JPH10232107A - 窯業系板状体の品質測定装置 - Google Patents

窯業系板状体の品質測定装置

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JPH10232107A
JPH10232107A JP30073696A JP30073696A JPH10232107A JP H10232107 A JPH10232107 A JP H10232107A JP 30073696 A JP30073696 A JP 30073696A JP 30073696 A JP30073696 A JP 30073696A JP H10232107 A JPH10232107 A JP H10232107A
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JP
Japan
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product
measuring device
pallet
horizontal base
hardness
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Pending
Application number
JP30073696A
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English (en)
Inventor
Atsushi Ohashi
淳志 大橋
Masashi Nakao
正史 中尾
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】連続的に順次供給される窯業系板状体を未硬
化、硬化の状態を問わず不定誤差の入る余地を極めて少
なく検査し、確実な品質管理に寄与し得る窯業系板状体
の品質測定装置を提供することを目的とする。 【解決手段】表面1Aにアルミ層2を有し、このアルミ
層2表面に窯業系板状体Gが載置されるパレット1と、
該パレット1が載置される水平基台3と、該水平水平基
台3に対し斜方向から光を照射しパレット上の窯業系板
状体GのエッジG 1 に沿って影を作る光源4A、該光源
4Aと一定の位置関係を有し、かつ前記水平基台3に対
し垂直な光軸4Bを有し前記エッジG1 に対し直交する
方向の前記影の部分を検知し、かつ水平二次元面内を移
動可能に支持されたリニヤエンコーダ4Cからなる形状
認識装置4と、該形状認識装置4と同じ基枠4Dに支持
され前記窯業系板状体G表面G2 に対し垂直上下方向に
近接可能に支持された硬度測定装置5と、前記アルミ層
2と共同する渦電流センサ6Aからなる厚み測定装置6
と、前記水平基台3中心部分から前記パレット1裏面へ
向け出没自在とされた重量測定装置7とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、窯業系板状体の
品質測定装置に関し、詳しくは平板状屋根材、無機質壁
板材等の窯業系板状体の面積、形状、厚み等の品質に係
る要素を自動的に測定する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】建築用板材として、繊維補強セメントよ
りなる平板状屋根材、無機質壁板等が広く知られてい
る。
【0003】これら窯業系板状体は同一材質、同一形状
のものが大量生産でき、木材のように天然資源をも消費
しないので自然保護上も好ましい利点を有する。しかし
ながら、これら窯業系板材は粉状材料から出発して所定
の形状に賦形するため、輪郭形状や厚さあるいは製品組
織の疎密などに関する品質管理が不可欠となり、成形工
程の途中あるいは製品として完成した時点などで製品形
状の要素を随時検査する必要がある。
【0004】この品質管理のための検査項目としては、
製品重量、厚さ、形状、組織の硬度などがあるが、従来
ではこれらを一つ一つ人手により独立して計測し、これ
らの計測値を基に品質の適否を判断していた。
【0005】しかしながら、人手による計測の場合、ど
うしても不定誤差が入る余地があり特に熟練者と未熟者
との差が激しく、十分信頼のおける計測値が得難い問題
があった。
【0006】もっとも、このような誤差は平均二乗誤差
などで処理が可能であるが、十分なデータを採用するた
めには同一対象について少なくとも数回以上の計測を繰
り返す必要があり、連続大量生産の環境下では実行が困
難であり実態に沿わない問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記問題点
を解消するためになされたものであり、連続的に順次供
給される窯業系板状体を未硬化、硬化の状態を問わず検
査可能であり、また不定誤差の入る余地も極めて少な
く、確実な品質管理に寄与し得る窯業系板状体の品質測
定装置を提供することを目的としてなされたものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、この発明の窯
業系板状体の品質測定装置は、表面にアルミ層を有し、
このアルミ層表面に窯業系板状体が載置されるパレット
と、該パレットが載置される水平基台と、該水平基台に
対し斜方向から光を照射し、パレット上の窯業系板状体
のエッジに沿って影を作る光源と、該光源と一定の位置
関係を有し、かつ前記水平基台に対し垂直な光軸を有し
