JPH10232192A - 顕微鏡標本のカバーガラス貼着方法と装置 - Google Patents

顕微鏡標本のカバーガラス貼着方法と装置

Info

Publication number
JPH10232192A
JPH10232192A JP9343015A JP34301597A JPH10232192A JP H10232192 A JPH10232192 A JP H10232192A JP 9343015 A JP9343015 A JP 9343015A JP 34301597 A JP34301597 A JP 34301597A JP H10232192 A JPH10232192 A JP H10232192A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover glass
glass
arm
cover
slide glass
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9343015A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3753526B2 (ja
Inventor
Kenji Takahashi
堅治 高橋
Kazuhisa Takeuchi
和久 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chiyoda Manufacturing Corp
Original Assignee
Chiyoda Manufacturing Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chiyoda Manufacturing Corp filed Critical Chiyoda Manufacturing Corp
Priority to JP34301597A priority Critical patent/JP3753526B2/ja
Publication of JPH10232192A publication Critical patent/JPH10232192A/ja
Priority to US09/382,835 priority patent/US6302985B1/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3753526B2 publication Critical patent/JP3753526B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N1/00Sampling; Preparing specimens for investigation
    • G01N1/28Preparing specimens for investigation including physical details of (bio-)chemical methods covered elsewhere, e.g. G01N33/50, C12Q
    • G01N1/30Staining; Impregnating ; Fixation; Dehydration; Multistep processes for preparing samples of tissue, cell or nucleic acid material and the like for analysis
    • G01N1/31Apparatus therefor
    • G01N1/312Apparatus therefor for samples mounted on planar substrates
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B21/00Microscopes
    • G02B21/34Microscope slides, e.g. mounting specimens on microscope slides

