JPH10227856A - 光ビームセンサ - Google Patents

光ビームセンサ

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Publication number
JPH10227856A
JPH10227856A JP9306886A JP30688697A JPH10227856A JP H10227856 A JPH10227856 A JP H10227856A JP 9306886 A JP9306886 A JP 9306886A JP 30688697 A JP30688697 A JP 30688697A JP H10227856 A JPH10227856 A JP H10227856A
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JP
Japan
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light
light beam
sensor
scanning
sensor head
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Application number
JP9306886A
Other languages
English (en)
Inventor
Chuichi Ueda
忠一 上田
Kenji Takemura
賢治 武村
Shiro Ogata
司郎 緒方
Hiroshi Okabe
浩史 岡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パルス発光により発生される光ビームを道路
を横切って走査しながら車両の有無や台数を検知する光
ビームセンサにおいて、発光素子の寿命等を損なうこと
なく、各種の車両の有無や台数などをより一層確実に検
知できるようにする。 【解決手段】 センサヘッド11と、これに対向配置さ
れた回帰反射板2とを有し、センサヘッド11は、パル
ス発光された光ビームを投光する投光部6と、この投光
部6からの光ビームを走査する光走査部8と、この光走
査部8で走査される光ビームの反射光を受光する受光部
10とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ビームの投受光
により、物体の有無や個数などを検出するために使用さ
れる光ビームセンサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、たとえば、駐車場や料金所などに
出入りする車両の有無や台数などを検知するために、図
14および図15に示すような構成の光ビームセンサが
提供されている。
【0003】この光ビームセンサは、光ビームの走査に
よって車両zを検知するものであって、センサヘッド1'
と回帰反射板2とを備え、両者1',2が道路3を挟ん
で対向配置されている。
【0004】センサヘッド1'は、光ビームを出射する
投光部6と、この投光部6からの光ビームを回帰反射板
2に向けて走査する光走査部8と、この光走査部8で走
査しつつ出射された光ビームの反射光を受光する受光部
10とを備えている。
【0005】投光部6は、半導体レーザやLED等の発
光素子12と、この発光素子12からの光を平行な光ビ
ームにするコリメートレンズ14とからなる。また、光
走査部8は、たとえばポリゴンミラー(多面回転鏡)で構
成される。さらに、受光部10は、回帰反射板2や車両
zからの反射光を集光するコンデンサレンズ16と、こ
のレンズ16で集光された光を受光して電気信号に変換
するPD(フォトダイオード)等の受光素子18とからな
る。
【0006】一方、回帰反射板2は、プリズム等をセン
サヘッドbの光ビームの走査方向に沿って縦列配置する
ことにより、センサヘッド1'からの光ビームが正反射
を起こすように構成されている。
【0007】上記構成の光ビームセンサにおいて、投光
部6の発光素子12からの光は、コリメートレンズ14
によって平行な光ビームに変換され、これがポリゴンミ
ラー8で反射されて回帰反射板2に向けて出射される。
その場合、ポリゴンミラー4は、常時、一定速度でもっ
て回転されているので、ポリゴンミラー4からの光ビー
ムは、道路3を略直角に横切る状態でセンサヘッド1'
と回帰反射板2を共に含む平面内において扇状に順次走
査される。
【0008】ここで、センサヘッド1'と回帰反射板2
との間の道路上に車両zが存在しない場合には、センサ
ヘッド1'から出射された各光ビームは、回帰反射板2
でそのまま反射され、その反射光がセンサヘッド1'の
受光部10に入射される。そして、この反射光はコンデ
ンサレンズ16によって集光された後、受光素子18で
受光されて電気信号に変換されて出力される。
【0009】一方、センサヘッド1'と回帰反射板2と
の間の道路上に車両zが存在する場合には、センサヘッ
ド1'から順次走査されつつ出射される光ビームは、途
中で車両zによって遮光されて回帰反射板2に照射され
なくなる。この場合、車両zからの反射光は、回帰反射
板2で正反射される場合に比べて光強度が弱く、したが
って、受光素子18での受光量が小さくなるので、図外
