JPH10228530A - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置及び画像処理方法

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JPH10228530A
JPH10228530A JP9029279A JP2927997A JPH10228530A JP H10228530 A JPH10228530 A JP H10228530A JP 9029279 A JP9029279 A JP 9029279A JP 2927997 A JP2927997 A JP 2927997A JP H10228530 A JPH10228530 A JP H10228530A
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JP
Japan
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image
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JP9029279A
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Makoto Takaoka
真琴 高岡
Shiyoukiyou Kou
松強 黄
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像データの出力形態に応じた画像の方向判
別処理が困難である。 【解決手段】 光学的に読み取って得られた原稿画像を
光電変換して、画像データとして格納し、この画像デー
タに対して所定の画像解析を実行する。そして、画像解
析の結果に基づき、複数の方向判別モードの内、文書処
理機能に応じて選択されたモードに従って、原稿と原稿
上の画像の相対的な方向を判別する。格納された画像デ
ータは、この判別された相対的な方向をもとに修正され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の文書処理機
能を有する、例えば、デジタル複合複写機等の画像処理
装置及び画像処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、複写機もデジタル化されてきて、
かなりの複写機においてコピー機能に限らず、複合動作
が可能となってきており、コピー、プリンタ、FAX、
さらにファイリングといった複合動作を行なうことがで
きる。例えば、ファイリングされたデータを読み出し
て、それをプリントアウトしたり、FAXで送られてき
た画像をファイリングしたりする複合動作が可能であ
る。
【0003】このように高速化されたデジタル複写機
は、利用者が気軽にコピー感覚で、オートフィーダに原
稿を載せてFAXしたり、ファイリングをしたりできる
ため、よく使用されるようになってきた。
【0004】また、デジタル複写機の動作速度も年々向
上し、1分間に20枚〜80枚位の入出力速度を出せる
ようになってきている。利用者は、大量の原稿をコピ
ー、ファイリング、あるいは、ファクシミリ送信したい
ときは、動作速度の遅い、従来の専用機を使わず、この
種のデジタル複写機を使用することが多くなってきた。
これは、利用者が大量の原稿を処理するため、機械の前
に張り着いて、原稿がすべて読み込まれるまで待った
り、時間をさいて、再び原稿を取りに行くのが煩わしく
感じ、高速のデジタル複写機を使用するからである。
【0005】しかしながら、従来、このように大量の原
稿を処理するためには、原稿を複写機の設置場所へ持っ
て行く際、原稿の向きが揃っていない場合には、ユーザ
が、前もって原稿の向きを揃えるように整理してから、
所定の動作に望んでいる。
【0006】上記のデジタル複写機で、複数枚の原稿を
コピーしたり、FAXしたりする際、原稿の向きを整理
する作業は煩わしく、A4サイズの原稿の場合、縦方向
の原稿の場合は、その作業も簡単だが、横向き(A4
R)の原稿と混ざっている場合には、それらを左右どち
らに向かせるかが問題となる。
【0007】通常、複写機は、原稿がA4サイズの場
合、フィーダに縦方向に載せるが、場合によっては、A
4Rの方向に紙を載せたりする場合もある。また、A4
R(横向き)の原稿の場合、正方向の原稿の向きをフィ
ーダの口に合わせたり、逆方向の向きを合わせたりする
場合がある。さらに、原稿側にバインダーのための穴が
開けてあると、オートフィーダに原稿を乗せる際に、そ
れらをひっくり返して乗せる場合がある。
【0008】なお、図17に示すように、A4サイズの
通常の文書原稿をオートフィーダのセットする際の方向
については、実に多種類のセット方法がある。
【0009】このように、原稿のセットの仕方もまちま
ちなため、利用者によって原稿の向きの整理の仕方も様
々である。このため、コピーされた用紙は、原稿が整理
されていなければ、そのまま、あらゆる方向を向いたコ
ピー済用紙として排出される。また、コピー枚数が少な
ければ、問題はないが、大量で、しかもオートステイプ
ル機能(ホチキス留め)を用いると、方向のまちまちな
用紙が、そのまま固定されてしまう。
【0010】最近良く利用されるようになってきた縮小
コピー機能についても、原稿を載せたままの状態で複数
枚の原稿が1枚にレイアウトされてコピーされてしま
う。
【0011】そこで、利用者が原稿の向きを整理するこ
となく、さらには、扱い者による原稿のセット方向の相
違によるコピー結果の違いを解決するために、原稿向き
判別技術が開発されてきた。この原稿向き検知技術がデ