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Microscoopes, Condenser (AREA)
  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 顕微鏡標本作製の為、試料を覆ってカバーガ
ラス7をスライドガラス3に貼着する際に、気泡を形成
させないと共に、カバーガラス7の端が傷めた試料部分
がカバーガラス7の中央部に入らない様にする。 【解決手段】 上下に回動する腕15の先端の吸着パッ
ド6でカバーガラス7の一端を吸着し、この一端を上に
した傾斜状態でカバーガラス7を支持する。腕15を反
時計方向に回動させ、先ずカバーガラス7の他端をスラ
イドガラス3に当接させ、次いで湾曲させつつスライド
ガラス3に重ねる。腕15の回動中心である軸16をカ
バーガラス7よりも下方に位置させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、顕微鏡標本に作製
しようとする試料を薄切して添着し染色したスライドガ
ラスに、この試料を覆ってカバーガラスを封入剤により
貼着する方法と装置に関する。
【0002】
【従来の技術】顕微鏡標本に作製しようとする試料、例
えば患者の患部から切取った組織片を顕微鏡標本に作製
するには、試料を薄切してスライドガラスに添着し、脱
脂、染色処理した後、このスライドガラスに試料を覆う
カバーガラスを、封入剤により貼着する。
【0003】カバーガラスをスライドガラスに貼着する
際には、これらカバーガラスとスライドガラスとの間に
顕微鏡観察を阻害する気泡を形成させない事、並びにカ
バーガラスの下に傷の付いた試料が入らない様にする事
が重要である。
【0004】カバーガラスとスライドガラスとの間に気
泡を形成させない為の方法として、例えば特公平3−4
0367号公報に記載された様な方法がある。図6は、
この公報に記載された方法を略示する正面図である。先
ず、薄切した試料1を添着し、封入剤2を滴下したスラ
イドガラス3を台4に載せる。そして、保持体5に昇降
自在に設けた吸着パッド6を、図示とは別の位置で水平
に置かれたカバーガラス7に向け下降させて、カバーガ
ラス7の一端(図6の左端)を吸着する。この際、カバ
ーガラス7の他端(図6の右端)を、圧縮ばね8により
下方に向く弾力を付与された押圧体9により下方に押し
て、上記カバーガラス7を傾斜させた状態で保持する。
上記押圧体9の下方への突出量は、この押圧体9の上端
部で上記保持体5の上方に突出した部分に螺合したナッ
ト10により規制している。次に、この状態で上記保持
体5をスライドガラス3の上方に移動させると共に、こ
の保持体5をスライドガラス3に向けて下降させる。こ
の下降に基づき、先ず、押圧体9により押したカバーガ
ラス7の他端がスライドガラス3の端部上面に当接し、
次いでカバーガラス7の一端寄り部分が、逐次スライド
ガラス3の上面に接近する。これに伴なって封入剤2
は、上記スライドガラス3の一端側へ押し広げられる。
この様にして上記吸着パッド6によりカバーガラス7を
スライドガラス3に重ねて押付けた後、吸着パッド6に
よる吸着を解除すると共に、保持体5を上昇させて、こ
の吸着パッド6を上記カバーガラス7の上面から離す。
この結果上記台4の上面には、スライドガラス3上の試
料1をカバーガラス7により覆った顕微鏡標本が残る。
スライドガラス3とカバーガラス7との間に介在する空
気は、このカバーガラス7の押し付けに伴って、このカ
バーガラス7の他端側から一端側に向けて広がる封入剤
2に押されつつ、上記両ガラス3、7の間から一端側に
向け押し出されて、顕微鏡標本に気泡が残る事を防止す
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この様にしてカバーガ
ラス7をスライドガラス3に重ねる際、吸着パッド6に
吸着されたカバーガラス7の一端は垂直に下方へ移動す
る為、傾斜状態から水平状態に変化するカバーガラス7
の他端部分は、図6に誇張して示す様に、△a分だけ他
端側に移動する。即ち、上記カバーガラス7のうち、長
さaなる部分が傾斜状態から水平状態に変位するのに伴
い、このカバーガラス7の他端部分が、上記押圧体9の
押付力に抗して、他端側に横滑りする。この為、カバー
ガラス7の他端部下面がスライドガラス3の他端部上面
を擦る事になる。そして、このカバーガラス7の他端線
が試料の一部にかかっていると、この試料を傷めてしま
う。しかも、この傷付いた部分がカバーガラス7の下に
入って顕微鏡観察の妨げとなる。上記試料の顕微鏡観察
を良好に行える様にする為には、カバーガラス7とスラ
イドガラス3との間に空気を残留させないだけでなく、
これら両ガラス3、7を重ね合わせる際に、傷付いた試
料部分がカバーガラス7の下に入らない様にする必要が
ある。本発明の顕微鏡標本のカバーガラス貼着方法は、
この様な事情に鑑みて発明したものである。
【0006】
【課題を解決する為の手段】本発明は、水平軸を中心と
して上下に回動及び昇降自在な腕の一端に取付けた吸着
パッドで、この腕の回動中心から遠いカバーガラスの一
端を吸着し、腕を回動してカバーガラスを下方に置いた
スライドガラスに対して吸着端を上方にした傾斜状態で
支持し、次いで腕を下降させ、且つ回動させて、カバー
ガラスの吸着端と反対側端をスライドガラスに当接させ
てカバーガラスを湾曲させると共に、これらスライドガ
ラスの上面とカバーガラスの下面との間に存在する空気
を押出しつつ、上記カバーガラスをスライドガラスに重
ねて、このカバーガラスをスライドガラスの上面に貼着
する。特に、上記腕の回動中心をこのスライドガラスの
上面より下方に位置させると共に、上記カバーガラスに
当接する上記吸着パッドの吸着面の中心とこのカバーガ
ラスの中心線とを通る垂直面内において、この吸着面の
中心と上記回動中心とを結ぶ線がカバーガラスとなす角
度を鋭角にする。
【0007】又、好ましくは、吸着パッドで吸着したカ
バーガラスの吸着端がスライドガラスに近づくのに従っ
て、吸着パッドを取付けた腕の回動速度を徐々に遅くす
る事により、カバーガラスとスライドガラスとの間に介
在させた封入剤の広がり速度を一定にする。更には、初
期の回動速度或は上記回動速度を徐々に遅くする程度
