JPH10233118A - 吊下装置 - Google Patents

吊下装置

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JPH10233118A
JPH10233118A JP9034499A JP3449997A JPH10233118A JP H10233118 A JPH10233118 A JP H10233118A JP 9034499 A JP9034499 A JP 9034499A JP 3449997 A JP3449997 A JP 3449997A JP H10233118 A JPH10233118 A JP H10233118A
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JP9034499A
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Naoto Horiuchi
直人 堀内
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Sakura Denki KK
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Sakura Denki KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吊下物の傾きを容易に調整でき、方向性があ
る吊下物にも対応可能とする。 【解決手段】 吊下支持される上側支持体21、および吊
下物を支持する下側支持体22を設ける。上側支持体21と
下側支持体22とを吊下方向に対して交差する方向に相対
的に移動調整可能に連結する調整連結手段23を設ける。
上側支持体21と下側支持体22をほぼ水平方向に相対的に
移動させることで、吊下物の傾きを調整する。下側支持
体22を上側支持体21に対して回動させずに移動させ、方
向性がある吊下物にも対応する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吊下物の傾きを調
整可能とする吊下装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、吊下装置は、例えば、実公昭58
−54741号公報に記載されているように、シャンデ
リアのような吊下げ式の照明器具に用いられている。照
明器具の灯体を天井側から下がるチェーンによって吊下
げた場合、灯体の水平方向の重量バランスに片寄りがあ
ると、灯体が傾いてしまうが、その灯体が傾くのを防止
するように吊下装置によって調整できるようにしてい
る。
【0003】前記実公昭58−54741号公報に記載
された吊下装置では、吊下具を有し、この吊下具を照明
器具の吊下用のシャフトに回動可能に連結するととも
に、吊下具に設けた引掛孔を天井側から下がるチェーン
に引っ掛けるようにしている。引掛孔の上縁には、その
上縁に沿って凹凸状として複数の引掛凹部を形成し、い
ずれかの引掛凹部をチェーンに係合させるようにしてい
る。したがって、この吊下装置で傾きを調整可能とする
調整方向は、吊下具の引掛孔の上縁に沿った一方向のみ
としている。
【0004】そして、チェーンに吊下具を介して吊下げ
た灯体の傾きを調整する場合には、まず、灯体を回動さ
せて、灯体の傾き方向を吊下具の調整方向(引掛孔の上
縁に沿った方向)に一致させ、続いて、灯体とともに吊
下具を持ち上げなから、吊下具の今までチェーンに引っ
掛かっていた引掛凹部に対して、灯体の下方に傾く側に
隣接する引掛凹部をチェーンに引っ掛ける。これによ
り、灯体がほぼ水平になれば調整完了し、まだ灯体に傾
きがあれば、同様の操作を数回繰り返す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
吊下装置では、灯体の傾きを調整する場合、灯体ととも
に吊下具を持ち上げなから、吊下具の今までチェーンに
引っ掛かっていた引掛凹部とは別の引掛凹部をチェーン
に引っ掛けなければならず、重い灯体を持ち上げるには
労力を要し、調整に手間がかかる。
【0006】また、灯体を回動させて、灯体の傾き方向
を吊下具の調整方向(引掛孔の上縁に沿った方向)に一
致させなければならないため、灯体の向きが大きく変わ
ってしまう場合があり、方向性がある灯体には対応でき
ない問題がある。
