JPH10231619A - 型枠用のパネル、建築物の地下外周壁の構造および建築物の地下外周壁の形成方法 - Google Patents

型枠用のパネル、建築物の地下外周壁の構造および建築物の地下外周壁の形成方法

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JPH10231619A
JPH10231619A JP3578497A JP3578497A JPH10231619A JP H10231619 A JPH10231619 A JP H10231619A JP 3578497 A JP3578497 A JP 3578497A JP 3578497 A JP3578497 A JP 3578497A JP H10231619 A JPH10231619 A JP H10231619A
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panel
wall
concrete
outer peripheral
water
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JP3578497A
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Yoshinori Kuroda
芳憲 黒田
Koji Fukuda
孝治 福田
Takeshi Katamoto
武士 片本
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Nozawa Corp
Original Assignee
Nozawa Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部からの湧き水が屋内に浸入するのを防止
するとともに、工期の短縮および建築物地下の屋内スペ
ースの拡大を図る。 【解決手段】 型枠用のパネル10は、矩形をなすパネ
ル本体11と、パネル本体11の片面側に、このパネル
本体11の上端部111a、下端部111b間にわたっ
て形成された排水溝12と、パネル本体11の片面に排
水溝12を覆うように設けられた透水布16とを備えて
構成される。また山留め壁の壁面の外側に形成されたコ
ンクリート壁と、コンクリート壁の山留め壁と反対側
に、このコンクリート壁に固着され状態で配置された複
数枚の上記パネル10とから地下外周壁が構成される。
このときパネル10は、透水布16側をコンクリート壁
に向けた状態でこのコンクリート壁に固着される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は型枠用のパネルとこ
のパネルを備えた建築物の地下外周壁の構造と建築物の
地下外周壁の形成方法とに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、建築物の地下外周壁を構築するに
あたっては、まず親杭横矢板工法や地下連続壁工法等の
山止め壁工法を用いて山止め壁を形成し、次いで山止め
壁に例えばアンカー方式を用いてセパレータを固定す
る。続いて山止め壁の壁面の外側にセパレータを介して
型枠を配置し、型枠と山止め壁との間に躯体コンクリー
トを打設する。そして、躯体コンクリートが硬化した後
に型枠を解体する。このことによって躯体コンクリート
からなる地下外周壁が構築されるが、外部からの湧き水
を地下外周壁から屋内に浸入させないために、さらに地
下外周壁の屋内側にコンクリートブロックまたは薄物の
押出成形セメント板の二重壁を施工している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
建築物の地下外周壁の形成方法では、型枠の解体工程が
あり、また型枠の解体後に新たに二重壁を設ける必要が
あるため、工期が長いという不都合がある。また地下外
周壁の屋内側に二重壁を設けることから、その空間分だ
け建築物地下の屋内スペースが狭くなるといった難点も
ある。したがって、工期の短縮および建築物地下の屋内
スペースの拡大を図ることができ、しかも外部からの湧
き水が屋内に浸入するのを防止できる地下外周壁の開発
が切望されている。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで上記課題を解決す
るための本発明に係る型枠用のパネルは、矩形をなすパ
ネル本体と、パネル本体の片面側に、このパネル本体の
一方の対向する端部間にわたって形成された排水溝と、
パネル本体の片面に排水溝を覆うように設けられた透水
布とを備えたことを特徴とする。
【0005】この発明のパネルでは、片面側に排水溝が
形成されかつ排水溝を覆って透水布が設けられているこ
とから、コンクリートの打ち込みの型枠として透水布側