を、上記封入剤の性状並びに透徹剤の量により変更し
て、上記カバーガラスの下面とスライドガラスの上面と
の間に気泡が残留するのを防止する。
【0008】
【作用】上述の様にしてカバーガラスを吸着した腕をス
ライドガラスに向けて下降及び回動させると、カバーガ
ラスは腕の回動中心に近い端部から逐次スライドガラス
に近づき、湾曲しながら重なる。従って両ガラスの間に
介在する空気はカバーガラスの開いた、一端側に押し出
され、気泡の形成防止を図る事ができる。この際、カバ
ーガラスの下面とスライドガラスの上面との当接部は、
最初に当接した他端位置から試料の中心部に向けて一端
側に移動する。そして、最初にカバーガラスの他端部下
面と当接した部分が、このカバーガラスの中央部に入り
込む事がない。従って最初の当接時にこのカバーガラス
の端縁が試料にかかってこの試料を傷めても、この傷ん
だ部分が顕微鏡の視野に入る事はない。
【0009】又、好ましい方法によれば、吸着パッドに
吸着したカバーガラスの一端がスライドガラスに近づ
き、このスライドガラスの上面と上記カバーガラスの下
面との距離が狭まるのにも拘らず、これらカバーガラス
の下面とスライドガラスの上面との間に介在させた封入
剤の広がり速度を一定にして、カバーガラスの貼着を安
定して行わせる事ができる。更に、この様に封入剤の広
がり速度を一定にすべく、腕の回動速度を徐々に遅くす
る程度を、封入剤の性状及び透徹剤の量に応じて変更す
れば、この封入剤の広がり速度をより適性にして、上記
両ガラスの間に気泡が形成されるのを、より確実に防止
すると共に、カバーガラスの下から封入剤がはみ出すの
を防止する事ができる。この結果、顕微鏡標本の観察を
妨げられる事がなくなると共に、顕微鏡標本の取扱いを
面倒にする事もなくなる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1〜2は本発明のカバーガラス
貼着装置を略示し、図1は正面図、図2は図1の右方か
ら見た図、図3〜4は、カバーガラスをスライドガラス
に貼着する2様の状態を示す略正面図、図5は、カバー
ガラス貼着時に、このカバーガラスの移動する様子を示
す略正面図を示している。図6に略示した従来装置と同
等部分には同一符号で付して、先ず、請求項1及び請求
項4に対応する本発明の実施の形態の第1例に就いて説
明する。
【0011】カバーガラス貼着装置は、台4と、この台
4の側方に上下方向に設けた支柱12と、この支柱12
に昇降自在に支持した支持筒14と、昇降駆動手段であ
るモータ13と、上記支持筒14に揺動自在に支持した
腕15と、この腕15の先端部(図1〜2の上端部)に
設けた吸着パッド6と、揺動駆動手段であるモータ17
と、図示しない制御器とを備える。即ち、基板11の上
面に設置した上記台4の上面には、その上面に試料1を
添着し、封入剤2を滴下したスライドガラス3を載置自
在としている。上記台4の側方に上下方向に植立した支
柱12には、上記モータ13を備えた上記支持筒14を
外嵌している。そして、上記モータ13により、上記支
持筒14を上記支柱12に沿って昇降自在としている。
【0012】又、上記支持筒14の一部には、上記腕1
5を揺動自在に支持している。即ち、この腕15は、基
端部(図1〜2の下端部)を、この支持筒14の側部で
上記支柱12から離れた部分に、水平方向に設けた軸1
6を中心に揺動自在に支持している。そして、この腕1
5の基端部に設けた、上記モータ17により、上記軸1
6を中心にこの腕15を揺動変位自在としている。又、
この腕15の先端部には、ゴム、ビニル等の弾性材製の
吸着パッド6を取付けており、この吸着パッド6内を可
撓導管19により真空ポンプ20の吸気ポートに連通自
在としている。そして、この吸着パッド6の吸着面であ
る下面に、カバーガラス7を吸着自在としている。上記
両モータ13、17の回転方向及び作動と、上記真空ポ
ンプ20の給排状態とは、図示しない制御器により制御
する。この様に構成するカバーガラス貼着装置により、
カバーガラス7をスライドガラス3の上面に貼着する作
業は、次の様にして行なう。
【0013】先ず、上記吸着パッド6の下面で、カバー
ガラス7の一端(図1、3〜5の左端、図2の上端で、
軸16から遠い端)を吸着する。この様にカバーガラス
7の一端を上記吸着パッド6により吸着するには、例え
ば、上記支持筒14を上昇させると共に、上記腕15を
上記モータ17により揺動させる事により上記吸着パッ
ド6の下面を水平にし、この吸着パッド6が吸着できる
様にカバーガラス7を上記吸着パッド6に近づけたり、
或は上記支柱12を図示しない軸を中心に回動させて、
上記台4の側方に設けたカバーガラス7に上記吸着パッ
ド6を近づけたりする等の方法により行なう。次に、上
記モータ17の駆動により上記腕15を図1の時計方向
に回動させて、上記吸着パッド6を上昇させ、この吸着
パッド6の吸着面内にあるカバーガラス7の他端(図
1、3〜5の右端、図2の下端で、腕15の軸16から
近い端)を一端よりも下方に位置する方向に、水平面か
ら角度α(図1)だけ傾斜させた状態で保持する。
【0014】次に、上記モータ13の駆動により上記支
持筒14を下降させて、傾斜状態にあるカバーガラス7
をスライドガラス3の上面に近づける。上記腕15の回
動中心である軸16が上記台4の上面よりも或る程度下
方に位置するまで、上記支持筒14を下降させた状態
で、上記モータ17の駆動により上記腕15を上記軸1
6を中心に、図1、3〜5の反時計方向に揺動させる。
この際、上記吸着パッド6の吸着面の中心22(図3〜
5)とカバーガラス7の中心線21(図2)とを通る垂
直面内において、この吸着面の中心22と上記腕15の
回動中心となる軸16とを結ぶ(仮想の)線18がカバ
ーガラス7となす角度は鋭角となる。
【0015】カバーガラス7は試料の大きさに応じて大
小の大きさのものを使い分け、大きいカバーガラス7の
場合は、図3に示す様に、カバーガラス7の他端部(図
3の右端部)下面がスライドガラス3の右端縁に当接し
て湾曲し、小さいカバーガラス7の場合は、図4に示す
様に、カバーガラス7の他端縁(図4の右端縁)がスラ
イドガラス3の他端部上面に当接して湾曲する。
【0016】上述の様に上記腕15を揺動させ、上記吸
着パッド6を下降させると、カバーガラス7とスライド
