JPH1023104A - 状態監視装置 - Google Patents

状態監視装置

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JPH1023104A
JPH1023104A JP8172331A JP17233196A JPH1023104A JP H1023104 A JPH1023104 A JP H1023104A JP 8172331 A JP8172331 A JP 8172331A JP 17233196 A JP17233196 A JP 17233196A JP H1023104 A JPH1023104 A JP H1023104A
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data
monitoring
circuit
port ram
comparison
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JP8172331A
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Yutaka Shinozaki
豊 篠▲崎▼
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は状態監視装置に関し、簡単な回路構
成で、監視対象の所望の状態遷移を高速かつ効率良く検
出可能な状態監視装置の提供を課題とする。 【解決手段】 監視データを入力するデータ入力回路
と、データ入力回路に第1のポートP1を接続したデュ
アルポートRAMと、デュアルポートRAMの第2のポ
ートP2に接続したCPUと、データ入力回路の監視デ
ータとデュアルポートRAMの記憶データとを比較する
比較回路と、状態監視装置の制御を行う制御回路とを備
え、制御回路は、データ入力回路の監視データとデュア
ルポートRAMの1又は2以上の記憶データとを比較す
ると共に、所定の比較条件を満足した場合は、その旨を
CPUに通知する。好ましくは、制御回路は、比較検査
後の監視データをデュアルポートRAMの対応する記憶
データのアドレスに書き込むと共に、データ入力回路の
監視データと、これに対応するデュアルポートRAMの
前回及び前々回の各記憶データとをシーケンシャルに比
較し、所定の比較条件を満足した場合は、その旨をCP
Uに通知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は状態監視装置に関
し、更に詳しくはデータ伝送装置等における膨大な量の
状態情報の監視や、スイッチ設定入力の変更監視等に使
用して好適なる状態監視装置に関する。この種の装置で
は、状態変化の迅速かつ信頼性の高い検出が必要とな
る。また、変化する状態の中から、特定の状態の発生を
高信頼性で検出するような用途にも使用される。
【0002】
【従来の技術】従来は、CPUがI/Oインタフェース
等を介して監視データを直接にRAMに取り込むと共
に、専らファームウエア(プログラム)の処理により、
状態変化の検出や状態変化の2重保護検出(チャタリン
グ防止等)を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、メインのCP
Uがこのような監視データの処理に関わるのは負担であ
り、メイン処理に支障を来す恐れがある。また、専用の
CPUを設ける方法もあるが、コスト増になると共に、
状態の変化速度が速い場合は、処理が追いつかない。
【0004】また、監視対象の数が増した場合でも、C
PUの処理速度の制限により、処理困難となる。本発明
の目的は、簡単な回路構成で、監視対象の所望の状態遷
移を高速かつ効率良く検出可能な状態監視装置を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題は例えば図1
の構成により解決される。即ち、本発明(1)の状態監
視装置は、監視データを入力するデータ入力回路と、デ
ータ入力回路に第1のポートP1を接続したデュアルポ
ートRAMと、デュアルポートRAMの第2のポートP
2に接続したCPUと、データ入力回路の監視データと
デュアルポートRAMの記憶データとを比較する比較回
路と、状態監視装置の制御を行う制御回路とを備え、制
御回路は、データ入力回路の監視データとデュアルポー
トRAMの1又は2以上の記憶データとを比較すると共
に、所定の比較条件を満足した場合は、その旨をCPU
に通知するものである。
【0006】本発明(1)によれば、簡単な回路構成の
付加により、監視対象の所望の状態遷移を高速に検出可
能であると共に、CPUは所定の比較条件を満足した場
合にのみ通知を受けるので、CPUの処理負担が大幅に
軽減される。即ち、CPUは監視対象の所望の状態遷移
を高速かつ効率良く検出可能となる。なお、監視データ
のサイズが大きい場合は、該監視データとデュアルポー
トRAMの2以上の記憶データとを比較する場合もあり
得る。また、監視データのサイズが大きくなくても、後
述の本発明(5)のように、該監視データとデュアルポ
ートRAMの2以上の記憶データとを比較する場合もあ
り得る。更には、この監視データは1ビットサイズでも
良い。
【0007】好ましくは、本発明(2)においては、上
記本発明(1)において、制御回路は、比較検査後の監
視データをデュアルポートRAMの対応する記憶データ
のアドレスに書き込む。例えば、入力の監視データと、
デュアルポートRAMのアドレス「0」の記憶データと
を比較した場合に、比較検査後の前記監視データをデュ
アルポートRAMのアドレス「0」に書き込む。
【0008】従って、アドレス「0」の記憶データは時
系列に更新され、よて各監視データの時系列な監視(比
較)が高速に行える。また好ましくは、本発明(3)に
おいては、上記本発明(2)において、制御回路は、デ
ータ入力回路の監視データと、これに対応するデュアル
ポートRAMの前回の記憶データとの比較が不一致の場
合は、その旨をCPUに通知する。
【0009】従って、監視データの変化の発生を効率良
く検出できる。また好ましくは、本発明(4)において
は、上記本発明(2)において、制御回路は、データ入
力回路の監視データと、これに対応するデュアルポート
RAMの前回の記憶データとの比較が一致の場合は、そ
の旨をCPUに通知する。従って、監視データの2重保
護検出を効率良く行える。
【0010】また好ましくは、本発明(5)において
は、上記本発明(2)において、制御回路は、データ入
力回路の監視データと、これに対応するデュアルポート
RAMの前回及び前々回の各記憶データとをシーケンシ
ャルに比較すると共に、所定の比較条件を満足した場合
は、その旨をCPUに通知する。例えば、今回の入力の
監視データと前回の記憶データとの間で比較一致が得ら
れた場合に、更に前記監視データと他のアドレスに記憶
されている前々回の記憶データとの間で比較検査を行う
と共に、比較不一致の場合は、その旨をCPUに通知す
る。
【0011】従って、監視データの2重保護検出を効率
良く行えると共に、雑音の重畳やチャタリング等による
状態変化の誤検出を有効に回避できる。また好ましく
は、本発明(6)においては、上記本発明(1)におい
て、制御回路は、比較検査後の監視データをデュアルポ
ートRAMに書き込まない。この場合は、データ入力回
路の監視データと、予めCPUがデュアルポートRAM
に書き込んだ記憶データとを比較することが可能とな
る。これにより、入力の監視データと予めCPUが書き
込んだ所望の記憶データとの間の一致/不一致を効率良
く検出できる。
【0012】また好ましくは、本発明(7)において
は、上記本発明(1)において、制御回路は、CPUか
らの指示に従い、比較検査後の監視データのデュアルポ
ートRAMへの書込を付勢又は消勢する。この場合は、
データ入力回路の監視データと、予めCPUがデュアル
ポートRAMに書き込んだ記憶データ、又はCPUが任
意の時点で監視データをデュアルポートRAMに取り込
んだ記憶データとを比較することが可能となる。
【0013】また好ましくは、本発明(8)において
は、上記本発明(1)〜(7)において、制御回路は、
入力の監視データをチャネル毎に時系列に処理する。例
えば、チャネル「0」とチャネル「1」の監視データが
ある場合に、チャネル「0」の監視データはデュアルポ
ートRAMのアドレス「0」で処理し、次にチャネル
「1」の監視データをデュアルポートRAMのアドレス
「1」で処理する。従って、膨大な情報量の状態監視を
高速かつ効率良く行える。
【0014】また好ましくは、本発明(9)において
は、上記本発明(8)において、制御回路は、各比較結
果の信号を時系列に記憶する記憶回路を備え、該記憶回
路の内容をCPUから読取可能に構成したものである。
上記の如く、入力の監視データをチャネル毎に時系列に
処理する場合は、監視1フレーム(全チャネル)分の比
較結果の信号を時系列に記憶しておき、これをCPUか
ら一括読取可能に構成しておけば、CPUはその内容を
調べることでどのチャネルで比較条件を満足したかを容
易に把握でき、事後の処理を能率良く行える。
【0015】また好ましくは、本発明(10)において
は、上記本発明(1)〜(9)において、データ入力回
路は、入力のシリアルの監視データをパラレルの監視デ
ータに変換する。従って、パラレル入力の監視情報のみ
ならず、シリアル入力の監視情報も高速かつ効率良く監
視できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って本発明に
好適なる実施の形態を詳細に説明する。なお、全図を通
して同一符号は同一又は相当部分を示すものとする。図
2は第1の実施の形態による状態監視装置の構成を示す
図で、該図は入力の今回の監視データとデュアルポート
RAMに記憶した前回の監視データとの比較結果が不一
致の場合に、その旨をCPUに通知する構成を示してい
る。
【0017】図において、BF0〜BF7,BF11は
出力3ステートのバッファ回路、DPRAMは例えば8
バイト分の記憶容量を有するデュアルポートRAM、C
MPは各8ビットのデータを比較するコンパレータ、F
F1はJ−Kタイプのフリップフロップ、FF2はDタ
イプのフリップフロップ、CTRはバイナリーカウン
タ、DECはデコーダ、DLは入力信号の立ち上がり部
分を遅延させる遅延回路、A1、A2はANDゲート回
路、I1,I2はインバータ回路、SBは監視データの
データバス、DB1はDPRAMのポート1のデータバ
ス、DB2はDPRAMのポート2のデータバスであ
る。
【0018】なお、DPRAMのポート2は外部のCP
U(主制御装置)に接続している。また、この例の入力
の監視データは1チャネル当たり8ビットから成り、8
チャネル分がパラレルに入力している。カウンタCTR
は、所定のクロック信号CKによりカウント値0〜15
を繰り返し計数している。デコーダDECは、カウンタ
CTRの各カウントビットQ1〜Q3をデコードしてお
り、これによりバッファ回路BFO〜BF7の各チップ
選択信号*CS0〜*CS7(但し、記号*は負論理を
示す)を巡回的に生成している。また、カウンタCTR
の各カウントビットQ1〜Q3はDPRAMにおけるポ
ート1のアドレスA0〜A2にも入力している。従っ
て、バッファ回路BFO〜BF7の各監視データIN0
〜IN7は夫々DPRAMのアドレス「0」〜「7」に
対応している。
【0019】更に、カウンタCTRの最下位のカウント
ビットQ0(*Q0)はDPRAMのリード/ライト制
御に使用される。この場合に、始めのビットQ0=0の
タイミングは、DPRAMにおけるポート1のリードタ
イミングであり、入力の監視データIN0〜IN6/I
N7とDPRAMの対応するアドレスからのリードデー
タRD0〜RD6/RD7とを比較するタイミングでも
ある。
【0020】これを具体的に言うと、例えばチップ選択
信号*CS0=0により、バッファ回路BF0の監視デ
ータIN0がデータバスSB上に出力される。この時、
バッファ回路BF11は、そのゲート入力端子*G=1
(即ち、*WE=1)により、その出力レベルはハイイ
ンピーダンスである。一方、DPRAMの読出制御信号
*R/W=0(即ち、*OE=0)により、DPRAM
からの読出データRD0がデータバスDB1上に出力さ
れる。コンパレータCMPは、入力の監視データIN0
とDPRAMからの読出データRD0とを比較してお
り、一致する場合は比較結果の出力端子(A=B)に論
理1を出力し、一致しない場合は論理0を出力する。こ
れがインバータ回路I1で反転され、比較結果信号A≠
Bとなって、フリップフロップFF1のJ端子に入力す
る。また、ANDゲート回路A1は比較結果信号の中央
のタイミングに検査クロック信号CCKを出力する。こ
れにより、フリップフロップFF1は、A=B(即ち、
IN0=RD0)の場合はセットされないが、A≠B
(即ち、IN0≠RD0)の場合はセットされて出力の
検査信号CF=1となる。監視データIN1〜IN7と
読出データRD1〜RD7の関係も同様である。
【0021】次のQ0=1タイミングは監視データのラ
イトタイミングである。このタイミングには、DPRA
Mの書込制御信号*WE=0により、バッファ回路BF
11が開き、監視データIN0に対応する書込データW
D0がデータバスDB1上に出力される。この時、読出
制御信号*OE=1によりDPRAMはデータを読み出
していない。そして、データバスDB1上の書込データ
WD0は、書込制御信号*WE=0により、DPRAM
のアドレス「0」に書き込まれる。監視データIN1〜
IN7のデータ書込についても同様である。
【0022】こうして、各監視データIN0〜IN7の
比較検査及びDPRAMへの書込を時系列に行うと共
に、チップ選択信号*CS7=0のタイミングでは、カ
ウンタCTRよりキャリー信号COが出力される。AN
Dゲート回路A2はキャリー信号COとクロック信号*
CKとによりフレームパルス信号FPを生成する。この
時点では、1フレーム分の比較検査で1つでも前回と比
較不一致の監視データが存在した場合は、フリップフロ
ップFF1の検査信号CF=1である。該信号CF=1
はフレームパルス信号FPの立ち上がりでフリップフロ
ップFF2に転送され、その後遅延回路DLにより遅れ
たタイミングにリセットされる。
【0023】フリップフロップFF2は、検査結果の信
号CF=1(不一致検出)を転送されたことにより、C
PUに対して割込要求IRQを掛ける。CPUは割込要
求IRQを受け付けたことにより、該割込要求の受付応
答信号*IAKを返送し、これによりフリップフロップ
FF2はリセットされる。更に、この場合のCPUは、
その割込処理において、必要ならDPRAMの記憶デー
タを読み出し、どのチャネルの監視データがどの様に変
化したのかを解析する。
【0024】図3は第1の実施の形態による状態監視装
置の動作タイミングチャートである。図において、最初
の検査フレームでは、今回の入力の監視データIN0C
〜IN7C がスキャン選択されるのに同期して、DPR
AMからは前回の検査フレームで書き込まれた各記憶デ
ータD0b 〜D7b が順次読み出される。そして、今回
の各監視データIN0C 〜IN7C に変化が無い場合
は、各比較でA≠B=0となり、CPUに割込要求IR
Qは掛からない。即ち、この場合のCPUは状態監視動
作には何ら感知する必要は無く、専ら本来のメイン処理
に専念できる。
【0025】次の検査フレームでは、次フレーム中の監
視データIN1d と前回の記憶データD1c との比較で
不一致が生じている。即ち、次フレーム中の監視データ
IN1d は前回の監視データIN1c から変化してい
る。その結果、この検査フレームの終わりにはCPUに
割込要求IRQが掛かる。図4は第2の実施の形態によ
る状態監視装置の構成を示す図で、該図は図2の第1の
実施の形態による状態監視装置に対して、不一致が発生
した監視データの記憶場所を分かり易くするための回路
を付加した場合の構成を示している。
【0026】図において、SRはシフトレジスタ(シリ
アル−パラレル変換回路)、RGは出力3ステートのレ
ジスタである。他の構成は図2と同一で良い。この構成
では、チップ選択信号*CS0〜*CS7の各検査タイ
ミングにおいて、シリアルに発生する各比較結果信号A
≠Bの内容は、検査クロック信号CCKの各立ち上がり
によりシフトレジスタSRに順次シフトインする。そし
て、チップ選択信号*CS7のタイミングでは、1フレ
ーム分の比較結果のデータがシフトレジスタSRに蓄積
されており、これをフレームパルス信号FPの立ち上が
りによりレジスタRGに転送する。
【0027】この場合のCPUは、I/Oリード信号*
IORDによりデータバスDB2を介して比較結果のデ
ータを読取可能である。今、例えば比較結果のデータQ
0〜Q7=「0010010」とすると、最初(右)か
ら2番目及び5番目の*CS1,*CS4の各タイミン
グに比較不一致が発生したことが分かる。そこで、CP
UはDPRAMのポート2よりアドレス「1」,「4」
の各記憶データを読み出し、自己の保持データと比較す
ることで、夫々についてどのビットが変化したかを容易
に判別できる。他の記憶データについては変化が検出さ
れていないので、感知する必要は無い。
【0028】図5は第3の実施の形態による状態監視装
置の構成を示す図で、該図は入力の今回の監視データと
デュアルポートRAMに記憶した前回の監視データとの
比較結果が一致の場合に、その旨をCPUに通知する構
成を示している。図5において、コンパレータCMPの
比較結果出力の信号A=Bが直接フリップフロップFF
1のJ端子に入力している。他は図2の構成と同一で良
い。
【0029】図6は第3の実施の形態による状態監視装
置の動作タイミングチャートである。図において、最初
の検査フレームでは、今回の入力の監視データIN0C
〜IN7C がスキャン選択されるのに同期して、DPR
AMからは前回の検査フレームで書き込まれた各記憶デ
ータD0b 〜D7b が順次読み出される。そして、今回
の各監視データIN0C 〜IN7C が前回より変化して
いる場合は、各比較で(A=B)=0となり、CPUに
割込要求IRQは掛からない。次の検査フレームでは、
次フレーム中の監視データIN1d と前回の記憶データ
D1c との比較で比較一致が生じている。即ち、前回と
今回とで同一の監視データが得られた。その結果、この
検査フレームの終わりにはCPUに割込要求IRQが掛
かる。
【0030】図7は第4の実施の形態による状態監視装
置の構成を示す図で、該図は図5の第3の実施の形態に
よる状態監視装置に対して、比較一致が発生したデータ
の記憶場所を分かり易くするための回路を付加した場合
の構成を示している。図において、SRはシフトレジス
タ、RGは出力3ステートのレジスタであり、他の構成
は図5と同一で良い。
【0031】この例では、CPUはレジスタRGの内容
を調べることで、どの監視データIN0〜IN7につい
て比較一致が得られたかを容易に判別できる。図8は第
5の実施の形態による状態監視装置の構成を示す図で、
該図は監視データのデュアルポートRAMへの書込可/
否をCPUから制御可能な場合の構成を示している。
【0032】図において、FF3はRSタイプのフリッ
プフロップ、O1はORゲート回路である。他の構成は
図7(又は図2,図4,図5)と同一で良い。係る構成
で、例えばCPUがI/Oセット信号*IOS(書込可
命令)を出力すると、FF3はセットされ、ORゲート
回路O1の入力はLOWレベルになる。この場合は、カ
ウンタCTRの書込制御信号*WE=0によりDPRA
Mの書込制御信号*WE=0となるので、入力の各監視
データはこれまでの各実施の形態と同様にDPRAMに
書き込まれる。
【0033】次に、CPUがI/Oリセット信号*IO
R(書込不可命令)を出力すると、FF3がリセットさ
れ、ORゲート回路O1の入力はHIGHレベルにな
る。この場合は、常にDPRAMの書込制御信号*WE
=1となるので、入力の各監視データのDPRAMへの
書込は行われない。本第5の実施の形態によると、様々
な態様のデータ監視動作を行える。
【0034】例えば、CPUは、DPRAMを書込不可
としておき、かつCPUから所定のデータをDPRAM
に書き込んでおく。図8の例では、監視データが記憶デ
ータと一致した時にCPUに割込要求IRQが掛かるの
で、これは時々刻々に変化する監視データ群の中から所
望の監視データを探す場合に便利である。また、この構
成を図2又は図4の構成に適用しても良い。この場合
は、監視データが記憶データと不一致の時にCPUに割
込要求IRQが掛かる。これは本来は変化しない入力の
監視データ群の中から所望と異なる監視データ(例えば
誤り監視データ)を探す場合に便利である。
【0035】あるいは、CPUは、最初に、又は途中の
時点でDPRAMを書込可としておき、次にDPRAM
を書込不可とすることが可能である。この場合は、最初
の、又は途中の時点でDPRAMに取り込んだ監視デー
タが、以後の各監視データの比較の対象(記憶データ)
となる。図9は第6の実施の形態による状態監視装置の
構成を示す図で、該図は、今回の監視データとデュアル
ポートRAMの前回の記憶データとを比較すると共に、
比較一致が得られた場合は、更にデュアルポートRAM
の前々回の記憶データと比較し、比較不一致の場合は、
その旨をCPUに通知する場合の構成を示している。
【0036】図において、CTRはバイナリーカウン
タ、FF3はDタイプのフリップフロップ、A3はAN
Dゲート回路、DEC2はデコーダ、EOはEX−OR
回路である。他の構成は図5と同様で良い。図10,図
11は第6の実施の形態による状態監視装置の動作タイ
ミングチャートであり、以下、図9〜図11を参照して
動作を説明する。
【0037】この例のカウンタCTRは6ビットから成
っており、デコーダDEC2はその内の下位2ビットQ
0,Q1及びクロック信号*CKに基づき各種のタイミ
ング信号を生成している。今、カウンタビットQ0,Q
1でデコードされるタイミングをt0〜t3とすると、
読出制御信号*R/Wはt0,t2のタイミングに真
(=0)となり、書込制御信号*WEはt3のタイミン
グに真(=0)となる。即ち、1つの監視データの入力
についてDPRAMの2つのデータ読出サイクルと1つ
のデータ書込サイクルとが存在する。
【0038】更に、第1の検査クロック信号CCK1は
t0のタイミングの中央で真(=1)となり、また第2
の検査クロック信号CCK2はt2のタイミングの中央
で真(=1)となる。第1の検査クロック信号CCK1
は入力の監視データと前回の記憶データとの間の比較一
致検査を行うためのものであり、また第2の検査クロッ
ク信号CCK2は入力の監視データと前々回の記憶デー
タとの間の比較不一致検査を行うためのものである。
【0039】また、DPRAMのアドレスA0〜A2に
ついては夫々カウンタビットQ2〜Q4が入力してい
る。これにより、検査1フレーム毎に8チャネル分(こ
の例では8バイト分)の監視データを監視可能である。
この場合に、今、例えばチップ選択信号*CS0=0の
区間に対応する監視データIN0に着目すると、各監視
データIN0a ,IN0b ,IN0c ,IN0 d ,…が
時系列に入力することになる。この回路構成では、最初
の監視データIN0a をDPRAMのADD=0に記憶
し、2番目の監視データIN0b をADD=8に記憶す
る。そして、3番目の監視データIN0c が入力した時
点では、まず前回のADD=8の記憶データIN0b
比較一致の検査を行い、比較一致の場合は、更に前々回
のADD=0の記憶データIN0a と比較不一致の検査
を行う。これらの比較監査後は、3番目の監視データI
N0c を前々回の記憶ADD=0に記憶する。
【0040】ところで、次に4番目の監視データIN0
d が入力すると、今度は前回のADD=0の記憶データ
IN0c と比較一致の検査を行い、比較一致の場合は、
更に前々回のADD=8の記憶データIN0b と比較不
一致の検査を行う必要がある。即ち、比較対象の記憶デ
ータの読出アドレスが1フレーム毎に反転している。本
実施の形態では、このような時系列の検査を実現するた
めに、DPRAMのポート1に加えるアドレス信号の一
部A3を図示の如く変更している。即ち、DPRAMの
アドレスA3に対してはカウンタビットQ1の信号を入
力すると共に、その中間に図示の如くEX−OR回路E
Oを介在させ、かつ1検査フレーム毎に反転するような
カウンタビットQ5の信号を設けて、これによりDPR
AMのアドレスA3に入力する信号を1検査フレーム毎
に反転させている。
【0041】従って、再びチップ選択信号*CS0=0
の区間に対応する監視データIN0に着目すると、カウ
ンタビットQ5=0の検査フレームでは、今回の入力の
監視データは、まず前回のADD=0の記憶データと比
較され、比較一致の場合は、更に前々回のADD=8の
記憶データと比較され、これらの比較検査後に前々回の
記憶ADD=8に記憶される。
【0042】次のカウンタビットQ5=1の検査フレー
ムでは、今回の入力の監視データは、まず前回のADD
=8の記憶データと比較され、比較一致の場合は、更に
前々回のADD=0の記憶データと比較され、これらの
比較検査後に前々回の記憶ADD=0に記憶されること
になる。従って、簡単な回路構成により、監視データの
時系列な検査が実現されている。他の監視データIN1
〜IN7についても同様である。
【0043】係る構成により、第1の検査クロック信号
CCK1のタイミングに比較結果信号(A=B)=1で
あると、FF3のプリ検査信号PCF=1となる。そし
て、次の第2の検査クロック信号CCK2のタイミング
に比較結果信号(A≠B)=1であると、ANDゲート
回路A3を満足し、FF1がセットされる。それ以外の
場合は、FF1はセットされない。
【0044】本第6の実施の形態によれば、状態変化の
所謂2重保護検出が高速かつ能率良く行われる。図12
は第7の実施の形態による状態監視装置の構成を示す図
で、該図は図9の第6の実施の形態による状態監視装置
に対して、前回一致かつ前々回不一致の発生した監視デ
ータの記憶場所を分かり易くするための回路を付加した
場合の構成を示している。
【0045】図において、SRはシフトレジスタ、RG
は出力3ステートのレジスタである。他は構成は図9の
構成と同一で良い。この回路構成では、CPUはレジス
タRGの内容を調べることで、どの監視データIN0〜
IN7について、前回と比較一致、かつ前々回と比較不
一致が得られたかを容易に判別できる。
【0046】図13は第8の実施の形態による状態監視
装置の構成を示す図で、該図は入力の監視データがシリ
アルデータSINの場合の構成を示している。図におい
て、SR2はシフトレジスタ(シリアル−パラレル変換
回路)、RG2はDタイプのレジスタ、CTR1,CT
R2はバイナリーカウンタである。ここでは、カウンタ
CTR1のカウント出力に基づきDPRAMのリード/
ライト制御信号*R/W,*WE、及び検査クロック信
号CCKを生成すると共に、入力のビットシリアルデー
タSINを8ビット毎のビットパラレルデータに切り出
すための転送クロック信号*XPを生成している。
【0047】カウンタCTR1には、毎回固定データの
「8」がプリロードされ、これによりカウント「8」〜
「15」の8カウントを繰り返す。今、この8カウント
分をタイミングt0〜t7で表すと、DPRAMの読出
制御信号*R/Wはタイミングt0〜t3の区間で真
(=0)であり、書込制御信号*WEはタイミングt7
で真(=0)である。更に、検査クロック信号CCKは
t3のタイミングの中央で発生し、転送クロック信号*
XPはt7のタイミング中央で発生する。
【0048】更に、このt7のタイミングでは、カウン
タCTR1よりキャリー信号COが発生し、これにより
上位のカウンタCTR2がインクリメントされる。この
カウンタCTR2は例えば4ビットから成っており、そ
の各カウンタビットQ0〜Q3がDPRAMのアドレス
A0〜A3に夫々入力している。これにより、1検査フ
レーム毎に入力のシリアル監視データの16チャネル分
(この例では16バイト分)の時系列な監視が可能であ
る。
【0049】図14は第8の実施の形態による状態監視
装置の動作タイミングチャートである。図において、あ
る検査フレームの最初のチャネル0のシリアル監視デー
タSI0c 〜SI7c(1stByte)が入力するタイミン
グには、その直前のチャネル15のシリアル監視データ
SI0b 〜SI7b (16thByte)がシフトレジスタSR
2によりシリアル−パラレル変換され、レジスタRG2
に転送されている。
【0050】そして、続くタイミングt0〜t3の区間
では、DPRAMよりアドレス「15」の前回の記憶デ
ータD15a を読み出し、今回の入力の監視データPD
15 b と比較不一致の検査を行う。そして、比較不一致
の場合は、検査クロック信号CCKの立ち上がりでFF
1がセットされ、検査信号CF=1になる。そして、タ
イミングt7では、DPRAMのアドレス「15」に今
回の入力の監視データPD15b が書き込まれる。ま
た、このタイミングt7ではフレームパルス信号FPが
生成され、これによりFF2がセットされ、CPUに割
込要求IRQが掛かる。
【0051】図15は第9の実施の形態による状態監視
装置の構成を示す図で、該図は図13の第8の実施の形
態による状態監視装置に対して、比較不一致が発生した
監視データの記憶場所を分かり易くするための回路を付
加した場合の構成を示している。図において、SR1は
シフトレジスタ、RG1は出力3ステートのレジスタで
あり、他の構成は図13の構成と同一で良い。この回路
構成では、CPUはレジスタRG1の内容を調べること
で、どのチャネルのシリアル監視データについて比較不
一致となったを容易に判別できる。
【0052】なお、このシリアルーパラレル変換方式
は、上記の全ての実施の形態にも適用できることは言う
までも無い。また、上記各実施の形態で採用した監視デ
ータのサイズやチャネル数、又はDPRAMの記憶容量
等は、上記の実施の形態のもに限定されない。また、上
記本発明に好適なる複数の実施の形態を述べたが、本発
明思想を逸脱しない範囲内で、構成、制御、及びこれら
の組合せの様々な変更が行えることは言うまでも無い。
【0053】
【発明の効果】以上述べた如く本発明によれば、簡単な
回路構成で、監視対象の所望の状態遷移を高速かつ効率
良く検出可能となり、状態情報監視の高速化、高能率
化、高信頼性化に寄与する所が極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の原理を説明する図である。
【図2】図2は第1の実施の形態による状態監視装置の
構成を示す図である。
【図3】図3は第1の実施の形態による状態監視装置の
動作タイミングチャートである。
【図4】図4は第2の実施の形態による状態監視装置の
構成を示す図である。
【図5】図5は第3の実施の形態による状態監視装置の
構成を示す図である。
【図6】図6は第3の実施の形態による状態監視装置の
動作タイミングチャートである。
【図7】図7は第4の実施の形態による状態監視装置の
構成を示す図である。
【図8】図8は第5の実施の形態による状態監視装置の
構成を示す図である。
【図9】図9は第6の実施の形態による状態監視装置の
構成を示す図である。
【図10】図10は第6の実施の形態による状態監視装
置の動作タイミングチャート(1)である。
【図11】図11は第6の実施の形態による状態監視装
置の動作タイミングチャート(2)である。
【図12】図12は第7の実施の形態による状態監視装
置の構成を示す図である。
【図13】図13は第8の実施の形態による状態監視装
置の構成を示す図である。
【図14】図14は第8の実施の形態による状態監視装
置の動作タイミングチャートである。
【図15】図15は第9の実施の形態による状態監視装
置の構成を示す図である。
【符号の説明】
A ANDゲート回路 BF バッファ回路 CMP コンパレータ CTR カウンタ回路 DEC デコーダ DL 遅延回路 DPRAM デュアルポートRAM EO EX−OR回路 FF フリップフロップ回路 I インバータ回路 O ORゲート回路 RG レジスタ SR シフトレジスタ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 監視データを入力するデータ入力回路
    と、 データ入力回路に第1のポートを接続したデュアルポー
    トRAMと、 デュアルポートRAMの第2のポートに接続したCPU
    と、 データ入力回路の監視データとデュアルポートRAMの
    記憶データとを比較する比較回路と、 状態監視装置の制御を行う制御回路とを備え、 制御回路は、データ入力回路の監視データとデュアルポ
    ートRAMの1又は2以上の記憶データとを比較すると
    共に、所定の比較条件を満足した場合は、その旨をCP
    Uに通知することを特徴とする状態監視装置。
  2. 【請求項2】 制御回路は、比較検査後の監視データを
    デュアルポートRAMの対応する記憶データのアドレス
    に書き込むことを特徴とする請求項1の状態監視装置。
  3. 【請求項3】 制御回路は、データ入力回路の監視デー
    タと、これに対応するデュアルポートRAMの前回の記
    憶データとの比較が不一致の場合は、その旨をCPUに
    通知することを特徴とする請求項2の状態監視装置。
  4. 【請求項4】 制御回路は、データ入力回路の監視デー
    タと、これに対応するデュアルポートRAMの前回の記
    憶データとの比較が一致の場合は、その旨をCPUに通
    知することを特徴とする請求項2の状態監視装置。
  5. 【請求項5】 制御回路は、データ入力回路の監視デー
    タと、これに対応するデュアルポートRAMの前回及び
    前々回の各記憶データとをシーケンシャルに比較すると
    共に、所定の比較条件を満足した場合は、その旨をCP
    Uに通知することを特徴とする請求項2の状態監視装
    置。
  6. 【請求項6】 制御回路は、比較検査後の監視データを
    デュアルポートRAMに書き込まないことを特徴とする
    請求項1の状態監視装置。
  7. 【請求項7】 制御回路は、CPUからの指示に従い、
    比較検査後の監視データのデュアルポートRAMへの書
    込を付勢又は消勢することを特徴とする請求項1の状態
    監視装置。
  8. 【請求項8】 制御回路は、入力の監視データをチャネ
    ル毎に時系列に処理することを特徴とする請求項1乃至
    7の何れか1に記載の状態監視装置。
  9. 【請求項9】 制御回路は、各比較結果の信号を時系列
    に記憶する記憶回路を備え、該記憶回路の内容をCPU
    から読取可能に構成したことを特徴とする請求項8の状
    態監視装置。
  10. 【請求項10】 データ入力回路は、入力のシリアルの
    監視データをパラレルの監視データに変換することを特
    徴とする請求項1乃至9の何れか1に記載の状態監視装
    置。
JP8172331A 1996-07-02 1996-07-02 状態監視装置 Withdrawn JPH1023104A (ja)

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