JPH1023086A - 変調精度測定装置 - Google Patents
変調精度測定装置Info
- Publication number
- JPH1023086A JPH1023086A JP8171057A JP17105796A JPH1023086A JP H1023086 A JPH1023086 A JP H1023086A JP 8171057 A JP8171057 A JP 8171057A JP 17105796 A JP17105796 A JP 17105796A JP H1023086 A JPH1023086 A JP H1023086A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- clock delay
- output
- modulation
- frequency error
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L27/00—Modulated-carrier systems
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 演算時間を短縮する。
【解決手段】 22からのサンプリングレートR(=1
6Rs ;Rs はシンボルレート)のデジタル化された直
交検波出力がFFTされ、そのピーク電力周波数を求
め、規格より周波数誤差Ω01を求め(24)、そのΩ01
を前記検波出力に対し補正をし(25,26)その補正
出力をRが4Rs に間引し(27)、フィルタ28を通
して評価部29に入力し、その入力サンプルデータの振
幅の分散が最小となるクロック位相を求め、かつ信号点
の角度ばらつきから周波数誤差Ω02を求め、フィルタ2
7の出力に対しΩ02の補正を行い(31,32)その補
正出力に対し、クロック遅延を補正し、かつRをRs と
し(34)、この出力で理想信号を作り、従来と同様に
変調精度パラメータを演算する(37,41)。
6Rs ;Rs はシンボルレート)のデジタル化された直
交検波出力がFFTされ、そのピーク電力周波数を求
め、規格より周波数誤差Ω01を求め(24)、そのΩ01
を前記検波出力に対し補正をし(25,26)その補正
出力をRが4Rs に間引し(27)、フィルタ28を通
して評価部29に入力し、その入力サンプルデータの振
幅の分散が最小となるクロック位相を求め、かつ信号点
の角度ばらつきから周波数誤差Ω02を求め、フィルタ2
7の出力に対しΩ02の補正を行い(31,32)その補
正出力に対し、クロック遅延を補正し、かつRをRs と
し(34)、この出力で理想信号を作り、従来と同様に
変調精度パラメータを演算する(37,41)。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はデジタルデータに
よるPSK、DPSK、QAM、GMSなど直交変調さ
れた変調波信号における送信器利得A0 、ドループフア
クタ(シンボル当たりの振幅変化量)σ0 、周波数エラ
ーΩ0 、位相誤差θ0 、IQ原点オフセットB0 などの
変調パラメータを測定する装置に関する。
よるPSK、DPSK、QAM、GMSなど直交変調さ
れた変調波信号における送信器利得A0 、ドループフア
クタ(シンボル当たりの振幅変化量)σ0 、周波数エラ
ーΩ0 、位相誤差θ0 、IQ原点オフセットB0 などの
変調パラメータを測定する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の装置は、特願平5−12
304号明細書、特願平5−12305号明細書などに
示されている。これらの装置において、入力変調波信号
は中間周波数に変換された後、中間周波信号に変換さ
れ、その中間周波信号をデジタル信号に変換してデジタ
ル処理により変調精度の測定が行われている。そしてそ
の変調波信号におけるシンボルと、そのシンボルを測定
するためのシンボルクロックとの位相差、いわゆるクロ
ック遅延を、前記デジタル信号に変換された中間周波信
号をシンボル周期にてDFT(離散的フーリエ変換)し
て求め、その求めたクロック遅延に応じて補間フィルタ
により前記中間周波信号をデジタル処理して補正してい
た。
304号明細書、特願平5−12305号明細書などに
示されている。これらの装置において、入力変調波信号
は中間周波数に変換された後、中間周波信号に変換さ
れ、その中間周波信号をデジタル信号に変換してデジタ
ル処理により変調精度の測定が行われている。そしてそ
の変調波信号におけるシンボルと、そのシンボルを測定
するためのシンボルクロックとの位相差、いわゆるクロ
ック遅延を、前記デジタル信号に変換された中間周波信
号をシンボル周期にてDFT(離散的フーリエ変換)し
て求め、その求めたクロック遅延に応じて補間フィルタ
により前記中間周波信号をデジタル処理して補正してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来においてはクロッ
ク遅延を中間周波信号をDFTして求めているため、所
要の精度のものを得るためには中間周波信号のサンプリ
ングレートを十分高いものとする必要があり、例えばサ
ンプリングレートは1MHz程度であった。このように
高いサンプリングレートであったため、AD変換された
中間周波数信号を中間周波帯域フィルタを通過させるた
めのデジタルフィルタ処理に長い時間がかかり、この時
間は変調精度測定装置の全所要測定時間中の約3分の1
を占めるという長いものであった。
ク遅延を中間周波信号をDFTして求めているため、所
要の精度のものを得るためには中間周波信号のサンプリ
ングレートを十分高いものとする必要があり、例えばサ
ンプリングレートは1MHz程度であった。このように
高いサンプリングレートであったため、AD変換された
中間周波数信号を中間周波帯域フィルタを通過させるた
めのデジタルフィルタ処理に長い時間がかかり、この時
間は変調精度測定装置の全所要測定時間中の約3分の1
を占めるという長いものであった。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明によればデジタ
ル信号とされた直交検波出力は測定に必要とするほぼ最
小限のサンプリングレートにデシメーション手段で変換
される。つまり直交検波出力であるベースバンド信号の
周波数帯域幅の2倍以上、設計余裕などを考慮すると4