ジタル複写機に搭載されることにより、利用者は、原稿
を整理するといった煩わしかさら開放されることにな
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の原稿向き判別技術は、文書原稿中の、文書の特徴を
認識して、それをもとに、その原稿の向きを認識する技
術であるが、その性能は完璧ではない。そして、時には
その判断を誤ることもある。
【0013】代表的な方向判別技術には、文字認識の技
術を利用する方法、レイアウト認識の技術を利用する方
法等がある。これらの技術は、原稿中に書かれた内容の
一部を瞬時に判断して、その結果を出力するという高速
処理を行なっている。例えば、文字認識技術の応用で原
稿方向を判別する方法は、原稿中の文字領域を抽出し、
その文字領域中の文字を認識して、原稿の正しい方向を
判別するものである。そして、この処理においては、処
理時間を短くすればする程、サンプリングする文字数も
減って方向判別の精度が落ち、逆に処理時間が長けれ
ば、より精度の高い判別結果が得られる。
【0014】デジタル複写機のコピー動作で、原稿の向
きを揃えたり、縮小コピー時のレイアウトの位置を制御
したりする方向判別処理は、複写機の動作速度に依存す
る。例えば、20枚機の場合、コピー済用紙が1分間に
20枚出力されるのであるから、1枚当たり、3秒の処
理時間を見込める。また、60枚機の場合は、1秒間に
その処理を行なわなければならない。そこで、文字部抽
出と判別処理を分割して、パイプライン処理したとし
て、その倍の時間を見積もっても、2秒〜6秒の間に処
理を行なわなければならない。
【0015】一方、デジタル複写機にてFAX送信を行
なう際に方向判別を行ない、その修正をしながら転送す
ることもある。この方向判別技術は、送信先への原稿
を、2in1と呼ばれる縮小レイアウトで送るような場
合、その原稿のレイアウトの仕方を指示するのに使われ
たり(縮小レイアウトの詳細については、後述する)、
あるいは、現在送信した画像の正しい方向を示す“TA
G”を付加して送信し、受信側で、例えば、ディスプレ
イ付きFAXを利用している場合、送られてきた画像を
自動的に正しい方向に表示する機能を使用する際に用い
られる。
【0016】また、デジタル複写機にて電子ファイリン
グを行なう場合も、方向判別機能は重要である。そのた
め、オートフィーダ上の原稿の方向判別を行なって、そ
れを正しい方向に向かせて、光磁気ディスク(MO)等
の記憶媒体に納めたり、あるいは、正方向を示す“TA
G”を付加したりする。
【0017】コピー動作に比べて、FAXや電子ファイ
リングは、リアルタイム性の制限がさほどきつくない。
もちろん、高速処理に優るものはないが、FAXの場
合、デジタル複写機程度の機種になると、一旦、内部記
憶装置に原稿内容を一時保存し、利用者には、原稿入力
後、早く”紙離れ”してもらうことが重要である。そし
て、一旦記憶した画像データを読み出しながら方向判別
し、送信する。
【0018】このような動作シーケンスのため時間の制
限がきつくない電子ファイリングの場合も、利用者は、
原稿を入力する訳だが、大量の原稿を保存できる媒体
は、上記の光磁気ディスク等である。しかし、これは書
き込み時間が若干長いため、画像を直接、MOに書き込
むというよりは、デジタル複写機内部に持っているメモ
リに一時保存し、利用者の紙離れをさせて、次に、徐々
に画像をMO等に保存する。この際、方向判別して、修
正する。このようなシーケンスのため、FAX同様、時
間の制限がきつくない。
【0019】FAXや電子ファイリングの場合、方向判
別して画像修正するのは、時間の制約というよりも、よ
り精度の高い判別への要求が高いからである。これは、
両者とも、コンピュータで扱うことができる画像データ
を作成するためである。画像が、一旦、画像データ化さ
れると、コンピュータで2次利用される可能性が高く、
方向判別結果は極めて重要だからである。
【0020】本発明は、上述の課題に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、画像データの出力形態
に合致するよう画像の方向判別処理を切り替えることが
できる画像処理装置及び画像処理方法を提供することで
ある。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、原稿を光学的に読み取って得られた原稿
画像に対して複数の文書処理機能を施す画像処理装置に
おいて、前記原稿画像を光電変換して画像データとして
格納する手段と、前記画像データに対して所定の画像解
析を実行する手段と、前記画像解析の結果に基づき、所
定のモードに従って前記原稿と該原稿上の画像の相対的
な方向を判別する第1の判別手段と、前記判別された相
対的な方向をもとに、前記格納された画像データに修正
を加える手段と、前記修正後の画像データを出力する手
段とを備える。
【0022】好ましくは、前記所定のモードは、複数の
方向判別モードの内、前記文書処理機能に応じて選択さ
れたモードである。
【0023】また、他の発明は、原稿を光学的に読み取
って得られた原稿画像に対して複数の文書処理機能を施
す画像処理装置における画像処理方法であって、前記原
稿画像を光電変換して画像データとして格納する工程
と、前記画像データに対して所定の画像解析を実行する
工程と、前記画像解析の結果に基づき、所定のモードに
従って前記原稿と該原稿上の画像の相対的な方向を判別
する工程と、前記判別された相対的な方向をもとに、前
記格納された画像データに修正を加える工程と、前記修
正後の画像データを出力する工程とを備える。