【0007】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、吊下物の傾きを容易に調整でき、方向性がある吊
下物にも対応可能とする吊下装置を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の吊下装置
は、吊下支持される上側支持体と、吊下物を支持する下
側支持体と、前記上側支持体と下側支持体とを吊下方向
に対して交差する方向に相対的に移動調整可能に連結す
る調整連結手段とを具備しているものである。
【0009】吊下装置を介して吊下物を吊下げた状態に
おいて、例えば、吊下物の水平方向の重量バランスの片
寄りによって吊下物が傾くため、その吊下物がほぼ水平
になるように調整する場合には、吊下物が下方に傾く方
向と反対側に下側支持体を上側支持体に対して移動させ
ることにより、吊下物の重心位置を上側支持体の吊下バ
ランス位置にほぼ一致させ、吊下物の傾きを解消する。
このとき、下側支持体を上側支持体に対して大きく回動
させずに移動させることも可能となり、方向性がある吊
下物にも対応可能となる。なお、調整連結手段は、上側
支持体と下側支持体に一体的に設けられたもの、上側支
持体と下側支持体とは別体に介在されたものを含む。
【0010】請求項2記載の吊下装置は、請求項1記載
の吊下装置において、上側支持体は、吊下支持される吊
下具と、この吊下具に連結される調整板とを備え、下側
支持体は、前記調整板が下面側に配置される支持板と、
この支持板に連結され吊下物を支持する支持部材とを備
え、調整連結手段は、前記支持板に設けられ吊下具が遊
嵌状態に挿通される支持板側調整孔と、前記支持板およ
び調整板を挿通してそれら支持板および調整板を互いに
固定する固定具と、前記調整板に設けられ固定具が遊嵌
状態に挿通される調整板側調整孔とを備えているもので
ある。
【0011】上側支持体の吊下具に連結された調整板を
下側支持体の支持板の下面側に配置し、固定具で支持板
および調整板を挿通してそれら支持板および調整板を互
いに固定するため、上側支持体と下側支持体とを確実か
つ強固に連結し、その上で、支持板および調整板に吊下
具および固定具がそれぞれ遊嵌状態に挿通する支持板側
調整孔および調整板側調整孔を設けることにより、上側
支持体と下側支持体の相対的な移動を許容して、吊下物
の傾きを調整可能とする。
【0012】請求項3記載の吊下装置は、請求項2記載
の吊下装置において、下側支持体は、調整板の下面側に
配置されて固定具が連結される取付板を備え、調整連結
手段は、取付板に設けられ吊下具が遊嵌状態に挿通され
る取付板側調整孔を備えているものであり、支持板と取
付板との間で調整板を挟持状態に確実かつ強固に保持
し、その上で、取付板側調整孔により上側支持体と下側
支持体の相対的な移動を許容して、吊下物の傾きを調整
可能とする。
【0013】請求項4記載の吊下装置は、請求項3記載
の吊下装置において、支持板側調整孔、調整板側調整孔
および取付板側調整孔はそれぞれほぼ円形に形成されて
いるものであり、上側支持体と下側支持体を任意の方向
に移動させて調整可能で、しかも、吊下物を回動させる
ことなく調整可能とする。
【0014】請求項5記載の吊下装置は、請求項1ない
し4いずれか記載の吊下装置において、吊下物は照明器
具用の灯体であり、吊下物は照明器具用の灯体であり、
灯体の傾きを防止し、外観を良好にする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の吊下装置の一実施
の形態を図面を参照して説明する。
【0016】図1ないし図3に第1の実施の形態を示
し、図1は吊下装置の分解状態の斜視図、図2は吊下装
置の組立状態の斜視図、図3は吊下装置を適用した照明
器具の斜視図である。
【0017】図3において、吊下げ式の照明器具におい
ては、例えば天井面などの造営物に設置される固定設置
部1にチェーン(索条)2の上端が連結され、このチェ
ーン2の下端に灯体3が吊下支持されている。
【0018】灯体3は、チェーン2に連結される吊下装
置4を有し、この吊下装置4の下部に支柱5を介して本
体部6が連結され、この本体部6から周囲に延設された
複数のアーム7の先端に灯部8がそれぞれ取り付けられ
ている。各灯部8は、アーム7に連結される連結部9を
有し、この連結部9に、ランプが接続される図示しない
ランプソケットが取り付けられているとともに、ランプ
ソケットに接続されたランプを覆う例えばガラス製のグ
ローブ10が取り付けられている。吊下装置4の下面およ
