JPH10232266A - 半導体試験装置 - Google Patents

半導体試験装置

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JPH10232266A
JPH10232266A JP9036573A JP3657397A JPH10232266A JP H10232266 A JPH10232266 A JP H10232266A JP 9036573 A JP9036573 A JP 9036573A JP 3657397 A JP3657397 A JP 3657397A JP H10232266 A JPH10232266 A JP H10232266A
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switch
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voltage
pin
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Shigeru Murayama
茂 村山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、従来のI/Oピンのチャンネルを
利用して高電圧のI/Oピンの試験ができるようにした
付加回路を使用した半導体試験装置を提供する。 【解決手段】 ドライバ出力を第1のスイッチと第2の
スイッチとを介して受けて、増幅して第1のバッファと
第3のスイッチとを介して被試験デバイスのI/Oピン
に出力する信号加工手段と、該被試験デバイスのI/O
ピンの出力信号を第2のバッファを介して受けて、減衰
させて第4のスイッチと前記第1のスイッチを介してコ
ンパレータへ出力する信号復元手段とを設けた解決手
段。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被試験デバイスの
デジタルI/Oの試験範囲を拡大する付加回路を有する
半導体試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術の例について、図2と、図3と
を参照して説明する。図2に示すように、半導体試験装
置の構成は、オペレーションのインタフェースとなるワ
ークステーション1と、試験信号の発生と試験をおこな
う各ユニットおよび装置の電源部とで構成する半導体試
験装置本体2と、被試験デバイスとのインタフェースと
なるテストヘッド3とで構成される。
【0003】そして、テストヘッド3において、パフォ
ーマンスボード90に搭載されたデバイスソケット91
と被試験デバイス92のピンとをコンタクトし、試験信
号を印加または出力信号を受けて被試験デバイス92を
試験している。
【0004】次に、被試験デバイス92のI/Oピンを
試験する場合の、試験信号に関する要部回路図について
以下説明する。例えば、図3に示すように、スイッチS
aに接続されたチャンネルの電子回路の構成は、ボルテ
ージ・インプットのVI21と、フォーマット・コント
ロールのFC11と、I/OコントロールのI/O81
と、ボルテージ・アウトプットのVO31と、デジタル
・コンペアのDC41と、ドライバ51と、コンパレー
タ61とで構成している。
【0005】そして、被試験デバイス92のI/Oピン
に対して試験する場合の試験パターンはスイッチのSa
がオンの状態で、フォーマット・コントロールのFC1
1で波形整形したデジタル信号をドライバ51に印加し
ている。また、ドライバ51でボルテージ・インプット
のVI21に設定した振幅の電圧を出力して試験信号と
して被試験デバイス92に印加している。ここで、フォ
ーマット・コントロール(Format Control)とは、試験
パターンの論理データとクロック信号とからパルス幅と
位相遅れを決めて整形した試験波形を出力する回路であ
る。また、ボルテージ・インプット(Voltage Input )
とは、ドライバ51で出力するデジタル信号のハイレベ
ル電圧(H)とローレベル電圧(L)とを設定する回路
である。
【0006】そして、被試験デバイス92のI/Oピン
からの出力信号は、コンパレータ61において、ボルテ
ージ・アウトプットのVO31に設定した電圧と比較し
てデジタル信号に変換して、その信号をデジタル・コン
ペアのDC41で期待値と論理比較して試験している。