【0024】更に、読み取った画像を複数の処理モード
の何れかの処理モードで処理する画像処理を行なう画像
処理装置であって、前記処理モードに応じたレベルの画
像方向認識を行なう認識手段を備える。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に係る実施の形態を詳細に説明する。なお、以下の実
施の形態では、本発明への適用例として、デジタル複合
複写機を例にして示すが、これに限定されるものではな
く、他の種々の装置に適用できることは言うまでもな
い。
【0026】図1は、本発明の実施の形態に係る装置
(デジタル複合複写機)の概観図である。同図に示すデ
ジタル複合複写機400において、401はイメージス
キャナ部であり、不図示の原稿を読み取り、読み取った
画像に対して所定のデジタル信号処理を行なう。このイ
メージスキャナ部401には、オートフィーダと呼ばれ
る自動紙送り装置も含まれている。また、402はプリ
ンタ部であり、イメージスキャナ401によって読み取
られた原稿画像に対応した画像を、記録用紙上にプリン
トアウトする。なお、本装置は、その背面にFAX送受
信装置(不図示)を持ち、それは、公衆回線403に接
続されている。
【0027】図2は、本実施の形態に係る装置の要部構
成を示すブロック図である。同図に示す装置では、不図
示のCCD(電荷結合素子)で読み取られた電気信号
は、まず、シェーディング補正回路101によって、画
素間のばらつきの補正を行なう。その後、エッジ強調回
路102において、文字や表等のエッジを強調する処理
を行なう。例えば、5×5サイズのウインドウで2次微
分を行ない、画像のエッジを強調する。
【0028】さらに、変倍回路103において、縮小コ
ピー時には、データの間引き処理を行ない、拡大コピー
時には、データの補間を行なう。両面や縮小レイアウト
をするときは、ページメモリ107に蓄えられた画像デ
ータが、操作パネルからの指示に従ったコピーとなるよ
うに、そのメモリから読み出すアドレスを切り替えなが
ら、読み出される。この画像データは輝度データである
ので、プリンタに出力するための濃度データに変換する
目的で、γ変換回路104で、テーブルサーチによりデ
ータ変換を行なう。そして、濃度データに変換された画
像データは、レーザの発光強度の信号に変換するため、
PWM回路105へ入力され、画像の濃度に従ったパル
ス幅を、不図示のレーザユニットに対して出力する。
【0029】CPU109は、本装置における処理系を
制御する、装置の心臓部である。また、108は、利用
者の指示を受け付けるオペレーションパネル部であり、
あらゆる指示がここで行なわれる。ここで受け取った指
定、命令は、上記のCPU109に送られる。106は
方向判別処理部であり、シェーディング補正回路101
での補正後の画像信号を受け取り、その画像データの解
析を行なって、その文書の方向を判別する。
【0030】この系での処理は、画像データがリアルタ
イムで入力される。そして、方向判別処理部106で
は、文書画像1ページ分の画像データを入力しながら、
即座に方向判別結果をCPU109に知らせ、CPU1
09は、その結果をもとに、ページメモリ107の読み
出し順序を制御する。
【0031】方向判別処理については、その詳細は後述
するが、上述のように、処理時間を長く取れば取る程、
文書の中の特徴分析のサンプリング箇所が多く取れるた
め、より精度の高い結果が得られる。
【0032】本実施の形態に係る装置では、高速処理を
第一優先にするコピー動作時の系と、実質的に伝送時間
や記録媒体に記憶する時間の遅い、FAXや電子ファイ
リングに対する処理である詳細分析処理の2種類の処理
方法を持つことを特徴としている。
【0033】FAXユニット110は、プリンタに画像
を出力するのではなく、それを外部に送信したり、逆に
受信したりする場合の系である。その内部には、一時記
憶媒体としてのハードディスク等が配置される。また、
108はオペレーションパネルであり、その操作によ
り、FAX機能及び方向判別処理と縮小レイアウト送信
が選択されると、CPU109は、方向判別処理部10
6に詳細解析モードを設定する。
【0034】本装置における画像データの流れは、CC
Dより電気信号を受けたシェーディング補正回路101
にて、画像が補正され、エッジ強調部102でエッジ強
調(選択指示された場合のみ)されてから、変倍回路1
03に受け渡される。この処理系での動作と同時に、方
向判別処理部106は、詳細判別モード処理を行なう。
【0035】変倍処理系である変倍回路103で間引か
れた画像データは、ページメモリ107に一時的に格納
される。なお、ページメモリ107の容量によるが、画
像データは、多数枚分、このメモリに一時的に格納され
る。
【0036】次に、方向判別処理結果に基づいて、正規
な方向でない画像が回転処理(読み出し方にて対処でき
る)され、FAXユニットへ送られる。デジタル複写機
のFAXの場合、一時的に原稿を複数枚、内部記憶する
装置を持つ場合が多い。これは、多数の利用者が、それ
ぞれ様々な使用方法で装置を利用するため、前の利用者
が送ろうしたFAX画像を、誤って消してしまうことが
ないように、装置に内部記憶するのが一般的であるから
である。このようにして、一時的に記憶された画像デー
タは、回線を介して伝送される。
【0037】電子ファイリングユニット111は、画像
を整理し、記憶装置を介して、MOのような記憶媒体に
保存したり、また、MOより画像を読み出して、プリン
ト系へデータを送り、プリントアウトするための処理部
である。なお、ここでは、画像データは圧縮されて保存
される。
【0038】ここでの画像データの処理系は、FAXの
場合と同様であるが、電子ファイリングの場合、縮小レ
イアウト利用が主目的ではなく、文書画像を保存する際
に、その画像データに方向判別結果を付加することが目
的である。電子ファイリングされる文書は、それが、入
力時に横を向いていたり、逆さまになっていたりする
と、その画像データをモニタ上に表示するときに不都合
が生じる。また、保存した画像データの文字認識をし
て、それをワープロ等に入れ込みたい場合、文書が正し
い方向を向いていなければ、正しい結果が得られない。
このため、画像データに方向判別結果を付加することが
重要となる。
【0039】方向判別処理は、保存された画像データに
対して行なえば良い。そのため、保存後にその処理をす
ればよいとの考えもある。しかしながら、方向判別処理
は、できるだけ画像の有する情報が失われていないとき
に行なったほうが良い。すなわち、2値データより多値
データの方が、下地除去方法が使用でき、カラー下地原
稿の方向判別ができる。また、2値データでも、誤差拡
散処理の2値化より単純2値化の方が、特徴抽出しやす
い。これは、電子ファイリングされた画像が、2値デー
タで誤差拡散処理であると、方向判別処理が無理だから
である。
【0040】また、画像データも、できるだけオリジナ
ルの情報を失うことがないように等倍で保存される。そ
のため、画像データは、変倍回路103を素通りする。
電子ファイリングの場合、ページメモリ107のデータ
を、電子ファイリングユニット111を介して、MO等
の媒体に記憶する。
【0041】なお、この電子ファイリング処理系も、コ
ピー動作に比較して、処理時間の制約は、若干ゆるい。
【0042】図3は、本実施の形態に係る装置の操作パ
ネルの外観を示す図である。
【0043】本装置の利用者は、まず、操作パネルを使
用して、コピー、ファクス、ファイルの選択を行なう。
これにより、画像の出力形態が決定される。コピー選択
時は、出力形態は紙面である。また、ファクス、あるい
はファイル選択時は、その出力形態は伝送路、あるい
は、MO記録のように非紙面である。なお、図5中、
「拡張機能」と表示された部分には、自動原稿方向検知
のON/OFF選択キー、縮小レイアウト選択キー等の
モード選択機能がある。
【0044】ここで、コピー使用時の縮小レイアウトに
ついて簡単に説明する。
【0045】図6の(a),(c),(e),(g)
は、複数枚の原稿を縮小レイアウトした様子を示す。ま
た、同図の(b),(d),(f),(h)は、さらに
両面縮小コピーが追加された様子を示す。この縮小レイ
アウト機能は、記録用紙の節約になり、配布資料等がか
さばらなくて済むため、よく用いられるようになった機
能である。しかしながら、この縮小レイアウトは、文書
の中身がどんなものであれ、機械的に縮小レイアウトさ
れてしまう。
【0046】図5は、従来の4in1の際の縮小レイア
ウトの例を示す図である。
【0047】文書は、日本語の場合、縦書き、横書きが
あり、紙面については、縦置き、横置きの配置がある。
実際に縮小レイアウトされたコピーを見れば分かるが、
可能な限り、利用者が見て最適なレイアウトにされてい
ることが望ましい。
【0048】図6は、原稿の向きにより、その配置が最
適にレイアウトされた4in1の際の縮小レイアウトの
例を示す図である。
【0049】ここでは、図6に示すような縮小レイアウ
トの最適原稿配置を実現するための、原稿方向検知の方
法を提供する。すなわち、原稿の向きが分かれば、図6
に示すような、最適な縮小レイアウトが可能となる。
【0050】FAX使用時に方向判別機能を利用する場
合は、図6に示すコピー時の縮小レイアウトのように、
複数枚の原稿を1枚にして、相手先で受け取るような場
合に利用したり、あるいは、原稿向き判別結果そのもの
を画像に付加して送り、受信側で、その情報をもとに表
示する際、正しい方向に向けて表示する、といったとき
に使用される。
【0051】また、ファイリング使用時に方向判別機能
を利用する場合は、上述のFAXの場合と同様に、方向
判別結果を画像に付加して、例えば、MO等に保存す
る。この方向判別の結果情報は、ファイリングされた画
像をコンピュータにて表示する際に、それが90°,1
80°,270°の方向を向いているときは、修正し
て、ディスプレイに表示するのに利用する。
【0052】図7〜図9は、コンピュータで表示された
文書画像データを示す。図7,図8は、方向判別した結
果が付加された場合を示し、方向判別結果がない場合
は、図9に示すように、表示画像が左に90°傾いたり
する。そこで、その画像を人間が見る場合は、画像に回
転命令を与えて修正する必要がある。
【0053】図10は、画像に付加したTAG情報の例
を示す図である。同図に示す画像は、右に90°傾いた
画像である。このようなTAG情報が付加された画像を
受け取った場合、自動回転して表示したり、あるいは、
このまま文字認識したりできる。
【0054】以下、本実施の形態に係る装置におけるコ
ピー/ファクス/ファイル処理について詳細に説明す
る。
【0055】図11〜図13は、それぞれ、本実施の形
態に係る装置におけるコピー/ファクス/ファイル処理
手順を示すフローチャートである。
【0056】図11の動作モード選択(ステップ20
1)において、図3に示す操作パネル(オペレーション
パネル)にて、“コピー/ファクス/ファイル”のいず
れの動作を行なうかを選択する。結果として、ステップ
202での判断にて、コピー、ファクス、ファイルそれ
ぞれの動作シーケンスに移る。
【0057】コピー動作の場合、「拡張機能」で縮小レ