倍程度のサンプリングレートとする。このデシメーショ
ン手段の出力からクロック遅延評価手段により、分散法
を用いてクロック遅延量が検出され、その検出されたク
ロック遅延量だけ、直交検波出力に対して遅延補正手段
により補正されて復調データを得るための信号が得られ
る。
ル信号とされた直交検波出力は測定に必要とするほぼ最
小限のサンプリングレートにデシメーション手段で変換
される。つまり直交検波出力であるベースバンド信号の
周波数帯域幅の2倍以上、設計余裕などを考慮すると4
倍程度のサンプリングレートとする。このデシメーショ
ン手段の出力からクロック遅延評価手段により、分散法
を用いてクロック遅延量が検出され、その検出されたク
ロック遅延量だけ、直交検波出力に対して遅延補正手段
により補正されて復調データを得るための信号が得られ
る。
【0005】直交検波出力は高速フーリエ変換され、そ
の変換結果から、おおよその周波数誤差が求められ、そ
の求めた周波数誤差だけ上記直交検波出力が補正されて
上記デシメーション手段へ供給される。クロック遅延評
価手段でその入力直交検波出力の周波数誤差も検出さ
れ、その検出された周波数誤差がデシメーション手段の
出力に対して第2周波数補正手段により補正され、その
補正された出力が上記遅延補正手段へ供給される。
の変換結果から、おおよその周波数誤差が求められ、そ
の求めた周波数誤差だけ上記直交検波出力が補正されて
上記デシメーション手段へ供給される。クロック遅延評
価手段でその入力直交検波出力の周波数誤差も検出さ
れ、その検出された周波数誤差がデシメーション手段の
出力に対して第2周波数補正手段により補正され、その
補正された出力が上記遅延補正手段へ供給される。
【0006】クロック遅延評価手段による検出周波数が
所定値以下になるまで上記第2周波数補正手段により補
正された信号はクロック遅延評価手段へ繰り返し戻され
る。クロック遅延評価手段は検波出力のIQ面上での原
点オフセットも検出され、その検出原点オフセットの補
正が直交検波出力に対してなされて遅延補正手段へ供給
される。
所定値以下になるまで上記第2周波数補正手段により補
正された信号はクロック遅延評価手段へ繰り返し戻され
る。クロック遅延評価手段は検波出力のIQ面上での原
点オフセットも検出され、その検出原点オフセットの補
正が直交検波出力に対してなされて遅延補正手段へ供給
される。
【0007】上記遅延補正手段は、シンボル点のデータ
のみを出力するデシメーション手段も含まれる。遅延補
正手段の出力信号と理想信号とから誤差ベクトルが演算
され、遅延補正手段の補正遅延量をわずかずらして誤差
ベクトルを求めることが繰返され、誤差ベクトルが最小
となるように前記補正遅延量をわずかずらすことが行わ
れる。
のみを出力するデシメーション手段も含まれる。遅延補
正手段の出力信号と理想信号とから誤差ベクトルが演算
され、遅延補正手段の補正遅延量をわずかずらして誤差
ベクトルを求めることが繰返され、誤差ベクトルが最小
となるように前記補正遅延量をわずかずらすことが行わ
れる。
【0008】
【発明の実施の形態】この発明の実施例を図面を参照し
て説明する。図1に高周波デジタル変調波信号をデジタ
ル信号処理する一般的構成を示す。入力端子11からの
デジタルデータにより例えばDQPSK変調された高周
波変調波信号はダウンコンバータ12により中間周波信
号に変換され、この中間周波信号はAD変換器13にお
いて中間周波数の4倍のサンプリング周波数で標本化さ
れてデジタル値に変換される。このデジタル信号は直交
検波器14で中間周波数と同一又はこれに近い周波数の
正弦波信号と与弦波信号が乗算され、その各乗算出力が
低域通過フィルタ15にそれぞれ通され、同相成分信号
Iと直交成分信号Qとのベースバンド信号が取出され、
デジタル信号処理器16に入力されると共にメモリ17
I ,17Q に記憶される。
て説明する。図1に高周波デジタル変調波信号をデジタ
ル信号処理する一般的構成を示す。入力端子11からの
デジタルデータにより例えばDQPSK変調された高周
波変調波信号はダウンコンバータ12により中間周波信
号に変換され、この中間周波信号はAD変換器13にお
いて中間周波数の4倍のサンプリング周波数で標本化さ
れてデジタル値に変換される。このデジタル信号は直交
検波器14で中間周波数と同一又はこれに近い周波数の
正弦波信号と与弦波信号が乗算され、その各乗算出力が
低域通過フィルタ15にそれぞれ通され、同相成分信号
Iと直交成分信号Qとのベースバンド信号が取出され、
デジタル信号処理器16に入力されると共にメモリ17
I ,17Q に記憶される。
【0009】デジタル信号処理器16により復調、変調
解析などの処理を行うが、その処理の機能構成を図2に
示す。入力端子21から図1中のAD変換器13の出力
が周波数変換デシメーションフィルタ22に入力され、
ベースバンド信号に変換されると共に、デシメーション
フィルタにより適当なサンプリングレートに落とされ
る。この部分は図1中の直交検波器14及び低域通過フ
ィルタ15の部分に相当するが、直交検波器14及び低
域通過フィルタ15の構成として専用のハードウェアが
市販されている。この出力は図に示していないが一旦メ
モリに格納される。またこの出力のサンプリングレート
はこの例では、シンボルレートの16倍としている。
解析などの処理を行うが、その処理の機能構成を図2に
示す。入力端子21から図1中のAD変換器13の出力
が周波数変換デシメーションフィルタ22に入力され、
ベースバンド信号に変換されると共に、デシメーション
フィルタにより適当なサンプリングレートに落とされ
る。この部分は図1中の直交検波器14及び低域通過フ
ィルタ15の部分に相当するが、直交検波器14及び低
域通過フィルタ15の構成として専用のハードウェアが
市販されている。この出力は図に示していないが一旦メ
モリに格納される。またこの出力のサンプリングレート
はこの例では、シンボルレートの16倍としている。
【0010】このベースバンド信号からバースト検出部
23によりバースト部分が取出され、このバースト信号
はフーリエ変換部24により複素フーリエ変換がなされ
て周波数誤差が求められる。つまり入力I、Q信号を複
素高速フーリエ変換(FFT)して周波数領域における
電力分布の中心点の周波数を求める。これは例えばパワ
ースペクトラムの全電力Pt を求め、低域側の全電力が
Pt ×0.005以上となる周波数f1 と、高域側の全