び側面はカバー11で覆われている。
【0019】なお、灯体3に給電するための図示しない
電源コードが、固定設置部1から、チェーン2、吊下装
置4、支柱5内を通じて本体部6に導かれ、さらに、電
源コードに接続された配線が本体部6から各アーム7内
を通じて各灯部8のランプソケットに接続されている。
【0020】図1および図2において、吊下装置4は、
チェーン2に吊下支持される上側支持体21と、灯体3を
支持する下側支持体22を有し、これら上側支持体21と下
側支持体22とが調整連結手段23により吊下方向に対して
交差する方向に相対的に移動調整可能に連結されてい
る。
【0021】上側支持体21は、吊下具31および調整板32
などを有している。吊下具31には、軸部33およびこの軸
部33の下側に軸部33より小径のねじ軸部34が形成され、
これら軸部33およびねじ軸部34の中心に軸方向に貫通し
て貫通孔35が形成されている。軸部33にはチェーン2に
引っ掛けられるリング部36が形成されている。
【0022】調整板32は、長方形板状に形成され、その
中央にはねじ軸部34が挿通する取付孔37が形成され、両
端側には後述する固定具43が遊嵌状態に挿通される円形
の調整板側調整孔38が形成されている。なお、取付孔37
はねじ軸部34より大径でかつ軸部33より小径に形成さ
れ、ねじ軸部34のみが挿通可能で、軸部33の挿通が規制
される。
【0023】そして、調整板32の取付孔37の下方に貫通
されたねじ軸部34の先端にナット39が螺合されて、吊下
具31と調整板32とが一体的に連結固定される。
【0024】また、下側支持体22は、支持板41、取付板
42、固定具43、支持部材44などを有している。支持板41
は、円板状に形成され、その中央には吊下具31の軸部33
が遊嵌状態に挿通される円形の支持板側調整孔45が形成
され、この支持板側調整孔45の両側には固定具43の一対
の挿通孔46が形成され、支持板41の周縁近傍で一対の挿
通孔46の位置と直交する位置には一対の取付孔47が形成
されている。
【0025】取付板42は、長方形板状に形成され、その
中央には吊下具31のナット39が遊嵌状態に挿通される円
形の取付板側調整孔48が形成され、両端側には固定具43
の一対の挿通孔49が形成されている。
【0026】固定具43は、飾りねじで、指で回動操作可
能とする操作部50およびねじ軸部51を有している。そし
て、固定具43のねじ軸部51が支持板41の挿通孔46、調整
板32の調整板側調整孔38および取付板42の挿通孔49に通
され、その先端にナット52が螺合されて、支持板41、調
整板32および取付板42が一体的に締め付け固定される。
【0027】支持部材44は、支持片部53およびこの支持
片部53の両端から立ち上げられた取付片部54を有し、各
取付片部54の先端には支持板41の下面に接合される接合
片部55が形成され、この各接合片部55に取付孔56が形成
されている。そして、ねじ57が支持部材44の取付孔56お
よび支持板41の取付孔47に通され、その先端にナット58
が螺合されて、支持板41と支持部材44とが一体的に締め
付け固定される。
【0028】支持部材44の支持片部53の中央には連結孔
59が形成され、この連結孔59に灯体3を連結するための
連結部材60が取り付けられる。この連結部材60を代える
ことにより、各種の照明器具や吊下物に対応できる。こ
の実施の形態の連結部材60では、軸部61およびこの軸部
61の下側に軸部61より小径のねじ軸部62が形成され、こ
れら軸部61およびねじ軸部62の中心に軸方向に貫通して
貫通孔63が形成されている。そして、連結孔59に上方か
ら挿入されたねじ軸部62の先端にナット64が螺合され
て、支持部材44と連結部材60とが一体的に連結固定され
る。
【0029】なお、上側支持体21と下側支持体22とが吊
下方向に対して交差する方向に相対的に移動調整可能に
連結する調整連結手段23は、調整板32、調整板側調整孔
38、支持板側調整孔45、取付板側調整孔48、固定具43な
どによって構成されている。また、吊下装置4を挿通さ
れる電源コードは、吊下具31の貫通孔35、連結部材60の
貫通孔63を挿通される。
【0030】次に、第1の実施の形態の作用を説明す
る。
【0031】吊下装置4を組み立てた状態では、支持板
41、調整板32および取付板42が重ね合わせられ、調整板
32と吊下具31は上側支持体21として一体化されていると