イアウトを選択する(図12のステップ203)。これ
は、図3に示す「拡張機能キー」が押されることで選択
され(ステップ204)、それにより表示モードが変わ
り、図4に示すそれぞれの縮小レイアウト画面が表示さ
れる。ユーザは、これらの中から所望のレイアウト方法
を選択する。
【0058】次に、方向判別機能を選択するためのキー
入力を行なう(図示省略)。この“原稿方向検知ON
& コピー”にて、ステップ205での方向判別モード
1(高速モード)選択がなされる。そして、コピースタ
ートキーが押されると、コピーを開始する(ステップ2
06)。その後、ステップ207にて、原稿を給紙し、
原稿台の上に原稿が配置されると、複写機の読み取り機
構が移動して、原稿上の画像の読み取りを開始する(ス
テップ207)。
【0059】ステップ208に示すメモリ記憶の系は、
画像データのための系で、画像処理され、ページメモリ
に一時保存される。同時に、ステップ209では、原稿
の方向判別処理が行なわれる。方向判別処理結果が得ら
れ(ステップ210)、縮小レイアウトで指示された枚
数(例えば、4in1は4枚)を給紙したかどうかを確
認する(ステップ211)。そして、画像データが揃っ
たならば、正方向縮小レイアウト順に画像を読み出し、
プリントアウトする(ステップ212)。
【0060】その後、ステップ213で排紙し、ステッ
プ214で、全ての処理が終了かどうかを判断する。こ
のステップ214で、処理の未終了が判断された場合
は、上記の処理を繰り返す。
【0061】一方、FAX動作の場合、図11のステッ
プ215で、拡張機能選択にて原稿方向検知をONす
る。続くステップ216では、拡張機能選択で送信形態
を選択する。これは、従来通りの1枚の原稿を1シート
で送るか、2in1の縮小レイアウト、あるいは4in
1等で送るかを選択する。また、画像に方向判別結果を
付加するかどうかも選択する。
【0062】なお、ステップ215,216は、その順
番が前後しても構わない。
【0063】“原稿方向検知 ON & FAX”で、
方向判別モード2が選択される(ステップ217)。そ
して、ステップ218でFAX動作が開始される。続く
ステップ219では、原稿を給紙し、ステップ220
で、原稿データがメモリに記憶される。これと同時に、
ステップ221で、方向判別処理が行なわれる。
【0064】ステップ223で、指示された縮小レイア
ウトの枚数が給紙されると、ステップ224で、正方向
順次でメモリより画像データを読み出す。続くステップ
225にて、一旦、それを記憶媒体に記憶し、ステップ
226で、全原稿が読み込まれたか否かが判断され、全
原稿が読み込まれた後(ステップ226でYES)、回
線を通じて、画像データを送信する(ステップ22
7)。
【0065】電子ファイリング動作の場合、図13のス
テップ228で、拡張機能選択で原稿方向検知をONに
する。そして、“原稿方向検知ON&ファイリング”
で、方向判別モード2が選択される(ステップ22
9)。このファイリングの場合は、原画像情報をできる
だけ失わないように保存するため、保存の段階で、あえ
て縮小保存することはないので、縮小レイアウト選択は
ない。ステップ230で、ファイリング動作を開始す
る。
【0066】続くステップ231では、原稿を給紙し、
コピー,FAXの場合の動作と同様、メモリ記憶(ステ
ップ232)、方向判別処理(ステップ233)を行な
い、方向判別結果を出力する(ステップ234)。この
結果は、方向フラグとして、画像と一緒に保存される
(ステップ235,236)。そして、最終的に、ステ
ップ237で、全原稿が読み込まれたか否かが判断さ
れ、全原稿が読み込まれた場合、本処理を終了する。
【0067】次に、本実施の形態に係る方向判別方法に
ついて詳細に説明する。
【0068】文書の方向判別の手法には、いくつかの手
法があるが、ここでは、文書の方向を決定する大きな要
素として、文字の方向が最も重要であろうと考えて、文
字の方向判別を行なう方法について説明する。
【0069】通常、活字文書は、ワープロ作成文書の他
に、図、表、絵等が混在している場合が多い。その場
合、文字部のみを領域判別し、文字認識手法の一部を用
いて方向を判別する。 [文字方向判別処理]ここでは、第一段階の処理とし
て、2値化処理を行なう。なお、本文字方向判別のため
の処理系は、次に続く方向判別処理の前処理である。
【0070】画像データとしては、多値データを用い
る。これは、原稿に下地があったり、色文字であったり
する場合があり、このような原稿の方向判別処理をする
のに必要なためである。また、2値化処理としては、注
目画素の前の列の輝度、あるいは濃度データの平均と、
注目画素の輝度、あるいは濃度の値よりスライスレベル
を決定し、単純2値化する。
【0071】なお、多値画像データではなく、2値化デ
ータを受け取る方法もあるが、後に続く処理に都合の良
いデータが得られれば良い。
【0072】第二段階処理として、文字領域抽出処理を
行なう。ここでは、画像データより、文字領域の検出を
行なう。これは、本実施の形態のアルゴリズムでは、文
字を方向判別の手段に用いるためである。そのため、ま
ず、画像データより黒画素を検出して、ある一定の条件
を満たす領域を検出すると、その部分を文字領域と判別
して、その領域情報を保存する。
【0073】上記のある一定の条件とは、 (1)黒画素の連続したエッジがある (2)ある一定の黒画素幅を有する (3)近辺に同様な黒画素ブロックが存在する である。以上の条件を満たした領域を文字領域と判断す
る。言うまでもなく、条件として、これらのみでは正確
な判別はできない。
【0074】図14は、文字領域抽出を説明するための
図である。同図の(a)は原画像であり、その画像中に
は、文字の部分、絵の部分、グラフの部分等が含まれて
いる。この中から、(b)に示すように、文字領域のみ
を抽出する。ここでは、図中、1101〜1105を画
像中の文字領域として判別したことを示している。
【0075】これらの文字領域の中で、1102は比較
的大きな文字のブロックである。また、1103は、文
字数の多い、一番広い領域に渡る文字領域である。そし
て、1105は、縦書きの文字領域である。 <文字認識処理>次に、第三段階の処理として、抽出さ
れた文字領域に文字認識処理を行なう。
【0076】文字認識処理の一つの方法として、特徴ベ
クトル抽出、比較方式がある。例えば、図15の(a)
に示すように、「売」という文字を含む文字領域が判別
された場合、第一段階として、この文字領域について文
字切り出し処理を行なう。これは、一つの文字の矩形を
切り出す処理であり、黒画素連続性の状態を検出してい
けば求められる。第二段階として、一文字を、m×n
(例えば、64×64)の画素ブロックに切り出す(図
115の(b)参照)。そして、その中から、2×2画
素のウィンドウを用いて、黒画素の分布方向を抽出す
る。
【0077】分布方向についての方向ベクトル情報を、
図15の(c)に示す。なお、図15の(c)は、方向
ベクトル情報の一部を例示したものであり、上記2×2
画素のウィンドウをずらして、方向ベクトル情報を数十
個得る。このベクトル情報が文字の特徴となる。
【0078】そして、この特徴ベクトルと、あらかじめ
記憶されている文字認識辞書の内容とを比較して、特徴
ベクトルに特徴が一番近い文字から順番に文字を抽出す
る。この場合、特徴ベクトルに対する特徴の近さが、そ
の文字に対する距離の近さ、すなわち、文字認識の類似
度(マッチ度)という数値となる。 <文字方向判別処理>このようにして文字認識の類似度
が求められるが、第四段階の処理として、その類似度に
基づいた文字方向判別処理を行なう。ここでは、図16
に示す「ビールの売り上げ」という文例を用いて説明す
る。
【0079】図16の(a)は、正方向の文字列、
(b)は、270°回転した文字列である。ここで、
「売」に注目すると、その文字方向を判別する場合、図
15の(c)に示したように、1つの文字「売」につい
て、0°,90°,180°,270°の4方向から文
字認識を行なう。なお、各回転角度は、各文字の特徴ベ
クトルの読出し方を変更すれば良く、特に原稿を回転す
る必要はない。
【0080】各回転角度における文字認識結果は、図1
5の(c)に示すように、互いに異なっている。なお、
図15の(c)には、説明用の仮の文字認識結果及び類
似度が示されており、現実にこの通りになるとは限らな
い。
【0081】図15の(c)において、正方向(0°)
から文字認識を行なった場合、「売」と正しく認識さ
れ、類似度も0.90と高い値となる。90°回転した
方向から文字認識を行なった場合は、「版」と誤認識さ
れ、類似度も0.40と低下する。このように誤認識が
発生し、類似度も低下するのは、回転した方向から見た
場合の特徴ベクトルに基づいて文字認識を行なったから
である。
【0082】同様に、180°,270°回転した方向
から文字認識を行なった場合も、誤認識が発生し、類似
度も低下する。なお、文字認識の方向別の類似度は、複
雑な文字であればある程、その差が顕著に現われてく
る。
【0083】図15の(c)に示す結果は、正方向の場
合に類似度が1番高いため、文書は正方向に向いている
可能性が高いと判断される。そこで、文字方向判別の精
度を向上させるため、同一ブロック内の複数の文字につ
いて、同様に4方向から文字認識を行なってみる。さら
に、1つのブロックだけで文字方向を判別した場合、特
殊な文字列について文字方向を誤って判別する恐れがあ
るので、複数のブロックについて、同様の文字認識を行
なってみる。
【0084】そして、各ブロックについて、当該ブロッ
ク内の各認識対象文字の4方向別の類似度の平均値を求
め、さらに、各ブロックでの4方向別の類似度の平均値
に対する平均値を求め、この平均値が最も高い方向を文
字方向(文書方向)として判定する。
【0085】このように、1文字だけの類似度で文字方
向を認定することなく、同一ブロック内の複数の文字、
さらには、他のブロック内の複数文字の類似度で文字方
向を判定することにより、文字(文書)方向を高精度に
判別することが可能となる。ただし、1文字だけの自信
度で文字方向を判別したり、同一ブロック内の複数文字
の類似度で文字方向を判別しても、方向判別は行なうこ
とができる。
【0086】本実施の形態では、上記のような方法で、
原稿方向判別を行なうが、文書中の文字は、どのような
状態になっているかまちまちである。例えば、ある文字
は飾り文字であったり、ある文字については、誤って図
形を文字と判別することがある。このため、より多くの
領域で方向判別処理を行なった方が、より精度の高い結
果が得られることになる。
【0087】そこで、本実施の形態の装置において、コ
ピーモードのときと、ファックスモード又はファイルモ
ードのときとで方向判別処理の取扱いが異なる。コピー
モードのときは、方向判別を正確に行なうためにプロダ
クティブティを落すよりは、方向判別の精度を低めに設
定してプロダクティビティを上げた方が好ましい。
【0088】一方、ファックスモードやファイルモード
のときは、1頁分の送信、保存に時間を要する、すなわ
ちこれらのモードのときはコピーモードに比べて元々プ
ロダクティビティが低いので、この時間的余裕を利用し
て方向判別を正確に行った方が好ましい。
【0089】そこで、本実施の形態では、コピーモード
のときは高速処理モードに設定し、ファックスモード又
はファイルモードのときは詳細形跡モードに設定する構
成としている。
【0090】高速処理モードでは原稿の読み取りを30
枚/分で読み取り、原稿1頁分あたり10文字をサンプ
リングして、これらの文字の方向判別を方向判別処理部
106に行わせる。詳細解析モードでは原稿の読み取り
を15枚/分で読み取り、原稿1頁分あたり20文字を
サンプリングして、これらの文字の方向判別を方向判別
処理部106に行わせる。
【0091】このモード切換えはCPU109が行な
う。また、上述の方向判別処理における各段階の処理は
パイプライン方式でA子ナウ。すなわち、方向判別処理
部106は上述の第一〜第四段階のそれぞれの処理回路
を有し、これらはパイプライン方式で接続されている。
【0092】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、コピー/FAX/ファイリング等、装置の利用モー
ドの選択を行なった後、オートフィーダにセットされた
原稿全てに方向判別処理を施す際、コピーに対しては高
速処理モード、FAX及び電子ファイリングには詳細解
析モードのごとく処理モードを切り替えるようにするこ
とで、原稿画像データの出力画像形態により、適材な原
稿方向判別処理を実行できる。
【0093】なお、上記では、原稿方向認識の一例を説
明したが、その認識方法には、他の方式があることは言
うまでもない。ここでは、方向認識部としてそれら全て
を網羅する。また、方向判別処理部は、一部専用ハード
を搭載したマイクロプロセッサ(CPU)で構成されて
いる。このため、所定の指示により処理系を変更するこ
とは容易である。
【0094】上記の実施の形態では、図2に示すオペレ
ーションパネル108での動作機能の選択、及び方向判
別処理の選択により方向判別処理のモードを切り替えて
いるが、FAXユニット110からページメモリ107
に送られてくる画像に対して、詳細方向判別処理を行な
い、それをレーザユニットへ画像を送るFAX受信にも
応用可能である。このため、入力形態により、CPU1
09が、方向判別処理部106へ指示し、FAX画像に
対する方向判別処理を行なう。そして、その結果をCP
U109に知らせ、複数枚送られてきた原稿の向きが揃
っていなければ修正して、γ変換部104,PWM部1
05を介して、プリントアウトする。
【0095】なお、本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プリン
タ等)から構成されるシステムに適用しても、一つの機
器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置
等)に適用してもよい。
【0096】また、本発明の目的は、上述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(または、CP
UやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコード
を読み出し、実行することによっても達成されることは
言うまでもない。
【0097】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が、上述した実施形態の機能を実現す
ることになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒
体は本発明を構成することになる。
【0098】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROM等
を用いることができる。
【0099】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、上述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペ
レーティングシステム)等が実際の処理の一部または全
部を行ない、その処理によって、上述した実施形態の機
能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0100】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備
わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行ない、
その処理によって、上述した実施形態の機能が実現され
る場合も含まれることは言うまでもない。
【0101】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
原稿画像の出力形態に応じて所定のモード、例えば、高
速処理を優先する出力に高速処理モード、正確な出力が
要求され、多少処理が遅くても良い出力には詳細解析モ
ードを選択できる構成にすることで、ユーザの要求に合
致した方向判別処理の選択が可能となる。
【0102】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る装置(デジタル複合
複写機)の概観図である。
【図2】実施の形態に係る装置の構成を示すブロック図
である。
【図3】実施の形態に係る装置の操作パネルの外観を示
す図である。
【図4】縮小レイアウトを説明するための図である。
【図5】従来の4in1の際の縮小レイアウトの例を示
す図である。
【図6】原稿の向きにより、その配置が最適にレイアウ
トされた4in1の際の縮小レイアウトの例を示す図で
ある。
【図7】コンピュータに表示した文書画像データを示す
図である。
【図8】コンピュータに表示した文書画像データを示す
図である。
【図9】コンピュータに表示した文書画像データを示す
図である。
【図10】画像に付加したTAG情報の例を示す図であ
る。
【図11】実施の形態に係る装置におけるファクス処理
手順を示すフローチャートである。
【図12】実施の形態に係る装置におけるコピー処理手
順を示すフローチャートである。
【図13】実施の形態に係る装置におけるファイル処理
手順を示すフローチャートである。
【図14】文字領域抽出を説明するための図である。
【図15】文字認識処理の例を示す図である。
【図16】文字方向判別処理の例を示す図である。
【図17】複写機への原稿セット方法を示す図である。
【符号の説明】
101 シェーディング補正回路 102 エッジ強調回路 103 変倍回路 104 γ変換回路 105 PWM回路 106 方向判別処理部 107 ページメモリ 108 オペレーションパネル部 109 CPU 110 FAXユニット 111 電子ファイリングユニット 400 デジタル複合複写機 401 イメージスキャナ部 402 プリンタ部 403 公衆回線

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を光学的に読み取って得られた原稿
    画像に対して複数の文書処理機能を施す画像処理装置に
    おいて、 前記原稿画像を光電変換して画像データとして格納する
    手段と、 前記画像データに対して所定の画像解析を実行する手段
    と、 前記画像解析の結果に基づき、所定のモードに従って前
    記原稿と該原稿上の画像の相対的な方向を判別する第1
    の判別手段と、 前記判別された相対的な方向をもとに、前記格納された
    画像データに修正を加える手段と、 前記修正後の画像データを出力する手段とを備えること
    を特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記所定のモードは、複数の方向判別モ
    ードの内、前記文書処理機能に応じて選択されたモード
    であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装
    置。
  3. 【請求項3】 前記複数の方向判別モードには、少なく
    とも高速処理モード、低速詳細解析モードが含まれるこ
    とを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記所定の画像解析は、前記画像データ
    に対する2値化処理であり、前記第1の判別手段は、該
    2値化処理された画像データより文字領域を判別するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の判別手段は、さらに、 前記文字領域について文字切り出し処理を施して文字認
    識を行なう手段と、 前記文字認識結果をもとに、前記切り出された文字の文
    字方向を判別する第2の判別手段とを備え、 該第1の判別手段は、該文字方向を前記相対的な方向と
    することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記文字認識は、所定領域内の複数の文
    字について、少なくとも、異なる4方向から行なうこと
    を特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記複数の文書処理機能には、前記画像
    データの複写処理、ファクシミリ処理、ファイリング処
    理が含まれることを特徴とする請求項1に記載の画像処
    理装置。
  8. 【請求項8】 前記画像データの修正は、前記原稿画像
    の出力方向が適性となるよう前記画像データに施される
    修正であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理
    装置。
  9. 【請求項9】 前記画像データの修正は、前記適性な方
    向に関する情報を該画像データに付加する処理であるこ
    とを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
  10. 【請求項10】 原稿を光学的に読み取って得られた原
    稿画像に対して複数の文書処理機能を施す画像処理装置
    における画像処理方法であって、 前記原稿画像を光電変換して画像データとして格納する
    工程と、 前記画像データに対して所定の画像解析を実行する工程
    と、 前記画像解析の結果に基づき、所定のモードに従って前
    記原稿と該原稿上の画像の相対的な方向を判別する工程
    と、 前記判別された相対的な方向をもとに、前記格納された
    画像データに修正を加える工程と、 前記修正後の画像データを出力する工程とを備えること
    を特徴とする画像処理方法。
  11. 【請求項11】 読み取った画像を複数の処理モードの
    何れかの処理モードで処理する画像処理を行なう画像処
    理装置であって、 前記処理モードに応じたレベルの画像方向認識を行なう
    認識手段を備えることを特徴とする画像処理装置。
JP9029279A 1997-02-13 1997-02-13 画像処理装置及び画像処理方法 Withdrawn JPH10228530A (ja)

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