をコンクリート打ち込み側に向けかつ排水溝の長さ方向
を上下方向に向けてパネルを配置し、コンクリートを打
ち込んだ場合、コンクリートからの湧き水が透水布を介
して排水溝に入る。そして排水溝によって下方に導かれ
パネル外に排出される。したがってパネルは、パネルの
コンクリート打ち込み側と反対側に湧き水が漏水するこ
とが防止されるものとなる。また、排水溝を覆って透水
布が設けられているため、コンクリートによって排水溝
が埋め込まれることがない。
【0006】また本発明に係る建築物の地下外周壁の構
造は、山留め壁の壁面の外側に形成されたコンクリート
壁と、コンクリート壁の山留め壁と反対側に、このコン
クリート壁に固着された状態で配置されたパネルとから
なる地下外周壁を備えている。上記パネルは、パネル本
体の片面側にパネル本体の上端部から下端部にわたって
形成された排水溝と、パネル本体の片面に排水溝を覆う
ように設けられた透水布とを有したもので、上記透水布
側をコンクリート壁に向けた状態でこのコンクリート壁
に固着されているとともに互いに側端面同士を突き合わ
せた状態で複数枚配置されてなり、パネルの下方には、
上記排水溝を通って流れ落ちた水を受けて外部に排出す
るための排出部が形成されている。
【0007】この発明に係る建築物の地下外周壁の構造
では、コンクリート壁の山留め壁とは反対側に透水布側
を向けかつコンクリート壁に固着された状態でパネルが
設けられているので、外部からあるいはコンクリート壁
からの湧き水はパネルの透水布を通過して排水溝に入
る。そして、排水溝を通って排出部へと流れ落ち、排水
部から排出される。よって、地下外周壁の山止め壁とは
反対側の屋内側に二重壁を設けなくても、屋内側に湧き
水が漏水することが防止される。また、コンクリート壁
とコンクリート壁に固着されたパネルとから地下外周壁
が構成されているため、地下外周壁の形成に際してコン
クリート打設後のパネルの解体が不要になる。
【0008】本発明に係る建築物の地下外周壁の形成方
法は、まず、予め構築された山止め壁の壁面の外側に間
隔をあけて型枠を配置する。その際には、型枠として、
パネル本体の片面側にこのパネル本体の上端部から下端
部にわたって排水溝が形成されるとともにパネル本体の
片面に排水溝を覆うように透水布が設けられたパネルを
用い、このパネルの透水布側を山止め壁に向けた状態で
山止め壁の壁面の外側にパネルを配置する。そして山止
め壁と型枠との間にコンクリートを打ち込んで硬化させ
ることにより、硬化したコンクリートとこのコンクリー
トに固着された型枠とからなる建築物の地下外周壁を形
成する。
【0009】この発明に係る地下外周壁の形成方法で
は、コンクリート壁を形成すると同時にコンクリート壁
にパネルを固着させてコンクリート壁とパネルとからな
る地下外周壁を形成するため、パネルを解体する工程が
省略される。またコンクリート壁の山留め壁とは反対側
に透水布側を向けた状態でパネルを配置してコンクリー
トを打設するため、外部からあるいはコンクリート壁か
ら湧き水が生じても、パネルの透水布を通過して排水溝
に入り、排水溝を通って下方へと排出される地下外周壁
が得られる。さらにコンクリート壁を形成すると同時に
コンクリート壁にパネルを固着させて地下外周壁を形成
するので、コンクリートの硬化後にパネルが剥がれる等
の危険性がなく、非常に安全性が高い。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る型枠用のパネ
ル、建築物の地下外周壁の構造および建築物の地下外周
壁の形成方法の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係る型枠用のパネルの一実施形態を示す
側面図である。図1に示すようにこのパネル10は、パ
ネル本体11と、パネル本体11に形成された排水溝1
2、中空部13、目地溝14および係合部15と、パネ
ル本体11の片面側に貼着された透水布16とを備えて
構成されている。
【0011】上記パネル本体11は、耐水性に優れ、曲
げ剛性が高い例えばセメント等の水硬性材料で形成され
た矩形板材からなっている。また排水溝12は、パネル
10を後述する地下外周壁の形成に用いた場合にコンク
リート等からの湧き水を外部へと排出させるためのもの
である。パネル本体11の片面側、つまり透水布16側
が貼着された面側にパネル本体11の一方の対向する端
部111a、111b間にわたって形成されているとと
もに、パネル本体11の他方の対向する端部112a、
112b間に互いに間隔をあけて複数形成されている。
この排水溝12のうち、端部112a、112b側の排
水溝12は、中間部の溝幅よりも狭く形成されている。
ここで中間部の排水溝12は、このパネル10を用いて