ガラス3とのなす角度β(図3〜4)が次第に小さくな
りつつ、カバーガラス7の一端寄り部分が逐次スライド
ガラス3の上面に接近して、カバーガラス7がスライド
ガラス3の上面に重ねられる。この様にしてカバーガラ
ス7がスライドガラス3の上面に重ね合わされた状態
で、上記真空ポンプ20による上記吸着パッド6の吸引
を解除すれば、この吸着パッド6はカバーガラス7を離
し、次のカバーガラスの吸引に向う事ができる。尚、こ
の際、上記真空ポンプ20による吸着パッド6の吸引の
解除を、カバーガラス7がスライドガラス3の上面に完
全に重ねられる以前に行い、このカバーガラス7が自重
及び封入材の吸着力によりスライドガラス3の上面に重
なり合う様にすれば、カバーガラス7がスライドガラス
3に過度に押し付けられる事を防止して、カバーガラス
7の下から封入剤2がはみ出すのを防止する事ができ
る。従って、カバーガラス7の下からはみ出した封入剤
2が、このカバーガラス7の上面に付着して、顕微鏡標
本の観察を妨げたり、顕微鏡標本の取扱い(移動、保管
等)を面倒にしたりする事をなくせる。
【0017】上述の様にして上記角度βが次第に小さく
なるのに従って、上記両ガラス3、7の間に介在する空
気は、カバーガラス7の他端側から一端側に向けて広が
る封入剤2に押されつつ、カバーガラス7の開いた、一
端側に押し出されるので、上記両ガラス3、7の間で気
泡が形成されるのを防止する事ができる。尚、この様な
動作は、前記制御器により前記モータ13、17及び前
記真空ポンプ20を制御して自動的に行なわせる。
【0018】前述した様に前記腕15を図1、3〜5の
反時計方向に揺動させる際には、この腕15の回動中心
である軸16は、スライドガラス3の上面よりも下方に
位置する。従って、上記腕15を揺動させてカバーガラ
ス7の一端部下面をスライドガラス3の上面に当接させ
ると、図5に示す様に、上記吸着パッド6の吸着面の中
心22は、スライドガラス3の上面での直下位置aより
も上記軸16から遠い位置bに移る。即ち、カバーガラ
ス7は、位置a、b間の長さmだけ位置bに向け一方
(図5の左方)へ移動し、これに伴ってカバーガラス7
の他端部下面でスライドガラス3の上面と当接した部分
が一方へ移動する。従って、カバーガラス7の下面とス
ライドガラス3の上面との当接部は、最初に当接した他
端位置から試料の中心部に向けて一端側に移動する。そ
して、最初にカバーガラス7の他端部下面と当接した部
分が、このカバーガラス7の中央部に入り込む事がな
い。この結果、最初の当接時にこのカバーガラス7の端
縁が試料1にかかってこの試料1を傷めても、この傷ん
だ部分が顕微鏡の視野に入る事はない。一方、上記吸着
パッド6の吸着面の中心22と上記腕15の回動中心で
ある軸16とを結ぶ線18がカバーガラス7となす角度
が鋭角でない場合には、カバーガラス7が空気を追出し
つつ他端部から一端部に向け、徐々にスライドガラス3
の上面に重なる運動を行えなくなって、上記両ガラス
3、7の重ね合せを良好に行なう事ができない。
【0019】又、カバーガラス7が小さい場合も、図4
に示す様に、カバーガラス7の他端縁(図4の右端縁)
である角部がスライドガラス3の上面を擦りつつ一方
(図4の左方)へ向けて移動するが、試料1の一部にカ
バーガラス7の他端縁が引掛ってもこの試料1を大きく
破損させる事はなく、又、傷付いた試料1はカバーガラ
ス7の中央部には入らない。図6に示した従来例の様
に、カバーガラス7の他端部が他方(図6の右方)へ向
け横滑りする場合には、このカバーガラス7の他端縁が
試料1に引掛る事があると、この試料1を破損させる事
が著しくなり、しかもこの破損部がカバーガラス7の中
央部に入って顕微鏡観察を妨げる事になるが、本発明に
よればこの様な不都合をなくせる。
【0020】尚、上記吸着パッド6で、最初にカバーガ
ラス7を吸着したときの角度αを15°とし、前記腕1
5の回動中心である軸16の位置を、スライドガラス3
の上面から下方に7.5mm、スライドガラス3の他端縁
から一方へ5.5mm、それぞれずらせた装置によりカバ
ーガラス7の貼着を行なうと、このカバーガラス7の一
方への移動量は約2mmとなる。
【0021】次に、請求項2、3、5、6に対応する、
本発明の実施の形態の第2例に就いて説明する。前述し
た第1例の方法によれば、カバーガラス7を、このカバ
ーガラス7の他端から一端寄り部分に向け徐々にスライ
ドガラス3の上面に押し付け、これら両ガラス7、3の
間に介在する空気をカバーガラス7の開いた、一端側に
押し出す事により、これら両ガラス7、3の間で気泡が
形成されるのを防止する事ができる。但し、前述した第
1例の場合で、吸着パッド6を取付けた腕15の回動速
度が常に一定である場合には、上記両ガラス7、3の間
で気泡が形成されるのを十分に防止できず、しかも、カ
バーガラス7の下から封入剤2がはみ出す可能性があ
る。この理由について、次に説明する。
【0022】即ち、上記スライドガラス3の上面には、
試料1の染色に伴い、染色剤が付着している。顕微鏡標
本の観察を長期間に亙り安定して行える様にする為に
は、この染色剤の経年変化を防止する必要がある。又、
スライドガラス3とカバーガラス7との間に介在させる
封入剤2の存在が顕微鏡視察を妨げない様にする為に
は、この封入剤2の屈折率を整える必要がある。この様
な目的の為に、スライドガラス3の上面には、予めキシ
レン等の透徹剤を塗布している。
【0023】但し、この様な透徹剤をスライドガラス3
の上面に均一に塗布する事は困難であり、この透徹剤と
なじみ易い粘稠な封入剤2が不均一に広がる可能性があ
る。特に、前述した第1例の場合で、上記吸着パッド6
を取付けた腕15の回動速度が一定である場合には、吸
着パッド6に吸着したスライドガラス3の一端がカバー
ガラス7の上面に押し付けられるのに伴って、封入剤2
がこれら両ガラス7、3の間で広がる速度は、加速度的
に大きくなる。この様に封入剤2の広がり速度が加速度
的に大きくなると、この封入剤が不均一に広がり、上記
両ガラス3、7の間で気泡が形成される可能性がより一
層高まる。又、この様に封入剤2の広がり速度が加速度
的に大きくなると、この封入剤2がカバーガラス7の下
からはみ出し易くなる。はみ出した封入剤2は、顕微鏡
視察を妨げると共に、顕微鏡標本の取扱いを面倒にする