ここで、ボルテージ・アウトプット(Voltage Output)
とは、コンパレータ61で比較する入力信号のハイレベ
ル電圧(H)とローレベル電圧(L)とを設定する回路
である。また、デジタル・コンペア(Digital Compare
)とは、コンパレータ61での比較結果と期待値のデ
ータとを比較し、合否の判定をする回路である。
【0007】一方、コンパレータ61で比較するモード
において、ドライバ51の出力と被試験デバイス92の
出力とがぶつかりあうので、比較モードのときはI/O
81からI/Oコントロール信号で制御してドライバ5
1の出力を止めている。
【0008】一般に、ドライバ51の出力電圧範囲は、
例えば−2V〜8Vが標準であるときに、さらにLCD
ドライバなどの試験に−4.5V〜18Vの高電圧のI
/Oピンの試験ができるようにする必要がある。その場
合、ドライバとコンパレータとが共通に接続されている
ので、高電圧対応のI/Oチャンネルの電子回路を独立
して構成していた。
【0009】例えば、図3に示すように、スイッチSb
に接続されたチャンネルに高電圧のI/Oの電子回路を
構成する場合は、ボルテージ・インプットのVI22
と、フォーマット・コントロールのFC12と、I/O
コントロールのI/O82と、ボルテージ・アウトプッ
トのVO32と、デジタル・コンペアのDC42と、ド
ライバ52と、コンパレータ62とを、それぞれ高電圧
対応として構成している。
【0010】従って、被試験デバイスのピン数が多くま
た高電圧が必要なピンが多い場合、例えば全256チャ
ンネルの内128チャンネルの電子回路に高電圧のI/
Oが必要なとき、半導体試験装置全体の規模が大きくな
ってしまう。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記説明のように、標
準の電圧範囲のチャンネルの他に高電圧のI/Oピンの
試験をする場合、半導体試験装置の規模が大きくなり実
用上の不便があった。そこで、本発明は、こうした問題
に鑑みなされたもので、その目的は、従来のI/Oピン
の試験チャンネルの電子回路を利用し、試験範囲を拡大
する付加回路を使用した半導体試験装置を提供すること
にある。
【0012】
【課題を解決する為の手段】即ち、上記目的を達成する
ためになされた本発明の第1は、ドライバ出力とコンパ
レータ入力とが共通に接続されて、該ドライバ出力をI
/Oコントロール信号で制御して、被試験デバイスのI
/Oピンを試験する半導体試験装置において、前記ドラ
イバ出力を増幅する信号加工手段と、前記被試験デバイ
スのI/Oピンの出力信号を減衰する信号復元手段とを
具備して、前記I/Oコントロール信号で前記信号加工
手段と前記信号復元手段とに与える信号を切り換えてい
ることを特徴とした半導体試験装置を要旨としている。
【0013】また、上記目的を達成するためになされた
本発明の第2は、ドライバ出力を第1のスイッチと第2
のスイッチとを介して受けて、増幅して第1のバッファ
と第3のスイッチとを介して被試験デバイスのI/Oピ
ンに出力する信号加工手段と、該被試験デバイスのI/
Oピンの出力信号を第2のバッファを介して受けて、減
衰させて第4のスイッチと前記第1のスイッチを介して
前記コンパレータへ出力する信号復元手段と、を具備し
て、前記第2のスイッチと、第3のスイッチと、第4の
スイッチとは、前記I/Oコントロール信号で制御して
いる本発明の第1記載の半導体試験装置を要旨としてい
る。
【0014】さらに、上記目的を達成するためになされ
た本発明の第3は、信号加工手段と、信号復元手段とが
電圧レベルを変化できるレベルシフタである本発明の第
1または2記載の半導体試験装置。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態は、下記の実
施例において説明する。
【0016】
【実施例】本発明の実施例について、図1を参照して説
明する。構成は、図1に示すように、スイッチSbに接
続されたチャンネルに対して、付加回路により試験範囲
を拡大した構成となっている。図1の回路において、ス
イッチSaをONとし、スイッチS1をOFFとした場
合、スイッチSaに接続されたチャンネルは従来と同じ
となる。以下、スイッチSbに接続され高電圧I/Oの
付加回路について説明する。
【0017】付加回路の構成は、スイッチS1、S2、
S3、S4と、インバータB3と、高電圧のバッファB
1、B2と、信号加工手段71と、信号復元手段72と