電力がPt ×0.005以上となる周波数f2との中点
周波数を搬送周波数とする。この搬送周波数の規格に対
するずれΩ01を求める。信号発生器25から補正信号e
xp(jΩ01t)をフィルタ部22の出力I、Q信号に
乗算器26で乗算して周波数誤差の補正を行う。このF
FTにより算出された周波数誤差は(Ω01/2π)=Δ
f=fs ×k(2N)として得られる(fs :サンプリ
ング周波数例えば336kHz、N:FFTサイズ、例
えば1024)。exp(jΩ01t)の乗算は時間tが
量子化され、t[i]=k/fs となっているため、e
xp(jΩ01t)=exp(jk2π/2N)となり、
FFTに使用する三角関数テーブルと一致する。従って
信号発生器25においてcos、sinの演算は必要と
せず、FFTに用いた対応するものを用いればよい。
23によりバースト部分が取出され、このバースト信号
はフーリエ変換部24により複素フーリエ変換がなされ
て周波数誤差が求められる。つまり入力I、Q信号を複
素高速フーリエ変換(FFT)して周波数領域における
電力分布の中心点の周波数を求める。これは例えばパワ
ースペクトラムの全電力Pt を求め、低域側の全電力が
Pt ×0.005以上となる周波数f1 と、高域側の全
電力がPt ×0.005以上となる周波数f2との中点
周波数を搬送周波数とする。この搬送周波数の規格に対
するずれΩ01を求める。信号発生器25から補正信号e
xp(jΩ01t)をフィルタ部22の出力I、Q信号に
乗算器26で乗算して周波数誤差の補正を行う。このF
FTにより算出された周波数誤差は(Ω01/2π)=Δ
f=fs ×k(2N)として得られる(fs :サンプリ
ング周波数例えば336kHz、N:FFTサイズ、例
えば1024)。exp(jΩ01t)の乗算は時間tが
量子化され、t[i]=k/fs となっているため、e
xp(jΩ01t)=exp(jk2π/2N)となり、
FFTに使用する三角関数テーブルと一致する。従って
信号発生器25においてcos、sinの演算は必要と
せず、FFTに用いた対応するものを用いればよい。
【0011】周波数誤差補正されたI、Q信号はデシメ
ーションフィルタ27で、測定に必要な最小の帯域は制
限され、かつ演算を高速に実行するために、デシメーシ
ョン(間引き)される。π/4DQPSK変調波の場合
は、ルートナイキストフィルタの帯域幅がシンボル周波
数の2倍であるから、この通過周波数成分を完全に通過
させるには、デシメーションフィルタ27の帯域幅は少
くともシンボル周波数の4倍必要となる。つまりサンプ
リングレートはシンボルレートの4倍以上とする必要が
ある。デシメーションフィルタ27の出力をルートナイ
キストフィルタ28に通してシンボル点が収束するよう
にしてクロック遅延評価部29へ供給する。
ーションフィルタ27で、測定に必要な最小の帯域は制
限され、かつ演算を高速に実行するために、デシメーシ
ョン(間引き)される。π/4DQPSK変調波の場合
は、ルートナイキストフィルタの帯域幅がシンボル周波
数の2倍であるから、この通過周波数成分を完全に通過
させるには、デシメーションフィルタ27の帯域幅は少
くともシンボル周波数の4倍必要となる。つまりサンプ
リングレートはシンボルレートの4倍以上とする必要が
ある。デシメーションフィルタ27の出力をルートナイ
キストフィルタ28に通してシンボル点が収束するよう
にしてクロック遅延評価部29へ供給する。
【0012】クロック遅延評価部29では、シンボルタ
イミングおきの信号の振幅の分散を求め、それが最小と
なるタイミングをクロック遅延とする。つまり入力され
たI、Q信号の振幅(I2 +Q2 )の系列の各値x
(i,k)に対し、例えば図3Aに示すように、シンボ
ル周期ごとの番号iと各シンボル周期内の番号kとを付
け、分散σ(k)2 を次式で求める。
イミングおきの信号の振幅の分散を求め、それが最小と
なるタイミングをクロック遅延とする。つまり入力され
たI、Q信号の振幅(I2 +Q2 )の系列の各値x
(i,k)に対し、例えば図3Aに示すように、シンボ
ル周期ごとの番号iと各シンボル周期内の番号kとを付
け、分散σ(k)2 を次式で求める。
【0013】 σ(k)2 ≡Σ(x(i,k)−avg x)2 avg x≡(Σx(i,k))/N Σはi=0からN−1まで、Nは規格で決った値であ
り、1バースト中に含まれているシンボルの数と対応し
た値(この例では4倍)よりわずか小さい値である。k
がシンボルタイミングと一致すると、図3Bに示すよう
に、分散σ(k) 2 は急激に小さくなる。このkの値が
クロック遅延である。このクロック遅延をサンプリング
レートに対応した分解能以上で求めるためには振幅x
(i,k)間を適当な次数(例えば3次程度)の曲線で
補間してやればよい。例えば3次中点補間公式により補
間を3回繰り返せば8倍補間となり、もとがシンボルレ
ートの4倍であるからシンボルレートの32倍と対応し
た分解能でクロック遅延を求めることができる。
り、1バースト中に含まれているシンボルの数と対応し
た値(この例では4倍)よりわずか小さい値である。k
がシンボルタイミングと一致すると、図3Bに示すよう
に、分散σ(k) 2 は急激に小さくなる。このkの値が
クロック遅延である。このクロック遅延をサンプリング
レートに対応した分解能以上で求めるためには振幅x
(i,k)間を適当な次数(例えば3次程度)の曲線で
補間してやればよい。例えば3次中点補間公式により補
間を3回繰り返せば8倍補間となり、もとがシンボルレ
ートの4倍であるからシンボルレートの32倍と対応し
た分解能でクロック遅延を求めることができる。
【0014】クロック遅延評価部29では周波数誤差Ω
02と、I、Q原点オフセットのおおよその値を同時に求
める。π/4DQPSKの場合は、シンボル間の位相差
は45度の整数倍である。つまり例えば図3cに示すよ
うに、I、Q平面上のπ/4順次ずれた信号点P1 〜P
8 の何れかである。シンボル間の位相差が45度の整数
倍からのずれΔθは周波数誤差にもとずくものである。
各シンボル間の位相差(tan-1(Ii+1 /Qi+1 )−
tan-1(Ii /Qi ))をπ/4で割り、その剰余Δ
θi の推移が例えば図3Dに示すようになり、周波数誤
差Ω02は次式で求められる。
02と、I、Q原点オフセットのおおよその値を同時に求
める。π/4DQPSKの場合は、シンボル間の位相差
は45度の整数倍である。つまり例えば図3cに示すよ