ともに、支持板41と取付板42は下側支持体22として固定
具43で一体化されており、固定具43が緩められた状態に
おいて、それら上側支持体21と下側支持体22とが吊下方
向に対して交差するほぼ水平方向の全方向に相対的に移
動調整可能になっている。
【0032】すなわち、吊下具31が支持板側調整孔45内
で相対的に動ける範囲内で、かつ、固定具43が調整板32
の調整板側調整孔38内で相対的に動ける範囲内で、上側
支持体21と下側支持体22とが吊下方向に対して交差する
ほぼ水平方向の全方向に相対的に移動調整可能になって
いる。言い換えれば、チェーン2に吊下げられる上側支
持体21の吊下具31および調整板32を固定(基準)とすれ
ば、下側支持体22の支持板41の支持板側調整孔45が吊下
具31に対して動ける範囲内で、かつ、固定具43が調整板
32の調整板側調整孔38に対して動ける範囲内で、支持板
41が水平方向の全方向に対して移動調整可能になってい
る。
【0033】そして、図3に示すように、固定設置部1
からチェーン2および吊下装置4を介して灯体3が吊下
げられた状態において、例えば、灯体3の水平方向の重
量バランスの片寄りによって灯体3が傾くときには、吊
下装置4により灯体3が水平になるように傾き調整が行
なわれる。
【0034】この吊下装置4による傾き調整では、灯体
3が下方に傾く方向と反対側に下側支持体22を上側支持
体21に対して移動させる。例えば、図3において、灯体
3の重心位置がチェーン2の下方の吊下バランス位置に
対して左方向にあるために、灯体3が左方向に下降傾斜
する場合には、下側支持体22を上側支持体21に対して右
方向に移動させる。これにより、灯体3の重心位置が吊
下バランス位置にほぼ一致し、灯体3の傾きが解消され
て水平になる。
【0035】以上のように、吊下支持される上側支持体
21と灯体3を支持する下側支持体22とを、調整連結手段
23により吊下方向に対して交差する方向に相対的に移動
調整可能に連結するため、灯体3の傾きを調整する場合
には、上側支持体21と下側支持体22をほぼ水平方向に相
対的に移動させるだけでよく、従来のように、灯体3を
持ち上げる必要がなく、調整操作を容易に行なえ、灯体
3の傾き調整を簡単にできる。
【0036】しかも、支持板側調整孔45、調整板側調整
孔38および取付板側調整孔48をそれぞれほぼ円形に形成
しているため、上側支持体21と下側支持体22を任意の方
向に移動させて調整でき、方向性がある灯体3でもその
灯体3を回動させることなく調整できる。
【0037】また、支持板41の下面側に調整板32を配置
するとともに、調整板32の下側に取付板42を配置し、固
定具43を支持板41および調整板32を挿通して取付板42に
連結し、それら支持板41、調整板32および取付板42を互
いに固定するため、支持板41と取付板42との間で調整板
32を挟持して、上側支持体21と下側支持体22とを確実か
つ強固に連結でき、その上で、支持板41、調整板32およ
び取付板42に吊下具31および固定具43がそれぞれ遊嵌状
態に挿通する支持板側調整孔45、調整板側調整孔38およ
び取付板側調整孔48を設けることにより、上側支持体21
と下側支持体22の相対的な移動を許容して、灯体3の傾
きを調整できる。
【0038】次に、図4に第2の実施の形態を示して説
明する。
【0039】図4は吊下装置の分解状態の斜視図であ
る。
【0040】この実施の形態では、第1の実施の形態に
対して、調整板32の取付孔37の一端側にのみ調整板側調
整孔38が形成され、その調整板側調整孔38が取付孔37に
向けて長い長孔状に形成される。なお、取付板42は用い
られない。
【0041】そして、チェーン2に吊下げられる上側支
持体21の吊下具31および調整板32を固定(基準)とすれ
ば、下側支持体22の支持板41の支持板側調整孔45が吊下
具31に対して動ける範囲内で、支持板41が水平方向の全
方向に対して移動調整可能になっている。
【0042】なお、調整板32の長孔状の調整板側調整孔
38は、固定具43が吊下具31に対して接離する方向にその
固定具43が移動するのを許容する。
【0043】また、固定具43を中心に下側支持体22が上
側支持体21に対してわずかに回動するが、その回動量は
わずかであり、灯体3の方向の変化としては大きく表れ
ず、方向性がある灯体3にも対応できる。
【0044】したがって、この第2の実施の形態におい
ても、第1の実施の形態と同様の作用効果を奏する。