で構成している。ここで、スイッチS1、S2、S3、
S4は高電圧の半導体スイッチ、または他のリードリレ
ー等のスイッチ手段でもよい。
【0018】次に、本付加回路を使用する場合は、スイ
ッチSaをOFFとして、スイッチS1とスイッチSb
とはONとする。第1に、スイッチSbに接続された高
電圧I/Oピンに信号を印加するときは、I/O81の
I/Oコントロール信号がイネーブル(HIGH)となるの
で、スイッチS2、S3はONとなり、スイッチS4は
OFFとなる。
【0019】従って、ドライバ51の出力信号はスイッ
チS1、S2を介して、信号加工手段71に入力され
る。尚、スイッチS2は、信号加工手段71の入力イン
ピーダンスが充分高ければ省略してもよい。その信号加
工手段71において、所望の倍率の電圧に増幅して出力
するか、または所望の電圧レベルにレベルシフトをおこ
なって出力してもよい。そして、その信号加工手段71
の出力信号はバッファB1でバッファしたあとスイッチ
S3、Sbを介して被試験デバイス92の高電圧I/O
ピンに印加される。尚、バッファB1は、信号加工手段
71のドライブ能力があれば省略してもよい。例えば、
ドライバ51の出力レベル範囲が−2V〜8Vとして、
信号加工手段71の増幅度を2.25倍とすると、信号
加工手段71によりその出力電圧範囲は−4.5V〜1
8Vの範囲に拡大される。
【0020】第2に、被試験デバイス92の高電圧I/
Oピンの出力を比較するときは、I/O81のI/Oコ
ントロール信号がディスエーブル(LOW )となるので、
スイッチS2、S3はOFFとなり、インバータB3で
I/Oコントロール信号が反転するのでスイッチS4は
ONとなる。
【0021】従って、被試験デバイス92の高電圧I/
Oピンの高電圧出力信号はスイッチSbと、バッファB
2を介して信号復元手段72に入力される。そして、信
号復元手段72において、例えば抵抗分割により所望の
電圧に減衰して出力し、または所望の電圧レベルにレベ
ルシフトをおこなう。また、その信号復元手段72の出
力信号はスイッチS4、S1を介してコンパレータ61
に入力され比較電圧と比較をおこなう。例えば、コンパ
レータ61の比較範囲のレベル範囲が−2V〜8Vとし
て、被試験デバイス92の高電圧I/Oピンの出力信号
の比較レベル範囲が−4.5V〜18Vとした場合、信
号復元手段72の減衰度を1/2.25とすると、付加
回路によりその比較電圧範囲は−2V〜8Vの範囲に減
衰され従来のコンパレータ61の比較範囲のレベルと同
じになる。
【0022】ところで、本実施例では、スイッチSbに
接続された1つのチャンネルの回路について実施した例
で説明したが、必要なチャンネル数に応じて付加回路を
設けることにより、従来のチャンネルを切り換えて所望
のチャンネルで高電圧I/Oピンのチャンネルとして実
現できる。また、本実施例ではスイッチSaをONに
し、スイッチS1をOFFとすることで従来の高電圧で
ない被試験デバイスのI/Oピンの高速な試験もでき
る。
【0023】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。即ち、
従来のドライバとコンパレータとが接続された信号を利
用して、部品の少ない付加回路のみで所望の信号に増幅
または減衰して被試験デバイス高電圧のI/Oピンの試
験ができるので、小スペース、小消費電力の半導体試験
装置を実現できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の付加回路を使用した半導体試験装置の
回路図である。
【図2】半導体試験装置の構成図である。
【図3】従来の高電圧用のI/Oピン試験用のブロック
図である。
【符号の説明】
1 ワークステーション 2 半導体試験装置本体 3 テストヘッド 11、12 FC 21、22 VI 31、32 VO 41、42 DC 51、52 ドライバ 61、62 コンパレータ 71 信号加工手段 72 信号復元手段 81、82 I/O 90 パフォーマンスボード 91 デバイスソケット 92 被試験デバイス B1、B2 バッファ B3 インバータ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年5月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】半導体試験装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被試験デバイスの
