JPH10228654A - 対物レンズ駆動装置 - Google Patents
対物レンズ駆動装置Info
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- JPH10228654A JPH10228654A JP2623997A JP2623997A JPH10228654A JP H10228654 A JPH10228654 A JP H10228654A JP 2623997 A JP2623997 A JP 2623997A JP 2623997 A JP2623997 A JP 2623997A JP H10228654 A JPH10228654 A JP H10228654A
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- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 23
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- BGPVFRJUHWVFKM-UHFFFAOYSA-N N1=C2C=CC=CC2=[N+]([O-])C1(CC1)CCC21N=C1C=CC=CC1=[N+]2[O-] Chemical compound N1=C2C=CC=CC2=[N+]([O-])C1(CC1)CCC21N=C1C=CC=CC1=[N+]2[O-] BGPVFRJUHWVFKM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
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- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 レンズホルダを中立位置に保持する磁気ばね
機構の構成要素である磁性片が、マグネットによる磁気
吸引力によって脱落したり、位置ずれするのを未然に防
止可能な対物レンズ駆動装置を提案すること。 【解決手段】 対物レンズ駆動装置1は、対物レンズ
2、3を保持したレンズホルダ10を中立位置に保持す
るための磁性片51、52を有している。これらの磁性
片51、52は、内ヨーク板22の外周面221に固定
されている。また、各磁性片51、52は、フォーカシ
ング用磁気駆動回路30の構成要素であるトラッキング
用マグネット33、34と対峙している。さらに、各磁
性片51、52は部分的に内ヨーク板22とフォーカシ
ング用磁気駆動回路30の構成要素である駆動コイル3
1、32によって挟持されている。従って、磁性片5
1、52にマグネット33、34による磁気吸引力が作
用したとしても、磁性片51、52が脱落したり、位置
ズレするのを未然に防ぐことが可能である。
機構の構成要素である磁性片が、マグネットによる磁気
吸引力によって脱落したり、位置ずれするのを未然に防
止可能な対物レンズ駆動装置を提案すること。 【解決手段】 対物レンズ駆動装置1は、対物レンズ
2、3を保持したレンズホルダ10を中立位置に保持す
るための磁性片51、52を有している。これらの磁性
片51、52は、内ヨーク板22の外周面221に固定
されている。また、各磁性片51、52は、フォーカシ
ング用磁気駆動回路30の構成要素であるトラッキング
用マグネット33、34と対峙している。さらに、各磁
性片51、52は部分的に内ヨーク板22とフォーカシ
ング用磁気駆動回路30の構成要素である駆動コイル3
1、32によって挟持されている。従って、磁性片5
1、52にマグネット33、34による磁気吸引力が作
用したとしても、磁性片51、52が脱落したり、位置
ズレするのを未然に防ぐことが可能である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CDやDVD等の
光ピックアップ装置に用いられる対物レンズ駆動装置に
関するものである。特に、対物レンズを中立位置に保持
するための磁気ばね機構が備えられた対物レンズ駆動装
置に関するものである。
光ピックアップ装置に用いられる対物レンズ駆動装置に
関するものである。特に、対物レンズを中立位置に保持
するための磁気ばね機構が備えられた対物レンズ駆動装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】CDやDVD等の光ピックアップ装置に
用いることのできる対物レンズ駆動装置として、軸摺動
方式の対物レンズ駆動装置が知られている。図6(A)
に示すように、軸摺動方式の対物レンズ駆動装置100
には、対物レンズ2を保持するレンズホルダ20と、こ
のホルダ20を軸線方向に移動可能および中心軸線回り
に移動可能に支持する摺動軸28と、レンズホルダ20
の外周を囲むように設けられた外ヨーク板29とが構成
されている。外ヨーク板29の内周面には、フォーカシ
ング用マグネット33、34およびトラッキング用駆動
マグネット43、44が周方向に交互に固着され、これ
らのマグネットに対向するように、レンズホルダ20の
外壁(内ヨーク板)にフォーカシング用駆動コイル3
1、32およびトラッキング用駆動コイル41、44が
取り付けられている。従って、フォーカシング用駆動コ
イル31、33に通電すると、フォーカシング用駆動コ
イル31、32とフォーカシング用マグネット33、3
4の間に磁気力が発生するので、レンズホルダ20は摺
動軸28の軸線に沿って移動し、フォーカシング動作を
行う。一方、トラッキング用駆動コイル41、42に通
電すると、トラッキング用駆動コイル41、42とトラ
