JPH10229011A - ソレノイド駆動回路 - Google Patents

ソレノイド駆動回路

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JPH10229011A
JPH10229011A JP4494497A JP4494497A JPH10229011A JP H10229011 A JPH10229011 A JP H10229011A JP 4494497 A JP4494497 A JP 4494497A JP 4494497 A JP4494497 A JP 4494497A JP H10229011 A JPH10229011 A JP H10229011A
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JP
Japan
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solenoid
control means
drive circuit
conduction
predetermined
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JP4494497A
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English (en)
Inventor
Masao Okubo
政雄 大久保
Haruo Morita
治夫 森田
Mitsunori Miyake
三徳 三宅
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Bosch Corp
Goal Co Ltd
Original Assignee
Goal Co Ltd
Zexel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来に比してより消費電力の低減を図る。 【解決手段】 CPU1の第2の入出力ポートから論理
値Highの信号が出力されると通電制御用トランジス
タ7が導通し、動作確認スイッチ5の第1の接点5a及
び電解コンデンサ11を介してソレノイド4への通電電
流が流れ、ソレノイド4がある程度励磁されると、第1
の接点5aが開成し、ソレノイド4の通電電流は、電力
制限用抵抗8を介して流れることとなるため、それ以降
の消費電力が低減されるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気錠や電磁弁等
において用いられるソレノイドの駆動回路に係り、特
に、省電力化を図ったものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、ソレノイドを用いてなる
電気錠は、ソレノイドに電圧を印加した際に錠の施錠が
なされるようになっている一般に通電時施錠型と称され
るものと、ソレノイドに電圧を印加した際に錠の解錠が
なされるようになっている一般に通電時解錠型と称され
るものとの二つに大別される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ソレノイド
は、その電気的性質から、通電の際には、大きな電力を
必要とするが、所定の磁界が生じ、可動コアが吸着され
た後は、初期と同様な通電電力は必要なくなることは良
く知られているところであり、このような特性を有する
ソレノイドを用いたものにあっては、使用中の消費電力
を如何に抑えるかが装置の動作特性に大きな影響を与え
ることとなることがある。例えば、先の電気錠の電源が
いわゆるバッテリ電源以外、すなわち、商用電源等から
必要な電力が安定して供給される場合には、電気錠の使
用を重ねる度毎に、電源からの供給電力が低下してゆく
ような不都合は生じないが、バッテリ電源のような供給
可能な電力に限界があるものを電源とするような場合に
は、一度の電気錠の使用において消費される電力が大き
いと、バッテリ電源の大きさによっては、電気錠の使用
可能な回数も極少ないものとなり、極めて実用性の低い
ものとなるという問題を招くこととなる。
【0004】本発明は、上記実状に鑑みてなされたもの
で、従来に比してより消費電力の低減を図ることのでき
るソレノイド駆動回路を提供するものである。本発明の
他の目的は、バッテリ電源の消耗を極力小さくでき、バ
ッテリ電源の交換頻度を少なくすることのできるソレノ
イド駆動回路を提供することにある。本発明の他の目的
は、動作不良等の異常を的確に把握することの可能なソ