デジタルI/Oの試験範囲を拡大する付加回路を有する
半導体試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術の例について、図2と、図3と
を参照して説明する。図2に示すように、半導体試験装
置の構成は、オペレーションのインタフェースとなるワ
ークステーション1と、試験信号の発生と試験をおこな
う各ユニットおよび装置の電源部とで構成する半導体試
験装置本体2と、被試験デバイスとのインタフェースと
なるテストヘッド3とで構成される。
【0003】そして、テストヘッド3において、パフォ
ーマンスボード90に搭載されたデバイスソケット91
と被試験デバイス92のピンとをコンタクトし、試験信
号を印加または出力信号を受けて被試験デバイス92を
試験している。
【0004】次に、被試験デバイス92のI/Oピン
特性を試験する場合の、試験信号に関する要部回路図に
ついて以下説明する。例えば、図3に示すように、スイ
ッチSaに接続されたチャンネルの電子回路の構成は、
ボルテージ・インプットのVI21と、フォーマット・
コントロールのFC11と、I/OコントロールのI/
O81と、ボルテージ・アウトプットのVO31と、デ
ジタル・コンペアのDC41と、ドライバ51と、コン
パレータ61とで構成している。
【0005】そして、被試験デバイス92のI/Oピン
信号を印加して試験する場合の試験パターンはスイッ
チのSaがオンの状態で、フォーマット・コントロール
のFC11で波形整形したデジタル信号をドライバ51
に印加している。また、ドライバ51でボルテージ・イ
ンプットのVI21に設定した振幅の電圧を出力して試
験信号として被試験デバイス92に印加している。ここ
で、フォーマット・コントロール(Format Control)と
は、試験パターンの論理データとクロック信号とからパ
ルス幅と位相遅れを決めて整形した試験波形を出力する
回路である。また、ボルテージ・インプット(Voltage
Input )とは、ドライバ51で出力するデジタル信号の
ハイレベル電圧(H)とローレベル電圧(L)とを設定
する回路である。
【0006】そして、被試験デバイス92のI/Oピン
からの出力信号は、コンパレータ61において、ボルテ
ージ・アウトプットのVO31に設定した電圧と比較し
てデジタル信号に変換して、その信号をデジタル・コン
ペアのDC41で期待値と論理比較して試験している。
ここで、ボルテージ・アウトプット(Voltage Output)
とは、コンパレータ61で比較する入力信号のハイレベ
ル電圧(H)とローレベル電圧(L)とを設定する回路
である。また、デジタル・コンペア(Digital Compare
)とは、コンパレータ61での比較結果と期待値のデ
ータとを比較し、合否の判定をする回路である。
【0007】一方、コンパレータ61で比較するモード
において、ドライバ51の出力と被試験デバイス92の
出力とがぶつかりあうので、比較モードのときはI/O
81からI/Oコントロール信号で制御してドライバ5
1の出力を止めている。
【0008】一般に、ドライバ51の出力電圧範囲は、
例えば−2V〜8Vが標準であるときに、さらにLCD
ドライバなどの試験に−4.5V〜18Vの高電圧であ
るときにおいてもI/Oピンの特性が試験できるように
する必要がある。その場合、ドライバとコンパレータと
が共通に接続されているので、高電圧対応のI/Oチャ
ンネルの電子回路を独立して構成していた。
【0009】例えば、図3に示すように、スイッチSb
に接続されたチャンネルに高電圧のI/Oの電子回路を
構成する場合は、ボルテージ・インプットのVI22
と、フォーマット・コントロールのFC12と、I/O
コントロールのI/O82と、ボルテージ・アウトプッ
トのVO32と、デジタル・コンペアのDC42と、ド
ライバ52と、コンパレータ62とを、それぞれ高電圧
対応として構成している。
【0010】従って、被試験デバイスのピン数が多くま
た高電圧が必要なピンが多い場合、例えば全256チャ
ンネルの内128チャンネルの電子回路に高電圧のI/
Oが必要なとき、半導体試験装置全体の規模が大きくな
ってしまう。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記説明のように、標
準の電圧範囲のチャンネルの他に高電圧のI/Oピンの