の判定回路によってその受光量を予め設定されたしきい
値と比較することで、車両zの有無が判定される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図14に示
すように、検知対象となる車両zが、たとえばけん引車
の場合には、けん引駆動車z1とけん引台車z2との間がけ
ん引棒z3で連結されている。そして、このようなけん引
車zは、駐車や料金の支払い等では、通常、全体で一台
分の車両として取り扱われる。
【0011】一方、従来の光ビームセンサでは、上述の
ように、ポリゴンミラー8は、常時、一定速度でもって
回転されているので、光ビームの走査ピッチpは、走査
範囲の全領域において常に同じになっている。つまり、
光ビームの走査範囲内ではいずれの箇所においても分解
能が一定である。
【0012】このため、従来の光ビームセンサでは、車
体の形状が大きなけん引駆動車z1やけん引台車z2を検知
しないといったことは起こらないが、けん引棒z3は細長
い形状であるため、分解能が不足し、けん引棒z3を十分
に検知できないことがある。
【0013】すると、このけん引車zは、本来は、全体
で車両の一台分と見なすべきものが、車両が2台z1,z2
分あると誤って判定されてしまうことになる。
【0014】この不都合を解消するには、パルス発光の
周期を短くして、光ビームの走査範囲内での走査ピッチ
pをさらに細かくすることが考えられるが、その場合に
は、必要な全範囲を走査するのに時間がかかり、たとえ
ば高速車両を検知する場合の分解能が全体的に低下する
ばかりでなく、投光部6の発光素子12の寿命が低下す
るなどの問題が生じる。
【0015】本発明は、従来の各種の問題点を解消しつ
つ、各種の車両の有無や台数などをより一層確実に検知
できるようにすることを課題とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するため、次の構成を採用している。
【0017】すなわち、請求項1に係る発明では、セン
サヘッドと、これに対向配置された回帰反射板とを有
し、前記センサヘッドは、パルス発光された光ビームを
投光する投光部と、この投光部からの光ビームを走査す
る光走査部と、この光走査部で走査される光ビームの反
射光を受光する受光部とを備えている。
【0018】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
光ビームセンサにおいて、前記投光部からの光ビームの
パルス発光の時間間隔を、前記光走査部による光走査角
度に応じて変化させるパルス発光制御手段を備えてい
る。
【0019】請求項3記載の発明では、請求項1記載の
光ビームセンサにおいて、前記光走査部は、揺動可能な
ガルバノミラーを含み、また、このガルバノミラーを正
弦波に応じた角速度となるように揺動制御する揺動制御
手段を備えている。
【0020】請求項4記載の発明では、請求項1ないし
請求項3のいずれか一つに記載の光ビームセンサにおい
て、前記センサヘッドは、その光走査部の前面に投受光
される光ビームを前記回帰反射板に向けて屈折する光学
素子が設けられている。
【0021】請求項5記載の発明では、請求項1ないし
請求項4のいずれか一つに記載の光ビームセンサにおい
て、前記センサヘッドを覆う保護ケースの光ビームの入
出射窓近傍の内面には、前記回帰反射板に向かう光ビー
ムを折り返し反射する反射物体が設けられている。
【0022】請求項6記載の発明では、センサヘッド
と、これに対向配置された回帰反射板とを有し、前記セ
ンサヘッドは、パルス発光により発生された光ビームを
前記回帰反射板に向けて出射する投光部と、光ビームの
反射光を受光する受光部とを有し、このセンサヘッドが
揺動駆動手段に取り付けられている。
【0023】請求項7記載の発明では、請求項1ないし
請求項6のいずれか一つに記載の光ビームセンサにおい
て、受光部が回帰反射板で反射された光ビームを受光し
た場合の単位時間当たりの光強度をモニタし、この光強
度が予め設定された基準値以下の場合には、警報を発生
する汚れ検知手段を備えている。
【0024】請求項8記載の発明では、請求項1ないし
請求項7のいずれか一つに記載の光ビームセンサにおい
て、光ビームの走査角度を検出する走査角度検出手段を
備えている。
【0025】請求項9記載の発明では、請求項1ないし
請求項8のいずれか一つに記載の光ビームセンサにおい
て、前記投光部と受光部の前面に偏光フィルタが配置さ
れている。
【0026】請求項10記載の発明では、請求項1ない
し請求項9のいずれかに記載の光ビームセンサにおい
て、センサヘッドと回帰反射板とを一対として、これを
複数対配置している。
【0027】請求項11記載の発明では、請求項10記
載の光ビームセンサにおいて、2対を一組とし、その組
内の各センサヘッド同士を所定距離だけ離れて配置し、
一方のセンサヘッドに他方の反射板を、他方のセンサヘ
ッドに一方の反射板をそれぞれ一体的に取り付け、前記
各対のセンサヘッドと反射板とで光ビームの投受光を行
うことを特徴としている。
【0028】請求項12記載の発明では、請求項10ま
たは請求項11記載の光ビームセンサにおいて、各セン
サヘッドは、その光ビームの走査周期が互いに異なるよ
