JPH10231374A - ポリエチレン系樹脂フィルム - Google Patents

ポリエチレン系樹脂フィルム

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JPH10231374A
JPH10231374A JP3651297A JP3651297A JPH10231374A JP H10231374 A JPH10231374 A JP H10231374A JP 3651297 A JP3651297 A JP 3651297A JP 3651297 A JP3651297 A JP 3651297A JP H10231374 A JPH10231374 A JP H10231374A
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JP
Japan
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film
surfactant
polyethylene
metallocene
based resin
Prior art date
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Pending
Application number
JP3651297A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidehiko Kichise
秀彦 吉瀬
Tetsuo Kuwaki
哲男 桑木
Hidetoshi Kawamura
英俊 河村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokuyama Corp
Original Assignee
Tokuyama Corp
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Publication date
Application filed by Tokuyama Corp filed Critical Tokuyama Corp
Priority to JP3651297A priority Critical patent/JPH10231374A/ja
Publication of JPH10231374A publication Critical patent/JPH10231374A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】メタロセン系触媒で重合したポリエチレン系樹
脂からなり、界面活性剤が効果的にフィルム表面で機能
し、低温保存時にも良好な防曇性を保持することができ
るフィルムを提供すること。 【解決手段】メタロセン系触媒で重合したポリエチレン
系樹脂からなるフィルムの少なくとも片面にポリグリセ
リン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、エチ
レンオキサイド付加物、脂肪族アミン等の界面活性剤を
5〜100mg/m2の存在量でコーティングする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリエチレン系樹
脂フィルムに関し、詳しくは界面活性剤がフィルム表面
で良好に機能するメタロセン系触媒で重合したポリエチ
レン系樹脂フィルムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、青果物、総菜、精肉、鮮魚などの
食品を包装するための包装用フィルムには、優れた光学
物性や変形回復性及び柔軟性、密着性等からポリ塩化ビ
ニルのフィルムが多用されてきた。しかしながら、近年
環境問題がクローズアップされるにつれ、焼却処理によ
る有害ガスの発生や、可塑剤の被包装物への移行等が問
題視され、ポリ塩化ビニルに替わる包装資材が求めら
れ、エチレン−酢酸ビニル共重合体、直鎖状低密度ポリ
エチレンからなるフィルムが用いられ始めてきた。
【0003】また、最近メタロセン系触媒を用いて重合
した直鎖状低密度ポリエチレンが開発されたが、これは
透明性、柔軟性、伸展性等に優れ、なおかつ高強度であ
る性質を有してはいるが、上記包装用フィルムとして用
いられていなかった。その理由としては、青果物などの
包装用フィルムには高レベルの防曇性が要求され、特に
低温保存時に曇りが発生せずに内容物が鮮明に見えるこ
とが要求されるが、これに対して、メタロセン系触媒を
使用した直鎖状低密度ポリエチレンは好適には対応でき
ていないことが挙げられる。
【0004】つまりメタロセン系触媒を用いて重合した
直鎖状低密度ポリエチレンは防曇剤との相溶性が高いた
め、他のポリエチレン系樹脂に添加していた界面活性剤
の量ではフィルム表面には十分にブリードアウトせず、
フィルムに高レベルの防曇性を付与することができな
い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】これを解決する方法と
して、界面活性剤の添加量を増やすことにより界面活性
剤のブリード量を増加させるる方法があるが、添加量を
増やすことにより、押出機内での滑りや分散不良のた
め、フィルムの成形が困難になる。また界面活性剤と相
溶性の悪い成分を添加することにより、防曇剤との相溶
性を低下させる方法が提案されているが、他成分を添加
することにより、メタロセン系触媒で重合したポリエチ
レンの特徴である透明性を低下させ、またフィルム強度
も低下し柔軟性等が損なわれる。
【0006】以上の背景にあって本発明は、上記問題点
を解決し、メタロセン系触媒で重合したポリエチレン系
樹脂からなり、界面活性剤が効果的に表面で機能し、低
温保存時にも良好な防曇性を保持することができるフィ
ルムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の課題に鑑み、本発
明者らは鋭意研究を続けてきた。その結果、フィルムの
表面に界面活性剤のコーティング層を形成させることに
より上記の課題が解決できることを見出し、本発明を完
成させるに至った。
【0008】即ち、本発明は、メタロセン系触媒で重合
したポリエチレン系樹脂からなるフィルムであり、少な
くとも片面に界面活性剤が5〜100mg/m2の存在
量でコーティングされてなるポリエチレン系樹脂フィル
ムである。
【0009】以下本発明を詳しく説明する。
【0010】本発明において好適に用いられるポリエチ
レン系樹脂は、メタロセン系触媒で重合したものであれ
ば何ら制限されない。すなわち、触媒として、特定の配
位子を持つメタロセン系遷移金属錯体と有機金属アルミ
ニウム化合物とからなる触媒を使用して合成したものが
制限無く使用される。ここで、該触媒成分は無機物に担
持してもかまわない。こうした製造方法としては、例え
ば特開平6−306121号公報に提案されているよう
な方法があげられる。
【0011】メタロセン系遷移金属錯体としては、VIB
族から選ばれた遷移金属(チタニウム、ジルコニウム、
ハフニウム等)に、シクロペンタジエニル基とアミドシ
ラン基またはアミドアルカンジイルとを有する配位子
と、ハロゲン原子もしくはアルキル基との結合した配位
化合物が用いられる。
【0012】有機アルミニウム化合物としては、アルキ
ルアルミニウム、または鎖状あるいは環状アルミノキサ
ン等があげられる。鎖状あるいは環状アルミノキサン
は、アルキルアルミニウムと水を接触させて生成され、
例えば重合時にアルキルアルミニウムを加えておき、後
に水を添加するか、あるいは、鎖塩の結晶水または有
機、無機化合物の吸着水とアルキルアルミニウムとを反
応させることで得られる。また上記触媒を担持させる無
機物としては、シリカゲル、ゼオライト、ケイソウ土が
あげられる。
【0013】具体的な製造方法は特に限定されるもので
はない。カミンスキー−シン型重合反応において従来技
術において知られた条件を選定し、塊状重合、懸濁法、
溶液法、スラリー法、気相法またはその他の方法で重合
したものでも良い。これらの重合はバッチ法であっても
スラリー法であっても良い。
【0014】メタロセン系触媒で重合したポリエチレン
系樹脂は、通常、低、中圧法で得られるエチレンとα−
オレフィンとの共重合体であり、具体的にはエチレンと
炭素数3〜20のα−オレフィンとのランダム共重合体
もしくはブロック共重合体が挙げられる。
【0015】ここで用いられるα−オレフィンは、例え
ばエチレン、1−ブテン、3−メチル−1−ブテン、4
−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテ
ン、1−デセン等が挙げられる。これらのα−オレフィ
ンは単独で使用しても、二つ以上組み合わせて使用して
もよい。α−オレフィンの共重合量は、30重量%以下
が好ましい。
【0016】上記ポリエチレン系樹脂の190℃でのM
Iは0.1〜20が好ましい。MIが上記範囲に入って
いる場合は、特に、フィルム製膜時の表面荒れの発生等
によるフィルム外観の悪化や透明性の悪化等が無い、ま
たフィルムの強度が低下が無い好適なフィルムが得られ
る。
【0017】上記ポリエチレン系樹脂の密度は、フィル
ムの強度、柔軟性の観点から0.88〜0.94、特に
0.89〜0.93が好ましい。
【0018】次に、本発明において好適に用いられる界
面活性剤とは、防曇剤や帯電防止剤等として使用される
る公知のものが特に制限無く使用される。一般には液状
のものが使用される。好適には、ポリグリセリン脂肪酸
エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、エチレンオキサ
イド付加物、脂肪族アミンから選ばれたものであり、こ
れらは単独で使用しても、2種類以上の組み合わせで使
用しても良い。例示すれば、ポリグリセリン脂肪酸エス
テルとしては、ポリグリセリンと脂肪酸とを1:1〜
1:4で常法によりエステル化反応して得られるもので
ポリグリセリンの有する水酸基の一部が脂肪酸とエステ
ル結合している化合物を主成分とする。ポリグリセリン
としてはモノグリセリン、ジグリセリン、トリグリセリ
ンなど重合度n=1〜10のポリグリセリンが使用でき
るが、防曇性、経済性の面から重合度n=1〜4のボリ
グリセリンが好ましい。エステルを形成させる脂肪酸と
しては、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、オ
レイン酸、ステアリン酸、ベヘン酸などの炭素数が8〜
26のもの等が挙げられ、これらの単体もしくは2種以
上の混合物が使用できるが、中でもラウリン酸、オレイ
ン酸、ステアリン酸の単体もしくは混合物が好ましい。
【0019】ソルビタン脂肪酸エステルとしては、例示
すれば、ソルビトールと脂肪酸とをモル比で1:1〜
1:2で常法によりエステル化反応して得られるもので
ソルビタンモノ脂肪酸エステル及び又はソルビタンジ脂
肪酸エステルを主成分とする。エステルを形成させる脂
肪酸としてはラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン
酸、オレイン酸、ステアリン酸、ベヘン酸などの炭素数
が8〜26のもの等が挙げられ、これらの単体もしくは
2種以上の混合物が使用できるが、中でもラウリン酸、
オレイン酸、ステアリン酸の単体もしくは混合物が好ま
しい。
【0020】エチレンオキサイド付加物としては高級ア
ルコールのエチレンオキサイド付加体、アルキルフェノ
ールのエチレンオキサイド付加体、高級脂肪酸のエチレ
ンオキサイド付加体またはポリエチレングリコールとの
エステル化合物などが好ましい。
【0021】脂肪族アミンとしては、ポリオキシエチレ
ンアルキルアミン、エタノールアルキルアミン等があ
り、アルキル基としてはラウリル基、ミリスチル基、パ
ルミチル基、オレイル基、ステアリル基などの炭素数7
〜25のものが挙げられ、中でもラウリル基、オレイル
基、ステアリル基が好ましい。
【0022】防曇性や帯電防止性をフィルムに付与する
ためには、界面活性剤を樹脂中に溶融混合し、フィルム
製膜後、フィルム表面に界面活性剤をブリードアウトさ
せる方法が一般的である。しかしながら、界面活性剤を
メタロセン系触媒で重合したポリエチレン系樹脂に溶融
混合した場合、界面活性剤と樹脂との相溶性が高いた
め、他のポリエチレン系樹脂に汎用的に添加されている
配合量ではフィルム表面には十分にブリードアウトせ
ず、フィルム表面での存在量が不足し高レベルの効果が
発現しない。また、フィルム表面に不均一に界面活性剤
がブリードするために効果の均一性が得られない。
【0023】これに対して、本発明では、かかるメタロ
セン系触媒で重合したポリエチレン系樹脂からなるフィ
ルムの少なくとも片面に、界面活性剤を5〜100mg
/m2の存在量でコーティングする。それにより、フィ
ルム表面に十分な界面活性剤量を確保することができ、
また溶融混合する方法に比べてフィルム表面に均一にこ
のものを存在させることができる。
【0024】本発明において界面活性剤をフィルム表面
にコーティングする方法は、リバースロール法、正回転
ロール法、グラビア法、キスロール法、キャスト法、ス
プレイ法、カーテン法、押出法、エアドクタ法、ブレー
ド法、ロッド法、ナイフ法、スクイズ法、含浸法などが
あるが、いかなる方法でコーティング層を設けてもかま
わない。コーティング量の調整を、界面活性剤を溶媒に
希釈することで実施しても良い。
【0025】本発明において、界面活性剤の存在量は、
5〜100mg/m2、好ましくは10〜60mg/
2、さらに好ましくは20〜50mg/m2である。こ
の範囲で存在させた場合、十分な防曇性が得られるだけ
でなく、界面活性剤の粘着によるフィルムのブロッキン
グが発生せず、またフィルムの巻ズレが発生しないので
好ましい。
【0026】本発明において、前記メタロセン系触媒で
重合したポリエチレン系樹脂からなるフィルムには、他
の熱可塑性樹脂が混合されていても良い。その混合量
は、10重量%以下、好ましくは8重量%以下であるの
が好ましい。
【0027】他の熱可塑性樹脂としては、ポリエチレン
単独重合体、エチレンと炭素数3以上のα−オレフィン
共重合体、プロピレン単独重合体、プロピレン−エチレ
ン共重合体、プロピレンと炭素数4以上のα−オレフィ
ン共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポ
リスチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリビニ
ルアルコール、フッ素系樹脂、ポリエステル、ポリアミ
ド、ポリイミド樹脂等が挙げられる。
【0028】さらに、上記フィルムには、種々の性質を
付与するために添加剤を添加してもよい。例えば、酸化
防止剤、紫外線吸収剤等の耐候剤、アンチブロッキング
剤、難燃剤、粘着剤、着色剤、艶消し剤、帯電防止剤、
酸素や炭酸ガスの吸収剤、ガス吸着剤、鮮度保持剤、消
臭剤、香料などが挙げられる。この他にも本発明の特徴
を損なわない限り、必要に応じて他の成分を添加しても
よい。
【0029】上記ポリエチレン系樹脂のフィルムへの成
形は、公知の如何なる成形法を利用しても良い。具体的
には、押出キャスト法、上向きインフレ法、下向き水冷
インフレ法、二軸テンター法、チューブラー二軸延伸法
等の方法が何等制限無く使用できる。またこうして得ら
れたフィルムは、未延伸であっても良く、また製膜後、
一軸若しくは二軸に延伸してもかまわないが、延伸倍率
は、面積倍率で40倍以下の範囲にすることが好まし
い。フィルムの厚みは、特に制限されるものではなくシ
ートと呼ばれるような厚いものまでも本発明ではフィル
ムの範疇に含むが、一般には5〜200μm、好適には
5〜50μmが良好である。
【0030】本発明において、前記界面活性剤によるコ
ーティングは、少なくともフィルムの片面であればよ
く、その場合、必要に応じて他方の面側に他の熱可塑性
樹脂からなるフィルム層を積層して多層フィルムとして
も良い。使用する他の熱可塑性樹脂としては、前記した
ものが制限無く使用される。
【0031】
【発明の効果】本発明のポリエチレン系樹脂フィルム
は、樹脂素材がよりメタロセン系触媒で重合したポリエ
チレン系樹脂であるため透明性、柔軟性に優れる。そし
て、その表面に界面活性剤をコーティングしてあるた
め、該界面活性剤がフィルム表面で良好に作用し、防曇
性等にも極めて優れる。
【0032】
【実施例】以下、本発明をさらに具体的に説明するため
に実施例を示すが、本発明はこれらの実施例になんら限
定されるものではない。
【0033】MI JIS−K7210に準じて測定した。
【0034】密度 JIS−K7112に準じて測定した。
【0035】防曇性 100ミリリットルビーカーに蒸留水を50ミリリット
ル入れた後、包装用フィルムでビーカーを覆い、0℃雰
囲気下で12時間置いた後、その外観を3段階評価し
た。
【0036】 ◎:良好(水滴つかず) ○:わずかに水滴付着 ×:不良(水滴付着) 界面活性剤存在量 包装フィルムを1m2サンプリングした後、精密分析用
メタノール500ミリリットルに浸した後、20秒間超
音波をあて、フィルムを取り出し、メタノールを乾固さ
せ残査量をフィルムの界面活性剤存在量とした。
【0037】本発明に使用した樹脂及び界面活性剤を表
1に示した。
【0038】
【表1】
【0039】実施例1 メタロセン系触媒で重合したポリエチレン系樹脂「PL
1840」で作成した厚さ25μmの包装用フィルム
を、ジグリセリンモノオレエートとポリオキシエチレン
オレイルエーテルとオレイルジエタノールアミンの混合
液を塗布液としてヒラノ製マルチコーターにて、5m/
minの引取速度でフィルム表面に塗布し、その後40
℃の乾燥ゾーンを通しフィルムを得た。評価結果を表2
に示した。
【0040】実施例2 引取速度を10m/minとした以外は実施例1と同様
に行った。評価結果を表2に示した。
【0041】実施例3 引取速度を20m/minとした以外は実施例1と同様
に行った。評価結果を表2に示した。
【0042】実施例4 塗布液をグリセリンモノオレエートとポリオキシエチレ
ンオレイルエーテルとオレイルジエタノールアミンの混
合物とした以外は実施例1と同様に行った。評価結果を
表2に示した。
【0043】実施例5 塗布液をソルビトールモノオレエートとポリオキシエチ
レンオレイルエーテルとオレイルジエタノールアミンの
混合物とした以外は実施例1と同様に行った。評価結果
を表2に示した。
【0044】実施例6 メタロセン系触媒で重合したポリエチレン系樹脂を「S
P2020」とした以外は実施例1と同様に行った。評
価結果を表2に示した。
【0045】比較例1 ジグリセリンモノオレエートとポリオキシエチレンオレ
イルエーテルとオレイルジエタノールアミンの混合液を
1%になるようにメタロセン系触媒で重合したポリエチ
レン系樹脂に練り込み、その後、作成した厚さ25μm
の包装用フィルムを40℃で3日間エージング後、フィ
ルム表面に界面活性剤をブリードさせた。評価結果を表
2に示した。界面活性剤存在量が低く、また防曇性に劣
った。
【0046】比較例2 ジグリセリンモノオレエートとポリオキシエチレンオレ
イルエーテルとオレイルジエタノールアミンの混合液を
3%になるようにメタロセン系触媒で重合したポリエチ
レン系樹脂に練り込み、その後、作成した厚さ25μm
の包装用フィルムを40℃で3日間エージング後、フィ
ルム表面に界面活性剤をブリードさせた。評価結果を表
2に示した。界面活性剤存在量が低く、また防曇性に劣
った。
【0047】比較例3 ジグリセリンモノオレエートとポリオキシエチレンオレ
イルエーテルとオレイルジエタノールアミンの混合液を
6%になるようにメタロセン系触媒で重合したポリエチ
レン系樹脂に練り込んだ。フィルム成膜時に押出機内で
の滑りが生じたためフィルム成形ができなかった。
【0048】
【表2】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】メタロセン系触媒で重合したポリエチレン
    系樹脂からなるフィルムであり、少なくとも片面に界面
    活性剤が5〜100mg/m2の存在量でコーティング
    されてなるポリエチレン系樹脂フィルム。
JP3651297A 1997-02-20 1997-02-20 ポリエチレン系樹脂フィルム Pending JPH10231374A (ja)

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JPH10231374A true JPH10231374A (ja) 1998-09-02

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JP (1) JPH10231374A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007290338A (ja) * 2006-03-27 2007-11-08 Takemoto Oil & Fat Co Ltd 包装用積層フィルム及びその製造方法

Cited By (1)

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