えた
テレビジョン受信機とＳ−ＶＨＳ対応ＶＴＲとの接続に
おいて、ＶＴＲより輝度信号と色信号とが分離された形
態で入力された時、輝度信号に含まれる第２世代ＥＤＴ
Ｖ信号の識別制御信号を検出して識別制御信号が付加さ
れていると判断した場合、輝度信号と色信号を加算した
信号が第２世代ＥＤＴＶ信号の復調回路に入力されるよ
うに信号を切り換える選択回路を備えたことを特徴とし
ている。これにより、ＶＴＲで選局した信号をモニター
する場合にも第２世代ＥＤＴＶ信号の復調を行うことが
出来る。
に本発明は、第２世代ＥＤＴＶ信号の復調回路を備えた
テレビジョン受信機とＳ−ＶＨＳ対応ＶＴＲとの接続に
おいて、ＶＴＲより輝度信号と色信号とが分離された形
態で入力された時、輝度信号に含まれる第２世代ＥＤＴ
Ｖ信号の識別制御信号を検出して識別制御信号が付加さ
れていると判断した場合、輝度信号と色信号を加算した
信号が第２世代ＥＤＴＶ信号の復調回路に入力されるよ
うに信号を切り換える選択回路を備えたことを特徴とし
ている。これにより、ＶＴＲで選局した信号をモニター
する場合にも第２世代ＥＤＴＶ信号の復調を行うことが
出来る。
【００１１】
【発明の実施の形態】本発明の請求項１に記載の発明
は、第２世代ＥＤＴＶ信号の復調回路を備えたテレビジ
ョン受信機とＳ−ＶＨＳ対応ＶＴＲとの接続において、
ＶＴＲより輝度信号と色信号とが分離された形態で入力
された時、輝度信号に含まれる第２世代ＥＤＴＶ信号の
識別制御信号を検出して識別制御信号が付加されている
と判断した場合、輝度信号と色信号を加算した信号が第
２世代ＥＤＴＶ信号の復調回路に入力されるように信号
を切り換える選択回路を備えることにより、ＶＴＲで選
局した信号をモニターする場合にも第２世代ＥＤＴＶ信
号の復調を行うことが出来るようにしたものである。
は、第２世代ＥＤＴＶ信号の復調回路を備えたテレビジ
ョン受信機とＳ−ＶＨＳ対応ＶＴＲとの接続において、
ＶＴＲより輝度信号と色信号とが分離された形態で入力
された時、輝度信号に含まれる第２世代ＥＤＴＶ信号の
識別制御信号を検出して識別制御信号が付加されている
と判断した場合、輝度信号と色信号を加算した信号が第
２世代ＥＤＴＶ信号の復調回路に入力されるように信号
を切り換える選択回路を備えることにより、ＶＴＲで選
局した信号をモニターする場合にも第２世代ＥＤＴＶ信
号の復調を行うことが出来るようにしたものである。
【００１２】請求項２に記載の発明は、外部入力端子と
して複合ビデオ信号入力端子と、輝度信号と色信号に分
離されたＳ映像入力端子とを備えたテレビジョン受信機
であって、第２世代ＥＤＴＶ信号の復調回路と、前記第
２世代ＥＤＴＶ信号に多重された識別制御信号の判別回
路と、前記外部入力端子の複合ビデオ信号入力とＳ映像
入力とを切り換える選択回路とを備え、前記識別制御信
号の判別回路の判別結果により前記選択回路の出力を切
り換え、前記第２世代ＥＤＴＶ信号の復調回路の入力と
することにより、ＶＴＲで選局した信号をモニターする
場合にも第２世代ＥＤＴＶ信号の復調を行うことが出来
るようにしたものである。
して複合ビデオ信号入力端子と、輝度信号と色信号に分
離されたＳ映像入力端子とを備えたテレビジョン受信機
であって、第２世代ＥＤＴＶ信号の復調回路と、前記第
２世代ＥＤＴＶ信号に多重された識別制御信号の判別回
路と、前記外部入力端子の複合ビデオ信号入力とＳ映像
入力とを切り換える選択回路とを備え、前記識別制御信
号の判別回路の判別結果により前記選択回路の出力を切
り換え、前記第２世代ＥＤＴＶ信号の復調回路の入力と
することにより、ＶＴＲで選局した信号をモニターする
場合にも第２世代ＥＤＴＶ信号の復調を行うことが出来
るようにしたものである。
【００１３】請求項３に記載の発明は、外部入力端子と
して輝度信号と色信号に分離されたＳ映像入力端子を備