地下外周壁を形成する場合で山止め壁とパネル10の上
記片面との間にコンクリートを打ち込む際、上記パネル
本体11の片面側に貼着された透水布16がコンクリー
トによってたわみ、コンクリートが排水溝12内に入り
込むのを防止できる間隔および幅に形成されている。ま
た端部112a、112b側の排水溝12は、後述する
目地クリップの係止部が入り、かつ透水布16なしでコ
ンクリートが入り込むのを防止できる幅に形成されてい
る。
【0012】なお、本実施形態のパネル10は、地下外
周壁の形成に用いられる場合に排水溝12の長さ方向が
上下方向となるように配置されるため、以下においては
パネル本体11の一方の対向する端部111a、111
bをそれぞれ上端部111a、下端部111bとし、他
方の対向する端部112a、112bをそれぞれ側端部
112a、112bとして説明する。
【0013】パネル10中央部にはセパレータ取付部が
設けられており、その内部は中空になっている。この取
付部は、パネル10の標準取付時(図3参照)におけ
る、セパレータ取付強度を保つためのものである。また
中空部13は、パネル10自体の重量を低減するため、
およびパネル10を地下外周壁の形成に用いた場合に取
り付ける後述する受け金物を挿入固定するための目的で
設けられたものである。この中空部13は、パネル本体
11の内部でかつ側端部112a、112b間の略中央
に、上端部111a、下端部111b間にわたって設け
られているとともに上端面111c、下端面111dに
それぞれ開口した状態で形成されている。また目地溝1
4は、後述する防水パッキングを挿入するための溝であ
り、パネル本体11の側端面112c、112dにそれ
ぞれ、側端部112a、112bの長さ方向に沿って形
成されている。
【0014】さらに係合部15は、パネル10を地下外
周壁の形成に用いた場合に取り付ける後述する目地クリ
ップを係止するために設けられたもので、パネル本体1
1の複数の排水溝12のうち、少なくとも一つの排水溝
12の内面でかつ側端部112a、112b側に形成さ
れている。ここでは、パネル本体11の排水溝12の内
面を形成するリブ113のうち、最も側端部112a、
112b側のリブ113に鉤状の係合部15が形成され
ている。
【0015】一方、透水布16は、山止め壁とパネル1
0の上記排水溝12が形成された片面との間にコンクリ
ートを打ち込む際、コンクリートで排水溝12が埋め込
まれないようにパネル本体11の片面に貼着されたもの
で、したがって中間部の排水溝12を覆うように設けら
れている。このような透水布16は、透水性に優れた例
えば不織布で形成されている。
【0016】上記のごとく構成された型枠用のパネル1
0は、例えば金型を用いて水硬性材料を押し出し成形す
ることによって、パネル本体11、排水溝12、中空部
13、目地溝14および係合部15が同時に形成され、
その後、パネル本体11の片面に透水布16を貼り付け
加工することによって製造される。そして建築物の外周
壁を構築する際には、例えば複数枚のパネル10が、そ
の側端面112c、112d同士を突き合わせた状態で
配置される。
【0017】このパネル10では、片面側に排水溝12
が形成されていることから、コンクリートの打ち込みの
型枠として透水布16側をコンクリート打ち込み側に向
けかつ排水溝12の長さ方向を上下方向に向けて配置
し、コンクリートを打ち込んだ場合、コンクリートから
の湧き水を排水溝12によって下方に導くことができ
る。このとき、排水溝12を覆って透水布16が設けら
れているため、コンクリートによって排水溝12が埋め
込まれることはない。よって、パネル10の下方に湧き
水の排出部を設けておけば、従来のように二重壁を設け
なくてもパネル10によって湧き水をパネル10の下方
から排出できるため、パネル10のコンクリート打ち込
み側とは反対側に形成される屋内側に湧き水が漏水する
のを防止することができる。
【0018】また排水溝12が複数設けられているの
で、コンクリートの入り込みをより防止するために一つ
の排水溝12の幅を狭く形成しても効率良くかつ均一に
排水を処理することができるものとなる。さらにパネル
10は、水硬性材料を押し出し成形することによって形
成されたものであることから、十分な剛性を有しかつ曲
げ剛性が高いため、コンクリート打ち込み型枠とともに
地下外周壁の構成材としても非常に有効なものとなる。
また現在では熱帯雨林保護のため、合板からなる型枠の
使用が問題になっているが、パネル10はセメント系の
押出成形板からなるため、この点においても優れてい
る。しかもパネル10はほとんどが工場等で予め加工さ
れるため、現場での残材や廃材の発生が少なくて済むと
いった効果も得ることができる。
【0019】次に、上記の型枠用のパネル10を用いた
建築物の地下外周壁の形成に基づき、本発明方法の実施