ッキング用マグネット43、44の間に磁気力が発生す
るので、レンズホルダ20は摺動軸28の軸線回りに回
転し、トラッキング動作を行う。
用いることのできる対物レンズ駆動装置として、軸摺動
方式の対物レンズ駆動装置が知られている。図6(A)
に示すように、軸摺動方式の対物レンズ駆動装置100
には、対物レンズ2を保持するレンズホルダ20と、こ
のホルダ20を軸線方向に移動可能および中心軸線回り
に移動可能に支持する摺動軸28と、レンズホルダ20
の外周を囲むように設けられた外ヨーク板29とが構成
されている。外ヨーク板29の内周面には、フォーカシ
ング用マグネット33、34およびトラッキング用駆動
マグネット43、44が周方向に交互に固着され、これ
らのマグネットに対向するように、レンズホルダ20の
外壁(内ヨーク板)にフォーカシング用駆動コイル3
1、32およびトラッキング用駆動コイル41、44が
取り付けられている。従って、フォーカシング用駆動コ
イル31、33に通電すると、フォーカシング用駆動コ
イル31、32とフォーカシング用マグネット33、3
4の間に磁気力が発生するので、レンズホルダ20は摺
動軸28の軸線に沿って移動し、フォーカシング動作を
行う。一方、トラッキング用駆動コイル41、42に通
電すると、トラッキング用駆動コイル41、42とトラ
ッキング用マグネット43、44の間に磁気力が発生す
るので、レンズホルダ20は摺動軸28の軸線回りに回
転し、トラッキング動作を行う。
【0003】図6(B)に拡大して示すように、対物レ
ンズ駆動装置100においては、レンズホルダ20の外
壁のうちマグネット33、34と対向する位置に磁性片
51、52が取り付けられており、磁性片51、52に
作用する磁気力を用いてレンズホルダ20を予め定めら
れた中立位置に保持するようにしている。すなわち、レ
ンズホルダ20は磁気ばね機構によって中立位置に保持
される。そして、この中立位置を初期位置としてフォー
カシングサーボおよびトラッキングサーボが行われる。
ンズ駆動装置100においては、レンズホルダ20の外
壁のうちマグネット33、34と対向する位置に磁性片
51、52が取り付けられており、磁性片51、52に
作用する磁気力を用いてレンズホルダ20を予め定めら
れた中立位置に保持するようにしている。すなわち、レ
ンズホルダ20は磁気ばね機構によって中立位置に保持
される。そして、この中立位置を初期位置としてフォー
カシングサーボおよびトラッキングサーボが行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図6(C)に示すよう
に、上記の磁性片51、52は、駆動コイル31、32
の中空部より小さい場合がある。この場合、磁性片5
1、52には、矢印Aで示すようなマグネット33、3
4の側に吸引される磁気力が作用するので、この磁気力
によって磁性片51、52がレンズホルダ20の外壁か
ら脱落したり、位置ズレを起こす恐れがある。従来の対
物レンズ駆動装置100においては、この点には着目さ
れておらず、マグネット33、34の磁気吸引力による
磁性片51、52の脱落や位置ズレを未然に防ぐ工夫は
何らされていない。
に、上記の磁性片51、52は、駆動コイル31、32
の中空部より小さい場合がある。この場合、磁性片5
1、52には、矢印Aで示すようなマグネット33、3
4の側に吸引される磁気力が作用するので、この磁気力
によって磁性片51、52がレンズホルダ20の外壁か
ら脱落したり、位置ズレを起こす恐れがある。従来の対
物レンズ駆動装置100においては、この点には着目さ
れておらず、マグネット33、34の磁気吸引力による
磁性片51、52の脱落や位置ズレを未然に防ぐ工夫は
何らされていない。
【0005】そこで、本発明の課題は、レンズホルダ
(対物レンズ)を中立位置に保持する磁気ばね機能の構
成要素である磁性片がマグネットによる磁気吸引力によ
って脱落したり、位置ズレするのを未然に防止可能な対
物レンズ駆動装置を提案することにある。
(対物レンズ)を中立位置に保持する磁気ばね機能の構
成要素である磁性片がマグネットによる磁気吸引力によ
って脱落したり、位置ズレするのを未然に防止可能な対
物レンズ駆動装置を提案することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では、対物レンズを保持したレンズホルダ
と、当該レンズホルダをフォーカシング方向およびトラ
ッキング方向に変位可能に支持するホルダ支持部材と、
前記レンズホルダを前記フォーカシング方向に変位させ
るフォーカシング用磁気駆動回路と、前記レンズホルダ
を前記トラッキング方向に変位させるトラッキング用磁
気駆動回路と、少なくとも前記フォーカシング用磁気駆
動回路および前記トラッキング用磁気駆動回路のどちら
か一方の磁気駆動回路中に配置された磁性片とを有し、
当該磁性片に作用する磁力によって前記レンズホルダを
予め定められた中立位置に保持する構成の対物レンズ駆
動装置において、前記磁性片が配置された磁気駆動回路
は、前記レンズホルダおよび前記ホルダ支持部材の一方
に構成されているコイル取付け部に固定された駆動コイ
ルと、前記レンズホルダおよび前記ホルダ支持部材の他
方に前記駆動コイルに対向した状態に固定されたマグネ
ットとを備えており、前記磁性片は、少なくともその一
部が前記駆動コイルと前記コイル取付け部の間に挟持さ
れていることを特徴としている。
め、本発明では、対物レンズを保持したレンズホルダ
と、当該レンズホルダをフォーカシング方向およびトラ
ッキング方向に変位可能に支持するホルダ支持部材と、