うに設定されている。
【0029】請求項13記載の発明では、請求項1ない
し請求項12のいずれか一つに記載の光ビームセンサに
おいて、料金所アイランドの車両進入側にセンサヘッド
を設置している。
【0030】請求項14記載の発明では、請求項1ない
し請求項13のいずれか一つに記載の光ビームセンサに
おいて、料金所アイランドの車両進入側のアイランド側
面に反射板を配置している。
【0031】請求項15記載の発明では、請求項1ない
し請求項14のいずれか一つに記載の光ビームセンサに
おいて、受光部の受光量に応じて、車両のけん引棒の判
定出力を行うことを特徴としている。
【0032】
【発明の実施の形態】実施形態1 図1はこの実施形態1の光ビームセンサを道路へ設置し
た状態を示す正面図である。
【0033】図1において、11はセンサヘッド、2は
回帰反射板であり、両者11,2が道路3を隔てて対向
して形成されたアラインド5上に配置されている。
【0034】なお、回帰反射板2は、風雨にさらされて
次第に表面が汚れて正反射効率が劣化するのを防止する
ため、図2(a)に示すようなフード4を設けるのが好ま
しい。また、回帰反射板2が複数個から構成されている
場合には、同図(b)に示すように、各回帰反射板ごとに
個別にフード4a〜4cを設けることもできる。
【0035】図3はこの実施形態1の光ビームセンサの
センサヘッド11の部分を示す構成図である。
【0036】同図において、6は投光部、8は光走査部
としてのポリゴンミラー、10は受光部、12,14は
投光部6を構成する発光素子とコリメートレンズ、1
6,18は受光部10を構成するコンデンサレンズと受
光素子であり、これらの構成は図14に示したものと同
じであるから詳しい説明は省略する。
【0037】さらに、この実施形態1では、後述のSO
S(Start Of Scan)回路30を構成するLED等の発
光素子22とPD等の受光素子24とが、ポリゴンミラ
ー8に対向して並列配置されている。
【0038】また、ポリゴンミラー8の前面には、この
ポリゴンミラー8によって投受光される光ビームを略直
角に屈折する光学素子としての反射ミラー26が配置さ
れている。
【0039】したがって、この場合、ポリゴンミラー8
の回転軸は、車両の進行方向(図中x方向)に対して直交
方向(図中y方向)に設置できるため、センサヘッド11
体を車両の進行方向に沿ってより薄く構成することがで
きる。
【0040】なお、この例では、投光部6と受光部10
とをポリゴンミラー8を挟んで上下に配置しているが、
両者6,10を並列配置した構成とすることも可能であ
る。また、上記の反射ミラー26に代えてプリズムを使
用することも可能である。
【0041】さらに、車両からの反射光が正反射光であ
る場合には、受光部10での受光量が大きくなるため、
誤検知を起こすおそれがある。これを回避する上では、
ポリゴンミラー8の出射光路上と受光部10の入射光路
上にそれぞれ図示しない偏光フィルタを配置するのが好
ましい。
【0042】図4はこのセンサヘッド11のコントロー
ラ部分の構成を示すブロック図である。
【0043】同図において、30は上記の発光素子22
を駆動するとともに、受光素子24からの検出出力を取
り込むことで、ポリゴンミラー8の走査開始の基準とな
る位置を検出するSOS回路である。ポリゴンミラー8
の回転に伴い、その鏡面が投受光軸に垂直になったとき
に、発光素子22からの光がポリゴンミラー8で反射さ
れて受光素子24に受光されると、その受光素子24か
ら受光信号が出力されるので、SOS回路30は、この
受信信号に応じてSOS信号を制御回路38に出力する
ようになっている。
【0044】32はポリゴンミラー8を回転駆動する走
査駆動部で、たとえばモータからなる。34は投光部6
の発光素子12を所定の周期でパルス発光するための投
光回路、36は受光部10の受光素子18からの検出信
号を増幅等する受光回路である。
【0045】上記の発光素子12をパルス発光させるの
は、素子12の長寿命化を図り、また、太陽光の影響な
どを除くためである。また、パルス発光の周期は、当然
ながら、センサヘッド11と回帰反射板2との間を光ビ
ームが1往復する時間よりも長くなるように、たとえば
30μsecに設定されている。
【0046】また、38は上記の各部30〜36を駆動
制御するとともに、上記のSOS信号の入力時点からの
経過時間とポリゴンミラー8の回転速度とに基づいて、
ポリゴンミラー8の回転位置を検出する制御回路、40
は受光回路36からの検出出力に基づいて車両の有無等
を検出する信号処理回路、42は受光回路36からの検
出出力を取り込んで、車両を検知しない場合の1走査中
の平均的な受光量をモニタする受光量モニタ回路であ
る。
【0047】そして、この実施形態1における制御回路
38が特許請求の範囲におけるパルス発光制御手段に、
受光量モニタ回路42が特許請求の範囲における汚れ検
知手段に、SOS回路30が特許請求の範囲における走
査角度検出部にそれぞれ相当する。
【0048】次に、この実施形態1の光ビームセンサに
おいて、光ビームを走査する場合の動作について説明す
る。
【0049】制御回路38からの指令により、走査駆動
部32は、ポリゴンミラー8を常に一定速度でもって回