為、好ましくない。従って、上記両ガラス3、7の間で
気泡が形成されるのをより確実に防止すると共に、カバ
ーガラス7の下から封入剤がはみ出すのを防止する為に
は、吸着パッド6に吸着したカバーガラス7の一端がス
ライドガラス3に近づき、このスライドガラス3の上面
と上記カバーガラス7の下面との距離が狭まるのにも拘
らず、これら両ガラス7、3の間に介在させた封入剤2
の広がり速度を一定にして、カバーガラス7の貼着を安
定して行わせる必要がある。
【0024】但し、上述の様に封入剤2の広がり速度が
一定であっても、上記両ガラス7、3の間に介在させた
封入剤2の性状(キシレンの含有率、粘度、量、線引き
状態)並びに透徹剤の量により、この封入剤2の広がり
方は異なる。即ち、封入剤2に関して、キシレンの含有
率、粘度、量、線引き状態、透徹剤の量に対応して、気
泡を形成し易い程度、並びにカバーガラス7の下からは
み出し易くなる程度が変わる。従って、封入剤2の性状
並びに透徹剤の量に応じて、封入剤2の広がり速度を変
更する必要がある。本例は、上述した事情を考慮して、
スライドガラス3に対するカバーガラス7の貼着を安定
して行わせ、これら両ガラス3、7の間に気泡が形成さ
れるのを、より確実に防止すると共に、カバーガラス7
の下から封入剤2がはみ出すのを防止すべく考えたもの
である。
【0025】この為に本例の場合には、前述の図1〜5
に示した本発明のカバーガラス貼着装置を構成する、揺
動駆動手段であるモータ17として、回転速度を変更自
在なものを使用する。そして、カバーガラス7の貼着作
業を行なう際には、上記モータ17の回転速度を、図示
しない制御器により制御して、軸16を中心に吸着パッ
ド6が下降する方向に腕15を揺動させる際に、上記モ
ータ17の回転速度を、回転するのに従って徐々に遅く
する。
【0026】即ち、本例の方法を実施してカバーガラス
7の貼着を行なう際には、使用者が図示しない速度設定
指示部を操作する。そして、上記両ガラス7、3の間に
介在させる封入剤2の性状(キシレンの含有率、粘度、
量、線引き状態)並びに透徹剤の量により、上記吸着装
置6により吸着したカバーガラス7の一端がスライドガ
ラス3に近づくのに従って、上記腕15の回動速度を徐
々に遅くする程度(減速度)を設定する。この様に設定
する腕15の減速度は、カバーガラス7の貼着作業を行
う際に上記両ガラス7、3の間に介在させる封入剤2の
性状並びに透徹剤の量に応じて、この封入剤2がカバー
ガラス7の下からはみ出さず、しかも気泡を形成しな
い、封入剤2の広がり速度となる様に設定する。この為
に、封入剤2がカバーガラス7の下からはみ出さず、し
かも気泡を形成しない条件を、予め実験により求めてお
く。
【0027】そして、この様にして設定された、上記腕
15の減速度に基づき、図示しない制御器が、上記軸1
6を中心に上記吸着パッド6が下降する方向に上記腕1
5を揺動させる際に、上記モータ17が回転するのに従
ってこのモータ17の回転速度を徐々に遅くする。従っ
て、上記腕15の回動速度は、上記吸着パッド6により
吸着されたカバーガラス7の一端がスライドガラス3に
近づくのに従って徐々に遅くなり、これら両ガラス7、
3の間に介在する封入剤2の広がり速度を一定にでき
る。これにより、カバーガラス7の貼着を安定して行わ
せる事ができる。更に、上記腕15の回動速度を徐々に
遅くする程度を、上記両ガラス7、3の間に介在させた
封入剤2の性状並びに透徹剤の量により適正に変更する
為、上記両ガラス7、3の間で気泡が形成されるのをよ
り確実に防止すると共に、カバーガラス7の下から封入
剤がはみ出すのを防止する事ができる。この結果、顕微
鏡標本の観察を妨げられる事がなくなると共に、顕微鏡
標本の取扱いを面倒にする事もなくなる。又、本例を実
施する場合も、前記真空ポンプ20による吸着パッド6
の吸引の解除を、カバーガラス7がスライドガラス3の
上面に完全に重ねられる以前に行う事により、カバーガ
ラス7がスライドガラス3に過度に押し付けられる事を
防止して、カバーガラス7の下から封入剤がはみ出すの
を防止できる。
【0028】尚、本例では、上記腕15の回動速度を徐
々に遅くする程度を一定とし、上記両ガラス7、3の間
に介在させた封入剤2の広がり速度を一定とする様にし
たが、場合により、上記両ガラス7、3の間での気泡の
残留を防止する為に必要と認められる場合には、上記腕
15の回動速度を徐々に遅くする程度を著しくして、上
記封入剤2の広がり速度を、上記腕15の回動に従って
徐々に遅くする。その他の構成及び作用に就いては、前
述した第1例と同様である為、重複する説明及び図示を
省略する。
【0029】
【発明の効果】カバーガラスは厚さ0.06〜0.25
mmと極めて薄く、光学的性質の優れている事が必要な為
高価である。そこで顕微鏡標本を作製する場合には、試
料の大きさに応じて小さいカバーガラスが使用される事
が多い。この様に小さいカバーガラスを使用した場合に
は、前述の様にカバーガラスの端部が試料に引掛るとい
う不都合を生じる事があるが、本発明の方法によれば、
カバーガラスとスライドガラスとの間から空気を良好に
排除できると共に、カバーガラスによって傷付けられた
試料部分がこのカバーガラスの下に入る事がない。この
結果、顕微鏡視察を行なう場合に、この顕微鏡視察を、
試料の損傷部分に妨げられる事なく安心して行なう事が
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカバーガラス貼着装置を略示する正面
図。
【図2】図1の右方から見た図。
【図3】本発明のカバーガラス貼着装置により、大きい
カバーガラスをスライドガラスに貼着する状態を示す、
要部略正面図。
【図4】カバーガラスが小さい場合を示す、図3と同様
の略正面図。
【図5】カバーガラス貼着時に、このカバーガラスの移
動する様子を示す略正面図。
【図6】従来のカバーガラス貼着装置を例示する略正面
図。
【符号の説明】
1 試料 2 封入剤 3 スライドガラス 4 台 5 保持体 6 吸着パッド 7 カバーガラス 8 圧縮ばね 9 押圧体 10 ナット 11 基板 12 支柱 13 モータ 14 支持筒 15 腕 16 軸 17 モータ 18 線 19 可撓導管 20 真空ポンプ 21 カバーガラスの中心線 22 吸着パッドの吸着面の中心