形態を説明する。図2〜図4は実施形態に係る建築物の
地下外周壁の形成方法を示す図であり、図2は地下外周
壁の上端部側の側断面図、図3は拡大平断面図、図4は
地下外周壁の下端部側の拡大側断面図である。また図5
は形成された地下外周壁の下端部側の構造を示す側断面
図である。
【0020】まず図2に示すように、地下外周壁の形成
に先立ち、予め山止め壁工法の一つである地下連続壁工
法にて建築物地下壁の外周位置にコンクリートの地下連
続壁からなる山止め壁20を形成する。これとともに、
山止め壁20にアンカー30を打ち込み、アンカー30
にセパレータ32を取り付けておく。図2ではセパレー
タ32として、例えば途中に長さが調節できる調節ナッ
ト32aが設けられ、これによってパネル10と山止め
壁20との間を所定の間隔に保持できるものを用いた場
合を示してある。
【0021】また図4に示すように山止め壁20の形成
とともにコンクリートからなるスラブ面21を形成し、
スラブ面21上のパネル10を配置する位置、つまり山
止め壁20の内側に桟木31を設ける。この桟木31の
上面位置は、パネル10の下端部111bの位置となる
もので、後に形成する図5に示す床面22よりも低い位
置となるように設定する。またスラブ面21を形成する
際には図5に示すように、スラブ面21に排水口41を
形成するとともにスラブ面21を形成するコンクリート
内部に排水口41に接続された排水パイプ42と、排水
パネル42に接続された排水ピット43とを埋設する。
【0022】一方、パネル10には、上記のように山止
め壁20に固定されたセパレータ32に合わせてセパレ
ータ32挿入用のセパレータ孔17(図5参照)を穿設
する。これとともに、図3に示すように側端面112
c、112dを突き合わせて配置される隣り合うパネル
10、10のうち、一方のパネル10の側端面112
a、112bの目地溝14に防水パッキング33を張り
付ける。防水パッキング33としては、後述のコンクリ
ート打設の際に、パネル10相互によって形成される目
地部分からノロが浸入したりコンクリートからの湧き水
が建築物地下の屋内側に漏水するのを防止するものであ
れば種々の材料のものを用いることができる。ここで
は、耐水、耐候性に優れたEPDM(エチレンプロピレ
ンゴム)の発砲体を用いる。
【0023】さらに図4に示すように、パネル10の下
端部111b側でかつ中空部13の形成位置に受け金物
34を取り付ける。受け金物34は、図6に示すように
例えば矩形をなす横板341aと、横板341aの一側
辺から上方に立ち上がった縦板341bとからなる側面
視略L字状の受け部341と、受け部341の横板34
1aでかつ上記一側辺に対向する側辺側に上方に延びて
形成された側面視略U字状の挿入部342とからなる。
また錆難い材料、例えばステンレスで形成されている。
【0024】このような受け金物34は、図4に示すよ
うに挿入部342をパネル10の中空部13にパネル本
体11の下端部111bから横板34aが下端面111
dに当接するまで挿入し、かつ縦板341bが透水布1
6側に配置されるようにしてパネル10に取り付ける。
なお、上記受け部341の横板341aは、後述するご
とく山止め壁20の壁面の外側に透水布16側を向けた
状態でパネル10を配置した場合に、パネル本体11の
下端面111dに当接するとともにこの当接部分から山
留め壁20側に延びる大きさに形成される。すなわち、
横板341aは、パネル本体11の下端面111dとの
当接部分から後にパネル10と山留め壁20との間に形
成するコンクリート壁2側に延び、この延出部分がコン
クリート壁2に埋設される大きさに形成される。
【0025】地下外周壁の形成にあたっては、こうして
セパレータ孔17が穿設され、防水パッキング33が張
り付けられ、受け金物34が取り付けられた型枠用のパ
ネル10を複数枚、図4に示すように床面21上の桟木
22に乗せ、山止め壁20の壁面の外側に配置する。こ
の複数枚のパネル10の配置は、パネル10の透水布1
6側を山止め壁20に向け、かつ側端面112a、11
2b同士を突き合わせた状態で行う。パネル10の下端
部111bには受け金物34が取り付けられていること
から、パネル10の下端部111bと桟木22との間に
は受け金物34が配置されることになる。またパネル1
0の側端面112a、112b同士が突き合わされた目
地部分の目地溝14内には防水パッキング33が装着さ
れる。
【0026】そして、レベル調整しながらセパレータ3
2をパネル10のセパレータ孔17に挿入し、角パイプ
36を介しフォームタイ37にて固定する。なお、セパ
レータ32のパネル10の透水布16との当接部分に
は、例えばPコン等の取り付け部品35を介在させる。
さらに図3に示すように、隣り合うパネル10が突き合
