JPH10229994A

JPH10229994A - 大人のおむつ交換補助装置

Info

Publication number: JPH10229994A
Application number: JP7432497A
Authority: JP
Inventors: Hiroshi Chori; 弘志長利
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1997-02-18
Filing date: 1997-02-18
Publication date: 1998-09-02

Abstract

(57)【要約】【目的】この発明は、脱落ガード付ベット・布団など
に装置を設置して、腕力の弱い老いた女性でも苦労なく
短時間に腰部を浮かせ、大人のおむつを交換する補助装
置に関するものである。【構成】この発明は、脱落ガード付ベット・布団などの
敷布団１５の上に空気袋３付敷物２を敷く、ベース板７
は敷き布団の下に設置し、両足を各足支え台４に乗せ
る。空気袋３に空気を送り込みまたは、帯状の敷物９を
小型ウインチ１０で巻上げ身体の腰部を浮かせ、大人の
おむつを交換する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、ベット・布団などの
敷布団１５の上に空気袋３付敷物２を敷く、ベース板７
は敷き布団の下に設置し、大人のおむつ交換には両足を
各足支え台４に乗せる。空気袋３に空気を送り込み、
または、帯状の敷物９を小型ウインチ１０で巻上げ身体
１７の腰部を浮かせ、大人おむつを交換補助する装置に
関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来のおむつ交換補助装置は、（専用の
ものがない為、ベットから車椅子の移動装置使用）身体
にベルト状のものをまき付け、吊状に腰部を浮かせて、
おむつ交換している。よって身体にベルト状のものを巻
き付けるのに時間がかり、吊状の装置が大きく持ち運び
が困難であり、両足がふらつき不安定であり、おむつが
容易に出来ない。またおむつ取付け作業終了後に身体に
巻付けたベルトを取り外さなければならない。これは、
看護人にとってきわめてわずらわしいことである。しか
し吊状の装置があるにもかかわらず、現場では看護人自
身が自らの腕力で交換する行動が非常に多い。また、お
むつ受け側からは身体を上下左右に揺すられ、わずらわ
しいことである。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】したがって、各メーカ
とも、大型で高価なものが多く、専用装置がなく、寝た
きり人の病院・老人ホーム・個人宅に一人一台の配置は
難しい。また現状の看護する人間は女性が多く腕力が弱
く、また特に夜勤勤務の人数が少なく、よっておむつ交
換ひとつをとっても素早い対応が必要とされる。また本
発明は、こうした使用者の強い要望にこたえるために発
明されたのである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】請求項目１に対して、そ
の構成を説明すると，（イ）身体に合わせて、スットパー１を身体の長さ方向
に位置調整して、敷物２の端に設ける。（ロ）敷物２の端に、空気袋３を設ける。（ハ）スットパー１と敷物２と空気袋３を敷き布団の上
に敷く。（ニ）ベース板７の巾を調整をし、敷き布団１５の下に
設置する。（ホ）垂直方向アーム５を回転させることが出来、高さ
調整も設ける。（へ）水平方向アーム６の、長さ調整を設ける。（ト）足支え台４の、水平方向に向角度調整を設ける。（チ）足支え台５に足を固定するため、帯状の柔らかい
足脱着テープを設ける。（リ）小型足踏みエアーポンプ１１で、空気袋３に空気
を送り込み腰部を持ち上げる。（ヤ）おむつ交換終了後、空気袋３の空気非出して、腰
部を降ろす。（ヌ）垂直方向アーム５を回転させ、じゃまにならない
位置に移動する。以上のような装置とする。請求項２に対して、その構成
を説明すると，（イ）ベット脱落ガードに、固定金具８を取り付ける。（ハ）固定金具８に、帯状の敷物９の端を接続し、反対
側の端に小型ウインチ１０を接続し、ベットの脱落ガー
ド１４に固定する。（ニ）帯状の敷物９を、小型ウインチ１０で巻上げ腰部
を持ち上げる。（ホ）おむつ交換後、小型ウインチ１０で腰部を下に降
ろす。以上のような装置とする。

【０００５】

【作用】次に本発明の作用を述べると、腰を浮かすこと
により腰から下の、下半身の重さが各両足・腰部・背中
で、各４カ所に分散される。したがって小さな力で身体
の腰部を持ち上げることができる。また、介護人は、両
足をやりやすい自由な位置に設置できるので、おむつ交
換が容易になる。

【０００６】

【実施例】なお、原動力は、足踏みエアーポンプ１１
及、小型ウインチ１０であるめ、小さな力で行うことが
でき楽になる。これらの装置を使用することにより、腰
部を持ち上げることができ、頭部方向に身体がズレ、ス
トッパ１に当たり、ズレ防止になる。（身体の重さでも
ズレ防止になる。）また、敷物２はメッシュ形状であり
ながら補強材１２のせいか伸びが少なくなり、空気袋３
は、傾斜を付けたおかげで背骨が無理なく曲がり、痛み
はなくなる。さらに、足支え台４の角度と垂直方向アー
ム５の高さ・回転と水平方向アーム６の長さとベース板
７巾の各調整を設けため人に合わせた調整ができ、一度
調整すると再現性があっておむつ交換が容易になる。し
かし、空気袋３に空気を入れないで長時間敷いたら、メ
ッシユ部は通常の蒸れと変わらないが、空気袋３部分
は、多少蒸れた。帯状の敷物９は小型ウインチ１０で巻
上げ腰部を持ち上げるが、前記述と同じ効果があった。
また、帯状の敷物９の蒸れについては、通常と同じだっ
たが、長時間敷いていても不快感は感じられなかった。
よって目的を達することが出来た。

【０００７】

【発明効果】したがって、腕力の弱い老いた女性でも苦
労なく、短時間におむつ交換ができる。また、寝たきり
人側の身体に無理な姿勢が少なく、１日に何回でも交換
が可能であり、蒸れ感に関しては、まったくとは言えな
いが敷物２と帯状の敷物９が汚れるまで敷いて置けるの
で手間いらずでとても便利である。

【図面の簡単な説明】

【図面１】本発明の布団用斜視図

【図面２】本発明の足支え台の斜視図

【図面３】本発明の布団用使用側面図

【図面４】本発明の脱落ガード付ベット用の斜視図

【図面５】本発明の脱落ガード付ベット用の使用正面断
面図

【符号の説明】

１ストッパー２敷物３空気袋４足支え台５垂直方向アーム６水平方向アーム７ベース板８固定金具９帯状の敷物１０小型ウインチ１１小型足踏みエアーポンプ１２通気性材１３補強材１４脱落ガード１５敷き布団１６枕１７身体１８足の脱着テープ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】ベット、布団用。（イ）空気袋３に、空気を入れたとき身体１７のズレ
を防ぐ為、弾力性のストッパー１を、敷物２の端に設け
る。（ロ）空気袋３に、空気を入れたとき身体のズレを防
ぐ為、身体の重さを利用する、また、通気性でメッシュ
形状の敷物２を、ストッパー１と空気袋３の間に設け
る。（ハ）敷物２の伸びを防ぐ為、外周と中央付近に補強
材１３を設ける。（ニ）空気袋３に空気を入れ、腰部を容易に浮かす、
また、背中がなめらかに曲がるように、接する部分に傾
斜を設ける。（ホ）空気袋３は、通気性が悪くさらに敷ぱなしによ
り蒸れる。よって表面に通気性材１２を設ける。（ヘ）空気袋３に、空気の出入り口を付け小型足踏み
エアーポンプを設ける。（ト）介護人が素早くおむつ交換が出来るように、足
支え台４は水平方向に角度と垂直方向アーム５の高さと
水平方向アーム６の長さとベース板７の巾に各調整を設
ける。さらにおむつ交換後、垂直方向アーム５を回転さ
せ、じゃまにならない位置に移動する。以上の如く構成された、大人のおむつ交換補助装置。
【請求項２】脱落ガード付ベット用。（イ）ベット脱落ガード１４は、水平方向に傾け固定金
具８を設ける。（ロ）敷物９は、敷ぱなしにより蒸れる。よって通気性
でメッシュ形状の丈夫な帯状の敷物にする、また端に固
定金具８接続する。（ハ）帯状の敷物９の端しに、小型ウインチ１０を設け
て、また背中がなめらかに曲がるよに、帯状の敷物９は
水平方向に傾てベット脱落ガード１４に固定する。以上の如く構成された、大人のおむつ交換補助装置。