えたテレビジョン受信機であって、第２世代ＥＤＴＶ信
号の復調回路と、前記第２世代ＥＤＴＶ信号に多重され
た識別制御信号の判別回路と、前記外部入力端子のＳ映
像入力端子から入力された輝度信号と色信号とを加算す
る加算回路とを備え、前記識別制御信号の判別回路の判
別結果により前記加算回路の出力を加算信号にするか輝
度信号にするかを切り換え、その出力を前記第２世代Ｅ
ＤＴＶ信号の復調回路の入力とすることにより、ＶＴＲ
で選局した信号をモニターする場合にも第２世代ＥＤＴ
Ｖ信号の復調を行うことが出来るようにしたものであ
る。
して輝度信号と色信号に分離されたＳ映像入力端子を備
えたテレビジョン受信機であって、第２世代ＥＤＴＶ信
号の復調回路と、前記第２世代ＥＤＴＶ信号に多重され
た識別制御信号の判別回路と、前記外部入力端子のＳ映
像入力端子から入力された輝度信号と色信号とを加算す
る加算回路とを備え、前記識別制御信号の判別回路の判
別結果により前記加算回路の出力を加算信号にするか輝
度信号にするかを切り換え、その出力を前記第２世代Ｅ
ＤＴＶ信号の復調回路の入力とすることにより、ＶＴＲ
で選局した信号をモニターする場合にも第２世代ＥＤＴ
Ｖ信号の復調を行うことが出来るようにしたものであ
る。
【００１４】以下、本発明の実施の形態について、図１
から図２を用いて説明する。 （実施の形態１）図１は本発明のテレビジョン受信機の
ブロック図を示すもので、図１において１は複合ビデオ
信号の入力端子、２はＳ映像入力端子の輝度信号入力端
子、３はＳ映像入力端子の色信号入力端子、４は複合ビ
デオ信号と輝度信号とを切り換える第一の選択回路、５
は入力信号に多重された識別制御信号を検知し判別する
識別制御信号判別回路、６はフレームメモリを用いた３
次元処理により複合ビデオ信号を輝度信号と色信号とＨ
Ｈ信号とに分離する３次元Ｙ／Ｃ／ＨＨ分離回路、７は
ＨＨ信号復調回路、８は色信号復調回路、９は色信号復
調回路８への入力を３次元Ｙ／Ｃ／ＨＨ分離回路６で分
離された色信号かＳ映像入力端子の色信号入力端子３か
ら入力された色信号かを切り換える第二の選択回路、１
０はＶＴ／ＶＨ復調回路、１１は輝度信号にＨＨ信号を
加算する加算回路、１２はＶＴ／ＶＨ加算回路、１３は
順次走査変換や垂直拡大、ＶＴ／ＶＨ再生等の処理を行
う回路である。
から図２を用いて説明する。 （実施の形態１）図１は本発明のテレビジョン受信機の
ブロック図を示すもので、図１において１は複合ビデオ
信号の入力端子、２はＳ映像入力端子の輝度信号入力端
子、３はＳ映像入力端子の色信号入力端子、４は複合ビ
デオ信号と輝度信号とを切り換える第一の選択回路、５
は入力信号に多重された識別制御信号を検知し判別する
識別制御信号判別回路、６はフレームメモリを用いた３
次元処理により複合ビデオ信号を輝度信号と色信号とＨ
Ｈ信号とに分離する３次元Ｙ／Ｃ／ＨＨ分離回路、７は
ＨＨ信号復調回路、８は色信号復調回路、９は色信号復
調回路８への入力を３次元Ｙ／Ｃ／ＨＨ分離回路６で分
離された色信号かＳ映像入力端子の色信号入力端子３か
ら入力された色信号かを切り換える第二の選択回路、１
０はＶＴ／ＶＨ復調回路、１１は輝度信号にＨＨ信号を
加算する加算回路、１２はＶＴ／ＶＨ加算回路、１３は
順次走査変換や垂直拡大、ＶＴ／ＶＨ再生等の処理を行
う回路である。
【００１５】図において従来例と異なる点は、複合ビデ
オ信号とＳ映像入力端子の輝度信号とを切り換える第一
の選択回路４の制御を、識別制御信号判別回路５の判別
結果に基づき切り換える点である。ここで識別制御信号
は図３で説明したように、ビット６〜２３は色副搬送波
で変調されている。このため、ＶＴＲでＹ／Ｃ分離され
た輝度信号の識別制御信号はビット６〜２３の部分が抜
けた状態になってしまっている。したがって、選択回路
４の制御はビット１〜５のＮＲＺ形式の部分とビット２
５〜２７の確認信号の部分が検出された場合におこなう
こととする。第一の選択回路４の通常の動作は両方の信
号が入力されているときにはＳ映像入力を優先し、輝度
信号入力端子２側を選択するが、識別制御信号判別回路
５により第２世代ＥＤＴＶ信号の識別制御信号を検出し
た場合は、強制的に複合ビデオ信号側に切り換える。こ
のような構成にすることにより、ＶＴＲで選局した信号
をモニターする場合にも、第２世代ＥＤＴＶ信号の識別
制御信号が付加された信号が選局されれば複合ビデオ信
号に自動的に切り換わるため、第２世代ＥＤＴＶ信号の
復調をおこなうことが可能となる。
オ信号とＳ映像入力端子の輝度信号とを切り換える第一
の選択回路４の制御を、識別制御信号判別回路５の判別
結果に基づき切り換える点である。ここで識別制御信号
は図３で説明したように、ビット６〜２３は色副搬送波
で変調されている。このため、ＶＴＲでＹ／Ｃ分離され
た輝度信号の識別制御信号はビット６〜２３の部分が抜
けた状態になってしまっている。したがって、選択回路
４の制御はビット１〜５のＮＲＺ形式の部分とビット２
５〜２７の確認信号の部分が検出された場合におこなう
こととする。第一の選択回路４の通常の動作は両方の信
号が入力されているときにはＳ映像入力を優先し、輝度
信号入力端子２側を選択するが、識別制御信号判別回路
５により第２世代ＥＤＴＶ信号の識別制御信号を検出し
た場合は、強制的に複合ビデオ信号側に切り換える。こ
のような構成にすることにより、ＶＴＲで選局した信号
をモニターする場合にも、第２世代ＥＤＴＶ信号の識別
制御信号が付加された信号が選局されれば複合ビデオ信
号に自動的に切り換わるため、第２世代ＥＤＴＶ信号の
復調をおこなうことが可能となる。
【００１６】ただし、この場合複合ビデオ信号とＳ映像
入力の両方が入力されている必要がある。いずれか一方
の信号のみ入力されている場合には入力されている信号
側に選択回路４を倒しておく必要がある。また、従来の
テレビジョン受信機では複合ビデオ信号とＳ映像の選択
の機能をＳ映像入力端子に機械的に持たせることが多
い。すなわち、Ｓ映像入力端子の輝度信号入力端子２と
複合ビデオ信号入力端子１とはＳ映像入力端子にケーブ
ルをつないでいない状態では共通で、Ｓ映像入力端子に
ケーブルをつなぐことによって複合ビデオ信号側が切り
離される構造になっている。この場合には選択回路４を
別に設ける必要がある。
入力の両方が入力されている必要がある。いずれか一方
の信号のみ入力されている場合には入力されている信号
側に選択回路４を倒しておく必要がある。また、従来の
テレビジョン受信機では複合ビデオ信号とＳ映像の選択
の機能をＳ映像入力端子に機械的に持たせることが多
い。すなわち、Ｓ映像入力端子の輝度信号入力端子２と
複合ビデオ信号入力端子１とはＳ映像入力端子にケーブ
ルをつないでいない状態では共通で、Ｓ映像入力端子に
ケーブルをつなぐことによって複合ビデオ信号側が切り
離される構造になっている。この場合には選択回路４を
別に設ける必要がある。
【００１７】（実施の形態２）図２は本発明のテレビジ
ョン受信機のブロック図を示すもので、図２において１
は複合ビデオ信号の入力端子、２はＳ映像入力端子の輝
度信号入力端子、３はＳ映像入力端子の色信号入力端
子、４は複合ビデオ信号と輝度信号とを切り換える第一
の選択回路、５は入力信号に多重された識別制御信号を
検知し判別する識別制御信号判別回路、６はフレームメ
モリを用いた３次元処理により複合ビデオ信号を輝度信
号と色信号とＨＨ信号とに分離する３次元Ｙ／Ｃ／ＨＨ
分離回路、７はＨＨ信号復調回路、８は色信号復調回
路、９は色信号復調回路８への入力を３次元Ｙ／Ｃ／Ｈ
Ｈ分離回路６で分離された色信号かＳ映像入力端子の色
信号入力端子３から入力された色信号かを切り換える第
二の選択回路、１０はＶＴ／ＶＨ復調回路、１１は輝度
信号にＨＨ信号を加算する第一の加算回路、１２はＶＴ
／ＶＨ加算回路、１３は順次走査変換や垂直拡大、ＶＴ
／ＶＨ再生等の処理を行う回路、１４は３次元Ｙ／Ｃ／
ＨＨ分離回路６への入力信号に色信号入力端子３から入
力された色信号を加算する第二の加算回路、１５は色信
号の加算を制御する第三の選択回路である。
ョン受信機のブロック図を示すもので、図２において１
は複合ビデオ信号の入力端子、２はＳ映像入力端子の輝
度信号入力端子、３はＳ映像入力端子の色信号入力端
子、４は複合ビデオ信号と輝度信号とを切り換える第一
の選択回路、５は入力信号に多重された識別制御信号を
検知し判別する識別制御信号判別回路、６はフレームメ
モリを用いた３次元処理により複合ビデオ信号を輝度信
号と色信号とＨＨ信号とに分離する３次元Ｙ／Ｃ／ＨＨ
分離回路、７はＨＨ信号復調回路、８は色信号復調回
路、９は色信号復調回路８への入力を３次元Ｙ／Ｃ／Ｈ
Ｈ分離回路６で分離された色信号かＳ映像入力端子の色
信号入力端子３から入力された色信号かを切り換える第
二の選択回路、１０はＶＴ／ＶＨ復調回路、１１は輝度
信号にＨＨ信号を加算する第一の加算回路、１２はＶＴ
／ＶＨ加算回路、１３は順次走査変換や垂直拡大、ＶＴ
／ＶＨ再生等の処理を行う回路、１４は３次元Ｙ／Ｃ／
ＨＨ分離回路６への入力信号に色信号入力端子３から入
力された色信号を加算する第二の加算回路、１５は色信
号の加算を制御する第三の選択回路である。
【００１８】実施の形態１では識別制御信号判別回路５
で第２世代ＥＤＴＶ信号の識別制御信号を検出したとき
選択回路４を切り換えたが、本実施の形態では複合ビデ
オ信号に切り換える代わりに第二の加算回路１４により
輝度信号に色信号を加算することで同様の効果を実現し
ている。すなわち、３次元Ｙ／Ｃ／ＨＨ分離回路６に輝
度信号が入力されているとき、識別制御信号検出回路５
で第２世代ＥＤＴＶ信号の識別制御信号を検出すれば、
第二の加算回路１４によって輝度信号に色信号を加算す
る。こうすれば実施の形態１と同様に第２世代ＥＤＴＶ
信号の復調が可能になる。また、第三の選択回路１５は
もともと複合ビデオ信号が入力されている場合に色信号
を加算しないようにするために必要である。
で第２世代ＥＤＴＶ信号の識別制御信号を検出したとき
選択回路４を切り換えたが、本実施の形態では複合ビデ
オ信号に切り換える代わりに第二の加算回路１４により
輝度信号に色信号を加算することで同様の効果を実現し
ている。すなわち、３次元Ｙ／Ｃ／ＨＨ分離回路６に輝
度信号が入力されているとき、識別制御信号検出回路５
で第２世代ＥＤＴＶ信号の識別制御信号を検出すれば、
第二の加算回路１４によって輝度信号に色信号を加算す
る。こうすれば実施の形態１と同様に第２世代ＥＤＴＶ
信号の復調が可能になる。また、第三の選択回路１５は
もともと複合ビデオ信号が入力されている場合に色信号
を加算しないようにするために必要である。
【００１９】本実施の形態によれば、実施の形態１のよ
うに複合ビデオ信号とＳ映像入力の両方の信号を入力し
ておく必要がないためＶＴＲとの接続が簡単になる。
うに複合ビデオ信号とＳ映像入力の両方の信号を入力し
ておく必要がないためＶＴＲとの接続が簡単になる。
【００２０】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、Ｓ−ＶＨ
Ｓ対応ＶＴＲとＳ映像入力端子で相互接続されている場
合でも、輝度信号に多重されている第２世代ＥＤＴＶ信
号の識別制御信号を検出した場合には自動的に複合ビデ
オ信号に切り換えることにより、第２世代ＥＤＴＶ信号
の復調を行うことができる。
Ｓ対応ＶＴＲとＳ映像入力端子で相互接続されている場
合でも、輝度信号に多重されている第２世代ＥＤＴＶ信
号の識別制御信号を検出した場合には自動的に複合ビデ
オ信号に切り換えることにより、第２世代ＥＤＴＶ信号
の復調を行うことができる。
【図１】本発明の第一の実施の形態によるテレビジョン
受信機を示すブロック図
受信機を示すブロック図
【図２】本発明の第二の実施の形態によるテレビジョン
受信機を示すブロック図
受信機を示すブロック図
【図３】第２世代ＥＤＴＶ信号の識別制御信号波形図
【図４】従来のテレビジョン受信機を示すブロック図
４、９、１５ 選択回路 ５ 識別制御信号判別回路 ６ ３次元Ｙ／Ｃ／ＨＨ分離回路 １５、１４ 加算回路
Claims (3)
- 【請求項１】 第２世代ＥＤＴＶ信号の復調回路を備え
たテレビジョン受信機とＳ−ＶＨＳ対応ＶＴＲとの接続
において、ＶＴＲより輝度信号と色信号とが分離された
形態で入力された時、輝度信号に含まれる第２世代ＥＤ
ＴＶ信号の識別制御信号を検出して識別制御信号が付加
されていると判断した場合、輝度信号と色信号を加算し
た信号が第２世代ＥＤＴＶ信号の復調回路に入力される
ように信号を切り換える選択回路を備え、ＶＴＲで選局
した信号をモニターする場合にも第２世代ＥＤＴＶ信号
の復調を行うことが出来ることを特徴としたテレビジョ
ン受信機 - 【請求項２】 外部入力端子として複合ビデオ信号入力
端子と、輝度信号と色信号に分離されたＳ映像入力端子
とを備えたテレビジョン受信機であって、第２世代ＥＤ
ＴＶ信号の復調回路と、前記第２世代ＥＤＴＶ信号に多
重された識別制御信号の判別回路と、前記外部入力端子
の複合ビデオ信号入力とＳ映像入力とを切り換える選択
回路とを備え、前記識別制御信号の判別回路の判別結果
により前記選択回路の出力を切り換え、前記第２世代Ｅ
ＤＴＶ信号の復調回路の入力とすることを特徴としたテ
レビジョン受信機 - 【請求項３】 外部入力端子として輝度信号と色信号に
分離されたＳ映像入力端子を備えたテレビジョン受信機
であって、第２世代ＥＤＴＶ信号の復調回路と、前記第
２世代ＥＤＴＶ信号に多重された識別制御信号の判別回
路と、前記外部入力端子のＳ映像入力端子から入力され
た輝度信号と色信号とを加算する加算回路とを備え、前
記識別制御信号の判別回路の判別結果により前記加算回
路の出力を加算信号にするか輝度信号にするかを切り換
え、その出力を前記第２世代ＥＤＴＶ信号の復調回路の
入力とすることを特徴としたテレビジョン受信機
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8170861A JPH1023378A (ja) | 1996-07-01 | 1996-07-01 | テレビジョン受信機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8170861A JPH1023378A (ja) | 1996-07-01 | 1996-07-01 | テレビジョン受信機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1023378A true JPH1023378A (ja) | 1998-01-23 |
Family
ID=15912679
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8170861A Pending JPH1023378A (ja) | 1996-07-01 | 1996-07-01 | テレビジョン受信機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1023378A (ja) |
-
1996
- 1996-07-01 JP JP8170861A patent/JPH1023378A/ja active Pending
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