レノイド駆動回路を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
るソレノイド駆動回路は、所定の電源とアース間に、ソ
レノイドと電力制限用抵抗と導通制御手段とが直列接続
されてなり、前記導通制御手段が導通状態となることで
ソレノイドへの通電が行われるように構成されてなるソ
レノイド駆動回路であって、前記ソレノイドが非通電状
態にある場合に、閉成状態となる一方、前記ソレノイド
への通電後に開成状態となる第1の接点と、前記ソレノ
イドが非通電状態にある場合に開成状態となる一方、前
記ソレノイドへの通電後に閉成状態となる第2の接点と
を有してなる動作確認スイッチを設け、前記動作確認ス
イッチの第1の接点を前記電力制限用抵抗に並列接続し
てなるものである。
【0006】かかる構成においては、ソレノイドへの通
電開始時点においては、第1の接点を介してソレノイド
の通電電流が流れるため、ソレノイドの励磁開始に必要
な大きな通電電流を流すことができる一方、通電後、ソ
レノイドの磁界がある程度大きくなると、第1の接点が
開成するようになっているため、ソレノイドへは、電力
制限用抵抗を介して通電が行われることとなり、消費電
力の低減を図りつつ、保持力を得るに必要最低限の通電
電流を確保することが可能となるものである。
【0007】また、請求項4記載の発明に係るソレノイ
ド駆動回路は、導通制御手段への制御信号を所定の条件
の下で出力する動作制御手段を設けてなるものである。
このような動作制御手段は、例えば、いわゆるCPUと
いわゆるソフトウェアとにより簡易に実現できるもので
ある。特に、動作制御手段により、導通制御手段に対し
て当該導通手段を導通状態とするべく所定の制御信号が
出力されている状態において、動作確認スイッチの第2
の接点の開成が動作監視手段によって検知された場合、
動作制御手段は、導通制御手段に対して当該導通手段を
導通状態とするべく所定の制御信号を改めて出力し直
し、これを所定回数繰り返すようにしたものが好適であ
る。このような構成とすることにより、ソレノイドの励
磁を確実なものとすることができ、このようなソレノイ
ドを用いた装置の信頼性をより向上させることができる
こととなる。
【0008】また、動作制御手段によって導通制御手段
に対する制御信号の出力のし直しが所定回数なされた場
合には、異常と判定する動作監視手段を設けると共に、
この動作監視手段による異常との判定結果に基づいて所
定の報知動作を行う報知手段を設けた構成としても好適
である。このような動作監視手段は、例えば、いわゆる
CPUといわゆるソフトウェアとにより簡易に実現でき
るものである。また、報知手段は、例えば、発光素子を
点灯させるような報知回路等によって構成することで、
使用者へ異常の発生を報知するようにしたもの等が好適
である。このような構成とすることで、ソレノイドの駆
動状態の監視を、効率よく、しかも、確実に行えること
となり、ソレノイドを用いた装置の更なる信頼性の向上
を図ることができることとなる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1乃至図3を参照しつつ説明する。なお、以下に
説明する部材、配置等は本発明を限定するものではな
く、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができる
ものである。まず、この発明の実施の形態における回路
構成について、図1を参照しつつ説明する。最初に、こ
のソレノイド駆動回路は、電気錠に適用される場合の例
であり、CPU1と、駆動インターフェイス回路2、報
知回路3とを主たる構成要素としてなるものである。ま
ず、ソレノイド4は、図示されない電気錠を構成するも
のであり、通電されることによって、ソレノイド4の図
示されない可動コアが移動し、それによって施錠(又は
解錠)がなされるようになっているものである。このソ
レノイド4は、動作確認スイッチ5を有してなるものと
なっている。すなわち、動作確認スイッチ5は、第1の
端子5dと第2の端子5eと可動接点5cとを有し、第
1の端子5dと可動接点5cとから第1の接点5aが、
第2の端子5eと可動接点5cとから第2の接点5b
が、それぞれ形成されるようになっているものである。
この動作確認スイッチ5は、例えば、ソレノイド4が非
通電状態にある場合においては、可動接点5cと第1の
端子5dが接続された状態となっており、第1の接点5
aは閉成状態とされる一方、第2の接点5bは開成状態
となっている。そして、ソレノイド4が通電され、充分
に磁化されて図示されない可動コアが移動すると、可動