わされて形成された目地部分の山留め壁20側、すなわ
ちコンクリート壁2が形成される側に目地クリップ38
をパネル10の上下2か所に取り付ける。
【0027】目地クリップ38は、図3および図7に示
すように、一対の係止部381aおよび連結部381b
からなるクリップ部381と支持部382とを備えて構
成されている。一対の係止部38は、パネル10の面に
対して交差する状態で間隔をあけて配置されかつ互いに
隣り合うパネル10のそれぞれの係合部15に係合する
ように形成されており、また連結部381bは一対の係
止部38の山留め壁側を連結するように例えば板状に形
成されている。よって、一対の係止部381aおよび連
結部381bからなるクリップ部381は、平面視略コ
字形に形成されて隣り合うパネル10のリブ113を挟
み込んで固定するようになっている。また連結部381
bの一対の係止部381a間の略中央位置から係止部3
81aと反対側、つまり山留め壁20側に例えば板状の
支持部382が延びて形成されており、支持部382の
先端は略直角に折曲されている。さらに目地クリップ3
8は錆難い材料、例えばステンレスで形成されている。
【0028】また上記の目地クリップ38の取り付けを
行う一方、パネル10の排水溝12および中空部13か
らパネル10内部へコンクリートが浸入するのを防止す
るために、パネル10の上端面11cにノロ止めアング
ル39(図11参照)またはテープを張り付ける。そし
て、パネル10と山止め壁20との間にコンクリートを
打ち込んで硬化させることにより、硬化したコンクリー
ト壁2とこのコンクリート壁2に固着されたパネル10
とからなる建築物の地下外周壁1を形成する。なお、セ
パレータ32、受け金物34の横板341aの一部およ
び縦板341b、目地クリップ38の支持部382は、
パネル10よりも山留め壁20側に延出していたことか
らコンクリート壁2に埋設されてコンクリート壁2と一
体化されることになる。
【0029】次いで図5に示すように、フォームタイ3
7および角パイプ36を取り外し、セパレータ孔17に
埋め込み材40を埋め込む。この後、パネル10の下方
に、排水溝12を通って流れ落ちた水を受けて外部に排
出するための排出部60を形成するとともに、パネル1
0の下端部111bよりも上方位置にコンクリートの床
面22を形成する。ここでは、コンクリートの打設によ
り、前記スラブ面21の排水口41を外部に露出させた
溝状の排出部60を形成する。
【0030】上記のように形成される地下外周壁1の構
造においては、コンクリート壁2の山留め壁20とは反
対側に、透水布16側を向けかつコンクリート壁2に一
体的に固着された状態でパネル10が設けられているの
で、外部からあるいはコンクリート壁2からの湧き水は
パネル10の透水布16を通過して排水溝12に入る。
そして、排水溝12を通って排出部60へと流れ落ち、
排水口41から排水パイプ42を介して排水ピット43
へと排出される。よって、従来のように地下外周壁を施
工した後にさらに地下外周壁の屋内側に二重壁を設けな
くても、屋内側に湧き水が漏水するのを防止することが
できる。
【0031】また、コンクリート壁2とコンクリート壁
2に一体的に固着されたパネル10とから地下外周壁1
が構成されており、パネル10を型枠とともに仕上げ材
として使用するので、コンクリート打設後のパネル10
の解体が不要である。この結果、パネル10の解体と二
重壁の施工とを省略できるため、工期の短縮を図れるも
のとなる。さらに二重壁を設ける必要がないため、その
分、建築物地下の屋内スペースを拡大できる等、地下ス
ペースを有効に活用できる。
【0032】また上記した地下外周壁1の構造にあって
は、パネル10のパネル本体11の下端部111bに、
受け部341の一部がコンクリート壁2に埋設された受
け金物34が取り付けられているので、パネル10の自
重が受け金物34によって受けられることになる。この
ため、パネル10の滑り落ちを防止できるとともに、コ
ンクリート打設後にコンクリート壁2からのパネル10
の剥がれを防止することができる。
【0033】また隣り合うパネル10、10がなす目地
部分に目地クリップ38が取り付けられているので、コ
ンクリートを打設するに際して目地の開きを防止できる
とともに、施工性の向上を図ることができる。また目地
クリップ38の支持部382がコンクリート壁2に埋設
されていることから、パネル10とコンクリート壁2と
の一体性をより強固とすることができる。さらに隣り合
うパネル10、10がなす目地部分において目地溝14
内には防水パッキング33が装着されているため、コン
クリートを打設するに際しての目地部分から屋内側への
ノロの浸入を防止でき、また目地部分から屋内側への漏
水を防止することができる。
【0034】実施形態の地下外周壁1の形成方法にあっ
ては、パネル10を解体することなくコンクリート壁2
とパネル10とからなる地下外周壁1を形成するので、
従来に比較して工期を短縮することができる。また上記
方法はコンクリート壁2に一体的にパネル10を固着す
ることによって地下外周壁1を形成するので、コンクリ
ート壁2の硬化後にパネル10が剥がれる等の危険性が
なく安全に実施できるといった効果も得られる。また、
上記実施形態では、両端の排水溝には透水布を貼らない
ものとしたが、これに限定されるものでなく、全面に透
水布を貼ったものでもよい。
【0035】なお、上記実施形態では、山止め壁を地下
連続壁工法にて施工されたものとしたが、これに限定さ
れるものでなく、例えば親杭横矢板工法にて施工された
親杭横矢板からなるものとしてもよいのはもちろんであ
る。また山止め壁にセパレータを固定する方法をアンカ
ー方式以外の方法、例えば山止め壁が親杭横矢板からな
るものであれば、親杭に溶接あるいは金具でセパレータ
を固定する、または横矢板にセパレータを固定すること
も可能である。またその他、コンクリート床に支柱受け
を固定し、サポートにてパネルを突っ張る、斜め支柱方
式等を用いてパネルを支持してもよい。
【0036】さらに上記実施形態では、パネル10の下
方に形成した湧き水の排出部60を排水口41を外部に
露出させるように溝状に形成した場合について述べた
が、例えば図8に示すような排出部61としてもよい。
すなわち、パネル10の下端部111b側でかつ透水布
16と反対側の面、つまり屋内側の面に横板と縦板とか
らなる側面視略L字状のノロ止めアングル44が取り付
けられている。また屋内側のスラブ面21上に、アング
ル44の横板の下面に一端が当接する状態で波状の折板
45が設けられており、折板45上にコンクリートが打
設されてパネル10の下端部111bより上方位置にコ
ンクリートの床面22が形成されている。この場合に
は、パネル10の下端面111dに取り付けられている
受け金物34と折板45とスラブ面21とによって、パ
ネル10の下方に湧き水の排出部61が形成され、パネ
ル10の排水溝12を流れ落ちてきた湧き水が排出部6
1を介して外部に排出される。
【0037】また上記実施形態では、柱や梁との取り合
いのない部分における地下外周壁1の構造および形成方
法について述べたが、柱取り合い部では例えば図9のよ
うにしてパネル10および柱型枠46を配置さしコンク
リートを打設することにより、図10に示すように地下
外周壁1とこれに連続する柱23とを形成することがで
きる。
【0038】まず、上記実施形態と同様にして山止め壁
20の壁面の外側にパネル10を配置する。この際、セ
パレータ32のパネル10の透水布16との当接部分に
は例えばスチール製の取り付け部品47を介在させる。
またパネル10の透水布16側とは反対側の面でかつ柱
23を形成する側の側端部112a(112b)近傍
に、パネル10の面に対して略直角にかつこの面に当接
するように柱型枠46を配置し、さらにこの柱型枠46
に対して略直角に他の柱型枠46を配置する。なお、従
来と同様に山止め壁20と柱型枠46との間にはセパレ
ータ32を介装し、セパレータ32を桟木48および角
パイプ36を介してフォームタイ37にて固定する。ま
たパネル10に当接させる柱型枠46は、パネル10の
側端部112a(112b)よりも例えば10mm〜1
5mm程度パネル10の中央よりに配置する。
【0039】その後は、パネル10と柱型枠46と山止
め壁20との間にコンクリートを打設し、コンクリート
の硬化後に柱型枠46、桟木48、角パイプ36および
フォームタイ37等を取り外し、図10に示すようにセ
パレータ孔17に埋め込み材40を埋め込むことによっ
て、コンクリート壁2とパネル10とからなる地下外周
壁1とこれに連続するコンクリートの柱23とが形成さ
れる。
【0040】一方、梁取り合い部では例えば図11のよ
うにしてパネル10および梁型枠49が配置されてコン
クリートが打設されることにより、図12に示すように
地下外周壁1とこれに連続する梁24とを形成すること
ができる。まず、上記実施形態と同様にして山止め壁2
0の壁面の外側にパネル10を配置する。またパネル1
0の透水布16側とは反対側の面でかつ上端部111a
近傍に、パネル10の面に対して略直角にかつこの面に
当接するように梁型枠49を配置し、さらにこの梁型枠
49に対して略垂直に他の梁型枠49を配置する。な
お、従来と同様に山止め壁20と他の梁型枠49との間
にはセパレータ32を介装し、セパレータ32を桟木4
8および角パイプ36を介してフォームタイ37にて固
定する。またパネル10に当接させる梁型枠49は、パ
ネル10の上端部111aよりも例えば10mm〜20
mm程度下がった位置に配置し、桟木48および端太角
50を介してサポート51で支持する。
【0041】その後は、パネル10と梁型枠49と山止
め壁20との間にコンクリートを打設し、コンクリート
の硬化後に梁型枠49、桟木48、端太角50、角パイ
プ36およびフォームタイ37等を取り外し、図12に
示すようにセパレータ孔17に埋め込み材40を埋め込
むことによって、コンクリート壁2とパネル10とから
なる地下外周壁1とこれに連続するコンクリートの梁2
4とが形成される。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る型枠用
のパネルでは、片面側に排水溝が形成されかつ排水溝を
覆う透水布が設けられているので、地下外周壁形成のた
めのコンクリートの打ち込みの型枠として透水布側をコ
ンクリート打ち込み側に向けかつ排水溝の長さ方向を上
下方向に向けてパネルを配置し、コンクリートを打ち込
んだ場合、排水溝がコンクリートによって埋め込まれる
ことなく、コンクリートからの湧き水を排水溝を介して
パネルの下方から外部に排出させることができる。よっ
て、パネルを型枠とともに地下外周壁の構成材として用
いれば、地下外周壁の屋内側に従来のように二重壁を設
けなくても、パネルのコンクリート打ち込み側とは反対
側に湧き水が漏水するのを防止することができる。
【0043】また本発明に係る建築物の地下外周壁の構
造では、コンクリート壁の山留め壁とは反対側に、透水
布側を向けかつコンクリート壁に固着された状態でパネ
ルが設けられているので、外部からあるいはコンクリー
ト壁からの湧き水をパネルの透水布および排水溝を介し
て排水部へと排出することができる。よって、地下外周
壁の屋内側に二重壁を設けなくても、屋内側に湧き水が
漏水するのを防止することができる。またパネルも地下
外周壁が構成材となるため、地下外周壁の形成に際して
コンクリート打設後のパネルの解体を省略することがで
きる。
【0044】本発明に係る地下外周壁の形成方法では、
コンクリート壁を形成すると同時にコンクリート壁にパ
ネルを固着させて地下外周壁を形成するので、パネルを
解体する工程を省略できる。またコンクリート壁の山留
め壁とは反対側に透水布側を向けた状態でパネルを配置
してコンクリートを打設するため、外部からあるいはコ
ンクリート壁からの湧き水がパネルの透水布および排水
溝を介して下方へと排出される地下外周壁を得ることが
できる。さらにコンクリート壁にパネルが固着されてな
る地下外周壁を形成するので、安全に施工することがで
きる。したがって本発明に係る型枠用のパネル、建築物
の地下外周壁の構造および建築物の地下外周壁の形成方
法によれば、パネルの解体と二重壁の施工とを省略でき
るため、工期の短縮を図れるとともに、二重壁を設ける
必要がないため、その分、建築物地下の屋内スペースを
拡大できる等、地下スペースを有効に活用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る型枠用のパネルの一実施形態を示
す側面図である。
【図2】本発明に係る建築物の地下外周壁の形成方法の
一実施形態を示す図であり、セパレータの固定例を示す
図である。
【図3】本発明に係る建築物の地下外周壁の形成方法の
一実施形態を示す要部平断面図である。
【図4】本発明に係る建築物の地下外周壁の形成方法の
一実施形態を示す図であり、地下外周壁の下端部側の側
断面図である。
【図5】本発明に係る建築物の地下外周壁の構造の一実
施形態を示す図であり、地下外周壁の下端部側の構造を
示す側断面図である。
【図6】受け金物の一例を示す斜視図である。
【図7】目地クリップの一例を示す斜視図である。
【図8】実施形態に係る地下外周壁の構造の変形例を示
す図であり、地下外周壁の下端部側の構造を示す側断面
図である。
【図9】柱取り合い部における地下外周壁の形成方法の
一例を示す平断面図である。
【図10】柱取り合い部における地下外周壁の構造の一
例を示す平断面図である。
【図11】梁取り合い部における地下外周壁の形成方法
の一例を示す側断面図である。
【図12】梁取り合い部における地下外周壁の構造を示
す平断面図である。
【符号の説明】
1 地下外周壁 2 コンクリート壁 10 パネル 11 パネル本体 12 排水溝 13 中空部 14 目地溝 15 係合部 16 透水布 20 山止め壁 33 防水パッキング 34 受け金物 38 目地クリップ 60、61 排出部 111a 上端部 111b 下端部 111c 上端面 111d 下端面 112a、112b 側端部 112c、112d 側端面 341 受け部 342 挿入部 381 クリップ部 381a 受け部 381b 連結部 382 支持部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 矩形をなすパネル本体と、 前記パネル本体の片面側に、該パネル本体の一方の対向
    する端部間にわたって形成された排水溝と、 前記パネル本体の片面に前記排水溝を覆うように設けら
    れた透水布とを備えたことを特徴とする型枠用のパネ
    ル。
  2. 【請求項2】 前記排水溝は、前記パネル本体の他方の
    対向する端部間に互いに間隔をあけて複数形成されてな
    ることを特徴とする請求項1記載の型枠用のパネル。
  3. 【請求項3】 山留め壁の壁面の外側に形成されたコン
    クリート壁と、該コンクリート壁の前記山留め壁と反対
    側に、このコンクリート壁に固着されたパネルとからな
    る地下外周壁を備え、 前記パネルは、矩形をなすパネル本体の片面側に該パネ
    ル本体の上端部から下端部にわたって形成された排水溝
    と、前記パネル本体の片面に前記排水溝を覆うように設
    けられた透水布とを有したもので、前記透水布側を前記
    コンクリート壁に向けた状態で該コンクリート壁に固着
    されるとともに、互いに側端面同士を突き合わせた状態
    で複数枚配置されてなり、 前記パネルの下方には、前記排水溝を通って流れ落ちた
    水を受けて外部に排出するための排出部が形成されてい
    ることを特徴とする建築物の地下外周壁の構造。
  4. 【請求項4】 前記パネルは、前記排水溝が前記パネル
    本体の両側端部間に互いに間隔をあけて複数形成される
    とともに、該複数の排水溝の少なくとも一つの排水溝の
    内面でかつ前記側端面側に係合部が設けられたもので、 互いに隣り合う前記パネルの側端面同士が突き合わされ
    て形成された目地部分には、前記コンクリート壁側に目
    地クリップが取り付けられ、 該目地クリップは、前記パネルの面に対して交差する状
    態で間隔をあけて配置されかつ前記互いに隣り合うパネ
    ルのそれぞれの前記係合部に係合した一対の係止部と該
    一対の係止部の前記コンクリート壁側を連結する連結部
    とからなるクリップ部と、前記連結部から前記コンクリ
    ート壁に向けて延びて形成されて該コンクリート壁に埋
    設された支持部とからなることを特徴とする請求項3記
    載の建築物の地下外周壁の構造。
  5. 【請求項5】 前記パネルは、そのパネル本体の内部に
    該パネル本体の下端面に開口した中空部が形成されたも
    ので、 前記パネルには、前記パネル本体の下端面に当接すると
    ともにこの当接部分から前記コンクリート壁側に延びて
    形成されてこの延出部分が前記コンクリート壁に埋設さ
    れた受け部と、該受け部の前記当接部分から上方に延び
    かつ前記中空部に挿入された挿入部とからなる受け金物
    が取り付けられていることを特徴とする請求項3または
    4記載の建築物の地下外周壁の構造。
  6. 【請求項6】 前記パネルは、その両側端面にそれぞれ
    前記パネル本体の上端部から下端部にわたって目地溝が
    形成されたもので、 互いに隣り合う前記パネルの側端面同士が突き合わされ
    て形成された目地部分の前記目地溝内には、防水パッキ
    ングが装着されていることを特徴とする請求項3または
    4または5記載の建築物の地下外周壁の構造。
  7. 【請求項7】 予め構築された山止め壁の壁面の外側に
    該壁面から間隔をあけて型枠を配置する第1工程と、 前記山止め壁と前記型枠との間にコンクリートを打ち込
    んで硬化させることにより、硬化したコンクリート壁と
    このコンクリート壁に固着された前記型枠とからなる建
    築物の地下外周壁を形成する第2工程とを有し、 前記第1工程の際には、前記型枠として、パネル本体の
    片面側に該パネル本体の上端部から下端部にわたって排
    水溝が形成されるとともに前記パネル本体の片面に前記
    排水溝を覆うように透水布が設けられたパネルを用い、
    該パネルの透水布側を前記山止め壁に向けた状態で該山
    止め壁の壁面の外側に前記パネルを配置することを特徴
    とする建築物の地下外周壁の形成方法。
JP3578497A 1997-02-20 1997-02-20 型枠用のパネル、建築物の地下外周壁の構造および建築物の地下外周壁の形成方法 Pending JPH10231619A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112942812A (zh) * 2021-02-02 2021-06-11 中国建筑第八工程局有限公司 剪力墙模板的定位装置及利用该装置安装模板的方法

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