特性を試験する場合、半導体試験装置の規模が大きくな
り実用上の不便があった。そこで、本発明は、こうした
問題に鑑みなされたもので、その目的は、従来のI/O
ピンの特性を試験するチャンネルの電子回路を利用し、
試験範囲を拡大する付加回路を使用した半導体試験装置
を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】即ち、上記目的を達成す
るためになされた本発明の第1は、ドライバ出力とコン
パレータ入力とが共通に接続されて、該ドライバ出力を
I/Oコントロール信号で制御して、I/Oピンを有す
る被試験デバイスを試験する半導体試験装置において、
前記ドライバ出力を増幅する信号加工手段と、前記被試
験デバイスのI/Oピンからの出力信号を減衰する信号
復元手段とを具備して、前記I/Oコントロール信号で
前記信号加工手段と前記信号復元手段とを切り換えてい
ることを特徴とした半導体試験装置を要旨としている。
【0013】また、上記目的を達成するためになされた
本発明の第2は、ドライバ出力を第1のスイッチと第2
のスイッチとを介して受けて、増幅して第1のバッファ
と第3のスイッチとを介して被試験デバイスのI/Oピ
ンに印加する信号加工手段と、該被試験デバイスのI/
Oピンからの出力信号を第2のバッファを介して受け
て、減衰させて第4のスイッチと前記第1のスイッチを
介して前記コンパレータへ出力する信号復元手段と、を
具備して、前記第2のスイッチと、第3のスイッチと、
第4のスイッチとは、前記I/Oコントロール信号で制
御している本発明の第1記載の半導体試験装置を要旨と
している。
【0014】さらに、上記目的を達成するためになされ
た本発明の第3は、信号加工手段と、信号復元手段とが
電圧レベルを変化できるレベルシフタである本発明の第
1または2記載の半導体試験装置。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態は、下記の実
施例において説明する。
【0016】
【実施例】本発明の実施例について、図1を参照して説
明する。構成は、図1に示すように、スイッチSbに接
続されたチャンネルに対して、付加回路により試験範囲
を拡大した構成となっている。図1の回路において、ス
イッチSaをONとし、スイッチS1をOFFとした場
合、スイッチSaに接続されたチャンネルは従来と同じ
となる。以下、スイッチSbに接続され高電圧I/Oの
付加回路について説明する。
【0017】付加回路の構成は、スイッチS1、S2、
S3、S4と、インバータB3と、高電圧のバッファB
1、B2と、信号加工手段71と、信号復元手段72と
で構成している。ここで、スイッチS1、S2、S3、
S4は高電圧の半導体スイッチ、または他のリードリレ
ー等のスイッチ手段でもよい。
【0018】次に、本付加回路を使用する場合は、スイ
ッチSaをOFFとして、スイッチS1とスイッチSb
とはONとする。第1に、スイッチSbに接続された高
電圧I/Oピンに信号を印加するときは、I/O81の
I/Oコントロール信号がイネーブル(HIGH)となるの
で、スイッチS2、S3はONとなり、スイッチS4は
OFFとなる。
【0019】従って、ドライバ51の出力信号はスイッ
チS1、S2を介して、信号加工手段71に入力され
る。尚、スイッチS2は、信号加工手段71の入力イン
ピーダンスが充分高ければ省略してもよい。その信号加
工手段71において、所望の倍率の電圧に増幅して出力
するか、または所望の電圧レベルにレベルシフトをおこ
なって出力してもよい。そして、その信号加工手段71
の出力信号はバッファB1でバッファしたあとスイッチ
S3、Sbを介して被試験デバイス92の高電圧I/O
ピンに印加される。尚、バッファB1は、信号加工手段
71のドライブ能力があれば省略してもよい。例えば、
ドライバ51の出力レベル範囲が−2V〜8Vとして、
信号加工手段71の増幅度を2.25倍とすると、信号
加工手段71によりその出力電圧範囲は−4.5V〜1
8Vの範囲に拡大される。
【0020】第2に、被試験デバイス92の高電圧I/
Oピンの出力を比較するときは、I/O81のI/Oコ
ントロール信号がディセーブル(LOW )となるので、ス
イッチS2、S3はOFFとなり、インバータB3でI
/Oコントロール信号が反転するのでスイッチS4はO
Nとなる。
【0021】従って、被試験デバイス92の高電圧I/
Oピンの高電圧出力信号はスイッチSbと、バッファB
2を介して信号復元手段72に入力される。そして、信
号復元手段72において、例えば抵抗分割により所望の
電圧に減衰して出力し、または所望の電圧レベルにレベ
ルシフトをおこなう。また、その信号復元手段72の出
力信号はスイッチS4、S1を介してコンパレータ61
に入力され比較電圧と比較をおこなう。例えば、コンパ
レータ61の比較範囲のレベル範囲が−2V〜8Vとし
て、被試験デバイス92の高電圧I/Oピンの出力信号
の比較レベル範囲が−4.5V〜18Vとした場合、信
号復元手段72の減衰度を1/2.25とすると、付加
回路によりその比較電圧範囲は−2V〜8Vの範囲に減
衰され従来のコンパレータ61の比較範囲のレベルと同
じになる。
【0022】ところで、本実施例では、スイッチSbに
接続された1つのチャンネルの回路について実施した例
で説明したが、必要なチャンネル数に応じて付加回路を
設けることにより、従来のチャンネルを切り換えて所望
のチャンネルで高電圧I/Oピンのチャンネルとして実
現できる。また、本実施例ではスイッチSaをONに
し、スイッチS1をOFFとすることで従来の高電圧で
ないI/Oピンを有する被試験デバイスの高速な試験も
できる。
【0023】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。即ち、
従来のドライバとコンパレータとが接続された信号を利
用して、部品の少ない付加回路のみで所望の信号に増幅
または減衰して被試験デバイスの高電圧I/Oピンの
性が試験できるので、スペース、消費電力の半導体
試験装置を実現できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の付加回路を使用した半導体試験装置の
回路図である。
【図2】半導体試験装置の構成図である。
【図3】従来の高電圧用のI/Oピン試験用のブロック
図である。
【符号の説明】 1 ワークステーション 2 半導体試験装置本体 3 テストヘッド 11、12 FC 21、22 VI 31、32 VO 41、42 DC 51、52 ドライバ 61、62 コンパレータ 71 信号加工手段 72 信号復元手段 81、82 I/O 90 パフォーマンスボード 91 デバイスソケット 92 被試験デバイス B1、B2 バッファ B3 インバータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドライバ出力とコンパレータ入力とが共
    通に接続されて、該ドライバ出力をI/Oコントロール
    信号で制御して、被試験デバイスのI/Oピンを試験す
    る半導体試験装置において、 前記ドライバ出力を増幅する信号加工手段と、 前記被試験デバイスのI/Oピンの出力信号を減衰する
    信号復元手段とを具備して、前記I/Oコントロール信
    号で前記信号加工手段と前記信号復元手段とに与える信
    号を切り換えていることを特徴とした半導体試験装置。
  2. 【請求項2】 ドライバ出力を第1のスイッチと第2の
    スイッチとを介して受けて、増幅して第1のバッファと
    第3のスイッチとを介して被試験デバイスのI/Oピン
    に出力する信号加工手段と、 該被試験デバイスのI/Oピンの出力信号を第2のバッ
    ファを介して受けて、減衰させて第4のスイッチと前記
    第1のスイッチを介して前記コンパレータへ出力する信
    号復元手段と、 を具備して、前記第2のスイッチと、第3のスイッチ
    と、第4のスイッチとは、前記I/Oコントロール信号
    で制御している請求項1記載の半導体試験装置。
  3. 【請求項3】 信号加工手段と、信号復元手段とが電圧
    レベルを変化できるレベルシフタである請求項1または
    2記載の半導体試験装置。
JP9036573A 1997-02-20 1997-02-20 半導体試験装置 Withdrawn JPH10232266A (ja)

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US8704527B2 (en) 2009-06-02 2014-04-22 Advantest Corporation Comparison judgment circuit

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