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平軸を中心として上下に回動及び昇降
    自在な腕の一端に取付けた吸着パッドで、この腕の回動
    中心から遠いカバーガラスの一端を吸着し、腕を回動し
    てカバーガラスを下方に置いたスライドガラスに対して
    吸着端を上方にした傾斜状態で支持し、次いで腕を下降
    させ、且つ回動させて、カバーガラスの吸着端と反対側
    端をスライドガラスに当接させてカバーガラスを湾曲さ
    せると共に、これらスライドガラスの上面とカバーガラ
    スの下面との間に存在する空気を押出しつつ、上記カバ
    ーガラスをスライドガラスに重ねて、このカバーガラス
    をスライドガラスの上面に貼着する方法であって、上記
    腕の回動中心をこのスライドガラスの上面より下方に位
    置させると共に、上記カバーガラスに当接する上記吸着
    パッドの吸着面の中心とこのカバーガラスの中心線とを
    通る垂直面内において、この吸着面の中心と上記回動中
    心とを結ぶ線がカバーガラスとなす角度を鋭角にした事
    を特徴とする顕微鏡標本のカバーガラス貼着方法。
  2. 【請求項2】 吸着パッドで吸着したカバーガラスの吸
    着端がスライドガラスに近づくのに従って、吸着パッド
    を取付けた腕の回動速度を徐々に遅くする、請求項1に
    記載した顕微鏡標本のカバーガラス貼着方法。
  3. 【請求項3】 吸着パッドを取付けた腕の回動速度を徐
    々に遅くすると共に、この回動速度を封入剤の性状並び
    に透徹剤の量により調節して、カバーガラスの下面とス
    ライドガラスの上面との間に気泡が残留するのを防止す
    る、請求項2に記載した顕微鏡標本のカバーガラス貼着
    方法。
  4. 【請求項4】 上面にスライドガラスを載置自在な台
    と、この台の側方に上下方向に設けられた支柱と、この
    支柱に昇降自在に支持した支持筒と、この支持筒を昇降
    させる為の昇降駆動手段と、基端部をこの支持筒に、水
    平方向の軸を中心とする揺動自在に支持された腕と、こ
    の腕の先端部に設けた、下面にカバーガラスを吸着自在
    な吸着パッドと、この腕を上記軸を中心に揺動変位させ
    る為の揺動駆動手段と、この揺動駆動手段と上記昇降駆
    動手段とを制御する為の制御器とを備え、この制御器
    は、吸着パッドの下面にカバーガラスを吸着し、このカ
    バーガラスの端部で上記軸側部分が吸着パッド側の端部
    よりも下方に位置する方向に傾斜させた状態で、上記昇
    降駆動手段により上記支持筒を、上記軸が上記台の上面
    よりも下方に位置するまで下降させてから、上記揺動駆
    動手段により上記腕を上記軸を中心に、上記吸着パッド
    が下降する方向に揺動させて、上記カバーガラスを上記
    スライドガラスの上面に重ね合わせる機能を有する、顕
    微鏡標本のカバーガラス貼着装置。
  5. 【請求項5】 揺動駆動手段が腕を、軸を中心に吸着パ
    ッドが下降する方向に揺動させる際に、揺動速度を次第
    に遅くする、請求項4に記載した顕微鏡標本のカバーガ
    ラス貼着装置。
  6. 【請求項6】 揺動速度を次第に遅くする程度を調節自
    在とした、請求項5に記載した顕微鏡標本のカバーガラ
    ス貼着装置。
JP34301597A 1996-12-18 1997-12-12 顕微鏡標本のカバーガラス貼着方法と装置 Expired - Fee Related JP3753526B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34301597A JP3753526B2 (ja) 1996-12-18 1997-12-12 顕微鏡標本のカバーガラス貼着方法と装置
US09/382,835 US6302985B1 (en) 1996-12-18 1999-08-25 Method of adhering cover glass and cover glass adhering device

