JPH10227629A - エンコーダ付きベルト - Google Patents

エンコーダ付きベルト

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JPH10227629A
JPH10227629A JP9032150A JP3215097A JPH10227629A JP H10227629 A JPH10227629 A JP H10227629A JP 9032150 A JP9032150 A JP 9032150A JP 3215097 A JP3215097 A JP 3215097A JP H10227629 A JPH10227629 A JP H10227629A
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JP
Japan
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belt
encoder
buckle
girth
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Application number
JP9032150A
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English (en)
Inventor
Mikimaro Nakanishi
幹麿 中西
Kenji Kojima
憲治 小島
Hiroshi Koizumi
小泉  博
Kenichi Nakayama
賢一 中山
Satoshi Adachi
聡 安達
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitutoyo Corp
Mitsutoyo Kiko Co Ltd
Original Assignee
Mitutoyo Corp
Mitsutoyo Kiko Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 胴囲寸法の計測を容易かつ確実に行えるエン
コーダ付きベルトを提供すること。 【解決手段】 ベルト部11にエンコーダのスケール2
1を組み込み、バックル12にエンコーダの検出手段を
設け、ベルト部11をバックル12に係合させることで
それらスケール21と検出手段とをアブソリュート型静
電容量式エンコーダとして機能させ、着用者の胴囲寸法
をバックル12に設けられた表示手段60に自動的にデ
ジタル表示させる。このため、着用者は、表示手段60
に表示された数値を確認するだけでよく、胴囲寸法の測
定を容易かつ確実に行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンコーダ付きベ
ルトに係り、ズボンやスカート等に用いられるベルトに
関する。
【0002】
【背景技術】近年、長寿命化に伴って健康管理が注目さ
れるようになってきた。社会においても、医療費の低減
が要求されており、健康管理を日々行うことで自己の健
康を長期にわたって維持することが望まれている。
【0003】そのような中にあって、胴囲寸法(ウエス
トサイズ)は、肥満チェックやダイエット効果の確認を
行ううえで一つの指標とされており、胴囲寸法の計測を
手軽に行うものとして、例えば、実開昭61−2068
01、実開平2−140918号公報、実開平5−72
920号公報、実開平6−22323号公報、および実
願平6−1183号等に記載のベルト(バンド)が提案
されている。
【0004】これらのベルトでは、ベルト部分の長手方
向に沿って目盛りが付されており、ベルトを着用した際
に目盛りを読みとることで、胴囲寸法を着用者自身で日
常的に計測することができるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来より提案
されている各種ベルトでは、付された目盛りを読みとる
必要があるため、読みとりに手間がかかるうえ、読み違
えることが多いという問題があった。
【0006】本発明の目的は、胴囲寸法の計測を容易か
つ確実に行えるエンコーダ付きベルトを提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のエンコーダ付き
ベルトは、胴囲寸法をアブソリュート型静電容量式エン
コーダを利用して測定することにより、前記目的を達成
しようとするものである。具体的には、前記エンコーダ
のスケールが組み込まれた帯状のベルト部と、スケール
の任意の位置を検出する前記エンコーダの検出手段が設
けられたバックルと、このバックルに設けられて検出手
段で検出された検出値を着用者の胴囲寸法として表示す
る表示手段とを含んで構成したことを特徴とするもので
ある。
【0008】このような本発明においては、ベルト部を
バックルに係合させることにより、ベルト部内のスケー
ルとバックル内の検出手段とがアブソリュート型静電容
量式エンコーダとして機能し、着用者の胴囲寸法がバッ