前記レンズホルダを前記フォーカシング方向に変位させ
るフォーカシング用磁気駆動回路と、前記レンズホルダ
を前記トラッキング方向に変位させるトラッキング用磁
気駆動回路と、少なくとも前記フォーカシング用磁気駆
動回路および前記トラッキング用磁気駆動回路のどちら
か一方の磁気駆動回路中に配置された磁性片とを有し、
当該磁性片に作用する磁力によって前記レンズホルダを
予め定められた中立位置に保持する構成の対物レンズ駆
動装置において、前記磁性片が配置された磁気駆動回路
は、前記レンズホルダおよび前記ホルダ支持部材の一方
に構成されているコイル取付け部に固定された駆動コイ
ルと、前記レンズホルダおよび前記ホルダ支持部材の他
方に前記駆動コイルに対向した状態に固定されたマグネ
ットとを備えており、前記磁性片は、少なくともその一
部が前記駆動コイルと前記コイル取付け部の間に挟持さ
れていることを特徴としている。
【0007】本発明の対物レンズ駆動装置では、駆動コ
イルとコイル取付け部によって磁性片が挟持されている
ので、磁性片にマグネットによる磁気吸引力が作用した
としても、磁性片の動きは駆動コイルによって阻止され
る。このため、マグネットの磁気吸引力によって磁性片
が脱落したり、位置ズレするのを未然に防止できる。こ
れにより、磁気ばね機能が常に正常に発揮され、レンズ
ホルダを常に適正な中立位置に保持できる。
イルとコイル取付け部によって磁性片が挟持されている
ので、磁性片にマグネットによる磁気吸引力が作用した
としても、磁性片の動きは駆動コイルによって阻止され
る。このため、マグネットの磁気吸引力によって磁性片
が脱落したり、位置ズレするのを未然に防止できる。こ
れにより、磁気ばね機能が常に正常に発揮され、レンズ
ホルダを常に適正な中立位置に保持できる。
【0008】また、本発明では、磁性片を駆動コイルと
コイル取付け部によって挟持する代わりに、磁性片をコ
イル取付け部の駆動コイルが固定された表面とは反対側
の裏面に固定することにより、マグネットによる磁気吸
引力に起因した磁性片の脱落や取付け位置のズレを未然
に回避することができる。すなわち、前記磁性片が配置
された前記磁気駆動回路は、前記レンズホルダまたは前
記ホルダ支持部材に構成されているコイル取付け部に固
定された駆動コイルと、当該駆動コイルと対向配置され
たマグネットとを備えており、前記磁性片は、前記コイ
ル取付け部を挟み、当該コイル取付け部の前記駆動コイ
ルが固定されている表面とは反対側の裏面に固定されて
いる。
コイル取付け部によって挟持する代わりに、磁性片をコ
イル取付け部の駆動コイルが固定された表面とは反対側
の裏面に固定することにより、マグネットによる磁気吸
引力に起因した磁性片の脱落や取付け位置のズレを未然
に回避することができる。すなわち、前記磁性片が配置
された前記磁気駆動回路は、前記レンズホルダまたは前
記ホルダ支持部材に構成されているコイル取付け部に固
定された駆動コイルと、当該駆動コイルと対向配置され
たマグネットとを備えており、前記磁性片は、前記コイ
ル取付け部を挟み、当該コイル取付け部の前記駆動コイ
ルが固定されている表面とは反対側の裏面に固定されて
いる。
【0009】この構成の対物レンズ駆動装置では、磁性
片に作用する磁気吸引力が磁性片を脱落させる方向には
作用せずに、磁性片をコイル取付け部の裏面側に押しつ
ける方向に作用する。このため、本発明の対物レンズ駆
動装置においても、磁性片が脱落したり、位置ズレを起
こすのを未然に防ぐことができ、レンズホルダを常に適
正な中立位置に保持することができる。
片に作用する磁気吸引力が磁性片を脱落させる方向には
作用せずに、磁性片をコイル取付け部の裏面側に押しつ
ける方向に作用する。このため、本発明の対物レンズ駆
動装置においても、磁性片が脱落したり、位置ズレを起
こすのを未然に防ぐことができ、レンズホルダを常に適
正な中立位置に保持することができる。
【0010】さらに、本発明では、駆動コイルが固定さ
れるコイル取付け部と磁性片を一体成形することによっ
ても磁性片が脱落したり、ズレてしまうことを未然に防
ぐことができる。すなわち、前記磁性片が配置された前
記磁気駆動回路は、前記レンズホルダまた前記ホルダ支
持部材に構成されているコイル取付け部に固定された駆
動コイルと、当該駆動コイルと対向配置されたマグネッ
トとを備えており、前記磁性片は、前記コイル取付け部
と一体成形されている。このような構成の対物レンズ駆
動装置によれば、磁性片とコイル取付け部が一体化して
いるので、マグネットによる磁気吸引力によって磁性片
が脱落したり、位置ズレを起こすことはない。
れるコイル取付け部と磁性片を一体成形することによっ
ても磁性片が脱落したり、ズレてしまうことを未然に防
ぐことができる。すなわち、前記磁性片が配置された前
記磁気駆動回路は、前記レンズホルダまた前記ホルダ支
持部材に構成されているコイル取付け部に固定された駆
動コイルと、当該駆動コイルと対向配置されたマグネッ
トとを備えており、前記磁性片は、前記コイル取付け部
と一体成形されている。このような構成の対物レンズ駆
動装置によれば、磁性片とコイル取付け部が一体化して
いるので、マグネットによる磁気吸引力によって磁性片
が脱落したり、位置ズレを起こすことはない。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明を
適用した対物レンズ駆動装置を説明する。
適用した対物レンズ駆動装置を説明する。
【0012】[実施の形態1]図1には本発明の実施の
形態1に係る対物レンズ駆動装置の概略平面構成図を示
してあり、図2には、その側面図を示してある。これら