うに、I、Q平面上のπ/4順次ずれた信号点P1 〜P
8 の何れかである。シンボル間の位相差が45度の整数
倍からのずれΔθは周波数誤差にもとずくものである。
各シンボル間の位相差(tan-1(Ii+1 /Qi+1 )−
tan-1(Ii /Qi ))をπ/4で割り、その剰余Δ
θi の推移が例えば図3Dに示すようになり、周波数誤
差Ω02は次式で求められる。
【0015】Ω02≒ΣΔθi /(N×2πΔt) Σはi=0からNまで Nは前記分散σ(k)2 を求める時のNと同一値、Δt
はシンボル周期である。復調信号点の原点が図4Aに示
すようにI、Q原点上においてI0 、Q0 とずれている
場合においても復調信号点グループAとBの中点はほぼ
I0 、Q0 、信号点グループCとDの中点にほぼI0 Q
0 、信号点グループEとFの中点はほぼI0 、Q0 、信
号点グループGとHの中点はほぼI0 、Q0 の関係にあ
る。従って各信号点A〜Hの重心(Ax ,Ay )〜(H
x ,Hy )を求め、その中点群の重心を求めれば原点オ
フセット(I0 、Q0 )とすることができる。
はシンボル周期である。復調信号点の原点が図4Aに示
すようにI、Q原点上においてI0 、Q0 とずれている
場合においても復調信号点グループAとBの中点はほぼ
I0 、Q0 、信号点グループCとDの中点にほぼI0 Q
0 、信号点グループEとFの中点はほぼI0 、Q0 、信
号点グループGとHの中点はほぼI0 、Q0 の関係にあ
る。従って各信号点A〜Hの重心(Ax ,Ay )〜(H
x ,Hy )を求め、その中点群の重心を求めれば原点オ
フセット(I0 、Q0 )とすることができる。
【0016】信号点Aグループの重心は各点の位置を
(Axi,Ayi)、i=0〜Naとすると次式で求められ
る。 Ax =ΣAxi/Na , Ay =ΣAyi/Na Σはi=0からNaまで、バースト中におけるNaは信
号点Aグループ中の信号数 以下同様に信号点B〜Hの各グループの重心を求める。
(Axi,Ayi)、i=0〜Naとすると次式で求められ
る。 Ax =ΣAxi/Na , Ay =ΣAyi/Na Σはi=0からNaまで、バースト中におけるNaは信
号点Aグループ中の信号数 以下同様に信号点B〜Hの各グループの重心を求める。
【0017】重心(Ax ,Ay )と(Bx ,By )の中
点をMab(Mabx ,Maby )は Mabx =(Ax +Bx )/2 , Maby =(Ay +B
y )/2 で求まる。以下同様に重心CD間、EF間、GH間の中
点Med、Mef、Mghを求めこれら中心の重心M(Mx ,
My )を次式で求める。 Mx =(Mabx +Mcdx +Mefx +Mghx )/4 My =(Maby +Mcdy +Mefy +Mghy )/4 原点オフセット(I0 ,Q0 )=(Mx ,My )であ
る。
点をMab(Mabx ,Maby )は Mabx =(Ax +Bx )/2 , Maby =(Ay +B
y )/2 で求まる。以下同様に重心CD間、EF間、GH間の中
点Med、Mef、Mghを求めこれら中心の重心M(Mx ,
My )を次式で求める。 Mx =(Mabx +Mcdx +Mefx +Mghx )/4 My =(Maby +Mcdy +Mefy +Mghy )/4 原点オフセット(I0 ,Q0 )=(Mx ,My )であ
る。
【0018】クロック遅延評価部29で得られた周波数
誤差Ω02の補正信号exp(jΩ02t)を信号発生器3
1より発生し、この補正信号をデシメーションフィルタ
27の出力I、Q信号に乗算して周波数誤差を補正す
る。この補正処理に用いた周波数誤差Ω02が所定値以上
かを判定部33で調べ、所定値以上であれば乗算器32
の出力をルートナイキストフィルタ28に通し、その出
力をクロック遅延評価部29で再び評価し、同様の周波
数補正を行い、周波数誤差Ω02が所定値以下になるまで
このことを繰返す。
誤差Ω02の補正信号exp(jΩ02t)を信号発生器3
1より発生し、この補正信号をデシメーションフィルタ
27の出力I、Q信号に乗算して周波数誤差を補正す
る。この補正処理に用いた周波数誤差Ω02が所定値以上
かを判定部33で調べ、所定値以上であれば乗算器32
の出力をルートナイキストフィルタ28に通し、その出
力をクロック遅延評価部29で再び評価し、同様の周波
数補正を行い、周波数誤差Ω02が所定値以下になるまで
このことを繰返す。
【0019】周波数誤差Ω02が所定値以下になれば乗算
器32の出力はルートナイキスト遅延及びデシメーショ
ンフィルタ34へ通され、クロック遅延の補正と、シン
ボル点のみを残し、他の間引とこの遅延補正はクロック
遅延評価部29で求めたクロック遅延量k(Δt)に応
じたフィルタ34の係数に設定して行う。このようにし
てシンボルと同期したサンプルデータ中のシンボル点の
みの信号が得られ、この信号中から復調同期検出部35
で復調がなされ、かつ、同期シンボル(PDC、NAD
Cの場合)が検索され、これとの同期がとられて参照信
号発生器36へ供給される。
器32の出力はルートナイキスト遅延及びデシメーショ
ンフィルタ34へ通され、クロック遅延の補正と、シン
ボル点のみを残し、他の間引とこの遅延補正はクロック
遅延評価部29で求めたクロック遅延量k(Δt)に応
じたフィルタ34の係数に設定して行う。このようにし
てシンボルと同期したサンプルデータ中のシンボル点の
みの信号が得られ、この信号中から復調同期検出部35
で復調がなされ、かつ、同期シンボル(PDC、NAD
Cの場合)が検索され、これとの同期がとられて参照信
号発生器36へ供給される。
【0020】このようにして復調されたデータを理想デ
ータと推定し、これと対応した変調信号(理想信号)が
理想信号発生器36から発生される。この理想信号とフ
ィルタ34からの受信I、Q信号とが信号パラメータ評
価部37に入力されて、変調精度パラメータA0 、
σ0 、θ0 、Ω0 が演算される。この演算は従来と同様
の手法で行えばよい。この演算はシンボル同期ごとに行
われ、従来より演算器が著しく少ない。この演算結果が
適切なものであるかを判定部38で判定し、適切でなけ
れば補正演算部39でθ=Ω0 k+θ0 、σ0 k+jθ
(kは量子化時刻)を求め、信号発生器31からA0 e
xp(σ0 k+jθ)を発生させる。フィルタ27の出
力I、Q信号に対する補正を行う。つまりフィルタ27
の出力信号に対し、周波数補正、初期位相設定、振幅正
規化などの処理を行う。
ータと推定し、これと対応した変調信号(理想信号)が
理想信号発生器36から発生される。この理想信号とフ
ィルタ34からの受信I、Q信号とが信号パラメータ評
価部37に入力されて、変調精度パラメータA0 、
σ0 、θ0 、Ω0 が演算される。この演算は従来と同様
の手法で行えばよい。この演算はシンボル同期ごとに行
われ、従来より演算器が著しく少ない。この演算結果が
適切なものであるかを判定部38で判定し、適切でなけ
れば補正演算部39でθ=Ω0 k+θ0 、σ0 k+jθ
(kは量子化時刻)を求め、信号発生器31からA0 e
xp(σ0 k+jθ)を発生させる。フィルタ27の出
力I、Q信号に対する補正を行う。つまりフィルタ27
の出力信号に対し、周波数補正、初期位相設定、振幅正
規化などの処理を行う。
【0021】フィルタ34よりの受信I、Q信号と理想
信号とは誤差ベクトル評価部41へも供給され、最終的
に最適化されたパラメータ群より変調精度パラメータ
(誤差ベクトルε)を従来と同様の手法で求める。判定
部42により、この誤差ベクトルεが最小になるように
クロック遅延量をΔtだけ変化させるように信号発生器
31の発生信号の位相を制御し、またフィルタ34を制
御し、乗算器32の出力信号に対して再び同様の処理を
行う。誤差ベクトルεが最小となったと判定されると、
測定結果が表示部43に表示される。このクロック遅延
量Δtの調整は例えばクロック遅延評価部29で求めた
クロック遅延量の分解能の1/2〜1/8程度とし、適
当回数Δtを与えてみる。この際与えるΔtを1/2、
1/4、1/8と順次小さくしてもよい。
信号とは誤差ベクトル評価部41へも供給され、最終的
に最適化されたパラメータ群より変調精度パラメータ
(誤差ベクトルε)を従来と同様の手法で求める。判定
部42により、この誤差ベクトルεが最小になるように
クロック遅延量をΔtだけ変化させるように信号発生器
31の発生信号の位相を制御し、またフィルタ34を制
御し、乗算器32の出力信号に対して再び同様の処理を
行う。誤差ベクトルεが最小となったと判定されると、
測定結果が表示部43に表示される。このクロック遅延
量Δtの調整は例えばクロック遅延評価部29で求めた
クロック遅延量の分解能の1/2〜1/8程度とし、適
当回数Δtを与えてみる。この際与えるΔtを1/2、
1/4、1/8と順次小さくしてもよい。
【0022】以上の処理手順を図5に示す。例えばサン
プリング周波数が366kHzの複素データが取込まれ
(S1 )、このデータからバースト部分が取出され(S
2 )、その部分に対し複素FFTを行い、その結果から
おおよその周波数誤差Ω01を求める(S4 )、そのΩ01
を用いて前記バースト部分の信号に対し、周波数誤差補
正がなされ(S5 )、その補正された信号に対し、ナイ
キストデシメーションフィルタにより帯域制限され、か
つ間引されてサンプリングレートが84kHzとされ
(S6 )、この信号についてクロック遅延、周波数誤差
Ω02、原点オフセットB0 が分散法により求められ(S
7 )、ステップS6 で得られたナイキストデシメーショ
ンフィルタの出力(中間データと呼ぶ)に対し、周波数
誤差補正が行われ(S8 )、クロック遅延Ω02が所定値
以下になったかが判定され(S9 )、所定値以下でなけ
ればステップS7 に戻り、所定値以下なら、フィルタ3
4でクロック遅延量が補正すると共にシンボル周期まで
デシメートされ(S10)、その後、変調精度パラメータ
算出が行われる(S11)。その結果、誤差ベクトルεが
最小になったかの判定がなされ(S12)、最小になって
いなければ調整すべきクロック遅延Δtが設定されてス
テップS10に戻り(S13)、εが最小なら演算変調精度
パラメータの表示が行われる(S14)。
プリング周波数が366kHzの複素データが取込まれ
(S1 )、このデータからバースト部分が取出され(S
2 )、その部分に対し複素FFTを行い、その結果から
おおよその周波数誤差Ω01を求める(S4 )、そのΩ01
を用いて前記バースト部分の信号に対し、周波数誤差補
正がなされ(S5 )、その補正された信号に対し、ナイ
キストデシメーションフィルタにより帯域制限され、か
つ間引されてサンプリングレートが84kHzとされ
(S6 )、この信号についてクロック遅延、周波数誤差
Ω02、原点オフセットB0 が分散法により求められ(S
7 )、ステップS6 で得られたナイキストデシメーショ
ンフィルタの出力(中間データと呼ぶ)に対し、周波数
誤差補正が行われ(S8 )、クロック遅延Ω02が所定値
以下になったかが判定され(S9 )、所定値以下でなけ
ればステップS7 に戻り、所定値以下なら、フィルタ3
4でクロック遅延量が補正すると共にシンボル周期まで
デシメートされ(S10)、その後、変調精度パラメータ
算出が行われる(S11)。その結果、誤差ベクトルεが
最小になったかの判定がなされ(S12)、最小になって
いなければ調整すべきクロック遅延Δtが設定されてス
テップS10に戻り(S13)、εが最小なら演算変調精度
パラメータの表示が行われる(S14)。
【0023】この発明はπ/4DQPSK変調波のみな
らず、PSK、QAM、GMSなどの他の直交変調波の
変調精度パラメータの測定にも適用できる。
らず、PSK、QAM、GMSなどの他の直交変調波の
変調精度パラメータの測定にも適用できる。
【0024】
【発明の効果】以上述べたようにデシメーションフィル
タ27により、変調形式乃至信号の種類に応じた必要最
小限のサンプリングレートに落され、前記側ではシンボ
ルレートの4倍のサンプリングレートの信号とされ、こ
の信号に対してクロック遅延が振幅分散法により求めら
れるため、サンプリングレートが低く、かつ複素信号で
はなくI2 +Q2 の実数演算で済むため、演算回数が少
なくて済み、前記補間法によりクロック遅延量を可成り
高い精度で求めることができ、このような補間を行って
も従来の複素中間周波信号に対しディジタルフィルタ処
理を行う場合の演算量よりは著しく少ないものとなる。
タ27により、変調形式乃至信号の種類に応じた必要最
小限のサンプリングレートに落され、前記側ではシンボ
ルレートの4倍のサンプリングレートの信号とされ、こ
の信号に対してクロック遅延が振幅分散法により求めら
れるため、サンプリングレートが低く、かつ複素信号で
はなくI2 +Q2 の実数演算で済むため、演算回数が少
なくて済み、前記補間法によりクロック遅延量を可成り