【0045】次に、図5に第3の実施の形態を示して説
明する。
【0046】図5は吊下装置の分解状態の斜視図であ
る。
【0047】この実施の形態では、第1の実施の形態に
対して、調整板32の両端の調整板側調整孔38が取付孔37
に向けて長い長孔状に形成される。支持板41の支持板側
調整孔45の一側に挿通孔46が形成され、他側に一側の挿
通孔46を中心する円弧で固定具43が遊嵌状態に挿通され
る挿通孔46a が形成される。取付板42の取付板側調整孔
48が一対の挿通孔49が並ぶ方向に長孔状に形成される。
【0048】そして、チェーン2に吊下げられる上側支
持体21の吊下具31および調整板32を固定(基準)とすれ
ば、下側支持体22の支持板41の支持板側調整孔45が吊下
具31に対して動ける範囲内で、支持板41が水平方向の全
方向に対して移動調整可能になっている。
【0049】なお、調整板32の長孔状の調整板側調整孔
38は、一対の固定具43が並ぶ方向にその固定具43が移動
するのを許容し、かつ、取付板42の長孔状の取付板側調
整孔48は、吊下具31に対して取付板42が一対の固定具43
が並ぶ方向に移動するのを許容する。さらに、支持板41
の挿通孔46a は、挿通孔46に挿通する一方の固定具43を
支点として支持板41が回動するのを許容する。
【0050】また、挿通孔46に挿通する一方の固定具43
を中心に下側支持体22が上側支持体21に対してわずかに
回動するが、その回動量はわずかであり、灯体3の方向
の変化としては大きく表れず、方向性がある灯体3にも
対応できる。
【0051】したがって、この第3の実施の形態におい
ても、第1の実施の形態と同様の作用効果を奏する。
【0052】次に、図6に第4の実施の形態を示して説
明する。
【0053】図6は吊下装置の分解状態の斜視図であ
る。
【0054】この実施の形態では、第1の実施の形態に
対して、調整板32の両端の調整板側調整孔38が取付孔37
に向けて長い長孔状に形成される。支持板41の支持板側
調整孔45の両側に、支持板側調整孔45を中心する円弧状
で固定具43が遊嵌状態に挿通される一対の挿通孔46b が
形成される。取付板42の取付板側調整孔48が一対の挿通
孔49が並ぶ方向に長孔状に形成される。
【0055】そして、チェーン2に吊下げられる上側支
持体21の吊下具31および調整板32を固定(基準)とすれ
ば、下側支持体22の吊下具31が調整板側調整孔38に対し
て動ける範囲内、および、挿通孔46b が固定具43に対し
て動ける範囲内で、支持板41が水平方向に移動調整可能
になっている。
【0056】なお、取付板42の長孔状の取付板側調整孔
48は、吊下具31に対して取付板42が一対の固定具43が並
ぶ方向に移動するのを許容する。
【0057】また、この第4の実施の形態においては、
支持板41の回動により灯体3の向きが変化してしまう
が、灯体3の傾きを調整する場合に、上側支持体21と下
側支持体22をほぼ水平方向に相対的に移動させるだけで
よく、従来のように、灯体3を持ち上げる必要がなく、
調整操作を容易に行なえ、灯体3の傾き調整を簡単にで
きるという点では、第1の実施の形態と同様の作用効果
を奏する。
【0058】なお、吊下物としては、照明器具の灯体3
に限らず、スピーカなどの電気機器や、電気機器を備え
ない装飾物などでもよい。
【0059】なお、調整連結手段23は、上側支持体21と
下側支持体22に一体的に設けられたもの、上側支持体21
と下側支持体22とは別体に介在されたものを含む。
【0060】
【発明の効果】請求項1記載の吊下装置によれば、吊下
支持される上側支持体と吊下物を支持する下側支持体と
を、調整連結手段により吊下方向に対して交差する方向
に相対的に移動調整可能に連結するため、吊下物の傾き
を調整する場合には、上側支持体と下側支持体をほぼ水
平方向に相対的に移動させるだけでよく、吊下物の傾き
を容易に調整でき、しかも、下側支持体を上側支持体に
対して大きく回動させずに移動させることも可能であ
り、方向性がある吊下物にも対応できる。
【0061】請求項2記載の吊下装置によれば、請求項
1記載の吊下装置の効果に加えて、上側支持体の吊下具
に連結された調整板を下側支持体の支持板の下面側に配
置し、固定具で支持板および調整板を挿通してそれら支
持板および調整板を互いに固定するため、上側支持体と
下側支持体とを確実かつ強固に連結でき、その上で、支
持板および調整板に吊下具および固定具がそれぞれ遊嵌