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33860796 1996-12-18
JP8-338607 1996-12-18
JP34301597A JP3753526B2 (ja) 1996-12-18 1997-12-12 顕微鏡標本のカバーガラス貼着方法と装置
US09/382,835 US6302985B1 (en) 1996-12-18 1999-08-25 Method of adhering cover glass and cover glass adhering device

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10232192A true JPH10232192A (ja) 1998-09-02
JP3753526B2 JP3753526B2 (ja) 2006-03-08

Family

ID=27340890

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34301597A Expired - Fee Related JP3753526B2 (ja) 1996-12-18 1997-12-12 顕微鏡標本のカバーガラス貼着方法と装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6302985B1 (ja)
JP (1) JP3753526B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013516647A (ja) * 2009-12-31 2013-05-13 アボット ポイント オブ ケア インコーポレイテッド 分析チャンバーの平面動作を確保する方法及び装置
CN103149068A (zh) * 2013-03-07 2013-06-12 珠海市丽拓发展有限公司 白带、大便、尿液常规显微镜检制片套件
CN107314013A (zh) * 2017-02-17 2017-11-03 福耀集团(沈阳)汽车玻璃有限公司 一种前档附件安装工装
JPWO2020161895A1 (ja) * 2019-02-08 2021-11-25 平田機工株式会社 標本作製方法

Families Citing this family (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002160230A (ja) * 2000-11-28 2002-06-04 Dainippon Printing Co Ltd レンズシートの製造方法及び製造装置
RU2003106457A (ru) * 2003-02-27 2004-11-27 Иль Борисович Извозчиков (RU) Устройство для заключения гистологических и биологических образцов (его варианты)
US7722719B2 (en) * 2005-03-07 2010-05-25 Applied Materials, Inc. Gas baffle and distributor for semiconductor processing chamber
RU2356024C2 (ru) * 2007-02-09 2009-05-20 Илья Борисович Извозчиков Устройство для заключения гистологических и биологических образцов
US9075225B2 (en) 2009-10-28 2015-07-07 Alentic Microscience Inc. Microscopy imaging
WO2011053631A1 (en) 2009-10-28 2011-05-05 Alentic Microscience Inc. Microscopy imaging
US9498791B2 (en) 2009-11-13 2016-11-22 Ventana Medical Systems, Inc. Opposables and automated specimen processing systems with opposables
US10746752B2 (en) 2009-11-13 2020-08-18 Ventana Medical Systems, Inc. Opposables and automated specimen processing systems with opposables
BR112012011181A2 (pt) 2009-11-13 2020-10-13 Ventana Medical Systems, Inc. ''estação de processsamento de peças corrediça automatizada e método de processamento de uma amostra''
US10502666B2 (en) 2013-02-06 2019-12-10 Alentic Microscience Inc. Sample processing improvements for quantitative microscopy
USD728120S1 (en) 2013-03-15 2015-04-28 Ventana Medical Systems, Inc. Arcuate member for moving liquids along a microscope slide
JP2016531282A (ja) 2013-06-26 2016-10-06 アレンティック マイクロサイエンス インコーポレイテッド 顕微鏡法に関するサンプル処理の改善
JP2019511447A (ja) 2016-03-09 2019-04-25 コーニング インコーポレイテッド 複雑に湾曲したガラス物品の冷間成形
CN115570743A (zh) 2016-06-28 2023-01-06 康宁公司 将薄强化玻璃层压到用于装饰和显示器盖应用的曲面成型塑料表面
EP3482253B1 (en) 2016-07-05 2021-05-05 Corning Incorporated Cold-formed glass article and assembly process thereof
US11384001B2 (en) 2016-10-25 2022-07-12 Corning Incorporated Cold-form glass lamination to a display
US11016590B2 (en) 2017-01-03 2021-05-25 Corning Incorporated Vehicle interior systems having a curved cover glass and display or touch panel and methods for forming the same
EP4032699A1 (en) 2017-01-03 2022-07-27 Corning Incorporated Cover glass assembly
KR102558993B1 (ko) 2017-05-15 2023-07-24 코닝 인코포레이티드 윤곽 유리 제품 및 그 제조 방법
CN117962601A (zh) 2017-07-18 2024-05-03 康宁公司 复杂弯曲玻璃制品的冷成型
WO2019033172A1 (en) * 2017-08-17 2019-02-21 Leica Biosystems Melbourne Pty Ltd SAMPLE PROCESSING ASSEMBLY
WO2019055469A1 (en) 2017-09-12 2019-03-21 Corning Incorporated INSULATING SCREEN FOR DISPLAY DEVICES COMPRISING A TOUCH PANEL ON DECORATIVE GLASS AND ASSOCIATED METHODS
TW202340816A (zh) 2017-09-13 2023-10-16 美商康寧公司 用於顯示器的基於光導器的無電面板、相關的方法及載具內部系統
US11065960B2 (en) 2017-09-13 2021-07-20 Corning Incorporated Curved vehicle displays
US11745588B2 (en) 2017-10-10 2023-09-05 Corning Incorporated Vehicle interior systems having a curved cover glass with improved reliability and methods for forming the same
CN111758063B (zh) 2017-11-21 2022-08-09 康宁公司 用于抬头显示器系统的非球面镜及其形成方法
WO2019108015A2 (en) 2017-11-30 2019-06-06 Corning Precision Materials Co., Ltd. Vacuum mold apparatus, systems, and methods for forming curved mirrors
KR20200084360A (ko) 2017-11-30 2020-07-10 코닝 인코포레이티드 비구면 미러를 진공 성형하기 위한 시스템 및 방법
JP7361705B2 (ja) 2018-03-13 2023-10-16 コーニング インコーポレイテッド 亀裂抵抗性の湾曲したカバーガラスを有する乗物内装システムおよびその形成方法
JP2021531187A (ja) 2018-07-16 2021-11-18 コーニング インコーポレイテッド 冷間曲げガラス基板を有する乗物内装システムおよびその形成方法
EP3771695A1 (en) 2019-07-31 2021-02-03 Corning Incorporated Method and system for cold-forming glass
US11772361B2 (en) 2020-04-02 2023-10-03 Corning Incorporated Curved glass constructions and methods for forming same
KR102541590B1 (ko) * 2020-11-24 2023-06-12 (의) 삼성의료재단 동결 절편 검사용 절단 장치 및 이를 포함하는 동결 절편기
CN112881127B (zh) * 2021-01-26 2022-12-20 山东仕达思医疗科技有限公司 一种显微影像分析仪内的样本玻片制备系统及使用方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AUPN357495A0 (en) * 1995-06-15 1995-07-06 Australian Biomedical Corporation Limited Coverslip pick-up and laydown apparatus
JP3570817B2 (ja) 1996-06-04 2004-09-29 株式会社千代田製作所 顕微鏡標本のカバーガラス取出し及び取付け方法
JPH10104137A (ja) 1996-09-30 1998-04-24 Chiyoda Manufacturing Co Ltd 顕微鏡標本の封入方法
JPH10197424A (ja) 1997-01-14 1998-07-31 Chiyoda Manufacturing Co Ltd 顕微鏡標本のカバーガラス取付け方法及び装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013516647A (ja) * 2009-12-31 2013-05-13 アボット ポイント オブ ケア インコーポレイテッド 分析チャンバーの平面動作を確保する方法及び装置
CN103149068A (zh) * 2013-03-07 2013-06-12 珠海市丽拓发展有限公司 白带、大便、尿液常规显微镜检制片套件
CN107314013A (zh) * 2017-02-17 2017-11-03 福耀集团(沈阳)汽车玻璃有限公司 一种前档附件安装工装
CN107314013B (zh) * 2017-02-17 2022-09-13 福耀集团(沈阳)汽车玻璃有限公司 一种前档附件安装工装
JPWO2020161895A1 (ja) * 2019-02-08 2021-11-25 平田機工株式会社 標本作製方法

Also Published As

Publication number Publication date
US6302985B1 (en) 2001-10-16
JP3753526B2 (ja) 2006-03-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3753526B2 (ja) 顕微鏡標本のカバーガラス貼着方法と装置
JP6761517B2 (ja) 自動カバースリッパおよび使用方法
US6474386B2 (en) Cover glass adhering device
JP2534196B2 (ja) ウエ−ハ貼付方法
JP4008426B2 (ja) カバーフィルムの貼着装置
US3687345A (en) Method and apparatus for aligning and breaking wafers
JPH09325105A (ja) 顕微鏡標本のカバーガラス取出し及び取付け方法
JP4709344B2 (ja) 顕微鏡標本のカバーガラス貼着装置
JP4533491B2 (ja) 顕微鏡標本のカバーガラス貼着装置
JPH11202215A (ja) 顕微鏡標本のカバーガラス貼着方法と装置
JP3515825B2 (ja) ブラシ回転式基板洗浄装置
JP2000354478A (ja) へた切取り装置、皮剥き装置および皮剥き機
JP3284965B2 (ja) 陰極線管のフィルムの貼着方法及びフィルム貼着装置
JPH10197424A (ja) 顕微鏡標本のカバーガラス取付け方法及び装置
KR19980064968A (ko) 양면테이프를 이용한 접착장치
JPH0244197Y2 (ja)
JPH08259098A (ja) 離型紙剥離装置
JPH0322730Y2 (ja)
KR100408692B1 (ko) 유리제 피펫의 정밀 흡입 및 배출 장치
JPS636832B2 (ja)
JPS6344761Y2 (ja)
JP2010139917A (ja) フィルム貼着方法
JPH0446893Y2 (ja)
JPS6165750A (ja) ウエハ−の枚葉取出し装置
JPS59157529A (ja) 自動標本封入装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041129

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041129

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051208

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051213

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051213

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081222

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111222

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121222

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131222

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees