JPH1023195A - 画像読み取り装置 - Google Patents

画像読み取り装置

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Publication number
JPH1023195A
JPH1023195A JP8179047A JP17904796A JPH1023195A JP H1023195 A JPH1023195 A JP H1023195A JP 8179047 A JP8179047 A JP 8179047A JP 17904796 A JP17904796 A JP 17904796A JP H1023195 A JPH1023195 A JP H1023195A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
roller
pressure
feed
adjusting member
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Pending
Application number
JP8179047A
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English (en)
Inventor
Nobuhiro Fujinawa
展宏 藤縄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
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Publication of JPH1023195A publication Critical patent/JPH1023195A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高速搬送に対する耐久性と搬送精度を併せ持つ
フィルム搬送機構を備えた画像読み取り装置を提供す
る。 【解決手段】フィルム搬送機構を、フィルムを相互に押
圧保持して搬送する一組のローラと、前記ローラのフィ
ルム保持圧力を調整する圧力調整部材とを含む構成と
し、高速搬送時にはフィルム保持圧力を低くすることで
前記ローラにかかる負担を低減し、搬送精度を有する搬
送には、フィルム保持圧力を高くすることで搬送精度を
得るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフィルムの画像読み取り
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】銀塩カメラで撮影したフィルム画像を読
み取るための装置としてフィルムスキャナがある。フィ
ルムスキャナはネガフィルムやリバーサルフィルムの画
像を読み取り、画像をパソコン等に取り込むために使わ
れている。これらの場合光学系を固定して、フィルムを
搬送装置により移動するのが安価な構成であり一般的で
ある。
【0003】上述のようなフィルムの一例として、特開
平5−75922号公報には、図3に示すような磁気記
録層を有するフィルム55が開示されている。フィルム
55は一端をスプール52に固定されフィルムカートリ
ッジ51の中に収納可能になっている。フィルム55に
は撮影コマ毎に1つずつパーフォレーション53と磁気
記録部54とが設けられている。また1コマ目の撮影コ
マの前に撮影されない0コマ目の領域(図示せず)を設
けてある。0コマ目の領域にはパーフォレーションと磁
気記録部とが設けてある。
【0004】またフィルムカートリッジ51には、フィ
ルム55が現像済みか否かを示す情報とフィルム55の
種類を示す情報とが光学的に読み取り可能なラベルによ
って表示されている。フィルム55の種類を示す情報に
は、フィルム55がネガであるかポジであるかを示す情
報と、フィルム55がカラーフィルムであるか白黒フィ
ルムであるかを示す情報と、フィルム55のメーカー名
と型番号とを示す情報とが含まれる。この様なカートリ
ッジに収納されたフィルムの搬送装置の一例は、特開平
7−219029号公報に示されており、カートリッジ
のフィルム巻き取り軸に係合してこの巻き取り軸を回転
することによりフィルムを繰り出すフォークと、カート
リッジから、繰り出されたフィルムを読み取り位置の反
対側で巻き取るフィルム巻き取りスプールとの間でフィ
ルムをピンチローラとキャプスタンローラとで挟持し、
フィルム搬送時の駆動速度を巻き取りスプール、キャプ
スタンローラ、繰り出しフォークの順に遅くなる関係に
なるようにスプール、ローラおよびフォークの駆動制御
を行い、また巻き取りスプールにはキャプスタンとの速
度差分を吸収するようにクラッチを配している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし一般に、前記カ
ートリッジ51に収納されたフィルム55の場合は、ユ
ーザーはフィルム55の内容がわからない。そのため、
一度高速でフィルム55を搬送して原稿を粗読みし、ホ
ストコンピュータに全コマを表示する必要がある(イン
デックス表示)。このインデックス表示をもとに、本ス
キャンを行いたいコマを指定する。 すなわち、前記カ
ートリッジ51に対応した画像入力装置の場合、高速に
搬送して粗読みするモードと、搬送速度を遅くして搬送
精度を高めて読む本スキャンとの2モードが必要になっ
てくる。
【0006】ここで、前記のようなローラでフィルム5
5を挟持して摩擦駆動する場合、ローラのフィルム保持
圧力を高くしてしっかりとグリップした方が搬送精度の
面では有利になる。しかしながらインデックス画面用の
粗読み時には、高速で長い距離を搬送しなければなら
ず、このような場合にローラのフィルム保持圧力を高く
しておくとローラ自身の耐久性に支障が生じることがあ
った。
【0007】そのため耐久性の維持できる範囲にフィル
ム保持圧力を設定せざるを得ず、本スキャン時の搬送精
度が多少犠牲になってしまっていた。本発明は以上の様
な問題点に鑑みてなされたもので、耐久性と搬送精度を
両立することのできるフィルム搬送機構を備えた画像読
み取り装置を提供することをその目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の様な問題点を解決
するため本発明においては、フィルムを相互に押圧保持
して搬送する一組のローラと、前記ローラのフィルム保
持圧力を調整する圧力調整部材とを含むフィルム搬送機
構を有するようにした。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態について説明
する。次に本実施形態のスキャナ100の構成について
図1および図2を用いて説明する。スキャナ100はホ
ストコンピュータ(図示せず)に接続されている。スキ
ャナ100はスキャナ100内の各部の動作を制御する
制御部(図示せず)を有している。制御部はホストコン
ピュータの指令を受けて各部の動作を制御する。
【0010】カートリッジ装填室20はカートリッジ5
1を装着可能になっている。カートリッジ装填室20に
はスプール52を駆動する駆動部材、いわゆるフォーク
(図示せず)があり、スプール52を回転駆動すること
でフィルム55をカートリッジ51から繰り出し、繰り
出されたフィルム55がガイドに沿って読み取り部から
巻き取り部へ導かれる。
【0011】カートリッジ装填室20には、フィルムの
種別等を示す情報を読み取るフィルム読み取り手段16
が設けられている。フィルム読み取り手段16に読み取
られたフィルム種類等の情報は、撮影コマに依存しない
スキャン条件の設定等に使用される。読取部は光源1
0、ミラー11、投影光学系12およびCCD13を含
む。
【0012】光源10は光源駆動回路(図示せず)によ
り駆動され、赤,緑,青の光を順次点灯する。光源10
から発せられた光はフィルム55のある1ラインを透過
して、ミラー11および投影光学系12を介してCCD
13に達し、CCD13上にフィルム55の画像が結像
する。CCD13は、投影光学系12によって結像した
フィルム55の画像に関する光を、電気的な画像信号に
変換する。CCD13は、一回の読み取りで原稿のある
1ラインを読み取るラインセンサである。
【0013】磁気センサ14はフィルム55の磁気記憶
部54(図3参照)に記憶されている情報の読み取り
や、磁気記憶部54(図3参照)への情報の書き込みを
行う。磁気センサ14に読み取られた磁気情報は、各コ
マ毎のスキャン条件の設定や画像の補正に使用される。
光学センサ15はフィルムのパーフォレーション53
(図3参照)を検出する。光学センサ15は発光部と受
光部とを有し、フィルム55からの反射の有無により、
パーフォレーション53を検出する。検出されたパーフ
ォレーション53は、検出された数をカウントすること
で特定コマの頭出し等のフィルム搬送制御に使用され
る。
【0014】フィルム55を保持搬送するローラ部は、
固定位置で回動する下ローラ2と、上下に揺動可能な上
ローラ1とからなる。上ローラ1は軸の両端をレバー部
材3により回動可能に支持されている。レバー部材3は
支点4で装置本体に支持されており、支点4を中心に回
動可能になっている。レバー部材3には付勢手段である
バネ5が上ローラ1の近傍に取り付けられている。バネ
5の他端は圧力調整部材6のバネ引っかけ部6aに取り
付けられている。バネ5のバネ力により、上ローラ1は
下ローラ2の方向へ付勢されており、これがフィルム5
5を保持搬送するための圧力となる。
【0015】圧力調整部材6は、回転中心6bを軸とし
て回動可能に装置本体に取り付けられている。また、圧
力調整部材6の一端には、ギア部6cが設けられてお
り、ギア部6cは駆動モータ7により駆動する駆動ギア
8とかみ合っている。駆動モータ7の駆動力は駆動ギア
8を介して圧力調整部材6のギア部6cに伝えられる。
これにより、圧力調整部材6は回転中心6bを軸として
回動し、姿勢を変えることができる。
【0016】図1は、圧力調整部材6が第一の調整位置
にある状態を示す。この状態では、バネ引っかけ部6a
が上位置にあり、バネ引っかけ部6aとレバー部材3と
の距離が最短になる。そのため、バネ5の引っ張り量は
圧力調整部材6が他の位置にある場合に比べて少なく、
ローラ1がフィルム55を保持する圧力は弱くなる。図
2は、圧力調整部材6が第二の調整位置にある状態を示
している。この状態では、バネ引っかけ部6aが第一調
整位置より時計廻り方向に略90度回転した位置にあ
り、バネ引っかけ部6aとレバー部材3との距離が長く
なった分バネ5は引き伸ばされ、ローラ1がフィルム5
5を保持する圧力は第一の調整位置に比べて強くなる。
【0017】次にスキャナ100の制御について説明す
る。フィルムカートリッジ51が装填室20に装填され
ると、制御部はスプール駆動部材(図示せず)を駆動さ
せる。スプール駆動部材はスプール52を駆動してフィ
ルム55を繰り出す。フィルム55が上ローラ1および
下ローラ2の位置まで繰り出されたら、制御部は上ロー
ラ1および下ローラ2にフィルム55をスプール駆動部
材による繰り出し速度より速い速度で搬送させる。
【0018】フィルム55の先端が巻き取りスプール1
7に巻き付いた後は、巻き取りスプール17にフィルム
55を巻き取らせる一方、上ローラ1および下ローラ2
により所定速度で搬送させる。巻き取りスプール17は
搬送モータ9によってスリップ機構(図示せず)を介し
て駆動されており、常に上ローラ1および下ローラ2に
よる搬送速度よりも速い搬送速度で巻き取られるよう設
定されている。以上の制御によりフィルムが搬送途中で
緩むことなく巻き取りスプール17に巻き取られる。
【0019】制御部は、ホストコンピュータより高速粗
読みの指令を受けると、駆動モータ7を駆動して圧力調
整部材6を第一調整位置へ移動させ、この状態でローラ
駆動を行いフィルム55を搬送する。これにより比較的
弱い圧力でフィルム55を押圧保持するため、フィルム
55を高速搬送する際に上ローラ1および下ローラ2に
かかる負担を軽くすることができ、ローラの耐久性を高
める事が可能になる。
【0020】また、ホストコンピュータより本スキャン
の指令を受けると、圧力調整部材6を第二調整位置へ移
動させてローラ搬送を行う。これにより、フィルム55
を比較的強くグリップし、高い搬送精度を有する搬送が
可能になる。また制御部は、高速粗読み時のみでなく、
本スキャン以外のフィルム搬送時、すなわち指定コマへ
の移動や終了時の全コマの巻き取り等の指令を受ける
と、全て圧力調整部材6を第一調整位置へ移動させ、低
圧ローラにて搬送駆動する。
【0021】なお、本実施形態では圧力の調整を2段階
として説明したが、圧力調整部材6の回転角を第一調整
位置から第二調整位置までの間で任意とすることで、ロ
ーラ1によるフィルム55の保持圧力を第一調整位置に
おける最小値から第二調整位置における最大値までの間
で連続的に変化させることも可能である。また、圧力調
整部材の回転角を略90度として説明したが、90度以
上の回転角を有する構成でも良い。但し、バネ5のバネ
力は、圧力調整部材6が第一調整位置から180度回転
した位置にある時が最大となるので、180度以上の回
転角を有する必要は無い。また、圧力調整部材6をスキ
ャナの読み取りピッチに応じて調整させても良い。
【0022】上記構成にすることで、読み取りスピード
を優先する粗読み時にはフィルム保持圧力を低くして上
ローラ1および下ローラ2の耐久性を確保し、本スキャ
ン時にはフィルム保持圧力を高くして搬送精度を高め
た。これにより、ローラの耐久性とフィルムの搬送精度
を両立することが可能になる。
【0023】
【発明の効果】以上により、本スキャン時にも強力なグ
リップ力を得られる一方で、必要でないときには低圧保
持に変化させることで高速搬送に対する耐久性も両立す
ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る画像読み取り装置
の、フィルム保持圧力が低い状態を示す断面透視図であ
る。
【図2】 本発明の一実施形態に係る画像読み取り装置
の、フィルム保持圧力が高い状態を示す断面透視図であ
る。
【図3】 本発明の一実施形態に係る画像読み取り装置
に取り付け可能な磁気記録部を有するフィルムを示す図
である。
【符号の説明】
1:上ローラ 2:下ローラ 3:レバー部材 4:レバー部材3の回転中心 5:バネ 6:圧力調整部材 6a:圧力調整部材6のバネ引っかけ部 6b:圧力調整部材6の回転中心 6c:圧力調整部材6のギア部 7:圧力調整部材駆動モータ 8:駆動ギア 9:搬送モータ 10:照明部 11:ミラー 12:投影光学系 13:CCD 14:磁気ヘッド 15:光学センサ 16:フィルム読み取り手段 17:巻き取りスプール 20:カートリッジ装填室 51:フィルムカートリッジ 52:スプール 53:パーフォレーション 54:磁気記録部 55:フィルム 100:スキャナ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送装置によってフィルム状の原稿を読
    取部へ搬送し、原稿を読み取る画像読み取り装置におい
    て、 前記搬送装置は、 前記フィルムを相互に押圧保持して搬送する一組のロー
    ラと、 前記ローラのフィルム保持圧力を調整する圧力調整部材
    とを有することを特徴とする画像読み取り装置。
  2. 【請求項2】 前記画像読み取り装置は、前記搬送装置
    の動作を制御する制御部を更に有し、前記制御部は、前
    記フィルムを高速で搬送する際には前記圧力調整部材を
    低圧力側に調整し、前記フィルムを精度良く搬送する際
    には前記圧力調整部材を高圧力側に調整することを特徴
    とする請求項1に記載の画像読み取り装置。
  3. 【請求項3】 前記制御部は、前記フィルムの読み取り
    ピッチに応じて前記圧力調整部材を調整することを特徴
    とする請求項1に記載の画像入力装置。
JP8179047A 1996-07-09 1996-07-09 画像読み取り装置 Pending JPH1023195A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8179047A JPH1023195A (ja) 1996-07-09 1996-07-09 画像読み取り装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP8179047A JPH1023195A (ja) 1996-07-09 1996-07-09 画像読み取り装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1023195A true JPH1023195A (ja) 1998-01-23

Family

ID=16059201

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8179047A Pending JPH1023195A (ja) 1996-07-09 1996-07-09 画像読み取り装置

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JP (1) JPH1023195A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115914482A (zh) * 2021-09-30 2023-04-04 精工爱普生株式会社 图像读取装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115914482A (zh) * 2021-09-30 2023-04-04 精工爱普生株式会社 图像读取装置

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