状態に挿通する支持板側調整孔および調整板側調整孔を
設けることにより、上側支持体と下側支持体の相対的な
移動を許容して、吊下物の傾きを調整できる。
【0062】請求項3記載の吊下装置によれば、請求項
2記載の吊下装置の効果に加えて、調整板の下面側に固
定具が連結される取付板を配置したので、支持板と取付
板との間で調整板を挟持状態に確実かつ強固に保持で
き、その上で、取付板に吊下具が遊嵌状態に挿通する取
付板側調整孔を設けることにより、上側支持体と下側支
持体の相対的な移動を許容して、吊下物の傾きを調整で
きる。
【0063】請求項4記載の吊下装置によれば、請求項
3記載の吊下装置の効果に加えて、支持板側調整孔、調
整板側調整孔および取付板側調整孔をそれぞれほぼ円形
に形成しているため、上側支持体と下側支持体を任意の
方向に移動させて調整でき、吊下物を回動させることな
く調整できる。
【0064】請求項5記載の吊下装置によれば、請求項
1ないし4いずれか記載の吊下装置の効果に加えて、吊
下物は照明器具用の灯体であり、灯体の傾きを防止し、
外観を良好にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す吊下装置の分
解状態の斜視図である。
【図2】同上吊下装置の組立状態の斜視図である。
【図3】同上吊下装置を適用した照明器具の斜視図であ
る。
【図4】本発明の第2の実施の形態を示す吊下装置の分
解状態の斜視図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態を示す吊下装置の分
解状態の斜視図である。
【図6】本発明の第4の実施の形態を示す吊下装置の分
解状態の斜視図である。
【符号の説明】
3 吊下物としての灯体 21 上側支持体 22 下側支持体 23 調整連結手段 31 吊下具 32 調整板 38 調整板側調整孔 41 支持板 42 取付板 43 固定具 44 支持部材 45 支持板側調整孔 48 取付板側調整孔

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吊下支持される上側支持体と、 吊下物を支持する下側支持体と、 前記上側支持体と下側支持体とを吊下方向に対して交差
    する方向に相対的に移動調整可能に連結する調整連結手
    段とを具備していることを特徴とする吊下装置。
  2. 【請求項2】 上側支持体は、吊下支持される吊下具
    と、この吊下具に連結される調整板とを備え、 下側支持体は、前記調整板が下面側に配置される支持板
    と、この支持板に連結され吊下物を支持する支持部材と
    を備え、 調整連結手段は、前記支持板に設けられ吊下具が遊嵌状
    態に挿通される支持板側調整孔と、前記支持板および調
    整板を挿通してそれら支持板および調整板を互いに固定
    する固定具と、前記調整板に設けられ固定具が遊嵌状態
    に挿通される調整板側調整孔とを備えていることを特徴
    とする請求項1記載の吊下装置。
  3. 【請求項3】 下側支持体は、調整板の下面側に配置さ
    れて固定具が連結される取付板を備え、 調整連結手段は、取付板に設けられ吊下具が遊嵌状態に
    挿通される取付板側調整孔を備えていることを特徴とす
    る請求項2記載の吊下装置。
  4. 【請求項4】 支持板側調整孔、調整板側調整孔および
    取付板側調整孔はそれぞれほぼ円形に形成されているこ
    とを特徴とする請求項3記載の吊下装置。
  5. 【請求項5】 吊下物は照明器具用の灯体であることを
    特徴とする請求項1ないし4いずれか記載の吊下装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102853399A (zh) * 2012-10-11 2013-01-02 杨罗定 旋转式灯座
CN108799965A (zh) * 2018-07-10 2018-11-13 浙江佳合文化科技股份有限公司 环状摇摆灯演艺装置及多层环状摇摆灯演艺装置

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CN108799965B (zh) * 2018-07-10 2024-01-23 浙江佳合文化科技股份有限公司 环状摇摆灯演艺装置及多层环状摇摆灯演艺装置

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