の図に示すように、対物レンズ駆動装置10は、軸摺動
型の対物レンズ駆動装置であり、CD用の対物レンズ2
およびDVD用の対物レンズ3の2つのレンズを保持す
るレンズホルダ20と、このレンズホルダ20を支持す
る摺動軸28を有しており、この摺動軸28によって、
レンズホルダ20は、その軸線Fの方向(フォーカシン
グ方向)に移動可能であると共に、当該軸線Fの回り
(トラッキング方向)Tに回転可能に支持されている。
また、本例の対物レンズ駆動装置10は、摺動軸28の
下端部が固定された底板部分と、この底板部分から軸線
Fの方向に立ち上がり、レンズホルダ20の外周を囲ん
でいる外ヨーク板29を備えており、この外ヨーク板2
9とレンズホルダ20の間に、レンズホルダ20をフォ
ーカシング方向Fに変位させるフォーカシング用磁気駆
動回路30と、レンズホルダ20をトラッキング方向T
に変位させるトラッキング用磁気駆動回路40が構成さ
れている。さらに、本例の対物レンズ駆動装置10は、
トラッキング用磁気駆動回路40の磁気駆動回路中に配
置された磁性片51、52を備えており、これらの磁性
片51、52に作用する磁力によってレンズホルダ20
を予め定められた中立位置に保持する構成となってい
る。
形態1に係る対物レンズ駆動装置の概略平面構成図を示
してあり、図2には、その側面図を示してある。これら
の図に示すように、対物レンズ駆動装置10は、軸摺動
型の対物レンズ駆動装置であり、CD用の対物レンズ2
およびDVD用の対物レンズ3の2つのレンズを保持す
るレンズホルダ20と、このレンズホルダ20を支持す
る摺動軸28を有しており、この摺動軸28によって、
レンズホルダ20は、その軸線Fの方向(フォーカシン
グ方向)に移動可能であると共に、当該軸線Fの回り
(トラッキング方向)Tに回転可能に支持されている。
また、本例の対物レンズ駆動装置10は、摺動軸28の
下端部が固定された底板部分と、この底板部分から軸線
Fの方向に立ち上がり、レンズホルダ20の外周を囲ん
でいる外ヨーク板29を備えており、この外ヨーク板2
9とレンズホルダ20の間に、レンズホルダ20をフォ
ーカシング方向Fに変位させるフォーカシング用磁気駆
動回路30と、レンズホルダ20をトラッキング方向T
に変位させるトラッキング用磁気駆動回路40が構成さ
れている。さらに、本例の対物レンズ駆動装置10は、
トラッキング用磁気駆動回路40の磁気駆動回路中に配
置された磁性片51、52を備えており、これらの磁性
片51、52に作用する磁力によってレンズホルダ20
を予め定められた中立位置に保持する構成となってい
る。
【0013】レンズホルダ20は、ほぼ円筒状の軸受部
21と、この軸受部21を同心円状に囲む内ヨーク板2
2と、軸受部21と内ヨーク板22を連結する複数のリ
ブ群23と、内ヨーク板22の上面に軸受部21を中心
としてほぼ90度間隔に形成したレンズ保持部24、2
5を備えている。軸受部21の軸孔には摺動軸28が差
し込まれている。レンズ保持部24には、CD用の対物
レンズ2が、その光軸が摺動軸28の軸線方向に平行と
なるように固定され、一方、レンズ保持部25には、D
VD用の対物レンズ3が、その光軸が摺動軸28の軸線
方向に平行となるように固定されている。
21と、この軸受部21を同心円状に囲む内ヨーク板2
2と、軸受部21と内ヨーク板22を連結する複数のリ
ブ群23と、内ヨーク板22の上面に軸受部21を中心
としてほぼ90度間隔に形成したレンズ保持部24、2
5を備えている。軸受部21の軸孔には摺動軸28が差
し込まれている。レンズ保持部24には、CD用の対物
レンズ2が、その光軸が摺動軸28の軸線方向に平行と
なるように固定され、一方、レンズ保持部25には、D
VD用の対物レンズ3が、その光軸が摺動軸28の軸線
方向に平行となるように固定されている。
【0014】トラッキング用磁気駆動回路40は、内ヨ
ーク板22の円弧状の外周面221のうち、摺動軸28
を挟んで対向する2ヵ所に構成されたトラッキング用駆
動コイル41、42と、これらのコイル41、42に対
向するように外ヨーク板29に固定されたトラッキング
用マグネット43、44を備えている。トラッキング用
駆動コイル41、42は、偏平型の空芯コイルであっ
て、接着などの方法によって内ヨーク板22の外周面2
21に固着されている。トラッキング用マグネット4
3、44は、N極とS極が周方向に並ぶように分極着磁
され、しかも、各極が互いにトラッキング方向Tにおい
て逆極性となるように分極着磁されている。このため、
トラッキング用駆動コイル41、42に駆動電流が供給
されると、外ヨーク、トラッキング用マグネット43、
44、トラッキング用駆動コイル41、42、および内
ヨーク板22によって、実質的に閉鎖したトラッキング
用磁気駆動回路40が構成される。このトラッキング用
磁気駆動回路40によってレンズホルダ20にトラッキ
ング方向Tの推力が発生し、レンズホルダ20が軸線L
の周回りに沿って回転する。すなわち、トラッキング動
作が行われる。
ーク板22の円弧状の外周面221のうち、摺動軸28
を挟んで対向する2ヵ所に構成されたトラッキング用駆
動コイル41、42と、これらのコイル41、42に対
向するように外ヨーク板29に固定されたトラッキング
用マグネット43、44を備えている。トラッキング用
駆動コイル41、42は、偏平型の空芯コイルであっ
て、接着などの方法によって内ヨーク板22の外周面2
21に固着されている。トラッキング用マグネット4
3、44は、N極とS極が周方向に並ぶように分極着磁
され、しかも、各極が互いにトラッキング方向Tにおい
て逆極性となるように分極着磁されている。このため、
トラッキング用駆動コイル41、42に駆動電流が供給
されると、外ヨーク、トラッキング用マグネット43、
44、トラッキング用駆動コイル41、42、および内
ヨーク板22によって、実質的に閉鎖したトラッキング
用磁気駆動回路40が構成される。このトラッキング用
磁気駆動回路40によってレンズホルダ20にトラッキ
ング方向Tの推力が発生し、レンズホルダ20が軸線L
の周回りに沿って回転する。すなわち、トラッキング動
作が行われる。
【0015】一方、フォーカシング用駆動回路30は、
内ヨーク板22の円弧状の外周面221のうち、レンズ
摺動軸28を挟んで対向する2ヵ所に構成されたフォー
カシング用駆動コイル31、32と、これらのコイル3
1、32に対向するように外ヨーク板29に固定された
フォーカシング用マグネット33、34を備えている。
フォーカシング用駆動コイル31、32は、偏平型の空
芯コイルであって、接着などの方法によって内ヨーク板
22の外周面に、フォーカシング用駆動コイル31、3
2とトラッキング用駆動コイル41、42が交互になる
ように固着されている。フォーカシング用マグネット3
3、34は、N極およびS極が摺動軸28の軸線Lの方
向に並ぶように分極着磁されたマグネットである。ま
た、フォーカシング用マグネット33、34は、各極が
互いにフォーカシング方向において逆磁性となるように
配置されている。
内ヨーク板22の円弧状の外周面221のうち、レンズ
摺動軸28を挟んで対向する2ヵ所に構成されたフォー
カシング用駆動コイル31、32と、これらのコイル3
1、32に対向するように外ヨーク板29に固定された
フォーカシング用マグネット33、34を備えている。
フォーカシング用駆動コイル31、32は、偏平型の空
芯コイルであって、接着などの方法によって内ヨーク板
22の外周面に、フォーカシング用駆動コイル31、3
2とトラッキング用駆動コイル41、42が交互になる
ように固着されている。フォーカシング用マグネット3
3、34は、N極およびS極が摺動軸28の軸線Lの方
向に並ぶように分極着磁されたマグネットである。ま
た、フォーカシング用マグネット33、34は、各極が
互いにフォーカシング方向において逆磁性となるように
配置されている。
【0016】本例の対物レンズ駆動装置1においては、
内ヨーク板22の外周面221とトラッキング用駆動コ
イル41、42との間には、レンズホルダ20を予め定
められた中立位置に保持するための矩形状の磁性片5
1、52が配置されている。このため、フォーカシング
用駆動コイル31、32に駆動電流が供給されると、外
ヨーク、フォーカシング用マグネット33、34、フォ
ーカシング用駆動コイル31、32、磁性片51、5
2、および内ヨーク板22によって、実質的に閉鎖した
フォーカシング用磁気駆動回路30が構成される。この
フォーカシング用磁気駆動回路30によってレンズホル
ダ20にフォーカシング方Fの推力が発生し、レンズホ
ルダ20が軸線Lに沿って移動する。すなわち、フォー
カシング動作が行われる。
内ヨーク板22の外周面221とトラッキング用駆動コ
イル41、42との間には、レンズホルダ20を予め定
められた中立位置に保持するための矩形状の磁性片5
1、52が配置されている。このため、フォーカシング
用駆動コイル31、32に駆動電流が供給されると、外
ヨーク、フォーカシング用マグネット33、34、フォ
ーカシング用駆動コイル31、32、磁性片51、5
2、および内ヨーク板22によって、実質的に閉鎖した
フォーカシング用磁気駆動回路30が構成される。この
フォーカシング用磁気駆動回路30によってレンズホル
ダ20にフォーカシング方Fの推力が発生し、レンズホ
ルダ20が軸線Lに沿って移動する。すなわち、フォー
カシング動作が行われる。
【0017】また、フォーカシング用駆動コイル31、
32、トラッキング用駆動コイル41、42が励磁され
ていない状態(駆動電流が供給されていない状態)にお
いては、磁性片51、52にはフォーカシング用マグネ
ット33、34による磁気吸引力が作用する。この磁気
吸引力によって、レンズホルダ20は、摺動軸28を中
心とする円周方向の所定の位置に保持され、かつ、摺動
軸28の軸線方向の所定の高さ位置に保持される。
32、トラッキング用駆動コイル41、42が励磁され
ていない状態(駆動電流が供給されていない状態)にお
いては、磁性片51、52にはフォーカシング用マグネ
ット33、34による磁気吸引力が作用する。この磁気
吸引力によって、レンズホルダ20は、摺動軸28を中
心とする円周方向の所定の位置に保持され、かつ、摺動
軸28の軸線方向の所定の高さ位置に保持される。
【0018】ここで、図3に拡大して示すように、磁性
片51、52は、内ヨーク板22の外周面221に設け
られた凹状の嵌合部222に対して接着剤等によって嵌
め込み固定され、その外側からフォーカシング用駆動コ
イル31、32が内ヨーク板22の外周面221に固定
されている。本例では、磁性片51、52の外周面の上
部分511、521と下部分512、522が部分的に
内ヨーク22とフォーカシング用駆動コイル31、32
によって挟持されている状態にある。
片51、52は、内ヨーク板22の外周面221に設け
られた凹状の嵌合部222に対して接着剤等によって嵌
め込み固定され、その外側からフォーカシング用駆動コ
イル31、32が内ヨーク板22の外周面221に固定
されている。本例では、磁性片51、52の外周面の上
部分511、521と下部分512、522が部分的に
内ヨーク22とフォーカシング用駆動コイル31、32
によって挟持されている状態にある。
