JPH10228840A - メンブレンスイッチとその製造方法 - Google Patents

メンブレンスイッチとその製造方法

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Publication number
JPH10228840A
JPH10228840A JP9030452A JP3045297A JPH10228840A JP H10228840 A JPH10228840 A JP H10228840A JP 9030452 A JP9030452 A JP 9030452A JP 3045297 A JP3045297 A JP 3045297A JP H10228840 A JPH10228840 A JP H10228840A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insulating sheet
spacer
membrane switch
fixed contact
keyboard
Prior art date
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Pending
Application number
JP9030452A
Other languages
English (en)
Inventor
Rie Takahashi
理絵 高橋
Takeshi Sugii
岳史 椙井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nagano Fujitsu Component Ltd
Original Assignee
Nagano Fujitsu Component Ltd
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Publication date
Application filed by Nagano Fujitsu Component Ltd filed Critical Nagano Fujitsu Component Ltd
Priority to JP9030452A priority Critical patent/JPH10228840A/ja
Publication of JPH10228840A publication Critical patent/JPH10228840A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スイッチ素子としてメンブレンスイッチを用
いスライダの押下によって接点間を短絡させるキーボー
ドに関し、キーボードの構成部品が削減され製造コスト
の低減と薄型化が可能なメンブレンスイッチの提供を目
的とする。 【解決手段】 上記課題は複数の固定接点54が上面に形
成された第1の絶縁シート51と、固定接点54に対向する
複数の可動接点55が下面に形成された第2の絶縁シート
52と、第1の絶縁シート51と第2の絶縁シート52との間
に挟装されるスペーサ53とを有し、スペーサ53は、固定
接点54と可動接点55との対向部分のそれぞれに透かし孔
56を有し、かつ透かし孔56の周囲に、斜め上方または下
方に屈曲され形成された屈曲部57を有する本発明のメン
ブレンスイッチにより達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスイッチ素子として
メンブレンスイッチを用いスライダの押下によって接点
間を短絡させるキーボードに係り、特にキーボードの構
成部品が削減されて製造コストの低減と薄型化を可能に
するメンブレンスイッチの構造に関する。
【0002】近年の携帯型パソコンやワープロの普及に
よって組み込まれるキーボードの一層の薄型化と軽量化
が強く要求され、またパソコンやワープロの販売合戦が
熾烈になるに伴ってキーボードの製造コストを更に低減
することが要求されている。
【0003】しかし、キーボードの薄型化や製造コスト
の低減は既に検討し尽くされ構造を変えない限りその実
現は困難である。そこでキーボードの構成部品が削減さ
れ製造コストの低減と薄型化が可能なメンブレンスイッ
チの開発が要望されている。
【0004】
【従来の技術】図4は従来のキーボードの主要部を示す
断面図である。図において従来のキーボードはサポート
パネル1とサポートパネル1により支承されたメンブレ
ンスイッチ2とを有し、メンブレンスイッチ2はスペー
サ23を介して対向させた第1の絶縁シート21および第2
の絶縁シート22を具えている。
【0005】第1の絶縁シート21は上面に形成された複
数の固定接点24と固定接点24に連通する配線パターン
(図示省略)を有し、第2の絶縁シート22は下面に形成
された複数の可動接点25と可動接点25に連通する配線パ
ターン(図示省略)を有する。
【0006】第2の絶縁シート22に形成されたそれぞれ
の可動接点25は第1の絶縁シート21に形成された固定接
点24と対向しており、絶縁シート21、22に挟装されたス
ペーサ23は固定接点24と可動接点25の対向部分にそれぞ
れ透かし孔26を具えている。
【0007】各々の可動接点25の上方にはスライダ31と
キートップ32とラバーアクチュエータ33とからなる押釦
3が配設されており、スライダ31の中間部分がサポート
パネル1の上方に装着されたスイッチパネル4によって
摺動自在に保持されている。
【0008】ラバーアクチュエータ33はドーム状の変形
部34と変形部中央の結合部35と開口部に設けられたフラ
ンジ部36とからなり、結合部35がスライダ31の下端に嵌
挿されると共にフランジ部36の下面がメンブレンスイッ
チ2の上面に当接している。
【0009】頭部に嵌挿されたキートップ32を介してス
ライダ31を押下することによりラバーアクチュエータ33
の変形部34が変形し、変形部34の内側中央に設けられた
突起37が第2の絶縁シート22を押下し可動接点25と固定
接点24との間を短絡させる。
【0010】オペレータが押下していたキートップ32か