接点5cが移動し、第2の端子5eと接触して、第1の
接点5aが開成状態とされる一方、第2の接点5bが閉
成状態とされるようになっている。
【0010】CPU1は、電気錠の動作制御及び動作監
視等を行うためのもので、ROM、RAM等を内蔵して
なる公知・周知のいわゆるワンチップ・マイコンであ
る。このCPU1には、外部から電気錠の施錠または解
錠を指令するための錠制御信号が第4の入出力端子(図
1においては「PORT D」と表記)を介して入力さ
れるようになっており、この錠制御信号に基づいて後述
するように電気錠の動作が制御されるようになってい
る。
【0011】このCPU1の第1の入出力ポート(図1
においては「PORT A」と表記)には、プルアップ
抵抗6を介して所定の電源電圧が印加されるようになっ
ていると共に、先の動作確認スイッチ5の第2の端子5
eが接続されており、後述するようにしてこの第1の入
出力ポートの電圧変化によりソレノイド4の動作状態が
CPU1により判断されるようになっている。また、第
2の入出力ポート(図1においては「PORT B」と
表記)には、駆動インターフェイス回路2を構成する通
電制御用トランジスタ7のべースが抵抗10aを介して
接続されており、後述するように所定の制御信号が通電
制御用トランジスタ7へ出力されるようになっている。
【0012】さらに、CPU1の第3の入出力ポート
(図1においては「PORT C」と表記)は、報知回
路3の入力段に接続されており、後述するようにこの第
3の入出力ポートから所定信号が出力されることによっ
て、ソレノイド4の駆動における異常が報知回路3によ
って報知されるようになっている。
【0013】駆動インターフェイス回路2は、CPU1
の第2の入出力ポートからの制御信号に基づいて、ソレ
ノイド4への通電制御を行うためのものであると共に、
CPU1において、ソレノイド4の動作状態を判断する
ためのソレノイド4の動作状態に応じた信号を入力する
ようになっているもので、通電制御用トランジスタ7
と、電力制限用抵抗8と、動作確認スイッチ5とを主た
る構成要素としてなるものである。この駆動インターフ
ェイス回路2は、ソレノイド4と共に、電気錠が設けら
れる場所、または、その近傍に、バッテリ電源9と共に
設けられるものである。一方、先のCPU1は、必ずし
も電気錠が設けられる場所、または、その近傍に設けら
れる必要はなく、通常は、報知回路3と共に、電気錠と
は若干離れた適宜な場所に設けられるようになってい
る。
【0014】通電制御用トランジスタ7は、npn型の
ものが用いられており、そのベースは抵抗10aを介し
て先に述べたようにCPU1の第2の入出力ポートへ接
続されると共に、抵抗10bを介してアースへ接続され
る一方、エミッタは、アースに接続されるようになって
いる。さらに、通電制御用トランジスタ7のコレクタ
は、電力制限用抵抗8を介してソレノイド4の一方の端
子に接続され、ソレノイド4の他方の端子は、バッテリ
電源9の正極側に接続されるようになっている。
【0015】また、電力制限用抵抗8の両端には、電解
コンデンサ11が接続されており、ソレノイド4への通
電開始後、動作確認スイッチ5の第1の端子5dと可動
接点5cとが開成された際に、ソレノイド4の抵抗成分
の大きさと電解コンデンサ11の容量で定まるいわゆる
時定数に応じた通電電流の立ち上がり時間で、可動コア
(図示せず)の吸着を確保できるようにしてある。さら
に、電力制限用抵抗8とソレノイド4との接続点は、動
作確認スイッチ5の第1の端子5dへ、電力制限用抵抗
8と通電制御用トランジスタ7のコレクタとの接続点
は、動作確認スイッチ5の可動接点5cへ、それぞれ接
続されている。なお、動作確認スイッチ5の第2の端子
5eは、先に述べたように、CPU1の第1の入出力ポ
ートへ接続されると共に、プルアップ抵抗6を介して図
示されない電源へ接続されるようになっている。なお、
CPU1に供給される電源及びプルアップ抵抗6が接続
される電源は、先の駆動インターフェイス回路2に用い
られるバッテリ電源9とは別であり、通常の電源、すな
わち、一般的には、商用交流電源を基に、公知・周知の
回路構成を有する直流電源回路(図示せず)によって所
定の直流電圧が得られるようになっているものが用いら
れるようになっている。
【0016】次に、上記構成における動作について、図
2及び図3を参照しつつ説明する。まず、CPU1によ
る動作制御が開始されると、データ入力処理が行われ
(図2のステップ100参照)、各入出力ポートへの信
号入力の有無並びに信号の読み込みが行われることとな
