JPH1023092A - 直交検波器 - Google Patents

直交検波器

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JPH1023092A
JPH1023092A JP8169207A JP16920796A JPH1023092A JP H1023092 A JPH1023092 A JP H1023092A JP 8169207 A JP8169207 A JP 8169207A JP 16920796 A JP16920796 A JP 16920796A JP H1023092 A JPH1023092 A JP H1023092A
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JP
Japan
Prior art keywords
signal
output signal
multiplier
output
phase shifter
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP8169207A
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English (en)
Inventor
Takashi Shimura
隆史 志村
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Advantest Corp
Original Assignee
Advantest Corp
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Publication date
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Publication of JPH1023092A publication Critical patent/JPH1023092A/ja
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 直交検波器において、フィルタを使用せずに
和の信号を除去する。 【解決手段】 被測定信号源11の出力信号13と、基
準信号源12の出力信号14は乗算器19で、出力信号
13を−90度位相シフトした信号16と、出力信号1
4を+90度位相シフトした信号18は乗算器20で、
出力信号16と14は乗算器21で、出力信号13と1
8は乗算器22で乗算される。乗算器19の出力信号2
3と乗算器20の出力信号24の差信号が加算器27で
求められ、積分器31に入力される。乗算器21の出力
信号25と乗算器22の出力信号26の和信号が加算器
28で求められ、積分器32に入力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、振幅、位相の測定
に用いられる直交検波器に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は従来の直交検波器の構成図であ
る。
【0003】被測定信号源41と同じ周波数の基準信号
源42がある。基準信号源42の出力信号44は、乗算
器47に入力される信号と、+90度位相シフタ45に
よって+90度位相がシフトされた出力信号46に分配
される。
【0004】被測定信号源41の出力信号43と、基準
信号源42の出力信号44は、乗算器47において乗算
され、その出力信号49は低域通過フィルタ51を通過
し、出力信号53が積分器55によって平均化されて、
I信号57となる。被測定信号源41の出力信号43
と、+90度位相シフタ45の出力信号46は、乗算器
48において乗算され、その出力信号50は低域通過フ
ィルタ52を通過し、出力信号54が積分器56によっ
て平均化されて、Q信号58となる。
【0005】基準信号源42の出力信号44に対する、
被測定信号源41の出力信号43の位相をθとすると、
位相θの変化に伴い、I信号57はcosθ、Q信号5
8はsinθに比例した変化をする。したがって、θ=
arctan(sinθ/cosθ)より、位相θを求
めることができる。
【0006】乗算器47の出力信号49には、信号43
と信号44の周波数の和と差の信号が出力される。乗算
器48の出力信号50には、信号43と信号46の周波
数の和と差の信号が出力される。積分器55、積分器5
6で積分したい信号は、差の周波数の信号のみである。
和の周波数の信号が積分器55、積分器56に入力され
ると、積分時間が和の周波数の信号の1周期の整数倍で
ない場合は、積分結果に誤差が生ずる。
【0007】被測定信号源41と基準信号源42が、周
波数の変化を伴う変調波の場合は、積分周期を和の周波
数の1周期の整数倍にすることはほとんど不可能であ
る。そこで、従来は、和の周波数の信号を除去するた
め、低域通過フィルタ51と低域通過フィルタ52が挿
入されていた。
【0008】ここで、パルス信号の振幅、位相を測定す
ると、I信号57とQ信号58は立ち上がり、立ち下が
りの急峻なパルス信号になる。低域通過フィルタ51,
52を挿入すると、フィルタ51,52の時定数によ
り、パルス立ち上がり、立ち下がりが緩やかになるな
ど、波形歪を生ずる。そのため、高速なパルス信号を測
定することは困難であった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の直交検
波器は、乗算器で発生し、積分器に入力される高周波信
号が積分誤差の原因となり、測定精度に影響を与えると
いう欠点があった。
【0010】本発明の目的は、波形歪の原因となるフィ
ルタを使用することなく、積分器に高周波信号が入力さ
れないようにした直交検波器を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の直交検波器は、
被測定信号源の出力信号の位相を−90度シフトする−
90度位相シフタと、基準信号源の出力信号の位相を+
90度シフトする+90度位相シフタと、前記被測定信
号源の出力信号と前記基準信号源の出力信号を乗算する
第1の乗算器と、前記−90度位相シフタの出力信号と
前記+90度位相シフタの出力信号を乗算する第2の乗
算器と、前記−90度位相シフタの出力信号と前記基準
信号源の出力信号を乗算する第3の乗算器と、前記被測
定信号源の出力信号と前記+90度位相シフタの出力信
号を乗算する第4の乗算器と、第1の乗算器の出力信号
と第2の乗算器の出力信号の差信号を出力する第1の加
算器と、第3の乗算器の出力信号と第4の乗算器の出力
信号の和信号を出力する第2の加算器と、第1の加算器
の出力信号を平均化する第1の積分器と、第2の加算器
の出力信号を平均化する第2の積分器を有する。
【0012】本発明の他の直交検波器は、被測定信号源
の出力信号の位相を−90度シフトする第1の−90度
位相シフタと、基準信号源の出力信号の位相を−90度
シフトする第2の−90度位相シフタと、前記被測定信
号源の出力信号と前記基準信号源の出力信号を乗算する
第1の乗算器と、前記第1の−90度位相シフタの出力
信号と前記第2の−90度位相シフタの出力信号を乗算
する第2の乗算器と、前記第1の−90度位相シフタの
出力信号と前記基準信号源の出力信号を乗算する第3の
乗算器と、前記被測定信号源の出力信号と前記第2の−
90度位相シフタの出力信号を乗算する第4の乗算器
と、第1の乗算器の出力信号と第2の乗算器の出力信号
の和信号を出力する第1の加算器と、第3の乗算器の出
力信号と第4の乗算器の出力信号の差信号を出力する第
2の加算器と、第1の加算器の出力信号を平均化する第
1の積分器と、第2の加算器の出力信号を平均化する第
2の積分器を有する。
【0013】本発明は、直交検波器の乗算器出力に現れ
る、乗算器入力信号の周波数に対する差の信号と和の信
号のうち、和の信号を除去する目的のために、三角関数
の性質を利用して、差の信号を倍増し、和の信号を相殺
するような信号を別に加えることにより、フィルタを使
用せずに和の信号を除去し、波形歪の生じない、高速な
パルス信号の直交検波を可能にするとともに、和の信号
による積分誤差を除去することを可能にしたものであ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0015】図1は本発明の一実施形態の直交検波器の
構成図である。
【0016】本実施形態の直交検波器は、−90度位相
シフタ15と、+90度位相シフタ17と、乗算器1
9,20,21,22と、加算器27,28と、積分器
31,32で構成されている。
【0017】次に、本実施形態の動作を説明する。
【0018】被測定信号源11の出力信号13は、乗算
器19に入力される信号13と、−90度位相シフタ1
5によって−90度位相がシフトされた出力信号16に
分配される。基準信号源12の出力信号14は、乗算器
21に入力される信号14と、+90度位相シフタによ
って+90度位相がシフトされた出力信号18に分配さ
れる。各信号を式で表すと、以下のようになる。
【0019】
【数1】
【0020】信号13と信号14は、乗算器19におい
て乗算され、出力信号23を得る。信号16と信号18
は、乗算器20において乗算され、出力信号24を得
る。信号23と信号24は、加算器27において減算さ
れ、出力信号29を得る。この処理過程を式で表すと、
以下のようになる。
【0021】
【数2】
【0022】信号14と信号16は、乗算器21におい
て乗算され、出力信号25を得る。信号13と信号18
は、乗算器22において乗算され、出力信号26を得
る。信号25と信号26は、加算器28において加算さ
れ、出力信号30を得る。この処理過程を式で表すと、
以下のようになる。
【0023】
【数3】
【0024】乗算器19,20,21,22の出力信号
23,24,25,26には信号源11,12の周波数
の和、すなわち2ωの信号が含まれるが、加算器27,
28における演算で2ωの信号は相殺され、加算器2
7,28の出力信号29,30には信号源11,12の
周波数の差の信号のみが現れる。加算器27の出力信号
29は積分器31で平均化され、I信号33となる。加
算器28の出力信号30は積分器32で平均化され、Q
信号34となる。
【0025】積分器31,32に入力される信号29,
30には高周波信号が含まれないので、高周波信号によ
る積分誤差は生じない。また、高周波信号の除去に低域
通過フィルタを使用しないため、フィルタによるI信号
33、Q信号34への波形歪は生じない。
【0026】図1の+90度位相シフタ17は、90度
位相進みであるため、遅延素子での実現は不可能であ
る。+90度位相シフタ17を−90度位相シフタに変
更し、90度位相遅れにすると、信号18,24,26
の振幅の符号が反転する。この場合、加算器27におけ
る演算を、信号23と信号24の和に、また加算器28
における演算を、信号25から信号26を引く減算に変
更することによって、変更前と同じ効果が得られる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、三角関
数の性質を利用して、差の信号を増幅し、和の信号を相
殺するような信号を別に加えることにより、フィルタを
使用せずに和の信号を除去し、波形歪の生じない、高速
なパルス信号の直交検波が可能になる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の直交検波器の構成図であ
る。
【図2】直交検波器の従来例の構成図である。
【符号の説明】
11 被測定信号源 12 基準信号源 13 被測定信号源11の出力信号 14 基準信号源12の出力信号 15 −90度位相シフタ 16 −90度位相シフタ15の出力信号 17 +90度位相シフタ 18 +90度位相シフタ17の出力信号 19〜22 乗算器 23 乗算器19の出力信号 24 乗算器20の出力信号 25 乗算器21の出力信号 26 乗算器22の出力信号 27,28 加算器 29 加算器27の出力信号 30 加算器28の出力信号 31,32 積分器 33 積分器31の出力信号 34 積分器32の出力信号
【手続補正書】
【提出日】平成8年7月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】
【数3】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定信号源の出力信号の位相を−90
    度シフトする−90度位相シフタと、 基準信号源の出力信号の位相を+90度シフトする+9
    0度位相シフタと、 前記被測定信号源の出力信号と前記基準信号源の出力信
    号を乗算する第1の乗算器と、 前記−90度位相シフタの出力信号と前記+90度位相
    シフタの出力信号を乗算する第2の乗算器と、 前記−90度位相シフタの出力信号と前記基準信号源の
    出力信号を乗算する第3の乗算器と、 前記被測定信号源の出力信号と前記+90度位相シフタ
    の出力信号を乗算する第4の乗算器と、 第1の乗算器の出力信号と第2の乗算器の出力信号の差
    信号を出力する第1の加算器と、 第3の乗算器の出力信号と第4の乗算器の出力信号の和
    信号を出力する第2の加算器と、 第1の加算器の出力信号を平均化する第1の積分器と、 第2の加算器の出力信号を平均化する第2の積分器を有
    する直交検波器。
  2. 【請求項2】 被測定信号源の出力信号の位相を−90
    度シフトする第1の−90度位相シフタと、 基準信号源の出力信号の位相を−90度シフトする第2
    の−90度位相シフタと、 前記被測定信号源の出力信号と前記基準信号源の出力信
    号を乗算する第1の乗算器と、 前記第1の−90度位相シフタの出力信号と前記第2の
    −90度位相シフタの出力信号を乗算する第2の乗算器
    と、 前記第1の−90度位相シフタの出力信号と前記基準信
    号源の出力信号を乗算する第3の乗算器と、 前記被測定信号源の出力信号と前記第2の−90度位相
    シフタの出力信号を乗算する第4の乗算器と、 第1の乗算器の出力信号と第2の乗算器の出力信号の和
    信号を出力する第1の加算器と、 第3の乗算器の出力信号と第4の乗算器の出力信号の差
    信号を出力する第2の加算器と、 第1の加算器の出力信号を平均化する第1の積分器と、 第2の加算器の出力信号を平均化する第2の積分器を有
    する直交検波器。
JP8169207A 1996-06-28 1996-06-28 直交検波器 Withdrawn JPH1023092A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112004000458T5 (de) 2003-03-19 2009-12-10 Advantest Corporation Wellendetektionsvorrichtung, Verfahren, Programm und Aufzeichnungsmedium

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112004000458T5 (de) 2003-03-19 2009-12-10 Advantest Corporation Wellendetektionsvorrichtung, Verfahren, Programm und Aufzeichnungsmedium
US7783456B2 (en) 2003-03-19 2010-08-24 Advantest Corporation Wave detection device, method, program, and recording medium

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Effective date: 20030902