ら指を離すと第2の絶縁シート22は自己の復元力により
押下前の状態に戻り、ラバーアクチュエータ33の変形部
34は自己の復元力によって復旧しスライダ31とキートッ
プ32を押下前の状態に戻す。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のキーボ
ードは摺動自在に保持された押釦とメンブレンスイッチ
との間にラバーアクチュエータが介在し、ラバーアクチ
ュエータの介在がキーボードの製造コストを高騰させる
と共に薄型化推進を阻害する要因になっている。
【0012】従来のキーボードにおいて押釦とメンブレ
ンスイッチとの間にラバーアクチュエータを介在させる
理由の一つとして、押釦を押下する際のストロークを拡
大することによって押下したという感覚をオペレータに
還元することが挙げられる。
【0013】例えば、可動接点と固定接点との間隔を十
分に拡大できればスライダ下端により直接メンブレンス
イッチを押下しても、押釦を押下したという感覚がオペ
レータの指先に十分還元されてラバーアクチュエータを
省略することが可能になる。
【0014】しかし、従来のメンブレンスイッチにおい
てスペーサ形成用のフィルムを厚くすることで接点間の
間隔を拡大しても、スペーサを形成するフィルムは厚く
なるに従って高価になるためキーボードの製造コスト低
減に寄与する効果は小さい。
【0015】また、従来のメンブレンスイッチの構造は
押下に際して撓むのは第2の絶縁シートのみでスペーサ
は変形しないため、接点間間隔が拡大されるに伴い第2
の絶縁シートの変形量が大きくなり導体部分の寿命が短
縮されるという問題がある。
【0016】本発明の目的はキーボードの構成部品が削
減され製造コストの低減と薄型化が可能なメンブレンス
イッチを提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】図1は本発明になるメン
ブレンスイッチを示す断面図である。なお全図を通し同
じ対象物は同一記号で表している。
【0018】上記課題は複数の固定接点54が上面に形成
された第1の絶縁シート51と、固定接点54に対向する複
数の可動接点55が下面に形成された第2の絶縁シート52
と、第1の絶縁シート51と第2の絶縁シート52との間に
挟装されるスペーサ53とを有し、スペーサ53は、固定接
点54と可動接点55との対向部分のそれぞれに透かし孔56
を有し、かつ透かし孔56の周囲に、斜め上方または下方
に屈曲され形成された屈曲部57を有する本発明のメンブ
レンスイッチによって達成される。
【0019】従来のメンブレンスイッチはスペーサの厚
さで固定接点と可動接点との間隔が決まりラバーアクチ
ュエータを要するが、本発明のメンブレンスイッチはス
ペーサの透かし孔の周囲が斜め上方に屈曲されていて接
点間間隔が広げられている。
【0020】このようにスペーサが固定接点と可動接点
との対向部分のそれぞれに透かし孔を有し、かつ透かし
孔の周囲に斜め上方または下方に屈曲され形成された屈
曲部を有する本発明のメンブレンスイッチは、従来のメ
ンブレンスイッチのスペーサと同じ厚さのフィルムから
なるスペーサで接点間隔が広げられ、接点間隔の拡大に
際してスペーサ形成用フィルムの厚さ変更に伴う製造コ
ストの上昇はない。
【0021】しかも、押下に際して第2の絶縁シートと
共にスペーサの屈曲部が撓むため第2の絶縁シート自体
の変形量が小さく、固定接点と可動接点との間隔を十分
に拡大しラバーアクチュエータを省略してキーボードの
製造コストを低減できる。
【0022】即ち、キーボードの構成部品が削減され製
造コストの低減と薄型化が可能なメンブレンスイッチを
実現することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下添付図により本発明の実施例
について説明する。なお図2は本発明のメンブレンスイ
ッチの製造方法を示す断面図、図3は上記メンブレンス
イッチを用いたキーボードを示す図である。
【0024】本発明のメンブレンスイッチ5は図1(a)
に示す如く第1の絶縁シート51と第2の絶縁シート52と
スペーサ53とを有し、第1の絶縁シート51と第2の絶縁
シート52は間に挟装されたフィルムからなるスペーサ53
を介し互いに対向している。
【0025】第1の絶縁シート51は上面に形成された複
数の固定接点54と固定接点54に連通する配線パターン
(図示省略)を有し、第2の絶縁シート52は下面に形成
された複数の可動接点55と可動接点55に連通する配線パ
ターン(図示省略)を有する。
【0026】第2の絶縁シート52に形成されたそれぞれ
の可動接点55は第1の絶縁シート51に形成された固定接
点54と対向しており、絶縁シート51、52に挟装されたス
ペーサ53は固定接点54と可動接点55の対向部分にそれぞ
れ透かし孔56を具えている。
【0027】スペーサ53はまた透かし孔56の周囲に円弧
状または直線状に斜め上方に屈曲させて形成された屈曲
部57を具えており、押下力を調整する手段として図1
(b) に示す如くそれぞれの屈曲部57に放射状に形成され
た複数のスリット58を有する。
【0028】なお、押下力は第2の絶縁シート52の材質
や厚さ、またはスペーサ53を形成するフィルムの材質や
厚さによって異なり、適当な押下力が得られるならばス
ペーサ53のそれぞれの屈曲部57に放射状に形成されるス
リット58は省略してもよい。
【0029】上記メンブレンスイッチ5はスペーサ53の
屈曲部57により形成された間隔を介して固定接点54と可
動接点55とが対向し、第2の絶縁シート52を押下すると
第2の絶縁シート52と屈曲部57が撓んで固定接点54と可
動接点55の間が短絡される。
【0030】このようなスペーサは図2に示す如くゴム
または軟質プラスチック板からなりスペーサ53を裏から
支承するダイ6と、屈曲させる形状に合わせ端面が成形
され少なくとも内壁面の延長上に切り刃71を有する円筒
形ポンチ7とて形成される。
【0031】即ち、図2(a) に示す如くダイ6にスペー
サ53を重置し円筒形ポンチ7をスペーサ53に強く押し付
けることによって、図2(b) に示す如くダイ6が窪んで
透かし孔56の打抜加工と透かし孔56の周囲への屈曲部57
の形成とが同時に行われる。
【0032】キーボードは図3に示す如くサポートパネ
ル1とサポートパネル1によって支承されたメンブレン
スイッチ5とを有し、メンブレンスイッチ5が有する可
動接点55の上方にはスライダ31とキートップ32とからな
る押釦3が配設されている。
【0033】スライダ31の中間部分はサポートパネル1
の上方に装着されたスイッチパネル4によって摺動自在
に保持されており、スライダ31の下端はラバーアクチュ
エータ等を介在させることなくメンブレンスイッチ5の
上面に直接当接させている。
【0034】頭部に嵌挿されたキートップ32を介してス
ライダ31を押下することによってスライダ31が第2の絶
縁シート52を押下し、第2の絶縁シート52が押下される
と第2の絶縁シート52と屈曲部57が撓み固定接点54と可
動接点55の間が短絡される。
【0035】また、オペレータが押下していたキートッ
プ32から指を離すとそれまで撓んでいた第2の絶縁シー
ト52と屈曲部57が、自己の有する復元力によりそれぞれ
押下前の状態に戻ると共にスライダ31とキートップ32を
押下前の状態に押し上げる。
【0036】このようにスペーサが固定接点と可動接点
との対向部分のそれぞれに透かし孔を有し、かつ透かし
孔の周囲に斜め上方または下方に屈曲され形成された屈
曲部を有する本発明のメンブレンスイッチは、従来のメ
ンブレンスイッチのスペーサと同じ厚さのフィルムから
なるスペーサで接点間隔が広げられ、接点間隔の拡大に
際してスペーサ形成用フィルムの厚さ変更に伴う製造コ
ストの上昇はない。
【0037】しかも、押下に際して第2の絶縁シートと
共にスペーサの屈曲部が撓むため第2の絶縁シート自体
の変形量が小さく、固定接点と可動接点との間隔を十分
に拡大しラバーアクチュエータを省略してキーボードの
製造コストを低減できる。
【0038】即ち、キーボードの構成部品が削減され製
造コストの低減と薄型化が可能なメンブレンスイッチを
実現することができる。
【0039】
【発明の効果】上述の如く本発明によればキーボードの
構成部品が削減され製造コストの低減と薄型化が可能な
メンブレンスイッチを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明になるメンブレンスイッチを示す断面
図である。
【図2】 本発明のメンブレンスイッチの製造方法を示
す断面図である。
【図3】 上記メンブレンスイッチを用いたキーボード
を示す図である。
【図4】 従来のキーボードの主要部を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 サポートパネル 3 押釦 4 スイッチパネル 5 メンブレンスイッチ 6 ダイ 7 円筒形ポンチ 31 スライダ 32 キートップ 51 第1の絶縁シート 52 第2の絶縁シート 53 スペーサ 54 固定接点 55 可動接点 56 透かし孔 57 屈曲部 58 スリット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の固定接点が上面に形成された第1
    の絶縁シートと、該固定接点に対向する複数の可動接点
    が下面に形成された第2の絶縁シートと、該第1の絶縁
    シートと該第2の絶縁シートとの間に挟装されるスペー
    サとを有し、 該スペーサは、該固定接点と該可動接点との対向部分の
    それぞれに透かし孔を有し、かつ該透かし孔の周囲に、
    斜め上方または下方に屈曲され形成された屈曲部を有す
    ることを特徴とするメンブレンスイッチ。
  2. 【請求項2】 前記スペーサが、透かし孔の周囲に放射
    状に形成されたスリットを有する請求項1記載のメンブ
    レンスイッチ。
  3. 【請求項3】 スペーサをフィルムで形成するに際し
    て、ゴムまたは軟質プラスチックの板からなり該フィル
    ムを支承するダイと、少なくとも内壁面の延長上に切り
    刃を有し、該フィルムを屈曲させる形状に合わせて端面
    が成形された筒形ポンチとを用い、 該ダイに重置された該フィルムに該筒形ポンチを押し付
    けることによって、透かし孔の打抜と屈曲部の形成と
    を、同時に行うことを特徴とするメンブレンスイッチの
    製造方法。
JP9030452A 1997-02-14 1997-02-14 メンブレンスイッチとその製造方法 Pending JPH10228840A (ja)

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JP9030452A JPH10228840A (ja) 1997-02-14 1997-02-14 メンブレンスイッチとその製造方法

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JPH10228840A true JPH10228840A (ja) 1998-08-25

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ID=12304312

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7599104B2 (en) 2003-09-02 2009-10-06 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image reading apparatus and multi-functional apparatus having a plate-like pressing member

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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