前記エッジに対し直交する方向の前記影の部分を検知
し、かつ水平面二次元方向に移動可能に支持されたリニ
ヤエンコーダからなる形状認識装置と、該形状認識装置
と同じ基枠に支持され前記窯業系板状体表面に対し垂直
上下方向に近接可能に支持された硬度測定装置及び前記
アルミ層表面と共同する渦電流センサからなる厚み測定
装置と、前記水平基台中心部分から前記パレット裏面へ
向け出没自在とされた重量測定装置とからなることを特
徴とするものである。
【0009】
【実施の形態】次にこの発明の実施の形態を説明する。
図1はこの発明の実施の形態を示す要部破断斜視図、図
2は同要部斜視図、図3は作動説明図、図4は他の要部
側面図、図5はさらに他の要部断面図、図6はさらに他
の要部側面図である。
【0010】この発明の窯業系板状体の品質測定装置
は、表面1Aにアルミ層2を有し、このアルミ層2表面
に窯業系板状体Gが載置されるパレット1と、該パレッ
ト1が載置される水平基台3と、該水平基台3に対し斜
方向から光を照射しパレット上の窯業系板状体Gのエッ
ジG1 に沿って影を作る(図2参照)光源4A、該光源
4Aと一定の位置関係を有し、かつ前記水平基台3に対
し垂直な光軸4Bを有し前記エッジG1 に対し直交する
方向の前記影の部分を検知し(同)、かつ水平面二次元
方向に移動可能に支持されたリニヤエンコーダ4Cから
なる形状認識装置4と、該形状認識装置4と同じ基枠4
Dに支持され前記窯業系板状体G表面G2に対し垂直上
下方向に近接可能に支持された硬度測定装置5と、前記
アルミ層2と共同する渦電流センサ6Aからなる厚み測
定装置6と、前記水平基台3中心部分から前記パレット
1裏面へ向け出没自在とされた重量測定装置7とから構
成されている。
【0011】上記において、窯業系板材Gは最終製品の
他、一次硬化あるいは未硬化の製品であっても良い。水
平基台3は図示のようにガイドレール3A、3A上を摺
動可能とされている。
【0012】形状認識装置4の光源としては特に限定は
ないが、十分な照度を得ることができるハロゲン照明が
好適に使用される。次に、形状認識装置4のリニヤエン
コーダ4Cを水平面二次元方向移動可能に支持する機構
は、リニヤエンコーダ4Cを支持する基枠4Dとこの基
枠4Dを垂直軸線周囲に回転自在に支持するスライダ4
E、このスライダ4Eを摺動可能に支持するガイドロッ
ド4F及びこのガイドロッド4F両端を支持し、ガイド
ロッド4Fに対し水平面内で直交する方向へ移動するス
ライダ4H、4Hから構成され、スライダ4E及びスラ
イダ4Hのそれぞれに駆動モータ(図示せず)が設けら
れている。そして両者の合成運動により水平面二次元方
向に自由に移動可能に構成されている。
【0013】そして、これらからなる形状認識装置4の
回転や移動は設定値に従って制御回路8により制御され
る。硬度測定装置5は、駆動部5Aと計測部5Eとから
なる。
【0014】駆動部5Aはシリンダ5Bとピストン5C
及びピストン先端に固定された支持材5Dとからなり、
計測部5Eは前記支持材5Dにリニアベアリング5Fを
介して摺動自在に支持され上端にストッパを有するガイ
ドロッド5G、5Gとこのガイドロッド5G、5Gの基
盤5Hと、基盤5Hの下面に垂直下方へ向け取り付けら
れた硬度計5Kとからなる。
【0015】厚み測定装置6は、硬度測定装置5と並列
に設けられ、前記支持材5Dに垂直下方へ向けて取り付
けられたケーシング6Bとその中に収納された渦電流式
センサ6Aとからなる。
【0016】重量測定装置7は、水平基台3下面に設け
られたシリンダピストンからなる昇降装置7Aとその上
端に取り付けられた秤7Bとからなり、水平基台3の中
央部分にはこの秤7Bを通過させる開口部3Aが穿設さ
れている。
【0017】上記の形状認識装置4、硬度測定装置5、
厚み測定装置6及び重量測定装置7の駆動制御及び検出
情報の演算、結果等の表示は前記制御回路8により自動
的に行われるように構成されている。
【0018】
【実施の態様】次にこの発明の実施の態様を説明する。
まず、未硬化又は硬化した窯業系板状体Gをパレット1
に載せ水平基台3上に載置する。
【0019】水平基台3を測定位置に移動定位させ、測
定開始の指令によりまず形状認識装置4が設定値に基づ
き製品エッジに沿って移動し、製品形状を認識する。図
3に示すように、光源4Aの照射でできる製品エッジG
1 の影の長さをリニアエンコーダ4C内のCCD素子4
Dで検知し、その影の位置が一定となるようスライダ4
Eの回転軸、スライダ4E及びスライダ4Hが制御駆動
される。
【0020】この影の位置が一定になるように制御する
のは、CCD素子4Dの測定データを敷居値Tで判定
し、それ以上の輝度の場合を製品表面とパレット表面、
敷居値T以下の輝度の部分を影と判断し、製品表面の長
さをa、影の長さをbとしたとき、CCD素子の数を
p、p個のCCD素子が検出する総長さをrとすると、
パレット中心からエッジまでの距離m=((a+b/
2)/p)×r+c(cは定数)で演算され、この演算
結果に基づいて位置が制御される。
【0021】従って、このように計測したリニヤエンコ
ーダの移動軌跡は図2に点線で示すようになり、製品形
状を正確にたどることとなる。これによって製品形状が
CCD素子の分解能に応じた精度で認識される。
【0022】同時にリニヤエンコーダの座標値が同時に
演算回路へ入力され、これに基づいて製品の外周長、製