高い精度で求めることができ、このような補間を行って
も従来の複素中間周波信号に対しディジタルフィルタ処
理を行う場合の演算量よりは著しく少ないものとなる。
【0025】周波数誤差が大きいと、フィルタ28で信
号が大きく歪むが、FFT演算部24で概略の周波数誤
差Ω01を求め、その誤差を補正することにより、クロッ
ク遅延評価部29で正しく評価することができる。その
際、Ω01の補正はFFTに用いたcosΩ01t、sin
Ω01tの値を利用でき、演算量が少なくて済むし、FF
T演算は市販品のチップを用いて瞬時的に行うことがで
きる。
号が大きく歪むが、FFT演算部24で概略の周波数誤
差Ω01を求め、その誤差を補正することにより、クロッ
ク遅延評価部29で正しく評価することができる。その
際、Ω01の補正はFFTに用いたcosΩ01t、sin
Ω01tの値を利用でき、演算量が少なくて済むし、FF
T演算は市販品のチップを用いて瞬時的に行うことがで
きる。
【0026】また変調精度パラメータや誤差ベクトルの
演算部37、41はシンボルレート周期で演算を行えば
よく、この演算も従来の演算量の例えば1/5になり、
全体としての演算時間が短くなる。更にクロック遅延を
Δt調整することを繰返して、誤差ベクトルが小さくな
るようにしているため、従来よりも高い精度でパラメー
タを求めることができる。
演算部37、41はシンボルレート周期で演算を行えば
よく、この演算も従来の演算量の例えば1/5になり、
全体としての演算時間が短くなる。更にクロック遅延を
Δt調整することを繰返して、誤差ベクトルが小さくな
るようにしているため、従来よりも高い精度でパラメー
タを求めることができる。
【0027】なお、原点オフセットの演算も従来の手法
より可成り簡単な手法で行っている。
より可成り簡単な手法で行っている。
【図1】変調精度測定装置の全体の一般的構成を示すブ
ロック図。
ロック図。
【図2】この発明の実施例を機能構成として示すブロッ
ク図。
ク図。
【図3】Aはクロック遅延評価部に入力されるデータ系
列の振幅系列を示す図、Bはkの値に対する共分散値の
変化状態の例を示す図、Cは復調データの符号点のばら
つき状態の例を示す図、Dは1つの信号点グループにお
ける基準に対する偏差角度の系列例を示す図である。
列の振幅系列を示す図、Bはkの値に対する共分散値の
変化状態の例を示す図、Cは復調データの符号点のばら
つき状態の例を示す図、Dは1つの信号点グループにお
ける基準に対する偏差角度の系列例を示す図である。
【図4】Aは復調データの符号点分布の例を示す図、B
はその各符号点グループの重心を示す図である。
はその各符号点グループの重心を示す図である。
【図5】図2に示したこの発明の実施例の処理手順を示
す流れ図。
す流れ図。
Claims (7)
- 【請求項1】 デジタルデータで直交変調された変調波
信号をAD変換し、 そのAD変換された信号を直交検波し、 この直交検波出力から変調データを復調し、 その復調データから理想変調信号を発生し、 この理想変調信号と受信変調信号とから変調信号の変調
精度パラメータを求める変調精度測定装置において、 上記直交検波出力を、測定に必要とするほぼ最小限のサ
ンプリングレートに変換するデシメーション手段と、 そのデシメーション手段の出力から分散法によりクロッ
ク遅延量を検出するクロック遅延評価手段と、 上記検出したクロック遅延量を上記直交検波出力に対し
て補正して上記復調データを得るための信号を得る遅延
補正手段とを具備することを特徴とする変調精度測定装
置。 - 【請求項2】 上記直交検波出力を高速フーリエ変換し
て概略の周波数誤差を求める手段と、上記求めた周波数
誤差を上記直交検波出力に対して補正して上記デジメー
ション手段へ供給する手段とを具備することを特徴とす
る請求項1記載の変調精度測定装置。 - 【請求項3】 上記クロック遅延評価手段で上記直交検
波出力の周波数誤差を検出する手段と、この検出された
周波数誤差だけ上記デシメーション手段の出力に対して
補正して上記遅延補正手段へ供給する上記第2周波数誤
差補正手段とを具備することを特徴とする請求項2記載
の変調精度装置。 - 【請求項4】 上記クロック遅延評価手段における検出
周波数誤差が所定値以下になるまで上記第2周波数誤差
補正手段による補正を繰返す手段とを含むことを特徴と
する請求項3記載の変調精度測定装置。 - 【請求項5】 上記クロック遅延評価手段は上記検波出
力のIQ面上での原点のずれを検出する手段と、その検
出した原点のずれを上記デシメーション手段の出力に対
して補正し、上記遅延補正手段へ供給することを具備す
ることを特徴とする請求項2又は3記載の変調精度測定
装置。 - 【請求項6】 上記遅延補正手段はシンボル点のみのデ
ータを出力するデシメーションする手段を含むことを特
徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の変調精度測定
装置。 - 【請求項7】 上記遅延補正手段の出力信号と上記理想
信号とから誤差ベクトルを求める手段と、上記遅延補正
手段に対するクロック遅延量を測定値ずらして、上記誤
差ベクトルを求めることを繰返してその誤差ベクトルの
最小になる上記クロック遅延量を求め、その時の変調精
度パラメータを出力する手段とを有することを特徴とす
る請求項1乃至6記載の変調精度測定装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8171057A JPH1023086A (ja) | 1996-07-01 | 1996-07-01 | 変調精度測定装置 |
US08/882,347 US6263028B1 (en) | 1996-07-01 | 1997-06-25 | Apparatus and method for measuring modulation accuracy |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8171057A JPH1023086A (ja) | 1996-07-01 | 1996-07-01 | 変調精度測定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1023086A true JPH1023086A (ja) | 1998-01-23 |
Family
ID=15916279
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8171057A Withdrawn JPH1023086A (ja) | 1996-07-01 | 1996-07-01 | 変調精度測定装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6263028B1 (ja) |
JP (1) | JPH1023086A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001144723A (ja) * | 1999-09-30 | 2001-05-25 | Sony Internatl Europ Gmbh | 直交周波数分割多重通信装置 |
US6343010B1 (en) | 1998-11-04 | 2002-01-29 | Nec Corporation | Apparatus and system for cooling a portable device |
JP2003515975A (ja) * | 1999-11-23 | 2003-05-07 | トムソン ライセンシング ソシエテ アノニム | ヒエラキカルqam伝送のための自動利得制御 |
US6934342B1 (en) | 1999-09-09 | 2005-08-23 | Nec Corporation | Automatic modulation type discrimination apparatus and automatic modulation type discrimination method capable of discriminating plural kinds of modulation types |
JP2012134981A (ja) * | 2010-12-23 | 2012-07-12 | Swatch Group Research & Development Ltd | 高感度復調器を備えるfsk無線周波数信号用受信機およびその作動方法 |
JP2014534691A (ja) * | 2011-10-12 | 2014-12-18 | オプティス セルラー テクノロジー, エルエルシーOptis Cellular Technology,LLC | デジタルダウンコンバージョン及び復調 |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6826169B1 (en) * | 1996-12-20 | 2004-11-30 | Fujitsu Limited | Code multiplexing transmitting apparatus |
US7308485B2 (en) * | 1997-04-15 | 2007-12-11 | Gracenote, Inc. | Method and system for accessing web pages based on playback of recordings |
US5987525A (en) * | 1997-04-15 | 1999-11-16 | Cddb, Inc. | Network delivery of interactive entertainment synchronized to playback of audio recordings |
US6002728A (en) * | 1997-04-17 | 1999-12-14 | Itt Manufacturing Enterprises Inc. | Synchronization and tracking in a digital communication system |
JP3388346B2 (ja) * | 1999-05-10 | 2003-03-17 | アンリツ株式会社 | ディジタル変調信号測定装置 |
US6731906B2 (en) * | 2001-04-23 | 2004-05-04 | University Corporation For Atmospheric Research | Method and system for determining the phase and amplitude of a radio occultation signal |
US6525522B1 (en) * | 2001-06-07 | 2003-02-25 | Tektronix, Inc. | System for determining the phase and magnitude of an incident signal relative to a cyclical reference signal |
DE10232195B4 (de) * | 2002-07-16 | 2015-03-05 | Rohde & Schwarz Gmbh & Co. Kg | Verfahren und Vorrichtung zum Messen der Symbolrate eines digital modulierten Hochfrequenzsignals |
US20060182209A1 (en) * | 2005-02-17 | 2006-08-17 | Lockheed Martin Corporation | Multi-sampling monobit receiver |
US7822137B2 (en) * | 2006-10-25 | 2010-10-26 | L3 Communications Integrated Systems, L.P. | System and method for symbol rate estimation using vector velocity |
GB201206751D0 (en) * | 2012-04-17 | 2012-05-30 | Cambridge Entpr Ltd | Signal transmission signals |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5187719A (en) * | 1989-01-13 | 1993-02-16 | Hewlett-Packard Company | Method and apparatus for measuring modulation accuracy |
US5590158A (en) * | 1993-01-28 | 1996-12-31 | Advantest Corporation | Method and apparatus for estimating PSK modulated signals |
US5640416A (en) * | 1995-06-07 | 1997-06-17 | Comsat Corporation | Digital downconverter/despreader for direct sequence spread spectrum communications system |
-
1996
- 1996-07-01 JP JP8171057A patent/JPH1023086A/ja not_active Withdrawn
-
1997
- 1997-06-25 US US08/882,347 patent/US6263028B1/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6343010B1 (en) | 1998-11-04 | 2002-01-29 | Nec Corporation | Apparatus and system for cooling a portable device |
US6934342B1 (en) | 1999-09-09 | 2005-08-23 | Nec Corporation | Automatic modulation type discrimination apparatus and automatic modulation type discrimination method capable of discriminating plural kinds of modulation types |
JP2001144723A (ja) * | 1999-09-30 | 2001-05-25 | Sony Internatl Europ Gmbh | 直交周波数分割多重通信装置 |
JP2003515975A (ja) * | 1999-11-23 | 2003-05-07 | トムソン ライセンシング ソシエテ アノニム | ヒエラキカルqam伝送のための自動利得制御 |
JP4677160B2 (ja) * | 1999-11-23 | 2011-04-27 | トムソン ライセンシング | ヒエラキカルqam伝送のための自動利得制御 |
JP2012134981A (ja) * | 2010-12-23 | 2012-07-12 | Swatch Group Research & Development Ltd | 高感度復調器を備えるfsk無線周波数信号用受信機およびその作動方法 |
JP2014534691A (ja) * | 2011-10-12 | 2014-12-18 | オプティス セルラー テクノロジー, エルエルシーOptis Cellular Technology,LLC | デジタルダウンコンバージョン及び復調 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US6263028B1 (en) | 2001-07-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5001724A (en) | Method and apparatus for measuring phase accuracy and amplitude profile of a continuous-phase-modulated signal | |
JPH1023086A (ja) | 変調精度測定装置 | |
US5724388A (en) | Digital signal modulation analysis device | |
US5187719A (en) | Method and apparatus for measuring modulation accuracy | |
JP4360739B2 (ja) | 直交復調装置、方法、記録媒体 | |
US8224269B2 (en) | Vector modulator calibration system | |
CN100571246C (zh) | 正交调制系统 | |
CN101005480B (zh) | 解调电路和解调方法 | |
US9651646B2 (en) | Phase noise correction system for discrete time signal processing | |
CN109067680B (zh) | 一种基带信号的载波频偏估计方法及其装置 | |
JP3549963B2 (ja) | ディジタル無線受信機 | |
JP2008232807A (ja) | 信号分析装置 | |
EP3507954B1 (en) | Time sequenced spectral stitching | |
JP3950242B2 (ja) | オフセットqpsk変調解析方式 | |
JP3819592B2 (ja) | 64qam、256qam変調解析方法 | |
KR20030003230A (ko) | 동기 수신기에서의 직교 및 이득 에러의 정정 | |
JP4463063B2 (ja) | 復調回路及び復調方法 | |
JP6381494B2 (ja) | 受信機および誤差補正方法 | |
US20040179628A1 (en) | Method and apparatus for digital data transmission and reception using synthetically generated frequency | |
JP2000151731A (ja) | 広帯域iqスプリッタ装置及びその校正方法 | |
JP6902259B2 (ja) | 測定装置及び測定方法 | |
JP2929366B2 (ja) | デジタルam復調器とその方法 | |
JPH04261248A (ja) | 一括復調装置 | |
EP2797225B1 (en) | Method of and apparatus for demodulating an amplitude modulated signal | |
JP3729369B2 (ja) | 直接変換fsk受信機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030902 |