る。次いで、上述のデータ入力の結果に基づいて、施錠
指令が入力されたか否かが判定されることとなる(図2
のステップ102参照)。すなわち、錠制御信号が予め
定められた論理値(例えば、「High」)の状態とな
ったか否かが判定され、施錠指令がなされたと判定され
た場合(YESの場合)には、施錠指令がなされた状態
であることを識別するためのフラグFの値が「1」とさ
れ(図2のステップ104)、ソレノイド4への通電が
行われることとなる(図2のステップ106参照)。具
体的には、CPU1の第2の入出力ポートから論理値H
ighの信号が出力され(図3(a)参照)、通電制御
用トランジスタ7のベースに印加されることで、通電制
御用トランジスタ7が導通状態となり、バッテリ電源9
からの電流が、ソレノイド4、動作確認スイッチ5の第
1の接点5aを介して流れ、ソレノイド4による磁界が
発生することとなる。
【0017】なお、電解コンデンサ11は、この通電制
御用トランジスタ7が導通状態となる以前において、電
力制限用抵抗8を介して放電状態とされており、充電さ
れている電荷は殆ど零の状態である。そのため、上述の
ようにソレノイド4への通電が開始された直後において
は、第1の端子5dから可動接点5cに流れて、ソレノ
イド4には電源電圧が殆ど印加される。
【0018】ソレノイド4への通電による磁界の発生に
より、図示されない可動コアが所定の位置へ移動され、
動作確認スイッチ5の可動接点5cが第1の端子5dか
ら第2の端子5eへ切り替えられることとなるが、第1
の端子5dから第2の端子5eに切り替わる瞬間及び動
作確認スイッチ5の位置と可動コア(図示せず)の吸着
位置とのずれの吸収の目的で、電解コンデンサ11によ
る時定数に応じた電流をソレノイド4に流した後は、バ
ッテリ電源9からのソレノイド4への通電電流は、それ
までの上述した第1の接点5aに代わって、電力制限用
抵抗8を介して流れることとなる。そして、動作確認ス
イッチ5の可動接点5cの第2の端子5eへの接触によ
る第2の接点5bの閉成に伴い、CPU1の第1の入出
力ポートは、通電制御用トランジスタ7を介してアース
に接続される状態となることから、第1の入出力ポート
の入力状態は、それまでの論理値Highの状態から論
理値Lowの状態へ切り替わることとなる(図3(b)
参照)。
【0019】このように、ソレノイド4の磁化を開始し
た当初においては、バッテリ電源9から充分な電流を流
すようにし、充分な磁化が行われた後は、電力制限用抵
抗8によってその通電電流を小さくしても、いわゆる保
持力を得る程度の通電電流が得られれば、ソレノイド4
の磁化状態は変わらないために何等問題は生じない。そ
して、このような通電電流の切り替えを行うことによる
バッテリ電源9の消費電力の変化は、図3(c)に示さ
れたように、動作確認スイッチ5の可動接点5cが第2
の端子5eへ切り替わり、第1の接点5aが開成状態と
なるまでは、消費電力は大きいが、動作確認スイッチ5
の可動接点5cが第2の端子5e側へ切り替わり、第1
の接点5aが開成状態となって電力制限用抵抗8を介し
て通電されるようになると、消費電力は、保持力を与え
るに要する程度の大きさとなり、電力制限用抵抗8を用
いることなく通電を継続する場合に比して、ソレノイド
4への通電の間の総消費電力が確実に低減されることと
なる。
【0020】上述のようにしてソレノイド4への通電処
理(図2のステップ106参照)が完了した後は、確認
信号が正常であるか否かの判定が行われることとなる
(図2のステップ108参照)。すなわち、CPU1の
第1の入出力ポートにおける論理値の変化が確認信号の
変化として扱われるようになっており、先に図3(b)
に示されたように、ソレノイド4への通電開始後、所定
時間経過後に、第1の入出力ポートが論理値High状
態からLow状態へ変化したと判定されると(YESの
場合)、確認信号有りとして、次のステップ120へ進
むこととなる。一方、確認信号が無いと判定された場合
(NOの場合)には、このような状態が所定回数発生し
たか否かが判定されることとなり(図2のステップ11
8参照)、所定回数の発生有りと判定される(YESの
場合)と、異常であるとして後述する異常報知処理(図
2のステップ124参照)が行われることとなる。ま
た、未だ所定回数の発生に至っていないと判定された場
合(NOの場合)には、上述したような通電処理(図2
のステップ106参照)以降の処理が再度繰り返され、
ソレノイド4への通電が再度試みられるようになってい
る。
【0021】次に、ステップ120においては、異常検
知処理が行われることとなる。この異常検知処理は、一