【0019】従って、磁性片51、52にトラッキング
用マグネット43、44による磁気吸引力が作用したと
しても、駆動コイル31、32によって磁性片51、5
2がマグネット33、34の側に引き寄せられるのが阻
止される。このため、磁性片51、52が内ヨーク板2
2から脱落したり、位置ズレを起こすのを未然に防ぐこ
とができる。これにより、対物レンズ2、3を保持して
いるレンズホルダ20を常に適正な中立位置に保持でき
る。一般的に、レンズホルダ20を中立位置に保持でき
る構成の対物レンズ駆動装置においては、その中立位置
をフォーカシングサーボおよびトラッキングサーボのた
めの初期位置として用いている。このため、本発明を適
用した対物レンズ駆動装置10によれば、フォーカシン
グおよびトラッキング制御を常に高精度に行うことが可
能である。
用マグネット43、44による磁気吸引力が作用したと
しても、駆動コイル31、32によって磁性片51、5
2がマグネット33、34の側に引き寄せられるのが阻
止される。このため、磁性片51、52が内ヨーク板2
2から脱落したり、位置ズレを起こすのを未然に防ぐこ
とができる。これにより、対物レンズ2、3を保持して
いるレンズホルダ20を常に適正な中立位置に保持でき
る。一般的に、レンズホルダ20を中立位置に保持でき
る構成の対物レンズ駆動装置においては、その中立位置
をフォーカシングサーボおよびトラッキングサーボのた
めの初期位置として用いている。このため、本発明を適
用した対物レンズ駆動装置10によれば、フォーカシン
グおよびトラッキング制御を常に高精度に行うことが可
能である。
【0020】なお、上記の対物レンズ駆動装置10にお
いては、磁性片51、52を内ヨーク板22に埋め込ん
だ状態にあるが、内ヨーク板22の外周面221にその
まま接着などの方法によって固定しても良い。この場合
においても、フォーカシング用駆動コイル31、32と
内ヨーク板22によって磁性片51、52の一部が挟持
されるようにすれば良い。また、フォーカシング用磁気
駆動回路30に磁性片を配置する代わりに、トラッキン
グ用磁気駆動回路40に磁性片を配置しても良く、さら
には、フォーカシング用磁気駆動回路30およびトラッ
キング用磁気駆動回路40の双方に磁性片を配置しても
良い。いずれの場合にも、各磁性片の一部をフォーカシ
ング用駆動コイル31、32、トラッキング用駆動コイ
ル41、44と内ヨーク板22によって挟持させれば良
い。さらに、磁性片51、52の挟持される部分は上下
に限定されることはなく、どちらか一方の部分だけでも
良く、また、外周面の円周方向の縁部分等でも良い。
いては、磁性片51、52を内ヨーク板22に埋め込ん
だ状態にあるが、内ヨーク板22の外周面221にその
まま接着などの方法によって固定しても良い。この場合
においても、フォーカシング用駆動コイル31、32と
内ヨーク板22によって磁性片51、52の一部が挟持
されるようにすれば良い。また、フォーカシング用磁気
駆動回路30に磁性片を配置する代わりに、トラッキン
グ用磁気駆動回路40に磁性片を配置しても良く、さら
には、フォーカシング用磁気駆動回路30およびトラッ
キング用磁気駆動回路40の双方に磁性片を配置しても
良い。いずれの場合にも、各磁性片の一部をフォーカシ
ング用駆動コイル31、32、トラッキング用駆動コイ
ル41、44と内ヨーク板22によって挟持させれば良
い。さらに、磁性片51、52の挟持される部分は上下
に限定されることはなく、どちらか一方の部分だけでも
良く、また、外周面の円周方向の縁部分等でも良い。
【0021】[実施の形態2]図4には実施の形態2に
係る対物レンズ駆動装置の概略平面構成図を示してあ
り、図5には磁性片の周辺部分を拡大して示してある。
なお、本例の対物レンズ駆動装置は、磁性片51、52
の取付け位置が異なる点を除いて上記の対物レンズ駆動
装置と同様の構成できる。このため、図4において実施
の形態1と共通する部分については、同符号を付して説
明を省略する。
係る対物レンズ駆動装置の概略平面構成図を示してあ
り、図5には磁性片の周辺部分を拡大して示してある。
なお、本例の対物レンズ駆動装置は、磁性片51、52
の取付け位置が異なる点を除いて上記の対物レンズ駆動
装置と同様の構成できる。このため、図4において実施
の形態1と共通する部分については、同符号を付して説
明を省略する。
【0022】図4および図5に示すように、本例の対物
レンズ駆動装置11では、磁性片51、52は、内ヨー
ク板22の内周面223、すなわち、フォーカシング用
駆動コイル31、32が取付けられた外周面とは反対側
の内周面に接着などの方法によって固定されている。こ
のため、マグネット33、34による磁気吸引力は、磁
性片51、52を内ヨーク板22の内周面223に押し
つける方向に作用する。従って、磁性片51、52が内
ヨーク板22から脱落したり、位置ズレするのを未然に
回避できる。これにより、本例の対物レンズ駆動装置1
1においても、実施の形態1と同様の効果を奏する。
レンズ駆動装置11では、磁性片51、52は、内ヨー
ク板22の内周面223、すなわち、フォーカシング用
駆動コイル31、32が取付けられた外周面とは反対側
の内周面に接着などの方法によって固定されている。こ
のため、マグネット33、34による磁気吸引力は、磁
性片51、52を内ヨーク板22の内周面223に押し
つける方向に作用する。従って、磁性片51、52が内
ヨーク板22から脱落したり、位置ズレするのを未然に
回避できる。これにより、本例の対物レンズ駆動装置1
1においても、実施の形態1と同様の効果を奏する。
【0023】なお、磁性片51、52をそのまま内ヨー
ク板22の内周面223に固定するのではなく、内ヨー
ク板22の内周面223に磁性片51、52を取り付け
るための凹状等の取付け部を形成し、そこに磁性片を固
定しても良いのは勿論である。また、トラッキング用磁
気駆動回路40に磁性片を配置しても良く、また、フォ
ーカシング用磁気駆動回路30およびトラッキング用磁
気駆動回路40の双方に磁性片を配置しても良い。
ク板22の内周面223に固定するのではなく、内ヨー
ク板22の内周面223に磁性片51、52を取り付け
るための凹状等の取付け部を形成し、そこに磁性片を固
定しても良いのは勿論である。また、トラッキング用磁
気駆動回路40に磁性片を配置しても良く、また、フォ
ーカシング用磁気駆動回路30およびトラッキング用磁
気駆動回路40の双方に磁性片を配置しても良い。
【0024】[その他の実施の形態]なお、磁性片を内
ヨーク板22の内周面223や外周面221に固定する
代わりに、内ヨーク板22と一体成形しても良い。この
ような構成の対物レンズ駆動装置によれば、磁性片と内
ヨーク板22が一体化しているので、上記の例と同様に
磁性片が脱落したり、ズレてしまうのを未然に防止でき
る。この構成の対物レンズ駆動装置においても、フォー
カシング用磁気駆動回路30およびトラッキング用磁気
駆動回路40の少なくとも一方の磁気駆動回路中に磁性
片が配置されるようにすれば良い。
ヨーク板22の内周面223や外周面221に固定する
代わりに、内ヨーク板22と一体成形しても良い。この
ような構成の対物レンズ駆動装置によれば、磁性片と内
ヨーク板22が一体化しているので、上記の例と同様に
磁性片が脱落したり、ズレてしまうのを未然に防止でき
る。この構成の対物レンズ駆動装置においても、フォー
カシング用磁気駆動回路30およびトラッキング用磁気
駆動回路40の少なくとも一方の磁気駆動回路中に磁性
片が配置されるようにすれば良い。
【0025】また、各形態ではレンズホルダ20の側に
各駆動コイルが固定されている例を説明したが、レンズ
ホルダ20の側に各マグネットが配置された構成の対物
レンズ駆動装置に対しても本発明を適用できる。例え
ば、駆動コイルが外ヨーク板に固定されている対物レン
ズ駆動装置においては、外ヨーク板と駆動コイルによっ
て磁性片を部分的に挟持すれば良い。また、外ヨーク板
の外周面に磁性片を固定しても良く、或いは、外ヨーク
板と磁性片を一体成形しても良い。
各駆動コイルが固定されている例を説明したが、レンズ
ホルダ20の側に各マグネットが配置された構成の対物
レンズ駆動装置に対しても本発明を適用できる。例え
ば、駆動コイルが外ヨーク板に固定されている対物レン
ズ駆動装置においては、外ヨーク板と駆動コイルによっ
て磁性片を部分的に挟持すれば良い。また、外ヨーク板
の外周面に磁性片を固定しても良く、或いは、外ヨーク
板と磁性片を一体成形しても良い。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の対物レン
ズ駆動装置においては、レンズホルダを中立位置に保持
するための磁性片を磁気駆動回路の構成要素である駆動
コイルと、コイル取付け部によって部分的に挟持するよ
うにしている。または、磁性片をコイル取付け部におけ
る駆動コイルが固定される表面とは反対側の裏面に固定
するようにしている。或いは、磁性片を駆動コイルが取
り付けられたコイル取付け部と一体成形するようにして
いる。何れの場合でも、磁性片にマグネットによる磁気
吸引力が作用したとしても、磁性片が脱落したり、位置
ズレするのを未然に防止できる。これにより、レンズホ
ルダを常に適正な中立位置に保持して、光ディスクの再
生あるいは記録のためのフォーカシング制御およびトラ
ッキング制御を常に高精度に行うことが可能である。
ズ駆動装置においては、レンズホルダを中立位置に保持
するための磁性片を磁気駆動回路の構成要素である駆動
コイルと、コイル取付け部によって部分的に挟持するよ
うにしている。または、磁性片をコイル取付け部におけ
る駆動コイルが固定される表面とは反対側の裏面に固定
するようにしている。或いは、磁性片を駆動コイルが取
り付けられたコイル取付け部と一体成形するようにして
いる。何れの場合でも、磁性片にマグネットによる磁気
吸引力が作用したとしても、磁性片が脱落したり、位置
ズレするのを未然に防止できる。これにより、レンズホ
ルダを常に適正な中立位置に保持して、光ディスクの再
生あるいは記録のためのフォーカシング制御およびトラ
ッキング制御を常に高精度に行うことが可能である。
【図1】本発明を適用した対物レンズ駆動装置の概略平
面構成図である。
面構成図である。
【図2】図1に示す対物レンズ駆動装置の側面図であ
る。
る。
【図3】図2のA−A線における拡大断面図である。
【図4】本発明の実施の形態2に係る対物レンズ駆動装
置の概略平面構成図である。
置の概略平面構成図である。
【図5】図4のB−B線における拡大断面図である。
【図6】従来の対物レンズ駆動装置の概略構成図であ
る。
る。
10、11 対物レンズ駆動装置 2、3 対物レンズ 20 レンズホルダ 22 内ヨーク板 221 外周面 223 内周面 28 摺動軸 29 外ヨーク板 30 フォーカシング磁気駆動回路 31、32 フォーカシング用駆動コイル 33、34 フォーカシング用マグネット 40 トラッキング磁気駆動回路 31、32 トラッキング用駆動コイル 33、34 トラッキング用マグネット 51、52 磁性片
Claims (3)
- 【請求項1】 対物レンズを保持したレンズホルダと、
当該レンズホルダをフォーカシング方向およびトラッキ