クルに設けられた表示手段に自動的に表示されるように
なる。このため、着用者は、表示手段に表示された数値
を確認するだけでよく、胴囲寸法の測定が容易に行われ
るようになり、読み違えも防止される。
【0009】また、本発明のエンコーダ付きベルトで
は、ベルト部を所定の周長の校正用治具に巻き付けた時
に得られる検出値と前記所定の周長との寸法差を算出す
る演算部と、その寸法差を記憶する記憶部とをバックル
に設けてもよい。通常、ベルト部は、着用者の体型に応
じて適宜に切断されるため、エンコーダによって検出さ
れた検出値と実際の胴囲寸法との間にはズレが生じる。
そこで、既知である所定の周長を有する校正用治具を用
いてそのズレ、すなわち寸法差を算出し、この寸法差を
補正値として記憶部に記憶しておけば、実際の計測時に
その補正値を読み込んで用いることが可能になる。つま
り、エンコーダで検出された検出値からその補正値分だ
け減じることにより、表示手段には常にズレのない補正
された胴囲寸法が表示されるようになる。
【0010】そして、本発明のエンコーダ付きベルトで
は、バックルに胴囲寸法の管理上限値および管理下限値
の設定を行う設定手段を設け、表示手段に管理上限値お
よび管理下限値のうち少なくとも一方を胴囲寸法ととも
に表示させてもよい。このような場合には、管理上限値
および管理下限値の設定手段を設け、これらを実際の胴
囲寸法とともに表示するため、着用者の胴囲寸法の変化
の傾向が容易に確認されるようになり、正しい健康管理
が行われるようになる。
【0011】さらに、本発明のエンコーダ付きベルトで
は、胴囲寸法が管理上限値または管理下限値を超えたこ
とを警報する警報手段をバックルに設けてもよい。この
ような場合には、バックルに警報手段を設けるため、胴
囲寸法の異常(各管理限界値を越えること)が確実に知
らされ、健康管理がより積極的に行われるようになる。
【0012】また、本発明のエンコーダ付きベルトにお
いては、バックルに万歩計を設け、表示手段に万歩計で
検出された歩数を胴囲寸法とともに表示してもよい。こ
のような場合には、バックルに万歩計も設けるため、健
康管理が胴囲寸法のみならず日々の歩数からも行えるよ
うになる。
【0013】さらにまた、本発明のエンコーダ付きベル
トにおいては、バックルにこのバックルの前面側に倒れ
込む可倒部を設け、この可倒部の倒れ込んだ状態での上
面に前記表示手段を設け、この表示手段に胴囲寸法を着
用者から正視される向きで表示させることが好ましい。
このような場合には、胴囲寸法を着用者から正視できる
向きに表示するため、ベルトを着用しながらの寸法確認
が一層容易に行われるようになる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1は、本実施の形態に係るベ
ルト10を示す正面図、図2は、ベルト10の要部を示
す斜視図、図3は、ベルト10の構成を示すブロック図
である。図1〜図3において、ベルト10は、合成樹脂
等からなる長尺なベルト部11と、このベルト部11の
一方の端部に設けられたバックル12とで構成されてい
る。
【0015】ベルト部11は、他方の端部がバックル1
2の挿通部13(図2)に挿通され、丸孔11Aがバッ
クル12に設けられた係合部14と係合するようになっ
ている。このようなベルト部11にはアブソリュート型
静電容量式エンコーダ20(図3)のスケール21が組
み込まれている。
【0016】バックル12は、図3に示すエンコーダ2
0の検出手段22と、万歩計30と、CPUからなる演
算部である演算制御部40と、メモリーからなる記憶部
50とが内蔵された本体部15(図1、図2)を備え、
この本体部15には、回動軸16Aによって回動しなが
ら前面側に倒れ込む可倒部16が設けられている。この
可倒部16は、倒れていない状態では、本体部の凹部に
収容され、これにより、バックル12の前面全体が平坦
に形成されるようになっている。
【0017】可倒部16の倒れ込んだ状態での上面16
Bには、図4、図5にも示すように、LCD等からなる
表示手段60である第1表示器61、第2表示器62
と、エンコーダ20の校正用スイッチ23と、設定手段
70を構成する管理上限値設定スイッチ71、管理下限
値設定スイッチ72、基準値設定スイッチ73と、警報
手段である小型のスピーカ80と、万歩計30用のリセ
ットスイッチ31とが設けられている。
【0018】エンコーダ20は、ベルト10の着用にあ
たり、ベルト部11をバックル12に係合させて固定す
ることにより、スケール21に対する検出手段22の絶
対的な位置を検出し、この検出値を演算制御部40に出
力可能なものであり、スケール21および検出手段22
には、このエンコーダ20を構成する図示しない回路要
素が形成されている。
【0019】すなわち、スケール21は、その長手方向
に沿って所定ピッチで配置された複数の受信電極と、各
受信電極に接続された複数の伝達電極とを備え、検出手
段22は、スケール21の受信電極に対向配置されてこ
れら受信電極と容量結合される8つで一群の送信電極
と、スケール21の伝達電極と対向配置されて容量結合
される検出電極とを備えている。なお、アブソリュート
型静電容量式エンコーダの原理については、特開平−1
1304号公報等に示されている周知技術である。
【0020】万歩計30は、詳細な図示を省略するが、
一定質量の振動子と、この振動子の誤計数を防止するた
めの一定力の振動制御バネとを備えたものであり、その
振動子の振動回数を計数積算し、この積算結果を演算制
御部40に出力可能に設けられている。そして、このよ
うな万歩計30は、リセットスイッチ31の操作により
積算結果がゼロにリセットされるようになっている。
【0021】演算制御部40は、基本的には、エンコー
ダ20での検出値から後述する補正値を減じた結果を胴
囲寸法として表示手段60に表示させ、万歩計30から
入力した積算結果を同様に表示手段60に表示させるも
のである。また、演算制御部40は、各スイッチ23,
31,71〜73からの入力信号に応じて、各データ
(補正値、管理上限値、管理下限値、基準値)を記憶部
50に記憶させ、そして、各データを記憶部50から読
み込んで所定のプログラムによって比較演算し、さらに
は、各データをプログラムに基づいて表示手段60に所
定時間表示させることを行う。
【0022】記憶部50は、ベルト10の校正(後述)
を行うことで得られる補正値を記憶する第1記憶部51
と、胴囲寸法を管理するうえでの管理上限値を記憶する
第2記憶部52と、管理下限値を記憶する第3記憶部5
3と、基準値を記憶する第4記憶部54とを備えてい
る。例えば、図3では、第1記憶部51には補正値とし
て5.0cm、第2記憶部52には管理上限値として7
8.0cm、第3記憶部53には管理下限値として7
4.0cm、第4記憶部54には基準値として76.0
cmが各々記憶されている。
【0023】表示手段60の第1表示器61は、図3、
図4(A)〜(D)に示すように、常時、胴囲寸法(例
えば、76.2cm)をデジタル表示するものである。
第2表示器62は、図3、図4(A)に示すように、通
常、万歩計30による積算結果を歩数(例えば、310
4歩)として逐次デジタル表示し、必要に応じて、図4
(B)〜(D)に示すように、各記憶部52〜54に記
憶された各管理値を表示するようになっている。
【0024】設定手段70の各スイッチ71〜73は、
各管理値を第2〜第4記憶部52〜54に設定記憶させ
る際や、既に記憶されている各管理値を第2表示器62
に表示させる際に操作されるものである。例えば、各管
理値の設定を行うには、目的とする数値が第1表示器6
1に表示されるようにベルト部11およびバックル12
の位置を固定し、この後、各スイッチ71〜73を連続
して2回操作する等して設定すればよい。また、記憶保
持されている各管理値を第2表示器62に所定時間(例
えば、1分程度)だけ表示するには、各スイッチ71〜
73を1回のみ操作すればよい(図4(B)〜
(D))。なお、第2表示器62は、所定時間の経過
後、万歩計30による歩数の表示に戻るように制御され
ている。また、図4(B)〜(D)において、操作され
たスイッチを塗りつぶして示した。
【0025】スピーカ80は、エンコーダ20で検出さ
れた着用者の胴囲寸法と、記憶されている管理上限値お
よび管理下限値とを演算制御部40で比較演算した結
果、胴囲寸法が各管理値を越えた場合に警告音を発する
ように制御されている。この際、図4(A)や図4
(B)に示すように、胴囲寸法を第1表示器61に点滅
表示させ、越えた側の管理値を第2表示器62に表示さ
せてもよい。
【0026】ところで、ベルト10を着用するにあたっ
ては、着用者の体型に応じてベルト部11の端部(バッ
クル12側の端部)を適宜な長さ分だげ切断することが
多い。これによれば、ベルト部11内のスケール21の
位置がズレることになるため、エンコーダ20からの検
出値をそのまま着用者の胴囲寸法と見なすことができ
ず、ベルト10の校正および検出値に対する補正が必要
になる。以下には、図6に基づいて、ベルト10の校正
およびエンコーダ20の検出値に対する補正について説
明する。
【0027】図6において、先ず、所定の周長(例え
ば、60.0cm)を有する厚紙あるいは合成樹脂製の
円筒状の校正用治具90を用意し、この校正用治具90
にベルト10を装着させてベルト部11とバックル12
とを固定する。この際、切断された長さが、例えば、
5.0cmであれば、第1表示器61には、図6に示す
ように、その切断された長さ分だけ大きい「65.0c
m」が表示される。
【0028】次いで、この状態において、可倒部16に
設けられた校正用スイッチ23を操作することにより、
演算制御部40(図3)は、校正用治具90の周長(6
0.0cm)が予めインプットされたプログラムに基づ
き、その周長(60.0cm)と検出値(65.0c
m)との寸法差(5.0cm)を算出するとともに、こ
の寸法差を補正値として第1記憶部に記憶保持させ、検
出値から補正値を減じた寸法(65.0−5.0=6
0.0cm)を補正された正しい胴囲寸法として第1表
示器61に表示させる(図示せず)。そして、記憶され
た補正値は、次の校正が行われるまで保持されるように
なっている。
【0029】このような本実施の形態によれば、以下の
ような効果がある。すなわち、ベルト10において、ベ
ルト部11にはスケール21が組み込まれ、バックル1
2には検出手段22が設けられているため、ベルト部1
1をバックル12に係合させれば、各スケール21およ
び検出手段22をエンコーダ20として機能させること
ができ、着用者の胴囲寸法を可倒部16に設けられた第
1表示器61に自動的にデジタル表示させることができ
る。従って、着用者は、第1表示手器61に表示された
数値を確認するだけでよく、胴囲寸法の測定を迅速かつ
確実に行うことができる。このことにより、胴囲寸法を
常時確認できるため、食事内容をコントロールすること
等によって健康管理に役立てることができる。
【0030】そして、エンコーダ20は、インクリメン
タル型とは異なるアブソリュート型であるため、スケー
ル21を有するベルト部11の先端から連続的に測定を
行う必要がなく、ベルト10の着用時にベルト部11が
検出手段22を有するバックル12から離れても、胴囲
寸法の測定を確実に行うことができる。また、エンコー
ダ20がインクリメンタル型でないことにより、ベルト
10の着用毎に零点合わせを行う必要がなく、取り扱い
も容易である。
【0031】また、ベルト10では、校正用治具90お
よび可倒部16に設けられた校正用スイッチ23を用い
て校正を行い、その校正した値を補正値として記憶部5
0の第1記憶部51に記憶保持しておくため、ベルト部
11を着用者の体型に応じて切断した場合でも、実際の
胴囲寸法の計測時には、エンコーダ20で検出された検
出値から補正値を減じて正しい胴囲寸法を表示させるこ
とができる。
【0032】そして、バックル12の可倒部16には各
管理値の設定スイッチ71〜73が設けられ、これによ
り、管理上限値、管理下限値、および基準値の設定記憶
が行え、また、各管理値を所定時間だけ第2表示器56
に表示することができるようになっているため、常に自
己の胴囲寸法と各管理値との比較を行うことができ、胴
囲寸法の変化の傾向を容易に確認して正しい健康管理を
行うことができる。
【0033】さらに、可倒部16にはスピーカ80が設
けられており、胴囲寸法が管理上限値あるいは管理下限
値を超えたと判断された場合には、そのスピーカ80か
ら警告音が発せられるようになっているため、胴囲寸法
の異常を確実に知ることができ、健康管理をより積極的
に行うことができる。
【0034】また、バックル12の本体部15には万歩
計30が内蔵されているため、健康管理を胴囲寸法のみ
ならず日々の歩数からも行うことができる。この際、歩
数は第2表示器62に逐次デジタル表示されるため、歩
数の確認も容易である。
【0035】また、第1、第2表示器61,62におい
て、胴囲寸法や歩数等は、着用者から正視可能な向きに
表示されるため、各数値の確認も簡単に行え、読み違い
等を確実に防止することができる。
【0036】そして、各表示器61,62が設けられた
可倒部16は、本体部15から出没自在に設けられてい
るため、各数値の確認等を行わない時には、可倒部16
を本体部15内に収容させておくことができ、バックル
12部分の意匠性も良好である。
【0037】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等
を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
例えば、前記実施の形態では、バックル12に可倒部1
6が設けられていたが、このような可倒部16がない場
合でも本発明に含まれる。そして、可倒部16がない場
合には、表示手段60等をバックル12の上端面に設け
てもよい。しかしながら、可倒部16を設けることによ
り、表示手段60等をその上面16Bを利用して大きく
設けることができるので、表示手段60の視認性が向上
し、また、可倒部16を本体部15に収容しておけば、
表示手段60が露出せず、外観も良好になるという効果
もあるため、可倒部16を設けることが好ましい。
【0038】また、前記実施の形態では、バックル12
内に万歩計30が内蔵されていたが、このような万歩計
30がない場合でも本発明に含まれる。ただし、万歩計
30を組み込んでおくことで、前述した効果が得られる
ので好ましい。
【0039】さらに、前記実施の形態では、警報手段と
してスピーカ80が設けられていたが、警報手段として
は、例えば、表示手段60を利用して適宜なマーク等を
表示させたり、あるいはLED等を点灯させてもよく、
着用者に認識され得る任意な手段を適用できる。
【0040】また、本発明のエンコーダ付きベルトとし
ては、管理上限値、管理下限値、および基準値等の各管
理値を設定できないものも含まれ、単に計測した胴囲寸
法のみを表示するものであってもよい。しかし、各管理
値を設定および表示可能に設けることで、前述した効果
が得られるので好ましい。
【0041】そして、前記実施の形態では、校正用治具
90が円筒状であったが、本発明に係る校正用治具の構
造等は任意であり、例えば、複数のピンを円筒状に配置
した構造であってもよく、要するに、所定の周長を有し
てベルトを巻き付け可能に設けられていればよい。
【0042】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明によれば、
ベルトを構成するベルト部にはスケールが組み込まれ、
バックルには検出手段が組み込まれ、ベルト部とバック
ルとを係合させることでスケールと検出手段とをアブソ
リュート型静電容量式エンコーダとして機能させ、その
検出値を着用者の胴囲寸法として表示手段に表示させる
ため、着用者は、表示手段に表示された数値を確認する
だけでよく、胴囲寸法の測定を容易かつ確実に行うこと
ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るエンコーダ付きベ
ルトを示す正面図である。
【図2】前記ベルトの要部を示す斜視図である。
【図3】前記ベルトの構成を示すブロック図である。
【図4】前記ベルトを構成する表示手段の表示状態を説
明するための説明図である。
【図5】前記表示手段の他の表示状態を説明するための
説明図である。
【図6】前記ベルトの校正を説明するための平面図であ
る。
【符号の説明】
10 ベルト 11 ベルト部 12 バックル 16 可倒部 16B 上面 20 アブソリュート型静電容量式エンコーダ 21 スケール 22 検出手段 30 万歩計 40 演算部である演算制御部 50 記憶部 60 表示手段 70 設定手段 80 警報手段であるスピーカ 90 校正用治具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中山 賢一 神奈川県川崎市高津区坂戸1−20−1 株 式会社ミツトヨ内 (72)発明者 安達 聡 神奈川県川崎市高津区坂戸1−20−1 株 式会社ミツトヨ内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アブソリュート型静電容量式エンコーダ
    のスケールが組み込まれた帯状のベルト部と、前記スケ
    ールの任意の位置を検出する前記エンコーダの検出手段
    が設けられたバックルと、このバックルに設けられて前
    記検出手段で検出された検出値を着用者の胴囲寸法とし
    て表示する表示手段とを含んで構成されていることを特
    徴とするエンコーダ付きベルト。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のエンコーダ付きベルト
    において、前記バックルには、前記ベルト部を所定の周
    長の校正用治具に巻き付けた時に得られる検出値と前記
    所定の周長との寸法差を算出する演算部と、前記寸法差
    を記憶する記憶部とが設けられていることを特徴とする
    エンコーダ付きベルト。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のエンコ
    ーダ付きベルトにおいて、前記バックルには、前記胴囲
    寸法の管理上限値および管理下限値の設定を行う設定手
    段が設けられ、前記表示手段には、前記管理上限値およ
    び管理下限値のうち少なくとも一方が前記胴囲寸法とと
    もに表示されることを特徴とするエンコーダ付きベル
    ト。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のエンコーダ付きベルト
    において、前記バックルには、前記胴囲寸法が前記管理
    上限値または管理下限値を超えたことを警報する警報手
    段が設けられていることを特徴とするエンコーダ付きベ
    ルト。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載のエンコ
    ーダ付きベルトにおいて、前記バックルには、万歩計が
    設けられ、前記表示手段には、前記万歩計で検出された
    歩数が前記胴囲寸法とともに表示されることを特徴とす
    るエンコーダ付きベルト。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載のエンコ
    ーダ付きベルトにおいて、前記バックルには、このバッ
    クルの前面側に倒れ込む可倒部が設けられ、この可倒部
    の倒れ込んだ状態での上面には、前記表示手段が設けら
    れ、この表示手段には、前記胴囲寸法が着用者から正視
    される向きで表示されることを特徴とするエンコーダ付
    きベルト。
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JP (1) JPH10227629A (ja)

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