転させるとともに、SOS回路30を構成する発光素子
22を所定の周期でもってパルス発光させる。
【0050】そして、ポリゴンミラー8の回転に伴い、
その鏡面が投受光軸に垂直になったときに、発光素子2
2からの光がポリゴンミラー8で反射されて受光素子2
4に受光されて受光信号が出力され、この受光信号がS
OS回路30に入力される。これに応じて、SOS回路
30は、ポリゴンミラー8の走査開始の基準位置を示す
SOS信号を制御回路38に送出する。
【0051】制御回路38は、このSOS信号の入力時
点からの経過時間とポリゴンミラー8の回転速度とに基
づいて、光ビームの走査位置を検出する。そして、光ビ
ームの走査開始の基準位置(たとえば、図1の最上端の
位置)から、光ビームが次第に下方に向けて走査される
のに伴って、投光回路34によって駆動される発光素子
12のパルス発光の時間間隔が次第に短くなるように制
御する。
【0052】その結果、図1に示すように、センサヘッ
ド11から出射される光ビームは、道路3を略直角に横
切る平面内において扇状に順次走査されるが、そのと
き、各光ビームの走査ピッチは、走査範囲の上方では粗
く、下方に向かうに従って次第に密になる。つまり、光
ビームの走査範囲内において、下方に向かう程に分解能
が高くなる。
【0053】そして、図1に示すように、センサヘッド
1の高さ等を予め調整して、分解能の高い範囲R1にけ
ん引車zのけん引棒z3が位置するように設定しておけ
ば、細長いけん引棒z3であってもこれを十分に検知する
ことができる。また、けん引棒z3によって互いに連結さ
れているけん引駆動車z1とけん引台車z2とは、いずれも
車体の形状が大きいので、走査範囲の上方では走査ピッ
チが粗くても十分に検知することができる。
【0054】しかも、光ビームを必要な領域内を走査す
るのに要する全体の時間は、従来のように、光ビームを
一定のピッチで走査する場合と変わらないため、高速車
両を検知する場合の分解能低下をもらたすことはなく、
また、投光部6の発光素子12の寿命が従来よりも短く
なることもない。
【0055】一方、受光量モニタ回路42は、受光回路
36からの検出出力を取り込んで、車両を検知しない場
合の1走査中の平均的な受光量をモニタしている。ここ
で、その平均的な受光量が予め設定された基準値以下と
なったときには、受光量モニタ回路42は、センサヘッ
ド11の入出射窓が汚れたり、回帰反射板2が汚れたり
したものと判断してランプを点灯したり、その旨の表示
をしたり、ブザーで知らせるなどの処理を実行する。こ
のため、光ビームセンサのメインテナンス等を効率的に
行うことができる。
【0056】実施形態2 図5はこの実施形態2の光ビームセンサを道路へ設置し
た状態を示す正面図である。
【0057】図5において、12はセンサヘッド、2は
回帰反射板であり、両者12,2が道路3を隔てて対向
して形成されたアラインド5上に配置されている点は、
実施形態1の場合と同様である。
【0058】図6はこの実施形態2の光ビームセンサの
センサヘッド12の部分を示す構成図であり、図3に示
した実施形態1と対応する部分には同一の符号を付す。
【0059】この実施形態2では、実施形態1のような
ポリゴンミラー8を設ける代わりに、投光部6と受光部
10に対して、それぞれ光を屈折させる板状のガルバノ
ミラー15,19が配置されている。
【0060】また、センサヘッド12を制御する図4に
示したコントローラ部分において、走査駆動部32は、
両ガルバノミラーを15,19を互いに同期して揺動駆
動するもので、たとえばパルスモータと揺動機構とから
構成されている。
【0061】そして、この一方のガルバノミラー19の
揺動に伴い、その鏡面が投受光軸に垂直になったとき
に、発光素子22からの光がガルバノミラー19で反射
されて受光素子24に受光されると、その受光素子24
から受光信号が出力されるので、SOS回路30は、こ
の受信信号に応じてSOS信号を制御回路38に出力す
るようになっている。
【0062】さらに、制御回路38は、走査駆動部32
に出力する駆動パルスの数を変化させるなどして、両ガ
ルバノミラー15,19を正弦波に応じた各角速度で揺
動するように制御するとともに、上記のSOS信号の入
力時点からの経過時間とガルバノミラー15,19の揺
動速度とに基づいて、光ビームの走査位置を検出するよ
うになっている。
【0063】したがって、この実施形態2の制御回路3
8が特許請求の範囲における揺動制御手段に相当する。
【0064】その他の構成は、実施形態1の場合と同様
であるから、詳しい説明は省略する。
【0065】次に、この実施形態2の光ビームセンサに
おいて、光ビームを走査する場合の動作について説明す
る。
【0066】制御回路38からの指令により、走査駆動
部32は、ガルバノミラー15,19を常に一定速度で
もって揺動させるとともに、SOS回路30を構成する
発光素子22を所定の周期でもってパルス発光させる。
【0067】そして、ガルバノミラー15,19の揺動
に伴い、その鏡面が投受光軸に垂直になったときに、発
光素子22からの光が一方のガルバノミラー19で反射
されて受光素子24に受光されて受光信号が出力され、
この受光信号がSOS回路30に入力される。これに応
じて、SOS回路30は、ガルバノミラー15,19の
走査開始の基準位置を示すSOS信号を制御回路38に
送出する。
【0068】制御回路38は、このSOS信号の入力時
点からの経過時間とガルバノミラー15,19の揺動速
度とに基づいて、光ビームの走査角度を検出し、その走
査角度に応じて両ガルバノミラー15,19を図7に示
すような正弦波に応じた角速度をもつように制御する。
【0069】具体的には、光ビームの走査開始の基準位
置が、図5の最上端の位置とし、それから下方に向けて
走査される場合、その走査に伴って角速度が次第に大き
くなって走査範囲の中間位置で角速度が最大となり、さ
らに、光ビームが下方に向かうと逆に角速度が次第に小
さくなり、最下端で角速度が最小となる。また、光ビー
ムが最下端の位置から上方に向けて走査される場合も同
様な変化となる。
【0070】この結果、センサヘッド12から回帰反射
板2に向けて出射される光ビームは、図5に示すよう
に、道路3を略直角に横切る状態で扇状に順次走査され
るが、そのときの光ビームの走査ピッチは、走査範囲の
上方と下方では密で、その中間では粗くなる。つまり、
光ビームの走査範囲の上下端で分解能が高く、その中間
では分解能が幾分低くなる。
【0071】そして、図5に示すように、センサヘッド
2の高さ等を予め調整して、分解能の高い範囲R2にけ
ん引車zのけん引棒z3が位置するように設定しておけ
ば、細長いけん引棒z3であってもこれを十分に検知する
ことができる。また、けん引棒z3によって互いに連結さ
れているけん引駆動車z1やけん引台車z2は、車体の形状
が大きいので、走査範囲の中間では走査ピッチが粗いも
のの、十分に検知することができる。
【0072】しかも、光ビームを必要な領域内を走査す
るのに要する全体の時間は、従来のように、光ビームを
一定のピッチで走査する場合と変わらないため、高速車
両を検知する場合の分解能低下をもらたすことはなく、
また、投光部6の発光素子12の寿命が従来よりも短く
なることもない。
【0073】なお、上記の実施形態1,2のように、ポ
リゴンミラー8やガルバノミラー15,19などの光学
素子を用いて光ビームを走査する場合には、図8に示す
ように、センサヘッド内部の各光学素子を覆う保護ケー
ス9に形成された光ビームの入出射窓25近傍の内面
に、反射物体27を塗布するなどしておき、回帰反射板
2に向かう光ビームがこの反射物体27により折り返し
反射されるようにしておくことができる。
【0074】すなわち、ポリゴンミラー8等によって光
ビームが走査される範囲をできるだけ広くするために、
光ビームを入出射窓25をオーバーランして走査すると
き、上記の反射物体27を設けていない場合には、図9
(b)に示すように、車両が存在しない場合でも、光ビー
ムが入出射窓25をオーバーランするごとに、受光回路
36の出力にはそのオーバーランした時間に対応した遮
光状態を示すローレベルの期間T1が現れる。そして、
車両が存在した場合にも同様に受光回路36の出力には
ローレベルの期間T2が現れるから、両期間T1,T2
識別するための回路が別途必要となる。
【0075】これに対して、上記の反射物体27を設け
ておけば、図9(a)に示すように、車両が存在しない場
合、光ビームが入出射窓25をオーバーランしても、そ
のオーバーランした光ビームは反射物体27で反射され
て受光回路36に取り込まれるので、その出力にはオー
バーランした時間に対応したローレベルの期間T1は現
れない。そして、車両が存在した場合にだけ受光回路3
6の出力には遮光状態を示すローレベルの期間T2が現
れるから、比較的簡単な回路によって車両の有無を確実
に検出することができ、SOS回路30を省略すること
ができる。
【0076】実施形態3 図10は、この実施形態3の光ビームセンサのセンサヘ
ッドの部分を示す構成図である。
【0077】この実施形態3のセンサヘッド13は、一
つの光軸に沿って受光素子18、発光素子12、コリメ
ートレンズ14、および中央に光出射口が形成されたコ
ンデンサレンズ16が順次同軸に配置されており、上記
の発光素子12とコリメートレンズ14とで投光部6
が、コンデンサレンズ16と受光素子18とで受光部1
0がそれぞれ構成されて保護ケース9内に収納されてい
る。
【0078】そして、このセンサヘッド13の保護ケー
ス9が円板28に固定され、この円板28の駆動軸に図
4に示す走査駆動部32が連結されている。この場合の
走査駆動部32は、実施形態2と同様に、たとえば、パ
ルスモータと揺動機構とからなる。
【0079】したがって、この実施形態における円板2
8と走査駆動部32が特許請求の範囲における揺動駆動
手段に対応する。
【0080】その他の構成は、実施形態2の場合と同様
であるから詳しい説明は省略する。
【0081】この実施形態3の光ビームセンサにおいて
も、図5に示した実施形態2の場合と同様に、光ビーム
が扇状に順次走査され、そのときの光ビームの分解能
は、走査範囲の上下端で高く、その中間では幾分低くな
る。
【0082】なお、この実施形態3の構成では、実施形
態1,2のようなポリゴンミラー8やガルバノミラー1
5,19を設けなくても光ビームを走査できるので、セ
ンサヘッド13の光学系の全体構造を簡素化でき、小型
化を図れる利点がある。
【0083】(応用例) (1) 上記の実施形態1〜3では、センサヘッド1(11
〜13)と回帰反射板2とは、道路3を隔てたアイランド
5a,5bの上に配置した構成を示したが、図11に示す
ように、料金所の車両進入口の左右にアイランド5a,
5bを設け、各アイランド5a,5bには凹所を設けて、
一方のアイランド5aの凹所にセンサヘッド1を、他方
側のアイランド5bの凹所に回帰反射板2をそれぞれ設
置した構成とすることも可能である。
【0084】この構成にすれば、料金所に進入する車両
を早期に検知でき、また、収受員がセンサヘッド1や回
帰反射板2で視野を遮られることなく車両進入を容易に
確認することができる。
【0085】(2) また、上記の各実施形態1〜3で
は、各々単一のセンサヘッド1(11〜13)と回帰反射板
2とを道路3を挟んで対向配置することで光ビームセン
サを構成しているが、図12および図13に示すよう
に、各々複数のセンサヘッドと回帰反射板とをそれぞれ
道路を隔てて配置して光ビームセンサを構成することも
できる。なお、この場合に使用される各々のセンサヘッ
ドとしては、上記の実施形態1〜3のいずれの構成のセ
ンサヘッド11〜13であってもよい。
【0086】すなわち、図12では、道路3を挟む両脇
にそれぞれ固定部材としての支持ポール50a,50bが
立設され、各支持ポール50a,50bの側面にそれぞれ
回帰反射板2a,2bが取り付けられ、さらに各支持ポー
ル50a,50bの上端にセンサヘッド1a,1bが固定さ
れている。
【0087】そして、各センサヘッド1a,1bは、車両
の進行方向に沿って所定距離L(たとえば約500mm程
度)だけ前後にずらせて配置されるとともに、各センサ
ヘッド1a,1bからの光ビームが道路3を挟んだ各回帰
反射板2a,2bに照射されるように設定されている。
【0088】図12に示すような構成にしておけば、各
々単一のセンサヘッド1(11〜13)と回帰反射板2だけ
では死角となっていた走査範囲もカバーすることがで
き、一層確実に車両を検知することができる。
【0089】しかも、車両の進行方向を各センサヘッド
1a,1bの車両検知の時間差から判定することができ、
センサヘッド1a,1b間の距離Lと車両検知の時間差と
から車両速度も測定できる利点がある。
【0090】さらに、図12に示す構成において、各セ
ンサヘッド1a,1bによる光ビームの1走査の周期を互
いに異なるように設定しておくこともできる。
【0091】たとえば、一方のセンサヘッド1aは、け
ん引車のけん引棒の検知用として分解能を高めるために
1走査の周期を長く設定してけん引棒が存在する範囲を
重点的に走査し、他方のセンサヘッド1bは、高速車両
の検知用として分解能は低いが1走査の周期を短く設定
する。このようにすれば、高速車両とけん引車のいずれ
も確実に検知できるようになる。
【0092】一方、図13では、料金所の道路3を挟む
両脇にそれぞれアイランド5a,5bが形成され、各アイ
ランド5a,5bの先端側の上部にセンサヘッド1a,1b
がそれぞれ設置されるとともに、支持ポール50a,5
0bが立設され、各支持ポール50a,50bの側面にそ
れぞれ回帰反射板2a1,2b1が取り付けられ、さらに、
アイランド5a,5bの側面にも回帰反射板2a2,2b2
埋め込まれている。
【0093】図13に示すような構成にしておけば、支
持ポール50a,50bよりも低位置のアイランド5a,
5bの部分でも車両検知を行えるので、一層確実な車両
検知が可能となる。しかも、アイランド5a,5b上流で
車両の侵入を検知できるため、料金所システムにおける
一連の処理時間にゆとりをもたせることができる。
【0094】なお、上記の説明は、光ビームセンサを駐
車場や料金所などに出入りする車両の有無や台数などを
検知するために使用した例を示したが、本発明は、これ
に限定されるものでなく、光ビームの投受光により、物
体の有無や個数などを検出する場合に広く適用すること
が可能である。
【0095】
【発明の効果】本発明によれば、次の効果を奏する。
【0096】(1) 請求項1記載に係る発明では、投光
部から光ビームをパルス発光させつつ、光ビームを走査
するようにしているので、発光素子の長寿命化を図れる
とともに、太陽光などの影響を除くことができ、物体の
有無や個数などを確実に検出することが可能となる。
【0097】(2) 請求項2記載に係る発明では、セン
サヘッドからの光ビームのパルス発光の時間間隔が、走
査角度に応じて変化されるので、特定の位置で高分解能
を確保することができる。このため、たとえば、けん引
車のようなものでも車両の検知と分離とを確実に行うこ
とができる。
【0098】(3) 請求項3記載に係る発明では、ガル
バノミラーの走査が正弦波に応じた角速度でもって揺動
されるので、発光素子の寿命を損なうことなく、特定の
位置で高分解能を確保することができる。このため、請
求項2の場合と同様に、たとえば、けん引車のようなも
のでも車両の検知と分離とを確実に行うことができる。
【0099】(4) 請求項4記載に係る発明では、請求
項1ないし請求項3記載の発明の効果に加えて、光ビー
ムを回帰反射板に向けて屈折するようにしているので、
センサヘッドを薄型にすることができる。
【0100】(5) 請求項5記載に係る発明では、請求
項1ないし請求項4記載の発明の効果に加えて、車両検
知の信号処理が容易となり、光ビームの走査角度を検出
するための手段を設けるのを省略することが可能とな
る。
【0101】(6) 請求項6記載に係る発明では、セン
サヘッドが揺動駆動されるので、光ビームを走査するた
めの光学系を別個設ける必要がなく省略できるので、小
型化を図ることができる。
【0102】(7) 請求項7記載に係る発明では、請求
項1ないし請求項6記載の発明の効果に加えて、装置の
メインテナンスを効率的に行え、誤検知を防止すること
ができる。
【0103】(8) 請求項8記載に係る発明では、請求
項1ないし請求項7記載の発明の効果に加えて、走査角
度検出手段を設けているので、対象物が検出された位置
を確実に知ることができる。
【0104】(9) 請求項9記載に係る発明では、請求
項1ないし請求項7記載の発明の効果に加えて、偏光フ
ィルタを設けることで、外乱光の影響を有効に除くこと
ができ、確実に誤検知を防止することができる。
【0105】(10) 請求項10記載の発明では、検出
精度を維持したまま、物体検知の死角が除去されて検出
領域を大きくできるために、一層確実な検知が可能にな
るとともに、物体の侵入方向や速度も検知することがで
きる。
【0106】(11) 請求項11記載に係る発明では、
請求項10記載の発明の効果に加えて、光ビームセンサ
の設置時の取り扱いが容易で、また、設置容積を少なく
することができる。
【0107】(12) 請求項12記載に係る発明では、
請求項10または請求項11記載に係る発明の効果に加
えて、光ビームの走査周期が異なるため、高速車両の検
知とけん引車の検知とを両立させることができる。
【0108】(13) 請求項13記載に係る発明では、
請求項1ないし請求項12記載の発明の効果に加えて、
料金所アイランドの車両進入側にセンサヘッドを設置し
ているので、料金所のアイランドの側を進入した車両を
検出することができる。
【0109】(14) 請求項14記載に係る発明では、
請求項1ないし請求項13記載の発明の効果に加えて、
料金所アイランドの車両進入側のアイランド側面に反射
板を配置しているので、アイランド側面を使用すること
ができ、設置容積を増加させることなく、検出領域を大
きくすることができる。
【0110】(15) 請求項15記載に係る発明では、
請求項1ないし請求項14記載の発明の効果に加えて、
受光部の受光量に応じて、車両のけん引棒の判定出力を
行うので、確実にけん引車両を判定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る光ビームセンサを道
路へ設置した状態を示す正面図である。
【図2】回帰反射板にフードを取り付けた状態を示す斜
視図である。
【図3】本発明の実施形態1に係る光ビームセンサのセ
ンサヘッドの部分を示す構成図である。
【図4】本発明の実施形態1に係る光ビームセンサのコ
ントローラ部分の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の実施形態2に係る光ビームセンサを道
路へ設置した状態を示す正面図である。
【図6】本発明の実施形態2に係る光ビームセンサのセ
ンサヘッドの部分を示す構成図である。
【図7】本発明の実施形態2に係る光ビームセンサにお
けるガルバノミラーの走査角度と角速度との関係を示す
図である。
【図8】センサヘッドの保護ケースに反射物体を塗布し
た状態を示す斜視図である。
【図9】図8に示す構成にした場合と従来構成の場合と
の受光回路の検出出力を比較して示すタイムチャートで
ある。
【図10】本発明の実施形態3に係る光ビームセンサの
センサヘッドの部分を示す構成図である。
【図11】本発明に係る光ビームセンサを料金所の車両
進入側の道路両側のアイランドに埋設した実施形態を示
す斜視図
【図12】本発明に係る光ビームセンサの複数を道路へ
設置した実施形態を示す斜視図である。
【図13】本発明に係る光ビームセンサの複数を道路へ
設置した他の実施形態を示す斜視図である。
【図14】従来の光ビームセンサを道路に設置した状態
を示す斜視図である。
【図15】従来の光ビームセンサを構成するセンサヘッ
ドと回帰反射板による光ビームの投受光の状態を示す説
明図である。
【符号の説明】
1,12,13,1a,1b…センサヘッド、2,2a,2
b,2a1,2a2,2b12b2…回帰反射板、3…道路、5
a,5b…アイランド、6…投光部、8…ポリゴンミラ
ー、10…受光部、15,19…ガルバノミラー、27
…反射物体、32…走査駆動部、38…制御回路、42
…受光量モニタ回路、50a,50b…支持ポール、z…
けん引車。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G08G 1/04 G01V 9/04 B (72)発明者 岡部 浩史 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センサヘッドと、これに対向配置された
    回帰反射板とを有し、前記センサヘッドは、パルス発光
    された光ビームを投光する投光部と、この投光部からの
    光ビームを走査する光走査部と、この光走査部で走査さ
    れる光ビームの反射光を受光する受光部とを備えている
    ことを特徴とする光ビームセンサ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光ビームセンサにおい
    て、 前記投光部からの光ビームのパルス発光の時間間隔を、
    前記光走査部による光走査角度に応じて変化させるパル
    ス発光制御手段を備えることを特徴とする光ビームセン
    サ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の光ビームセンサにおい
    て、 前記光走査部は、揺動可能なガルバノミラーを含み、ま
    た、このガルバノミラーを正弦波に応じた角速度となる
    ように揺動制御する揺動制御手段を備えることを特徴と
    する光ビームセンサ。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれか一つ
    に記載の光ビームセンサにおいて、 前記センサヘッドは、その光走査部の前面に投受光され
    る光ビームを前記回帰反射板に向けて屈折する光学素子
    が設けられていることを特徴とする光ビームセンサ。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれか一つ
    に記載の光ビームセンサにおいて、 前記センサヘッドを覆う保護ケースの光ビームの入出射
    窓近傍の内面には、前記回帰反射板に向かう光ビームを
    折り返し反射する反射物体が設けられていることを特徴
    とする光ビームセンサ。
  6. 【請求項6】 センサヘッドと、これに対向配置された
    回帰反射板とを有し、前記センサヘッドは、パルス発光
    により発生された光ビームを前記回帰反射板に向けて出
    射する投光部と、光ビームの反射光を受光する受光部と
    を有し、このセンサヘッドが揺動駆動手段に取り付けら
    れていることを特徴とする光ビームセンサ。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項6のいずれか一つ
    に記載の光ビームセンサにおいて、 受光部が回帰反射板で反射された光ビームを受光した場
    合の単位時間当たりの光強度をモニタし、この光強度が
    予め設定された基準値以下の場合には、警報を発生する
    汚れ検知手段を備えることを特徴とする光ビームセン
    サ。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし請求項7のいずれか一つ
    に記載の光ビームセンサにおいて、 光ビームの走査角度を検出する走査角度検出手段を備え
    ることを特徴とする光ビームセンサ。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし請求項8のいずれか一つ
    に記載の光ビームセンサにおいて、 前記投光部と受光部の前面に偏光フィルタが配置されて
    いることを特徴とする光ビームセンサ。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし請求項9のいずれかに
    記載の光ビームセンサにおいて、 センサヘッドと回帰反射板とを一対として、これを複数
    対配置したことを特徴とする光ビームセンサ。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の光ビームセンサにお
    いて、 2対を一組とし、その組内の各センサヘッド同士を所定
    距離だけ離れて配置し、一方のセンサヘッドに他方の反
    射板を、他方のセンサヘッドに一方の反射板をそれぞれ
    一体的に取り付け、前記各対のセンサヘッドと反射板と
    で光ビームの投受光を行うことを特徴とする光ビームセ
    ンサ。
  12. 【請求項12】 請求項10または請求項11記載の光
    ビームセンサにおいて、 各センサヘッドは、その光ビームの走査周期が互いに異
    なるように設定されていることを特徴とする光ビームセ
    ンサ。
  13. 【請求項13】 請求項1ないし請求項12のいずれか
    一つに記載の光ビームセンサにおいて、 料金所アイランドの車両進入側にセンサヘッドを設置し
    たことを特徴とする光ビームセンサ。
  14. 【請求項14】 請求項1ないし請求項13のいずれか
    一つに記載の光ビームセンサにおいて、 料金所アイランドの車両進入側のアイランド側面に反射
    板を配置したことを特徴とする光ビームセンサ。
  15. 【請求項15】 請求項1ないし請求項14のいずれか
    一つに記載の光ビームセンサにおいて、 受光部の受光量に応じて、車両のけん引棒の判定出力を
    行うことを特徴とする光ビームセンサ。
JP9306886A 1996-12-10 1997-11-10 光ビームセンサ Pending JPH10227856A (ja)

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