品の表面積が演算され表示される。次に、製品形状が認
識されれば、その製品表面の予め設定された位置、例え
ば製品の重心位置や両側と中央の主要3点の位置に基枠
4Dが移動されその点に向けて硬度測定装置5、厚み測
定装置6が製品表面G2 へ下降されていく。
【0023】ピストン5Cを下降させ硬度計5Kが製品
G表面に接すると、支持材5Dはガイドロッド5Gのス
トッパから離れ、硬度計5Kには、ガイドロッド5G、
基板材5H及び硬度計5Kの自重が加わる。この加重は
一定加重となるため、そのときに硬度計5K先端に設け
た試験針5Pの侵入深さを測定することにより硬度を測
定する。
【0024】厚み測定は、渦電流式センサ6Aを製品G
表面に押し当てパレット1上のアルミ層2との間の距離
を計測することによって行われる。そして、重量は製品
Gを載せたパレット1の重量を水平基台3下面から上昇
する秤7Bによって測定する。
【0025】それぞれのデータが収集されれば各測定装
置は元の位置に復帰し、次の測定まで待機する。また、
それぞれ得られた測定データは制御回路8に含まれる演
算回路、表示装置などにより表示され、製品の品質管理
が行われる。
【0026】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、製品の
各測定要素が人手によらずすべて自動的に計測され、し
かも短時間の内に測定が終了し、その上測定に際しては
すべて機械的に行われるため,誤差も非常に小さく正確
な測定値が得られる。
【0027】従って、大量生産中の製品を任意に取り出
し短時間の内に高精度で製品の精度を測定できるので、
良好な品質管理が可能となる効果を有する。また、硬度
測定装置を除き、他はすべて製品Gに非接触状態で測定
するため、未硬化の製品であっても測定対象とすること
ができ、製造ラインの初期から品質管理を実施できるな
どの効果も有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示す要部破断斜視図で
ある。
【図2】同要部斜視図である。
【図3】同作動説明図である。
【図4】他の要部側面図である。
【図5】さらに他の要部断面図である。
【図6】さらに他の要部側面図である。
【符号の説明】
1…パレット 1A…表面 2…アルミ層 3…水平基台 4…形状認識装置 4A…光源 4B…光軸 4C…リニヤエンコーダ 4D…基枠 5…硬度測定装置 6A…渦電流センサ 6…厚み測定装置 7…重量測定装置 G…窯業系板状体 G1 …窯業系板状体のエッジ G2 …窯業系板状体の表面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面にアルミ層を有し、このアルミ層表
    面に窯業系板状体が載置されるパレットと、該パレット
    が載置される水平基台と、該水平基台に対し斜方向から
    光を照射し、パレット上の窯業系板状体のエッジに沿っ
    て影を作る光源と、該光源と一定の位置関係を有し、か
    つ前記水平基台に対し垂直な光軸を有し前記エッジに対
    し直交する方向の前記影の部分を検知し、かつ水平面二
    次元方向に移動可能に支持されたリニヤエンコーダから
    なる形状認識装置と、該形状認識装置と同じ基枠に支持
    され前記窯業系板状体表面に対し垂直上下方向に近接可
    能に支持された硬度測定装置及び前記アルミ層表面と共
    同する渦電流センサからなる厚み測定装置と、前記水平
    基台中心部分から前記パレット裏面へ向け出没自在とさ
    れた重量測定装置とからなることを特徴とする窯業系板
    状体の品質測定装置。
JP30073696A 1996-11-13 1996-11-13 窯業系板状体の品質測定装置 Pending JPH10232107A (ja)

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JP30073696A JPH10232107A (ja) 1996-11-13 1996-11-13 窯業系板状体の品質測定装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007510916A (ja) * 2003-11-10 2007-04-26 フラウンホファー ゲセルシャフトツール フェールデルンク ダー アンゲヴァンテン フォルシュンク エー.ファオ. 部分硬化加工物の軟質ゾーン領域の幅を定量的に決定する方法
CN104833332A (zh) * 2014-11-13 2015-08-12 北汽福田汽车股份有限公司 物体表面积测量方法
CN117629297A (zh) * 2023-11-29 2024-03-01 中建材凯盛机器人(上海)有限公司 压延玻璃的尺寸、厚度及重量自动检测设备

Cited By (3)

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JP2007510916A (ja) * 2003-11-10 2007-04-26 フラウンホファー ゲセルシャフトツール フェールデルンク ダー アンゲヴァンテン フォルシュンク エー.ファオ. 部分硬化加工物の軟質ゾーン領域の幅を定量的に決定する方法
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