旦ソレノイド4への通電が正常になされ、上述のように
確認信号が確認された後に、何らかの原因によって、ソ
レノイド4が非励磁状態となったような場合を検出し、
ソレノイド4への通電を改めて行うようにするたに行わ
れるものである。すなわち、CPU1の第2の入出力ポ
ートから未だ論理値Highの信号が出力されている状
態において、第1の入出力ポートにおいて論理値Low
の状態から論理値Highに変化したことが検知された
か否かが判定され、そのような論理信号の変化が検知さ
れていないと判定された場合には、正常であるとして先
のステップ100へ戻り、一連の処理が繰り返されるこ
ととなる(図2のステップ120の「YES」の場合参
照)。
【0022】一方、上述のような論理信号の変化が検知
されたと判定された場合には、異常が検知されたとし
て、このような状態が所定回数発生したか否かが判定さ
れ(図2のステップ122参照)、所定回数の発生があ
ると判定された場合(YESの場合)には、後述する異
常報知処理(図2のステップ124参照)へ進み、未だ
所定回数の発生には至っていないと判定された場合(N
Oの場合)には、先のステップ106へ戻り、通電処理
(図2のステップ106参照)以降の各処理が再度繰り
返されるようになっている。
【0023】一方、先のステップ102における施錠指
令の有無の判定において、施錠指令が入力されていない
と判定された場合(NOの場合)には、解錠指令が入力
されたか否かが判定されることとなる(図2のステップ
110参照)。すなわち、錠制御信号が予め定められた
論理値の状態(例えば、「High」の状態から「Lo
w」の状態へ変化)となったか否かが判定され、解錠指
令がなされたと判定された場合(YESの場合)には、
解錠指令がなされた状態であることを識別するため、フ
ラグFの値が「0」とされ(図2のステップ114参
照)、ソレノイド4への通電が停止されることとなり
(図2のステップ116参照)、その後、ステップ10
0へ戻りデータ入力処理以降の各処理が繰り返されるこ
ととなる。
【0024】また、ステップ110において、未だ解錠
指令が入力されていないと判定された場合(NOの場
合)には、フラグFに「1」が設定されているか否かが
判定され(図2のステップ112参照)、「1」に設定
されていると判定された場合(YESの場合)には、未
だソレノイド4への通電状態であるとして、先に述べた
異常検知処理(図2のステップ120参照)へ進む一
方、フラグFが「1」ではないと判定された場合(NO
の場合)には、既に解錠された状態であるとして先のス
テップ100へ戻りデータ入力処理以降の各処理が繰り
返されることとなる。
【0025】一方、異常報知処理(図2のステップ12
4参照)は、先の異常検知処理(図2のステップ120
参照)によって異常が検知された場合に、それを報知す
るための処理である。すなわち、ステップ120の異常
検知が所定回数生ずると、報知回路3によって、異常報
知がなされるようになっている。報知回路3による異常
報知としては、公知・周知の技術を用いるものでよい。
例えば、LEDや液晶等の発光素子を用いて、これらを
点灯させたり、これと同時または単独で、所定のメッセ
ージを公知・周知の音声合成ICを用いる等によって流
すようすると好適である。
【0026】上述した発明の実施の形態においては、電
気錠が、ソレノイド4への通電により施錠されることを
前提として説明したが、逆の場合、すなわち、ソレノイ
ド4への通電によって電気錠の解錠がなされるようなも
のにおいても同様に適用できるものである。
【0027】上述した発明の実施の形態においては、導
通制御手段は、通電制御用トランジスタ7によって実現
されている。また、動作制御手段及び動作監視手段は、
CPU1による図2に示されたプログラムの実行により
実現されている。
【0028】
【発明の効果】以上、述べたように、本発明によれば、
ソレノイドの励磁に際し、その初期に必要となる電力は
充分に確保しつつ、一旦励磁された後の励磁状態を保持
する状態においては、必要最小限の電力を供給するよう
な構成とすることにより、総電力消費量を極力軽減でき
るので、ソレノイドへの通電のための電源として、バッ
テリ電源を用いるような装置におけるバッテリ電源の消
耗を軽減することができ、そのため、バッテリ電源の交
換頻度を少なくすることができ、省電力の装置を提供す
ることができる。また、動作監視手段及び報知手段を設
けることにより、ソレノイドの通電状態を監視し、動作
不良を的確に把握することができ、装置の信頼性向上を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態におけるソレノイド駆動
回路の構成例を示す回路図である。
【図2】 図1に示されたソレノイド駆動回路の動作を
説明するフォローチャートである。
【図3】 図1に示されたソレノイド駆動回路の主要部
における信号波形図であって、図3(a)はCPUの第
2の入出力ポートにおける信号波形を、図3(b)はC
PUの第1の入出力ポートにおける信号波形を、図3
(c)は消費電力の変化を、それぞれ示すものである。
【符号の説明】
1…CPU 2…駆動インターフェイス回路 3…報知回路 4…ソレノイド 5…動作確認スイッチ 5a…第1の接点 5b…第2の接点 7…通電制御用トランジスタ 8…電力制限用抵抗 9…バッテリ電源 11…電解コンデンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森田 治夫 大阪市淀川区三津屋北2−16−6 株式会 社ゴール内 (72)発明者 三宅 三徳 大阪市淀川区三津屋北2−16−6 株式会 社ゴール内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の電源とアース間に、ソレノイドと
    電力制限用抵抗と導通制御手段とが直列接続されてな
    り、前記導通制御手段が導通状態となることでソレノイ
    ドへの通電が行われるように構成されてなるソレノイド
    駆動回路であって、 前記ソレノイドが非通電状態にある場合に、閉成状態と
    なる一方、前記ソレノイドへの通電後に開成状態となる
    第1の接点と、前記ソレノイドが非通電状態にある場合
    に開成状態となる一方、前記ソレノイドへの通電後に閉
    成状態となる第2の接点とを有してなる動作確認スイッ
    チを設け、 前記動作確認スイッチの第1の接点を前記電力制限用抵
    抗に並列接続してなることを特徴とするソレノイド駆動
    回路。
  2. 【請求項2】 電力制限用抵抗と並列に電解コンデンサ
    を接続してなることを特徴とする請求項1記載のソレノ
    イド駆動回路。
  3. 【請求項3】 導通制御手段は、外部からの制御信号に
    応じて導通状態となるトランジスタを用いてなることを
    特徴とする請求項1又は2記載のソレノイド駆動回路。
  4. 【請求項4】 導通制御手段への制御信号を所定の条件
    の下で出力する動作制御手段を設けてなることを特徴と
    する請求項1、2又は3記載のソレノイド駆動回路。
  5. 【請求項5】 動作確認スイッチの第2の接点の開閉成
    に基づいて、ソレノイドへの通電状態を監視する動作監
    視手段を設けてなることを特徴とする請求項4記載のソ
    レノイド駆動回路。
  6. 【請求項6】 動作制御手段により、導通制御手段に対
    して当該導通手段を導通状態とするべく所定の制御信号
    が出力されている状態において、動作確認スイッチの第
    2の接点の開成が動作監視手段によって検知された場
    合、動作制御手段は、導通制御手段に対して当該導通手
    段を導通状態とするべく所定の制御信号を改めて出力し
    直し、これを所定回数繰り返すことを特徴とする請求項
    4又は5記載のソレノイド駆動回路。
  7. 【請求項7】 動作監視手段は、動作制御手段によって
    導通制御手段に対する制御信号の出力のし直しが所定回
    数なされた場合には、異常と判定することを特徴とする
    請求項6記載のソレノイド駆動回路。
  8. 【請求項8】 動作監視手段における異常との判定結果
    に基づいて、所定の報知動作を行う報知手段を設けてな
    ることを特徴とする請求項7記載のソレノイド駆動回
    路。
  9. 【請求項9】 報知手段は、発光素子を点灯することに
    よって異常報知する報知回路であることを特徴とする請
    求項8記載のソレノイド駆動回路。
  10. 【請求項10】 報知手段は、音声合成による所定のメ
    ッセージを出力することによって異常報知を行う報知回
    路であることを特徴とする請求項8又は9記載のソレノ
    イド駆動回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006097404A (ja) * 2004-09-30 2006-04-13 Aiphone Co Ltd 電気錠制御装置
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