ング方向に変位可能に支持するホルダ支持部材と、前記
レンズホルダを前記フォーカシング方向に変位させるフ
ォーカシング用磁気駆動回路と、前記レンズホルダを前
記トラッキング方向に変位させるトラッキング用磁気駆
動回路と、少なくとも前記フォーカシング用磁気駆動回
路および前記トラッキング用磁気駆動回路のどちらか一
方の磁気駆動回路中に配置された磁性片とを有し、当該
磁性片に作用する磁力によって前記レンズホルダを予め
定められた中立位置に保持する構成の対物レンズ駆動装
置において、 前記磁性片が配置された前記磁気駆動回路は、前記レン
ズホルダおよび前記ホルダ支持部材の一方に構成されて
いるコイル取付け部に固定された駆動コイルと、前記レ
ンズホルダおよび前記ホルダ支持部材の他方に前記駆動
コイルに対向した状態に固定されたマグネットとを備え
ており、前記磁性片は、少なくともその一部が前記駆動
コイルと前記コイル取付け部の間に挟持されていること
を特徴とする対物レンズ駆動装置。 - 【請求項2】 対物レンズを保持したレンズホルダと、
当該レンズホルダをフォーカシング方向およびトラッキ
ング方向に変位可能に支持するホルダ支持部材と、前記
レンズホルダを前記フォーカシング方向に変位させるフ
ォーカシング用磁気駆動回路と、前記レンズホルダを前
記トラッキング方向に変位させるトラッキング用磁気駆
動回路と、少なくとも前記フォーカシング用磁気駆動回
路および前記トラッキング用磁気駆動回路のどちらか一
方の磁気駆動回路中に配置された磁性片とを有し、当該
磁性片に作用する磁力によって前記レンズホルダを予め
定められた中立位置に保持する構成の対物レンズ駆動装
置において、 前記磁性片が配置された前記磁気駆動回路は、前記レン
ズホルダおよび前記ホルダ支持部材の一方に構成されて
いるコイル取付け部に固定された駆動コイルと、前記レ
ンズホルダおよび前記ホルダ支持部材の他方に前記駆動
コイルに対向した状態に固定されたマグネットとを備え
ており、前記磁性片は、前記コイル取付け部を挟み、当
該コイル取付け部の前記駆動コイルが固定されている表
面とは反対側の裏面に固定されていることを特徴とする
対物レンズ駆動装置。 - 【請求項3】 対物レンズを保持したレンズホルダと、
当該レンズホルダをフォーカシング方向およびトラッキ
ング方向に変位可能に支持するホルダ支持部材と、前記
レンズホルダを前記フォーカシング方向に変位させるフ
ォーカシング用磁気駆動回路と、前記レンズホルダを前
記トラッキング方向に変位させるトラッキング用磁気駆
動回路と、少なくとも前記フォーカシング用磁気駆動回
路および前記トラッキング用磁気駆動回路のどちらか一
方の磁気回路中に配置された磁性片とを有し、当該磁性
片に作用する磁力によって前記レンズホルダを予め定め
られた中立位置に保持する構成の対物レンズ駆動装置に
おいて、 前記磁性片が配置された前記磁気駆動回路は、前記レン
ズホルダまたは前記ホルダ支持部材に構成されているコ
イル取付け部に固定された駆動コイルと、当該駆動コイ
ルに対向配置されたマグネットとを備えており、前記磁
性片は、前記コイル取付け部と一体成形されていること
を特徴とする対物レンズ駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02623997A JP3283203B2 (ja) | 1997-02-10 | 1997-02-10 | 対物レンズ駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02623997A JP3283203B2 (ja) | 1997-02-10 | 1997-02-10 | 対物レンズ駆動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10228654A true JPH10228654A (ja) | 1998-08-25 |
JP3283203B2 JP3283203B2 (ja) | 2002-05-20 |
Family
ID=12187768
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02623997A Expired - Fee Related JP3283203B2 (ja) | 1997-02-10 | 1997-02-10 | 対物レンズ駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3283203B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6996037B2 (en) * | 2002-05-22 | 2006-02-07 | Industrial Technology Research Institute | Pickup head actuator |
-
1997
- 1997-02-10 JP JP02623997A patent/JP3283203B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6996037B2 (en) * | 2002-05-22 | 2006-02-07 | Industrial Technology Research Institute | Pickup head actuator |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3283203B2 (ja) | 2002-05-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |